プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

カレンダー

2019年7月
« 6月   8月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

最近投稿した写真

ホーム > 2019年07月



この土日は、熊本で開催された、日本美容皮膚科学会総会に参加してました。

 

今までだったら、地方でされる際の初日土曜日の午前中は、参加者の移動の時間帯になるので、会長企画の特別講演会などのことが多くて、今まで、前泊して土曜日朝から学会出席としていましたが、今回熊本で、プログラムが出るまでに、ホテルや交通手段をどうするのか決めておかないといけません。

散々迷った末、土曜日朝イチで移動にしました。

前泊となると、飛行機の場合、クリニックものすごく早く閉めないといけない。

ただでさえ、土曜日丸休診として患者さんに迷惑をかけているのに。

さすがに、金曜日終わってから新幹線で熊本まで、というのは、元気ないわ。。。

(博多に前泊したらよかったのかなと今日ふと思いました)

 

そしたら、なぜか今年、土曜の朝イチからがっちりやります!

え~っ?!とプログラム見て、これも散々悩みましたが、当初の予定通りとしました。

 

美容皮膚科学会でもなんの学会でもそうなんでしょうけど、主催する大学や教授の好みと言いますか、得意分野や考え方が色濃く反映されます。

 

 

今回は、東京や横浜や大阪の私立大学ではなく、地方の国立大学です。

 

保険診療メインの場合は、私立・国公立はあまり関係なく、その教授の専門分野と考え方によりますが、美容や抗加齢医学会もそうですが、自費診療メインとなると、やはり自由度の利く、私立大学のほうが、なにかしら企業との関係が密な気がするのは、私だけでしょうか。。

 

年々、本来であれば、中立というか、むしろ患者さん側の立場にたっているはずの美容皮膚科学会が、なんかメーカー主導の学会発表中心になっている感じがして、レーザー機器などのメリットばかりを誇張しているような内容が多く、教育講演もシンポジウムも、一般演題ではなく(一般演題も)、学会主導のはずの講演まで、企業にとって都合のいい内容になってないか。。?と思うことが増えてました。

 

去年なんかまさにそうです。

 

肝斑のレーザートーニングのシンポジウムだったか教育講演は、ほんとに良いことしか言っていない。

良い面ももちろんあると思いますが、肝斑のレーザートーニングって、ほんとに気軽にやるものではないし(医者側も患者さんも)、注意事項も山ほどあるし、もちろんスキンケアの徹底です。

それだけ注意しても、肝斑が悪化する時はもちろんあります。

 

ぜ~んぜん、悪いことを言わない。

デメリットがわからない。

でないと、実際困るのは、メリットだけ信じてやっている医者と被害に遭う患者さんですよね。

本当に効くのであれば、それ相応のデメリットがなんでもありますから、そこを、それこそ学会で注意喚起を行いながら、メリットデメリット双方、ちゃんと言ってほしい。(昔は言ってましたよ。)

 

肝斑のレーザートーニングの危険性を、唯一啓蒙してくださっている、葛西先生をシンポジウムに入れない。

危険性がわからないと、これから始める医者も患者さんも、ほんとに困るのに。。

 

で、今年は。。?

 

肝斑単独のセッションはありませんでした。

シミというか、色素病変やアンチエジングなどに関する中で、必ず肝斑の話は出ますけれど。

 

今回は、ピコレーザー単独の教育講演がありました。

 

ピコレーザーが登場してから、肝斑のレーザートーニングに使っているクリニックが、バンバン宣伝して客寄せして、また被害が出ている、という話は聴いてましたから、ここの教育講演にも葛西先生が呼ばれないと、私は学会としておかしいと思うわけです。

 

そのセッションの間は、私は別の教育講演を聴いていたので、抄録しか読んでいませんが、去年とどう違ったのかは聴いていないのでわかりません。

 

 

で、企業主催のランチョンセミナーで、葛西先生が、「ピコレーザーの真実」を講演されるので、ここは絶対外せません。

 

今、日本で医者が買えるピコレーザーは3種(3社)あります。

他のセミナーなどで、この3社の比較というのは、よくされています。

それぞれのメリットデメリット、特徴などを講演してくださいます。

でないと、もし買う時、困りますよね。

 

今回の葛西先生のご講演でも、その3社の比較がありました。

 

かなり衝撃的で、今までのいろいろな印象が覆りました。

 

私は、シミの治療に、もとより、Qスイッチレーザーなどのダウンタイムのある治療があまり好きではなく、クリニックにも置いていますが、あまり使っていません。

 

ピコレーザーは、ダウンタイムが少ない、しかもQスイッチよりもシミなどの治療に優れいてる、というのが、よく言われていることです。

(ピコレーザーは、もともと、入れ墨を早くキレイに取るために開発されたものです。

入れ墨は、今までのことを思えば、抜群です!)

 

 

ただ、日本人としてのデータがやっとある程度貯まってきたのかも、というところなんでしょうか。

扱っていて、学会発表されるドクターが増えてきましたから。

 

今、ピコレーザーを買う予定もないし(おそろしく高い)、その必要性も私の治療ではあまり感じていないので、ピコのセッションの間は、他に聴きたいのがあれば、そちらに行きます。

 

とは言え、全然聴いていないわけでもないんですけどね。

 

 

今回の葛西先生の発表で、肝斑にピコレーザーでトーニングをすることの危険性ももちろんおっしゃってました。

(ろくな説明もしない、格安のクリニックでやるのは論外ですよ。機械云々の話じゃないですよ、レーザー治療というのは。

レーザー機器の品質はいいものを使うのも当たり前の話で、それ以外のビフォーやアフターのケアがとても大事です。説明もしっかりして、患者さん自身も日常で実践してもらわないと、本当は安全にできません。

その上で、まだ、レーザー機器などの設定、というハイレベルな話があります。

だから、クリニックによって、治療効果に差が出るんです。)

 

衝撃的事実

①シミに関しては、従来通りのQスイッチレーザーで十分じゃないか?むしr、Qスイッチのほうが優れいるのでは。

(これは、他のセッションで、別の先生もおっしゃってました。)

 

②ピコレーザーで、真皮内出血が出る。重大な副作用。出たら、1週間くらい消えない。

(症例写真は、内出血で真っ赤っかでした。)

これは、機種によってもかなり差が出るようです。

出る確率の少ない機種でも、これは事前に患者さんに言っておかないと、入れ墨ならともかく(もっと強い反応が出るので)、シミやアンチエジングなどの美容で、ダウンタイムが出ないから、と医者・患者さんタカをくくっていると、ビックリギョーテン!で済まないレベルでした。。。

 

設定や患者さんの体調や体質など、いろいろそりゃああるかもしれませんが、これは、ほんとに患者さんに言っておかないと、説明義務違反ってやつでしょう。。

 

