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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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ホーム > 2019年02月16日



さて、耐糖能の話に続き、糖尿病関連です。

 

ご存知だと思いますが、私は糖尿病専門医でも内科医でもありません。

オーソモレキュラー療法を始めて、いろいろな病気を勉強している皮膚科医です。

(オーソの勉強始めて、もう何が専門かわからなくなってきました。。)

 

いつも書いていることで、皆さんは耳にタコができてるかもしれませんが、たくさんの患者さんの内科などでされた血液検査、人間ドックや健康診断の血液検査結果など診てきました。

 

この日本の保険診療というのが、すべての基本になります。

ドックや検診も。

 

誰が診ても、絶対に反対しないレベルにならないと、病名というものがつきません。

診断基準というのが、各病気にあるからです。

病気によっては、かなり幅があるものもあります。

 

ドックや検診でチェックする病気というのは、決まっているので(だから項目が決まる)、そこに引っかからない限り、病気じゃない。

 

この「病気」というのは、あくまでも、学会が決めた診断基準であって、基準を満たしていない=健康 ではないです。

 

日本は、国民皆保険ですから、保険料を払っている限り、ほぼ3割負担で医療が受けられます。

7割は、皆さんが支払った保険料と税金です。

この税金の投入が実は大きい。

 

そのため、「ここまでひどいんだから、税金で、治療や検査を7割持ってあげます」というスタンスと思ったほうがいいです。

診断基準を満たさず、いわゆる、「疑い」の場合、保険が通る検査もありますが、通らない検査もあるし、薬になると、病名がつかないと通らないものが大半です。

 

なので、「疑い」だけどもう治療ははじめておきたい、となった場合(よくありますし、そう医者が思うのは当たり前で、でないとこのあと、どんどん悪化して、それから薬をいっても間に合わないことも多いから)

「疑い」ではなく、「病名」をつけて薬を出します。

でないと、保険が通らないからです。

 

どの辺で、薬を出すのか、そこは各医師によっても考え方が違います。

 

 

で、耐糖能や糖尿病にまつわる話。

 

 

患者さんで、とてもからだがだるかったり、むくみがひどかったり。。

漢方薬など試されたけど、なかなか良くならない。。。(漢方が合っていないこともあるし、漢方だけでは太刀打ちできないこともあります)

 

ご自身でネットで調べて、もしかしたら甲状腺機能低下かも。。と疑われました。

 

で、内科に受診されました。

 

受診されたところが、糖尿病専門クリニック。

 

そこでなんで、甲状腺。。?と思いました。

 

私も甲状腺疾患はある程度のところまでは診ますし、薬も検査もしています。

ただ、甲状腺エコーができないので、必要な方は専門医に紹介して診てもらっています。

エコーだけしてもらって、普段は私が診ている場合もあります。

甲状腺機能亢進の場合は、体調のフォローはしますが、こちらは、私だけで診ることはありません。他で通っていて、落ち着いていて、私が普段のフォローをするくらいはあります。

 

 

で、そこの内科、甲状腺で、なんか有名だったかな。。。?(患者さんのご自宅からも近くはない)

と思って、選んだ理由を聞くと、血液検査の結果がすぐにわかるクリ二ックだったそうです。(全項目ではないですよ)

 

内科のドクターも、もちろん私が診てるくらいですから、甲状腺専門でなくても診てるドクターは実はとても多いです。

なので、とりあえず、甲状腺専門でなくても、他に原因があるかもしれないわけですから、受診することが大切です。

 

 

で、血液検査をされて、やはり甲状腺機能低下が見つかりました。

こちらでは、甲状腺のエコーもされました。

薬も始まったんですが。。。。

この方、専門的な話になりますが、FT3がすごく低い。女性に多いパターンです。

薬をどんどん投与されますが、自覚症状はなにも良くならないのと、FT3も上がってきません。

そこで、またどんどん増やされて、からだがついて行っていないから、TSHという項目がとうとう0.01に!!!(FT4も1.8とか)

これだけ診ていたら、もう甲状腺機能亢進ですが、FT3はがぜん低いまま。。。

えげつない解離しちゃってます。。。

 

FT3を作る栄養素などがないため、うまくいかないんです。

なんとかマシになる方もいますが、全然うまくいかない方もおられます。

オーソモレキュラー療法をしながら、食事ももちろん変えて、医療用のサプリも行きつつ、医薬品もちょっと使う、というのが、理想のやり方です。

 

 

