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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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すみません、昨日は、最後のほう、寝ながら書いていたので、日本語おかしかったですね。。さっき、直しておきました。

さて、おとついの続きでしたか。

男性で、うちに受診できない場合。

そう言えば、以前に、通っていただいている患者さんのご主人が受診したいから、女装して来て頂くか、みたいな話を冗談で言っていたことがありました。

ちなみに、性同一性障害の方はOKです。

何が違うかというと、要は、女性に見えればいい、ということです。

狭い待合室、個室ブースになっているわけでもありませんし、仕切りもないので、見るからに男性では、他の女性の患者さんがかなり気にされます。(きっと男性側も)

周りを気にされないように、確かに女装はありかもしれませんね(笑)。

そういう意味では、いわゆるニューハーフの、おかまさんにしか見えない、バレバレの方の場合、ありなんですかね。心は乙女だから?

なんか女性って、おかまさんとかニューハーフの方って、喜ぶじゃないですか。ウェルカムというか。。(たとえ、ゲイやバイでも)

なので、女性でも、髪型も服装もボーイッシュで、女性らしくしたくない方(性同一性障害の方もいらっしゃいます)は、遺伝子的にも女性ですから、全く問題ありません。そういう方の場合は、男性には特殊な治療でもしない限り、宝塚風な女性?男性じゃないよね、女性やんね・・?となるので、待合室にいらっしゃっても、他の方もあまり気にされないでしょう。

あ、話を戻します。

ちなみに、今のところ、女装でもダメです。体勢も整っていないので。

さて、まず男性の、美容医療、肌にしろ、髪の毛にしろ、体(ダイエット含む)にしろ、栄養療法はいかがでしょう。

それであれば、女性と違って、顔や肌に、何かを毎日塗るとかしなくても、代謝を上げて、なんとか助けてもらえることができます。

まあ、完璧ではないですが。。

女性と違って、毎日、何かを塗るって、男性の場合、なかなか慣れない方も多いようです。続かないというか。。続けばいいんですけどね。

また、続いても、ついつい擦っちゃう方、多いんです。

なんか力が入っているというか、おそらく、「こすらない」ということが、どれだけ力がいらないのか、ということが、実感できないのかもしれません。

なんか擦ったら、汚れが落ちるんじゃないかな、という考え方ですね。

スキンケアの発展途上の方が陥りやすい間違いです。

栄養療法もどこに行ったらいいのかわからない場合は、とりあえず、溝口先生の本を買って、読んで実践されてください。まずは、食事から!

これで、とりあえず、体調やダイエット、髪の毛の問題は、ちょっと解決しますよ。

時に、男性のダイエット・メタボは、内臓脂肪が諸悪の根源ですが、内臓脂肪は、つくのも早いけど、分解も早いので、あきらめなければ、大丈夫です!一刻も早く、メタボからの脱却を!

その上で、肌関係なら、スキンケア、髪の毛なら、ヘアケアを、となりますが、どちらも、いらんことをしないこと、ですね。

スキンケアとヘアケアは、できれば、私のブログをず~っと読んでいっていただいて、実践されてみてください。

量が多くて大変でしょうけど、関係なのは飛ばしたりして、なにしろ、無料ですから~。

ブログをさかのぼれば、市販でどなたでも買える化粧品の紹介が時々載っています。

まあ、むか=しのになってくると、今はあまりお勧めしていないモノもあったり、そういう意味では、新しいのから順番に読んでいただいたほうがいいかも。

ずっと気に言っているのは、最近のでも、なんどか登場すると思いますよ。

栄養が十分足りていて、肌と髪の毛の触り方・塗るものが、おかしなものを使っていなければ、そんなに困ることって、本当はないのかもしれません。

でも、すでに、結構きてしまったし、という場合は、確かに、美容医療の力を借りたほうが、早いのは早いです。

例えば、「ヒゲ脱毛」

これは、エステは絶対に止めてください。効くわけもないですから。

男性は女性よりも痛みに弱く、、ヒゲも濃いし太いし、とかなり痛いです。

クリニックのよったら、麻酔を塗るところもあるかもしれませんが。。

美容クリニックで脱毛を行う場合は、まあ、どこも似たり寄ったりかも。。。

あ、価格破壊しているようなチェーン店はダメですよ。

高いからいいっていうわけでもないのが、恐ろしいところですが、激安とか、ケタが違うとか、いくら企業努力でも無理があるでしょう。そんなワナにひっからず、まっとうな道をいってくださいね。

で、なにが似たりよったりかというと、脱毛でそこまでドクターが関わっていないことがほとんどなので。。

うちみたいに、医師自ら脱毛の光を当てる、なんて、まあ皆無とは言いませんが、探すのに、苦労されるかも。。

大体が、カウンセラーとナース任せです。

医師の診察が毎回あるところもちゃんとありますが、それも恰好だけ、という場合もあったり。。

だから、どこも似たりよったりです。

まずは、値段で決めるのではなく、3軒ほどに絞って、とりあえず、1回ずつ受けてみましょう。

そしたら、クリニックの雰囲気もわかるし。

足りなかったら、もっと回ってください。3軒以上回ると、なんとなく違いが見えてきます。

(ただし、似たような3軒だと、てきと~加減も同じで、違いがわからないことも。。。そこは、最初が肝心でしょ。)

それは、他の美容医療何でもそうですが、ナースにさせている(医師の代わりとして)クリニックが、なんと多いことか!!

いかんでしょう~。

医師が関わっていないと。

他の美容医療もそうですが、1回目から、まだ信用もしていないのに、コースは買わない!

どんなにお得であって。

1回受けて、良かったら、また次に来てくださいね。

すみません、すごく眠いので、この辺で。。ZZZZZ

ちょっとまた、栄養療法オーソモレキュラーの話を。。すみません。宣伝です。

オーソモレキュラー.jp  http://www.orthomolecular.jp/

のHPの「医療機関クリニック検索」のところに、当院も載せてくださいました。

嬉ぴ~!

実は、栄養療法オーソモレキュラーと一口に言っても、いろいろな派閥?というか、中心になってされている先生が違います。

日本で一番有名で、第一人者であられるのは、私は溝口先生だと思っていますし、溝口先生にご指導いただいています(栄養解析も全部、私だけの判断ではなくて、溝口先生に解析していただいています)。

簡単に読めてわかりやすいからと、溝口先生が書かれている一般書も、勉強として読んでおります。

でも、世の中には、「栄養療法」と言っても、違うグループ、というか、中心になってされているドクターが違ったり、そうなると考え方も違ったり、オーソモレキュラー(分子整合栄養医学)ですらなく、普通のサプリメント外来を、「栄養療法」とネットでひっかかるようにしているクリニックもあります。

そういう意味での商法登録でもないし、栄養療法=溝口先生、とは、ネット検索をかけると、ならない場合もあるそうな。

他の先生の考え方は、知らないので、何が良くて悪いのかもわかりませんが、何年も前から、溝口先生のご講演は聴いておりましたので、溝口先生を師事しております。

その方にとっての、最適な栄養の摂り方、というのは、ひとつではありませんから、違う考え方のほうが、合う方もいらっしゃるでしょうし、やっぱり違う、と違和感を覚えることもあると思います。

どこのクリニックで、栄養療法(溝口先生のオーソモレキュラーじゃなくても)を受けられようと、貴女の体に合えば、体がもっと元気になればいいわけですから、その辺は、何が合っているのか、様子を見るしかないと思います。

ただし、どのクリニックに行こうとも、貴女のことを、ホントに親身になって考え、アドバイスをしているクリニックに行ってくださいね。

栄養療法を、「なんとなくもうかりそうだから」と、商業優先になってるところもあるそうな。。そのあたりは、ご注意ください。

登録クリニックの載せていただいて、それで、栄養療法オーソモレキュラーが、世の中に広がるのに、なにかしらお役に立てれば幸いです。

いいことって、なかなか爆発的には広まっていかない場合があります。

(反対勢力とか。。?)

