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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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②過度な心配性の方の場合です。

どなたでも、美容医療を初めて受けられる時、あるいは、初めてする処置(他のことはしたことがあっても)、あるいは、以前に嫌な経験があり、同じようなことをまたする時など、怖かったり、心配なのは当たり前ですね。

心配なことはカウンセ時に医師に確認したり、ご自分でも色々調べてみたり(ネットの情報も、信じていいものと、振り回されるだけのものもあるので、これはちょっと注意が必要ですが)、あるいはいくつかのクリニックで、同じ話を聞いてみる、というのおススメです。

初めて受診したところでも、医師の話が信用できそうで、全てに納得はいったのであれば、後は受けてみるしかありませんけどね。あまり、ウマすぎる話(副作用が全然ないとか、数回で効果が出るとか、いいことだけ言われるとか)は、ちょっと考えられたほうがいいですけど。。

過度な心配性の方は、何度も(2回とかではありません)同じカウンセを聞きに来られます。カウンセ内容を疑っておられるんだと思うんですが。。。そこの医師の話が、ホントかウソかは別としても、何度聞いても納得がいかないなら(というより、信用されていないんでしょうね)、止めておかれたらいいと思うんですけどね。

普通の心配性の方で、カウンセ2回くらいでしょうか。2回目は、ほとんどもう一度確認されるくらいと、前回の後に調べてみて、新たに聞きたいことが出てきて、それを確認する、といった具合です。

その後、処置されたり、予約を取られたり、やはりもう少し考えられることもあります。人それぞれです。

過度な心配性の方は、カウンセ時の質問が、普通の方と違います。

見当はずれなことも多く、医学的な話というよりは、常識的な話で、どう答えていいのか、わからないときがあります。

日本語の問題なのか・・・?いや、そんなはずないし。。。言ったはる意味がわからない。。。みたいなこともあります。

ちょっと具体例を思い出せませんが。

一番多い質問は、「絶対大丈夫ですか?」とよく聞かれます。(副作用の説明もした後です)

人間のすることに、「絶対」はありません。医師は万能じゃないし、普通に起こりえる副作用と、ごく稀な副作用と、予想外の副作用と、どれも確率としたら、かなり低いとは思いますが(必ず出る副作用は、必ず説明があるはずなので)、起こる時は起こります。

それは、患者さんの体調によるのかもしれないし、日焼け止めが足らなかったのかもしれないし、たまたま機械の調子が悪かったのか、ちょっと強くしたのが結果強すぎたのか、原因は様々だし、どれがとわからないこともあります。医師・スタッフ・患者さんが、みんなして気をつけていたつもりでも、たまたま起こる副作用というのは、必ずいつかどこかで、起こりえます。

うちでは、万が一、なにか副作用が出た場合、もちろん連絡と受診はしていただきますが、その症状に合わせた薬・処置を、治るまで無料でさせていただきます。

普段から気をつけているのは当たり前ですが、副作用が、100%避けられない以上、もし出てしまった時にきちんと対応させていただくしか、他にやりようがありません。

良心的なところは、どこもそうだと思います。

「絶対大丈夫です」なんて、返事できませんから。

例えば、イオン導入で、火傷の可能性って、理論上ゼロではありません。でも、イオン導入で火傷なんて、私自身見たことありません。ただ、エステとかでは、火傷がバンバン起こっているみたいです。クリニックでも、ナースやスタッフの不注意から火傷をさせてしまうこともあるみたいです。

開業前に、どこのイオン導入器を買うかで、いろいろなメーカーの方にお話しを聞いていました。

そこの器械は、エステでもよく使われるもので(医療用より安いです)、でも、使い方が、その導入の仕方は、ちょっとな~、と思ったので、「こういう風に使いたいんですけど」と言ったところ、火傷が頻繁にエステなどで起こっているので、こちらの指示通りに使わないなら、一切のメーカー保障はしません、という契約書にサインを求められました。びっくりです!たかが、イオン導入で!どんな、スゴイ治療やねん!って、ツッコッミ入れたくなります。

医療用とエステでも使う器械の違いですかね~。

医療用では、まずそういう契約書はありません。

正しく使うのは、医療上、当たり前で、もしそれで何かあった場合、医療機器メーカーーもちゃんと調べられます。その上で、医師の使い方が悪いのは、やはり医師の責任です。

たいていの自費治療は、医師の責任ですけどね。厚生労働省が認可していないことが、ほとんどなので。買う段階からして、医師個人の責任ですから。

そこのイオン導入器は、買うのを止めました。ちゃっちい上に、そんな気の悪いこと言われるなら、いらないや、と思い、ちょっと高いですけど、医療用でも使うメーカーのにしました。

話がそれましたが、たかがイオン導入でも、施設が変われば、火傷が起こっているわけです。「絶対大丈夫」なんて、有り得ないんですね。

まあ、これは、よほど特殊な場合を除いて、強くしたほうが効くと思って、患者さん(お客さん)にビリビリ痛いのを我慢させて(あるいはワザと)、どんどん強くして火傷させたのかな、と思います。

契約書を書かされるくらいですから、特殊な場合は、そんな多くはないはずなので、する側の不注意というか、勉強不足ですけどね。わかっていたら、避けられた副作用です。

 副作用の頻度として、「普通は問題ないですよ」ということは、うちも、どこのクリニックも言えると思いますが、「絶対」なんて、無理ですね~。

(心配性の方(普通の方でも)が、大事な用事の直前に、初めてのことや注射系は、私は勧めていません。何かあっても、対処できる時間もある時を勧めています)

「絶対、ガンになりませんか?」と聞いてこられる方も時々いらっしゃいます。

今まで光・レーザー治療(RFも含めて)・注入系で、ガンの報告はありません(TCAピーリングは、かなり前に、発がんの可能性が報告ありましたけどね。報告の後、私は一切患者さんにTCAピーリングはしてません)。

でも未来は、わかりません。

医学が進歩したら、新しいデータが出てきて、今までやっていた治療でも、やらないほうがいい、となる治療が出てくるかもしれません。

今の段階では、報告はないが、未来永劫保障はできない状態です。

美容外科の手術は除いて、機械系・注入系の処置など、まだ始まって、100年も経っていませんから、歴史としては浅いですよね。この10年20年の間に、美容医療は、目まぐるしく進歩しました(医療全体ですが)。経過がまだまだ追いつきません。

当院にある治療は、すべて自分にもやっている治療です(ヒアルロン酸・レディエッセ®は、やってませんね~。自分で自分にできないためです。)。光・レーザー系は、全て定期的にやっていますから、これでガンになったら、私は結構困りますけど。。。

どんな説明を聞かれても疑心暗鬼の方は別として、過度の心配性なだけ、という方は、恐らくホントはやりたいけど、勇気と決心がつかないから、医師に、「絶対大丈夫」と言わせて、確約の証拠が欲しい、みたいな感じなのかな、と時々思います。

ちょっと心配性の方にでも、「普通は大丈夫ですよ」ということはあっても、「絶対大丈夫です」とは言いません。

ですから、過度の心配性の方にも、「絶対大丈夫です」とは言いません。

唯一例外があるとしたら、何か病気で手術や大変な処置をしないといけなくなって、手術前にとても不安で、でもやらないと命にかかわる、という状況で、医師やスタッフが、「絶対大丈夫」と勇気づけてくれることはあると思います。(リスクがあったとしても)

