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フェイスブックからのコピペです。
「ポツンと一軒家」は家族が大好きで私も好きで観ています。
昨日の北海道の続きはとても良かった!
なんと完全放牧のグラスフェッドビーフや豚、羊を育てておられる駒谷牧場さんの話でした。
アメリカ人は日本人の三倍肉食べてる、って聴いたことありますか?
欧米人が一度にたくさん肉を食べられるのは、その肉が赤身だからです。
日本で高級とされている霜降り肉、いわゆるA5ランクの牛肉をたくさん食べてるわけじゃない。
私も赤身なら200g食べられても、霜降り肉は100gくらいが限界かも。
以前にすごい霜降り肉ステーキをたくさん頂いてたくさん食べようとしましたが、最初の一口、二口くらいは良くてもその後からはそれほど美味しいとは思わない。
だって牛脂食べてるのと同じだからね。
牛脂は好きだけど、塊で大量に食べるものじゃない。
デパートに行くと、ピンク色どころか白い肉(霜降り過ぎて)がえげつない値段で売っています。
なんで牛脂にあんなに高い値段を出す?と私には理解できません。
それなら安いオージービーフのほうがよほど良い。
牛は本来草食動物なので食べるものは草です。
とうもろこしなどの穀類は食べません。
人間が早く太らせて大きくして出荷したいから、穀類与えるわけ。
また駒谷牧場のように完全放牧の完全グラスフェッド(草しか食べさせない)にしようと思うと、莫大な牧草地が必要です。
なので国土の狭い日本ではなかなか難しい…。
北海道以外なら熊本の阿蘇のあか牛とか高知の土佐あか牛とか岡山蒜山のジャージー牛(お店とネットで牛肉も販売されてます)とか、広大な牧草地があるといいですが、広さに合わせて牛の数を決めないといけません。
それだけ牛一頭が1日に食べる草の量が多いから、それだけの面積が必要です。
なのでオーストラリアと違って狭い日本では飼育量も出荷量も限られるので全国のスーパーに流通できるほどの量はないんですよね。
また草だけ食べてる牛は、育つのも時間がかかります。
筋肉だらけなので、太ってないから、見た目も痩せてるように見えます。
穀類与えてる牛よりも小柄なわけ。
なので出荷できる大きさになるまでも時間がかかります。
完全放牧で牛の世話はしなくてよくても、牧草地の開拓や手入れに人手も時間もたくさんいるはず。
牧草地のと面積によったら、天候により冬に食べる牧草分のようにストックが足りなくなることがあるそうで(他の牧場の場合)、その場合は仕方なく穀類を使うこともあるそうです。
それだけの牧草地がないと、日本では完全グラスフェッドというのはホントに大変なんです。
駒谷牧場は北海道で広大ないと土地をお持ちなのと、やはりオーナーの信念ですよね。
北海道の肉用の牧場全部が完全グラスフェッドなんてしてませんからね。
そうしないもう一つの理由は、買ってくれる値段です。
A5ランクのメタボの脂まみれの牛肉がなぜか日本では一番値段が高い。
霜降り度合いを見るときに、牛の首(人間で言うところのうなじ)に針みたいなのを刺して脂の程度を確認するらしい。
人間でうなじにたくさん脂肪付いてるなんて、どんだけメタボやねん…って思いませんか?
筋肉がしっかりついて、無断過ぎるような脂肪はなく、内臓脂肪なんてまったくないほうが健康的で美味しそうと思いませんか?
人間は食べませんが、そういう人のほうがメタボで糖質ばかり食べて全然動かない人よりも、健康的に見えませんか?