私も、全ての女性(もちろん、男性も)は、栄養療法をやるべき、と思っています。

サプリメントを飲まなくても、まずは一番大事な食事から、見直しを始めてほしいです。始めたら、絶対に、体調は、ちょっとマシになるとは思います!

実は、体はもっと楽になるようにできているんですね~。

だからこそ、溝口先生のオーソモキュレラーを、もっと知ってもらわないと!と思います。

これは、本当にいいことなので、みなさんもどんどん広めていってくださいね!

栄養療法オーソモレキュラーをやっていると、HPに書いてあっても、実際は、恰好だけで、あまりやっていないとか、抗生物質などの薬は乱用頻発するわ、食品添加物はてんこもりで、注意も説明もしないとか、「それでも、オーソモレキュラー?」と首をかしげてしまいます。

HPだけでは、なかなか見抜けないので、確かに難しいですが、実際に、行ってみて、親身度合いはわかるでしょうから、そのあたりも参考にされるといいのかもしれません。

それと、精神科・心療内科の薬は、独特なので、私から、これ減らせ、これ止めろ、などと言うことはありません。

わからないんです。どう減らしたり、止めていいのかが。

種類によったら、患者さんのほうで、完全に切れたまま、ほってあって、、勝手に切ったらいけないと思うので、すぐに精神科(処方してもらったクリニック)を受診するように勧めています。

それで行くかどうかは、患者さんの判断ですが。

うちで栄養療法をされても、減薬は、主治医の先生とよく相談の上、自己判断は絶対に止めてください。

お願いしますね。

他の話題にするつもりが、載せる写真をクリニックに置いてきてしまい、またまた栄養療法(オーソモレキュラー)の続きです。

そうそう、以前、「スムージーは勧めない」とブログに書きましたが、どなたかが、「すりつぶすのが良くない」とおっしゃってました、確か。どなただったか忘れてしまいましたが。

それからすると、野菜のすりつぶしたスープ(ポタージュ)は、おいしいし、私も大好きですが、ポタージュを飲んだから、これで栄養が摂れてる、とは安心しないほうがいいかもしれませんね。

体が弱っている時など、たんぱく質摂取が出来ない時・しにくい時などは、ポタージュやおかゆなどの糖質は、消化吸収がいいですからね(蛋白質ほど消化酵素の過程が必要でないから)、エネルギーになりやすいし、食物繊維もすり潰されていて、そういう時はいいのかもしれませんが。

さて、栄養解析をすると、やる前に、「ちゃんと結構食べていますよ」と言っていた方が、食べてない食べてない、全然食べてない!と暴露される場合があります。というか、如実に現れます。

血液検査は、ホントに正直ですね~。

真実がさらけ出します。

そう思うと、ウソ発見器ではありませんが、恐ろしいですね~。

こうやって、現実化することで、冷静に振り返って、自覚もできるし、反省もできるし、そのおかげで、今後の食生活の改善、、しいては未来は明るくなります!

素晴らしいことです!!

まあ、おそらく、みなさんが食べているとつもり、とおもっていらっしゃる以上に、ホントに栄養が足りていない。。。。

「結構食べているのに」とおっしゃる方から、食生活を具体的に聞いてみると、全然食べてなくて、ホントに検査通りでした。

「最近、食生活が乱れていて。。。検査するのを先延ばしにしようかな。。」と二の足を踏んでいた方が、あまりに乱れているとおっしゃるので、私もかなりひどいのかと思っていましたが、検査結果はそうでもなかったです。

(この方の場合、もともとがわりときっちりされていて、乱れている期間も短かったのと、すごいムチャまではされていないけど、自覚がありすぎたんでしょうね。)

こういう方は珍しく、大体できていない自覚があるか、ないか。

自覚があっても、ここまでひどいとは!と現実にビックリしてしまいます。

例えば、糖質ばっかり摂っているとか、その摂り方や摂っている量(ひどさと言いますか)、たんぱく質をいかに摂っていないか、たんぱく質の中でも、何をあまり食べていないか、加工食品やジャンクフードをかなり食べているのか、などなど。偏食具合や糖質・アルコールの摂取具合もばれっちゃったりします。

だからと言って、栄養解析の時に、詳細な問診票を書いていただくんですが、問診票を適当に書くのは止めてくださいね。

問診票と照らし合わせて、解析結果は出てくるので。

なので、体調や気になっている症状や病気のことなど、包み隠さず、全部正直にあ書いてくださいね。

ちゃんと書かないと、せっかくお金を出して、解析してもらうのに、違う結果になったらもったいないでしょ。

ここで、ちょっとおもしろい話をひとつ。

うちのスタッフで、野菜キライの子がいまして、緑黄色野菜は特に食べないようです。

お店に食べに行った時などは、出されたら食べるようですが、家ではほとんど食べないそうです。

栄養解析をしたら、必要な栄養素の上位に、「βカロチン」が入って来ていて、ギョーテン!ビックリ!!

スゴイっ!! なんで?! バレてるっ?!

ちなみに、問診表に、野菜を食べる回数や緑黄色野菜を食べる回数や量を書く欄はありません。

どの結果から、ここまでバレるん?!と(他の方で、ビタミンAが足りないという結果が出た方はたくさんいますが、βカロチンと名指しされたのは、彼女だけです。)

ちなみに、問診表に、野菜を食べる回数や緑黄色野菜を食べる回数や量を書く欄はありません。

どの結果から、ここまでバレるん?!と(他の方で、ビタミンAが足りないという結果が出た方はたくさんいますが、βカロチンと名指しされたのは、彼女だけです。)

不思議に思って、溝口先生にお聞きすると、「栄養素的にそうなっただけで((他の足らない栄養素を全部足していった結果)、システム上のプログラムによるもの」とのお答えでしたが、いえ、やっぱり、足らない栄養素を判断した結果ですから、真実を表したんでしょう。

確かに、彼女に足りないのは、βカロチンですから。

偏食をしていませんか、という結果も出て、、へえ?と思って聞いてみると、偏食だそうです。

血液検査は、正直ですね~。

自覚しているようで、本当に認識できるのは、やはり検査ならではですね。

検査まで食生活を変えずに元の状態を診てもらおうとしなくても、気が付いたら、

どんどん変えていってください。体のために。もちろん、肌のためにも。

時々、患者さんから聞かれるので書いておきます。

「糖質制限」と言っても、考え方はドクターによって、微妙に違います。

共通しているのは、「食後の高血糖を避け、血糖値の乱高下を起こさせない、血糖値の安定」、この3つは、おそらくどのドクターも共通していると思います。

それ以外のところで、ちょっとずつ違ったりします。

どの考え方がいいとか悪いとかではなく、何を目的にしているのか、どういう患者さんを想定しているかで、違ってくる、とお考えください。

例えば、糖質制限で有名な江部先生の糖質制限ですが、江部先生の場合は、ご自身も糖尿病であり、対象のメインは、糖尿病の患者さんです。

その結果、肥満・メタボ・ダイエットという感じで、患者さんの層が広がっているかと思います。

もちろん、上記のことに当てはまらない、健康な方も、どんどんウェルカムです。

ただ、やはり糖尿病メインのお話しが、どうしても中心になってしまうので、糖尿病以外の方には、スーパー糖質制限は、はなからあきらめしまう、ということもあるかもしれません。こんなの、無理っ!と、敬遠してしまう場合もあるかもしれません。

また、糖尿病の方の場合、血糖コントロールがうまくいかないと、そのうち、いろいろな弊害が出てきて、全身の血管がダメージを受けますから、重篤な合併症を引き越す可能性が極めて高くなってしまうので、徹底した血糖管理を目指していらっしゃいます。