私が、ピコのセミナーまでは出ていないから知らないのかもしれませんが、ほんとに学会やセミナーで、内出血の話は出ません。

(誰も話さない、だそうです。言うと、売れなくなるから。)

 

そういうことが事前にわかっていたら説明はもとより、設定もかなり慎重にならざるを得ませんよね。

知っていると知らないとで大違い。

 

全くなにも副作用が出ないレベルだと、今度は、思っている効果も出ない、ということにもなりかねないので、設定というのは、ほんとにとても重要なものです。

料理のレシピと同じです。

 

 

こういう、メーカーの言ってほしくないことを、がっつりと教えてくださるのは、ほんとに葛西先生だけになったかも、というくらいの勢いだったりします。

 

ちゃんと言ってくださる先生も他にもいらっしゃいますが、機種ややり方の違いなどで、あまりそういうデメリットで困ったことがないのか、その辺はわかりません。。。

 

フラクショナルレーザーが全盛期の時もそうでしたが、ほんとにイケイケガンガンのまるで魔法の機械みたいな学会発表が相次ぎ、思い出せば、あの時も、それにストップを唱えたのも葛西先生でした。

 

フラクショナルレーザーに関しては、よく言われている副作用合併症は、おそらく普通のちゃんとしたクリニックであれば言われていると思いますが、言われていないのが、フラクショナルのドット上に色素沈着が出て、しかもこれが消えない、消せない、と来てる、ということ。

 

これは、全盛期の時だったか、他院でのトラブルの修整をよくされて困っている先生が教えてくださったもので、ほんとにこのドット状の色素沈着は、ほんとに全く、表に出て言うドクターはいません。

(ちゃんと照射すればそうはならないのかもしれませんが、ちゃんとやっても、ある一定の割合でなってしまった患者さんはおそらくおられると思います。

むちゃくちゃ当てられたら、それは当然なると思います)

 

 

学会をあげて?、業界全体がわ~っ!!となっている時って、絶対に注意が必要です。

仕掛けている人(企業)がかなり大きく仕掛けている時であればあれほど、なおさらです。

 

隠されていることが、影に必ずあります。

 

美容医療でもなんでもそうですが、魔法はありませんから。

 

わ=っ!!!となっている時に、葛西先生の御講演を聴かないと、本当の問題点が教えてもらえない、というのは、いかがなものか。

 

美容医療の業界全体として、本来防げるはずの被害者を増やし、最後は余計に自分たちの足を引っ張ることになるのでは。。?と懸念します。。

 

大きなお金が動いているのか、学会がきなくさいのは現在進行形なのか。。

去年ほど、あからさまではありませんでしたが。。

 

学会と企業が協力して、いろいろ開発したり、データを取ったり、さらに患者さんの要望を聞いて、かなえるような機器や治療を提案していく。

こういうのは理想ですよね。

そういう面もあると思いますし(そう信じたいのですが)、そういうおかげで美容医療が発展を遂げている恩恵もあると思います。

 

でも、デメリットを隠す、言わない、というのは、フェアじゃない。

患者さんにも医療関係者にも。

 

特定の企業が儲かるところとそこに関わった特定の人に、お金が大量に流れ、情報が操作されていく。

どの業界もそうでしょうけど。。

なんか悲しくなりますね。。。

美容皮膚科学会は、そうはならないでほしい。

 

 

 

 

 

すみません、ブログサボりがちです。

最近、夜の寝落ちが激しすぎて、Facebookは、途中こまめに書けても、晩御飯の後に書くブログが、そのままダイニングテーブルで寝落ちしてしまっていて、書けていません。。。

 

明日から、熊本で開催される美容皮膚科学会に参加するため、クリニックも休診にしますので、ちょっとバタバタします。

熊本でブログ書けたら書きますね~。寝落ちする前に。

 

 

さて、Facebookからのコピペです。

 

農薬に関しては、何回か、書いていますので、ブログ内を検索されると、過去に書いた記事が出てくると思います。

 

以下、コピペです。

 

写真の説明はありません。写真の説明はありません。

食事指導

栄養療法

オーソモレキュラー療法

農薬

重金属

#野菜を洗う洗剤

#ベジセーフ

 

先日来られた患者さん、栄養療法ということを知って、他院に行き、そこで触りの話だけ?されて、検査や今後の治療は、うちで、と来院された方です。

 

年がいけばいくほど、いろんな病気がひっかかり、保険診療では薬漬けけにされていることもしばしば…。

 

お決まりの、コレステロールが高いと、医者から、お肉を食べてはいけないと言われること。

これは良くあることです。

 

この方も言われてました。
(牛肉は食べてないけど、豚肉は召し上がってました。不幸中の幸い)

 

その方のお食事日記見ると、野菜が少ない。
特に葉物野菜。

 

保険診療では、野菜食えば食えと言われるのに、野菜嫌いなのかな、と思って聞くと、

 

葉物野菜、食べたらいけないって言われた(‼️)とのこと!Σ( ̄□ ̄;)

 

 

誰がそんなこと言うですか?と聞くとその先に行った栄養療法している?歯科医から。

 

!Σ( ̄□ ̄;)

 

なんで???

 

 

農薬付いてるからって。

 

┐(‘~`;)┌

 

 

 

葉物野菜食べずに、食物繊維やビタミンCや、βカロテンや、他の栄養は、その先生は、どうやって摂るつもりなんですかね?

 

サプリに飲めって言われた、とのこと。

 

しかも、アマゾンで…。

 

質の悪い、添加物まみれのものや、ワケわからんサプリがズラズラと列挙されてる紙をお持ちでした…。

 

 

農薬に話を戻します。

 

 

日本の農業では、他の国よりも農薬がものすごい量使われています。

 

日本人、特に女性が、虫が付いていたり、虫が食った穴や跡があると、嫌がって買わないからです。

 

なので、クレームの度に、どんどん増やされます。

 

そんなことで文句をいうのは、日本人くらいです。

 

虫も食べない野菜を、喜んで食べているわけです。

 

野菜などの農業だけじゃないです。

もちろん、根菜類も穀物(米も小麦も)すべてです。

 

牛豚鶏の飼料にも、農薬はかかっています。

 

養殖の魚の飼料に、農薬が使われた穀物が入ってるかどうかは不明ですが、おそらく入っているでしょう。

 

 

食物連鎖で、上に行けば行くほど、体内に農薬(養殖の魚、ジビエでない動物には、抗生物質などもあります)がより溜まる仕組みになっています。

 

農薬のいちばん困ることは、ヒ素をはじめ、カドミウムなどの重金属がたくさん入ってることです。

 

大量に摂取すると、もちろん死亡しますが、そこまでいかなくても、ヒ素は皮膚癌、カドミウムで有名なのはイタイイタイ病ですね。

そこまでいかなくても、何かしら、細胞にダメージは起こるわけです。

 

