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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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ずっと通われていた患者さんが、韓国の方で(日本語ペラペラで、読み書きも全く問題なし)、日本にいられる期限がもう終わるそうで、韓国に帰らないといけないそうで。。今日が一応最後の診察処置日でした。

 

外国人の方の場合、うちでは受け入れができるかどうかは、日本語ができるかどうかです。話すこともそうですし、読み書きも。ようは、日本語でコミュニケーションが取れるかどうかです。

理由は、私が日本語しかできないからです。なので、日本国籍であっても、日本人であっても、帰国子女というか全然日本語ができないとなると、うちでは自費治療はお断りしています。説明ができないからです。

翻訳機能がとてもよくできるようになってきましたね。スマホに完璧な翻訳機が搭載される日も近い?と待っております。そうしたら、日本語ができない方ともコミュニケーションが簡単に取れるので、今までお断りしていた方も受診していただけるようになりますね。

 

さて、患者さんです。

長く通ってくださっている方や、まだ半年くらいでも、1回の処置が長い方は、やっぱりお話している時間がとても長いので(こういう方は、顔や体の処置だけでなく、栄養療法も併用されている方が多いです)、普段のスキンケアや生活スタイル、食生活など、結構いろいろお聞きして治療が変わることもあるので、かなり突っ込んだ話までおっしゃってくださっていることもあります。

そういう長いお付き合いをしてきた患者さんが、母国に帰られるとなると、なんか寂しいですね。。

患者さんは、スキンケアもちゃんとできている方なので、あやしい美容医療なども、もう見抜ける方なので、その辺は韓国に帰られても心配していないんですが、問題は栄養と体調です。

体調がとても悪い、というわけではないし、初診時と比べたらとても元気になられたんですが、消化吸収があまりうまくいっていない(これは、ほとんどの女性がそうです。私もです)。。サプリもいくらでも飲めるわけではないですし(結構飲んでいらっしゃるほうですが)、検査も限界があります。キリがないしね。。患者さんがいくらでもやりたい場合はやりますが、自費検査の特殊な検査、ほんとに高いですから。。どこまでしましょう!と提案するのかも悩ましいところです(検査も、うちの他の方よりはされたほうです)。どんどんやればいいというものでもないし、今体調が悪いわけではないから、ゆっくり気長に良くなるのを待つしかないのかな、というところで、韓国でどこまで「栄養療法」がされているのか、残念ながら私は知りません。。これがアメリカだったら(ヨーロッパも)、それほど問題はないんですが(住む場所によったら、通うのが大変かもしれませんが、少なくともやっているクリニックは絶対あるので)、韓国、わかんないな~。

この方、他にもちょっとひっかかるところがあって、薬を出していただんですが、日本でもそうですが、どこまでなら薬を出すのかどうかというのは、医師によって全然考え方が違います。これは、もうあちらの医師次第なので、急に薬を止めないほうがいいから、もし薬がなくなっても薬を出してもらえなくて、体調がひどくなったら、クリニックを変えてみるよう言いました。

心配です。。

サプリをどうするかですが。。

韓国にも、クリニック専用のサプリというものはあると思いますが、患者さん自身が「信用できない」とおっしゃってました。。

ちゃんとしたところが探せばあるのかもしれません。こればっかりは受診してみないとわからないことも多いし。。

「韓方」という韓国の漢方薬みたいな東洋医学というのか、そういうのはあるんですが、日本の漢方も中国のも韓国のも、足りない栄養素を足してくれるものではないんですよね~。

私も漢方使いますが、すっごく簡単に言うと、うまく回してくれるみたいな感じ。省エネでなんとかやりくりしてくれるというか。。(そうでないものもあります)

中国と韓国の東洋医学は、医食同源で、食事をとても大事にされていますよね。

そこが日本と違うところです。(もちろん、日本よりも動物性たんぱく質をたくさん摂っています)

 

患者さんが、ネットでアメリカのサプリ(個人輸入)のを買おうかなと言われたので、個人輸入は、何があっても誰にも文句を言えませんから(偽物であろうと、おかしなものが入っていようと、表示量が入っていなかろうと、すべて自己責任で、しかもそう、そこのHPに書いてあります。文句言うなよ、と。)、なので、個人輸入のサプリは一切勧めていません。

食事でガンガンいける方は、そこまで心配しなくていいですが。。大丈夫かな。。

 

永住権が取れるように申請はするとおっしゃってましたが、とても難しいでそうですね。。

でも、なんかこの方とはまた会える気がします。これで最後って感じが今日なかったから(楽観的?)。

IMG_20170112_231717 去年の夏、沖縄に行かれた時に、私に買ってきてくださったお土産の一部です。

地元の織物(石垣島だったか宮古島だったか)のこちらは鍋敷きです。あと、同じ織物のブックカバー(私が本よく読むからと)や沖縄の塩(雪塩とかぬちまーすとかサラサラのやつ)やらくださいました。

ありがとうございます。

こちらの鍋敷き、愛用しております。

使うたびに、この方との思い出が出てきますね~。なんかしんみりしてしまいました。。

メールやfacebookは世界共通だから、韓国に帰られても、診察日から3か月たっても、facebookの「あいこ皮フ科クリニックの栄養療法」グループは参加OKなので、アカウントを取るよう勧めました。

食事でいけたらいいな~。

この方の新しい出発なので、お祝いしたいところですが、かなり勝手に心配しております。。韓国にも、溝口先生みたいな先生がいて、オーソモレキュラーを広めているドクターがいらっしゃったらいいのに。。

(いらっしゃったら、無知ですみません。。)

 

 

 

今日の予約で、風邪がまだ残っているんですけど、来週のほうがいいですか?と気を遣ってくださる患者さんがいらっしゃって、栄養解析をされた方だったので、早く結果を説明して、薬を足したほうが良いと思っていた方だったのと、風邪引きの方と同じ部屋にいても私はへっちゃら!と思っているので、ちょうど予約も空いていたし、受診していただきました。

 

