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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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前回申し上げた、「サリチル酸シランジオール」、これ以外の名前でも、もちろんピーリング系の薬剤はあります。

化粧品会社なりに、ピーリング剤を入れることで、浸透を良くして、より効果を出そうとしているんでしょう。(というのが、おそらく、向こう側の言い分だと思います。)

見解の違い、と言ってしまえば、それでいいのですが、私は、ピーリング剤をのべつまくなし、しかも消費者にちゃんと知らせることなく、使う(使わせる)ということに、ものすごい不快感があるので、全否定させていただきます。

 

同じものを使っても、全然赤みも出ず、乾燥もせず、という人もいらっしゃるかもしれません。

それは、ラッキーでしたね。

よほど、角質がたまりやすいのか(代謝が落ちていて)、角化異常で角化が亢進しているのか。。。

まあ、正常な肌の大人の女性で、私は、あまりそういう人は見たことないですが。。。

赤みが起こっていても、全然気づかない人・皮膚科医が診ても気づかれないこともあるのかもしれません。

赤みが起こっていても、異常とは思われないこともあるでしょうし。。。見解の相違でしょうか。。。

私は、変な赤みはないほうがいいと思うし、ピーリングをするなら、ちゃんとわかってやりたいですね、自分にも患者さんにも。

ところで、数日前に、牛乳石けんの無添加石けんの発注をかけたら、今、欠品していて、入荷に少し時間がかかると言われました。

在庫はまだちょっとあるので、大丈夫なんですが、私、宣伝しすぎましたか?(笑)

無添加石けんが欲しくて、ついでに、髪の毛用のトリートメントも欲しくて、どうせなら、同じメーカーで揃えたら、一度で済むや、と調べたら、牛乳石けんの無添加シリーズだったので、入荷ルートを調べて、お願いして納入していただいています。

たまたま、牛乳石けんだっただけなので、純石けんであれば、みなさん、買われるのは、どこのメーカーでもいいんですよ。

玉の肌でもミヨシでも、シャボン玉でも。

患者さんに人気なのは、ミヨシの黄色いボトルの石けんが、泡で出てくるので、ミヨシが人気です。

エコのコーナーに行けば、もっといろいろあると思います。

なんとか作業所、という、小さな町工場とかでも、よく油脂から作っていらっしゃいますよ。まさに手作りですね。

油脂から作っている脂肪酸ナトリウムという名前の石けんです。体・肌用であれば、「石けん素地」という名前になっていると思います。

メーカーによったら、純石けんに、ハーブオイルを混ぜて、いい香りをさせていたり、とさまざまです。

私もハーブの香りもオイルも大好きですが、ハーブであろうと、天然であろうと、オーガニックであろうと、かぶれる人はかぶれます。

ハーブオイルの中には、紫外線にあたると、かぶれやすく、日光過敏を起こすものもあり、その後、色素沈着(シミ)になるものもありますから、注意が必要です。

前にも言っていますが、地球に優しいものが肌に優しいわけでもないですし、化学薬品の全てが肌に悪いわけではありません。

天然の植物の、よくいう、「アク」というものは、たいてい、皮膚がかゆくなったり、赤くなったりします。

桃やマンゴーとか、唇以外の皮膚につくと、痒くなることないですか?

食べ物だって、アレルギーもあるでしょ?漆もかぶれるでしょ?

天然だからとか、自然だからとか、関係ないんです。

ローズオイルもかぶれる方が多いですし、柑橘系のオイルは日光過敏を起こすものも多いです。

クロロフィルも日光過敏を起こすことが多いです。

アロエだって、そのまま皮を剥いて、皮膚ののせたら、中にトゲのような結晶がありますから、お肌を傷めます。

(化粧品だと、アロエから、保湿成分だけを抽出して、混ぜたりできるんですけどね。)

もちろん、そういう成分も、全員がかぶれるわけではないし、入っているから、絶対かぶれるものでもありません。

量の問題なのか、たまたま体調や肌の状態が悪かったのか。。。(カニやエビ・サバを食べて、じんましんが出る時もあれば、出ない時もあるでしょう。)

かぶれることが多い、というのは、10人に1人の確率でも、「多い」と言うと思いますよ。

だって、大した効果もないのに、1割の人がかぶれたら、いかんでしょ。

「かぶれにくい」「かぶれる人が少ない」というなら、もっと確率を下げないと。

10人中、9人がかぶれない成分くらいでは、安心して使えません。100人に1人、1000人に1人、それでも多いかな。。

だって、ただの化粧品なんだから。

とてもよく効く薬というのであれば、多少の副作用は我慢しないといけませんが、たかが化粧品です。かぶれたら、やっていられません。

かぶれる程度も、軽いなら、100人に1人くらいでもいいんですけどね。日光過敏でシミになった分は、元通りになるのに、エライ時間がかかりますよ。(もちろ、、お金も)

化学薬品が嫌いな方がいて、なんでも天然だけの成分で行こうとする方がいらっしゃって、そりゃ、それでいけるなら、そうされたらいいと思いますが、ワセリンや純石けんですら、化学薬品ですよ。

そうなったら、肌に塗れるのは、ただの水と、椿オイルとかエキストラバージンオリーブオイルとかくらいになります。

界面活性剤が一切使えないアトピーや敏感肌の方の場合、ワセリンや椿オイルくらいしか保湿ができなくなることがありますが、オイルは、空気に触れたら、酸化します。

酸化した油は、過酸化脂質と言って、お肌に悪い影響があります。

「悪い」といっても、そんな大した影響ではありませんが、「天然だから、安心」というわけではない、ということです。

「化学薬品が悪い」という風潮が出てくると、「天然」「オーガニック」「自然派」と謳う化粧品が出てきて、今、そういうことを表示すると、売れる時代です。中身が、どうであろうと。

ホントに、天然のものもあるでしょうし、天然で優しいものもあるでしょうが、ちゃんと確認して買わないと、かぶれたり、実際、その人が嫌っている化学薬品だらけの、偽物だったり、となにしてんだか。。ということになります。

何かわからないものを塗るなら、何も塗らないか、ワセリン、塗ってるほうがマシかもしれませんよ。

まあ、そこまで極端に行かなくても、とりあえず、一般で売られている、高すぎもせず、安すぎもせず、みたいなもので、その場しのぎしておいて、ゆっくり選ぶか、でしょうか。

ご本人がいいなら、何でもいいんですが、メーカーもわからない、なんための(保湿とか美白とか毛穴掃除とか)化粧品かもわからないようなものは、使うのは止めましょう。

何度もいいますが、市販の基礎化粧品で、(ホームケアとして)必要なのは、保湿と日焼け止めだけです。あと、汚れを落とす純石けんですね。市販のもので、美白もアンチエイジングもいりません。

それ以上のことがしたかったら、市販のものでは無理です。もちろん、エステも。エステの化粧品も、です。

だって、医療じゃないんだから。どこにも、効果なんて、約束されていないでしょ?