特に、糖尿病の方は、ちょっと糖質を食べるだけで、血糖値が急激に上がる方も多いため、徹底した糖質制限がベストになってくるようです。

(この辺は、健常人とは違います)

糖質を徹底して減らしていく以上、他のモノでカロリーを補う必要があるし、もちろん栄養を十分摂るのは当たり前なので、たんぱく質・脂質(野菜などはもちろんのこと)しっかり摂る、糖質も摂っていない上に、たんぱく質・脂質まで制限してしまったら、それこそ栄養失調になったり、脳も食え、食えと、すごい命令を出してきますから、飢餓感はハンパ無くなると思います。

糖尿病・肥満・メタボの方というのは、食べることが大好きで、糖質大好き!という方が多く、そして、運動はキライ、と悪循環にはまっていることが多く(私もそうでしたが、大体炭水化物の呪いは解けたと思います)、頑張って、糖質を制限していても、すぐにまた食べてしまう、なにかがきっかけとなって、また制限できなくなる、など、やはりなかなか大変です。。。

だから、糖尿病にもなるし、メタボにもなるし、肥満になってきているわけで、簡単にす~っと糖質制限できた場合はいいんですが、そんな方ばかりではないようです。

私も、ここまで来るのに、かなり時間がかかりましたからね。。よくわかります。

そういう方であっても、やはり最大限心配されているのは、合併症のことで、なので、血糖コントロールのため、「糖質制限ドットコム」と、糖質制限の食料品などが誰でも買えるように、サイトを立ち上げ、商品開発をいろいろな方とされて、販売もしておられます。

私もいくつか食べましたが、そりゃ、本物に比べたら、おいしくないです。お高いです。

でも、そうでもしないと、また炭水化物の呪いにかかったり、いらんものを食べたりと、中毒症状を取っていくのは並大抵のことではなく、なんとか、脳と味覚をごまかしてでも、多少の添加物などが入ってでも、「血糖の安定」という最大の目的のために、これらの食料品があります。ありがたいことです。

ここまで、糖質制限が実践されている食料品群のサイトは、まあないでしょう。

それとは別に、栄養療法(オーソモレキュラー)は、結果的に糖質制限と同じ感じにはなっていますが、血糖値の乱高下がなく、血糖が安定していれば、糖質を食べてはいけないわけではないです。

ただ、たんぱく質・ビタミン・ミネラル(もちろん良質の油も)を全然摂っていないのに、糖質を食べている場合ではないわけで、糖質を食べられる余裕があるなら、もっと蛋白質を食え!というわけです。

足りない栄養を補うように、大事な順番で食事をしていくと、先におかずでおなかがいっぱいになってしまい、その結果、糖質はほとんど食べていない、食べたけど、ちょっとだけだった、ということになっているわけです。

一見、江部先生の糖質制限と結果的には同じように見えますが、そうなるための考え方がちょっと違います。

一般的な栄養療法(オーソモレキュラー)の本は、対象が糖尿病の方メインにしているわけではなく、老若男女と言いますか、もっと健康に元気になりたい方全員です。

(それは、江部先生ももちろんそうですが、やはり話題が糖尿病メインかなと。)

なので、徹底した糖質制限ではなく、血糖のコントロールももちろんとても大事ですが、だからと言って、食品添加物は極力少ないほうがいいし、食べないにこしたことはありません。加工商品もできるだけ食べないでいてほしい。口から食べる栄養で、もっと元気な体を作るのが目的ですから、食べない方がいいモノはなるべく口にしない、というスタンスでしょうか。

栄養療法(オーソモレキュラー)の考え方では、なかなか口からの食事だけでは、必要な栄養素を補うところまでが難しい方が多いので、そのために、医薬品と同等に扱うようなサプリメントを食事の補助として使うことが多いです。

栄養解析をして、足りない栄養素を見極め、補う、というのが基本です。

一般書に書いてあることは、特殊な病気のことなどはあまり書かれていません。

持病をお持ちの方などは、必要な栄養素が違ってくることがありますから、だからこそ、栄養解析をして、個々に必要な栄養素を調べて、栄養指導と治療を行います。テーラーメイドっていうヤツです。

(江部先生は、サプリメント推奨派ではなく、食事でまかないましょう、ちゃんと食べていたら足りているはず、というお考えだったと思います。

ドクターの中でも、サプリメント推奨派と勧めない派に、分かれます。

勧めない派のドクターは、食事で(きちんと食べていれば)十分摂れるからいりません、という考え方で、推奨派は、必ずでどころのわかっている、品質の良いものを必ず使うように、というのが条件でもあります。)

オーソモレキュラーの、分子整合栄養医学というのは、今の医学会では、かなり特殊で、いえ、学生時代、ちゃんと生化学で習っているんですが、それが人間の体に直結していないというか、つながっていないというか、そういう風に習っていないというか(教育のせいにしたらダメかもしれませんが)、そもそも医師の医学教育の中で、「栄養学」というものがありませんでした。

生化学は、ただの化学構造の羅列で、ただやみくもに化学構造式と化学反応を覚える、という、受験の化学のもっと大量に小難しいバージョンのような、これがひとつひとつ、人間の体の中で起こっている、というのが結びつきにくく、血液検査で、数値が低いからって、何か問題でも?となってしまうことになっていくんですね。。

だって、そういうことを習わないし、普通の教科書にも載っていないんです。

栄養学って、とても大事で基本中の基本なのに、医者は習わずに、医者になってしまうんですね~。この年になって、やっと生化学の大事さを知るとは!

話を戻します。

栄養療法では、糖質制限も大事は大事なんですが、たんぱく質・脂質はもっと重要という位置づけですかね。

江部先生の本も読まれたらいいですし、溝口先生始め、栄養療法(オーソモレキュラー)をされている方々の本も読まれたらいいです。

どれを読まれても、とてもタメになりますし、必ず今後の人生に役立ちます。

情報は多いほうがいいので、できれば、両方読まれてください。

でも、最初の1冊はどちらから、と聞かれると、私の独断と偏見ですが、糖尿病の方は、江部先生からのほうがいいのかもしれません。だって、1冊ほぼまるまる糖尿病、というか糖質の話になったりしますから。最初に徹底して、糖尿病の怖さを知らせてもらうのもありかもしれません。

あと、糖尿病を診てもらう場合、どうしたらいいのか、なども書いてあったりします。

(いわゆる糖尿病専門医であっても、糖質制限反対派のドクターもいるそうで、患者さんが糖質制限をされたい場合、まあ、ケンカになるというか、うまくいきませんよね。そういうこともたくさん書いてあります。)

糖尿病ではない方の場合、特に女性には、栄養療法(オーソモレキュラー)は、ぜひご一読ください。絶対に目からウロコです。

いろんなことが役にたつはずです。

もちろん、男性も。

万人に合う食事療法はないので、人それぞれです。

いろんな本を読まれて、ご自分に一番合う(考え方が賛同できるとか、やっていけそうとか)のを選ばれたらいいとおもいます。

「合う」っていうのは、「都合がいい」という意味ではないですよ、自分の体が一番健康になれる(結果として)のが、「合う」っていうことです。

自分ではわからないという場合は、やはり専門のドクターにご相談ください。

間違ったやり方の場合、無理しすぎたり、ムダな努力で、苦労は水の泡となることも。。。

何を選ぶにしても、無理なく、もっと健康に!