院内は、湿度にはかなり気を遣っているので、喉に優しい環境にはしているつもりですが、私は子供のころから喉が弱くて(今から思えば、栄養が足りていない)、乾燥すると、ホコリかなにかが喉に、ピッ!とくっつく瞬間がわかるというか、その瞬間にもうれつに咳が出てきて、体外に排出しようをします。いきなりひどい咳が止まらなくなるんですよね。

冬や夏でも、季節の変わり目とか、30代後半?くらいから、喉は年に何回かやられて、気管支炎や気管支喘息のようになっていました。

水分はかかせなくて、冬はのど飴ずっと舐めっぱなしで、口の中が痛くなるくらい舐めても、加湿をどんなにしても、突然咳が止まらなくなったこともあります。

アレルギーかと思っていましたが、その可能性もありますが(ハウスダスト・ダニであるので)、喉の粘液が足りなくて、喉の粘膜も乾燥して荒れているので、そこにホコリでも異物でもなにかがくっついて、外に排出しようとしているんだと思います。

粘液がしっかりとしていれば、喉の粘膜のバリア機能は保たれるわけです。

5年ほど前から、喉の保湿剤みたいな薬を飲んで、のど飴からおさらばできましたが、今度は薬が欠かせない。。。

3年ほど前から、栄養療法を始めたら、季節の変わり目の咳や気管支炎がほんとになくなりました。

栄養がちょっと足りてきたわけです。

粘液もしっかり出て、バリア機能が働くようになったんだなと思っています。

 

ただ、私の場合、診察も処置もしゃべりすぎなので、口の中はカラカラです。こまめに水分はこの季節摂りますが、忙してく摂れなかったり、足りない時に、やっぱりいきなり咳が出たりします。

 

今日、その患者さんが帰られる前に、喉になにかがくっついたのがわかって、一瞬咳が出ました。すぐに良くなったんですが、診療が終わってしばらくしてから、喉に違和感が出てきて、今日水飲むのが少なかったから、乾燥はしていたんですよね。。

(口を開けているだけで、脱水を助長します。口は閉じて、鼻で息をすると、鼻毛でごみは取ってくれるし、鼻の中で加湿もしてくれるので、鼻呼吸がこの季節は楽ですよ。)

 

帰る途中で、ヤバい。。。と思って、とりあえず、オリーブ葉のサプリを4個飲みました。ついでにキャンディバクチンも1個。

帰ったらすぐにうがいです。

 

帰宅後すぐにまず水でうがいして、その後、「C1000」というものすごく濃いビタミンCでうがいして、それごと飲んで、

メインイベントの、キャンディバクチンの中身だけ、喉の粘膜に直接垂らす、という裏技を再度やってみよう!

(以前、口内でかみつぶしたら、えげつない味でのたうち回りました。。)

 

口の中ではなく、喉にだけ垂らします。

うまく垂らせた!と思いましたが、中身がネトっ!としていますから、そこから動きません。。。もっと下に動いてくれないと、どちらにしろ、舌につく羽目に。。。

思い切って飲み込んだら、前ほどじゃなくてもやはりえげつない味が口内中に。。。!!

声にならない声で叫んだあと、「糖質制限ドットコム」で買いだめした「糖質制限チョコバー」(カフェインなので、基本あまり食べないようにしていますが、と~ってもおいしいのです。。)を、一気にに食べました。。

ふう~。。。口の中、落ち着きました。。

恐ろしきキャンディバクチン。。

 

しばらくすると、いろいろやったのが良かったのか、喉がすっかり楽になりました。

おおおっつ!!!

あとは、栄養を食事とサプリでしっかり摂って、ぐっすり寝るだけです。

サプリもいつもよりターボで飲んでおきます。(ここ大事!)

年末年始、普段よりもビタミックス(ビタミンA入り。ものすごく濃い!)を飲む量が減っていたのもダメだったのかも。。

ちょっと疲れていたのと、水分が足りなかったのと、ふ~。。危ない。危ない。。

明日は出かけますから、今日はもう寝ます。おやすみなさいzzzz

「健康食品」の安全性・有効性情報  https://hfnet.nih.go.jp/

 

こちらのサイトは、以前からブログにちょくちょく紹介してきました。

独立行政法人だったかな?

国立健康・栄養研究所 情報センター 健康食品情報研究室が情報発信をしてくださっていて、最新のサプリメントや栄養素(食品含む)の情報(証拠となる論文など)や副作用や健康被害も含めて、アップデートしてくれているので、ちょっと知りたい時とかとても便利です。

ここで勧められていないサプリメントというのは、いわゆるみなさんがクリニックで診察を受けなくても、好き勝手に購入できるサプリ(ネット・個人輸入含む)のことです。

厚労省はずっと個人輸入で医薬品やサプリも含めて、購入することに注意喚起を出しているし、一切勧めていません。

私もです。

個人輸入というのは、すべて「自己責任」ですから、それが偽物であろうと、添加物に毒物まがいのものが入っていようと、表示は全くのデタラメであろうと、命に関わることがあっても、絶対に文句言うなよ!言うやつは買うなよ!という商品ということです。それでも買う!という方は、その方の人生ですから、お好きにどうぞ。うちの患者さんには、全員止めさせています。(どうせ効いていませんしね)

 

ここで問題とされているのは、もちろん日本で販売されているものがメインで、個人輸入までなると情報自体もないし、わけわからんものも多いし、厚労省や消費者庁もすべてを把握してられません。

(被害が出ないと、把握できないこともあり)

 

サプリのえげつない広告があふれ、それに騙される方の急増中。。

変な飲み方をして、副作用が出たりと、大変なことがたくさん起こっています。

薬ではないから(市販の医薬品もそうですが)、誰も管理していませんから、自分で管理するしかないわけで、無茶な飲み方をしている方も結構いて、問題になっています。(誰も止められませんからね。。。)

 

こちらでいうところの、「有効性」は医学的な論文があるかどうかで「ある」「ない」と決められています。

データはもちろん大事ですが、私もデータがあるかどうか、必ず確認します。

ただ、テータ以前に、生化学的に必要な栄養素が、データもくそもないので、いるったらいる!のであって、あとは、質がいいかどうかの確認が大事です。

クリニックで処方するサプリ

(どこのでもなんでも、というわけではないですよ。クリニック取り扱いでも質の悪いものはあります)