なので、重金属をわざわざ体内にあまり入れないようにすることはとても大切ですが、食べるものなくなりますよね。

 

その患者さんみたいに。

 

 

本来、少量の重金属が入ってきても、体外に排泄できるシステムがあります。

 

ここが作動してない方は、溜まる一方なので大変ですし、排泄スピードよりも入ってくる量が多すぎると、そりゃあ溜まりますよね。

 

 

農薬の使っていない、いわゆるオーガニックのもの、天然のものしか食べませんって、これ、ものすごくお金と時間がかかります。

安くて、気軽にはできる方はいいですが。

 

食べない分、あとはサプリ飲みますって、補えるわけがありません。

 

 

うちの取り扱いの医療費の高品質サプリを月十万円飲んでも、食べ物すべての栄養素の摂取はできません。

 

それくらい、食べ物には、メジャーではないけど、さまざまな栄養素が入っていて、ちょっとでもいいからとってる方が良いものがたくさんあります。

ファイトケミカルとかね。

 

 

オーソモレキュラー療法は、食事ありきです。
食事で足りない、必要な栄養を補充する、というのが、サプリを使うと基本的な考えです。

 

 

もうあまりにも考え方が違いすぎて、イスから落ちそうになりますわー。

 

 

 

さて、農薬はないに越したことありません。

 

私も、毎日無農薬、低農薬のものを買ってるわけじゃありません。

 

農薬は、水で洗っても落ちないのですが、専用の洗剤みたいなのを使います。

 

どちらも、結局、アルカリイオン水になるので、人体には無害で、掃除にも使えます。

 

 

 

一番良いのは、
ベジセーフです。

 

使用前使用後で、農薬がちゃんと落ちてるか、栄養の損失はないかなど、全部現在されていて、ホームページに結果を載せておられるはずです。

検査も、食品分析センターだったかの、第三者機関ですから、ごまかせません。

品質の良さへの自信の表れですね。

 

ホタテのほうは、そこまでの検査はされてなかったです。

 

何を選ぶかは、自己責任でお願いします。

 

 

私は、使い分けてますが、時間のないとき、ベジセーフならスプレーするだけなので楽チンです。

 

 

 

 

農薬心配だから、野菜食べないなんて、本末転倒なことは止めましょう。

 

出せる体であれば良いし、農薬も落とせば良いんでんすよ。

 

木を見て森を見ず。

野菜食うな、の食事指導なら、しない方がましです。

 

#肉食美肌

#皮膚科の保険診療

#アトピーの保険診療

#アトピーにステロイド

#プロアクティブ療法

#ステロイドの被害者

すみません、ブログかなりさぼってしまいました。。。フェイスブックは、ほとんど毎日更新していますから(インスタグラムも)、よろしければ、そちらも覗いてください。

うちのFacebookは、アカウントなくても読めるようにしてあります。そっちのほうが、ブログよりも写真が多いです。

 

さて、かなり前のFacebookのコピペです。

ステロイドの塗り薬の話です。

 

厚労省は、皮膚科で処方している塗り薬を、ほんとは、全部市販で買えるようにしたいんですよね。ステロイドも。

もう保険を切ってしまいたいわけです。

でも、塗り薬全部とか、たくさん保険切られると、皮膚科医は(もちろん患者さんも)困りますよね。

なので、学会からも大反対の末、保険は継続されています。

市販薬が、皮膚科の塗り薬に関わらず、飲み薬がかなり市販で買えるようになり、医療用と同じ成分量が入ったものも、かなり発売されています。

これからもどんどん増えるでしょうね。

 

ステロイドはね~。市販して、医療費削減したい気持ちはよくわかりますが、「強さ」がとても問題。

あと、どこに塗るのか。

 

皮膚の薄いところだと、その分吸収がいいので、強さのランクを落とさないといけないです。

もちろん、症状の強ひどさによって、選ぶ強さも変わります。

 

今売られている市販のステロイドは、医療用のよりも、濃度が薄くしてあったと思いますが、大量に、ず~っと塗っていたら、しかも子供や顔や首などの皮膚の薄いところなど、いつかステロイドの副作用が出るでしょう。。

 

それが一番怖いですね。。。

 

 

さて、以下、コピペです。

 

皮膚科学会に参加して毎年思うのは、すごくまじめ!

 

日本の場合は、国民皆保険ですから、ほとんどの学会では、保険診療の話がメインです。

保険診療で使える薬というのは限られています。

それらをどう使えば、患者さんにとって一番メリットになるのか。

 

アトピーなどの慢性湿疹皮膚炎など、ステロイドの塗り薬と長く付き合わざるを得ません。

ステロイド以外の薬でいければ、済めばいいですが、なかなかそうならないこともあります。

 

皮膚科医であれば、普通はステロイドの副作用もわかっていて、使いたくはないんですよ。
(そうでない医者もたくさんいますが…)

 

でも、使わないほうが、後でもっと大変なことになって、ひどいときは、ステロイドの内服、点滴など全身投与と、もっとたくさん使わざるを得なくもなるから、やむなく使っている。

 

もう保険診療では、どうしようもないです。

 

いろいろ新薬も出てきましたが、誰でも使えるわけではないし、ステロイドの塗り薬は、ある程度必要になることもあります。

一生、全く付き合いがなくなるわけでもないでしょう。

 

 

何年か前から、皮膚科で新しく推奨されているステロイドの塗り方、プロアクティブ療法。

 

その皮疹の程度に合わせたステロイドはもちろん選ばないといけませんが
弱いのをダラダラ使うのではなく、ある程度の強さのものを、ある程度回りも含めてしっかりと塗る。

一見赤みが引いても、まだしばらく塗っておく。

 

今までの考え方からいくと、気づいたステロイドを、たくさん、しかも長くずーっと塗らされているように思えます。

 

ただ、こうして、がっ!と過剰な免疫反応を抑えることで、結果、長い目で診ると、トータルで使うステロイドの量が減らすことができて、しかも症状のコントロールがしやすくなるということです。

 

今回もその話しはよく出てきました。

 

皮膚科の先生方はまじめなので、
なんとか患者さんにとってモットーより良い治療を!
なんとか副作用も減らしたい!症状も長く落ち着かせて生活できるようにしてあげたい!