美容医療は、命にかかわりません。もしかすると、何かしたことで、反って、前よりもひどくなるかもしれない。確率はかなり低かったとしても、ゼロではないので、説明を聞いて、ご理解の上、ご自身の意思で、していただかないと、ダメなんです。もちろん、ご自分の意思でやります、という同意書をいただきます。

美容医療でなくても、何にでも「絶対大丈夫」なんてことはありませんから、飛行機でも車でも、事故ってありますよね。事故に合わなくても、突然病気にもなります。そんな確率って考えて生きてられませんよね。

でも、美容医療は、やらなくてもいいことなので、「絶対」を要求される方は、向いてません。

うちでは、治療をお断りしたり、おススメしていません。

心配性な方とは別に、「光やレーザーをあてて、やめたら、そのせいで、よけいにおかしくなるとか、よけいに老けるとかないですか?」「やり続けないといけないんですよね?」と聞かれる方が時々いらっしゃいます。

ネットかなにかでウワサされているんでしょうか。

そんな事実はありません。

そもそも、強制ではないので、やり続ける義務はありません。

光・レーザー治療そのものの効果を勘違いされておられるんだと思いますが、老化を遅くしているだけで、何もしなければ老化は進むだけです。

何か治療をすることで、シミを減らしたり、コラーゲンを増やしたり、老化と少しでも逆行するようにしているだけです。してあげることで、プラスになってるわけなので、やめたところで、その方の本来の老化の波に、また乗るだけです。

結局、メンテナンスやスキンケアと同じなので、終わりって、ないんですね~。

どこまで、お金と時間をかけてあげるのかは、その方の価値観次第です。

何回やるのか、という問題も含めて、それは次回に。

→続く

向いていない方のほうに重点をおいて、お話しますね。

向いている方というのは、なんでもそうですが、前向きなポジティブな方なので、あまり問題になることはありません(ただ、副作用とか1回にかかる治療費とかはきちんと聞かれてくださいね。)

この業界で、一般的に言われている「向いていない方」というのが、

①エステみたいに軽く考えていて、全然説明を聞かない方

②過度な心配性の方

③過度な期待を美容治療に持っている方

というのがあります。

まず、①の場合、

エステでも、「フォトなんとか」とか、わけわからんことをやったり、宣伝したせいで、フォトとか光をあてるのはエステだと思っている方が、ごくまれにいらっしゃいます。

エステの光は、何かホントにわかりません。医療機器では、もちろんありません。(エステの人は、医師ではないので、医療機器は買えません)

(安全基準とかもないと思っておかれるほうがいいと私は思います。エステで、光をあててもらって、火傷もせずに効いたら、ホントにラッキーくらいに思っておきましょう。火傷しなかっただけでも、儲けものです。。)

ですが、クリニックでやっているのは、医療です。

効果がある、ということは、リスクもある、ということです。病院でもらう薬ですら、副作用って、あるわけですから。副作用がないのに、効くものって、ありません。ただ、副作用の程度や頻度は、モノによって、全然ちがいますけどね。

美容皮膚科でする治療は手術と違って、そこまで大変な副作用やリスクがあるものではありませんが、やはり、フォトとか、日焼け止めがきちんと塗っていない方に、強く当てたら、火傷します。

ほとんどの、光・レーザー・RFなどの治療は、熱を込めていく治療になるので、こもりすぎたら、火傷するわけです。クリニック側も、どんなに気をつけても、防ぎきれるものではないので、確率は低くても、ある程度の効果が期待できるものには、リスクがあるので、説明は聞いていただかないといけません。

難しい話はわからないから、という方でも、最低限のリスクや、守っていただく注意事項は、聞いてもらわないと、当院では行いません。また、お伝えする義務があります。まあ、うちでは、そういう方は、めったにいらっしゃいませんが。

ホントに話を聞かない方は、リスクだけでなく、早く効かすために、おうちでしてほしいスキンケアの話とかも聞かれないので、そういう方は、仮にされたとしても、効果が悪いので、お勧めしません。

医師に丸投げというか、やりさえすれば、それで良くなるんでしょ、なんでもいいから早くさっさとして、みたいな感じの方は、まあ、「おまかせ」と似てるようで、似てないんですが、前者の方は、思いこんでおられることが、あまりにホントの効果とかけなはれていることがあるので、ビックリすることになってしまうんですね。お互い不幸ですよね。

「おまかせ」の方の場合は、おうちでしていただかないといけないことは、必ず守ってくださるので、こちらも安心して、治療ができます。こういう計画で行かれますか?という確認はもちろんしていただくのですが、無理ない範囲で任せていただけるので、こちらとしても安心です。

何に効くのか、どんな感じで効いてくるのか、リスクはどうか、などなど、最低限のことは、自分のことだから、ちゃんと聞きましょう。せっかくお金を払うわけですから。

 でも、そういう方相手に、適当なことを言って、治療をしているクリニックもあると思います。

クリニック自体も、治療を軽く考えていて、お金をもらえるなら、患者さんがしたいことは何でもするし、その方が興味ないことでも、治療のいい面だけ強調して、追加でどんどんさせてしまうクリニックです。

そこのクリニックと、患者さんの利害関係が一致していて、大した副作用が起こらなければ、患者さんが納得されているなら、アリですが、きっとホントは要らないモノに、たくさんお金を使わされていると思いますよ。

そのためにも、ご自分で、説明はちゃんと聞かれたほうがいいです。

あと、ご自分も結構調べられていて、素人の方にしては、かなりの知識を持ったおられる方の中にも、あまり説明を聞かれない方がいらっしゃいます。

ただ、こちらとしては、どこまでわかっておられるのかもわかりませんし、調べると言っても、医師の知識レベルまでは、普通無理かと思います。勘違いされていることも多々あります。特に、ネットの間違った情報を鵜呑みにされていることがあり、一通り、説明は聞いていただかないといけません。

クリニックによっても、一つの治療に対しての考え方も違いますからね。もちろん、同じ機械でも、設定はホントに全然違います。(効果も変わる、ということです)

そこの治療を受ける以上、そこの考え方に従わないと、説明された効果は出ません。

そういう意味では、ご自分で、いろいろ設定に(おもに強さですが)、希望を言われる方がいらっしゃいます。

いろいろな設定が選べる中で、患者さんに選んでいただいて、その設定をする、ということはありますが、強さに関しては、聞けません。

強過ぎたら、火傷するからです。

「前のところでは、MAXでしてもらっていた」。そう、おっしゃる患者さん、時々いらっしゃいます。

言われる方のほとんどが、オーロラ®(フォトRF)をされていた方ですね~。

でも、MAXって、なんでしょう?本当でしょうか?

