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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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フェイスブックとインスタからのコピペです。

 

後で検索しやすいようにブログに残してお
きます。
こないだの
「カズレーザーと学ぶ。」はアレルギーについてでしたね。
見逃しましたが、公式サイトから無料で観れました。
最初に花粉症やじんましんなどのアレルギーについて、こんな注射があるという話。
オマリズマブという花粉症の話が最初メインに。
どんな薬なのかという説明はありましたが、遺伝子組み換えとか分子標的薬という言葉の説明はなかったかと思います。
説明だけ聴いてると、夢のような魔法の薬って思った人多いんじゃないでしょうか?
問題は保険でも値段が高いってこと
と、保険適応の人しか使えないってことをくらい?って思いました?
今は多分どこの科でも、この分子標的薬が最新の薬で、今後は主流になっていくかもと前から言われています。
財政破綻寸前の保険診療で、こんなの主流
になったら、製薬会社が儲かるだけで、国は潰れやしませんかね?
それくらい高い。
(大手が関係ない薬や医療はどんどん削られて大手が儲かる薬はなぜかどんどん保険適応になる)
メラノーマとか肺癌の一部で抗がん剤がとても効きにくく、予後の悪いがんの治療として有名なオブジーボがあります。
私もメラノーマにもしなったら、遺伝子組み換えであろうが適応があれば使って使ってほしいと思うかもしれない。さすがにメラノー
マだと。
でも、花粉症やアトピーでは自分にも患者さんにも使いたくない。
アトピーには同じようにデュピクセントという分子標的薬の注射があります。
それを自分から大学病院に行って処方してもらっている人に会ったことがあります。
注射前の状態を見てないからわかりませんが
、本人が言うにはかなり全身ひどかったとか。
会ったときは乾燥肌と赤黒い皮膚って感じでした。
スキンケアの話をしてると、50℃の熱湯被ってたりとかむちゃくちゃで、オーガニック化粧品も使いまくり。食事もひどいものです。
そんなので良くなるわけがないし、そういうことをしているせいで、デュピクセント使うなら本末転倒だと私は思います。
(自己負担もかなりある)
皮膚も体調もトラブルが多いから、一度漢方試してもらったことがありますが、悪くはないけど効きがすごく悪い。
デュピクセントでとりあえず大きくは困ってないので(副作用は出てます。主治医に聴いてもらいまいしたが、うやむやにされて終わり)、説明したけど熱湯かぶるのもその諸悪の根源の化粧品も止めないし、漢方もサプリも止めてしまいます。
でも費用のことは気にしてて何とかした
いとは思っている。。。
よくあるパターンです。。
これは漢方治療している医師の間では有名な話で、分子標的薬を使ってる患者さんは本当に漢方が全然効きません。
漢方はサイトカインに働いて効いてると言われています。
そのサイトカインを自然界ではありえない形で一部だけ止めるから効かない。
漢方と分子標的薬は対極にある
と思っていい。
飲まないよりはましっぽいけど、って感じで、それなら漢方止めちゃう人もいる。
分子標的薬は、からだので中でからだが必要と思ってしている反応のうち、わずか1ヶ所を止める、みたいに思ってください。
ふつうは1ヶ所止まったら、その後の反応も止まる感じです。
で、その1ヶ所止めるにしてももっと手前から止まるのに、後ろの方でいきなり1ヶ所止まる、みたいな。
そんな不自然なこと、自然界ではあり得ませんから、なので必ずどこかに歪みが出ます。
それが副作用合併症ってやつですが、何の薬でも何かしら起こりますが、分子標的薬は最初発売された時はわからなかった副作用が後からどんどん発覚してきたりもして(他の薬もそうですが)魔法の薬ではないわけです。
薬は何でもですが、メリット、デメリット、自分にもにとってどっちを取るのか、問題になるのか、常にその選択を迫
られます。
薬自体の副作用は仕方ないとしても、その病気とは直接関係ない症状に漢方が効かないなんて、分子標的薬くらいでしょうか。
魔法の薬みたいに紹介するなら、遺伝子組み換え操作で作られた薬、という説明もしてほしいものですが、医者はしたけど番組がカットしたのか、番組も言いたかったけどスポンサーから止められたのか、そこはわかりません。→続きます

 

この土日は、熊本で開催された、日本美容皮膚科学会総会に参加してました。

 

今までだったら、地方でされる際の初日土曜日の午前中は、参加者の移動の時間帯になるので、会長企画の特別講演会などのことが多くて、今まで、前泊して土曜日朝から学会出席としていましたが、今回熊本で、プログラムが出るまでに、ホテルや交通手段をどうするのか決めておかないといけません。

散々迷った末、土曜日朝イチで移動にしました。

前泊となると、飛行機の場合、クリニックものすごく早く閉めないといけない。

ただでさえ、土曜日丸休診として患者さんに迷惑をかけているのに。

さすがに、金曜日終わってから新幹線で熊本まで、というのは、元気ないわ。。。

(博多に前泊したらよかったのかなと今日ふと思いました)

 

そしたら、なぜか今年、土曜の朝イチからがっちりやります!

え~っ?!とプログラム見て、これも散々悩みましたが、当初の予定通りとしました。

 

美容皮膚科学会でもなんの学会でもそうなんでしょうけど、主催する大学や教授の好みと言いますか、得意分野や考え方が色濃く反映されます。

 

 

今回は、東京や横浜や大阪の私立大学ではなく、地方の国立大学です。

 

保険診療メインの場合は、私立・国公立はあまり関係なく、その教授の専門分野と考え方によりますが、美容や抗加齢医学会もそうですが、自費診療メインとなると、やはり自由度の利く、私立大学のほうが、なにかしら企業との関係が密な気がするのは、私だけでしょうか。。

 

年々、本来であれば、中立というか、むしろ患者さん側の立場にたっているはずの美容皮膚科学会が、なんかメーカー主導の学会発表中心になっている感じがして、レーザー機器などのメリットばかりを誇張しているような内容が多く、教育講演もシンポジウムも、一般演題ではなく(一般演題も)、学会主導のはずの講演まで、企業にとって都合のいい内容になってないか。。?と思うことが増えてました。

 

去年なんかまさにそうです。

 

肝斑のレーザートーニングのシンポジウムだったか教育講演は、ほんとに良いことしか言っていない。

良い面ももちろんあると思いますが、肝斑のレーザートーニングって、ほんとに気軽にやるものではないし(医者側も患者さんも)、注意事項も山ほどあるし、もちろんスキンケアの徹底です。

それだけ注意しても、肝斑が悪化する時はもちろんあります。

 

ぜ~んぜん、悪いことを言わない。

デメリットがわからない。

でないと、実際困るのは、メリットだけ信じてやっている医者と被害に遭う患者さんですよね。

本当に効くのであれば、それ相応のデメリットがなんでもありますから、そこを、それこそ学会で注意喚起を行いながら、メリットデメリット双方、ちゃんと言ってほしい。(昔は言ってましたよ。)

 

肝斑のレーザートーニングの危険性を、唯一啓蒙してくださっている、葛西先生をシンポジウムに入れない。

危険性がわからないと、これから始める医者も患者さんも、ほんとに困るのに。。

 

で、今年は。。?