患者さんは、昔にうちに美容医療で来られて方で、しばらく来られてなかったんですが、オーソモレキュラー療法のことは知ってくださってようで、漢方もダメ、内科の薬もなんかおかしい。。むくみも冷え症も全然良くならない。。とうちにオーソモレキュラー療法ご希望で来られました。

 

そこの糖尿病専門クリニック、半年ほど通われて、血液検査も甲状腺ホルモンいってますから、結構頻繁に採血されてます。

(確認しながら投与しないと、落ち着くまで危ない。効きすぎたら困りますから)

 

 

でも、検診結果から、耐糖能、ちょっと多分これおかしいですよ?と指摘しました。

お食事日記からも、おそらく血糖値乱高下してるかも。。

 

と思って、内科の半年分の血液検査みると、血糖値1回も測定されてません。。

というか、尿検査も1回もされてません。。。

 

内科って、検尿、1回くらいすると思うんですけど。。。

まして、むくみやだるいと主訴に来られてたら、血糖値くらい測ってもバチは当たらんやろうと思います。。。

 

関係ないかも、と仮に思ったとしても、糖尿病専門医であれば、この方の血糖値いくらだろうと単純に気になると思うんですけどね。。。

ならなかったようです。。。

 

 

この方の検診では、糖尿病の診断基準は満たしません。

している血液検査の項目が少ないのと、空腹時前提で測定しているから。

 

こういう方の場合、血糖値が乱高下していると、HbA1cなんて、平均値ですから、ちょうどいい基準値内に収まってしまって、「異常なし」となることもしばしば。。。

なので、検診でなにも言われないのは、日本の保険診療が主体の医療では仕方ないです。

全国どこでもそうだから。

 

でも、こういう方、例えば食後に血糖値測ると、血糖値200軽く超えてることもあります。

あるいは、食後に検尿すると、尿糖+となることもあります。

 

そうなれば、糖尿病疑いということで、追加で検査されるなり、定期的に検査してフォローするなりあります。

その間に食事指導があったり。。

(たいていの糖尿病クリニックは、カロリー制限で、糖質制限を言っているクリニックはまだまだ少ない。)

 

で、今回栄養解析して、自費ですから、保険が通らない項目もたくさん調べます。

 

で、えげつない血糖値の乱高下があり、それは予想以上でした。

おそらく食後血糖値220~240、それ以上かもしれません。毎回ではないかもしれませんが、食後かなりの急上昇です。

ということは、急降下が必ずあります。

(糖質をダラダラ食べ続けていない限り)

これは、自律神経ボロボロになります。

 

甲状腺ホルモンも、今回の瞬間はいけてました(見た目は機能亢進ですが。。薬減らしたり、変更しました)。

甲状腺は、女性の場合、結構変わりますから1回が良かったから、ずっといい、ということにはなりません。

 

他の栄養素も全然足りなくて、そりゃあ、からだもむくむし、だるいし、しんどいし、甲状腺機能も低下するでしょう。。というまさにいくつも原因があってのむくみやしんどさ、だるさでした。

 

 

糖尿病予備軍と言いますが、学会の診断基準を満たす前に発見してあげれれば、いくらでも回復の余地があります。

でも、基準を満たす=かなり進行している、もう元には戻れない状態です。

 

この方も、1回くらい、たまたま食後に採血された、食後に検尿があった、とあれば、引っかかって、もっと早く耐糖能が悪いことがわかったかもしれません。

 

ただ、こちらの糖尿病内科は、糖質制限反対派で、カロリー制限を言われるところなので、耐糖能が悪いとわかっても、食事指導はごはんもっと食え、だったかと思います。。。お肉減らして。。。

なので、こちらで検査されなくて、ある意味良かったのかもしれません。。。

 

でも、ほんとだったら、内科に半年も通って、血糖値測りもしないのかよ。。と残念でなりません。。。

基準値内だったから、異常なしで済まされました。。。というパターンはほんとに多いですが、、またもや圏外の話でした。。

 

半年通って、半年薬飲んで、改善しないから、さすがにおかしいと思って患者さんは今回受診されたわけで、そう思わなかったら、ずっとあのまま薬出されて終わりでした。。

本当なら、もっと早くに食事指導や他にも注意できること、改善できること、たくさんあったのに。。とほんと残念です。。

 

 

オーソモレキュラー療法を知らなくても、血糖値や尿は1回くらいは測らないと、皮膚科医の私でも思います。

 