もちろん、確認されたわけではありません。

オーロラ®は、フォトフェイシャル®やうちのライムライト®みたいに、色の治療専門の機械ではないと、私は思ってます。設定が、そこまで細かくできないと思うんです。

それに、ライムライト®以外は、白人メインに考えられて開発されていますから、その機械でホントのMAXであてると、私達アジア人は、絶対火傷すると思います。

推測するに、恐らく、クリニック(もしくは担当ナース)が、もうどうしようも(良く)できないので、言い訳に、「MAXなんです」と言ってるんじゃないのかな、と思ってます。

勝手な私の推測ですが。。。他院で、そう言われて、うちで治療を始められた方の経過を診ていて、いつもそう思います。

ライムライト®も含めたシミ治療って、万能ではありませんし、全て絶対取りきれるわけではありませんが、まだまだ反応するけどな~、ということがあまりに多いです。

たまたまでしょうか。。

反応しないからと言って、強さを上げたところで、反応しやすくなるわけではありません。反応することもありますが、シミの質によって、光の種類そのものを変えないといけない時もあるので、その場合は、私はそう言います。MAXとは、言わないわけです。

MAXと言えば、患者さんがあきらめてくれる、みたいな感じがして、私は好きな言葉ではありません。(正直に、これがうちの限界です、と言えばいいのに、と思いますが)

そういうことをずっと言われてきた患者さんは、必ず、強くしてください、MAXにしてください、と言われるので、正直困ります。

一から説明して、わかってもらえればいいんですが、聞く耳を持たない方、仕方ありません。治療をお断りするか、うちのやり方で治療することに納得していただくか、どちらかです。

治療をする場合、患者さん自身の体であっても、ご本人がかまわないから、そうしてください、とお願いされても、最終責任は、治療をした医師にあります。患者さんではないんですね。

だから、治療する医師側は、自分の責任においてするので、自分の納得のいくやり方しかしません。

なにかあったら、困りますからね。責任持てませんよね。謝ろうが、お金を返そうが、火傷なり副作用が一瞬で消えるわけではありませんから。起こってからでは、遅いんですね。

医師のやり方が、患者さんの希望される設定(強さ?)と違って、ご自分のやりたいようにされたいのであれば、ご自分で機械を買って、ご自分の責任でするしかないんです。

今まで、いろいろ受けてきて、自分はわかってるから説明はいりません、という方も、うちでは、説明を聞かれない限り、治療はお断りしております。

→続く

 

 

 

 

当院では、アザ(太田母斑・扁平母斑など)用のレーザーは取り扱っておりません。

でも、時々アザの患者さんがいらっしゃいます。

ご本人は、シミだと思っていて、実はアザだった、という場合です。

特に、遅発性太田母斑様色素斑は、子供の時にはなく、ある程度の大人になってからできるので、薄めのモノだと、そばかすやシミだと思っておられる患者さんもいらっしゃいます。

皮膚科医・美容外科医でも、シミなどを専門でやっていないと、ただのシミと言われたり、ひどい時には、肝斑と言われたり、と中々アザの指摘をされないことも結構あります。

アザか、シミか(あるいは肝斑か)で、治療経過・治療方法が全然変わってくるので、診断を正しくつけるというのは、とても大切なんです。

うちに来られた場合、アザのみ、という方もいらっしゃれば、肝斑が混ざってる方、あるいは、普通のシミも混ざってる方、いろいろです。

肝斑が混ざっていたら、アザであろうと、まず肝斑治療からですが、アザと普通のシミだけであれば、フォト(ライムライト®)をすることがあります。

肌を50倍にして見ることができるので、それで、茶色い色素(太田母斑とか深いアザは、灰色の色素が見えます)があれば、フォトでできるところまで、やってみるのも一つの方法です、というご案内はします。

(扁平母斑は、あまり積極的にはしていません。確かに、ちょっと薄くなる方もいますが、再燃しやすいこともあるからです。患者さんのご希望ですることもあります。)

ただし、最終、深い部分のアザは必ず残ります。どこまでがアザで、どれだけシミが混ざってるかは、経過を見ないとわからないんですが、シミであれば、ある程度フォトで薄くできるし、アザの浅い部分が確かに薄くなることがあるので、できるところまででよければ、ということでライムライトをあてています。

経過は様々ですが、日焼け止めさえ頑張っていただければ、確かにちょと薄くなります。

フォトで反応がある間は、フォトでもいいと思います。薄くなって、もうレーザーしなくていいや、という方も出てこられます。人それぞれです。

アザでも濃い目の患者さんから、よくお聞きするのが、コンシーラーというより、カバーファンデーションの話です。

中々、市販でいいモノがないのと、塗りにくいわりに結構値段がするのと。。毎日のことなので、かなり大変だと思います。

以前に知ったんですが、資生堂の中には、いろんなグループがあって、その中の一つに、アザやキズ跡用のファンデーションを作っている部門があります。

「パーフェクトカバー」のシリーズですhttp://www.shiseido.co.jp/pc/index.htm

学会に行くと、専用ブースがあったので、頼んでテスターをいくつかいただきました。

各種の色はありませんが、テスターがありますので、これを試しに塗ってもらったところ、かなり今使っているのよりも塗りやすいのと、価格も良心的なのと、カバー力もある、ということで、喜ばれる方が多いです。

ただ、塗り方にコツがいるそうで、ご購入をお考えの方は、HPに載っている取り扱い店で、予約をしてもらって、塗り方指導を受けてから、購入していただくことになります。(そのほうが、絶対キレイに塗れると思います!色も色々見てもらえますしね。クリニックに一番近いところだと、高島屋の角にある、池善化粧品でしょうか。確認して、予約してくださいね)

ただ、ホントにスゴイカバー力なので、ここまでは要らないという方、アザの方というより、ニキビ跡の赤みの方とかには、資生堂ナビジョンのスポッツカバーファンデーションがおススメです。

これは、レーザーー後のかさぶたなどにも塗ってカバーしてもらうために開発されたもので、ニキビやニキビ跡にもちろん使ってもらえるタイプになります。

パーフェクトカバーほどではありませんが、これも結構なカバー力で、塗りやすさは、かなり上です。お値段もお手頃です。

これは、ウォータープルーフとも皮脂・汗に強いとも表示がないんですが、水で洗ったくらいでは落ちません。

基本、洗顔は、石けんやマイルドなクレンジングをおススメしているんですが、マイルドすぎると全然落とすことができません。これは、やっぱりちゃんとしたクレンジングオイル(ナビジョンのは、取り扱ってませんが、いいと思います)か、キレート剤配合とかのクレンジングでないと、ちょっと難しいかな。。。無添加石けんを泡立てたら、一応落ちましたけど。

先日、ニキビ跡の赤みを気にされている患者さんと、水に塗れても落ちにくいBBクリームって、まだないですね~、とお話していて、「そうだ!スポッツカバーだ!」と気づきました。

帰りに塗ってみてもらったところ、結構なカバー力で、普通のファンデより、全然カバーできますね。

ノンコメドジェニックなので、ニキビが出る方も、使いやすいと思います。

色が2種類しかないので、赤みの強いところだけ、カバーして、上から自分のファンデやBBクリームを塗ってもいいと思います。

赤みって、普通のファンデでは、なかなかカバーできませんものね。

こういう、一見もうかりそうもない化粧品(実際、そんなに儲けないと思います)に、開発・販売に時間とお金をかけてくれるのは、資生堂という大企業だからかも。

他の部門で、儲かっているから、こういう少数派の方用の、化粧品を作ってくれるところはさすがです。

資生堂だけあって、塗りやすさは、他のメーカーのカバーファンデよりも群を抜いていると思うんですけどね。

こういうところは、いつもスゴイな~と尊敬しちゃいます。

資生堂さん、これからも研究頑張ってください。

多くの患者さんから、肌にやさしいBBクリーム(ファンデでもいいんでしょうが)があったらな~、と言われます。

今、開発中かもしれませんが、ナビジョンの日焼け止めのウォータープルーフタイプと、色つき、お願いしますね~。

 

注入剤で、今の一番人気はレディエッセ®ですね~。

レディエッセがお高いのとで、ヒアルロン酸をご希望される方も多いかと思っていましたが、やはりレディエッセ®をされる方のほうが、圧倒的に多いです。

レディエッセ®は、おでこや眉間・目の周りには使えませんが、法令線から口元にかけてのラインや、フェイスライン・ゴルゴライン(ホホの真ん中にできる”ハ”の字のくぼみ)や鼻・アゴ・手の甲の骨ばった分など、従来のヒアルロン酸よりも優秀なことがあります。