今、スムージー、流行っていますよね。

家庭用のジューサーも発売されて、数年前からでしたっけ?野菜の酵素を壊さずに、ゆっくりとすり潰す、値段がべらぼうに高いジューサーだったか、ミキサーだったか売り出されたのって。

私もカタログとか見てて、野菜のポタージュスープが簡単にできるのはいいな、と思っていましたが、デカいし、高いし、と買わないままです。

スムージー屋さんにまでわざわざ行くことはないですが、大丸やデパ地下で売っているフレッシュジュースありますよね。

通りかかって時間があったら、以前はよく飲んでいたし、野菜不足かなと思う時は、野菜たっぷりのヤツで、一番大きいサイズを頼んだり、果物のジュースは、おやつ代わりに飲むこともありました。

氷入りは体が冷えるので、氷抜きにしていましたが、ミキサーにかける時に氷は入っているし、野菜ジュースと言っても、なにかで甘味も足されてて、う~ん。。とは思っていました。

糖質制限にしろ、栄養療法にしろ、いろんなセミナーに行きましたが、みなさん、スムージーや、そういう野菜や果物のジュースは全く勧めておられません。むしろ、飲まないように、とおっしゃる先生もいらっしゃいます。

さて、どうしてだと思います?

まず、果物入りの場合。

果物に含まれている果糖という甘みは、ほとんど血糖値は上げないそうです。

血糖値を上げないのであれば、一見体にいいのかな、と思っちゃいますよね。

ところが、果物は品種や種類によっても様々ですが、果糖以外にもショ糖という甘味が入っていて、このショ糖は血糖値を上げてしまいます。

果物はヘルシーと思って、ばかばか食べていると、これ、実はすごい不健康。。ということに。

糖度にもよるでしょうし、種類によっても違うので、一概には言えないのかもしれませんが、日本の果物って、とても甘いですよね。素晴らしい日本の文化であり、技術だと思いますが、果物は実は太ります。

ショ糖があまり入っていない種類にすればいいんじゃない?と思われるでしょうけど、実は果糖は、食べた後に消費されなければ、とても皮下脂肪になりやすい糖類だそうで。。

昔、晩御飯の後、毎日果物を大量に食べていた時期があって、日本の果物はおいしいし、大丸が7時を過ぎるとダンピングをするのでデパートで果物を買って食べたら、そうそうスーパーの果物で満足できなくなってしまう体になってしまいます。

だって、ものすごくおいしいんですもの!

果物に入っている酵素が消化をよくしてくれる、と(まあ、よくはしてくれると思いますが)結構な量食べてましたね~。その結果、ますます太りましたね~。

夜に、大量に、晩御飯の後(糖質制限をまだしていない頃なので、普通に炭水化物を食べた後でした)に、と3重苦攻め。

そりゃ、太るだろう~。

糖質制限の世界では、果物を大量に食べることは勧められていません。

旬の果物を少量、そして、必ずジュースなどですり潰したものでなく、塊で食べましょう、という風に推奨されています。

ジュースに一番の欠点は、一度に、ものすごい量の果物を摂っていることになっているってわかります?

塊で食べたら、さすがに食べるスピードは、ジュースを飲むほどには早くはできないので、そこで時間がかかります。

時間がかかると、血糖値の上昇もややおだやかに。

ところが、ジュースになると、2個でも3個分でも、すり潰して、一気に胃の中に流し込むことができるので、(実際、スムージーなどは時間がない時に、みなさん一気に飲んでいませんか?)、ショ糖も一気に入ってきます。すごいスピードです。

1個1個は、それほど大したショ糖量じゃなくても、2個も3個もまとめて、となると、すごい量になってしまいます。

じゃあ、果物なしで、野菜だけでスムージー作ってみれば?となりますが、野菜も同じことです。

スムージーやジュースの場合、どこかでなにか甘味のあるものを入れないと、なかなか飲めませんよね。

野菜のみで作ったとしても、野菜にしては甘めのモノで作ってしまいませんか?

例えば、ニンジンとか。。

小松菜やホウレンソウだけのジュースって、まあ、飲めませんよね。

果物同様、野菜も品種改良されたものもありますが、ニンジンやカボチャ、トマト(トマトは一応フルーツでしたね)、玉葱、レンコンなど、甘味の多い野菜も数多くあります。(イモ類はカボチャもそうですが、炭水化物です)

糖尿病ではない方は、ニンジンやカボチャ、時にはじゃがいもなどのいも類、もちろんトマトも、食べたらダメではありません。

メインディッシュの付け合わせにちょっとついているとか、サラダにちょっと乗っかったてきたとか、そういうのは食べる順番が気を付けたほうがいいですが、まあ食べたらいいやん、と私は思います。

でも、ポテトサラダ、ニンジンサラダ、かぼちゃサラダなど、甘目の野菜ばっかりで作った料理は、糖質の多いお皿となってしまいます。

野菜は、まんべんなく。

じゃあ、甘味のない野菜だけで作る!となるかもしれません。

この場合も果物と同じで、そんな大量の野菜をいきなり胃の中に流し込むのって、自然ですか?

イメージで、健康そう、ってだけですよね。

いきなり、ホウレンソウ何束分も胃の中に一気に入ってきたら、胃はビックリしませんかね。極めて不自然かも。。

いろいろな考え方がありますが、栄養療法では、食事はなるべく天然の自然の形に近いモノを、できるだけ摂りましょう、味付けもなるべくシンプルに、というのが勧められています。

たまの外食や、ほんのたまに、というのはいいと思いますが、毎朝、ジューサー大活躍という患者さんも多く、人によったら、はちみつも足されるし、果物は市販のリンゴ100%のジュースを足す方も。。。

最近は、食物繊維と搾り汁を分けるタイプがあるんでしょうか。

カスも戻して一緒に飲んでいる方もいれば、搾り汁だけ(食物繊維は捨てている)もいらっしゃいます。。。

野菜や果物から、食物繊維を抜いたら、なんのためやねんっ!というくらい、役他立たずかも。。

だって、ビタミンC以外のビタミンは、おそらくお肉食べているほうがよほど栄養価が高いです。

でも、食物繊維はお肉からは摂れないので、野菜の出番となります。

食物繊維は必ず摂りましょう。

腸の掃除もしてくれるし、血糖値の上昇を押さえてくれます。

じゃあ、野菜のポタージュスープは?同じやん?となるかもしれませんが、それはあまり話題に出てきませんね。

私が思うに、スープになると、いくらすり潰してあっても、熱いから、一気に流し込むこともないでしょうし、食べるスピードが違うからいいのでは?と思っています。

なので、ポタージュスープでも、一気に流し込むんだったら、アウトだと思いますよ。

だって、血糖値上がりますから。

一気に大量取れば、血糖値の上がり方は、急激になってしまいます。

特に、そういうことをやってしまう方というのは、私と同じで、今までそういうこともたくさんしてきて、血糖値が上がりやすくなっていて、やってしまうクセがついちゃっている方が多いんじゃないかな。。

私も今でも、いいホテルに泊まった朝食とか、いいレストランで、スムージーやフレッシュジュースを出されると、飲んじゃいます。

でも、一気飲みは止めました。

私は血糖値が上がりやすいので。

アンチエイジングで有名な白澤先生は、昔の本ではスムージーを勧めていらっしゃいましたね。(最新刊を読んでいないので、今は知りません。)

白澤先生は、食品添加物は勧めていらっしゃらないし、サプリメントもあまり推奨派ではいらっしゃいません。

各ドクターの好みと考え方もバラバラです。またどういう患者さんに勧めるのか、どうしていきたいのか、などで、食事やサプリの考え方も変わるし、正解はその個人によって違います。

だからこそ、いろんな先生の考え方を、ちょっとずつ、自分に都合のいいように組合わせてもダメですよ。

根底のところは同じでも、詳細が違ったりします。

(根底は、血糖値の乱高下を起こさせない、というのは、みなさん一致されているはずです。)

セレブやモデルの間で流行ってるという代物は、ろくでもないことが多く、医学的に完全におかしなものまで、流行ったりするから、WHO(世界保健機関)からコメントが出たりするんですよね。