 

肝斑単独のセッションはありませんでした。

シミというか、色素病変やアンチエジングなどに関する中で、必ず肝斑の話は出ますけれど。

 

今回は、ピコレーザー単独の教育講演がありました。

 

ピコレーザーが登場してから、肝斑のレーザートーニングに使っているクリニックが、バンバン宣伝して客寄せして、また被害が出ている、という話は聴いてましたから、ここの教育講演にも葛西先生が呼ばれないと、私は学会としておかしいと思うわけです。

 

そのセッションの間は、私は別の教育講演を聴いていたので、抄録しか読んでいませんが、去年とどう違ったのかは聴いていないのでわかりません。

 

 

で、企業主催のランチョンセミナーで、葛西先生が、「ピコレーザーの真実」を講演されるので、ここは絶対外せません。

 

今、日本で医者が買えるピコレーザーは3種(3社)あります。

他のセミナーなどで、この3社の比較というのは、よくされています。

それぞれのメリットデメリット、特徴などを講演してくださいます。

でないと、もし買う時、困りますよね。

 

今回の葛西先生のご講演でも、その3社の比較がありました。

 

かなり衝撃的で、今までのいろいろな印象が覆りました。

 

私は、シミの治療に、もとより、Qスイッチレーザーなどのダウンタイムのある治療があまり好きではなく、クリニックにも置いていますが、あまり使っていません。

 

ピコレーザーは、ダウンタイムが少ない、しかもQスイッチよりもシミなどの治療に優れいてる、というのが、よく言われていることです。

(ピコレーザーは、もともと、入れ墨を早くキレイに取るために開発されたものです。

入れ墨は、今までのことを思えば、抜群です!)

 

 

ただ、日本人としてのデータがやっとある程度貯まってきたのかも、というところなんでしょうか。

扱っていて、学会発表されるドクターが増えてきましたから。

 

今、ピコレーザーを買う予定もないし(おそろしく高い)、その必要性も私の治療ではあまり感じていないので、ピコのセッションの間は、他に聴きたいのがあれば、そちらに行きます。

 

とは言え、全然聴いていないわけでもないんですけどね。

 

 

今回の葛西先生の発表で、肝斑にピコレーザーでトーニングをすることの危険性ももちろんおっしゃってました。

(ろくな説明もしない、格安のクリニックでやるのは論外ですよ。機械云々の話じゃないですよ、レーザー治療というのは。

レーザー機器の品質はいいものを使うのも当たり前の話で、それ以外のビフォーやアフターのケアがとても大事です。説明もしっかりして、患者さん自身も日常で実践してもらわないと、本当は安全にできません。

その上で、まだ、レーザー機器などの設定、というハイレベルな話があります。

だから、クリニックによって、治療効果に差が出るんです。)

 

衝撃的事実

①シミに関しては、従来通りのQスイッチレーザーで十分じゃないか?むしr、Qスイッチのほうが優れいるのでは。

(これは、他のセッションで、別の先生もおっしゃってました。)

 

②ピコレーザーで、真皮内出血が出る。重大な副作用。出たら、1週間くらい消えない。

(症例写真は、内出血で真っ赤っかでした。)

これは、機種によってもかなり差が出るようです。

出る確率の少ない機種でも、これは事前に患者さんに言っておかないと、入れ墨ならともかく(もっと強い反応が出るので)、シミやアンチエジングなどの美容で、ダウンタイムが出ないから、と医者・患者さんタカをくくっていると、ビックリギョーテン!で済まないレベルでした。。。

 

設定や患者さんの体調や体質など、いろいろそりゃああるかもしれませんが、これは、ほんとに患者さんに言っておかないと、説明義務違反ってやつでしょう。。

 

私が、ピコのセミナーまでは出ていないから知らないのかもしれませんが、ほんとに学会やセミナーで、内出血の話は出ません。

(誰も話さない、だそうです。言うと、売れなくなるから。)

 

そういうことが事前にわかっていたら説明はもとより、設定もかなり慎重にならざるを得ませんよね。

知っていると知らないとで大違い。

 

全くなにも副作用が出ないレベルだと、今度は、思っている効果も出ない、ということにもなりかねないので、設定というのは、ほんとにとても重要なものです。

料理のレシピと同じです。

 

 

こういう、メーカーの言ってほしくないことを、がっつりと教えてくださるのは、ほんとに葛西先生だけになったかも、というくらいの勢いだったりします。

 

ちゃんと言ってくださる先生も他にもいらっしゃいますが、機種ややり方の違いなどで、あまりそういうデメリットで困ったことがないのか、その辺はわかりません。。。

 

フラクショナルレーザーが全盛期の時もそうでしたが、ほんとにイケイケガンガンのまるで魔法の機械みたいな学会発表が相次ぎ、思い出せば、あの時も、それにストップを唱えたのも葛西先生でした。

 

フラクショナルレーザーに関しては、よく言われている副作用合併症は、おそらく普通のちゃんとしたクリニックであれば言われていると思いますが、言われていないのが、フラクショナルのドット上に色素沈着が出て、しかもこれが消えない、消せない、と来てる、ということ。

 

これは、全盛期の時だったか、他院でのトラブルの修整をよくされて困っている先生が教えてくださったもので、ほんとにこのドット状の色素沈着は、ほんとに全く、表に出て言うドクターはいません。

(ちゃんと照射すればそうはならないのかもしれませんが、ちゃんとやっても、ある一定の割合でなってしまった患者さんはおそらくおられると思います。

むちゃくちゃ当てられたら、それは当然なると思います)

 

 

学会をあげて?、業界全体がわ~っ!!となっている時って、絶対に注意が必要です。

仕掛けている人(企業)がかなり大きく仕掛けている時であればあれほど、なおさらです。

 

隠されていることが、影に必ずあります。

 

美容医療でもなんでもそうですが、魔法はありませんから。

 

わ=っ!!!となっている時に、葛西先生の御講演を聴かないと、本当の問題点が教えてもらえない、というのは、いかがなものか。

 

美容医療の業界全体として、本来防げるはずの被害者を増やし、最後は余計に自分たちの足を引っ張ることになるのでは。。?と懸念します。。

 

大きなお金が動いているのか、学会がきなくさいのは現在進行形なのか。。

去年ほど、あからさまではありませんでしたが。。

 

学会と企業が協力して、いろいろ開発したり、データを取ったり、さらに患者さんの要望を聞いて、かなえるような機器や治療を提案していく。

こういうのは理想ですよね。

そういう面もあると思いますし(そう信じたいのですが)、そういうおかげで美容医療が発展を遂げている恩恵もあると思います。

 

でも、デメリットを隠す、言わない、というのは、フェアじゃない。

患者さんにも医療関係者にも。

 

特定の企業が儲かるところとそこに関わった特定の人に、お金が大量に流れ、情報が操作されていく。

どの業界もそうでしょうけど。。

なんか悲しくなりますね。。。

美容皮膚科学会は、そうはならないでほしい。

 