という思いから来てます。

 

保険診療の範囲内で、それを叶えないといけないわけですから。

 

なので、アトピーとかある程度広範囲で、慢性に繰り返しているような湿疹皮膚炎がある方は、保険適用範囲内でなんとかしたいなら、プロアクティブ療法をやるように言われたら、やっぱり指示に従ってやってみないといけないんじゃないでしょうか。

 

ステロイド怖い!
塗るのは最低限にしたい!
もらったけど塗ってない

と、それでした治ればいいですが、だいたい悪化して、保険適用範囲内でと言われるなら、もっともらしきついステロイドを出されるだけです。

 

指示に従って、と言っても、 ちゃんと毎回皮膚を診て、薬を決めて、副作用合併症出てないか診てくれる先生のところじゃないとダメですよ。

 

診もせずに、ステロイド大量にくれるような医者の話じゃないですよ。

 

もちろん、スキンケアの最低限の話や保湿剤を処方してくれる先生ですよ。

 

その上で、
プロアクティブ療法がやっぱりイヤだ、
ステロイドは使いたくない、
というなら、

それはもう自費治療でないと無理でしょう。

 

保険診療でできることとできないことがあるので、いいとこ取りはできません。

 

ステロイドを使わないことで、なんとか湿疹皮膚炎ぶり返さずにいけたとしても、慢性炎症は残っていますから、皮膚は苔癬化といって、ゴワゴワに硬くなっていきます…。

 

ステロイドで完全に防げるわけではないですが、恩恵もあるわけです。

 

副作用合併症ももちろんあるから、だって薬だから、診察に毎回入ることが必要です。

慢性にステロイドを使う場合は、必ず皮膚科医に診てもらってくださいね。

皮膚科医じゃなく、ステロイド大量に、皮膚を診ることなく、ずーっと処方されてる。

これが一番ステロイドの被害者を産みます。

前回のケトン体の話がフェイスブックで反響が大きかったので、追加です。

 

 

人間のからだは、とりあえず生きていくのに、エネルギーが必要です。

 

そのエネルギーを何から得るのか?

 

2種類あります。

①ブドウ糖

②ケトン体

です。

 

赤血球は、ケトン体が使えないので、ブドウ糖が必要ですが、それは糖質を摂っていなくても、肝臓が糖新生をしてくれるので、それでもう十分です。

 

他の組織は、ケトン体で生きていけます。もちろん、脳も。

 

 

人類誕生から、農耕が始まるまでの間、毎日糖質を摂るなんて、人間はできませんでした。

狩猟に出かけても、獲物がいつ獲れるかどうかもわかりませんし、この時代、糖質なんて、安定確保できませんから、ブドウ糖になる材料を、食事から供給するシステムにからだは本来なっていません。

 

それが時代が代わり、今は、特に日本では、いつでも、しかも安く、値段の割にはそこそこ美味しい糖質が簡単に手に入るよう

になりました。

 

いつでも手に入り、しかも糖質三昧の生活をしていると、たえずブドウ糖が供給されてくるので、肝臓はわざわざケトン体を作る必要がありません。

 

食事の時間が空いて、食後もう何時間も経っていれば、糖新生しか糖を供給することはできません。

 

ブドウ糖がないなら、からだに付いている脂肪を燃やして、ケトン体を作って、ケトン体をエネルギーとして利用する。

 

このスイッチが、わりとすぐに入る方は、とても素晴らしいですね!!

 

 

ようは、ブドウ糖かケトン体か、どっちかが出ていれば、まあ、いいわけです。

 

でも、ブドウ糖を今まで摂り続けてきたせいで、耐糖能が悪くなり、ほんのわずかな糖質であっても、びっくりするくらい、血糖値が乱高下してしまうことももちろんあります。

 

断糖に近いぐらい、糖質制限して、糖新生もあまりしていない。。空腹時低血糖もとても低い。。。となっても、

ケトン体がばんばん出ていれば、脳もからだもとても元気です。

 

逆に、血糖値が高ければ、ケトン体を出す必要がありません。

 

どっちかがその時に応じてからだが自然に対応してくれているなら、全然OK。

 

 

昔の精製されていない時代の糖質の話じゃないですからね。

 

今の時代、糖質でエネルギー源をまかなうとなると、口からたくさん摂らないといけません。

 

しかも、今どきの糖質を、頻繁に、一日中ダラダラ摂る、なんてしたら、糖尿病、脂質異常症などのメタボ満載のできあがりです。

(女性は、痩せのメタボ、とても多い。)

 

ブドウ糖でならしてしまうと、ケトン体のスイッチになかなか変えられない人もおられます。

 

ケトン体は出てない、ブドウ糖も出てない、糖新生もしていない、となると、もうエネルギー源がないので、この場合は、とてもからだが疲れます。

眠かったり、ミスが多かったり、頭がボーっとしたり、無性に糖質が摂りたくなったり、などなど。。

 

 

特に、昼食を食べた後の午後や、夕方くらいが一番つらくないですか?

 

 

午後がうまく乗り越えていけるなら(糖質を食べても)、いいほうです。

 

 

糖質の処理に、栄養をたくさん使います。

 

今、糖質の種類や食べ方や量に気を付けても、今までのツケが溜まっていますから、そんな数週間や下手すると数か月では、本当になにも門だいなし!には、なってくれません。。。

 

血糖値が急上昇して、そのあと急激に下がるのであれば、こちは自室神経に多いに影響が出ます。。。

 

脳も体もボロボロなのに、糖質への依存と中毒は、止められない。。。。

 

特に、スポーツとか、消耗が激しい場合、空腹時間もかなり長くなりそうとか。

そう言う時に、ブドウ糖メインの回路だとすると、どこかで燃料切れが出ることがあります。

 

たまに、スポーツ選手で、途中いきなり失速!みたいなことあるでしょう。

それら全部、これだと思っています(独断と偏見で)

 

その点、脂肪を燃やして、ケトン体メインの回路にしてもらうと、ほんのわずかな脂肪からもエネルギーの確保ができます。

(太りたい方は、なかんか大変ですよね。。)

 

この本で、山田先生が、とてもわかりやすく解説してくださっています。

 

 

糖質を摂っていようといまいと、血糖値が高くなると、血糖値を下げるホルモンである、インスリンがたくさん出てきます。

 

これが、からだに実はものすごく悪い。。。

インスリンは、ほんとに必要最低限でいいわけです。

 

ケトン体が出ているぼうが、いろいろな恩恵が、各方面から発表されたりもしています。

 

 

ブドウ糖とケトン体で、メリットデメリットを考えると、断然、ケトン体です。

 

ただ、ケトン体だけ、出ていてもダメですがら、他の栄養のこともね。

 

極端な食事だと、家族はついていけなかったり、なにより自分のからだがついていけない。。。

 

そういう方は、やはり医療の力が必要です。

 

皆が皆、うまくいくわけではないんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#ケトン体

#糖質摂ると出ない 

#糖新生 

#血糖値高め

 

Facebookのコピペです。

すごく反響がありました。

今までで一番かも?!というくらい。

 

わかりづらい方もおられると思うので、この後補足を書きます。

 

以下、コピペです。

 

 

私のからだは、糖質摂った後、ホントに、

「糖質摂るな!
もうお前は一生食うなっ!」
と、いつも全力で言われている気がします…。

 

血糖値の変動は、リブレもかなり長く付けて、だいたい把握しているし、測る時間帯を変えて、いろんなバージョンのインスリンも測っています。

 

この2カ月ほど、さらにケトン体をこまめに測ってみました。

 

最初は、ぐぐっと出てくれたケトン体。

(いろいろ特殊なサプリなど飲んで、今までと違うことをやってみた結果、写真の、「1.2」に!!)

