昨日の、ってもう一昨日ですが、NHKの「ガッテン!」ご覧になりました?
血糖値関連に引き続き、今回は、「低血糖」についてやってましたね。
血糖値スパイクや血糖値の乱高下は、いろいろ少し取り上げてこられるようになりましたが、低血糖だけでテーマはなかなかなかったかも。
低血糖について話題にするとは、「ガッテン!」、いいですね。
ただ、「ガッテン!」は、基本、学会の治療方針からは大きく外れない、という方針強くなったので(と、とある話題で問題になってから私は思っているんですが)、その辺は、うーん。。仕方ないのかなと思ってます。
ただ、「ガッテン!」は、特に中高年の方に影響力が強いので、糖質制限をガンガン言って、マネされても困るのかもしれませんし、難しいところですね。。
24時間血糖値モニタリングできる、定番の「リブレ®」をつけて、低血糖(血糖値70以下としてましたね)は、どこまでしたらなるのか?みたいな実験から始まりました。
そりゃあ70以下は、低血糖以外の何ものでもないですが、70台もかなり低血糖です。
番組スタッフの方に、24時間絶食にさせて、どれくらい時間が経てば血糖値70切るのか?ってまずしてました。
朝ごはん(糖質がっつりあったかと)食べてもらって、リブレでは血糖値まだ思いっきり上向きマーク出てます。
ピークを言わないんだな~。
番組で言っていたよりも、まだ上がる可能性あり。
(実際、上がったかどうかは、後から確認しないとわかりませんが)
結構そのあと上がっていたような気もしますが、はっきりとは見せてくれない。
血糖値70以下とか、リブレ®は低い血糖値は得意ではないので、必ず針で直接刺して、誤差を確認しないといけません。
で、その番組スタッフの方、夜間寝ている間に、血糖値が70以下に下がりました。
番組では、全然(糖を)食べていないからだ、みたいな感じで進行。
「糖は体には絶対必要」と話が進んでいきました。。
まず、24時間絶食したくらいで(水は飲む。番組では、70切ったのは、朝食からは結構時間が経ってました)、低血糖になっていたら、結構胃ヤバいです。
でないと、食事の時間が遅れるたびに、低血糖になっていたら、人間、原始時代か生き残っていないでしょう。。
副腎がちゃんと命令を出して、今血糖値が低すぎるなら、肝臓に糖を作らせませす。
「糖新生」です。
この「糖新生」、ビタミンB6がないと、できません。
(複雑に絡んでいるから、B6だけ補充jしても効きませんよ)
少々空腹時間が長くなっても、目の当たりにしても、肝臓がちゃんと作ってくれるからこそ、今まで人間生きてこれたんです。
副腎疲労の方は、空腹時間が長くなると、血糖コントロールがものすごくひどい方もおられるので、手血糖にもなりやすい。
この番組スタッフの方、副腎大丈夫?と心配しました。
「ガッテン!」は、学会などから大きくは外れないと先に書きました。
低血糖をふせぐコツは、間食に糖質を持ってこい、というもの。
間食に、夕方、バナナ(!)やおにぎり(!!」単品で食べてました。
低血糖になりかけのところに、糖質が入ってくるからそりゃあ上がります。
間食指導によって、番組では、低血糖がなくなった、というリブレ®のグラフを一瞬映してました。
これも大きくは見せておられませんでしたが。。
血糖値の安定化、乱高下のない血糖値は、確かにとても大事です。
そりゃあ、ちょこちょこ糖質取っていたら、血糖医上がることああっても、下がることはないでしょうし。
一番の問題は、インスリンの値です。
インスリンの質がいいのか悪いのか、で、全く別の問題です。。。
インスリンまで出てくると、話がかなりややこしく、盛りだくさん過ぎになるから、止めたのかな?
インスリンも測って、血糖値も測って、と両方測ると、糖尿病の方でないと保険切られますからね、自費の検査ならいいですが、保険では測ってもらえません。
低血糖であることは確かに大問題ですが、どうして低血糖になったのか。
そこをはっきりと、もう少しわかりやすく言ってほしかったですが、今回のテーマからは脱線しすぎになるからなんですかね。
低血糖の前に、ほぼ必ずと言っていいほど、高血糖があったり、インスリンの質が悪かったり、という方もおられます。
肝臓が糖新生してくれない理由も調べないとね。
あれダメ!これでもダメ~っと!!となります。