 

 

 

 

また間を空けてしまいました。。。

 

書かなきゃいけないことはたくさんあるのに時艱がなんか足りません。。。

 

さて、今日、インスタでもあげました石けんの話。

(うちのインスタは、こちらです。アカウントないと、全部ば見れないかな?コメントというか解説が。

https://www.instagram.com/aikohifukaclinic/?hl=ja

 

インスタに上げたのは、基本全部Facebookに上がるようにしてあるので、Facebookはアカウントなしで読めるようにしてありますよ。

ブログよりも写真が多いし、どうぞそちらも。

 

で、こないだの皮膚科学会の一般演題で、

「界面活性剤のin vivo 皮膚残留性に関する経皮研究」というのがありました。

in vivo というのは、人での実験ということです。

 

まあ、早い話、合成界面活性剤が、実際どれくらい皮膚に残っていて(すすいでも)、どうなるのか?という実験報告の発表です。

 

肌荒れしていない、健常肌の男女に、①ラウリン酸カリウム ②ラウリル硫酸ナトリウム ③ラウレス硫酸ナトリウム

の3つで皮膚残留性をちゃんと実験されたものです。

 

発表では、データが各種出てましたが(当たり前ですが)、ここでは、結果のみお伝えします。

 

で、

②ラウリル硫酸ナトリウム ③ラウレス硫酸ナトリウム、の2つは、皮膚残留性があり、①ラウリン酸カリウムにはありませんでした。

 

今回は、直接刺激を見たものではありませんが、すすいでも残留性があるということは、それだけ皮膚に残って刺激を与え続けるわけです。

この2つに関しては、皆さんが思っているような、普段しているようなすすぎでは、全然足りない、とも言えます。

 

 

肌関係の患者さんの場合、特に肌荒れ相談や赤ら顔、シミ肝斑の相談の場合、お使いの化粧品をあらかじめ全部知らべておくんですが、ネットで情報開示しているメーカーのもので、患者さんが使っていたもので、私が調べた分に関しては、②ラウリル硫酸ナトリウムのものは、あまりなかったです。

 

あまりなかった、とは言え、これは、あくまでも、自分のところのHPで、全成分表示をちゃんとしているメーカーに限って、ということです。

 

外資系は、ほとんど、100%とまでは言いませんが、99.9%以上、情報開示していません。

オンラインで売っているにもかかわらず、です。

国産メーカーでも、表示していないところも結構あります。デパートに入っているメーカーでもざらです。

で、やはりオンラインで売っている。。。

 

ネットで誰でも買えるようにしてあるくせに、情報を出さないメーカーのつくるものは、止めておくように患者さんに言っています。

 

全成分載っているから安心ではないですが、最低限載せるのが、企業としての基本の姿勢でしょう。

ネット販売禁止で、対面販売のみ、というなら、あちらの理屈もわかりますが。。。まあ、そんなところはほとんどないです。

 

で、情報を載せていないメーカーの化粧品に、この②ラウリル硫酸ナトリウム、多いみたいなんですよね~。

(だから載せない、ということですかね。やっぱり)

 

③ラウレス硫酸ナトリウムは、インスタでも書きましたが、結構なんにでも入っています。特に安いものは、かなりメインで使われています。ほぼと言ってもいいくらい、多くのメーカーが使っています。

 

ヨーロッパでは使用禁止されていると聞いていますが、日本では、歯磨き粉から市販の胃薬にまで入っているという、恐ろしいことです。

(皮膚よりも粘膜のほうが、もっと刺激性が上がる。吸収率も)

 

②ラウリン硫酸ナトリウムよりは、皮膚刺激がマシだから、しかも安いし!というのが大きな理由かもしれませんね。

 

この発表では、

①ラウリン酸カリウムだと、洗顔後、5~10分で、皮脂にも含まれているミスチリン酸などが誘引されて、皮膚のバリア機能が回復してきているのに対し、他2つは、限りなくゼロに近かったかと思います(回復全然しなかった、ということです)。

 

一番皮膚残留性がひどかったのは、もちろん、②ラウリル硫酸ナトリウムでした。

ようは、一番刺激性があるとも言えます。

 

ラウレス硫酸ナトリウムをかばう人は、化粧品会社といろいろお金の関係があるのでしょう。

当事者のこともあるでしょう。

でないと、作れない、勧めないとなるので、仕事上、困るわけですから、それほど悪くは言わない。

 

ラウリル硫酸ナトリウムも、多くのメーカーが使っていますから、それらとなにかいら利害関係があれば、それもあまり悪くは言わないでしょう。

 

だって、買ってもらわないと困りますからね。自分のところの商品をけなす人はいないでしょう。

企業の利益優先がそのまま出ている。

 

原価も安いやっすいから、売値も安くできるのが、メリットととも言えますが。。。

それなら、それこそ、お湯だけでいいでしょう~、と思います。

 

合成界面活性剤もいろんな種類やいろんな商品があるので、1個ずつこうやって知らべて下さらないと、実は本当のことはわかりません。

 

いくら、理論上、刺激がなさそうと思って作っても、いざ生きているもの、人間の皮膚に使って実際どうか、は、使ってみないとわからないのです。

机上の空論ってやつです。

 

本当の科学者、化粧品研究に携わっておられる方は、皆さんご承知のことですけどね。

 

だから、そういう方は、現場で使っている人の声を聞きたがられます。

 

実際、どうですか?ということです。

使い心地も、ものによったら効果?みたいなものも、逆にデメリットや副作用合併症など困っていることがないか。

 

実際の結果を知ってこその、次の研究に活かせるからです。

 

合成界面活性剤が悪い!と言うのではなく、どの成分がどれくらいの刺激があるのか、どの成分ならどの商品なら、あまり刺激がないのか。

 

こういう本当のデータがないと、これも机上の空論になるので、とてもありがたいです。

数値で出ることで、改めての皮膚への刺激性も思い知らされますね。

 

 

 

また、原材料で使われていても、使われている量とか、単純に混ぜただけの話ではないので、メーカーなりの工夫で、刺激がさらに減るようになっている商品も、実際はあるでしょう。

 

だからこそ、こうやって、刺激がない、低刺激、問題なかった、というデータを診せてほしいんですよね。

 

たくさん化粧品があるんだから、わざわざ、勝手に言ってるだけでなにも根拠はないです、みたいな化粧品を使わなくてもいいでしょう、と思います。

 

 

 

ヘアケアも基本はスキンケアと同じです。

 

特に、シャンプー。

 

一番いいのは、やはりお湯のみで洗うこと。

 

でも、いきなりお湯だけで洗うのが心配という方は、敏感肌用の洗浄力のほんとに弱い、汚れだけを落とすようなものか、石けんシャンプー(石けん素地と水のみ。グリセリンくらいは入っていてもOK。必ずクエン酸やお酢など、石けんシャンプー専用リンスで、石けんのアルカリ性を酸で中和させること)をおススメしています。