(医薬品・医薬部外品でないのに、効果を約束したら、薬事法・医師法違反です。だから、効果なんて、書けるわけないんです。)

エステの人が言った、というなら、契約書に、ちゃんと文書で明記してもらってください。その文書通りの効果が出ないなら、責任、取ってもらってくださいね。もしくは、詐欺で訴えるか。

(まあ、ホントに効くことがあったら、医師法違反行為をやっている可能性あり、で、ムチャクチャ怖いですよ。無事に帰ってこられただけ、ラッキーかも。。医師でないと使えない薬や治療法をしていることが本当にありますからね。)

それ以上のことがしたかったら、クリニック用の化粧品や一部のちゃんとした医薬部外品や医薬品でないと、無理ですよ。

無駄なことに、お金と時間を使うのは止めましょう。ホントに、もったいないですよ。

クレンジング、みなさん、止めていただけましたでしょうか?

無添加石けん(純石けん)を購入して、使ってみたのはいいけど、ファンデとかの種類によったら、なんか残っているような感じがする。。。と、なかなか純石けんになじめない方もいらっしゃると思います。

そこをなんとか我慢して、しばらく使っていると、それに慣れてきますから、そうなると、お肌も、どんどん合成界面活性剤の害から、立ち直ってきますから、洗顔後、乾燥がひどかったり、痒くなったり、赤くなったり、などなどの、お肌トラブルが減っていきます。

早い方で、止めたその日のうちに、調子が良くなる方もいらっしゃいます。

それが我慢できずに、やっぱりクレンジングを止められない方も、もちろんいらっしゃいます。

そういう場合は、うちの化粧品なら、プラスリストアのクレンジングソープを使われたらいいんですが、クリニック限定化粧品ですので、クリニックに来ないと(うちなら、診察を受けないと)買えません。

なかなか来れない方、あるいは、クレンジングソープが高いと思われる方、(だったら、純石けん(1個¥150くらい)で頑張ればいいんですけど)、そういう方が、今まで使っていたクレンジングはそのままに、ダブル洗顔の洗顔フォームを、純石けんに変えた、という方が、たまにいらっしゃいます。

はっきり言って、これは、やりすぎです。洗いすぎです。

純石けんだけで、メイクが落ちるくらいですから、かなりの洗浄力があります。

クレンジングで、お肌を根こそぎ荒らされた後に、純石けんで、さらに洗ったら、乾燥肌の方なんて、もうバシバシになります。

以前にまして、乾燥がひどくなり、今までの、クレンジング+洗顔フォームの組み合わせよりも、ひどくなるんじゃないでしょうか。

界面活性剤の害はマシかもしれませんが、乾燥がひどくなりますから、お肌の状態は、トータルでひどくなると思いますし、私は、勧めません。

私の言っているスキンケアを、自分にとってのいいとこどりをされても、それが、私の考える理論と一致されていればいいですが、一致していなければ、全く違うスキンケアのわけで、自分でそれが皮膚科学上わかってされているなら、何も言いません。

(でも、私と考え方が違うなら、うちで治療をしないでください。キレイにする自信はありません。)

ご自分で、正しいと思う道を進んでください。

クレンジングをしながら、洗顔フォームを純石けんに変えるだけでいいなら、私も最初から、そういうわけでしょ?

でも、そうは言っていませんよね。

クレンジング一切(洗顔フォームも)を止めろ、と言っているんです。

世の中には、合成界面活性剤の害をわかっているメーカーも、もちろんあり、ちょっとでも優しく汚れを落とそうと、界面活性剤の代わりに、乳化剤という成分に変えて、クレンジングと洗顔フォームを出しているメーカーーもあります。

(うちのクリニックの洗面所にも、置いています。)

確かに、市販のクレンジングのことを思えば、かなり優しいとは思いますが、やっぱり純石けんとは違うんですね~。

私の家には、クレンジングというものが存在しません。純石けんのみです。脂性なので、たま~に、ピールバー(ピーリング石けんのことです。肌が健康であれば、好きな時に、乾燥さえしていなければ、ピーリングができます。ただし、ピーリングの強さとかは選ばないといけませんが。)を使います。

化粧を落とすためにピーリングをするのではなく、たまの毛穴掃除目的で使います。

純石けんで、ず~っと洗っていて、たまに、そういう優しいと配慮されているクレンジングと洗顔フォームを使うと、「取られた~!(肌のいろんな成分が)」という感じがします。

洗顔後、乾燥しますね。

純石けんに慣れると、比べることができるので、いかに、いろんな大事なものが取られたのかがわかります。

汚れだけ取れたらいいんですが、なかなかそういうクレンジングはなくて、あっても、お値段もそこそこします。

(市販では、合成界面活性剤のくせに、高い値段を取っているメーカーもあります。高いから、いい、というわけではありません。)

汚れだけでなく、お肌の大事な成分まで取ってしまうなら、ホントに洗わないほうがマシです。

顔を洗うな、と言っているんではないですよ。それだけ、クレンジングというものが、やりすぎ、ということが言いたいわけです。

日本製のメイク用品で、純石けんで顔を洗って、それでも残っているようなものって、害はありません。ほっておいたら、勝手に垢と一緒に取れ行きます。

(日本製でないもの・あまりにも品質の悪いものは、ちょっとわかりませんが。100均の化粧品は、止めておきましょうね。化粧品の原価は、1割以下、と一般的に言われていますから、その辺は、ご自分で推測してください。)

で、クレンジングを止めて、お肌を扱うのも、とっても優しく、赤ちゃんを扱うように扱っているのに、なかなか肝斑やお肌のちょっとしたトラブルが良くならない方がいらっしゃいます。

良くなる時もあるんですが、またすぐに戻るんですね。

そういう方の中には、季節の花粉などでもアレルギーがあって、最初は、アレルギーのせいかな、と思っていたんですが、肝斑や赤みのでき方が、顔のほほの端のほう、首との境目くらいに、赤み・茶色みが地図みたいに、なっています。

(だからご自分では、見えないので、気づかれないわけです。)