そういう流行りもんって、誰かが仕掛けている時もあるし、たまたま(わかっていないけど、気に入っているなどで)流行っちゃうこともあるでしょう。

影響力の強さまで考慮してもらえるといいんですが。。

ほとんどの患者さんが、血糖の代謝に乱れが生じています。

そういう方が、フレッシュジュースやスムージーは、一応中身はお聞きしていますが、私は勧めていません。その分、他のものに変えましょう。

果物が食べたい時は、なるべく朝~昼間、必ず塊で食べる、量はほどほどに。なるんじゃないかしらん。。

もちろん、果物はなしでもいい、という方は、ビタミンCが足りていれば、とりあえずは足さなくてもいいんでしょうか。

どうしても飲みたいのは、ご本人の体調のことですから、お好きにされればいいですが、少なくとも血糖値を上げることにはなっているんだろうな~、くらいは思って、摂ってくださいね。

結果的に、同じことをしているようでも、やっていることは全然違います。

この「違い」に気付いているかどうか、が、一番重要になるんでしょうね。

栄養療法にしろ、血液検査をしなくても栄養のお話しをした方には、「お食事ガイド」という、こういう食事内容がお勧めですよ、という簡単ではありますが、大事なことはしっかり書いてあるという冊子をお渡ししています。

それ以外の資料も必要だと思った方にはお渡ししています。

それをどこまで読むのかは、その方次第になりますが。。

持病をお持ちの方の場合は、個々にお勧めの食事内容がまた変わりますし、万人に合う食事法というのはありません。

「糖質制限」と一口に言っても、「全く糖質を摂取しない」という意味ではありません。

糖質を全く摂取しない、ということ自体、不可能とは言いませんが、かなり難かしい。。。。。

だって、野菜にも糖質って入っていますから。みなさんが、何気なく使っている調味料や加工食品も、結構糖質って、入っていたりします。

どこまでの糖質を制限するのかは、人それぞれで、性別や年齢、現状の体の状態と、目標地点と本気度と言いますか、急いでいるのか、のんびりしたいのか、などなど、個人個人違うので、食事内容が違います。

元気になりたいのか、若々しく健康でいたいのか、ボケたくないないのか、ダイエットしたいのか、肌を綺麗にしたいのか、などなども、目標ですね。

私も、糖質制限と言いながら、徹底しているわけではありません。

食べる時は食べるし、まあ、昔ほどムチャクチャ食べていることはなくなったし、一応食べる時は、食べ方(順番など)や糖質の種類などを気にしているつもりです。

糖尿病ではないので、そこまでカットしなくてもいいわけですが、私の場合、糖代謝がかなりおかしくなっていたので、ちょっと徹底気味にすることで、この2か月ほどで、ちょっと改善しました。

インスリン抵抗性は正常に戻ってきたようです。良かった、良かった。

私なりに、今までの人生の中では、かなりの糖質制限をしているつもりですが(私調べ)、体重と体脂肪が言うほど数値としての変化が見られず、どうも筋肉が増えてはいるようで、体重と体脂肪からしたら、昔と同じでも、ラインがちょっと違うか。。(着られる服からしたら)とは思いますが、もうちょっと動いてもいいんじゃない。。?

(どうもカロリー摂り過ぎでは。。?まだスイッチが入るのを邪魔しちゃっているんでしょうね。。あと、運動不足はありますね~。

まだ食後の高血糖になる時もあるのかもしれません。)

まだダイエットには時間がかかるようですが、体が楽になってきたので、良かったです。

本当の健康にもっていくには、狂っていた時間が長ければ長かったほど、時間がかかる場合があります。

因果応報ですね。

さて、今の体調をなんとかしたい、と思っていらっしゃるなら、グダグダ考える前に、なにか行動を起こしましょう。

糖質制限は、中途半端な知識でやっていらっしゃる方も多く、それ、全然違いますよ、と間違っているレベルが圏外なこともあって、全然糖質制限になっていないのに、ご本人はすごくやっているつもりで、その結果、栄養が足りていないところに、必要な糖質分まで制限しているから、カロリー不足になって、余計体調が悪くなったり、あるいは、何が糖質かわかっていないから、糖質をすごく摂っていたり、ということがあります。

とりあえず、現状を把握しましょう。

お食事ガイドを素直に実行されているような場合はいいですが、それもあまり見ずに、今までの刷り込まれている情報でやっちゃうと、栄養状態はどんどん悪くなる一方です。

糖質制限にしろ、栄養療法にしろ、おそらく今までの、食事の概念(カロリー制限とか、お肉が悪いとか卵が悪いとか)と全然考え方が違って、下手したら真逆の場合もあります。

お食事ガイドには、どうしてそうなのか、どうしてダメなのか、簡単には書いてあっても、その背景まで詳しくは書かれていません。

そこまでの情報が欲しかったら、やっぱりちゃんとした本を買ってください。

そうすれば、わかりやすく書いてあるし、一度聴いて忘れてしまっても、何度でも読み返しできるし、きっちりと理解できると思います。

食事の説明だけに、1時間も2時間もお取りしているわけではないので、時間内の説明でわかる方はいいですが、理解できていない場合は、ご自分でも本を買って勉強していただくしかありません。

だって、自分の体のことなんだから。

まずは、現状の把握です。

食事ノートを付けるというも大事ではありますが、何が糖質で、何が蛋白質なのか、ということはわかっていないと、ノートをつけても意味がない。。。

「自覚」ですね。

自覚しないと、改善はできません。

だって、ダメなことって思っていないことを直せませんよね。

よくあるのが、「ごはんは食べていないのに~」と、毎日ラーメンとか、春雨スープとか、もしくはパンやおかしを変わりに食べている。。。

炭水化物をかなり摂っていることには変わりませんよね。

同じ、ラーメンを食べるにしても、自覚があれば、ラーメン食べたから、その分、節制しようとか、ラーメンの選ぶ種類に気を遣うとか、どうしても食べたかったら、食べ方や時間など工夫するとか、食べたいがための努力をします。

努力ができなくても反省はするので、反省していれば(そして、改善したいのなら)、いつかは改善します。

ところが、ラーメンを食べている自覚がない、ラーメンは食べていい、みたいな自分ルールを作ってしまうと、改善は不可能でしょう。

よくあるパターン2が、「ひき肉」です。

お肉食べてます、とおっしゃる方の中には、ひき肉ばっかりという方が時々いらっしゃいます。

これ、ダメなの、わかりますよね?

ひき肉って、お店によったら、何が入っているのか、どれだけの脂が入っているのか、なんて、わかりませんよね。だって、店によって色も味も違うし、出てくる脂の量も全然違う。。。

100gのひき肉を食べたとしても、もし半分脂身だったら、たった50gです。

(ちなみに、100gお肉を食べても、100gのたんぱく質ではありません。)

ひき肉は私も時々食べますが、何がどれだけ入っているのかわからない以上、肉としてのカウントは、かなり厳しめにしておかないと。

しかも、肉料理=ひき肉、ってしていたら、それ、全然肉食べていませんよ?

あと、肉料理=鶏肉、っていう方もいらっしゃいます。

アレルギーなどがあると、また話は変わりますから、ないものとしての話ですが、いろんな種類をまんべんなく食べる、というのがとても大事です。

なんでもそうですが、ひとつの食材ばから食べていたら、食物アレルギーも呼んできやすくなりますし、栄養も偏ります。

そして、鶏肉よりも牛肉や豚肉のほうが、いろいろな栄養素から見たら、栄養価は高く、鶏肉だけでは、たんぱく質はとりあえず摂れますが、他の肉を食べた時と摂れる栄養が違ってきます。

かといって、牛や豚ばっかり、というのも、良くないので、まんべんなく、いろいろな物を食べるんです。

調理の具体例がわからない、という方は、栄養療法や糖質制限の料理本も、江部先生や溝口先生監修のものがたくさん出ていますから、写真付ですので、とてもわかりやすいです。

そういうのを見れば、どんなものが栄養価が高いのか、一目瞭然です。

よくあるパターン3が、調味料や加工食品の味付けです。

なんでもそうですが、裏の成分表を見るクセをつけましょう。

「見てもわからないから」と言うまえに、じゃあ、見たことありますか?