 

よく皆さんが使っているのが、合成界面活性剤のシャンプー。

 

先日から時々書いている、「ラウレス硫酸ナトリウム」が入っていなくても、良くないものは良くない。

 

汚れをよく落とすとか書いてあったら、なにが入っているんだか。。。

 

そんなのに汚れをしっかり落としたいたいなら、それこそ石けんシャンプーはとてもいいです。

敏感肌用に比べると、脱脂力も洗浄力もあるので(なので、スキンケアの場合、ファンデや日焼け止めもよく落ちる。洗い方がちゃんとしていたら)、頭皮も乾燥や皮膚炎のある方は、よけいに乾燥する、なんかひりひりする、という方も、ごくたまにおられます。

 

こういう方は、やはりお湯のみか、ちゃんとデータの取っている、安全性の証明されているもの、

うちでは、石けんシャンプー以外には、ドゥーエとアトピコのシャンプーをおススメしています。

(ドゥーエのシャンプーは取り扱ってません。先に、アトピコを入れていたので、石けんシャンプーもあるし、そんなにシャンプーばかりうちでおいても。。欲しい方は、前もって言っていただければ、取り寄せますが、資生堂の「ワタシ+」でドゥーエ買えるようになったんじゃなかったかな。

ドゥーエは、取り扱い店舗がHPに載っています。

調剤薬局か取り扱いクリニックのみで、普通のドラッグストアには置いてません)

 

 

敏感肌と思った方で、よく買ってしまうのが、自然派シャンプーやオーガニック化粧品から出ているシャンプー。

 

これは、化粧品でもたびたびダメ!と言っている、食べ物や植物のエキスが入っているので、食物アレルギーにもなりやすく、地球に優しくてもヒトには優しくない。とてもかぶれやすいです。

 

敏感肌や荒れている時は、目で見えないくらいの細かいキズもありますから、そこからエキスが入りこむと、どんな悪さをするかわかりません。

 

お風呂場の洗剤に使うなどして、人体には使わないように。

 

 

以前、ヘアケア相談で来られた方が使っていたのが、某有名なオーガニック化粧品メーカーのもの。

頭がとても痒くて困っていて、頭皮は炎症を起こしてました。

ステロイド剤使うほどではないですが、そのシャンプー止めない限り、どんどん悪化するし、そのたびにステロイド使っても、根本原因止めてない限り、一生ステロイド塗る気か?!となります。

(そのうち、副作用で負けてきて、何がなんだかもうわからなくなる。。。)

 

当時、そのメーカー、シャンプーも何種類かありましたが、中に、ピーリング剤にあたるものが入ってました。

 

なにがオーガニックで、お肌に優しいやねん。。。と思いますが。。

(こういうところが、このメーカー、いつも信用できない)

 

で、その方、一度私のブログ読んだかして、石けんシャンプーに変えたそうです。

 

そしたら、すごく頭皮が脂っぽくなったそうで、我慢できずに、そのオーガニックのシャンプーにまた戻したそうです。。。

 

 

推測するに、

オーガニックでピーリング毎日毎日頭皮にやりすぎて皮脂を取りまくっていたところを(なので、乾燥しまくっていた。体ははんとかしようと、皮脂を一生懸命出すけど、また取られてしまう。。というジレンマ)、石けんシャンプーに変えて、そこまで皮脂を取るものがなくなって、いつもの癖で、ドバっと皮脂を出してしまった、というパターン。

 

これはしばらくすると、こんなに皮脂出さなくてもいいんやん?と体もわかるようになるので、皮脂量はコントロールされていきます。

普通に戻ります。

 

スキンケアのクレンジングや合成界面活性剤やアルコールやピーリング剤まみれの化粧品をたくさん使っていたのに、いきなり、椿油と純石鹸、それに例えば、ビューティフルスキンの保湿剤、みたいな、ほんとになにも入っていない、というくらい、添加物を究極まで減らすと、ごまかすものがすべてなくなりますから、素のままの状態が出てきます。

 

それで、どこまで肌がやられているのか、わかります。

 

今回の場合、それだけまだ頭皮から皮脂が出せるだけ全然マシです。

 

ひどい方は、出せなくて、皮脂腺回復させるまで結構な時間がかかることもあります。

 

 

あと、よく、ネットで、敏感肌用シャンプーなるものを買って使っている方も多いですが、ネットの世界で、そこまで本当にいいものなんて、ありません。

 

そこまでちゃんとデータを出しているなら、もっと医学会に出てきます。

でないと、そこまで敏感肌用というなら、アピールできないから。

医学会に出てこなかったから、眉唾ものと思ったほうがいい。

 

そりゃあ、あるかもしれませんよ。

ちゃんとしたもの。

 

でも、砂漠でダイヤモンド見つけるようなものです。

 

企業名や商品名をわかっていて、検索した、というならともかく、「敏感肌用シャンプー」「肌に優しいシャンプー」とか、こんな単語で検索して、ほんとにいいのが出てくるわけない。

 

検索上位は、ほぼすべて、スポンサー・広告で占められるでしょう。。

 

 

アトピコやドゥーエのシャンプーでもかゆいという方、ごくたまにおられます。

 

石けんシャンプーじゃないから、どちらも添加物はゼロでもないし、添加物の考えたやもっているデータは、企業によって違うから、一社の商品で、万人にOK、というわけではないです。

(なので、スキンケア化粧品は、うちでは、複数社のものを置いています。)

 

確かに、どちらも合っていない可能性もあります。

 

でも、そのネットで買ったシャンプーの中に入っている、合成界面活性剤で、頭皮が溶かされ、麻痺されて、もう感覚がなくなっていることも多々あります。

 

で、こういう方は、もっと落ち着くまでお湯だけで洗るのが一番いいんですが。。。できない方も多いしね。。。

 

 

頭皮にトラブルある時は、一刻も早くシャンプーを止めることです。

原因は、シャンプー以外かもしれませんが、髪の毛伸びるのが遅いですから、もうさっさと止めて、被害を最小限度に治まるようにしておかないと。

 

そもそも、その「敏感肌用」って、誰がいいましたか?

その企業の自称じゃなくて。。?