そういう方が使われている化粧品を、ず~っと聞いていくと、高機能化粧品を足しておられる場合があります。

うちで、ナビジョンを買っておられても、ご自分で他の化粧品(ファンデや美容液など)を足しておられる場合もあるので、基礎化粧品だけでなく、全ての化粧品を聞いていく必要があります。

「高機能化粧品」というと、ピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが、例えば、化粧品のパッケージなどに、「美白」「ホワイトニング」「くすみを取る」「シワ対策」「たるみ予防」など、みなさんが大好きな言葉が書いてある化粧品のことです。

そもそも、市販の化粧品は、薬ではないわけで、ホントに効く成分なんて、混ざられるわけがありません。

一部、医薬部外品という、特殊な、化粧品と医薬品との間みたいなものもありますが、それでも、医薬品なみに、成分をバンバン混ぜられるわけではないのです。

ホントに、「効く」なら、それなりの副作用があったり、使っていい人に制限があったり(だから、診察がいるわけです)、すなわち、「医療」なんです。

赤の他人に、「効きますよ」「改善しますよ」と言っていいのは、医師免許のある医師と医療行為だけです。

それ以外のエステ・化粧品は、医療ではないから、言ってはいけません。医師法違反・薬事法違反です。

どうして言ってはいけないのか?

だって、効かないから。効くわけないので、完全に詐欺なんです。

「だって、化粧品に書いてある!」と憤慨される方、もう一度、パッケージをよく読んでください。

どこにも「シミを消す」「シワを消す」「たるみを改善する」なんて、書いてないでしょ?

雑誌やCMのイメージだけで、「効く」と思わせられているだけなんです。

でも、それだと、化粧品売れませんよね。

特に、高機能化粧品は、各メーカーとも、一応高い研究開発費もかけていますし、広告にも費用をかけています。これで儲けないとメーカーも困るわけです。

でも、ホントに効く成分を、効くほどには、いれられないわけです。

じゃあ、どうしたらいいのか?どうしたら、またお客さんは、リピートして買ってくれて、「この化粧品は効く!」と評判になるのか?

答えは、ピーリング剤を混ぜるんです。あるいは、ピーリングと同等の作用をするものを。

ごく弱~いものを、少量混ぜてあるんです。成分表を見ても、あまりトップには書いていません。(多分)

ピーリング作用があることで、角質を取って、クスミを取り、つるつるには一見なりますから、使った人は、なんとなく白くなった気がする、手触りがつるつるする!とはまるわけです。

そのメーカーが押している成分で、効いてるように感じているのではないんです。

ピーリング自体の作用として、角質をちょっと取って、そうすることで、お肌の代謝が上がって、手触りもつるつるさせる、素晴らしいことですね。

私もピーリングは大好きです。

でも、やっていい時と悪い時があるし、強さも大切ですし、顔中やっていいのか、鼻だけなのか、一部分なのか、というのもその都度、お肌の状態によっても違うわけです。

また、「この日にピーリングをした」と自覚を持って、やることが大切です。

のべつまくなし、何も考えずに、やる、というのは、私は勧めていません。

絶えずやり続けることで、弱いものであっても、角質がどんどん薄くなり、バリア機能が弱くなってしまいます。また、角質が薄くなることで、肌の保湿機能も減るし、紫外線などのカット機能も減るわけです。

角質は、お肌の鎧みたいなものなのです。

たまに、古い鎧を取ってあげて、新しい鎧に変える、というのはいいんですが、(必要なら)、毎日毎日、鎧を取っていたら、鎧が無くなってしまうか、弱い鎧だけ、ということになりかねません。

ニキビとか特別な理由があって、わかっていて毎日やるのは構いませんが(ちゃんと専門の医師と相談しならがね。)、普段のスキンケアとして、特に乾燥肌の方がやるものではないと私は思います。

高機能化粧品でも、そういうピーリング剤が入っていないものもあるかもしれませんが、たいてい市販のものに入っていると思ってください。

肝斑や赤みがなかなか引かなかった患者さんの化粧品を調べていったときに、ひとつが、某有名ドクターズコスメメーカーの美白機能付きBBクリームです。

これには、「サリチル酸シランジオール」という、ピーリング剤が入っていました。美白、美白といいながら、ピーリング剤が入っているわけです。

毎日、ピーリング剤とは患者さんは知らずに、顔中、何年も塗っておられたわけです。

患者さんに指摘した時に、「言われてみれば、これを使いだしてから、顔がかゆくなるようになった気がする。。」と言われ、調べる前に確信を持ちました。

ただ、メーカーによっては、ネットで、全成分表示をしていないメーカーもあり、(私は、こういうメーカーはダメだと思いますが。どんなに、高級化粧品であっても、ブランドであっても。)、成分が見えないと、調べられません。

別の患者さんは、ナビジョンを買っておられたので、基礎化粧品ではないのかな、と油断していたら、化粧水だけ別のメーカーを使っておられて、その化粧水が、さっぱりしているヤツでした。(塗ると、す~す~するタイプです。)

たいてい、こういうのには、アルコールがたっぷり入っていて、これまたろくでもありません。

アルコールによる慢性炎症を引き起こします。

どんな化粧品でも、水と油を混ぜて溶かすために、極少量のアルコールが入っていることはあります。

極少量であれば、まあ、言うほど、問題になることはありませんが、塗ってスースーするくらいとなると、ものすごい量です。ホントに、アルコールを塗っているわけです。

アルコールは消毒薬としても使われますが、バイ菌を殺すだけでなく、お肌も殺してしまうわけです。バイ菌だけ殺すなんて、都合のいいことはできません。

かなり前からの医学でも、キズは消毒しません。(健康な方のキレイなキズの場合です。すべてではないです。)

それくらい、消毒は、有効なこともあれば、体にとって、毒にもなるんです。

アルコールも同じです。

今、一般によく売れている化粧品メーカーは、「アルコールが悪い」とかなり前から知られるようになって、減らしているメーカーが多いと思いますが、大手でもまだまだ、山ほどアルコールを入れている商品もあるので、注意が必要です。

ニキビは、化粧品では治りませんから、「薬用」「ニキビ用」というのに、騙されて使っていると、たっぷりアルコールとピーリング剤が入っていることがあり、ニキビお死ぬけど、お肌も死んじゃう、ということにもなるわけです。