見たうえで、わからないと言っていますか?

そうおっしゃる方の大半が、見もしていません。

食品の場合は、化粧品と違って、そんな化学薬品ばかりが並んでいるわけではないし、むしろ、並んでいたら、おかしいですよね。それは、食品添加物、ということになります。

添加物の全部が悪いわけではありませんが、聞いたこともないような化学薬品の名前がずら~っと並んでいたら、これ、食品ですか?と疑いたくもなるし、そういうことも自分で確認して、理解しないと。

ちゃんとした商品だと、ホントに、いわゆる添加物はありませんから、例えば、味噌だったら、「大豆 塩 」とか他に「麹」くらいですかね。

化学薬品の添加物なしの生活なんて、今の世の中、まあ、できません。

山奥で自給自足でもするなら、別ですが。。都会でするにしても、できるかもしれませんが、ものすごいお金はかかるし、探してくる手間も大変なことでしょう。。

だからこそ、把握です。

これだけ、添加物摂ったな、とか、こんなに糖分入っていたわ、とか。

そしたら、次から気を付けるようになりますよね。自覚があるから、次回、なるべく食べないように努力したり、食べた分、栄養摂っておかないと、となるわけです。改善していくわけです。

食品の裏の成分表を見るのに、とりあえず考える必要はありません。

まず、「見る」という行動です。

行動を起こせば、「なんだ、こんな簡単なことだったのか」となります。

本によったら、そういうことをこと細かく書いてくれている本もあるし、もっと具体的に教えてほしい、という方は、今、食品添加物は食べてはいけない、みたいな本がたくさん売っています。

かなり極端な本もありますが、少なくとも、どこを見ましょう、とチェックポイントは書いてくれています。

(ああいう本は、確かに読むのはいいんですが、全部実行するとなると、ホントに全部手作りになるし、食材から調味料まで徹底しないと、実現できないので、まあ、難しいです。。こういうことだったんだ、という把握のために、お使いください。内容は、把握はしていただきたいですが、ちょっと軽めに流してくださいね。でないと、食べるもの、なくなりますよ。)

なんでも、知っているのと知らないのとで大違いです。

だって、時間もお金ももったいないでしょ。なにより、体の負担を考えれば、知ってしまったのなら、改善の方向に、ゆるやかでもいいから行かないと。

40も半ばを過ぎてくると、美容も大事ではありますが、健康がなにより大切です。

現状をなんとかしたいのなら、まず行動を!

食事がむちゃくちゃなのに、しかも改善の余地は山ほどあるのに改善もするつもりもないのに、サプリだけ飲んでも効きません。焼石に水です。

双方が合わさってこその、栄養療法であり、健康です。

2回目の血液検査をして、溝口先生に解析をお願いして、結果が返ってきました。

血液検査の結果だけであれば、2,3日もあればすぐに出ますが、解析を依頼すると、ちょっとかかります。

今回は血液検査に追加して、ビタミンDも測ったんですが、結果が全然帰って来なくて(ビタミンDはちょっと時間がただでさえかかります)、おかしいなと思って、検査会社に問い合わせたら、なんと!再検にかかっているとのこと。どして?と思っていたら、結果が返ってきて、理由がわかりました。

かなり基準値より超えていたため(正常値ではありません。検査会社のあくまで基準値です)、ビックリされて、再検されたのかな、と思いました。

それは、栄養療法専用のサプリを飲んで、濃度を上げていただからです。

目標は達成したので、今はビタミンDは飲んでいません。維持だけします。

定期的にチェックはしていくつもりです。

何度も言いますが、栄養療法用のサプリは、市販のものでも医薬品のビタミン剤とも全然違って、治療目的に使えるくらいの特殊なものです。

マネして、血液検査をせずに、市販のものを飲んでも、お金のムダと栄養の無駄使いか、下手したら、害が出るだけですので、私がブログが書いた栄養素をマネして飲んでも、効きません、というか、むしろ毒と思ってください。

市販のサプリメント(誰でも買えるもの)は、私は一切勧めていません。

そんなお金があるなら、食費に回してください。添加物を分解するのに、肝臓などに負担を余分にかけて、大事な栄養素を使わないと分解もできず、栄養素を摂っているつもりかもしれませんが、むしろ飲むこと自体がマイナスです。

うちのクリニックでも、血液検査をせずに、今までの経過や病気の有無(今まで全ての既往を含めて)、健康診断は受けているか、いつ受けたか、結果はどうだったか、今の困っている症状や他の所見などを合わせた上で、このサプリでこれくらいなら飲んでもいいですよ、むしろ飲んだほうがいいですよ、と検査前に処方することがあります。

それは、全部確認した上で、早く始めたほうが、その方のためになると思っているからです。

でも、時間があるなら、次回にでも、血液検査をしてもらうようにお願いしています。

検査をすることで、今の体の状態の把握と、必要な栄養素の種類、そして必要な優先順位と必要量ですね。それがわかります。

検査前に、説明する時間のある方には、食事の改善を言っていますが、検査結果が出たら、より具体的にお話ししています。

その上で、サプリメントの出番です。

食事で摂れる量は絶対に限界があるし、サプリメントはお金の問題もあります。

必要な栄養をしっかりと、ちょっとでも口から摂れるように心がけて実践するだけでも、食費は余分にまずかかるでしょう。

炭水化物は肉や魚などのたんぱく質よりも安いですし、良質の油は高いですからね。なるべく添加物の少ないものを食べられるなら、それに越したことはありません。

サプリメントですが、お金の問題に関係なく、現時点での必要な栄養素と量がお勧めとして、出てきますが、どこまで飲むのかは、その方次第です。

食事で頑張る、という方もいらっしゃいますし、フルで食事もサプリもフルで行く方もいらっしゃるし、サプリはちょっとだけ、という方もいらっしゃいます。

食事は頑張っていただかないとダメですが、サプリは、質が言い分、結構な量を飲むと、結構なお値段にもなりますから、ご自身にとって無理のない範囲で頑張るのが私はいいと思います。美容医療と同じですね。

私は結構飲める分は、ガンガン飲んでいます。時間的に無理な分は難しいですが、しっかりガンガン摂ったおかげで、恩恵は早く訪れたし、ビタミンDみたいに、補充されると、飲むリストからはずれていきます。血液検査の結果が変われば、必要な栄養素も変わるし、自分の体調いよっても変わるし、不足分が補われれば、飲まなくてもいいわけです。維持分は、食事でまかなえれば、サプリ自体もいらないわけです。食事で難しければ、マルチに入ったサプリもあって、そんなに量も要らない場合は、それでも十分です。

どこまでご本人が目指すのか、ですね~。

かなりの患者さんが、うちで栄養解析をされて、結果が返って来ていますが、今のtころ、全員、総合判定D!です。

先に、血液検査の結果を診ていますから、そりゃ、そうだろうな~と思います。

すごく元気そうに振舞っていた患者さんが、実は体調のなんとなく不信やストレスで悩んでいらっしゃったことを知ったり、血液検査で、ビックリするような(かといって、検診などでひっかかる病的レベルではないので、検診自体は問題なし、となってしまいます)結果が返って来ていて、これはかなりしんどかろうっ!!

私も含めて、患者さんみなさん、こんな値なのに、毎日よく頑張っているな~と褒めてあげたいです。

頑張らないといけないことも多いでしょうから、ちょっとでもそれがもっと楽になれば、体も心も負担が減ればいいなと思って、栄養療法(オーソモレキュラー)を始めました。

私は、この1か月半くらい、かなり頑張ってサプリを飲んでいるので、体調は1ランク、上の階に行ったみたいな感じです。

こんな世界があったんだ!って。

そうなると、この上って、どうなんだろうとさらに上の階に行ってみたくなります。

今、体調で悩んでいる方、なんでこんなにしんどいだろう、疲れやすいだろう、すぐに風邪をひくな、やる気が出ないな、イライラするな、もっと頑張りたいのに、などなど、そういう場合は、まずは食生活から見直してください。

溝口先生の新刊が出たところなので、まずは本を読んでみる、というのもいかがでしょう。

健康に元気に若々しく生きていきたい、と思っていらっしゃるなら、本で読んで、実践あるのみ!