 

学会2連チャンで、糖質摂ったら、そのあと、全盛出なくなった…。

 

1週間くらいは、戻りませんでした。

 

糖新生も相変わらずばんばんしてる。

 

ケトン体出さないなら、糖出しとこーっとからだの声がけ聞こえる…。

 

いや、出さなくていいから。
(糖新生が起こるたびに筋肉が分解されるので、タンパク質補充しても追いつかないし、きりがない)

 

私は、血糖値が80台後半もあれば、充分生きていけて(そりゃあそうなんですが)、しかもこれ前部糖新生の賜物。

 

80台後半なのに、糖質全く食べてなくても、インスリンばんばん出る。

 

なので、瘠せない。

 

週末にちょっと糖質食べたら、
(普通の人よりは全然少ないんですよ)
12時間以上絶食なのに、ケトン体測ったら、

 

LOW!

 

0.1以下って、さすがに今までそこまで出んかったことないわ…。(-_-;)

 

エラーだと思って、そのあと2回測り直しましたが、全部

 

LOW!

 

おおーうっ!
il||li (OдO`) il||li

 

昨日の糖質?!

まだグリコーゲン残ってんの?!
(動かないから)

糖新生またしてる?! グリコーゲンも残ってんのに?!

 

もう血糖値が90もあったら、絶対ケトン体出さないですね~。(私の場合)

必要ないから。

 

その後数日間、徹底して糖質抜いて(野菜くらいは食べますが)、ちょっと動いたら、ちょっとケトン体出ました。

 

私の場合、徹底した断糖と、糖新生をはじめとしてなんとか押さえないと、ケトン体出てくれない。

 

ホントに血糖値、60とか70で、(すごく)出てくる。

 

全然食べてないほぼ断食状態で、でもからだは元気だから、さぞケトン体出てることでしょう~!とワクワクして測ると、

 

LOW!

 

血糖値、80台後半~90前半。

 

糖新生ばっかりしてないで、他のことしろよー!と肝臓に言い聞かせたいところですが、せっせと糖新生したはります。

糖新生に忙しいから、他のことしてくれない…。

 

お前ってやつはーっ!!
と、いつも通り肝臓に揺さぶりをかけたくなりますが、実際かけれないし、かけても言うこときいてもらえるわけではないので…。

 

解決策は、私がもっと動くことと、たまの糖質も食うな!と言われてるわけです。

 

細かく何度も検査したことで、はじめて診えてくることもあります。

 

なので、患者さんの採血にも、最近はケトン体の項目足してます。

 

血糖値90くらいでも、バンバンケトン体出てる方もいます。

すごくうらやまし~っ!

美容医療の治療の中で、注射で刺すものがあります。

 

一番たくさん刺されるとしたら、やはりワキのボトックス治療でしょう。

 

どれくらい刺すのかは、クリニックによっても違うと思いますが、ワキボトックスは、たくさん細かく刺せば刺すほど、長く持ちます。

たくさん刺せば刺すほど、時間がかかるので、安売りチェーン店では、たくさんも刺してくれないでしょう。

時間がかかることをしたら、薄利多売になりませんからね。

 

で、うちでは、ボトックスと注射する薬液の中に麻酔薬を入れているので、注射されたところを中心に、次に刺す時は、麻酔が効いていますから、全く痛くない。

 

薬液をまんべんなく、細かく、でも汗の腺の多そうなところはより密集して注射していくため、さっき刺したところから少しずらして、何周も注射していきます。

 

でも、1回目は、なにも注射されていないので、痛いですよね。

 

痛いのはいやだという方には、美容医療用の、超極細針(別途がいります)をおススメしていますが、もともとのワキボトックスの値段込で使っている針も、普通の病院では使わないような、極細針です。

それよりもさらに細い針ですが、うちでは、そこまでされる方は、あまりいません。

 

痛かったら、途中からでも針変えられますよ、と声はかけていますけど、あまり言われたことはないです。

 

さらに細い針を頼む方はもう最初から頼んでおられます。

 

それでも、ボトックス自体が沁みる薬なのと、たくさん刺しますから、麻酔が効くまで痛いのは痛いですよね。

 

私も久しくやっていませんが、久しぶりびやると、そうだった~!と思うくらいには痛いです。

 

 

で、今回から、さらに麻酔のクリームを先に塗るオプションをご用意しました。

 

 

昔していたことがありますが、クリームを拭きとった後が、ヌルヌルして、注射しにくくなるのと、たくさんのアルコールで拭かない限り、やはりやりにくくなります。

ヌルヌルも残っているし、いくら消毒しても、普通の消毒したくらいでは、やはり残っているので、そこに注射するのも、ちょっと気になる。

医療用の麻酔クリームではありますが。

 

 

少しでも痛みをマシに使用と思うなら、皮膚を引っ張りながら刺してあげないと、刺し口でもたつくと痛みは余計ひどくなるので、ヌルヌルしていると、引っ張れません。。滑るんですよね。。

 

そしたら、結局痛いのでは。。?とするのを止めていました。

 

幸い、うちでは、あまりそこまで痛みを言う方がおられなかったので。

 

 

でも、先日、痛みに弱い患者さんが、ワキボトックスしたいけど、痛いの嫌だ、と悩んでおられて、たまたま他の患者さんで、顔に針を刺す処置(スタンプ法と一応呼んでますが)で、麻酔クリームを変えたら、かなりマシだったといわれました。

 

昔使っていたのよりも、この時使った麻酔クリームのほうが断然質が良くなっていた、というわけです。

 

 

それを使ったからと言って、痛みが全くなくなるわけでもないし、ヌルヌルはヌルヌルのままですが、(いつもよりも、もう少しアルコール消毒させてください。ヌルヌル減らすために。ティッシュで、あまりゴシゴシ擦りたくないので。。。多少は、ティッシュ使いますけどね。)、やはり一部の患者さんには、最初の痛みがネックかな、と。

 

で、ワキボトックスのオプションです。

 

プラス 麻酔クリーム

1回 別途 2160円(税込み)です。

 

他は何も変わっていません。

薬液にもともと麻酔薬は入れているのは、込の値段です。

 

麻酔クリームは、ワキに塗って、しばらく置きます。

最低でも20分はおきますので、いつもよりもちょっと時間がかかります。

 

ワキですから、基本、ベッドに横になっているほうが、クリームは浸透しやすいかと。

 

腕を上げっぱなしにしておけとは言いませんが(かなり負担になるので)、座って雑誌読んだりして、汗出てきて、麻酔クリームと合わさって、服が汚れても困るし、麻酔クリームがなにより流れることが困ります。

 

なので、腕は、下しておいていいので、横になっておいてください。

 

かなりマシかな~と思っています。

 

 

#肉食美肌

#あごこり

#交感神経緊張状態

#歯の食いしばり

#歯が擦り切れる

#歯ぎしり #顎関節症

#エラボトックス

だいぶまえのふぇいすぶっくのコピペです。

 

ご参考までに。

 

以下、コピペです。

 

先日のNHKの「ガッテン!」、ご覧になりましたか?