ニキビ肌でも保湿は必要で、(注:保湿=クリームではありません)、もちろん、自分の皮脂で保湿がいけてるなら、化粧品で保湿する必要はありません。

CMでもやっているでしょ?「ニキビは皮膚科へ」って。

市販の化粧品で必要なものは、保湿と日焼け止めだけです。

(ちなみに、エステも、ただの化粧品です。医薬品ではありません。だからエステでなんか、「治す」ということはできません。)

それ以上のことが、家でしたいのなら、クリニック用の化粧品を選んでもらうか、一部の医薬部外品を使うか(中身がわかってて、使いましょうね。)、医薬品を使うか、です。

化粧品に、できないことを求めてはいけません。役割が違うんですから。

私は、化粧品自体は大好きですし、化粧品を使うな、と言っているわけではありません。

ただ、みなさん、マスコミに躍らせれて、いらんものをたくさん買って、その上、お肌を痛めているのが、悲しいです。

正しく選んで使えば、最低必要な基礎化粧品なんて、ホントに、それほどお金がかかるものではありません。

保湿目的の化粧品に、無茶なお金をかけるなら、メイクアップの化粧品にお金を回すほうがいいですし、高機能化粧品をホントに使いたいなら、クリニック用のものでないと、意味ないですよ。市販で効くものなんて、存在しませんから。

湿度がめっきり減って、乾燥がいきなりひどくなっていませんか?

今まで、乾燥肌だった方は、ますます追いつかなくなってきていませんか?大丈夫ですか?

 

肌荒れや乾燥で、ガサガザや赤みが出ている方が、うちに来られた場合、まず一番にいてもらうのが、クレンジングを止めてもらうことです。

いつも紹介している、純石けん(石けん素地100%の無添加石けん)でのみ、洗顔をしてもらいます。

朝は、ぬるま湯だけで、石けんを使う必要はありません。

(ただし、アイメイクは、純石けんでは落ちませんから、専用のリムーバーで優しく、先に落としてもらいます。)

 

肌荒れしている方の、大半は、クレンジングのせいで、お肌が荒れています。

クレンジングは、洗剤と同じと考えてください。

そりゃ、お肌の汚れがちゃんと全部落ちるに越したことないと思いますけど、そのために、洗剤で、顔洗って、汚れだけでなく、大事なお肌の保湿成分や角質まで、ブルドーザーで剥ぎ取るごとく、荒野にしてしまっているようなものです。

どれだけの犠牲を払いますか?ってことです。

 

洗顔後、顔がピキピキ乾燥しているくらいなら、まだしも、痛くて痛くて、すぐにでも保湿の化粧水や乳液を塗らないと、つらくてたまらない、と言う方は、かなりの重症です。

キメもボロボロで、ホントに、荒野です。

根こそぎなぎ倒されて、草1本、生えていない状態ですよ~。

落とし過ぎです。

 

そんなに落とすくらいなら、顔洗わずに寝たほうが、よっぽどマシです。

 

私は、すんごい疲れている日は、歯は磨いても、顔は洗わずに寝ること、ありますよ。

睡眠時間のほうが、よっぽど体にもお肌にも大切ですからね。

 

人間の肌は、ほっておいても、自浄作用があり、勝手に、垢として、いらない角質は自然にはがれていきます。

日本みたいに、きっちり洗顔している国って、そうそうないですよ。

よその国は、水も貴重ですし、日本みたいに、軟水じゃないから、うまく泡立たないし、(だから、ヨーロッパとかは、ふき取りクレンジングが主なんでしょうけど。)お風呂も(シャワーも)、そんなに入らないですよ。

先進国は、日本ほどじゃなくても、シャワーを浴びるでしょうが、発展途上国では、水なんて、ものすごい貴重で、シャワーなんて、貴重な水でやりません。

それでも、別に、お肌、困ってないでしょ?もちろん、石けんもクレンジングも、日本ほど贅沢にも使えないし、毎日も使っていなくても、困っておられないと思いますよ。

東南アジアに行っても、現地の方のお肌は、確かに日に焼けて黒いですが、(光老化のせいの、お肌の負担はありますが)、クレンジングをしていないことで、肌が汚い、なんて、ことはありません。みなさん、お肌、キレイです。

調べたら、きっと日本人よりも、お肌のきめはととのっていると思います。

それは、なぜかと言うと、クレンジングを始めとした、化粧品を、日本人ほど使っていないからです。

 

なにもつけていない、男性のほうが、お肌キレイ、と思った経験はないですか?

 

根本的な考え方が、みなさん、TVと雑誌の広告のせいで、おかしくなっているんですが、化粧品は、肌をキレイにみせるためのものであって、ぜいたく品です。

薬ではないわけです。

私は、化粧品が大好きですから、基礎化粧品もつけるし、ファンデも、出かける時はつけたいし、イザという時は、いろいろなメークもしたいし、しています。

「化粧品」の目的を、勘違いしてはいけません。

肌荒れは、化粧品で治す、ものではありません。

化粧品を止めれば、肌荒れは、勝手に落ち着いていくのです。

 

ただ、実際問題として、化粧品って、止められないですよね。

私も、いきなり、明日から化粧品、全部やめろ、と言われたら、ちょっとイヤだし、無理ですね~。

患者さんにも、化粧品全部やめさせるのは、かなりひどい、肌荒れ・アトピーの時くらいですね。

ホントに、ワセリンくらいしか、滲みちゃって、つけるものがなくなってしまうからです。

 

働いている女性・人前に出る女性から、化粧品を全部やめさせる、というのは、不可能に近いのでは?と思いますが、クレンジングだけ、止めてもらう、というのは、簡単です。

 

だって、一番つけたいファンデはつけてて言い訳ですから。

 

ファンデであろうと、汗に強い日焼け止めであろうと、ウォータープルーフであろうと、純石けんで、1回洗うだけで、ちゃんと取れます。

1回洗いと言っても、5分も10分も洗ってたら、ダメですよ。

石けんは石けんなので、そんなことしたら、肌荒れるの、当たり前です。

でも、2分も長いかもしれませんね。

洗う時も決して、力をこめず、やさしく、なじませて、なでるように洗うだけです。

(肌に触らずに、洗うのは、不可能だと思います。それができたら、どんだけ、強い洗浄力かと思います。)

 

理想は、その1度洗いで、全部落ちるような、日焼け止めやファンデがいいわけですが、そうもなかなかできないこともあるでしょう。

私も、1回洗っただけでは、(特に、私は、洗顔の時間が短すぎるかもしれません。1分も洗ってないかな。。)落ちてないな~、と思う時があります。

 