とりあえず、炭水化物の呪いを解きましょうか。

呪いが解けない、あるいは、解きたいけど、どうしていいかわからない時は、どうぞご相談ください。

今、病気でないなら、焦る必要はありません。

でも、今後の健康と美容のために、一歩踏み出さないと、いつまで経っても、進みません。

一歩踏み出される前に、もう一度言っておきますが、糖質制限にしろ、栄養療法(オーソモレキュラー)にしろ、今までテレビや雑誌や、なんとなく常識?みたいに思っていた、栄養にまつわる、都市伝説は、一切、捨ててくださいね。

ヘタしたら、真逆だったりしますから。

その思い込みは、邪魔こそすれ、いい方向には導いてくれません。

そのためにも、ちゃんと本を買って、一連の流れを読んだほうが絶対にいいと思います。

今日は、京都のウェスティン都ホテルで開催された、日本形成外科学会総会に行って来ました。

聞きたい内容のほぼ全てが、休診日である今日でよかったです~。

ホントは、明日のランチョンセミナーも行きたいし、豊胸術(乳ガン術後再建など)も何かあった時の、私と患者さんの今後のためにも聴いておきたかったんですが、ちょっと無理そうです。

さすがに、そのために休診にしてまで、とまでは、さすがに今豊胸術が必要なわけではないので、聴きにはいきません。残念です。別の学会で、またぜひ聴きたいですね。

レーザーの講演が今日の固まっていてホントによかったです~。

さて、今回の目玉は、というか、毎回形成外科学会での目玉(私にとっての)は、肝斑治療についてです。

美容医療の世界で、いわゆる「レーザー」などの手術以外を治療に使っているドクターで、しかも学会などで中心となって講演をよくされているドクターというのは、大半が形成外科医です。

皮膚科のドクターもいらっしゃいますが、圧倒的に形成外科の先生が多いです。

そのためなのか、形成外科学会や美容外科学会(形成外科主体の)では、肝斑治療についてのシンポジウムが必ずあります。

何年も前から、肝斑治療というと、「レーザートーニング」一色で、私はトーニングを肝斑にしないので、「ふーむ」と思って、聴いていました。

(今までも、トーニングのことは書いてきているので、よろしければブログ内を検索してみてください。)

徐々に、レーザートーニングの副作用の報告も上がってきて、学会でも、トーニングをやる場合の注意点などは必ず肝斑のセッションではどなたかがおっしゃっていますが、実際、そういうことを守らずに利益優先に走るクリニックが大勢あり、もちろんう、うちにもそういう被害者の肝斑が悪化した方がたくさん来られました。

やるなら、ちゃんとやれよなっ!!と(大体名前の挙がるところは決まっていて。。。)一体どこに言えばいいのか、なんでも安易に安かったから(高いところも、いわゆる「有名クリニック」「老舗(?)クリニック」もありました。。。一番最悪でしょうか。。)、とやってしまう患者さんにも責任もあるんでしょうけど、一番悪いのは、やる医者なので、「うまい話はない」ということを患者さんご自身で身を犠牲にして実感されてしまったわけで。。そういうことがわかるのに、他に方法もあったでしょうに。。。

トーニングの副作用が言われても、ホントにちゃんとやっていらっしゃるところでは、トラブルも少ないためか、そこまで学会で警鐘を鳴らすということはなかったんですが、いや~、世間では、結構、ひどい目に遭っている患者さんがいるけどな~、と思っていたところ、一昨年でしたか、大阪の葛西先生が、「否っ!!」と総会で発言され、それから一転と言いますか、流れが変わりました。

(その時のこともブログでアップしてますよ。)

それ以来、ず~っと葛西先生は、「やってはいけない」と(細かく言えば、全否定ではないんですが、厳しい条件があります)言い続けていらっしゃって、あまりにも商業的になり過ぎて、大勢の患者さんが被害に遭っておられる実体を、世間に知らしめる活動をされていらっしゃいます。

素晴らしいことです。

葛西先生が、ネットで、ブログ?に、トーニングの全否定について書いていらっしゃるというウワサを聞いていたんですが、どこに書いていらっしゃるのかわかりませんでした。

(私は、フェイスブックもラインもツイッターも一切のSNSをやっていないので、世間についていっていません。)

そして、今日、また肝斑治療のシンポジウムがあり、トーニング反対派(トーニングだけではないわけですが。葛西先生は、保存療法派でいらっしゃいます)の代表として(というか、こういう場で、反対をおっしゃるのは、葛西先生だけなので)、講演されました。

いや~、おもしろかった!

いえ、おもしろいというと語弊があるかもしれませんが、ますますパワーアップされ、素晴らしい!

微力ながら応援しております。

そして、トーニング反対の例のサイトをご紹介くださいました。

「レーザートーニングの真実」 http://anti-lasertoning.com/


ぜひ、ご覧ください!!

私も今日知ったところなので、まだ全部読めていませんが、素晴らしい内容だと私は思います。

医療関係者用のサイトで、一般の患者さん向けに書かれたものではないようですが、トーニングを考えてる方は、私はぜひこれを読んでから、もう一度よく考えたほうがいいと思います。あとで、泣かないためにも。

美STの取材のやりとり(結局、断られてましたが)が載せてあって、笑っちゃいました。まあ、そういう雑誌って、知っていましたが。

こちらのサイトでは、葛西先生が、(あまりにも被害者が多いので)厚労省や警察にまでも相談・報告をされている話も載っていて、いや~、ホントに大変ですね。ご苦労様です。お忙しいのに、どうぞご自愛ください。

JMEC社(レーザートーニングを最初に売って、広めた企業)が、「レーザートーニング」の日本公式サイトを閉めて、JMECのHPから、「トーニング」がなくなった(機械は載っていても、適応疾患から肝斑を消したというのは、ウワサで聞いていましたが、その経過がとてもよくわかりました。

美容医療は、今、情報がネット上でも氾濫しているんでしょうし、テレビや雑誌では、そりゃもうムチャクチャです。

最近は、一部の雑誌で、「こんな記事ばかり載せたらいけない、でも載せないとスポンサーから言われる、雑誌を売るためには仕方ない、その代わり、ちょっとでもいい記事も別のページに載せておこう」と思っているのかな?と編集者の人の苦悩が垣間見れることがあり(あくまでも、私の勝手な解釈です。)、でないと、雑誌も潰れちゃうしな~、こういう時代だから仕方ないんだろうな~、とも思いますが、何も知らない患者さんからしたら、困りますよね。

今、患者さん側の「知識格差」がすごくて、ちゃんとご自分の頭で、「なんかおかしくないか?」と考えられる方と、すぐにうまい話に何も考えずに乗る方と。。。

(いや、「知識」の格差ではなく、「考える力」の格差というほうが正しい?)