あごこり、日中、ずーっと歯を食い絞めていて、そのせいであごの筋肉がおかしくなって、顎関節症になる1つの原因、というのをされてました。

 

以前にもガッテン!で、日中ら知らず知らず、歯を食い

絞めていて、そのせいで頭痛や肩凝りが起こるから、意識して、歯を離すようにしましょう、とされてました。

今回は、たしか顎関節症のための体操だったかな。

口が大きく開けられない人が増えていて、それだと、スプーンですくって入るような、柔らかいものしか、食べられなくなったり。

 

実際、症状がヒドいと、噛むことも痛くてできなくなるので、ますます柔らかいものだけの食生活に…。

 

番組で、ひどいときは麦チョコだけ食べてましたという女性が出演されてました。

らかいタンパク質食べろー(;^_^Aと思いましたが…。

 

先日の内容とは違いますが、皆さん、日中、糖質の摂り方が悪い、量が多いせいで、血糖値が乱高下させてます。
あるいは、低血糖の時間が長かったり…。

 

そういう時に、交感神経緊張状態になり、歯を気付かない程度に食いしばることがあります。

もちろん、仕事とかストレスでもね。

 

歯を食いしばることで、歯が潰れたり、擦り切れる方もいて、
(寝ている間は特にひどい。夜の糖質過剰もかなり悪い)
歯ぎしりも、擦り切れるタイプのものは危険信号。

 

そういう時に、エラボトックスと言って、エラの筋肉にボトックスを注射して、筋肉の力を緩めます。

 

噛み締める時に使うのは、エラだけではないので、完全には止められないこともありますが、エラがメインの方にはとても有効です。

 

美容医療は、こういうところでも役に立っています。

 

 

エラボトックスをやる際は、
当たり前ですが、皮膚科、形成外科の美容クリニックで。
歯科医院じゃないですよ。それは違法。

 

使うのは、アラガン社のボトックス、1番良いのは、厚労省承ックスは、繰り返しやっていくことが多いですから、安物のジェネリック使ってると、直ぐに耐性できて効かなくなりますよ。

必ず、クリニックで確認しましょう。

後出しで、法外な値段をふっかけるところもあるので、最初に値段は確認しておきましょう。

 6月27日発売の女性セブンの記事、「歴史上の美女が食べていたこだわりの健康食美容食」で、清少納言のところでコメントだしています。

 

清少納言が好んで食べた漢方シロップみたいな見出しがついていたかと思いますが、清少納言が食べていたとされるのは、甘葛のシロップで、それを氷にかけて食べていた記述が残っています。

 

最初に情報提供をされた方が、おそらく、漢方の「甘草」と間違えられて、訂正する時間がなかったのか、気づかれなかったのか、そのまま残ったものと思われます。

 

 

最初、「清少納言が甘草のシロップをかけて食べていたらしい」とお聴きして、夏に結構頻繁に食べていたようで、確かに、甘草ちょっと甘いんでしょうけど、そんなに甘草ばっかり食べたらいかんやろ、と思いました。

清少納言、どっか体悪かったんかいな、と。

 

で、調べてみると、甘草はでなくて、甘葛でした。

 

甘葛。。。?

 

そういや、マンガ「信長のシェブ」で、ケン(織田信長のおかかえの料理長。天才料理人です。現代人なんですが、地震で戦国時代にタイムスリップして、現代の料理の知識を活かして、戦国時代で手に入るもので料理をする)が、甘葛で、アンパン作ってたな。。。

 

 

料理のレシピとか好きなので、料理に関するマンガも大好きです。

「信長のシェフ」は、料理の話だけでなく歴史漫画としても非常~におもしろいし、とても勉強になります。

この時代がよくわかるわ~。(結構信じてしまっていますが、今まで習ってきた歴史の教科書とかと合点がいく)

 

信長の時代、砂糖がやっと日本に入ってきました。

 

この時代は、砂糖は、とても貴重なもので、ほんとの権力者しか手に入らなかったようで、信長が砂糖を使えるというのは、まさに信長の権力の象徴であり、信長だからこそ、です。

 

かといって、湯水のように使えるわけではないので、特別な時以外は、砂糖はあまり使っていないような気もします。

 

他の甘味でいける場合は、それを使っていたかと思います。

 

で、甘葛(アマズラ)と呼びます。

 

この甘葛、ツルを切って、その断面から抽出して、煮詰めて、という、途方もなく時間と人手のかかる方法でしか、採れないようで。。。

 

奈良女子大で、幻の甘葛を作ってみよう!とチャレンジされてました。

http://www.nara-wu.ac.jp/grad-GP-life/bunkashi_hp/amadzura/Amadzura_report.pdf

http://www.nara-wu.ac.jp/grad-GP-life/bunkashi_hp/amadzura/amadzura_hp.html

 

いや~、大変です。。。

 

いくら砂糖の代わりと言っても、これだけの時間と労力を費やして甘味を手に入れようとは、やはり信長でなくても、時の権力者ではないと、難しいでしょう。。。

 

清少納言は、平安時代の一番栄えた、藤原道真のお抱えでしたから、甘葛も毎日でも食べたい放題だったのかもしれませんね。。

一般庶民には、手に入るものではないでしょう。。

 

 

どの時代もそうですが、徳川家康が糖尿病だった説などあり、時の権力者は、美味しいものの食べすぎで(主にやなり糖質でしょう)、いつの時代にも生活習慣病はあったんでしょうね。

 

織田信長は、実はアルコールは飲まなかった、という説もあるそうです。

その代わりというのか、織田信長の甘党説は有名で、かなり甘いものを好んで食べていたとのこと。

信長だから、甘葛にしろ、砂糖にしろ、手に入ったからのエピソードかもしれません。

 

歴史的事実は勉強していないので知りませんが、「信長のシェフ」の中で、信長が「田舎侍で、田舎臭い下品な料理しか知らないだろう」と京都の公家にバカにされているシーンなどがあり、そこにケンが洗練された現代のフレンチや懐石風の料理を出すので、ビックリさせるという場面があります。

 

今でも、京都の料理は薄味、というのは、旅行に来られた方の中では知られているかもしれません。

 

でも実際、京都以外の関西のお店で食べていて、味濃いな~と思ったことはないです。

 

博多とか広島でもないです。金沢や東京でもないな。

 

四国と名古屋は、甘い!と思いました。しょっぱいのではなく。

 