なぜか日本では牛は逆がありがたがれて高い値段で買ってくれる。
せっかく牛の健康(食べる人の健康も)を考えてゆっくり健康的に育てた牛の買値がすごく安かったら、酪農家はやっていけない。
番組でも普通に出したらA5の1/3以下って仰ってたかな。
なのでその良さを考えてわかってくれるお肉屋さんに買い取ってもらっておられます。
そういうお肉がほしいレストランや個人はそういうお店で買うしかない。
流通が少ないから結構高いし、いつも好きな時に買えるとは限りませんけれど。
また日本人は穀類食べてる牛の味に慣れてしまっているのでグラスフェッド特有の肉の香りが苦手な人も多く、オージービーフはしかも安いから、それだけの理由で、良くない肉、安物でありがたくない、クサイ、などと思ってる人が多いのも事実。
だからイオンのタスマニアビーフはホントはグラスフェッドできるのに、日本人好みに合わせて穀類も与えるんです。
でないとクサイとか言われて売れないからね。
日本の酪農事情もあるし、この悪循環は簡単に変えられることではないけれど、テレビ番組でこういうことを報道して、ホントはこういうお肉がいいんだ、と知ってる人が増えて、そういう需要が増えればと思います。
駒谷牧場の肉の赤いこと! グラスフェッドの牛の肉部分の栄養価もとても高いんですよ!
https://www.nhk.or.jp/heart-net/hattatsu-otona/
#大人の発達障害 #NHK福祉情報サイト #ハートネット #発達特性 #発達特性は誰にでもある #発達凸凹 #こころの病気 #栄養が足りないだけ #栄養を足せばよくなる #自己流でやらない #京都府立こども発達支援センター
何か調べたかったら、まずは「NHK」と一緒に検索してみる。
「大人の発達障害 NHK」とかね。
ほとんどのことはNHKで取材されて、一般的ではありますが、専門家の意見やアドバイスがちゃんと載っています。
とてもわかりやすいです。
一般的な専門家の意見や学会の見解が全て正しいわけではないけど、少なくともスタンダードなことはわかります。
まず、知らないことはスタンダードから押さえる。
そこから知識を広げましょう。
いきなりネット検索して、おかしなサプリ買ったり、プロテインがんがん飲まないようにね。
さて、先程の続きです。
発達障害やうつ系のエッセイマンガを読んでいると、主人公が、自分が「こころの病気」とは認めたくない、という葛藤がよく描かれています。
自分のせいじゃない、
自分が悪いんじゃない、
という葛藤も多く描かれている気もします。
患者さんが学生とか若い場合、親のほうが、
「心の病気」だなんて!
「恥ずかしい」
「周りどう言えばいいのか」
と親が一番差別してる場面もしょっちゅうです。
不登校とか引きこもりとか特にかな。
そういう親は、子供が良くなるのを待つ、一緒に頑張る(食事とかね)、が親ができないことが多い。
そういう場合は、先に親が栄養療法して栄養足さないと、子供の世話はできません。
(親自身に栄養が足りなくても、子供の食事をすごく頑張ってる方もいます。ただ、方向が間違ってしまった場合、思い込みが激しいから、考え直してもらうのは短期間ではほぼ不可能なことも。例えば、マクロビ、玄米菜食とかヴィーガンに走ってしまった場合は特に。良い方向に行けばとても良いんですが…。その場合、世話で親のほうが倒れるとか…。)
いつもマンガ読んでいて思うのは、「心の病気」にものすごく偏見があって、そう診断されたら負け!(何に?)みたいな印象をよく受けます。
偏見を持ってるのは、自分なんですね。
自分に偏見が切れるとあるから、周りもするし、それは批判できないでしょう?