特に、鼻は、ヒアルロン酸で入れ過ぎると、ブヨブヨのおかしな鼻筋になってしまいます。

(そんな人、見たことないですか?若い子に多いんですが、欲張って高くしようと入れ過ぎて、皮膚が上には伸びなくて、横に広がって、目のそばでまで、鼻の付け根になってる子。太~い鼻筋です。

一部の若い子の間で、太い鼻筋が流行ってるようで、そうためには、鼻の低いアジア人は、たくさんいれないとダメなんですが、ヒアルロン酸は、鼻への入れ過ぎは、ホントに変です。

それに比べて、レディエッセ®だと、広がったりせずに、しっかりと形作ってくれるのがおススメです。

入れすぎなければ、ヒアルロン酸でも全然いいんですけどね。

でも、ヒアルロン酸は、水を吸収する働きがあるので、やはり少しブヨブヨというか水っぽいゼリーが入っているように感じる場合があります。

法令線やゴルゴラインなどに入れると、水を吸収して少し膨らむので、逆に喜ばれる患者さんもいらっしゃるくらいなので、鼻大量に入れる以外は、最初のお試しに、ヒアルロン酸は、お手軽に、というのではおススメです。

注入系のいいところは、必ず元に戻るところで、もし入れ過ぎたりとか、自分のイメージと違っても、吸収して無くなっちゃいますかr、安心・安全です。

レディエッセ®を初めて検討されている方で、もし入れて気にいらなかったら、中々吸収しないと困るので、ヒアルロン酸にしようかな、と悩まれる方がごくたまにいらっしゃいます。

(ヒアルロン酸なんて、マッサージしてたら、すぐ無くなっちゃうことありますからね~)

考え方は、人それぞれです。

レディエッセ®の最大の特徴は、持ちの良さ(吸収にスゴク時間がかかります)です。

短くても半年は、普通残ってます。通常、1年くらい(うまくいけば1年半くらい)もつといわれてますし、実際そうだと私も思います。

長所は同時に、見方を変えれば、欠点にもなりえますからね。

それでも、その悩まれた方も、結局レディエッセ®にされました。

やはりレディエッセ®も人気のため、今うちでも追加発注をかけてます。

そこで、韓国製ボツリヌストキシンの時と同じで、もうレディエッセ®に切り替えちゃおう!と思いつき、そこで、今回の価格改定です。

在庫一掃セールというわけではありませんが、うちは注入剤メインのクリニックではありませんから、そんなにいろんな種類もいらないな、と改めて思いました。

うちで入れているヒアルロン酸も、スウェーデンのレスチレンという、ヒアルロン酸の中では、トップブランドになります。だから、おかしなモノではありませんけど、パーレーン®とサブQ®は、無くなり次第、レディエッセ®に切り替えます。

レスチレン®を入れるようなところは、レディエッセの適応がないため、これは継続して、取り扱います。

レスチレン®まで、値下げしなくても良かったんですが、他とのバランスと、それだけしないというのもややこしいかと思って、もう一緒に値下げしました。

(今後、気が変わったら、どうするかまでは、お約束できませんが)

いわゆるヒアルロン酸って、どんな感じ?と思って、気になっていた方には、かなりお得なので、いいかもしれません。

当院は、1本買取制なので、余った分は、顔の中の、適応のあるところには、どこにでも注入できます。

例えば、法令線と鼻・アゴとか。どう使われるかは、ご自由です。(ただし、適応の範囲内です)

よく他院で、ヒアルロン酸のメーカーや商品名も言わずに、○○年も持つ!とか宣伝しているのがありますが、必ず商品名など確認してから、入れられるほうが絶対いいですよ。

ヒアルロン酸も入っているけど、実は、吸収しないアレルギーの出るヤツ、とかいう場合もあるので、必ずご確認を!

吸収しないモノは、絶対入れたら、いけません。もう取り出せません。手術とか、顔中キズだらけにしても、全部取り出すのは、無理かもしれません。

アレルギー反応が出たら、ホントに悲惨です。(TVでありましたよね。韓国の風船オバさん。。)

うちでは(というか、まともなクリニックでは)、吸収しないモノが入っているところに、レディエッセ®・ヒアルロン酸両方とも絶対入れません。混ぜません。

何を入れたかわからない方は、全てお断りしています。

それだけ、吸収しないモノを入れると、トラブルが多いわけです。

ちなみに、ヒアルロン酸を入れて、半年以内の場合も、お断りすることがあります。もう吸収して、無くなっているかな、と診察で判断したら、レディエッセ®を入れることもありますが、断ることのほうが多いです。

お電話で、他院でいついつ、こんなの入れました、と言っていただければ、受診されても多分入れませんよ、とお教えできますが、言わない方には、診察時に説明することになります。

どんなに遠方から来られても、残ってると判断したら、入れませんので、ご了承ください。

注入系は、患者さんからしたら、一見簡単そうに思えますが(だから、プチ整形と呼ばれるのもあるんでしょうが)、これも医療なので、必ずルール(適応の是非)は守っていただきます。

5月の開院キャンペーンも、肝斑の患者さん方にもアキュチップあて放題は、ご好評をいただき、無事に1周年を迎えることが出来ました。

ありがとうございます。

少し遅くなりましたが、1周年記念と5月忙しいのにも関わらず、スタッフがよく頑張ってくれたので、どこかでお祝いをしようと思っていたら、ちょうどラ・プレーヌ・リュヌさんから、5周年記念ディナーのご案内が!

あちらも、5月27日で、5周年だそうです。奇遇です~。5周年記念ディナーが、内容がかなり奮発されるそうなので、早速予約して、先日スタッフと行って参りました。

20110610_1.jpg

ここのはね、何食べてもおいしいんですよ~。

食前酒には、シェフからのサービスの、クレマン ロゼのスパークリングです。おいしかった~。

その日の仕入れで、メニューは変わると思いますが、この日は、

・ラッド産ホワイトアスパラガスのババロア・グリーンアスパラガスのソルベ

・鮎と新キャベツのルーロー 加賀太胡瓜の軽い見込み ガスパッチョ(キャビアとトリュフがのってました♪ 写真のヤツです。鮎のパテみたいなのがのったパイが添えられています。絶品です!)

・尾鷲産手長海老のスパイスロースト 赤ピーマンソース

・宮崎産和牛リブロース肉のロースト くみあげ湯葉のクリーム モリーユ茸のソース

(メインのお肉は、ランド産子鳩のローストと選べます)

・ルバーブのタルト

(手書きのメニューを一人ずつにご用意いただいたので、詳細に書くことが出来ました)

最後のタルトの頃には、おなかはちきれそうです。(タルトももちろんいただきましたが。。)

いや~、どれもおいしかったです~。ごちそうさまでした。

5周年記念ディナーは、6月12日までされているようです。(通常のコースメニューも、もちろんあります)

他のコースも、お手軽で、コストパフォーマンスはむちゃいいですが、もし12日まで行けたら、記念ディナーをお勧めします♪(必ず、予約ですよ!)