は、そこの処方するドクターを信用するかどうかも大きいですが。。

 

さて、こちらのサイト、Facebookでも紹介しましたが、このサイトのFacebookがありました。

https://www.facebook.com/hfnet2015/?fref=hovercard

最新情報だけ、簡単に教えてほしい時はとても便利です。

元のサイトだと、自分で1個ずつ開けたり、読んでいかないといけませんしね。

市販のサプリの誇大広告を知ってください。全部が全部ダメとは思いませんが、、砂漠でダイヤモンドを探すようなもので。。。広告に載せられている方は、絶対に見つけられない。。。

こういう宣伝は薬事法違反!とかもわかりやすく書いてあるので、まずそういうのは、即刻関わらないようにしましょう。

 

1月のキャンペーン、大島椿の椿油をうちの患者さんにどうぞと少しいただいたのをすっかり忘れておりました!キャンペーンプレゼントです。

対象の方は、どうぞおっしゃってくださいね。数に限りがありますから、自己申告制です。(以前に、興味ない方に、いっちゃったりしたので。。)

 

さて、昨日のブログで、「受験生におススメの食事」で書き忘れたのが、魚!

facebookには、先に書いておきました。https://www.facebook.com/aikohifukaclinic/

EPA・DHAは、血流を良くして、なにより脳の栄養になります。

EPA・DHA

 

日本人が頭がいいのは(戦後の経済復興の時など)、魚をたくさん食べるからだと言われているくらいです。(真偽のほどはわかりませんが、昔の方は、今よりもっと魚を食べていました。)

お肉も大事ですが、肉:魚介類=1:1 もしくは、魚介類やや多めにしてくださいと、うちの患者さん方には言っています。

魚をもっと食べましょう~!!

 

お刺身が一番いいですが、刺身ばっかり食べていられないので、缶詰も便利ですよ~。

私は、いろんな魚の缶詰を買い置きしています。

もちろん、焼き魚を大好きです。

その日に魚を食べるか、肉を食べるかは、食材を買いに行った時に、魚が安かったら、絶対に魚!

(そんな日に限って、草うし(熊本のあか牛のブランドです)が売っていたりして~!!結果、両方買って、両方食べます!!)

物忘れが多かった日にも、魚たくさん食べるようにしています。

 

焼き魚も(あんまり煮魚はしませんが、ラカントSでやったらいいと思いますよ)大好きです。

オリーブオイルと塩コショウで焼くだけ、というのもよくやります。

 

アメリカで数か月(もっと?)お仕事で滞在されていた患者さんが帰国され、facebookの「あいこ皮フ科クリニックの栄養療法」グループのほうでも魚の話を書いたところ、「アメリカのサーモンステーキ、でかかったでしょ?」と言ったら、写真を投稿してくださいました。許可をいただいて、掲載します。

15894576_136752796821587_7244315326933339890_n これ、少ないほうですって!

アメリカ人、肉ばっかり食うから(日本人の3倍と以前に肉の資料で読んだことがあります)、魚は人気ないそうで、それで小さいそうです。。

これで。。。?

日本では、まずこんな大きさでは出てこないですよね~。この半分も出たらいいほうで、3分の1くらいかな~?いや、4分の1か?

魚でおなかいっぱいにするからには、魚たくさん食べなきゃ!

他のたんぱく質のおかずも合わせて用意するかです。

 

受験生じゃなくても、「おなかが膨れないから、ごはんを仕方なく食べています」という方が、時々患者さんの中にいらっしゃいます。

これ、ごはん(白米)を食べたい言い訳でおっしゃっているのではなく、本気で言っておられたので(糖質制限は基本できている方なので)、「おかずを倍にしてくださいっ!!」と言ったら、「何品も作る時間がない。。」

 

何品も作らなくていいんですっ!!

量を増やすだけです。

鮭の切り身だったら、1人1切れを2切れにするとか3切れにするとか。

簡単でしょ?時間は同じです。グリルやフライパンにのせられる量だけ、同じ料理で増やせばいいです。

お弁当も同じです。見た目は気にせず(子供は友達の目があるから気にするかもしれませんが)、お皿の代わりに、お弁当箱になるだけですから、スカスカでも、タンパク質がたくさん入っていたら、綺麗に盛り付けなくてもいいじゃないですか。時間がないんだから。

(見た目重視の方は、早く起きて、綺麗につめてください)

まあ、隙間にとりあえず何か野菜(キャベツとかブロッコリーとかかさばる野菜)を入れるかでしょうか。。

(キャベツもざく切りでいいんですよ、めんどくさかったら。

大きいほうが噛み応えがあって、よく噛むし、消化液もたくさん出てきます)

缶詰でローテートしてもいいです。

オイルサーディンやイワシやサバの水煮(必ず水煮で!味噌煮や醬油付けは砂糖がたくさん入っています)、サケの水煮缶、ツナ(マグロとカツオがあります)など。いろいろあります。

もちろん、シラスやちりめんじゃこ、かつおぶしも!

どの料理にしても、必ずいろんな魚介類を食べてください。

魚だけでなく、甲殻類も貝類もね。

(海藻も大事ですが、海藻は動物ではないのですよ)

 

大きい魚(マグロとか)ばかり大量に食べていると、水銀の問題が出てくるので、そういう魚はたまににね。マグロは赤身で。トロはほんのたまにで!赤身でもたまにね。

いろんな種類を食べることで、いろんな栄養素がたくさん摂れます。なんでも偏らない!!まんべんなく、バランスよく!