かたや、精神科で、「発達障害」という診断されて合点がいって気持ちが楽になった、という方もいます。
それぞれです。
精神科の病名はどの診断が正しいのかもわかりません。
私が精神科で診てほしいことは、診断は何でもいいけど(違いがよくわからない。それくらい医者によって変わる)、その患者さんの症状を改善するのに、精神科でないと扱かえない薬が本当に必要かどうか。(処方も精神科医)
それだけです。
漢方薬もちょっとした薬も食事もサプリも、まだまだ足りない、今すぐこれ以上どうしようもない時があります。
そこは精神科の先生(誰でもいいわけではない)の診断、意見、処方がほしい。
必要なら飲んだほうが楽な方もたくさんいます。
でも薬だけではね、根本的なことは何もしてないから。
私は、ほとんどの「心の病気」は栄養頑張って足りないだけ、細胞がうまく働いていないだけ、と思ってるので(特にADHD系)、保険診療でいろんな病名が診断されようが、患者さんの困ってる症状に合わせて栄養足りるように治療していくだけです。
栄養は摂ってるつもりでも、胃腸が悪かったら吸収しないので入って行かないし、摂っていても消耗が激しすぎれば、食事でいくら摂っても足りません。
医療用サプリを足すのも必要ですが、胃腸も含めていろんな臓器を労ることも大切です。
労りながら栄養を足していく。
ちなみに、ネットの情報で、てきと~にアイハーブでサプリ買って良くなることではないですよ。
そんなことで良くなるなら誰も苦労はしないわけです。
ブラセボが切れる頃を過ぎて(どんなにもっても、3ヶ月くらいでしょう)、ある程度、長期で経過は診ないとね。
そんな単純なものじゃないから。
プラセボが切れると、一気に悪化するというか、本当の姿が見えてくるというか…。
「心の病気だったらどうしよう…」
というマンガの場面に、
「いやいや、栄養足りないだけだから」
といつも1人でツッコんでいます。
そういう人は、「心の病気」と言われるのと、「栄養足りない」って言われるのとどっちが嫌なのかな?
栄養足りないんだから、足せばいいだけです。
「栄養足りてない」と言うと(いろいろ説明した上で)、「そんなことない!」という人もいます。
じゃあ、その嫌がってる「心の病気」でいいの?と思うんですけどね。特に親。
写真は、かなり前ですが、京都府医師会の定期的に送ってくる雑誌に、京都府立こども発達支援センターの平井先生が寄稿された原稿に載せられていたイラストです。
解説もとてもわかりやすくて、写真はパッと見でもわかりやすいので、ずっと残してあります。
発達障害かどうかで悩んでいる患者さんには見せて説明しています。
発達特性というものは誰にでもあって、その凸と凹がどこに出るのか。
また凸と凹の大きさで、日常生活に支障が来ることがある。
→続く
ブログをいつも読んでくださっている皆さま、お久しぶりです。
ブログはパソコンからするので、いつも後回しに。。。
Facebook・インスタグラムにアップした記事で、反響が大きかったものをこちらにコピペしようと思いながら、また後回し。。。
Facebookとかって、記事がどんどん流れてしまうので、後から検索しても見つけにくいんですよね。
ちなみにうちのFacebookは、アカウントなくても見れるようにしてますので、どうぞそちらもご覧くださいね。
「発達障害」について。長いので、3回くらいに分かれています。時間をかけていいから3回分読んでいただけると嬉しいです。
さて、以下からコピペです。
https://www.nhk.or.jp/heart-net/hattatsu-otona/
写真の代わりに。
6月23日木曜日発売の女性セブンの「梅雨と暑さに克つ!完全ランキング「最強の肉」「最強の魚」」の取材で、私が渡した元原稿をアップします。
時々患者さんから、週刊誌のいつもの最強ランキング、私が挙げた食材でもないのに、「あれは良かったんですね~。たくさん食べるようにします」と言われることがあります。
直接受診されて、院内の待合室に置いてるものは、私のコメントのところだけマークしています。
それ以外は、私の意見ではないです。
