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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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トイレットペーパーの適量は?③過敏性腸症候群

で、トイレットペーパーを使いすぎる人で、潔癖ではない場合。
下痢軟便、便秘でとても悩んでいるのかもしれません。
以前、学校検診に行ったことがありますが、けっこう下痢軟便で悩んでる子は多くて、ひどい子になると何か月もね、親にも担任にも保健の先生にも相談できず。。
(言ったけど放置されている子もいました)
第3者の何の関係もない検診医だからこそ、言えたのかもしれません。
学校医でもない検診医に言ったところでどうもしてあげられないのですが(自覚症状のみは記載するところがない学校も多い)、コメントで書けるところには周りの大人に気づいてもらうために書きますが、どちらにしろ親(主に母親になるでしょう)に言って、病院行って?としかできない。
自分の子供時代、思い出してください。
親になんでも言えましたか?
私は言えませんでしたね~。
言える関係の人もいたでしょうけど、言えない、言う気もなかった人も多いのでは?
なので、子供から言ってきたら、もうかなりけっこうひどい(悩んでる期間も)、と思ったほうがいいです。
私は子供はいませんが、子供側の気持ちは自分が親じゃない分、ちょっとわかる気がします。
親になると、自分の子供時代も忘れちゃうし、親の立場で忙しいですものね。
ちょっと子供の立場に立って思い出してみてください。
もしかしたら、毎回下痢で、トイレを汚してしまうから気づかれないように、トイレットペーパーで掃除しているのかもしれません。
昔、汚して母親にひどく叱られたり、嫌がられたりで(母親は忘れていても)、本人は必死に後始末してるのかも。
(下痢したことの心配はされず、汚したことだけ言われたとかね)
家のトイレ掃除は、家族の健康チェックにも実はとても大事です。
それで、下痢してるの?おなか調子悪いの?と聴いて、初めて言ってくれることもある。
あるいは、もう全部出しきったと思って紙で拭いてトイレ終わろうとしたら、またおなか痛くなって下痢して、と延々と繰り返しているのかもしれません。
ついでに言うと、便をして、紙で拭くのはほんとは2回までが正常だそうです。
以前に肛門直腸専門の先生の講演を聴いた時にそう仰ってました。
3回目(それ以上も)でまだ紙に便がついてきたら、まだ肛門~直腸のところに便が出ずにいるからいつまでたっても紙に便がついてくる。
そのまま履いたら下着につきますものね。
正常な状態だと、便は少量の粘液で包まれているから、スルッと出ます。
出たら、直腸にはもう便はいませんから、正常なら紙で拭くのは1回だけ。肛門に残っている粘液をちょっと拭くだけ。
拭く回数は2回までだそうです。
直腸~肛門に便があったら、反射で便を出すようにできているのが人間の身体です。
その反射が起こらなくなってしまうと、ずっと直腸~肛門に便がいる状態。
残便感を感じる人もいれば、いない人もいて、いない人はかなり問題。
残便感があってもなくても、この状態は、「便秘」です。
残便感を感じなくて(感じる場合も)、3回以上紙に便がつく人は、日常生活も食生活もちゃんと見直さなきゃいけないし、専門クリニックでの診察や検査が場合により必要です。
生活指導の改善だけで良くなっても、専門医の診察が必要と判断することもあり、うちからも紹介することもあります。
下痢軟便だけでなく、便秘で(残便で)ずっと拭いているのかもしれません。
子供(大人でも)には理由があって(潔癖症でも)やっているだけなのに、そこを聴くことなく、紙の使い過ぎだけ親から指摘されると、かなり悲しいし、もう話す気もなくなると思います。
(自分はそうじゃなかったですか?)
聴かれたからって、すぐに言えないこともあるから、何度も聴くこともいるかも。
うっとうしがられてもね、日にち変えたりね。難しいですね。
今日のあさイチは、実はとても奥の深い内容で、カプセルトイと半分にして放送する内容ではないんですよね~。
子供じゃなくてもその人なりの理由が誰にでもあるんですが、理由が理解できなくても、聴いてあげられたらいいですよね。
診察でも、理由をなるべく聴くようにしていますが(そこに原因や解決の方法が隠れているから)、「なんとなく」とか「別に。。」と返されると何もできません。対症療法のみとなります。
ご本人が気づいていない場合も多いんですが、そこを聞き出すのに時間がかかることもあり、保険診療ではかなり限界があることも。
大人でも、過敏性腸症候群の人は多く、下痢軟便タイプは、紙の消費量はとても多いです。
大人も同じです。
日常生活と食生活の見直しと、医療のサポート(薬や検査など)が必要です。
保険診療では食事のチェックはしてくれないし、ヨーグルトや食物繊維をたくさん摂ることがおなかにいいわけではないですよ。
それらが逆に悪化させている原因のことも多々あります。
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