プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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#オンライン診療  #診療報酬改定 #選定療養費 #予約料 #対面診療 #他の医療機関紹介  

 

この4月から診療報酬改定と言って、2年に1回保険診療の価格やルールがいろいろ見直されました。

オンライン診療がコロナ禍においてグダグダになっていたのをやっと整備されました。

オンライン診療を受けていただく際の注意点を申し上げます。

 

基本は対面での診察です。

対面が難しい場合に症状によりオンライン診療の併用が許可されているわけですが、診察により他科や他の医療機関に紹介して受診していただりということが必要になることは多々あります。

 

対面診察が必要と言われても来ない、

紹介先も受診しない、

という方はオンライン診療はできません。

 

遠方の方もいらっしゃって今まではオンライン診療で困ることはなく、他科受診が必要な方はちゃんと受診もされていたので問題はなかったのですが、オンライン診療の方が増えてくると問題も出てきました。

 

特に精神科・心療内科に通院中、あるいは既往があって勝手に中断している方は、私は精神科医ではないので必ず専門医の診察がどこかで必要です。

まして薬が必要な方は必須です。

精神科を受診せずに当院でそういった薬を処方することはできません。

対面診察であっても、薬の内容によったら処方もできません。

 

自分の好きなようにして自分に都合のいい薬だけほしい、ということは、保険診療でも自費診療でもできません。

儲かれば何でもいいから希望するならいくらでも出す、というクリニックは探せばあるのでしょうけど、当院ではそういったことは一切やりません。

なので、そういう方にはオンライン診療はできません。

 

 

また保険診療も当院は完全予約制で、診察がもし延びて次の方にご迷惑をかけてはいけないために保険診療といえども普通では考えられないくらいの時間枠をお一人に取っております。

(だからと言って連絡なしで遅刻していいわけではありません。連絡なしの遅刻は予約枠はなくなります)

 

予約制を導入する際に、「選定療養費」の一環として「予約料」というのを保険診療でも自費で徴収できるようになっておりますが、当院ではもらっておりませんでした。

 

保健診療でも診察に時間をかければ、あまり使いたくない薬を使わなくても良くなることが多く、それで良くなる患者さんが増えるならそれでいいと思っていたからです。

 

ただ、少し前から保険診療の無断キャンセル(予約時間の勘違いも含めて)、直前でのキャンセル、連絡なしの遅刻が増え、保険診療でも(オンライン診療含む)、自費診療で本来説明するような内容も増えてかなり時間を超過しており、そこにキャンセル・遅刻も合わさると、他の方のご予約をお断りして押さえている枠ですので支障が出てきています。

 

そのため、5月1日から、全員ではありませんが、選定療養費として保険診療にプラスして自費の「予約料」を頂戴することにいたしました。

 

無断キャンセルを今までして「今後は当日予約のみ」となっていた方も、当日以外の先の予約がお取りできるようになります(症状による)。

 

当日キャンセルされても予約料はご返金できません。

 

保健診療の方(オンライン診療含む)全員に予約料を頂戴するわけではなく、どこまでの場合でいただくのかはまだ決めておりませんが、少なくとも1度無断キャンセル、直前キャンセル、連絡なしの遅刻で予約がなくなったことのある方が先の予約を取りたい場合は予約料を頂戴しますので、ご了承ください。

 

残念ながら性善説だけでは対応が難しいことが増えてきました。 円滑で健全な診療のためにご協力をお願いいたします。