一致していることもあれば、似ているけと違う、決定的に違う、などさまざま。
その時に与えられたテーマで、私の意見を書きますが、私の記事じゃないからね、私一人の意見だけが載っているわけではないです。
前から週刊誌に載る際、記事の長さにもよるから編集もされるし、編集部の考えと違うところはカットされるかもしれないし、何でもそうですが、載っていることすべてが事実でもないです。
で、依頼されてお渡しした私の原稿には、私の思いが詰まっているわけです。
それをアップしておきますね。
ブログに残さないと、後から見つけられないですよね。
最近、ずっと忘れてました。
以下、原稿そのままです。
一部題名が変わってるかな。
いつも食材について聴かれた場合、なるべくその時の旬から選べれば、と思います。
・梅雨と暑さを乗り切るために心身ともに健康になる肉と魚をそれぞれおすすめ順に5つずつ
肉バージョン
①レバー
ビタミンA・ヘム鉄はダントツに含有量をほこり、ビタミンB2をはじめ葉酸などのビタミンB群・ビタミンD・タンパク質を含む最強の食材。
女性、最近は男性も、検などで指摘がなくても隠れ貧血があり、夏バテになる前に一番摂ってほしい食材。
梅雨本番で気圧の変化で頭痛や体調不良を起こす人も多く、レバー含まれるヘム鉄・ビタミンA・タンパク質などが造血を促進し、体調の改善を促す。
ニオイが気になる人は、しっかり焼いて焼き肉のタレで味をわからなくするのもありです。
下処理が大変なら、お惣菜のきも煮や焼き鳥のレバー串が簡単でおすすめ。マヨネーズをかけるとさらにニオイがマイルドに。
できれば、鶏レバーや馬レバーなら生で食べられるので、加熱していない分、栄養の損失がなく、胡麻油と塩とニンニクで食べると、ユッケ風でとても美味しく、味やニオイが苦手でもツルっと飲み込める。
②豚肉
疲労回復に最も効果的なビタミンB1ダントツに豊富。エネルギー源を作りやすくなる。
ビタミンB1以外にもビタミン・ミネラル・タンパク質がたくさん含まれていておすすめ食材。
ビタミンB1の効果を長持ちさせるアリシンの含まれるにんにく、玉ねぎと一緒に食べるのがおすすめ。
③牛肉
ヘム鉄・亜鉛・ビタミンA・ビタミンB群などのビタミン・ミネラル、タンパク質がバランスよく含まれており、タンパク質の完全栄養食と言ってもいい。
加熱して普通は食べるが、できるならユッケやローストビーフ、焼くならレア、など生部分があると、加熱による栄養損失が少ない。
④馬肉
ヘム鉄含有量はレバーに匹敵!
タンパク質・ミネラル・ビタミンが豊富。
脂が少ないために食欲が落ちがちなこれからの季節も食べやすい。
馬肉は肉もレバーも生食OK。素晴らしい食材です。
加熱もいいけど、ぜひ生食で召し上がってほしい。さっぱりしていて食べやすい。臭みが他の肉よりも全然ない。
⑤鶏肉
鶏肉はタンパク質とビタミンAは豊富だが、他のビタミン・ミネラルが少ない。
疲労回復に役立つとされているイミダゾールぺプチドが豊富。
鶏肉だけ食べるのではなく、赤いレバーや砂肝やハツと一緒に食べると、鶏肉に足りないビタミン・ミネラルがカバーされるのでおすすめ。
魚バージョン
①鮎
今の季節と言えば鮎! 香もよく、さっぱりと食べられる。
稚鮎の季節は終わっているかもしれないが、内臓はヘム鉄や銅などのミネラル・ビタミンがたっぷり。
稚鮎のフライなどでまるごと、塩焼きの姿焼きで内臓のほろ苦い部分も一緒にお召し上がりください。
②カツオ
秋の戻りガツオほど脂はのっていないけど、その分安く、カツオのタタキや刺身は薬味を添えてさっぱりと食べられる。
赤い身は、ヘム鉄が豊富な証拠。
タンパク合成に必要なビタミンB6が豊富で、反応に必要な他のビタミンB群も入っているため、反応が早い。
生姜醤油もいいけど、ポン酢+マヨネースでスプラウトや玉ねぎスライスを添えたり、ユッケ風に胡麻油と塩とニンニクもとてもおすすめ。
薬味(ネギや生姜、ニンニクなど)が多いほうが臭みを消しやすい。
古くなったものは、衣をつけて揚げてしまえば美味しく食べられます。
③イワシ
今が旬の青魚の代表のイワシ。大きさもいろいろで小さいものは骨も内臓もまるごと、大きいものでも内臓が食べられる。