内科に受診したから大丈夫、病院行って異常なしといわれた、と手放しで喜べません。。。

でも、これだけは受診してみないとわからないし、血液検査などの結果も、わかった上で診ないと、見落とされることがたくさnあります。

食事指導の内容も、ほんとにクリニックによってもバラバラです。

それは、オーソモレキュラー療法専門クリニックも、中身はバラバラです。

 

何がいいのか悪いのか、は、患者さんの経過だけが正解なので(自覚症状も血液検査なども)、しばらくはわかりません。

でも、圏外な検査はちょっと勘弁。。。ですよね。。

 

その項目、測定されてないの??!!ということは、患者さんの病状や主訴、状態によっても、わりとあります。

相手も医者だから、これくらい測ってくれてるだろうというのは、結構幻想です。

なにか理由があったのかもしれませんが、言ってもらわないとわかりませんよね。。

測ってないの?!というのは、自費治療でも不妊治療でも、よくあります。。

正解はないとは言え、特に自費治療の場合、圏外は勘弁してほしいですね。。

 

 

 

 

 

#肉食美肌 #糖尿病 #血糖値 #尿糖 #75gOGTT #HbA1c #人間ドック #健康診断 #空腹時血糖値 #異常なし #基準値

糖尿病関係の続きです。

その前に、今朝のFacebookで書いた投稿も続きなので、こちらにも挙げておきます。

 

今回の前ふりです。

 

以下、コピペです。

 

昨日ブログで、75gOGTTや尿糖の話少し書きました。

続きです。

皆さんは、健康診断や人間ドック、受けておられる方多いと思います。

受けてないのが、自営の方や専業主婦の方でとても多い。

自営の場合は、自分で管理しないとね。からだが何よりの資本ですから。

専業主婦で、ご主人の扶養で会社の検診が家族も受けられるようになってるのに、全然受けてないという方もかなりおられます。

何十年も血液検査してないという方も…。

それでそのまま、何事もなく、一生を終えられればいいですが、今の食生活では、そううまいことにはならないかと思います。

患者さんに、全然受けてない方で、検診受けるように行って、先日結果が帰ってきました。

人間ドックも検診も、血液検査の項目はむちゃくちゃ少ないのですが、それでも結構な情報帰ってきました得られます。

空腹時血糖値
尿糖
HbA1c

40歳以上だと、だいたい検査されてることが多いです。
(いいとこは、20代でもされてます)

尿糖なんて、一回でも引っかかったら、アウトですよ。
普通の病院での検査では、再検査(尿や空腹時血糖値のみ)して終わり、はい、異常ないです、糖尿病じゃないです、となるだけです。

血糖値がどれだけ乱高下しているのかは、診てくれません。

自費治療で、オーソモレキュラー療法してるところじゃないと無理です。

OGTTしてくれたところで、4回しか採血しませんからね。
数値が基準値内に入ってしまえば、異状なしと返されてる方、たくさんいます。

むちゃくちゃひどい値出てるのに(インスリンも)、耐糖能えげつないのに、問題なしと言われて方もいて、内科で保険診療であっても、診断むちゃくちゃやなと言うこともありました。

で、持ってきてもらった検査結果、3〜5年おきくらいに受けておられて、HbA1cが、5.9 6.0 6.2とずっと上がってきてるのに、しかも今回6.2なのに!
「異常なし」

医者が見落とさないように、異常値は、血液検査のシステムで、引っかかるようになってるんですが、それもスルー。

なんや、ここの病院?!と思ってみると、
そこのHbA1c 、6.4まで基準値

はあー?!

しかも眼病変で、動脈硬化性変化あり、とまで来てます!

「異常はありません。もう少し痩せればいいと思います」みたいなこと書かれて終わり。
(ちょっとぽっちゃりの方)

コレステロールのバランスも非常に悪いし、空腹時血糖値も100くらい。

美容医療で来られてる方で、最初からオーソモレキュラー療法勧めてますが、そういうのは興味ない方です。

さすがにこの検診結果は、危ないので、うちのの帰りに、眼科と内科に行くようにかなり言いました。

こんな病院あるんだな!とビックリどころじゃないです。

キレイな建物に入っていて、高級感が売りのところ。
結構なお金を会社は検診で払ってるはず。
項目も多いし。

でも、管理してる医者がダメ。

ここで、「異常なし」とされてる、異常値バンバンの方。きっと大勢いますよ。

かなり問題です。

人間ドックや健康診断も、ただでさえ、基準値に入っていても安心できないのに、圏外という…。

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