受験生だけでなく、頭を使う大人全員におススメです。

 

 

 

ず~っと前から書こう書こうと思って、ほったらかしになってました。

今年のノートルダム女学院の同窓会誌に寄稿させていただいたのですが、うちの患者さんの中には、ダム出身の方や子供さんがダム出身、もしくは今も通っているという方が結構いらっしゃいます。

その患者さん方のお一人に、現役の高校生がいらっしゃるそうで、ノートルダム女学院(中学・高校とも)にはもともと特進クラスというかそういうクラスはなかったんですが、いつからか知りませんが、できてるようです。(「特進」という名前ではないようですが)

多分、理系の子や、推薦じゃなくて、国公立や推薦以外の私立進学希望の子のクラスになっているようです。

同窓会誌が現役の学生にも配られたそうで(私が学生の時もそうだった気もする)、私立ではなく、国公立の医学部にダムからいけた(私は2浪しましたが)、というのは、励みになったそうです。

私も、そんな受験生の役に立ったのかと思うと、嬉しいですね。

受験って、先が見えないことへの不安と心配がとても大きい、かなりの試練ですよね。

高校生からしたら、もしかすると人生で初めての試練かもしれません。

 

人間は、本来、ある程度のストレスに勝てるように体が作られているんです。

だから、受験のストレスくらいだったら、本当は勝てるはず。。?

ところが、肉魚介類卵をたっぷり食べて育っていない受験生は、ストレスにも負けやすいし、なにより勉強の効率が悪い!

 

もう年が明けたから、すぐにセンター試験ですか?

入試本番ですよね。

 

まず、記憶力をよくして、頭の回転を速く、しかも良く回るようにするには、ビタミンB群です。

脳をはじめ、神経を動かすのにビタミンBは絶対必要で、Bが足りなければ足りないほど、頭がうまく回らないし、記憶力は落ちるし、また集中力がなくなっていきます。

 

ここで、変な市販のサプリは飲まないでくださいね。添加物だらけだし、添加物の分解に大事な肝臓を働かせている場合ではないですよ。それに、どうせ飲んでも効きませんから、そんなものより、食事でちゃんと摂ってくださいね。

 

ビタミンB群は、豚肉・レバー・牛肉・魚に多いです。動物性たんぱく質をたくさん摂ってください。

おやつは、動物性たんぱく質です!

 

せっかく摂ったビタミンBを、脳にガンガン回すコツは、他でなるべく使わないようにすることですが、一番ダメなのが、糖質の摂取です。

糖質を分解するのに、たくさんのビタミンBが必要になります。

口から動物性たんぱく質をガンガン食べていないのに、糖質中心の食生活にしていると、Bは減る一方で、借金して借りてくるところがないので

(カルシウムは骨から、タンパク質は筋肉から、借りようと思えば借りてこれます。これは、異化亢進と言って、非常に良くない状態ですが、生命の維持をしていくのに、異化亢進は大事な反応です。生命の危機でもないのに、異化亢進使っている場合ではない。。)

Bが必要な反応を止めるざるを得ない→集中力の低下・記憶力の低下・理解力の低下

となります。

 

また、夜食やおやつや勉強の合間に、いきなり糖質食べるでしょ?

それを繰り返していると、若くても血糖値の乱高下を起こすようになりますから、こうなってくると、体の中では、いろんなホルモンが大量に出ていたりしていますから、情動不安を起こしやすくなります。

ただでさえ、受験でナーバスになっているというのに、糖質の摂り方が悪いせいと、他の栄養素が足りないせいで、ますます不安に拍車をかけますから、勉強どころではなくなってくいて、心配で心配で寝られない、でも勉強も手につかない、というよくある最悪パターンにはまります。

 

また、糖質を食べると、どんなに工夫しても(食べ方や種類など)、血糖値は上がります。下がってきた時も眠くなりますが、この上がっている時も眠くなります。どちらにしろ、糖質を摂ると、眠くなりやすいのです。

若い(10代)から、まだましかもしれませんが、夜中に起きて本来は寝ている時間に勉強しているわけですから、そんな時間に糖質摂ったら、眠くなるのは当たり前です。

 

夜中に勉強していると、おなかが空いてくるでしょう?

これは、脳がもちろんブドウ糖を消費して欲しがるからですが、ここで、糖質を摂ったら最後!絶対寝てきたでしょう?

夜中のラーメン、おにぎり、パンやおかし、夜食で大体食べるものって、糖質のことが多いいのでは?

脳はブドウ糖がたくさん入ってきたから、安心して寝るでしょう。まして、糖質の分解でビタミンBを使ってしまったから、余計に働きたくない。。寝ますね~。

 

ビタミンB群も大事ですが、脳がブドウ糖以外のもので働いてもらえば済む話で、ここで出てくるのが、「ケトン体」です。

「ケトン体」を出そうと思ったら、糖質摂ったらダメですね~。

糖質があると、ケトン体は使ってもらえません。

さらに、ケトン体を作って利用するには、良質の油をこまめに摂っておく必要があります。

普段から、ケトン体で体が回るようにしておいたら、油を摂っていなくても、体に貯められている脂肪を分解して、ケトン体を作ってくれます。脂肪は、普通は体の中にいくらでもありますからね。

ケトン体を脳が使うようになると、頭はすっきりとよく動くようになりますから、勉強は無茶苦茶はかどりますよ~。

 

患者さんの中には、受験生(小学生・中学生・高校生・浪人生など)の親御さんもいらっしゃいますが、試験の日のお昼ごはんも含めて普段の食事の話になることもあります。

ほんとに夜食のおにぎり・麺類・パンは最悪です。

私の自分が受験生でしたから、よくわかりますね~。絶対に寝ますね。

試験の日のお昼に、おにぎりだけとかパンだけなんてすると、午後のテストは眠くなるか、あまりの緊張に眠くはならなくても、頭の回転はすごく悪くなりますから、せっかくの本番なのに、とても良くないですよね。。不本意にも本当の実力が出せませんよね。

 

で、今まで、というか試験直前までばんばん糖質三昧にしていたのに、いきなり試験本番に、タンパク質や油だけのお弁当を持たせてもダメですよ。

脳はケトン体で回るようにできていないし、体も糖を欲しがりますから、逆に低血糖になって、脳も体も動かなくなってしまいます。

また、今までに動物性たんぱく質をたくさん食べていないから、消化液も作れてないし、いきなりたくさんたんぱく質や脂質を食べさせようとしても、消化できませんから、午後からのテスト、胃もたれ・胃痛・おなか痛・下痢・腹部膨満感(ガスがたくさんたまる)などで、これまた試験どころではないです。