この内臓にヘム鉄・亜鉛をはじめミネラル・ビタミンが豊富。
煮つけやフライ・パン粉焼きもいいけど、一番な刺身。
加熱による栄養損失がない。
新鮮なものが手に入らなければ、今の季節、梅煮はさっぱりとして常備菜にも。
生姜たっぷりと砂糖は入れずに日本酒と醤油のみで煮るのがおすすめ。
④アジ
今が旬。こちらも青魚。
青魚はできれば生食でとって、酸化していないEPAをたっぷりと召し上がってほしい。
青魚は全般にタンパク質・ビタミン・ミネラルが豊富。
今なら、天然アジの刺身が特売でよく売っています。
臭みや骨が気になるなら、細かく叩いてなめろう風に。
薬味をいろいろたっぷりと添えて。
⑤サザエ
タンパク質だけでなく、ミネラル豊富。 特に亜鉛や銅。 ビタミン類も。
サザエのつぼ焼きは簡単でおすすめ。
白い身だけでなく、緑色の内臓のところに栄養が詰まっているのでぜひ内臓部分を召し上がってほしい。
・魚や肉を選ぶさい、食べる際に気をつけるべき「やってはいけない」こと
→ ・おすすめだからと毎日同じものを食べない。
それぞれの食材によって得意な栄養素が違うため、必ずローテーションをすること。
・マグロは青魚でEPA・DHAも豊富で美味だが、水銀が多いため、嗜好品として扱うこと。
・普段から肉や油ものを食べなれていない人が、いきなり豚バラ・牛カルビ・霜降りなどを食べても胃腸が受け付けない。A5霜降りが高いからとありがたがるのではなく、霜降りはほとんどが牛脂の塊であると認識しよう。
・魚は天然ものが手に入るなら、養殖ものよりも栄養価が高いことが多い。(値段も高い)
旬のものなら特売になりやすいので、そこを狙ってほしい。
・肉や魚介類がからだに良いからと、おなか一杯なのに無理して食べたり、一度にたくさん食べるのは、胃腸に負担をかけて栄養が入りにくくさせる結果になりやすい。
一度に食べる量に気を付けて。他人と比べるのではなく、自分にとっての一度の量を見極めて。決して胃腸に無理させないように。
おかげさまで、2022年5月21日で開院12周年を迎えます。
多くの患者さん、いつも読んでくださっている皆さまに感謝を申し上げます。ありがとうございます。
いつも開院キャンペーンは私なりの大盤振る舞いをしておりますが、今回は今まで以上の大盤振る舞いにしたつもりです。
どうぞご利用くださいね。
今回は、オーソモレキュラー療法の栄養解析(自費の血液検査)をされた方に、ウルトラインフラメックス+360°のお試し1回分をプレゼントします。
胃腸の悪い方には、旅行や出張、時間のない時、食事を作るのが大変な時、何を作っていいのかわからない時などに食事代わりになる栄養素もギュッと詰まって胃腸のことを考えたサプリ、まあプロテインの最上級モデルみたいに思ってください、アメリカのFDAでは、メディカルフーズ(医療において医薬品と同等扱い)として認められたものです。
ただ飲むにあたっての注意事項がういろいろあります。
栄養価の高いものほど注意事項が多い。
お渡しする時に注意事項を説明させていただきますね。
とても良いものですが、袋が大きく(たくさん入っているから)、なので高い。
溶かして飲むタイプのものなので、味を心配される方も多い。
栄養価の高いものほど、栄養欠損のひどい方、胃腸の悪い方で、続けられないということもあります。
で、今回は、1回分(それでも多いかも)のサンプルをプレゼントです。
1食置き換えにできるので、味がいけるととても心強い。
お値段結構しますから、そこは予算と合わせて相談しましょう。
何を飲んで、何を後回しにするのか、この栄養素やサプリの優先順位って、実は私は一番大切だと思います。予算が無限じゃないからね。
あと、美容医療をされている方のサンプルプレゼントが、いくつかメーカーが製造中止になったものがあります。
うちでも残っている在庫は貴重品になってしまいました。
その貴重品は今回は一部しかプレゼント対象になっていません。
(また別の機会でのプレゼントに)
なので、今まででもらわれた方は大事にお使いくださいね。
おかげさまで、この5月21日に開院12周年を迎えます。