 

栄養状態が良ければ、ある程度の刺激には耐えられます。

 

 

 

 

 

 

日本皮膚科学会から送られてくる学会誌、今月号に、「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018」が発表されました。

薬の使い方(ステロイドもステロイド以外も)やもちろんスキンケアや日常生活での注意事項、食物アレルギー、日常診療においての検査なども含めて、かなり詳しく、細かく書かれています。

 

前のガイドラインと大きく違うところは、やはりステロイドの使い方の「プロアクティブ療法」でしょうか。

 

今までは、極端な話、普段は保湿くらいにしておいて、湿疹皮膚炎が出たら、出たところだけ、ステロイドを塗る、治まったら止める、という感じで、繰り返し。

エンドレスにそれは続く(保険診療で根本的にアトピーを治す薬はないから。アトピー以外もそうですが、保険診療は対症療法がほとんどで、根本的に治す治療というのは、とても少ない。疾患も限られています。)

 

なので、アトピー性皮膚炎は、ステロイドをいかにうまく使って、湿疹皮膚炎をコントロールし、ステロイドの副作用合併症を最小限に抑えるか、に重点がおかれますが、そううまくはなかなかいきません。。

ステロイドを使いたくないと思っても、仕方ないことも多々あります。。

でないと、どんどん掻き破って、もっとひどくなり、下手したら紅皮症と言って、全身に炎症が及ぶと、ほんとに入院です。

ステロイドの内服を結構しないといけないこともあります。

そこまでいくと、これはかなり誰でも困るかと。。

 

で、それはもちろん皮膚科の医者もわかっていて、でもなんとかできないものかと偉い先生方がいろいろ考えられて、ガラッと使い方が変わったのが、「プロアクティブ療法」。

 

写真で、従来のやり方「リアクティブ療法」と「プロアクティブ療法」との違いがわかりやすくグラフにしてくださってます。

 

湿疹皮膚炎が一見治まったように見えても、実は皮膚ではまだまだ炎症がくすぶっていて、そこでステロイドを止めるから、またすぐに出てくる。

結局、そのせいで、強いのを使わざるを得ないし、トータルで考えると、皮疹を繰り返してばっかりで、結局ステロイド結構使っている。。。

でも、プロアクティブ療法は、治ったかのように見えても、まだステロイドを塗っておく。

本当に炎症が引いた、落ち着いたと、見た目ではなくて、検査などで確認するまで。

その結果、トータルで使うステロイドの量を減らせるというもの。

 

確かに。

 

ステロイドは、私も使いたくないですし、まともな皮膚科医で、喜んで使っているドクターはほんとはそうはいません。

(何も考えていない医者もいる。そんなのは圏外なので、話には今は混ぜないで)

 

日本の病気に対する治療というのは、保険診療が前提です。

保険診療でアトピーを根本的に治せないなら、少しでもトータルで患者さんのQOLを上げるために、皮膚科の偉い先生方がたくさん集まって、データも集めて、実際にやってみて、出された結論です。

保険診療ありきですから、これはやはり仕方ないし、そう考えると、プロアクティブ療法は、理に適います。

保険で使える薬の中で、コントロールしないといけないわけです。

 

大学病院や市民病院で皮膚科医していた時も、たまにステロイド拒否のアトピーの方、来られました。

ステロイドを使わなくても済む程度であれば、普通はステロイド出しません。必要ないから。

(乾燥くらいで、保湿剤も処方せずにステロイドだけ出す医者には、かからないように。)

 

ところが、紅皮症か、紅皮症の手前、もしくは、全身湿疹皮膚炎だらけで真っ赤っかの掻きむしっているようなアトピーで、ステロイド拒否って、一体、何を処方しろと?!

 

まあ、ここまで悪化するまで、ステロイド拒否して、でもかゆいから掻きむしって、ますます悪化してこうなったわけですから、ここまで来ちゃうと、ステロイド以外の薬、飲み薬も含めて、プロトピックも新鮮な書き破りがあったら使えないし、保湿剤や非ステロイドでどうこうできるレベルではないです。

というか、入院対象だし、もうステロイド飲まないといけないよ?というレベル。

ステロイド使うなって、他の免疫抑制剤、行けってか?!というレベルで、ステロイド拒否もくそも。。。

 

スキンケアと日常生活気を付けて、保湿剤(病院のであっても)でコントロールできるような人の話じゃないですよ。

 

今、このプロアクティブ療法は、去年だっけ?おととしだっけ?皮膚科学会で言われ出して(ガイドラインは、かなり後から出ます)、大きな病院の皮膚科、学会に参加するような開業医ドクターは、だいたいされていると思います。

 

なので、プロアクティブ療法をするなら、ほんとに指示を守らないと、イタズラにステロイドの量無駄に増え、皮疹のコントロールもできず、、、と目も当てられません。。

プロトコールというものがあるわけで、用法用量は守りましょう、というやつです。

検査もしにくるように指示されているはずです。

やるからには、それに従う。

 

ステロイドを使うレベルのアトピーで、ステロイド使いたくない、というなら、それはもう自費診療でないと無理と思ってください。

(診断が根本的に違うとか、保湿剤も処方されていないとか、スキンケア無茶クチャとか、そんな圏外の話じゃないですよ。ちゃんとした皮膚科医が、アトピー性皮膚炎と診断してでの話です)

 

ステロイドの代わりができるものがないと、ステロイドは減らすこともなくすこともできません。

それがプロトピックで変われるレベルであればいいですが、変えられないレベルの話です。

そうなると、保険診療では今のところ、代わりがありません。だからこそのプロアクティブ療法なんだと思います。

 

そういうレベルのアトピーの患者さんが、本当にステロイドを使いたくない、というなら、保険診療でそれをしてくれ、というのは、無理というものです。

できるなら、してます。

悪化した紅皮症は、なった人でないと、あの怖さはわかりませんからね。皮膚科医は知ってますから、このままだと紅皮症になるやん?!と

なるわけです。

 

うちは、基本はオーソモレキュラー療法で、ステロイド使いたくない派ですが、自費診療ではなく、保険診療でアトピーなんとかして、というなら、ステロイドやむなしでしょう。。

プロアクティブ療法はやらないですが。。学会のガイドラインには反することになりますが。。。

オーソモレキュラー療法を勉強すると、ステロイドますます使いたくない。。。ここぞ!という時だけ。

食事を変えるだけでも、ステロイド減らせると思うんですけどね。

(保険診療で食事指導はできませんよ。もっと踏み込んだスキンケア指導も、どちらも自費診療です。)

 

しばらく自費診療で、基本を理解して落ち着くまでしたら、そのあと保険診療中心で、保湿剤、たまにステロイド、でもほとんど使わない、でいけると思うんですけどね。

全然普通とは違うことで良くしようとするわけですから、初期投資というか、最初は自己投資が必要だと思います。

 ついに出ました~! と言っても、ちょっと前から発売されてましたが。

 

   大島椿さんの、白髪用のヘアカラートリートメント、発売再開です。

 

以前は、東急ハンズとか行ったら売ってたんですが、一旦製造中止になってしまって。。。とても残念でした。

 

カラートリートメントは、自宅でできてとても便利ですが、落ちやすいということと、何回かやらないと染まりにくいという欠点があります。

 

ところが!

市販のもの中には、1回でも結構染まるものがあり、カラートリートメントなのに!

私も何種類か使ったことがありますが、やはり結構かゆくなりました。。。。

 

私はハタチくらいから白髪が多く(これは鉄欠乏のひどさを表しています)、若白髪というんでしょうか、もう若い頃からあきらめていて、でも染めるほどではない。。

30代後半くらいからですかね。染めだしたの。

 

最初は、ヘアマニキュアにしてましたが、やはりすぐに落ちるので、ヘアカラー(いわゆる白髪染)を美容院でやってもらってました。

 

でも、根っこからすぐに白髪出てくるでしょ?