落ちてなくても構いません。

それで、私は、この5年くらい、困ったことはありません。

むしろ、調子がいいくらいです。

 

みなさん、洗顔で、取り過ぎなんです。

 

残っているような感じがしても、取られ過ぎて、痛くて、早く保湿をしないと我慢できない、なんて、感じたことはありません。

たまに、いわゆるやさしめの、クレンジングジェルと洗顔フォームで、ダブル洗顔すると、洗顔後、「取られた~!!」という、つっぱり感が、半端なく感じます。恐ろしいです。。。

それを、みなさん、真日、下手すると、朝晩されているわけです。

 

クレンジングでマッサージしている方、いますぐ止めましょう。洗剤を刷り込んでいるだけです。お肌が、おかしくならないほうがおかしいです。

スクラブ洗顔も、すぐに止めてください。ジャリで顔を洗うようなものです。

クレンジングオイルのダブル洗顔もやりすぎです。洗剤まみれです。

「美白」「くすみ」とか、なにかそういうものが表示があれば、恐らくピーリング剤が入っています。ブルドーザーまみれです。

市販のピーリング剤・拭き取り化粧水、全て、一切止めてください。

 

これらを続ける限り、肌荒れは、治りません。乾燥による赤みもかゆみも。そのうち、顔中、肝斑になりますよ、真っ赤っかにもなっていって。

 

自分のクレンジングはそのまま使って、洗顔フォームを、純石けんに、変える方がいます。

こういう中途半端はダメです。

クレンジングを止めない限り、肌荒れは治らないのに、そこに、純石けんで洗顔したら、洗浄力が強くなりすぎて、よけいに肌荒れしますよ。

自分なりの解釈で、勝手に変えても、私と解釈が違うんだから、私の言っているようにはなりません。

私のやり方をやるなら、全部最初から最後まで、マネしないと。

 

どうしても、純石けんで洗った後の残った感じがイヤ、と言って、またクレンジングに戻っていく方がいらっしゃいます。

それは、もうその人の運命なんですかね。

私には、どうもしてあげられません。

だって、それを我慢できないんだから。

何回か続けてやっていると、慣れるし、そうでない状態が、いかに異常なのか、ということがわかるんですけどね。

 

そういう方には、純石けんではなくて、プラスリストアのクレンジングソープをご用意していますが、値段が全然違いますからね~。

純石けんはうちで買えば、1個150円です。スーパーなら、もっと安いかも。

クレンジングソープは、1個(同じ大きさで)2940円です。

どっちでもいいと思いますが、確かに、クレンジングソープだと、アイメイクも普通のくらいなら、落とすことができますが、私は、純石けんでいいと思っているので、うちの家には、クレンジングは一切ありません。純石けんのみです。

この5年ほど、ずっとそれです。

(まあ、私は、脂症なので、ピーリング石けんをたまに使いますが、ここ1年ほどは、かなり回数減りましたね~。)

 

なかなか、クレンジングのことまで、みなさんに説明している時間がないことも多いので、11月のキャンペーンで、この、純石けんを1個、プレゼントすることにしました。

対象は、光・レーザー治療をしている方限定です。

気に入らなかったら、体を洗うのに使ってもいいし、ハンドソープとしてお使いください。

顔も体も手も、同じ、人間の皮膚ですから、同じもので、基本洗えば、それでいいのです。

家族中で使えて、赤ちゃんからお年寄りまで。

それで、乾燥する、乾燥しているという方は、使う回数を減らしてください。

皮脂と汗とホコリと、ちょっとした基礎化粧品の残りくらいだったら、ぬるま湯で、充分流せます。

 

まあ、一度、お試しください。 

 

 

先日、TVのチャンネルを変えていたら、綾小路きみまろさんが、ライブのようなことをされていて、ディナーショウのような感じでの狭いところで、漫談をされているところでした。

ランチとトークショーみたいなものを、わざわざTVで取材かなにかで、流しているのかな、と思って観てました。

 

綾小路きみまろさんの漫談って、結構おもしろいですよね。

 

今回のテーマは、どうも女性の老化と美容の話のようで、時々、会場のマダムが、パーンと画面に抜かれて、笑顔がアップで出るんですね。

でも、そのマダムは、年の割に若くてキレイな奥様が、抜かれます。

 

漫談も結構おもしろくて、そのまま観ていたんですが、家族がその途中で、チャンネルを変えるから、「きみまろにしといてや~。」と言うと、「これ、化粧品の宣伝やで。」と言われ、

エッ?!

そしたら、なんかの化粧品を塗ると、シワが伸ばされて、若くピンと張っているように見える、という化粧品のCMでした。

 

会場に、何人か、サクラのマダムがいらっしゃるようで、キレイ目のマダムが、画面のアップに塗って、「○○使用歴、何年です~。これなしでは生きていけません。」みたいなことをおっしゃいます。

そういう奥様が出てくると、会場からは、「えっ?!若い!キレイ!」という感じのどよめきが起こります。

(恐らく、全員、サクラかなと。。)

 

その中の奥様一人が、実際にその化粧品を塗ってもらって、ビフォーアフターを比べましょう、という趣向がありました。

出てきた奥様は、年齢の割にキレイな方で、アフターとビフォーの違いが、私には、全くわかりませんでした。。。

 

その後に、何年も前から、その化粧品を使っている、という、50代後半のマダムが出てきて、4年前の私、だったか、かなり昔の顔の写真が出てきます。

(ビフォーとして。なんで、そんな前の写真が残っているねん、と突っ込むところですかね?)

まあ、何年前の写真かどうかなんて、証拠は何もありません。

 

確かに、アフターの写真は、変わってましたが、写真はいくらでも修正ができます。

現在の顔が、アフターなわけですが。。。

確かに、お若いです。。。

でも、ボトックスやりすぎのお顔でしょう。

どんな表情をされても、全く、どこにも、シワが寄りません。

そんなことができるのは、この世の中、ボトックスしかありません。

今の医学では、それしかありません。

 

ボトックスやりまくりの顔で、(恐らく、他の美容医療も。手術とか。。)アフターに出てこられても、興ざめですね。。。

 

きみまろさんのステージは、この巧妙な、CMでした。

妙齢の奥様方には、とてもインパクトもあり、説得力(?)もあるCMなんでしょうね。。。

 

こちらの、シワ取りクリーム、塗ったら、シワが伸ばされて、ピン!となるそうで、他のバージョンも、たまたま観ましたが、やはり、ビフォーアフターをその場でされた分には、私には、違いがわかりませんでした。。。目が悪くなったのでしょうか。。

 

一体、このクリームはなんでしょうね。

洗濯ノリでしょうか。。。

昔から、似たような、洗濯ノリのような、石膏のように、顔を固めるクリームって、通販とかやってますよね。

 

CMも巧妙になっているから、きみまろさんまで、使うとは!