長いようで短ったです。なんかアッと言う間でした。
多くの患者さんに遠方からもご来院いただり、オンライン診療をうまく利用できたり、いつも定期的に受診していただいている方、ブログやFacebook、インスタグラムの読者の方々、お礼を申し上げます。感謝します。
特に初めて自分の栄養解析を出したのが2015年の1月24日。それからオーソモレキュラー療法を自分がまず初めてみてびっくりしたのは、初めて3日目のことでした。
(もう7年経って、8年目ですね)
今まで知らなかった医療の事実に、私の自分自身の人生、医師としての考え方がガラッと変わりました。
今までのいろんな謎が解けていく最初の一歩でもあり、合点がいった部分もたくさんありました。
考え方の方向性がそこまでかけ離れていたいなかったとはいえ、180度までは変わりませんでしたが、頭に隕石が当たったかのような衝撃でした。
それから患者さんに勧めていって、スーッと良くなる方、どんどん良くなる方、まさに奇跡が起こる瞬間に立ち会えるような方、いろいろぶつかる方、うまくいかない方、全く受け入れられない方、いろいろです。。。
先日、「オーソモレキュラー療法で良くなる確率はどれくらいですか?」と質問されました。
いまだかって一般の方からそんなことを質問されたことがなかったので、あまりの考え方の違いに愕然としました。
医者同士、「エビデンスを出せ」というのはよくある話で(美容医療でもね)、まさにガリレオガリレイの気分です。
ハーパーの教科書にも書いてあるっっちゅーねんっ!とは言いませんが、本当にガリレオガリレイです。
オーソモレキュラー療法で調べればいろいろとビタミン、ミネラル各種の論文は出ていますが、日本のどこにでもいる医者にわかってもらえるほどの認知度もなく、栄養素やサプリについての誤解も大きいから。
まして良くなるのかどうか、患者さんの個々の条件が違い過ぎる。
同じ目的・目標であったとしても、治療前の個体差が大きすぎる。栄養欠損のひどい人ばかりを集めたとしても、それでも差があり、まして血液検査の数値なんてマスクばりばりかかっていますから、本当に状態のランク分けみたいなことができません。
例えば、○○以上~○○未満、とかのね。
で、オーソモレキュラー療法はサプリを大量の飲ませる医療ではないんですよ。
個体差を無視して、これだけのサプリ(全員同じ量とか条件を必ず揃えないといけない)を飲ませて、こんな結果が出ました、なんて、それでは薬の論文と同じです。
それでわかりやすい結果が出ればいいですが、個体差により寄り添う医療なのに(と私は思います)、同じ量を飲ませたからって同じ結果にはなりません。
また栄養素というのは、それ1つの単独では効果が出にくく、他の栄養素があってこそ、次の反応に進んでいくので、一つだけサプリを飲んでも次の反応に行かない人がたくさんいます。
どんな栄養素がどれだけ欠けていて、どれだけ必要なのか、その人の消耗量も全く違う。
まして、個人個人予算があるから、必要と思う量を飲ませられるわけではない。
必要量を飲んだとしても、吸収できる量も個人によって違うし(胃腸の状態など)、すべての栄養素はサプリだけでは摂れません。
必ず食事で摂ることが重要。
その食事で胃腸に負担をかけてしまえば意味がなく、胃腸を労わりながら、食品添加物、血糖値、カフェインやアルコール、グルテンがカゼイン、油の質や農薬や普段使用する医薬品などにも気を遣い、1日3食以上、その人のからだに必要とする理想の食事がそもそも摂れるのか、時間的にも金銭的にも、ましてそれをその人が食べたいと思うのか、それを誰が用意するのか。。。。
食事の問題が一番の大問題で、それを全部その患者さんに提供するのは、患者さん自身です。
(アウトソーシングするにしても、こんな感じで、と頼むのも患者さんだし、お惣菜や外食を利用するにしても中身を選ぶのは患者さんです)
理想に近い食事ができるのかどうか、これほど個人差の大きいものはないのに、それなしで効果を度外視することなんてできないのに、オーソモレキュラー療法の確率って。。。