これで、一人6.500円です。(サービス料は取られません。明瞭会計。良心的です。)

他のフレンチで、6.500円で、今回いただいたようなのは、絶対出ませんよね~。

こちらは、小さなレストランですので、お早目にご予約をされることをお勧めします。満杯でも、10席くらいかと。。

 

 

 

アレルギーって、実は年中あったりするんです。

スギやヒノキが有名なだけで、これらのアレルギーの方の人口が多いというだけで、実はいろいろあるんですね~。

アレルギーになる物質が空気中に舞っているからといって、全ての方にアレルギー反応が出るわけではなく、出る方・出ない方・今まで出なかったのに、突然アレルギーになった方などいろいろです。

一つでアレルギーが出たからと言って、何にでもアレルギーになるわけでもなく、ごくまれに、過敏にたくさんに反応する方もいらっしゃいますが。

例えば、薬のアレルギーであれば、本来なら、それと同じ薬、あるいは構造の良く似た薬だけを気をつけてやればいいんですが、多剤アレルギーの方がいらっしゃって、ホントにいろんな薬(全然似てない薬で)で反応が出てしまう方がいらっしゃいます。

ただ、学会報告になるくらいですので、そういう方はホントに極めてまれなので、そうなったらどうしよう、とご心配される必要はありません。

薬のアレルギーだけは、どの薬と、診断をつけてもらうにこしたことありませんが、無理な場合もあると思います。無理な時は、「その時に飲んでいたのは(点滴・注射されたのは)、○○○という薬です」と言えるように、されておいてください。

なんの薬かわからないと、病気になって病院に行った時に、薬を出してもらえなかったり、あるいは似たような薬を出されてアレルギーが出たり、ということになりかねません。

自分の身は、自分で守らないとね。

ところで、私はブタクサという草にアレルギーがあります(スギにもありますが)。

ブタクサというのは、その辺の原っぱや土手によく生えている雑草です。

スギほどひどくなく、時々目がかゆくなったり、くしゃみが出たり、と軽いモノです。薬を飲んだり、目薬を刺すのは、時々くらいの程度です。

主に、時期としては、夏~初秋かな?

先日、朝の通勤中に、まぶたがかゆくなり、少し掻いてしまいました。その後、2・3回電車の中で、掻いてしまい、「こんなしてたら、腫れるわ~、いかん。いかん。」と思い、ぐっと我慢してました。

そのうち、まばたきすると、なんか目に違和感があります。なにかが邪魔してるような。。

もしかして、もう腫れてたりして。。と思って、鏡をみると!ボッコ~っと、上まぶたの内側に、ビー玉でも入れたのか、というくらい腫れてます!ビックリです!

ブタクサにしたら、早いな~、と思い、のんきに考えてましたが、これは、朝一の患者さん、ビックリするわな。。と、駅でトイレも我慢して、早速クリニックへ。

最後の手段、ステロイドをまぶたに塗りました。

なんとか、朝一の診察までに、腫れが引いて、ちょっと寝不足ですk?くらいにはなりました。

セーフです。。

あ~、ビックリした。でも、ブタクサにしろ、花粉のアレルギーで、数回ちょこっとこすったからって、そんな普通はそこまで腫れません。

おかしいな~、と思って、ふと気付きましたが、その日の朝、少し時間があったので、アイシャドウを塗りました。

私は、あまりアイメイクをしません。どっか出かける時(それでも、しないことあります)と、普段は時間が余ったら、というくらいです。

アイメイクと言っても、アイシャドウをブラシで、サッとヒトハケするくらいで、アイラインは、めったにしません(タヌキみたいになるんですよね~)。余裕があれば、マスカラをするくらいでしょうか。。

そんなんだから、アイメイク用品って、全然無くなりません。たま~に、新しいのが欲しくなって、買うこともありますが、大体使う色調が決まってるので、それが無くなるまでは買わない、みたいになってました。

その日の朝に塗ったのは、もしかすると、10年以上は余裕で過ぎているアイシャドウです。。。

腐ったりはしてないんですが、パウダーなので、見た目は幸い変わっていません。。。でも、もうアウトでうよね。。

これかな・・・?

とりあえず、そのアイシャドウは、もうさすがに捨てます。その後は、目の周りは、最低限の保湿だけで、アイクリームとか何も塗らないようにして、刺激をしないようにしました。

それ以来、痒くなることはありません。

ブタクサではないでしょう。。。

今朝、駅で待っている時に、暑くて、汗が出てきたら、しばらくして、顔全体が痒くなりました。。

またもやブタクサ?!(違うって!!)と思いましたが、毎日使っている日焼け止めか、汗か。。

しばらくしたら、おさまりました。おさまらなければ、クリニックで即効洗顔しなきゃ、と思っていたので。

女性の顔に、なにか赤み・痒み・ぶつぶつなど出た場合、(症状にもよりますが)、一番に疑うのは、化粧品です。化粧品によるかぶれです。かぶれまで、ひどくなくても、合っていない、ということになります。

アレルギーの場合、顔だけ、ということは少なく、いろんなアレルギーがありますが、顔と周り、あるいは全身、あるいは、他の症状も。。みたいに、何かやはりアレルギーを疑わせる、見た目と経過があります。だから、問診が大切なんですけどね。

全然アレルギーぽくなくても、アレルギーということも、もちろんあり、血液検査をする方法もありますが、検査にひっかかったから、今回の原因がそれだ!という証拠にはなりません。

また、アレルギー陽性のモノでも、全然症状に出ない方もいらっしゃいますし、アレルギー陰性でもものすごく症状出る方もいらっしゃいます。

血液検査では、アレルギーと言っても、代表的なのを調べているだけで、目安にしかすぎません。

化粧品でかゆくなる場合、化粧品そのものが合っていない(いつも使っていたものでも、変性しちゃった、あるいは、肌質が変わった、ということもあり得ます)、というのが一番多いんですが、それを塗る時の、ブラシやパフが刺激になって、痒くなる、ということもあります。

ブラシやパフは、清潔なモノを使うだけでなく、チクチクとイヤ~な感じがするものは止めておきましょう。スルスル~と摩擦なく、伸ばせられるモノ、不快感のないモノを使ってくださいね。

夏とかの暑い日に多いんですが、汗で痒くなることがあります。アトピーの方で、自分の汗そのものに、アレルギー反応が出る方もいらっしゃるくらいです。アレルギーじゃなくても、体調によって出る汗の成分も、ちょっと変わりますから、ベタベタしてかゆくなる、ということもあります。

パッチテストと言って、化粧品とかを皮膚に貼って調べる検査があります(うちでは、してません)が、患者さんがこの化粧品が絶対怪しい!と言われても、全然反応が出ないことがあります。

実は、汗だったり、塗り方(ブラシの刺激とか)だったり、汗・化粧品・紫外線をいくつも重なって、たまたま反応が出た、ということも、まれにあります。

お肌ガ、乾燥しちゃって、敏感になっていて、なんにでも痒くなりやすい、ということもあるんですが、

顔の場合は、まず全部化粧品を止めれるにこしたことありません。症状が軽い場合、疑わしいモノ以外は使い続けて、かゆみを落ち着かせるって、ありですが、ひどい方は、言ったんやっぱり全部止めないと、反って、長引かせて、ひどくなるだけです。

化粧品って、薬じゃないですからね~。要らない成分、いっぱい入ってます。お肌が元気な時は、大丈夫なんですけどね。

顔に何か出たら、ひどくならないうちに、皮膚科に受診されることをおススメします。2・3日で、どんどん良くなっているなら、受診の必要ありませんが、どんどん悪くなっているなら、化粧品を止めるにしろ、ステロイドのホルモン剤は、とりあえず必要だと思います。

 

日焼け止めの塗り直しを患者さんから聞かれた時に、パウダー類を一切使わずに、リキッドもしくはクリームだけで1日を過ごすほうが、塗り直ししやすいですよ、と申し上げてます。

お化粧しても、なんやかんやで2~3時間くらいですよね、キレイなのって。

なんとなく取れてハゲハゲになるというか。。

パウダリーファンデーションを使っている方が結構多いんですが、化粧直しの時も、最初にパウダー使っちゃうと、その後、上から重ねても、よれたり、ボテッとついたり、ダマになったり、とあまりうまくいかないことないですか?