CMを考えた企業は、あっぱれ!ですね。

 

はっきり言って、こういう洗濯ノリ系の化粧品(化粧品って、言うのかな。。)は、昔から、かぶれるか、ガサガサになるか、その後、シワシワになるかと相場が決まってます。

ロクなことがないわけです。

 

こちらの商品を試そうとは思いませんが、やっぱり、買っちゃう方、いるんでしょうね。。

 

何でも、試さないと、そりゃ、わかりませんからね。

 

今なら、ものすごく安いようですね。

よくある、2本買ったら、もっと安くなるパターンって、ヤツです。

お約束ですね!!

 

仕事柄、いろんな化粧品や医薬品は、試しますが、なんでもかんでも塗るわけではありません。

そんなことしてたら、お肌持ちませんからね。

選ぶ基準は、あくまでも、自分が塗ってみたいもの、かつ患者さんい塗らせたいもの、です。

最低でも、自分が塗りたくないものは、ただでもらっても、捨てますし、自分が試していないものは、取り扱わないので、患者さんにも、塗らせません。

 

はっきり言って、こういう化粧品は、かぶれたり、悪化することのほうが多いと、私は判断するので、ただでもらっても、捨てますね。

使いません。

 

TVの影響力っていうのは、恐ろしいものがあって、そこにきみまろさんですから、笑っているうちに、注文してしまうとは!

相手も、売るプロですから、よ~く考えないと、お金が無駄になるだけでなく、お肌がエライことになりますよ。

 

普通の方は、ちょっと調べたら、買っていいものかどうか、判断されるでしょうし、判断できない場合は、もう、そりゃ、買って使わないと、わかりませんよね。

自分の顔で、実験するしかありません。

そうやって、経験を積んで、こういうものは、効かないんだ、とわかるまで、買い続けるしか、ありませんね。

 

まあ、その方の人生ですからね、何事も経験ですよね。

 

若いうちは、仕方ないけど、こういう化粧品って、たいがい、いいお年の方が、ターゲットなわけでしょう?

もう、いいお年なんだから、いい加減、こういう商品に騙されるのは、止めましょうよ~。

わかっていて、ネタに買ってみる、意外と、こういう使い方も、いいんじゃない~?と、余裕を持って、買われるなら、いいと思いますよ。

期待しすぎると、裏切られますからね。

だって、医療じゃないから。

 

いい加減、楽して、キレイになれる!、なんて、(しかも安い値段で!)、世の中に存在しない、ということを、学習しましょう。

わけわからん化粧品を買って、塗るくらいなら、いい加減、日焼け止めを、頑張りましょう。

それと、塗り直しをね!

そのほうが、よほど、科学的だし、根拠はあるし、現実的です。

 

 

日焼け止めを頑張っておられる患者さん方が、どんなに素晴らしい肌になっていっているのか、お教えしましょう。

 

シミ・肝斑・シワ・タルミ、ほとんど全ての美肌治療の場合、全員ですが、日焼け止めを頑張れば頑張るほど、肌は老化が遅くなり、どんどん白くなっていきます。

どの患者さんにも、申し上げていますが、「貴女次第ですよ。」ということです。

塗れば塗るほど、お金も時間もかからずに、キレイになっていくという。。。

だから、お金と時間を気にするなら、どれだけ塗り直しができるか、にかかっています。

 

それを頑張る方全員が、どんどん、勝手にキレイになっていかれます。

私がクリニックで行う、ライムライトをはじめとした光・レーザー治療は、ほんの手助けにしか、過ぎません。

そして、塗っておられるかどうか、チェックする役割と、励ましくらいでしょうか。

油断されませんように、というおまじないですね、キレイになるための。

 

多くの方が、日焼け止めの魔法によってキレイになっていき、私が直接かける魔法なんて、ほとんどありません。

私は、おまじないと、レーザーをあてながら唱える呪文(キレイになれ、キレイになれ)による願掛けを行うだけです。

 

頑張っておられる患者さんをご紹介しましょう。

 

肝斑とそばかすがたくさんある患者さんです。

初診の後、治療も始まり、ご自身でも日焼け止めを頑張っておられました。

でも、御主人が事故に遭われ、入院することに。(幸い、骨折だけで、命に別状がなかったそうです。)

ご自身も働いておられますし、子供さんの世話もあります。仕事と家事で大変だったところに、家族の入院があり、病院通いが始まりました。

真夏の出来事でした。

いくら命に関わらないといは言え、家族の入院は、精神的にも体力的にも、結構なストレスです。(入院されているご本人が、一番ストレスかかっていらっしゃいますが。)

そんな中、朝はなんとか日焼け止めは塗っても、なかなか日中の塗り直しまで、今までみたいに、徹底はできないものです。

しかも、病院までが、カンカン照りの中を歩いていく、となると、シミを気にされている方には、気持ちいいものではないかもしれません。

(しかも、ほぼ毎日ですから。)

大変だったので、2か月ほど、肝斑セットをお休みされました。

その間、薬とかホームケアは頑張られてました。

でも、日焼け止めの塗り直しは、いつもみたいにはいかなったそうです。

9月に、御主人が退院され、また肝斑治療を再開されましたが、「あんまり、日焼け止め、塗れなかったんです。。」と残念そうに、おっしゃってました。

でも、実際、お肌を診てみると、肝斑も悪化していないし、治療が空いた割に、お肌はキレイです。

真夏でしたが、ご本人にしたら塗れていないとおっしゃってましたが、それでも、できる範囲では、頑張っていらっしゃったようです。

塗り直しのクセのついている方は、どれだけ自分が塗り直しできていないのか、自覚がありますから、その分、塗れる日には、挽回されますし、トータルで、どれだけ日に当たっていたかも、わかっておられます。

これが大事なんです。

クセのついていない方は、今日も忘れた、昨日も忘れた、明日も忘れた、たった5分だからいいや、すぐそこだから、いいや、の連続で、結果、いつ塗っているんですか?という、塗っていない時のほうが多い状態。

でも、ご本人は、充分塗っているつもりなんです。

でも、塗れているわけないので、(紫外線カットというのは、毎日の少しの時間の積み重ねですから)、キレイになんかなるわけないんですよね。

自覚がないから、また塗らないし、どうしてキレイにならないんだろう、と理解もできないようです。自業自得です。

 

