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ホントにおススメしない化粧品⑥ドクターズコスメ編続き

「のオーガニック」編に行こうと思っていましたが、続けて、あやしいドクターズコスメに騙される患者さんが続いてこられましたので、ご紹介です。

 

先日来られた方が、あるドクターズコスメを使っておられました。

化粧品かぶれで、いろいろと悪循環にはまっている方だったので、ドクターズコスメであろうが、なんであろうが、スキンケア自体がむちゃくちゃだったので、まあ、何を使っても、同じ結果だったと思います。

でも、おかしなものだな、と確信したのは理由があります。

(当日、持ってこられたもので、調べる時間もなく、また、持ってこられたのには、成分表がなかったので、何が入っているのかもわかりませんでした。)

以前に、少し使ったことがある化粧品だったらしく、久しぶりに、使ったら、ピリピリして、沁みたそうです。

そのメーカーに電話をして、刺激がある、と言ったところ、そのシリーズの別の化粧品を使うように言われたそうです。(!! しかも新しく買って、ですよ!)

普通のメーカーだったら、使うのを止めるように勧められたり、皮膚科に行くように勧めるのが当たり前だし、常識です。

ちゃんとしたメーカーの説明分には、「異常があれば、使用を止め、皮膚科医にご相談ください」とかなんとか書いてあります。

使うのを止めさせるどころか、別のを買わせるなんて、あくどいにもほどがあります。

で、もちろん、それも使われましたが、刺激があって、ダメでした。

(おかしな化粧品でしたからね、健康でない肌に、使えるわけありません。)

その方の肌荒れの根本的なきっかけと、その化粧品自体は関係なかったんですが、なんとなく名前と見た目は覚えていました。

 

その記憶も冷めないうちに、別の肌荒れの方の相談があり、化粧品の名前を先に聞いておいたら、なんか聞き覚えがあるな。。と。

ネットで調べたら、同じものでした。

「ドクター○○」という名前で、ドラッグストアで買ったそうです。

さて、ここの「ドクター○○」、HPのどこにも、よくある「皮膚科医が開発した」とか、「皮膚科医監修」とか何も書いていません。

そんなことも書いていないくらいですから、皮膚科医の名前も写真もあるわけありません。

それで、なんで、「ドクター」という名前を付けるんでしょう。。

HPには、化粧品のコンセプトというか、「こだわり」が、もっともらしく書いていましたが、あやしさ満点で。。。あ~あ~。。最低ですね。。

 

さりげな~く、ピーリング剤も入っているし、「ビタミンC」を濃いめに入れているのが、どうもポイントらしいです。

 

みなさんは、ビタミンCの入った化粧品、というと、なんか肌によさそう、シミも消えるんじゃない?シワにも毛穴にもいいんじゃない?と思うでしょうが、実は、なかなかそうはいきません。

ビタミンCというのは、化粧品として、混ぜたところで、そうそうお肌の奥には入りません。奥に入れるには、技術がいるんです。

だから、イオン導入によく使われるんですよ。塗るだけでは、なかなか入りませんからね。

また、よくある間違いが、なんの成分でもそうですが、「濃ければいい」みたいに、自分で作る時に、すっごい濃いのを作ることです。

コーヒーだって、お茶だって、限度を超えて、濃すぎたら、飲めないし、体にも悪いでしょう。もちろん、塩や砂糖もそうですよね。

何事もほどほどに、という言葉を知らないんでしょうね。

濃ければ濃いほど、副作用が出ることも多いんです。

 

ビタミンCの作用の一つに、「毛穴を小さくする、目立たなくする」というのが有名ですが、これは、皮脂を抑えるためです。

「皮脂を抑える」というのが、作用でもあり、副作用でもあるわけです。

脂ぎったニキビの方には、いいことが多いですが、大人の女性の乾燥肌や混合肌(大人の女性で、本当の脂性って、実は、なかなかいませんよ。自分でもそう思っているだけで、実際は、混合肌です。勘違いされている方が圧倒的に多いです。脂性だと思って、いらんことを山ほどするので、お肌(体)は困って、保湿せなっ!!と皮脂をどんどん出してくるという悪循環にはまっていくわけです。)

なにより、乾燥肌で悩んでいる方が、キレイになる!とガンガンビタミンCを塗っていると、どんどん乾燥していくという、恐ろしいことに。。。

この患者さんは、乾燥で悩んでいたところに、ピーリング剤とビタミンCのダブルパンチの上に、季節柄、どんどん乾燥していく時期に突入したため、泥沼に落ちてしまったわけです。。

こんな短期間に、同じ化粧品を使って、エライことに。。

どっかに、「おススメ化粧品」って、口コミサイトかなんかに書いてるんですかね。

何度も言いますが、口コミサイトは、お金で情報操作ができますから、過信してはいけません。

とりあえずの、「きっかけ」にするならいいと思いますが、テスターやサンプルで、必ず使い心地を確認してください。

それで、気に入ったのなら、使ってみたらいいと思います。

使わないと、どちらにしろ、わかりませんし、1週間とか1か月使わないと、ホントに合っているかどうか、わからないこともありますから、テスターやサンプルで、全てが分かるわけではありませんしね。

 

だから、ネット化粧品は、試すことすらできないわけで、おススメしないんです。ネット化化粧品でも、サンプルがもらえるなら、試してから買う!