なので、1か月半とかで次のヘアカラーの予約を取って行くと、担当の美容師さんが、そんなペースでヘアカラーをやっていると、年いくと、頭皮がやられて、毛穴も広がって大変なことになるから、3か月以上は空けたほうがいいですよ、ヘアマニキュアなら、3週間や2週間で次染めてもいいですよ、と教えてくださいました。

 

まともな美容師さんは、皆さん、ヘアカラーの害を一番身近で、しかも大勢のお客さんの頭皮と髪の毛で見てますから(実際、自分やスタッフの手や皮膚につくとどうなるか、ということも)、ヘアカラーがいかに悪いか、知っています。

 

でも、お客さんが、やれ、やれ、というから、断ると、他店に行かれるので、断らないという営業重視の考え方です。

 

すごく良い、良心的な美容師さんは、必ず、私の時のように言ってくれます。

(ひどい店は、ヘアマニキュアというメニューすらない! 髪の毛は、自分の作品だと思っている美容師もいて、キレイに染まらない、好きな色の染められないなどの理由で、置いていないそうです。

実際、そう言われた患者さんがおられて、美容院変更されました。)

 

で、それ以来、ずっとヘアマニキュアで、だいたい月1回染めてもらってます。

 

でも、それだと、やっぱり根っこの生え際とか白髪出てくるし、忙しくて行けない時など、家で染めるしかありません。

 

市販のヘアマニキュアも、ちょっとむずかゆい気もする。。

そのくせ、すぐに落ちる。

美容院のほうがもちがいい。

 

ヘナのも持ってますが、時間がかかりすぎるので、まだチャレンジしてません。

患者さんでされている方を見ていると、白髪だけオレンジ。

綺麗ですが、私の普段の白衣にどうかな。。。とまだしてません。。

 

で、カラートリートメント。

こちらの大島椿さんのだと、私の場合、不快感がない!!

 

市販でもっと染まる(ビックリするくらい染まるのもあります)のは、なんかかゆい。。

 

すごく染まる、ということは、それなりに添加物もいろいろ入っていたり、新成分もあるんでしょうけど、カラートリートメントでしっかり染まりすぎるというのも、普通に考えて危なくない?と思います。

 

取れにくければ取れにくいほど、よく染まれば染まるほど、トラブルが多いような気がします。

 

 

昔は、年に1~2回くらい、ヘアカラーをしたことがあり、夏に、美容院の帰りい色落ちしてジャケット汚したり、着物着る時心配で。。としましたが、かなりかゆい。。。かゆさMAX!!

私はかぶれはしませんが。。できればやりたくない。

 

何年前か忘れましたけど、夏にヘアカラーしてもらっている最中に、体中のカラータイマーが、ピコーン!ピコーン!と危険を知らしているのが、とてもよくわかりました。

やっている最中からおそろしくて、それ以来してません。

 

ヘアカラーに入っている「ジアミン」、皆さんが使っているのにほぼ全部入っていると思ってください。

 

先日から話題にしている、「接触性皮膚炎」の原因。

ダントツ1位は、「ジアミン」です。

ヘアカラーです!!

(そのうち、厚労省、規制かけないのかな~と個人的に思ってます)

 

 

私に関しては、生え際のところは、銀の光触媒のを使ったりしてなかなか調子よかったですが、これは全体にすると、ばしばしになるので(塗って乾いた直後ね)、長い髪や全体には向かない。。

 

そうしたところに、大島椿のが生産中止~?!!と困っていたら、再開です!!

良かったです~!!

 

こちらは、アマゾンと楽天ダイレクトとロハコと、契約している調剤薬局とクリニック限定発売だそうです。

 

ネットで頼むのが大変という方は、うちでも取り寄せできますので、事前にお申し付けください。

1本、税込み ¥2.670です(1円単位は、切り捨てしてます)。

 

早速、明日使ってみようと思います。

 

島田順子さんや草笛光子さんのような白髪ヘアを目指しているのですが、まだそこまでいかない中途半端なので、ちょっとまだ染めないといけないレベルなんです。

まだ先は長いのかな=。

嬉しいような、じれったいような。。

 

 

 

#美顔器 #美顔ローラー #プラチナ製 #ニッケルだらけ #金属アレルギー #美顔器でかぶれる

 

Facebookのコピペです。

学会で聴いたきたことの第二弾

 

 

 

昨日の、日本皮膚免疫アレルギー学会、ためになる話がたくさん聴けました。
とても有意義でした!

 

さて、聴いてきた話の中のひとつを皆さんにもご紹介。

 

衝撃の的事実が!

 

大分前から流行ってる美顔器、美顔ローラー。

重たそうな、金属の取っ手に、先が二股になってるやつ。

お高いンですよね?

 

私のブログやFacebook、本を読んでくださった方にはいないと思いたいですが、使ってる方、おられますか?

かぶれのセッションで、「かぶれるのは、化粧品だけではない」ということで、美顔器の紹介がありました。

 

金属アレルギーの話もありましたが、やはり、ニッケル、金が、金属アレルギーとても多いとのこと。
クロムもね。

 

で、ウワサの美顔ローラー、金属アレルギーの方は使わないで下さい、と表記があるそうです。

でも、これ、メーカーは、「プラチナ製」と書いてるそうです。

 

ところが!
むちゃくちゃ、ニッケルで反応出てましたよ!

 

まさに、詐欺のカタマリみたいな商品ですね。

 

ニッケルの塊で、顔、ゴリゴリ、ゴシゴシ、触り倒すなんて!

すごい拷問だわ…。
ヒイィィ(゜ロ゜;三;゜ロ゜)ヒイィィ

 

よくこんなの作るわ~。

 

日本の女性に、恨みでもあるのか?

器具を使ったマッサージというだけで?もう恐ろしいのに.ニッケルでできてるとは!-_-#

これはちょっと犯罪じゃないー?

プラチナ製って言ってんだから。

 

厚労省の皆さん、ぜひ取り締まって下さい!

#肉食美肌 #日本皮膚免疫アレルギー学会 #食物アレルギー #化粧品かぶれ #皮膚と消化管 #バリア機能

Facebookのコピペです。

学会で聴いてきた内容がしばらく続きます。

検索しやすいように、こちらにこぴぺします。

 

 

昨日は朝8時から、日本皮膚免疫アレルギー学会に参加してました。

皮膚の免疫とバリアのこと、化粧品かぶれ、かぶれと栄養障害について、食物アレルギーのことと、私の聴きたい話が目白押しでしたよ!

とーっても勉強になりました!