北海道のラーメンで、あまりのしょっぱさに水を入れたくなったことは一度あります。

大丈夫なお店もあります。

 

寒い地域は、どうしても塩分を多く摂る傾向にあります。

 

これも、「信長のシェフ」の中で出てくるエピソードですが、元宮廷(御所とか宮家)料理人だった人が、信長に料理を作るエピソードがあり、信長が「マズイ!」と怒る場面があったかと思います。

 

その人が、ケンの信長に料理を作っているところをみて、「えらいたくさん塩きかすな~」というシーンがありました。

 

あとから、なんで、あんなに塩入れるん?と聞く場面があり、「しょっぱすぎないのか?」と。

 

ケンが、

うちの親方様(信長のこと)は、当主としてふんぞり返っている方ではなく、戦になると先陣を切って行ってしまうような方。普段からも、鍛錬を積んでおられるので、たくさん汗をかいているから、労働者と同じ塩梅にしないといけない。あなたの料理が決してマズイわけではなく、親方様が普通の権力者とは違うんです。

みたいなことを言うシーンがありました。

 

織田信長味オンチ説みたいな諸説もあり、これはきっと、京都の公家連中がバカにしたのもあるのかもしれません。

当時、京都の公家関係の権力者は、汗をかいて動き回るということはないので、汗をかかないということは、それほど塩分の消失がない、ということです。

そうであれば、普段の食事の塩分は、控えめで十分なわけです。

 

かたや、汗水流して動いているような方は、料理の塩分を濃くしないと、まずく感じるし、それでは、塩分が全然足りないので、体調に不調をきたします。

(だから、熱中症対策としても、塩分が必ず必要です)

 

京都の料理は、御所や公家に合わせた料理が一番とされてきたわけですから、汗流している方からしたら、そういう意味では、薄味、になっているのかもしれません。

 

ちなみに、京都では、醤油は薄口と言って、色の薄い醤油が使われます。

煮炊きものなど、野菜でも魚の色が、全部まっ茶っちゃにならないようにするためです。

素材の色を殺さないように、と、醤油の色を薄くしてあるわけですが、濃口よりも、実は、薄口のほうが塩分濃度は濃いんです。

醤油はあまり使っていなくても、塩は使っているわけです。

(東京のうどんが真っ黒と聞いていますが、食べたことないので、見たこともないんですが、塩分が関西よりも濃いわけではないと思います。見た目の色の問題かと。

そばは絶対東京のほうがおいしい! 関西から来たと言っていたタクシーの運転手さんも、寿司とそばは、東京のほうがおいしいとおっしゃってました。江戸前ですね~)

 

話を戻します。

 

 

からだの使い方、日常生活の過ごし方で、料理の塩分は変えないと本来いけないので、上流社会にいきなりデビューした信長には、塩分の薄い食事はさぞ味が薄かったことでしょう。

 

織田信長が激高する、よくキレる、冷酷で恐ろしい、みたいに語り継がれていますが、これもどうかわかりませんが(秀吉がのちにそう書かせたという説もあります)、「信長のシェフ」の中で、ケンが、「うちの親方様は、おなかが空くと機嫌が悪くなる」と言って、周りの家臣もプッと笑うシーンがあります。

 

甘味か糖質食べすぎで、血糖値下がっていたのかもしれませんね。

そう言う時に、キレたり、怒鳴ったりしたのかも。

 

この時代、本当に戦で先陣を切るような人であれば、普段の鍛錬から言って、糖質摂っても、糖尿病にはならないでしょう。

落ち着いてからの家康ではないし。

でも、あれだけの快挙をなしえた偉人ですから、頭も体も、ものすごく使って(信長は非常に優れた戦略家でもあった説。でないと、戦国時代、勝ち残れない)、栄養の消費は激しかったと思います。

まだ、この時代、動物性脂肪と動物性蛋白質がまだまだ足りませんから。

交感神経は、ずっと緊張しまくりでしょうし、糖新生もキリがなかったのかもしれません。血糖コントロールが大変だったのかも。。

 

 

牛や豚は、家畜(労働力)として大事に扱われていたので、食べるということは忌み嫌われていたそうです。

薩摩のほうでは、それでも豚肉食べてたそうです。

(こういう差が、幕末に発揮されるのかと)

一般的に、猪、鹿肉、うさぎなどは食べていたようですが、皇族貴族などの位の高い人は、獣肉はあまり食べなかったので、食べている武士に勝てません。だから、平安時代は終わるわけです。

 

 

各時代の食べ物事情がわかれば、その時代がどれだけ生きていくのが大変だったか、よくわかりますね。

 

ちなみに、甘葛の成分は、果糖:ブドウ糖:ショ糖が、1:1:3だそうです。(奈良女子大によると)

この時代、結構甘いですね。

ショ糖が多いので、清少納言も砂糖中毒だったかもしれませんね。

源氏物語を書いているわけですから、頭もとても糖を欲しがったでしょう。

こういう貴族は、ケトン体が出る前に、糖質食べていたでしょうから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すでにフェイスブックにはお知らせしておりましたが、7月のキャンペーンの追加です。

 

タイタン、もしくはタイタンジェネシスセット、もしくは、顔のヒアルロン酸注射(購入時)をされる方に、
資生堂ナビジョンDRの新商品、
「フォーカス アイプログラム」のサンプル1回分を
プレゼントいたします。

  

この告知をご覧になっていなくても、すでに上記をされた
方にはお渡ししていますので、ご安心ください。

告知を出していなかっただけですので。

シンデレラ効果と言って、定期的にやらなくても、なにかイベント前にしてみるのもおすすめです。

目の下のクマのためと言っても、適応がありますから、
診察・説明が必要です。

サンプルプレゼントは、よほどのことがない限り、プレゼントしますが、
本品を
購入希望の場合は、適応がなければ、他の商品や処置をお勧めしますので、ご了承ください。

http://navision.shiseido.co.jp/dr/products/f_eye.html

ちょっと前の「女性セブン」の記事、「歴史上の美女が食べていた こだわりの美容食・健康食」、ご覧になりましたか?

 

最初、漢方の取材とお聴きしていたので、こういう記事だったのか~と後から納得しました。

 

私が担当したのは、則天后の「益母草」。

 

これで洗顔していたそうな。

 

歴史上の美女と言っても、権力を持った女性だと、そういう風に書かせていたということもありますし、実際は本当に美女だったのか、美肌だったのか、魔女のように若く見えたのかはわかりませんよね。

 

でも、権力があるからこそ、その時代、高価なものもたくさん食べていたり、毎日湯水にように使っていたのは、十分あり得ますよね。

 

で、この益母草ですが、日本の漢方、例えば、ツムラやクラシエでは、ほとんど、というか、取り扱っていません。

中国では、女性のための漢方という感じで、もうとてもスタンダードで、妊娠の時以外は結構よく使われるもののようです。

(子宮を収縮させるため、妊娠中に使うと、流産の危険があります。漢方だから、副作用ないと思っていると、大変な目に遭います。)

 

日本でも、中国系の漢方(中医学と言います。日本の漢方医学とは別物です)を中心としている製薬会社や中医学専門?の漢方薬局などは取り扱っています。

 

 

どうして、業界最大手のツムラやクラシエが取り扱っていないのでしょうか?