試験が終わって、帰ってきた子どもから、めちゃくちゃ怒られるでしょう。。。

普段と違うことをいきなりやる、ということは、こういう大事な時は最悪です。

なので、前もって、体にも脳にも準備期間が必要です。

これを読んだ受験生と受験生の食事に携わる方は、今からちょっとずつ変えていったほうがいいです。いきなりできたらいいですが、テストの日までの日数と、今までどれだけ糖質依存の食生活をしてきたかで、かかる日数が変わってきます。。

若い子(10代)でも、ほんとにお菓子しか食べてない子、いるんですよね~。

それで受験に戦えるわけがない。。

仮に戦えているんだったら、ほんとの実力はそんなもんじゃないってことです。自分で自分の能力を貶めているんです。もったいない。。。

 

もうひとつ大事な栄養素は、鉄分です、

これは、必ず動物性たんぱく質で摂ってくださいね。ひじきやほうれん草・プルーンなんかで摂れませんから、レバー・牛肉・魚(内臓もまるごと。血合いもおススメ→丸干しとかしらすとかちりめんじゃことか)をガンガン摂ってください。

鉄がないと、赤血球が作れませんから、赤血球がないと全身の細胞に酸素を回せません。もちろん脳にも。酸欠の頭で、受験に勝てるわけがないでしょう?

(酸素を吸うのは止めてくださいね。なんでも適量というのがあります。酸素中毒というくらい、空気以上の酸素を吸うのは、活性酸素も増えますし、肺にも良くない。特殊な病気などの事情があって、主治医から酸素ボンベを提供されていない場合以外は、市販の酸素とか買ってきて吸わないでくださいね。)

 

あとひとつの注意点は、良質の油を摂るのはとても大事ですが、バターは超お勧めですが、生クリームを含めた乳製品は勧めていません。

牛乳は血糖値が上がりますし、乳製品に入っているカゼインは、中毒性があるので、また摂りたくなります。

最大のカゼインの欠点は、腸の粘膜を攻撃することです。

カゼインアレルギーでない方が、たまに乳製品を摂るのを絶対にダメ!とまではしていませんが、腸の悪い患者さんには、しばらく止めてもらっています。

腸の悪くない方でも、腸の粘膜を攻撃はしますから、腸がやられるとすべての消化吸収が悪くなって、結果、体の栄養状態が悪くなるということです。

なので、極力控えるにこしたことがないです。

腸は、免疫力においてかなりの重要な役目を背負っています。

腸に元気でいてもらわないと、栄養だけでなく、受験シーズン、すぐにいろんな感染症にやられてしまいますよ。どこにだって、ばい菌はたくさんいますからね。自分の免疫力を上げるしかありません。

栄養をしっかり摂って、免疫力を上げてください。

自力では無理!という方は、どうぞご相談ください。

 

 

明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

旧年中は、多くの患者さんにご来院いただき、一緒に、肌のこと、体のこと、体調も含めていろいろと治療にあたってきました。

本や学会、セミナーに参加して得た知識というのは、もちろんとても大切ですが、机上の空論とまでは言いませんが、実践と理論では大違いということもありますから、やはり実践というものが必要で、これは患者さんの治療経過を診させていただくしか方法がないんですね。

患者さんの経過を診せていただくことで、私自身とても勉強になりました。それをまた日々の診療に役立てることができ、とても感謝しております。本当にありがとうございました。

 

さて、ヒアルロン酸の「ボリューマ®XC」のモニター募集のお知らせを、ブログには書いたけど、「お知らせ」には載せていなかったことに気付き、さっき載せました。。すみません。。

 

1月のお正月キャンペーンですが、恒例の福袋です。

この機会に、試してみたかった化粧品やサプリメントを、通常よりもかなりお得になっていますから、ぜひお試しください。

「新春」ということで、キャンペーンの糖質制限お菓子やサプリメントや化粧品のサンプルなど、引く続きの継続とさらにちょっと選びやすいようにしました。

ちょっと試しただけでは、「効果」までわからないかもしれませんが、「塗り心地」や「味」などの好みは判断していただけると思いますから、こちらもぜひどうぞお試しください。

 

女性の痩せすぎをずっと心配しております(私が太っているから、負け惜しみとかそんなんではなくて)。

特に、BMI<18.5の女性たち!

内臓にも筋肉にも骨にも栄養がある程度いっていたら、そこまで体重は落ちません。

国連世界食糧計画(国連WFP)が推奨する成人1人の1日当たりの摂取カロリーは2,100kcalです。

平成27年度の厚生労働省発表の「国民健康・栄養調査」によりますと

(まだ去年のと比べてまではみてはいないのですが、去年とはあまり変わっていないという話を聞きましたが、そこはちゃんとみないとわからない)

日本人の平均摂取カロリーは(1歳以上、男女まぜての日本人の平均です)、1,889kcalです。

WFPが、心配している2100kcalをはるかに下回っています。

しかも、この国民栄養調査表によると、1歳以上の女性の平均でみると、なんと!

1,694kcalとえげつないです。。。

 

低体重=栄養失調であり、後進国と同じです。おそらく先進国の中では、日本最下位です。食べるもの(特に、肉魚卵などの動物性たんぱく質)がたくさん食べられない国は、炭水化物くらいしか食べるものがないわけで、炭水化物すら満足に食べられない国もあるわけですが(こういう国は、飢餓が最重要課題になっていると思いますが。。)、ほんとに日本の痩せている女性は、何を食べて生きているんだっ?!って話です。

(お菓子とパンとパスタと少量の野菜です。)

「私は痩せていて、スタイルいいでしょ? フフフ♡」とか思っている場合ではないです。

栄養失調という自覚を持たないと、改善しようとすら思わないので、まず自覚しましょう!

