プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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前にも少し書きましたが、SGLT2阻害剤を飲みたい方が、なかなか処方してくれる医者が見つからないからと言って、個人輸入で購入するのは、止めましょう。

医薬品の個人輸入は、危険ばかりなので

(偽物は当たり前、中には、成分をてきと~に指や汚いスプーンで混ぜているので(測りもしていない。しかも不潔極まりない環境で。成分が危険領域を超えて入っているものもあり、今まで健康被害どころか亡くなった方もいらっしゃいます)

厚労省は一切認めていないどころか、利用しないようにずっと何度も言っています。

 

そういう個人輸入の代理店業者や斡旋業者のサイトはとてもあやしく、よくこんなところで仕入れてもらったのものを、飲めるよな=!と思います。

それこそ、気持ち悪くないんですかね。。何が入っているのかわかんないのに。。

 

ついでに言うと、医薬品の場合、国内で販売されている同じものがあれば、個人輸入は、厚労省から見たら、完全に「アウト」です。

国内で売っているんだから、正規ルートで買え!ということです。

国内で製造販売されていない医薬品だから、特別に個人輸入が認められているわけです。

もちろん、医師免許が必要な医薬品もあり、それをどうやって薬監証明などを業者が取っているのか知りませんが、手を貸す悪い医者がいるのか、偽造なのか、他のルート?なのかは知りませんが、表に出せる話ではないと予想します。。。

 

なので、そこんとこを破る業者は、目に余ると摘発されているでしょ。警察も動くし、被害者も増えるし。

 

さて、SGLT2阻害剤というのは、簡単に言うと、食べた糖(食べて吸収され、血液の中にある糖)をオシッコで出してくれる薬です。

夢のように思いますよね。

 

糖尿病でもないのに、SGLT2阻害剤が欲しい場合、完全に適応外処方だから。なにかあれば、処方した医師の全責任です。もちろん、自費です。

保険を通すには、適応外処方の場合、嘘の病名が必要です。不正請求となります。糖尿病専門クリニックでもないのに、SGLT2阻害剤ばかり大勢の患者さんにバンバン保険で出していたら、フェリチンと同じで、ものすご~く目立ちます。

結構なお値段しますし。。

監査や指導が入ってもおかしくないかも。

 

自費にしても、薬の適応外処方は、ものによると、かなりの副作用合併症がありますから、飲む患者さんにも覚悟が必要です。

 

SGLT2阻害剤の服用の代表的なものに、「脱水」があり、この薬で、しかも発売されてわりと短い期間で、何人もの方が亡くなられました。

薬との因果関係を否定できない方が多く含まれていました。

もともとの病気もあると思いますが、全く関係がない、と言いきれない方がいらっしゃったわけです。

 

もちろん、この患者さん方は、事前に血液検査などもされている方で、それでも副作用が起こったわけです。

血液検査も受けず、医師の判断もなく、なんでも飲めばいいというものではないです。

 

リスクわかって使える素人の方が、一体どれだけいるんでしょう。

医師ですら、まだ発売されて3年くらいですから(もうちょっと経ったかな。欧米はもうちょっと経っています。日本人のデータと欧米人とで、違うことがあります。食べているものも根本的に違うし。)、ちょっと知っていても、その副作用を目の当たりに診たことのある医者は、とても少ないと思います。

特に薬や治療ってそうですが、大勢の方が使って、その経過を診させてもらって初めて。自分にとっての選び方・使い方がわかってくるので、あまり普段自分が使わない薬を、いきなり患者さんに処方することって、あまりないですし、それで何かあったら自分の責任だから、普通の医者は嫌がります。自分で、処方する確固たる確証がないと、あまり出したがりません。

わからないのに、患者さんが欲しいと言うから、薬だけ出す医者は、ただのバカです。

バカに近寄ったら、いけませんよ。

 

副作用は、脱水だけではありません。

→続く