(オースギもコタローにもなかったです)

 

 

日本って島国だから、海外からの情報って、遣唐使とか今の中国や韓国からいろいろな文化が伝わってきましよね。

 

仏教にしても、発症はインドで、日本に入ってきて、広まる頃には、仏教は、日本独自のスタイルに変わりましたよね。

 

その民族の考え方、風土や気候などによって、さまざまに変化していくものです。

 

中医学も、最初に日本に伝わったのは、5世紀と言われています。

 

5世紀というと、大化の改新よりも前、古墳時代です。

(奈良時代の前が、飛鳥時代で、その前が古墳時代。日本史、見直しました)

 

そこから広まっていくわけですが、これも日本独自の進化というか、日本の風土や気候、日本人の考え方や体質によって、変化していきます。

 

中国の広大な土地では、それぞれの土地によっても風土は全然違うと思いますが、なにより食べているものが、中国と日本で全然違うわけです。

体質というか、からだが全然違うのは当たり前です。

 

インドから伝わった仏教。

中国も通ってきているはずなのに、インドでも中国でも、動物性タンパク質は食べますよね。

中国料理なんて、食べないものはない、というくらい、なんでも美味しく料理しちゃいますよね。

 

それに引き換え、日本に広まった仏教は、日本の、自然と一緒に共存するという考え方なのか、よくわかりませんが、「殺生ダメ」というところから、獣肉禁止みたいになっていきます。

特に、上流階級は。

 

武士みたいな職業の人や農民、一般の人たちは、それでは、作業もできませんから、猪や鹿、うさぎなど、いろいろ食べていたようです。

 

 

わかりやすい例で言えば、「拉麺」なんて、もともと中華料理なのに、日本独自の進化を遂げて、全く別物ですよね。

 

それくらい、アレンジ利かせるというか、日本に入ってきて、そのあと、独自の変化を遂げます。

中医学も。

 

今の漢方が確立したのが、江戸時代と言われていて、中国で扱われているのと全然違う、日本だけのものを使ったり、中国ではメジャーなものは使わなかったりと、長い年月かけて、より日本の風土・気候、日本人に合うようになっていたそうです。

 

一番有名なのが、華岡青洲先生でしょうか。

(漢方の先生も、華岡先生だけではないので、流派というか、考え方がいくつか分かれます。

ツムラとクラシエで、名前は全く同じでも、中身全然違う!という漢方がたくさんあります。ツムラだけ、と言ってもいいくらい、ツムラ独自の処方です)

 

その江戸時代に確立した漢方医学(漢方という言葉自体、日本独自だそうです)が、今にもずっと生きている。

 

ツムラ、クラシエ、オースギ、コタローなどメジャーな製薬会社。主に、保険適応のある漢方を作っている製薬会社です。

他に、それよりも規模は小さいけど、漢方を作っている製薬会社はたくさんあると思います。

 

よく患者さんで、中医学と思われるほうの漢方薬局で、バカ高い漢方?を飲んでおられる方もいて、で、改善しないから、オーソモレキュラー療法などの相談に来られるわけですが。。。

 

漢方大好きで、保険の漢方では飽き足らずに、専門のところで生薬を煎じてもらっている、というクラスの方はいいんですが、全くの漢方初心者は、ドラッグストアでも、ツムラやクラシエも一般用で売っていますから、そういう簡単なところから始めるほうがいいかと思いますし、あるいは、保険診療で漢方処方してもらって、ためせばいいと思います。

 

 

漢方って、ドンピシャ!で自分に合えばいいですが、合わない時もあります。

可もなく不可もなく。。ということもあります。

悪くないけど。。。

他のを試してみましょうか。ともなります。

 

生薬を煎じてもらったりする場合、量が多いでしょ。

平気で、いきなり、3か月分とかの処方だし。(少しだけ作るというのが、あまり見たことないですね。。。出来合いなら別ですけど)

 

いきなり3か月もらって、(しかも高い!)、もし合わなかったから、どうするん?って思います。

 

漢方嫌い、飲みたくない、という患者さんの多くは、大体、この「合っていない」漢方を飲まされ続けたことがあって、もうあんなまずくて吐きそうなものは飲みたくない、といわれてしまうことも多々あります。

(ちなみに、合っていない漢方は、飲まないほうがいいです。からだの「証」ってやつが違うことが多く、逆に不調にしてしまうこともあります。。合わなかったら、使い道がない。。

家族が飲めるわけでもないでしょうし。。。誰でも飲んでいいようなもの、万人受けする漢方であればいいんですけど。。。あまり万人受けってないです。

症状とその方の「証」で、診察の上、選んでいるわけですから。

 

 

自分に合っていたら、美味しい!まではいかなくても、そこそこ飲めるし、飲みやすかったり、全然OK!とわりとなります。

また、飲んでいると、1~2週間で、なにかしら良いことあるし。

続けよう、と思えるようなものです。

 

 

なので、たまに、オブラートで包んで飲んでる方がいて、味見もしたことない、となると。。。

う^ん。。。。といつも思います。

(オブラートなしで、飲んだことない、といわれたら、一度そのまま飲むように勧めています。)

 

 

あと、たくさんの種類の漢方、まとめて飲んでるとかね。

(漢方1種類につき、完璧な世界観ができあがっていて、崩しようがない、完璧な配合比率になっているわけです。

まとめて、何種類も飲むと、その配合比率が崩れます。漢方の世界が混ざるところか、1個の世界も出てこなくなる。。と私は思います。。

 

なので、2種類以上処方する時は、30分以上空けてもらっています。

3種類目は、出しても頓服かな。

30分以上あけて、3種類以上飲むのって、まあそんな大変でできませんから。)

 

 

保険診療であれば、数日分だけ試すこともできるのはできます。

(その場合、数日後にまた受診するのか、となりますが)

 

うちでは、初めて飲む漢方は、1~2週間分までだす。

 

合っているとわかれば、次からは、1か月分とか出しますけど。

 

 

昔と食べているものも環境も違いますから、皮膚に直接塗るのは(則天后みたいに)、止めておいたほうがいいです。

 

もしそれでアレルギーを起こしたら、もうその漢方、飲めなくなってしまうかもしれないからです。

 

口にするものは、皮膚に塗らない!!

 

 

まずは、保険診療で、少しだけ初めてはみては?

 

ちなみに、中医学と日本の漢方、韓国の「韓方」は全然違いますよ。