 

「私、ちゃんと食べていますけど!」と思った貴女、ちゃんと食べていたら、そこまで体重は下がりません。

痩せているように見えても、筋肉や骨がしっかりしていて、無駄な皮下脂肪(内臓脂肪がほとんどない上に)はあまりついていない、という状態であって、その場合は、BMI<18.5ではないと思います。

人間ドッグで、もっと「低体重」と表記するだけではなく、「栄養失調」せめて「栄養失調の疑いがある」くらいまで、はっきり書いたほうが良いと思います。

「低体重」と書かれている女性で、それを問題視している女性に会ったことがないです、ほんとに。

 

ほんとにたくさん食べていて、それでもどんどん痩せていくというのであれば、なにか消耗性の病気があるのかもしれません。そういう場合は、病院に行って精査が必要です。

(こういうのは、急に痩せた場合が多いです)

でも、ほとんどの方は、昔から(下手すると子どものころから)痩せている。。(子供のころから栄養失調ってことですよ)

 

「食べている」と思っている量自体が、圧倒的に少なすぎるのと(自分レベルで比べてもダメです。あと、周りの痩せている女性たちと比べてもダメです。だから、後進国なみの体重になっているわけです)、もしほんとに食べているのに、というのなら、消化吸収が全くうまくいないだと思います。

 

体重さえ重ければ、筋肉骨が軽くて、内臓脂肪皮下脂肪がたくさんついていてもいいのか?!となると、もちろんそれはダメですが、そういう方の場合、糖質の圧倒的な食べすぎもありますが、痩せすぎの方よりも、動物性たんぱく質や脂質も摂っていたりします。

同じダメなら、タンパク質を摂っているほうがまだマシです。

(糖質ばっかりで太っているのは、一番ダメです。いや、痩せすぎのほうがダメか。。どっちがダメかな。。これは血液検査の結果によりますが。。)

 

世の中には、ほんとに太れない方っています。

でもそういう方って、ちゃんと検査したら、ピロリがいたり、胃腸が悪かったり、いろいろと原因があったりします。

検査して、ここが悪い、あそこが悪いとわかると、体重はそんな急に増えるわけでもないし、栄養療法やったからって、何でも解決できるわけではないですが、いろいろと対処できるようになるので、口から食べられない・消化吸収が悪いなら、せめてこの栄養素だけでもサプリで摂りましょうかとか、こういう食事にしてみたら?といろいろできます。それだけでも体調が良くなるわけです。

自覚ですね。大事なことは。

 

低栄養・栄養失調で、まだ若い時はなんとか乗り切れるかもしれません。精神力だけでも。

女性は、とかく無理をしがちなので。。特に、真面目な方・つい頑張ってしまう方はなおさらです。

ところが、40歳も過ぎてくると、気力だけでは無理がほんとに効かなくなりなってきます。。体調が悪くなるんだったら、そこでまた気を付けるかもしれないし、無理もしないようにしていくかもしれませんが、普段は気力で気づかない状態で、いきなり、バタっ!!と大きな病気になる方も多いです。。

どこでどんな風に、来るのかは、誰にもわかりません。。

いきなりでも、ちょっとずつでも、やってきたら、一番困るのは自分なんですよね~。

 

特に痩せすぎだと、年齢がいけばいくほど、老けて見えます。。顔色も悪く、シワも目立つ。。ツヤもない。。

それも嫌だと思いませんか?

 

例えば、小池都知事。

ビストロSMAPに出演された時に、「今日はおにぎり1個(だったか)食べただけ」とおっしゃっていて、かなりお忙しいのはわかっていますが、糖質だけなんてと心配していました。

少し前のワイドショーかなんかで、立ち食いステーキ(いきなりステーキ?)でお肉召し上がっているのが映っていて、安心しました。

小池都知事は、ほんとに頭がいいんですね~。いつも冷静に返答されているし、すぐにパッ!と気の利いたことを返されるし、しかもいつも笑顔で答えておられるのが、とても印象的です。

政治家たるもの、嫌な質問もたくさんされたり、わざと怒らせるような質問もされていらっしゃると思いますが(そういうところは映らない)、笑顔で切り返されていますね。

いつもあれみて、この方スゴイな~と思います。

いつも比べてしまうのが、民進党の蓮舫代表なんですが。。

野党第一党の党首だから、いろいろなお立ち場もあるし、いろいろ言わないといけないのはわかりますが、あそこまで痩せすぎでは。。。おそらくBMI<18.5ではないでしょうか。

あれくらい痩せていて、BMI>18.5だったら、内臓脂肪が多めにあったりとか、腰~太もも周りにセルライトがたくさんついていて、他はガリガリとか、そういう場合が多いです。

(仕事柄、人様の裸もよく診ますので。。)

顔のついている脂肪が少なすぎるのと、コラーゲンもペラペラだから、口回りのシワがとても目立つし、顔の骨格(骨)の形が目立ってしまいます。

お若い時は、あんなに綺麗だったのに。。

あれだけ痩せていて、大声でなにか意見をおっしゃっていると、それが攻撃的だったりすると(立場もあるのはわかりますが)、もっと肉食えば?鉄とBが足りないですよ【もちろん動物性たんぱく質ね)と思ってしまいます。

痩せていると、いくつになっても、服はかっこいいのが着れますし、オバサンぽくはならないのかもしれませんが、私だったら、50歳過ぎたら、小池都知事みたいな体型のほうがいいな~(心配しなくても、絶対にそうでしょうけど)。

お二人を見ていると、女性が責任のある立場の仕事をしていくのは、とても大変だろうなと思います。特に、男性が圧倒的に多い社会の中では。

女性のほうが男性よりも圧倒的に栄養が足りませんから(何十年と月経もありますから)、もっとお肉を食べて、頑張っていただきたいです。

あれだけ忙しければ忙しいほど、体も頭も無茶苦茶使っておられますから、もっと栄養が必要です。

政治家でなくても、皆さんもそうですよ。仕事も家事も子育ても。仕事してなくても自分の世話もあるわけですから、もっと栄養を摂って、体を楽にしてあげましょう。

低栄養の一番の問題は、もちろん病気になりやすわけですが、やはり免疫力の低下です。なので、すぐにいろんな感染症にかかりやすくなります。

痩せすぎをまず問題視しましょう。

自分の顔も、街中を歩いている人の顔も、患者さんの顔も、テレビに出ている男性女性に関わらず芸能人も観ていて、いつも思うのは、やっぱり若い人って、顔の凹凸がないですね。