いく方はいいと思うんですが、日焼け止めなし、BBクリームなり、乾燥肌の方は乳液なり、何かを重ねる時に、いくら化粧が取れてると言っても、パウダーの場合、どっかに残っていて、それが、ますますダマの原因になる気がします。

塗り直し前に、余分な皮脂や汗はもちろん取った方がいいですが、乾燥肌の方は乳液を塗るか、しっとりタイプの日焼け止めやBBクリームを、両方の手の平に伸ばして、顔を温めるように、上からのせてやるように塗ってあげると、ダマにならず、よれずに塗りやすいと思います。

実際、私もそうしてますし、多くの患者さんがそうされてます。

それでも、よれやすいという方は、塗っている量が多すぎるのか、いろいろ重ねた時に、化粧品同士の相性が悪いのか、どちらかかな、と思います。(余分な皮脂や汗は取ってくださいよ)

それでも、患者さんで、リキッドの上からパウダーで抑えないと、すぐにヨレやすい、と言われる方がいらっしゃいます。

でも、多分パウダー塗っても、そんなによれるまでの時間って、変わらないと思いますよ。

モデルさんで撮影に入るとか、素人の方でも写真を撮るとか、そういう時に脂浮きを抑えるのに、パウダーを使うというのはわかりますが、モデルさんとか、すぐにメイクさんからお直し入ります。

パウダーで抑えられる量って、ごくわずかで、皮脂・汗の量にもよりますが、そんな何時間も無理でしょう~。

乾燥肌の方なら、皮脂が浮いてこないので、パウダーをすると全然よれないかもしれませんが、パウダーは皮脂・水分とも吸っちゃうので、乾燥肌の人にはススメてません。

特に、目の周りや口周りの小じわ・チリメンジワに粉が入り込んで、あれはすっごく老けて見えます。

マットにしていいのは、10~20代前半くらいまででしょうか。。お肌自体が、まだ若くて輝いていますから。

20代後半の方でもいける方もいるでしょうが、肌質に依ると思います。

お肌は、テカらせる(限度もありますが)と、ツヤっぽくて、光の反射もよくて、若々しく見えます。

皆さんの嫌がるテカリは、実は、乾燥肌やご年配の方からしたら、憧れる手に入らないモノなんです。

すっごく汗をかいたり、ギトギトの皮脂だらけになると、どちらにしろ、パウダーはヨレヨレです。

パウダーをしていないからよれるのではなく、汗や皮脂が多いのに、ウォータープルーフのファンデを使っていないことが、一番の原因かと思います。

汗をかく・皮脂の増えてくる季節は、日焼け止めもウォータープルーフを使うことは大切ですが、上から塗るファンデも、ウォータープルーフ・もしくは汗・皮脂にも強いモノでないと、ファンデだけ流れて、ヨレの原因になると思います。

私は、ずっと汗・皮脂に強いファンデは、イプサのを使ってます。

ウォータープルーフまではいかないのかもしれませんが、普段ならこれで十分かと。。

数年前に、汗・皮脂に強いファンデを探しましたが、これ!というのがなかったように思います。

アネッサの海・アウトドア用のファンデがあったかと思いますが、街中では乾燥しすぎるかと思います。

用途に合わせた、日焼け止め・ファンデを使いましょう。

もう何年も、新しいファンデは探してないので、他にも汗・皮脂に強い、いいファンデがあるかもしれません。

皆さんも、普段お使いのブランドとかで確認されるといいと思いますよ。

ただし!カウンターの方が、汗・皮脂にも強いんです~、と言われても、パッケージやパンフレットに、そういう表示がないと、それはウソですので、そう言われても、必ず説明書などで確認してくださいね。表示がない、ということは、本社で認めてない、ということです。効かない、のと同じです。

結構、大手のブランドのメーカーでも、販売スタッフは、自分の歩合のために平気で、ウソ(まあ、良く言って、誇大広告)つきますからね。私は、そういう場面に何度も遭遇したことがあります。

土曜日に、ちょうどファンデが無くなるので、大丸のイプサにファンデを買いに来ました。

イプサでは、お肌の色を調べて、肌に合う色をコンピューターで出してくれますよ♪

今回はめんどくさかったので、もう前と同じ色でいいや、とお願いすると、なんと!震災の影響で、

101番のファンデ(ピュア プロテクト リキッドファンデーション)が、ヘタすると、この夏中入ってこないかも、とのことで、急遽100番を少し塗ってもらって、違和感なかったので、100番にしました。

震災の影響は、いろんな業種の在庫や生産にも関係してますね。イプサにも、とは思いませんでした。(一部のクスリも入手しにくいですものね)

100番は、明るめのファンデになります。

むか~し、19歳~20代く前半くらいの時(このころから、イプサ使ってました)のファンデの色は、確か100番だったと思います。黄色系の中では、一番明るい色だったような気がします。

ところが、どんどん年をとって行くと、顔の地色も暗くなってくるんですね~。30代は、ずっと101番でしたね~。ちゃんと測ってもらっても。

それが!100番に戻れるなんて!日焼け止めだけじゃなくて、ライムライトも頑張っているおかげかしら。。。

なんにしろ、在庫のある、合うファンデが買えて良かったです。

みなさんも、よろしければ一度お試しください。

すっごい乾燥肌の方は、保湿が物足りないと感じられるかもしれませんが。

日焼け止めも大事ですが、上から塗るファンデも大切です。

クレ・ド・ポーの下地もファンデも好きですが、もうこの季節になると、汗絶対かかない!という時しかつけませんからね~。

ファンデも、環境に合わせて、というのかTPOに合わせて、お選びくださいね。

 

 

いきなり初対面で、パッとお肌の状態を診ただけで、これがいい!とわかるわけではありません。

自費治療の場合は、当院で取り扱っている治療が、光・レーザー・注入・ピーリングなどと限られてきますし、当院にある治療・ない治療も含めて、一般的なお話と、それぞれの長所と短所を申し上げています。すごくいい治療と私が思うものであっても、その方に治療の相性として、本当に合っているかどうかは、やってみないとわからないんです。(ご本人が、効果と値段に満足されているか、という別の問題も、自費の場合はあります)

それぞれ、値段も通う間隔も効果も違いますからね。

合っているかどうか、わからないのに、いきなりコースで申し込むというのは、止めておかれたほうがよく、もちろん当院では、コース料金はありません(その代り、継続お値引きシステムというので、割引きさせていただいております)。

まあ、自費治療に、うちに来られる方のほとんどが、手術とか大きく変えるとか、副作用がすごい、というような治療は困る、という方が大半で、皆さん、結構調べてから受診される方も多く、私も顔負けの知識をお持ちの方・するどいツッコミをされる方、様々です。

光・レーザー治療の場合は、早くキレイにする方法は、患者さんの普段されるスキンケアにかかってますので、私が手助けできることは、ほんの微々たることになります。

うちの治療の中でも、どれから始めたらいいかわからない、という方には、一番気になっていることからされたらどうですか?とご提案しています。それでも、決められなくて、「私の肌の、どこを良くするのが、一番いいと思いますか?」と聞かれて、こちらのほうがいいと思いますよ、と率直に申し上げて、それを治療される方と、「それは気にしてません」と言われる方と。様々です。 