人間のからだは機械じゃないですからね。部品変えればいいじゃん、買い換えればいいじゃん、というものではない。
壊れないように、1個ずつの細胞がちゃんと休めて元気にまた明日働いてくれるようにしてあげないといけない。
こんだけサプリ飲んだから、こう!!なんて。。そんな単純な話だったら、どれほど良かったことでしょう。。。
オーソモレキュラー療法で奇跡を起こすような方、どんどん良くなる方、ちょっとずつでも良くなる方、それらの方全員、良くなったのは患者さんの努力の賜物です。
どこかに合宿して仮に数か月で良くしたとしても、合宿終わって帰ってきて、同じ生活が自分一人でできればいいけどまあできませんからね。それだけ良くなっても食事がむちゃくちゃならすぐに戻ります。すぐじゃなくても時間の問題。
食事を理想通りにはいかなくても、時々を好きなものを食べながら、そこそこポイントは押さえてずーっと続けていたら、けっこう良い感じで過ごしていらっしゃる。
何か月、何年も経ってから、お久しぶりに受診してくださったときに、それまでの体調とかの経過をお聴きしますが、お肌や表情や声のハリなどで元気よく暮らして来られたことがわかります。
そういう方は、細々とであっても続けておられて、いわゆる「栄養の入っていない食事」が続くことがありません。
来られていなかった間に、妊娠出産されていたり、栄養状態を知っていたから、妊娠できたことも無事出産できたことも育児が大変だけど順調なこともとても嬉しい。
逆に、来られてなかった間に大病をされた方や妊娠をあきらめておられた方もいて。。今では落ち着かれてまた受診していただいて、食事と栄養の大切さを実感された方、できる範囲で続けている方、さまざまです。
なにかあった時に、ふと思い出していただけると何か力になれるかもしれないので、覚えてもらえてると幸いです。
普通の医療は保険診療も美容医療もなんでも日々勉強で、患者さんの経過そのものが結果であり、教科書でもあります。
オーソモレキュラー療法はその最たるもので、栄養素の教科書みたいなものは7年前と比べたらかなり手に入れることができるようになりましたが、治療自体のそういう意味での「教科書」はありません。
個体差が大きすぎるからです。
そのあたりは漢方治療以上に個人差がかなり大きい。
他の医療との圧倒的な違いは、まさに患者さんの努力が8割以上くらい占めるかも。。
症状の軽い方、というか、目標までの栄養欠損の状態が軽い方、大きなトラブルを抱えていない方は、その時楽に元気にする、というだけなら、サプリをそこそこ飲んだら元気になりますが、「継続」していくとなると、食事が大切です。
医療用サプリをどんと減らす前、あるいは止める前に、食事である程度栄養補充がそこそこできる状態になっていて、そういう食事が自分に提供できる方はいいんですが、そんな方はごくごく少数。。。
私は自分自身、7年以上やっても、食事だけで栄養補充できるレベルまで行ってません。
毎日の消耗が激しすぎるしね。老化はみんな平等にきます。スピードは多少遅くはできるけど。老化により本来の必要な量は増えます。
血液検査のデータだけを比べると、まあマシになっているかなと思えるかなあというレベルですが(それだけマスクがどれだけかがわからないからです)、自分自身の体調全部と比べると、いろいろあっても、始めた頃よりは7年以上年をとったけど、そこそこいいかなあと思います。
無理をしなくなった、というのもありますが、無理ができなくなったともいえる。無理をするとその後が大変とわかったからますますやらない、といったところでしょうか。
この7年で、低糖質が当たり前になりましたが、人工甘味料のオンパレードで、糖アルコールを使ってくれている企業を見かけるとホッとします。
タンパク質の重要さはちょっと認知されたようですが、プロテインブームのほうに行ってしまって、新たなトラブルが増えています。
サプリの重要性に気付いた人も増えましたが、こちらも市販や海外ものでトラブルが増えています。医療用でも個人で好き勝手飲んでのトラブルもね。
なんでもコツコツと地道に、自分にその時にできることをやっていくしかないんだなあと改めて実感している毎日です。