どんな人でも。

すべてが滑らか。

 

それに引き換え、年をとってくると、目の下は凹みと膨らみが交互に来てたり、口回りはたるみ、法令線は深くなり、コメカミや頬骨の下はこけて凹み、頬の真ん中にはゴルゴラインと呼ばれる凹みができ、と凸凹だらけになってきます。

たるみだったり、シワであったりもします。深いか浅いか、大きいか小さいかの違いですかね、見た目上。

この凸凹が目立てば目立つほど、老けて見えます。

 

手っ取り早くなんとかしたければ、やはり注射でなにかを凹みや溝(シワなど)に入れてふくらませる注入系が人気です。

 

先日自分の顔に鏡を見ながら入れた時に、左側が手がずれて(逆手で入れるのは、結構大変なのです。。)、思っていたところよりも少し浅めに入ってしまいました。

髪の毛で隠れるし、まあいいかとそのまま溶かすこともせず、放ったらかしにしています。

日にち薬で、なじんでくるので、まだ少し凸凹していますが、最初よりはかなりマシになっていますから、ますます放ったらかしです。

 

両手がちゃんと順手で使える患者さんに入れた場合は、こういうことはありませんが。その凹凸のある顔を診ていて、「年をとったな。。」と改めて思いました。

いろいろと打ち方を変えたりしているので、昔(7年前とか5年前とか)と打ち方も含めて入れている場所も全然違うから、ここに入れる日が自分に来ようとは!というのもありますが、やっぱり年がいったんでしょうね。。

 

アラフィフ以上になると、どこまでするかは個人の考えによって全然違いますが、あんまり全部をやりすぎると、ちとイタイ見た目になったります。

あくまで「自然に」見えるというのは、年がいけばいくほど難しいです。ちょっとシワにしろ、たるみにしろ残したほうがいい。

でも、これもその人の顔立ちというか雰囲気というか、うちの患者さんも50代の方は多いですが、たるみもシワもあまり目立たず、滑らかな方って結構いらっしゃいます。

しかも自然な感じで。

これは、今までご自身でいろいろと努力してこられた(お金と時間もそこそこかかっていると思いますが)結果で、いい意味での年齢不詳です。よくお似合い、全然イタクない。

これを「奇跡」とまでは言いませんが、誰でもこうなれるわけではないです。。

 

一般人にしろ、芸能人にしろ、この凹凸のなさを目指して、どんどん注入(おもにヒアルロン酸)してしまうんだろうな~と思います。

ちょっと入れただけだったら、凹凸は浅くはなりますから確かに若返りますが、シワたるみは残っていますよね。

もっと入れたくなる方が多いです。

注入系は、ちょっと物足りないかな?というくらいで止めておくのがベストだと思っていますし、よく学会などでも言うドクターもいらっしゃいます。それくらい絶妙のバランスというものがあったりします。

でも、患者さんは、入れたらもっと良くなるんじゃない?と基本足し算の考え方なので、「足して、足して!」となることもあります。

これ以上入れたらバランス崩れるなと思ったら、患者さんに言っていますが、それでも希望されることもあります。医学的に安全と判断した場合は入れますが、危ないかもと思ったら絶対に入れません。

 

入れれば入れるほど、凹凸はなくなるけど、その分どんどん足していくことになりますから、注入も1本では済まないことも多くなるでしょうし、どんどん膨らませるわけですから、下手すると顔は大きくなります。

(注入で、凸を取ることはできませんから、凹に入れて、平らだけではダメで、滑らかでないと不自然ですから、立ち上がりが自然なように、とどんどん膨らむことに。。)

 

たくさん入れたら、お金がそれだけかかりますから、お金が冷静さを取り戻してくれますが、ある程度お金に余裕があると、どこまでもやっちゃう方っていらっしゃいます。

パンパンが似合う方と似合わない方がいるので、滑らかにさえ入れたらいいというものではありません。。

物足りもせず、ちょうどいいところで止めるって、患者さんからしたら難しいですよね。

 

1回目のその日に、2本も3本も使うことは私の場合、まあありません。

とりあえず1本で、どこまでいけるか見てもらって、数日後でもやっぱり足りないというなら2本目買ってくださいと言っています。

特に、シワたるみのひどい方(年齢のわりに)というのは、そもそも皮膚や皮下のコラーゲン線維がちゃんとしていないことも多く(だから、シワたるみがひどいわけですが)、そういうところに、いきなり大量に入れて、あとから万が一なにかあったら嫌なので、まず1本からです。

どうしても足りないというのなら、翌日に入れたっていいから、今日はこれで様子を見てくださいと言います。(ほんとは、1~2週間くらい落ち着くのを待ったほうがいいですが)

そんなばんばんお金使わなくても。。。

 

今日は時間がなくなったので、先日facebookで書いたことを載せておきます。

ブログでもうちょっと深く書くつもりでしたが、こちらも時間がなくなったので。。

 

https://www.facebook.com/aikohifukaclinic/posts/397459363922562

便秘で悩む方の弱みにつけこむサプリやお茶、よく売っていますね。

その中でも、こういうのは飲んだらいけませんよという話です。

よろしければ、どうぞ参考までに。

 

栄養療法の話が続いているので、またちょっと美容医療のことを。

 

頬~アゴ下の脂肪を減らすトゥルースカルプでの治療ですが、1回されて2週間後に2回目に来られましたが、この方がこちらがびっくりするくらいよく効いて、かなり羨ましい状態に。

(残念ながら、モニターの方ではないので、写真はお見せできません。)

私も、1回やってちょっとすっきりしましたが、この方の比ではない。。。

 

体もそうですが、この差ってなんなんでしょう。。

 