気にしているモノからされたら、いいと思います。

まあ、肝斑があると、いきなり強い治療を濃いシミの部分にはしませんけれど。

それに比べて、保険の治療は違います。

保険の場合、皮膚科で治療というと、薬くらいしかありません(当院には、液体窒素も手術も行なっていません)。

薬を決める前に、まずは診断が大事なんですが、パッと診て、わかるモノというのは、ほんの一部の病気です。(水虫ですら、診断をつけるのに顕微鏡検査が必要ですから)

湿疹・かぶれ・赤くなる・ぶつぶつなどが繰り返し、また長期にわたって、出ている場合、慢性湿疹とか、慢性皮膚炎と保険病名をつけてしまえば、それまでですが、そういう繰り返して起こる場合、なにか原因があることがあります。

原因のわからない病気というのも大半ですが(突然なる、たまたまなる、というものです。そこまで医学は解明されていません)、原因がわからなくても、これをしたら、必ず悪化する、ということがみえてくることがあります。

そしたら、それを取り除いてやれば、少なくともいい状態を少しでも長く保つことが可能だと思います。そうするには、患者さんから、経過を詳しく教えていただくということが必要です。

いつからどんな症状だったのか、どこに出たのか、いつ病院に行って、どんな薬をもらったのか、その後どう変わったのか、などの経過です。

他院を受診したけど治らない、とよく当院を受診されることがあります。その病気を知っているかどうかの差で、パッと診て、その薬全然違うよ、ということがたまにあります。

でも、そういうことは、ホントにたまにです

また、他院を受診した時と、当院に来られた時と、全然症状が違う、ということもよくあり、その場合、薬が全然違ってくるのも当たり前です。

「前の薬が全然効かない」と言われても、その薬が何かわからなければ、同じような薬(全く同じモノだったり、見た目が違っても成分が同じだったり)を出す可能性もあります。

(皮膚科医同士、そんなに大きく薬は変わらないということです。ステロイドの強さが、考え方によって変わることは多いですが)

当院は、大きな病院や皮膚科メインでされているところみたいに、いろんな薬の見本があるわけではないので、キャップの色だけ言われても、全くわかりません。

合わなかった薬もわからない、経過も憶えていない、となると、こちらは対症療法するしかありません。

対症療法というのは、痛いなら、痛み止めを出す、バイキンがついているなら、化膿止めを出す、赤くて炎症があるなら、炎症止め(おもにステロイド)を出す、といったような、出ている症状をとりあえず抑える、ということです。

まあ、ほとんどの病気(皮膚科でなくても)が、現代医学であれば、根治治療というのは、ほとんどないので、対症療法になりますが。

対症療法で、とりあえず様子を診て、出した薬の反応と、その後悪化したら、その経過と、と一から診ていくことになるので、ものすごく時間がかかります。

かぶれとか虫さされは、すぐに普通治りますが、慢性の病気の場合、一度発症すると、一生付き合っていく病気もあるので、対症療法の延長みたいにはなることも多いです。その場合は、副作用がなるべく出ないように、うまく病気とつきあっていくしかありません。

皮膚科の病院を変える際には、残っているなら、必ず今まで使っていた薬を持っていきましょう。そのほうが無駄になりません。また、慢性でずっと治らないのであれば、日記みたいに、ご自分で経過をつけておくというのも、一つの方法です。調子良い時は要りませんが、悪化した時の状況や日時がわかるにこしたことありません。

私に限らず、これは他の医師でも、経過がわからないと仕方ない、と思っていると思いますよ。

保険診療も自費もそうですが、医師・病院や薬は、万能ではないので、患者さんの協力が、早く良くする方法です。

他力本願で良くなる病気・症状(全部おまかせみたいな)なんて、ごくごく一部ですから、自分のことは、自分もちゃんと考えて、ケアしてあげる、気をつけてあげるというのが、本当は一番大切です。

 

もともと、うちのクリニックは、自費診療のみで行うつもりでした。保険診療と併用して診療を行うと、混合診療にならないように注意したり、などいろいろ気を使うことが出てきます。

ひょんなことから、保険診療もすることになり、美容で通っておられる患者さんも、体に湿疹ができたり、水虫や手湿疹・アトピーなどで薬が必要なこともあり、今までの自費診療のみのクリニックだと、他の皮膚科に受診してください、と言っていたのが、保険もすると自分のところで処方ができるので、患者さんにとってもいいことだな、と思い、自費の美容診療と保険診療をすることにしました。

また、保険を行う場合は、レセプトと言って、皆さんはほとんどの方が3割負担だと思いますが、後の7割を社会保険基金や国民健康保険の基金にレセプトを申請して、お金をいただかないと、クリニックは赤字になります。

そのレセプトは、医師が普段している診療とは別の、保険上のルールに基づいてやらないと、もらい損ねが出たりするわけです。保険の通る診療・通らない診療というのは、今までやってきて、わかってるつもりですが、保険上の細かいことは、全くしりません。申請の仕方とか、保険点数の計算の仕方など。

一般的なクリニックや病院では医療事務と言って、保険に詳しい方を雇って、おまかせしたり、院長自ら保険を勉強して、一緒にやっていくクリニックもあります。

はっきり言って、私に保険の勉強をしている時間がなく、勉強したところで全部を知るのは無理だろうと思ったことと、保険をするにしても自費の美容皮膚科メインとなるので、そこまで保険に時間を割くことはいらないと判断しました。

そのために、保険のレセプトを知らなくても何とかなる電子カルテ・レセプトコンピューター一体型の「ダイナミクス」を購入しました。

価格も非常に良心的で、私みたいにレセプトはほとんど無知でもなんとか申請できるという代物です。

自費診療をするにしても、ダイナは使いやすく、結果とても重宝しています。保険診療の割合が、もっと多かったら、ダイナは選んでいないかもしれません(手取り足取りのサポートシステムのあるところにしていたかも。。物凄く高いですが。。。)

途中で、いろいろレセプトを知らなったせいで、お金をもらい忘れることがあり、税理士さんから指摘いただいて、申請しなおす、基金や医師会・ダイナミクスのサポートセンターに電話して教えていただく、ということで、なんとか1年やってきました。(自費は、普通のお店と同じです。治療にかかる分、全額ご本人からいただくので、明瞭会計です。)

まあ、メインは自費の美容皮膚科で、保険は予約が空いているなら診る、という感じなので、それほど気にしていませんでしたが、最近、保険の初診の方(時々再診でもありますが)で、予約時間直前にキャンセルされる、というのがちょっと増えてます。ひどい方で、無断キャンセル、あるいは予約時間ちょうどに電話でキャンセルされます。

理由は、まあ、人それぞれですが、良くなったって気にならなくなったから行きません、というのが大半です。他には、体調が悪いとか、よくわからないもので、「ひどくなったから、様子を見ます」というもの。ひどくなったからこそ、病院に行くんじゃないのかなと。。。

体調が悪いとか、身内の方が具合が悪いとか、真相はわかりません。それはそれで仕方ないと思います。(ただ、電話してこられている後ろから、騒がしい声が聞こえたり(繁華街?友達?)とか、体調が悪いのに、どこから電話しているのか、どこか病院に向かう途中なら知りませんが。。)