その再開された患者さんは、真夏にライムライトを休まれた分、シミの予備軍は、溜まっていると思いますが、それでも、実際、ライムライトをあててみると、予備軍はそれほどでもなく、パワーを落とすことなくできて、そのうえ、アキュチップ(ライムライトよりも、少し強い、ピンポイント治療に使う光です。)も、前回と同じパワーで、当てることができました。

日焼け止めの塗っている方は、肝斑もコントロールがある程度、されていて、(もちろん、摩擦や刺激のないスキンケアを徹底する、ということもされていて、の話です。)、ちょっと、油断してしまった!というくらいは、その後、ちょっと頑張れば、お肌はすぐに機嫌を直して、またすぐ、元のいい状態に戻してくれます。

でも、日焼け止めを塗っていない方は、お肌の機嫌が、ず~っと悪いので、そこにまた、紫外線に当たるとか、光・レーザーをあてるとか、刺激する、とか、すると、お肌は完全に怒っちゃって、どんどん黒く、汚く、していきます。お肌の復讐です。

思い知れ~!という、ことですね。

(ホントは、復讐ではなく、負担がかかっていますよ、という警告なんですけどね。

黒くなる、赤みが出る、などなど、全てお肌からのメッセージで、体調、肌の状態などに、イヤなことがあると、気を付けて!と注意してくれているんです。

その注意を聞かずに、刺激を続ける方は、お肌がキレイになることは一生ありません。。お肌も、さぞイヤになることでしょう。。)

 

初診の患者さんでも、たった1回肝斑セットをされて、次に、1か月目に来られたら、すっごいお肌が明るくなって、どんどん強い治療に向けて加速していかれる方や、初診は、処置せずに帰られて、1~2週間後に、処置で来られたら、ちょっとお肌が明るくなっていて、しかも肝斑が少し良くなって、肌の嫌な赤みも取れている方も、結構いらっしゃいます。

全て、ご本人の努力の賜物です。

頑張ったら、頑張った分、お肌は、ちゃんと応えてくれます。ダイエットと同じです。(もちろん、正しいダイエットでないとダメですよ。)

 

美肌・美白治療というのは、みなさん、目指されている目標が違います。

ちょっと化粧ノリが良くなったら、お休みされる方もいらっしゃるし、2か月毎とかにされている方もいらっしゃいますし、3~6か月空ける方もいらっしゃいます。

その方が、満足されているなら、別とどれだけ空けようと、構わないわけです。

でも、間を空けていかれる方は、みなさん共通しているのは、その間、スキンケア(特に、日焼け止め)は、頑張る!ということです。

空いた分だけのシミの予備軍は溜まっていますが、シミそのものは、それほど悪化がありません(空いた割には)。

だから、それほど、ライムライトのパワーが、ムチャクチャ変わることはありません。

(塗っていない方は、変わります。かなり、パワーは落とします。予備軍にムチャクチャ反応して、火傷の確率が上がってしまいますから。)

 

夏の間のライムライトは、シミの予備軍を溜めないことが、最大の目標です。

そしたら、秋になったら、ガンガン強いパワーにしていって、シミを一気に、やっつけにかかることができるわけです。

夏の間に、ライムライトのパワーを上げていく、というのは、かなり慎重にしないと、火傷のリスクが上がります。

 

ところが、日焼け止めをちゃんと塗っている方の中には、肌質にもよりますが、夏でも、パワーを上げていくことができる方もいらっしゃるわけです。

 

色黒という方でも、日焼け止めをガンガン塗っておられて、ライムライトをマメに(2~3週間毎)されて、私よりも、白くなっている患者さんもいらっしゃいます。

何年もされているので、すかkり色黒ということを忘れていたら、たまたまそういう話になって、「私、もともと、すぐに黒くなるから。」と言われ、そうでしたっけ?と言うと、ホラ、と腕を見せてくださいました。

腕は、お世辞にも白いとは言えず、いわゆる色黒の薄目、です。

腕は、顔ほどは塗り直しをされていませんし、腕には、ライムライトがあたりませんから、それが、その方の、元々の肌色なわけです。

人間の努力で、(お金もかかりますけど)、白くすることはある程度、可能なわけです。

白人のように白くするには、ある程度、元の肌質に左右されますが、日本人にしたら、白い、くらいは、努力でできるんです。

ライムライトをあてなくても、日焼け止めをちゃんと塗っていれば、普通の肌色には、1~数か月で、できますよ。(シミは、残りますけどね。)

地肌の色は、明るくできます。

 

今度、そうなってくると、今まで、黒すぎて目立たなかったシミが、はっきり見えてきて、コントラストが目立ってきます。

それを、嫌がる患者さんもいらっしゃいますが、こうなってきたら、チャンスです。

ライムライトをあてていく上で、色が黒いと、パワーを上げていくと、火傷します。だから、パわーは上げていけません。

ところが、ベースが白くなると、よりシミにだけ、光が入りやすくなりますから(黒い色に反応する光をあてていくので)、より安全に、パワーを上げていくことができるわけです。

一番、早くてキレイになるのは、白人みたいに、白くて、シミだけ、濃い、というのが、お金と時間をかけない理想ですが、そんな日本人、そうそういませんから、自分で、地肌を少しでも白くしていくしかありません。

それが、日焼け止めの役割です。

 

頑張っている方は、ライムライトも、安全に、どんどん強くしていけるし、アキュチップも、ガンガン足していけるわけです。

患者さん次第なわけです。

 

それをさぼっていると、火傷したり、反応が強く出て、赤みが出たり、その後、シミになったり、しっぺ返しをくらいます。

塗れていなかったかも、という自覚のある方は、そうちゃんとおっしゃいますから、それに合わせて、設定を変えます。だから、普通は、なんの問題もありません。

問題は、自覚のない方ですね。

光をあてた反応も、すぐに出ず、家に帰ってから、あれ、強かったのかな、みたいに反応が出ることがありますから、防げないこともあります。

こういう自覚のない方は、悪気はなくても、一度そういうことがあると、こちらも、コワくて、パワーはなかなかあげませんね。(信用できないから。)

そうなると、シミの治療は、遅々として、進まないわけです。

ゆ~っくり、進んでいく、感じでしょうか。

 

良くするのも、悪くするのも、患者さん次第です。

他力本願では絶対無理です。1億円くれても、私には無理です。

ちゃんとした日焼け止めを塗りなおす、なんて、それほど、大金がかかるわけでもなく、一番シンプルなホームケアですから、それをちゃんとすることが一番大切です。光・レーザー治療をするよりも。

できない、できないと言う前に、できることから、ちゃんと始めたらどうですか?