いきなり買う場合は、もうそのお金は、捨てたも同然、と思って買いましょう。あくまでも、試すために、使うお金です。

なんの化粧品を使ってもいいと思うんですが、

保湿以外の何か別のことを書いてある化粧品は使わない!保湿目的の化粧品を使う!(特に、高機能化粧品や、キャッチコピーとかに、付加価値のついている化粧品です。)

さっぱりタイプは、どんな化粧品であっても、止めておきましょう。

(アルコールが入っているものが圧倒的に多いです。絶対入っていないし、絶対使いたい!というなら、使ってもいいんじゃないですか。でも、そこまでして使わなくてもいいんじゃない?さっぱりタイプでいけるなら、多分、その化粧品、いらないんじゃないかな。。)

できれば、試してから使う。

人それぞれ、好みはいろいろです。友達に合っていても、貴女に合っているかどうかは、使わないとわかりません。

できれば、安物(値段が安いのではなく、質自体が悪い、という意味です)は使わない。

どんないいと評判のものでも、過信しない!

「絶対」なんて、ありえません。信じ過ぎていると、何かあったときに、いつまでたっても止めないので、どんどん被害が広がります。客観的判断をにぶらせます。

たかが化粧品、されど化粧品です。

 

何を使っていいのかわからない、という方で、うちに受診されれば、うちで取り扱っているもののご紹介はします。テスターを使われて、気に入ったら、買うこともできますよ、とは言います。

ですが、強制はしていません。だから買って帰らない方もいらっしゃいます。

ドラッグストアでもデパートでもスーパーでも、自分で探して買ったらいいと思いますし、うちで買わないんだったら、市販のものを買われるんだな、と思うだけです。

人それぞれ、化粧品にかける金額の価値観って、違いますから、強制はしていません。

なのに、またドラッグストアの、買っちゃダメ!と勧めている化粧品を買って、肌の調子が悪くなって、ということをいつまでたっても繰り返して、そのたびに、「何を買っていいのかわからない」と言われても、私は困ります。

うちで買ったものであれば、ピーリング剤が入っていないとかわかりますし、その方に合うだろうな、というものを勧めているので、お勧めした責任がありますが、市販でダメなものを買っておいて、どうしろというんでしょう。

市販で買うなら、自分でちゃんと選ばないと。

肌トラブルのない方であれば、いきなり合わない、とかは、特殊なものでない限り、あまりないでしょうが(ゆっくりやられていく、というのはありますよ。)、肌トラブルで、今悩んでいる方が、なんでもかんでも使えるわけではないでしょう。

その状態で、市販のあれこれを買ったらいいですよ、なんて、私からは勧めません。市販のものと、クリニック専用の化粧品とは、刺激感などやっぱり違うからです。

市販でおススメのものがあるなら、わざわざクリニック専用化粧品を仕入れません。患者さんが、何を買ったらいいかわからない、と言われるので、仕入れてるわけです。

 

「市販の○○を使っている」と言われた場合、ひどい害がないと思ったら、前にも書きましたが、止めることはしません。何か化粧品を使わないといけないわけで、今使っているもの全部止めさせたら、今日から何を使えばいいんでしょう、と化粧品全部変えなきゃいけなくなりますよね。

(たまに、全部止めないといけない方もいらっしゃいますが、これはもう、ただの肌荒れではなく、薬が必要な、ひどい状態なわけです。化粧品どころの話ではないわけです。)

まあ、市販で勧めるのは、ワセリンと純せっけんくらいですね。

(ワセリンの副作用は、もちろん、ワセリンでかぶれる方もいらっしゃいますし、ニキビが出ることが一番多いかも。人によったら、毛穴をふさぎ過ぎてしまうようです。ニキビが出たら、塗る量が多いのか、今のあなたの肌に合っていないんでしょう。その場合は、止めましょう。)

「使用を止めない」=「おススメ」ではありません。

でも、何か化粧品を使わないといけないのであれば、市販かクリニック専用か、何か選ばないといけませんよね。

「使わない」という選択肢を選ばれるなら、また話は別ですが。

 

「使用を止められなかった」というのであれば、とりあえず、何か困ったことが起こるまで、使っていたらいいと思います。

止めてほしい場合は、そんな呑気なこと、言いませんから。

「帰ったらすぐに捨ててください」とまで言う化粧品もあります。

でも、使い続けるのは心配、というなら、残っている間に、ゆっくり探せばいいと思いますよ。

 

TVや雑誌を見て、いつも思いますが、情報に踊らされない、というのがとても大事です。それは、友達からの情報でもそうです。

たまたま、その友達の、その時(今)の肌の状態にマッチしただけで、今の貴女に合うかどうかは、全く別の話です。

なんでも、過信しない!!

なんでも疑ってかかれ!とまでは言いませんが、確認くらいはしましょうよ。

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリ:

スキンケア, 化粧品