皮膚科学会よりもギュッと濃縮してくれて、むしろ良かった?と思うくらい。

 

その代わり、聴きたい講演がかぶるので、それは困ります…。

 

さて、化粧品かぶれも食物アレルギーにしても、起こりやすい成分というのはあります。

 

100%誰にでも起こるようなものは、世の中には、化粧品や食べ物としては売られることは普通ないです。

かぶれやアレルギーの原因として、よく報告にあがるもの。

いろいろあげてくださってましたが、今それが大丈夫なのに、全部避けてたら、まあ生きていくのが大変です。

 

特に食べ物。

 

化粧品は、時々、こういうのは使わないように、この成分はダメ、使わないように、と、ブログや、Facebookで書いてますから、また検索してみてください。

前回の学会で書いたことの続きを今回聴いてきたので、またブログで書きますね。

それで出るんだ?!という学会ハッピーもありました。
珍しいから、学会発表なわけです。

 

トクホのお茶の、食物アレルギーの症例報告ありましたわー。

 

可能性は、
なんでもありですからね、理論上…。

 

 

アレルギーは、本人の問題によるところが大きい。

 

食物アレルギーが出てる半分くらいの方がアトピー性皮膚炎があることも結果の中で述べられてました。

今では、食物アレルギーは、感作(最初のきっかけ)は皮膚から、というのがメインと考えられているので、当たり前と言えば当たり前の話。

アトピーでなくても、そういう診断がついていないだけで、皮膚のバリアの破壊されているところから、食べ物のエキスが侵入して食物アレルギーになっている可能性が高い。

皮膚のお手入れをちゃんとして、湿疹皮膚炎を治してバリア機能を戻せば、食物アレルギーが治るという報告もあります。

それくらい、皮膚と密接に関わっていて、皮膚のバリアを保つ、というのは、生きていく上で、とても、とーっても大事なんです。

 

化粧品かぶれも然り。

 

何個もの成分がパッチテストでダメと診断してもらって、その長いカタカナの成分学会入ってる化粧品は使わないように、と、指導は入るでしょうけど、ホントに毎回、全部の化粧品を確認して買っているのか?というと、実際できないこともあるかと。

このメーカーなら大丈夫と、そこばっかり使ってる分には良いでしょうけど、他のものを買いたくなったときに、成分確認は必要になります。

大変ですよね。煩わしいし。

保険診療は、もうそうするしかないんです。

でも、化粧品かぶれも食物アレルギーも、その人の免疫力や皮膚と消化管粘膜の強さ、丈夫さにかかってます。

たまたま、この1個の成分だけがダメでした、ということもありますが、いろんなものに、なにかしら反応する、発覚するレベルではないけど、なんか調子悪い、ということもザラです。

だって、皮膚も消化管粘膜もボロボロなので、毎日いろんな異物は入ってくるし、免疫細胞も過敏になっておかしくなってるし、だから起こるし、起こりやすい。

私は、できれば、少々のものを使っても負けない肌や消化管粘膜を作りたい。

万が一、侵入されても、その時追い出したらおしまい!
目を光らせておくから、そんなに気にしなくても、バイ菌じゃないんだから、くらいにかまえてくれてる、免疫細胞にしたい。

体のほうで、勝手にうまくしておいてくれたら楽ですよね。

 

オーソモレキュラー療法で目指しているのは、これです。
負けない皮膚と消化管。
頼りになる免疫細胞。

治療するには自費ですが、正しいスキンケアと、食事があってこそです。

すみません、いろいろ告知が遅くなりました。

さて、もう10月でハロウィンの季節ですね。

街中は、9月半ばくらいからハロウィンの飾りつけが出てきていたので、少しびっくり。年々早くなっているような。。?

 

キャンペーンは、そう変わり映えもしないものですが、美容医療の施術のキャンペーンはありません。

キャンペーンに関わらず、いつしても同じお値段です。

注射などを追加する、回数をこなしてやっていく、となると、もともとお得なセットがありますから、キャンペーンしなくてもお得なはずです。

(HPの値段表がかなりわかりづらいかもです。あれも修正しないといけないんですけどね、と言いだしたら、HP全部修正しないとね~。次足しと削除の繰り返しだから。)

 

で、やはりこの季節の変わり目は、肌トラブルが春ほどじゃないけどちょっと増えます。

メインは乾燥。

乾燥して、また荒れやすくなるという悪循環。。。

 

スキンケアを見直すことも必要ですが、すぐに治るわけではないので、ちょっとお化粧するのもしんどいかも。。もうすぐイベントあるのに。。毎日人前に出るのに気を使う。。

 

そういう時に、イオン導入って、薬剤とやり方にもよりますが、

(これが一番ポイントだったりします!間違ったやり方・薬剤使っている方多数!!)

お値段安い割に、ちょっといい。

 

いれられるものは限られてきますが、イオン導入にそこまで大きなものを期待しなくても、と思います。

 

侵襲性が少ないので、私は患者さんに行う処置の中では結構好きです。

 

薬剤との相性がぴた!と合う方がたまにいて、1回で、お! おお~っ?!ということもたまにあります。

 

そうはならなくても、いい材料をちょっと入れてあげる、というのは、翌日や数日のお肌の感じが変わったり、化粧のり良くなることもあるし、見た目でわからなくても肌にいい材料を塗るより多めに届けるというのは、いいと思います。

 

先日の美容皮膚科学会で、いろいろな皮膚に導入する機械の特徴の講演がありましたが、イオン導入の素晴らしさを今一度見直そう!みたいな講義でしたが、私がイオン導入好き、というのがやはり!と思った内容でした。

 

世の中には、もっと入れるものはあります。

でも、顔、というか、皮膚、押しまくったりするのはどうしても抵抗あるんですよね~。

1回したくらいで、どうこうなりませんが、患者さんがマネしちゃうんですよ。

 

レーザー治療でゼリーを顔に塗るのがありますが、終わった後、ティッシュでゼリーを拭き取ります。

細心の注意を払って拭き取ります。

たまに患者さんに言われるのが、「こうやって肌って触らないといけないんですね」。

 

そう!拭くのも擦っちゃダメ!!

 

クリニックで、ぐりぐりされると、家でもぐりぐりやってもいいんだ、ぐりぐりしたほうが効くんだ!と思われると困るわけです。

(皆が思うわけではないですけどね)

 

レーザーいつもされている方は、お肌の状態がわかっていますから、予約時お伝えしてくださればOK。

もしくは、お渡ししているメールで相談しておいていただくか。

 

初診の肌荒れ相談・スキンケア相談の方でもイオン導入適応があればやりますから希望の場合は、予約時に言っておいてください、としたこともありましたが、どんな肌かわかりませんから。

中には、もう触らない!!みたいな肌がたま~にあったので、初診の方は止めました。

2回目以降の方であれば、肌の状態がわかっているので、問題ないかなと。

あんまり間が空いていだらダメですけどね。

 

これからの季節、日焼けの油断焼けが多いので、顔の処置されている方は、日焼け止め10%オフです。

夏ほどではなくても、しっかり顔は塗っておいてもらいましょう。

 

秋と言えば、薄毛抜け毛の季節なので、ヘアケアは、スキンケア同様、とても大切です。

ヘアケア用の化粧品の割引です。

 

 

寒くなってくるので、女性の冷え症が悪化し始めます。

筋肉をつけることは大切ですが、最低でも栄養も補充しながらでないと、筋肉なんて簡単にはつきません。

 

医療用のEMS(筋肉を鍛える器械)がありますが、パワーを上げればいいってものでもありません。

 