行動も起こさないで、文句だけ言ったって、誰も助けてはくれません。

できる範囲で頑張っていたら、そのうち、もっとできることが広がりますから、最初から自分の限界を決めったって、つまらないでしょ?

可能性なんて、無限大なんだから。

前向きで、行動力のある女性は、必ずなにをやっても成功するし、道は開けます!

 

最近雑誌で、ヘレナルビンスタインのマスカラから、期間限定で、ゴールドの入った、マスカラのトップコートが宣伝されているのを見ました。

ゴールドのラメが、光で、きらきらして、とても綺麗そう~。

私は、ここのところ、ずっとキラキラものにはまっていて、ガラスでもスワロフスキーでもなんでも、値段に関わらず、キラキラものに目がありません。

このゴールドのマスカラって、ちょっといいかも~♡、と思って、今日は、京都の伊勢丹に行ってきました。(大丸に、ヘレナが入っていなかったので。)

 

ヘレナのマスカラって、よく雑誌で、取り上げられてますよね。

読者投票も、一位二位を争うくらい、優秀で、スゴイ!って。

私、使ったことなかったんです。

ちょっと前に、クレ・ド・ポーのマスカラを買って、確かに滲みにくかったんですが、私がよくあくびをするせいか、日によったら、長時間経つと、滲む日もありました。

 

マスカラって、開封して時間が経つと、アルコール成分なのか、なにか知りませんが、水分が蒸発して、ダマになりやすいというか、ネトネト系に変わっていくことないですか?

以前、11か月毎に、マスカラは買い換えたほうがいい、ということを聞いたことがあり、へ~!と思ったことがあります。

そんなに、マスカラ塗らないので、1か月で使い切れへんし、と思ってましたが、ちょっとその意味がわかりました。

 

大昔に、ランコムのマスカラを持っていたんですが、全然使わないくせに、黒と焦げ茶と紺の、3種類を買ってしまっていて、(化粧品がすごい好きなことがありました。今は、そこまで、買わないかな。。)、でも、そんなに使わないので、何年も何年も残っていたんです。

別に、そんなに塗りにくいとも思わなかったんですよね~。滲むことはありましたけど。

ある日、知り合いの人から、このマスカラの話をした時に、臭いをかがれて、「酸いニオイがする。。止めたほうがいいですよ。」と言われたことがあり、さすがに、捨てました。

 

マスカラをダマになるほど、塗るつもりはないんですが、ちょっと塗りたい時があり、カールしてくれたらいいな~、っていう感じです。

ついでに、カールを持たせてくれれば。

 

以前に、まつ毛パーマを考えた頃がありましたが、目に滲みると聞いて、(しかも1時間!くらい?)、絶対、目には悪いわな~、皮膚にも。。と思って、やってません。

ビューラーを使うしかないんですが、めんどくさいですね。。。

 

今日、そのゴールドのマスカラのついでに、普通のマスカラもせっかくだから、試してみようかな、と思い、伊勢丹へ。

 

カウンターのオネエサン(と言っても、私の半分くらいの年齢?)が、可愛らしかったです。

「どんなまつ毛にしたいですか?」と聞かれ、「どんな、というより、一番滲まないものを。」と言ったら、ゴールドの前に、ウォータープルーフのヤツを見せてくれました。

実際、塗る時に、まずマスカラ下地を塗って、黒のマスカラを塗られます。

 

カウンターで、マスカラを塗ってもらったのって、初めてだったかな、というくらい、久しぶりでしたが、ムチャクチャ、まつ毛のキワから、塗るんですね~、今時のムスメさんは。。。

多分、瞼結膜(まぶたの裏側の粘膜のこと)に、ついてるし。。。

(ちょっと、心の中で、ひひぃい~、と悲鳴を上げます。オシャレって、なんでもそうですが、体に悪いですね。。。)

 

下地を塗ってもらったせいもあって、ものすごく長くなりました。

オ=っと!

「まつ毛が下向くのがイヤなので、上に向いていてほしいんです。ビューラー、めんどくさいし。。」というと、これが一番リフトさせて持続力がありますよ、と、「コブラ」というマスカラ(すごいネーミングですね!)を持ってきて、塗ってくれました。(反対側に。)

オオ~っ!

もっと上がったし、まつ毛、ブサブサ(「フサフサ」を誇張してみました。)です!

これは、みんな、マスカラにはまるわな。。。実感です。

 

そのあと、ゴールドのトップコートを塗ってもらうと、間近で見たら、わかりにくいですが、光があたると、キラっとして、さりげなく、ゴールドのラメが光ります。いい感じ~♪

これは、晩御飯を食べにいったりすると、夜、とってもキレイだと思います。

デートにおススメ!

 

オネエサンが、左右マスカラ違う上から、トップコートを塗ったのでまつ毛が、長さも濃さも違うので、反対にも、コブラ塗ってほしいな、と思いましたが、比べるのに、ちょうどいいか、とそのままにしておきました。

(どっちも、お風呂入るまで、滲まなかったです。でも、絶対、専用のリムーバーは、必須!です。)

 

その「コブラ」とゴールドのを買って帰りました。

久しぶりに、化粧品買うと、楽しいですよね~。特に、メイクアップ用品は。ウキウキしちゃいます♪

 

マスカラを塗ってもらっていて、思い出したんですが、最近、エラスティラッシュ®やルミガン®などの、まつ毛育毛剤を買われる方が多いんです。

先日も患者さんと話していて、(先生も塗っているんですか?」と聞かれてました。

めんどくさくなって、やめてしまったんです、と言って、笑ってたんですが、心を入れ替え、また、今日から塗ります!

マスカラの、ダマダマは、やり過ぎのエクステと同じで、大人がするのは、あまり美しくない、と思うので、自まつ毛で勝負!ですね!!

もっと育てますね、自まつ毛。

ヘレナのだと、ビューラーがいらないそうです。

(ディオールにも、合ったと思います。かなり昔のですが、ビューラー要らず、でリフトアップ、というのを使っていたことがあって、確かに楽ちんでした。たまに、滲むのが、仕方ないのかな。。と思って、現在に至ります。)

その代わり、キワから、思いっきり立ち上げないといけないようです。。

粘膜にはつけたくないので、ちょっと研究しますね。