トゥルスカをされてよく効いている患者さんと自分の経過を診ていて、もちろん全員が血液検査をしているわけではありませんから、患者さんの場合、今までの経過や体型、脂肪の着き方などから判断しているわけですが、体のエネルギー源に脂肪がうまく使える方は、かなり効きがいい。

分解された脂肪酸をどんどんエネルギーとして使っている印象です。消費が早い。。

 

アラフォー以上の患者さんで、検診結果があれば持参していただきますが、受けていない方もいて、体型などから(内臓脂肪がかなりヤバいとか)危ないと診断したら、40歳以上は血液検査を確認しないとトゥルスカを受けるのは止めていますが、検診結果を持参される方の場合は、結果を診て、とりあえずOKとなることも多いです。

ただ、検診というのは、ほんとに最低限しか検査項目がないので、トゥルスカをやる分には問題は一応ありませんが、「効かす」ためには検査したほうがいい。

といくら説明したところで、理解されていない方もいます。

「1回で効きが悪いと思ったら、2回目の前に検査しないと、効率悪いですよ」とお伝えしています。

 

おおむね、痩せている方のほうが効くことが多いのが皮肉なところで(例外もあると思います)、痩せている方の場合は、どの部位も部分痩身なわけですが。。なので、回数もそれほどいりません。

 

その方は痩せていらっしゃって、お肌のことも体調のことを含めて栄養療法の話を処置中に少ししますが、あまり興味はもっていらっしゃらないようで、でも、食事はちょっと動物性たんぱく質を増やすようには心がけるようになったそうです。良かったです。

痩せているから、余計にアゴ下や頬の口元のたるみが気になってしまうのかもしれません。

 

アゴ下は、全く適応がないわけではないけど、あまりお勧めしません、お金無駄かも、むしろタイタンのほうがいいと思います、と勧めていたんですが、一度だけでもやってみたいと言われ、これが私の予想を裏切り、とても良かったです。

ちょっとアゴ下の皮膚が突っ張っていて、筋肉が拘縮まで行かなくてもその傾向があるから、タイタンのほうがいいですよ(タイタンには、筋肉を弛緩させる働きがあります)と事前に言っていて、トゥルスカが効かなかった場合、2回目はタイタンを勧めるべきか、もうちょっと様子を診てから、「効かない」と判断するべきか、う~ん、どうしたものかなと、経過を診る前から考えていて(患者さんも、これでダメだったらタイタンにすると言われてはいましたが)、ただ、トゥルスカの効果判定は、アゴ下でも、1回目で効果がよくわからない場合は、2回はしますから、う~ん。。と2回目の診察までの間ずっと考えていましたが、杞憂に終わりました。

 

トゥルースカルプは、加温する治療なので、どの部位をやってもリンパドレナージ作用がありますから、むくみは即座に取ります(照射方法にもよりますが)。

そうすることで、悪循環からいい循環に入ることがあります。

腰~おしり~太ももなどに当てた場合は、冷え症の改善をかなりの長期間言われることもあります。

なぜか血行改善がその時だけではない印象です。(これらは患者さん個人の感想で、客観的データではありません。以前に学会発表した際のアンケート結果です。)

いわゆるセルライトが分解されるので、イメージとしたら、詰まっていたのがなくなって、開通した、ような感じでしょうか。(だから長期間続く)

 

アゴ下から首にかけての血行が良くなったのと、脂肪が少し減ったためか、突っ張っていた皮膚に余剰ができました。

これは、想定外でした。

体の場合はタイトニング効果があるので、脂肪が減っても皮膚があまり余らなかったのです、今まで。

アゴ下は、そのおかげで、下アゴから首にかけてのラインが、綺麗に出てきました。

ふう~む。。。アンタゴニストとにもアゴニストにも働いている。。

本来のヒトのあるべき姿に戻してくれている?

この辺は、組織診断(顕微鏡で診る検査)をしていないので、わかりません。

嬉しい誤算でした。

 

この方は痩せていらっしゃるので、栄養が足りません(女性の場合は、もうみなさんも含め全員足りていません。)。

栄養が足りていない方の中には、顔だけではなく、腕や脚などの皮膚が、血行が悪いせいでできる皮膚の色をしていらっしゃいました。

頬は毛細血管が多いし、かなりの血行障害を疑います。

 

こういう方の赤ら顔の治療は、レーザー治療では確かに効きますが、どこかですぐに頭打ちになりますから、どうして顔が赤いままなのか(スキンケアはちゃんと頑張っておられるのに)、→栄養が足りないせいで、根本的な治療(栄養療法)が必要です。

場合により、結構長い道のりになります。。患者さんもお金も時間も大変です。。

 

赤ら顔の場合、毛細血管拡張を伴っている方と伴っていない方が圧倒的に多いです。

 

トゥルスカをやったら、この毛細血管まで減ったんですね~。

スゴイ。。。!!

トゥルスカ自体に、直接に血管を破壊する項目はありません。

毛細血管については、ノーマークでした。

照射が終わってから時点でも、あまり変化はもちろんないですが、毛細血管が2週間後にはかなり改善(減っていた)していました。

血行が良くなったから、毛細血管を維持する必要もなくなって、血管は撤退したのかもしれません。

なんにせよ、意外なところで効いて良かったです。

(赤ら顔の方全員に、トゥルスカをさせるわけではないし、したところで、根本原因にしろ対症療法にしろずれている方もいるので、一部に適応のある患者さん用ですね。)

 

他の方でもそうですが、美容医療で、思ってもみなかったことが良くなったり、思っていたところが良くなった時もそうですが、他のことにも目がいくようになり、スキンケアや栄養のことにもちょっとずつ目がいくようになって、自分にできる範囲でいいからちょっとずついろんなことを変えていってほしいと思います。

(実際、そういうことがきっかけで変えていく方もたくさんいらっしゃいます。)

ぜひ、いい方向にどんどん回るように変えていっていただきたいです。

人間良くなると、もっと良くなるにはどうしたらいいのかなと思うようにできているんですね。スゴイです。

そのきっかけを美容医療が与えてくれるのであれば、悪くないと思う今日この頃です。