良くなったから、キャンセルします、というのも、良くなって良かったことですが、直前や予約時間になっていきなり良くなったわけではないでしょうに。。

直前では、キャンセル待ちされている方に、お電話もできません。

保険の予約時間は、自費の方みたいに、1時間も2時間もお取りしてるわけではないので、短い時間ですから、予約が空いていたら取ってましたが、その後に、他の方が予約を取りたいと言われても、断らざるを得ません。仕方ないかと思ってましたが、最近自費で通っていただいてる方のご予約がとりづらい日も出てきて、そこに保険のドタキャンがちょっと続きましたので、保険診療は当日予約のみと踏み切らせていただきました。

もともと保険で皮膚科にかかる場合、慢性の落ち着いている方を除いては、じんましんやアトピー・水虫の悪化など、わりとすぐに診てほしいことが多いと思います。保険の皮膚科で、予約制にしているところは、ほとんどなく、その日に診てほしい方が並んで順番を待つ、というのが一般的でしょう。

うちみたいに完全予約制だと、すごく前から保険の予約を取る方がいらっしゃって(急ぎではないのかと思いますが、時間があるなら一度行ってみよう、くらいの感覚でしょうか。)、お休みの関係で、そこしか行けないから早めに予約をされる方も多いですが、やはり一部の早めに取った方で、ドタキャンされる方が多い気がします。他に大事な用事ができたんでしょうね~。

ドタキャンされる年齢層はバラバラですが、やはり20代前半が半数以上です(保険だけでなく、自費もそうですが)。今の20代は、そういう方が多いのかな~、と思ってしまうくらいです。

うちは、緊急対応(火傷とか、ケガとか)してませんので、予約が空いていないのに、優先的に保険の方を診る、ということはしてません。幸い、うちの周辺は、皮膚科・形成外科とも、多い地区なので、お急ぎの方は、保険メインのところを受診されてください。うちは、自費メインになりますので、保険の薬も最低限しか置いていません。院内に無いモノは、院外処方箋で調剤薬局でもらっていただく形になります。

院外処方箋でも構わない方は、診察ご希望の日に、お電話ください。予約が空いていて、すぐに診させてもらうことができる場合もありますので、それであれば、ホントに全然待ちません。お近くにいらっしゃる方は、とても手っ取り早いと思います。一旦、予約が詰まっていて、断られても、その後の進行具合は、自費のキャンセルや変更が出て、予約が取れる場合もありますので、お時間帯を変えて、またご連絡いただけると、診察できることもあります。

うちには、ナースがいませんので、受付業務以外は、全部私一人でやりますので、自費の診察・処置もかなり時間がかかります。そのため、1日で診れる人数に限りがあります。

特に、男性の保険の方は、前後に自費の女性の方がいらっしゃると、院内で鉢合わせしないように、予約を取りますから、女性よりも、予約がとりづらいことがあると思います。

どうぞご理解ください。

 

 

体も細い毛も顔のうぶ毛もそうですが、あまり細くなると、完全脱毛は、無理と思われるほうがいいです。

白人みたいに、肌が真っ白で、毛だけが黒々としていたら、細い毛でもある程度可能かもしれませんが、私たちアジア人は、肌に絶対に色素がありますから、あまり細い毛だと、皮膚の色と同化してしまって、光やレーザーを当てても、素通りしてしまい、光は毛に吸収されません。また、吸収されるにしても、毛自体が細いので、吸収される量も少なく、毛の破壊にまでパワーが及ばないことが多いです。

確かに、うちの脱毛に使っているプロウェーブは、従来のアレキサンドライトやダイオードに比べると、色白~色黒、細い毛~太い毛まで、これ1台で対応できる機種ではありますが、魔法ではありませんので、なんにでも、どんな毛にも、肌質にも対応できるものではありません。

他院で、ずっと脱毛していて、反応が悪い場合、光の種類を変えてみる、特にうちのようなプロウェーブに変えてみる、というのは、確かにおススメの方法ですが、どこまで効くかはやってみないとわかりません。

効いたとしても、完全脱毛できるかどうかも、経過を診ないと、わかりません。

HPの脱毛のところにも書いていますが、一度お試しされるのはいいと思いますが、絶対完全脱毛できますよ、とお約束できるものではありません。

また、細い毛で、なおかつ、色黒あるいは日焼け止めを全然塗っていない(1日1回しか塗っていないのは塗ってるうちには入りません。塗っていないよりマシ、というレベルと思ってください。地下のフロアや、全く自然光の入らないところで、日中を過ごされているなら、日焼け止めはいりませんが、そんな方はかなりの少数派だと思います。普通のオフィスやおうちで過ごす方は、1回では全然足りません)場合、

私は、絶対パワーは上げません。皮膚には、シミの予備軍だらけなので、全部反応して熱がかなりこもります。火傷のリスクが上がりますから。

そんな状態で、完全脱毛を狙うというのは、無理でしょう。

早く、きちんと脱毛したいなら、まずご本人が頑張らないと。

HPにも書いてますが、私は、美容皮膚科の治療の結果は、9割は患者さんの普段のケアのおかげだと思います。他力本願はいけません。そんな都合のいいモノはありません。

細い毛でも、プロウェーブで反応している間は、プロウェーブをされたらいいと思いますが、ライムライトやジェネシスをご紹介することもあります。あまり細い毛だと、どうせ完全脱毛は無理なので、光の種類を変えて、標準となる深さなども変えて反応を見る、という方法です。

ジェネシスは、日焼け止めをちゃんと塗っていないから火傷をする、ということはありませんが、ライムライトとプロウェーブは、日焼け止めが効果に影響します。

ただ、ジェネシスは、茶色によく効くわけではありませんので、やはりどこかでライムライトやプロウェーブに変更しないと、どっかで頭打ちが来ます。

どのレベルを目指すのか、どこで維持したいかは、その方次第です。価値観は皆さん違いますから。

基本、顔のうぶ毛は、お手入れなので、よりもっと細くして、生えるスピードもさらに遅くして、良い状態を保ってあげる、というのが、光・レーザー治療で目指すところです。

顔の場合は、みなさん、他にその治療が何に効くのかで選ばれて、うぶ毛に関しては、気になったら、予約を取る、という方がほとんどです。

お金を出すのは、患者さんなので、こちらから強制することはありません。

脱毛を次にするタイミングは、体の場合、1か月半~2か月が一つの目安とされていますが(毛周期より)気になった頃にどうぞ、というのが私のスタンスです。まあ、1か月くらいは空けていただきますが、体の場合、プロウェーブだと、結構効くので(普通の太さの場合)、2か月以上空ける方がうちでは多いです。

細い毛・顔のうぶ毛の場合、1~2週間は、やっつけた毛のカスが、皮膚にひっかかっていることがあるので、2週間以上は空けてもらいますが、それでも、みなさん、1か月以上空けられますね~。

ただ、シミや毛穴などの美肌治療で処置されている方は、ひと月1回されていますので、うぶ毛が気にならなくなった、と言われます。まさに、メンテナンスです。

これさえすれば、絶対大丈夫!とか、一生いけるモノなんて、存在しません。他院で、いいことばっかり書いてある広告を見かけます。しかも、簡単に、すぐ!みたいな。

そんなことはない、とはいいませんが、それが当てはまる方は、ほんの一握りです。たまたま副作用が出なかっただけの可能性もあります。危ない、危ない。。。

うちのHPを見て来られたら、他院が言うみたいに簡単なわけではないんだな、ということをわかっておられる方が来られる、と思っていましたが、時々、過大な魔法みたいに思ってこられる方がいらっしゃるので、HPの書き方が、まだ足らないのかな、と思ってしまいます。かなり厳しく、美容皮膚科の幻想を打ち砕くように事実を書いたつもりなんですが。。。足りませんかね。。