以前、メモリがMAXまで行った方がいましたが、全く筋肉はつかず。。

(この方はお肉が嫌い。かといって魚や卵をたくさん食べるわけでもない。。。)

筋破壊しているだけかもと思ったので、その後、お断りしました。

 

できれば、栄養解析とか採血結果あったほうがいいですけどね。

筋トレしていっていいレベルなのか、マッサージ程度にしたほうがいいのか。

もちろん食事はとても大切です。

AC BODYしている間、設定のこまめな調節はとても大事なので、だいたいほぼ付いていることが多いです(絶対ではないですよ)。

 

患者さん何人かから聞かれたので載せておきます。

 

 

先日の、「見た目のアンチエジング研究会」で毎年近大の山田先生が、見た目のアンチエイジングに関係する論文などのアップデートを一気に講演してくださいます。

講演時間に限りがありますから、載せてくださったスライド全部を講義されるわけではないですが、その講義スライドの中から興味深いのを見つけました。

 

おなかとかの皮下脂肪をはさんで凍らせて脂肪を減らす、っていう機械ご存知ですか?

 

美容医療の医療機器として、すごい特許技術でもってして完成した医療機器なんですが、テレビでもそこそこ取り上げられたりして、一時フリーペーパー誌のエステの広告で、なんちゃってのパッチもんのそっくりさんの機械が登場~!!

 

ほんとにこういうエステはろくでもないですね。

 

もちろん、医療用はすごい特許技術でつくられているわけで、エステは国家資格をもたない普通の一般人がエステティシャンしているわけですから、医療機器が扱えるわけではないですし、エステの機械はほんとに危ない。

 

4℃に凍らせて、皮下脂肪だけ凍って、皮膚は凍らない、というところが特許技術なわけで、簡単にマネできるものではないです。

 

なので、トラブルが予想通り、ものすごく多かったようで、さっさと厚労省と警察は取り締まらないのかとずっと思っておりましたが、すっかり忘れていました。

(最近、フリーペーパー誌をあまり見る機会がなく、見ても、そういう広告あんまり見なくなったから)

 

それを受けて、医療用の機械を、厚労省が認可した経緯があると聞きました。

その辺はわかりませんが、美容医療の機器が厚労省の認可を取っていくのは、とてもいいことですね。

今まで全然そういう話が遅れていたから。

 

今、こういう部分痩身のための美容医療って、手術による脂肪吸引は置いといて、手術以外で、となると、この凍らすやつか、熱を加えるやつか(熱の程度は機械それぞれ違いますが)、どちらかです。

 

熱を加えるものは、最大のリスクは火傷です。

 

うちの部分痩身機のは、熱を加えるタイプです。

熱で脂肪細胞に自殺してもらう。。

(冷やす場合は、凍らせて自殺してもらう。)

 

今ではありませんが、最初使い始めた時、結構設定温度を強くしてました。

患者さんが我慢できる範囲内ですが、今よりもだいぶ設定温度が高かったです。

そのほうが断然効きが良かったから。

そしたら、やっている最中はまだなんともなくても、後から火傷が出た方が何人かいらっしゃいました。

今は照射方法や設定などを変えたので、設定を変えてからの火傷はないですが、全員の患者さんに、火傷などのリスクの話はしないといけません。

副作用のリスクはゼロにはならないから。

 

で、一方、凍らす機械のほうは、一時的な知覚鈍麻などはあっても、火傷はしませんから(凍らすから当たり前ですが)、副作用があまりないような、それほど気にしなくてもいいようなことがいろいろ言われてました。

(副作用ではないですが、凍らせた部分はでっかいアイスノンを体に埋め込んでいるようなものなので、戻ってくるのに結構時間がかかります。欧米人よりは代謝の悪い日本人女性は、血行悪いので、もっとかかるかと。。。やったことのある患者さんが来られて、経過を教えてもらいましたが、冷え症の方、特に冷えると体調(胃腸など)が悪くなる方は、かなり気を付けてください。戻るまでその冷たいままでしょうから。)

 

で、話を戻します。

研究会のスライドです。

 

この凍らせる機械をもっているアメリカの形成外科のドクターが自分のところの患者さんで調べたもので、なんでも術後に、脂肪の塊ができる「奇異生脂肪過形成」というものができてたそうで。

 

この「奇異生脂肪過形成」。

脂肪が蓄積して塊になるそうで、痛みなどはなくても見た目の塊とわかるそうです。

 

メーカーの発表では、これができるのは、4000回に1回くらいの頻度で極めて低いとのことですが、このクリニックでの調べると、発生率0.72%、約138人に1人くらいの計算になったそうな。

 

この「奇異生脂肪過形成」、脂肪吸引で取り除くしかないようで、しかも塊がやわらかくなってからしないといけないそうです。、でないと再発する恐れがありとか。

 

患者さんによっては、複数回の脂肪吸引手術がいる可能性があるため、やる前に患者さんに知らせておくべき、との論文でした。

 

0.72%を、多いと取るか少ないと取るか、でもありますが、これできたらちょっとやっかいですね。

手術しなくてもできる部分痩身の機械なのに。

 

いろんな副作用合併症があるんだなと思いました。

 

脂肪を4℃に凍らせるわけですから、まあ、いろいろ出てもおかしくはないですよね。

 

何にでも、「効果がある」というのは、リスクを伴うものです。

 

うちもラジオ波で脂肪細胞を自殺してもらって部分痩身を図る、トゥルースカルプという医療機器ですが、オーソモレキュラー療法をはじめて、こういう患者さんが効く効かない、やってもいい、危ない、といのが、かなりわかってきました。

 

40歳以上の方は、検診などの採血結果を確認してから、もしくはうちで採血するか(自費)。

大丈夫だったら、リスク承知の上でやりましょう、となります。

 

40歳未満でも、内臓脂肪にも効くので、内臓脂肪が無茶苦茶多い方にも、先に食事などの改善が要りますから、勧めます。

 

採血していくと、こういう方は効く、効かないというのが結構わかります。

その旨、患者さんに伝えて、どうするか考える、という形です。

 

話を、冷却医療に戻します。

 

体を冷やすと、体は体温を維持しようとして、脂肪を燃やして、熱に変えます。

なので、部分痩身した部分以外も、全体に痩せる可能性はあると思います。

冷たいのに耐えられるなら。。。

 

女性で、冷えると途端に体調すっごい崩す方、おられるでしょう。

そういう方は、いくら承認機でも注意が必要です。

 

何をするにしても、よく話を聴いて、特に、副作用合併症のことなど。

 

効く治療にリスクはつきもの。

 

わかってやる分には、その方の自由ですから、されればいいですが。。。

 

リスクをあまり言わないクリニックも多いようなので、その辺はちゃんと説明してくれるドクターのところで受けましょうね。

 

こういうリスクって、あんまり表に出てこないから、出しておきます。

 

リスクの高いものど慎重に。ゆっくり気が済むまでカウンセだけで、別のクリニックに行ってみる、セカンドオピニオンを受けてみる、というのもありです。