だからこそ、正しい知識が得られる環境に、自分を置いておかないと、ホント大変な目に遭いますね。。

ドクターによって、同じ事柄でも、捉え方は違います。物事をどの角度から見るかで、考え方は千差万別です。

それは患者さんももちろんそうで、肌質も目標もかける予算も時間も違うわけですから、ご自分に合ったクリニックやドクターを選べばいいわけです。

正解はひとつではなく、最後に(いつを最後と取るかにもよりますが)患者さんが「やって良かった(やらなくて良かった)」と思えたらそれが、正解です。

でも、その選択肢が、最初っから、全部が間違っていたら、それはもう、どんな悲惨な目に遭っても、仕方ありません。

間違えた、と思ったら、間違えたと思った時点で、引き返すなり、やり直せばいいわけですが、体にダメージが残ってしまってからでは、大変でしょう。

医療なので、「副作用ゼロ」のものは存在しません。

でも、「絶対にやってはダメなこと」をやっての、副作用(というか、当たり前の反応)は、避けられたことです。

葛西先生のご意見は、極論だし、誇張している、みたいに言う人もいるかもしれませんが、私は、どれも本当のことだと思っていますし、まさに、これが「真実」ですよ、と思います。

逆の「真実」もあるのかもしれませんが、実際お金を払って、体を提供する患者さん自身は、両方の話を聞いて、理解して納得した上でやらないと。

そういうことをやらない人は、美容医療はやってはいけないと思います。

ニキビ治療薬で、べピオゲル®発売が開始されましたね~。

今まで、BPO(過酸化ベンゾイル)の薬が厚労省承認薬がなかったから、そういう意味では素晴らしいことですが、ニキビについては保険適応がありますので、ニキビ患者さんにとっては、ありがたい話でしょうけど、国全体の医療費からすると、全体の枠は決まっているわけで、その財源はどっから出ているのか。。。医療費の供給源が湧いて出ているわけではないので、その分、また何かが減らされるなり、切られたりした、ということでしょう。。。一体、何の医療費が削られたんでしょうね。。

美容医療をやっていく上で、本当は、厚労省が承認してくれた薬であったり、医療機器であったり、治療を、世界と同じような速さやレベルで、日本国内に広まったら、もっと日本の美容医療のレベルも上がって、正しい情報もある程度一般に浸透できるようになって、怪しいクリニックは減っていくことと思いますが、現状、厚労省の認可が難しく、時間がかかり過ぎているのが現状です。

国内で、ある程度広く浸透するには、やはり、厚労省認可だけではなく、「保険適用」という、ハードルが必要なんですかね。

美容皮膚科医としては、嬉しい反面、難病や命に関わる方の医療費を削減してまで、そんなの通していいのかな、と思ってしまいます。。。認可だけではダメだったんですね。

まあ、余談です。

さて、このBPO配合の塗り薬は、アメリカでは以前からドラッグストアで普通に売っていて、アメリカでは誰でも買えるそうです。

あまりに刺激が強すぎて、日本ではなかなか認可がおりなかったようなことを訊いています。

以前のオバジニューダームシリーズの時から、ドクターオバジの化粧品の中には、このBPOの入ったクリームが売られていました。

実は、このオバジのBPOは優れもので、BPOの結晶が均一で、しかも毛穴よりも結晶が小さいので、ちゃんと毛穴の中まで入っていって、毛穴の中も殺菌してくれるのです。

アメリカで売っている他のBPOは、結晶が不均一で、しかも毛穴よりも大きい!

ということは、毛穴の中には入らない、入っていけない、ということになります。

そこがオバジのスゴイところらしいです。

うちでも、この薬は、個人輸入して取り扱っていますが、めったに使うことはありません。

使い方を間違えなければ、とてもいい薬で、即効性もあっていいんですが(絶対全部に即効性があるわけではありません)、やはり刺激が強いのと、アメリカでは、顔全体に塗るものなので、薬の量が多く、そのため、値段も高いので、どうしても、という患者さん以外には紹介もしませんし、めったに使っていません。ここまで使うことがあまりなかったというか。

で、この承認されたBPOですが、発売元のマルホに結晶の大きさを聞いたところ、企業秘密だそうな。。結晶の均一性なども含めて。

ま、仕方ないですね。

こちらは、顔全体というか、広範囲に塗るのが使用方法になっていますから、濃度から言っても、オバジよりは弱めかな、と。

(でないと、承認や保険適応は無理だったのかもしれませんね。そこまで強い薬が、どれほどの人に(日本人の場合)必要なのか、ということもあるのかもしれませんが。

うちでは、ニキビはほとんど自費です。100%とは言いませんが、混合診療をしてはいけないので、自費になります。

うちでは、ダラシンTゲルもディフェリンも、一応置いていましたが、ほとんど使いません。

年々、ニキビに限らず、抗生物質(化膿止め)を使うことが減っている気がします。

どうしても使わないといけない時は使いますが、セットでとりあえず出すとか、バンバン抗生剤を使うということはしません。

今は、スキンケア(高い化粧品はいりませんよ)と

(スキンケアだけでマシになる方も多いです。おかしな化粧品や若いのにアンチエイジング用とか濃いものを使って、毛穴が詰まったり、炎症を起こしたりして起こっている方も多いです。)

レーザーと医薬部外品の塗り薬(薬とは言わないですが)と漢方薬と。

今なら栄養療法と。これだけ揃えば、完璧ですっ!!(かね?)

全部される方もいますし、一部だけという方もいますし、みなさんそれぞれです。

まあ、いらんことはせんことですね。おかしな化粧品を使わない!まず、これです。

ディフェリンの時もそうでしたが、何の説明もなく、「これ、塗っておいてください」とだけ言われて、塗って、エライ目にあった患者さんが、結構来られました。

どんな薬でも治療でも、「効く」ということは、「副作用」なり欠点があります。

だからこそ、患者さんのまず適応と、使用方法の説明が大事です。

こういうことが起こったら、こうしてくださいね、という説明も必要です。

私はあまり使いませんが、ディフェリンはディフェリンでいい薬なのに、使い方(処方する側の患者さんへの)がまずくて、結果、「きつい薬(イヤな意味での)」「使いたくない薬」となってしまいました。

説明するのがメンドクサイ、というなら、処方するな、と言いたいです。

(ステロイドしかり。)

実際、説明しようと思っているドクターも多いですが、現場ではなかなか時間が足りなくて説明不十分、ということも起こってしまっているのが事実でもあります。

(皮膚科は保険点数が全体に低めなので、薄利多売と言いますか、大勢の患者さんを診ないと、儲からないのです。説明している時間はないのかも?大病院の場合は、仕事が終わらない、ということがあります。どうしようもない悪循環ですね。)

今回のBPO、承認薬でオバジよりも弱めと言っても、今までのちょっとした薬とは違います。

合わない方は合わないし、刺激感を感じる方は結構感じるかも。。

最初はディフェリンの時同様、患者さんも現場も混乱するかも。。BPOに慣れているドクターはいいでしょうけど。

まあ、患者さんの選択肢が増えたことはいいことなので、自分に合った治療を選んでください。

ただし、何をされてもいいんですが、ちゃんと説明を受けてくださいね。

効く治療であれば、都合のいいことばっかり、なんて治療はありません。

他力本願はなんでもダメですよ。保険の薬に全てを求めるのも止めておきましょうね。なんでも限界がありますから、だからこそ、複合治療が美容医療では勧められているわけです。

「お知らせ」にも書きましたが、ニキビ跡などの表面の凹み治療に追加です。

頭の育毛メソセラピーに使っています、針のたくさんささった剣山のようなスタンプ、顔などの皮膚に使うというのが、もともとの始まりかもしれません。

うちのクリニックでは、ダウンタイムの出る治療は、私があまり好きではないので、皮膚にするのはメニューにやっていませんでした。

以前、勤めていたところではやっていて、まあ、それなりにいい、という感じです。

原始的というか、シンプルというか。

なんでもメリット・デメリットがありますから、光やレーザーでできないことが出来たり、「針で刺す」ということ自体のトラブルも、軽度ながらあります。

まあ、ダウンタイムと言っても、大半が大したものでもなく、大きなトラブルもないので、理解された上であれば、まあ、全然いいか、という感じです。

患者さんから、ここではないんですか?と聞かれたことがあり、準備は揃っていて、私がやるかどうかだけの問題で、すっかりバタバタして、HPに載せるのを忘れておりました。。すみません。。。

最大のメリットは、手軽さ、ですね。

フラクショナルなレーザーと違って、熱が入りませんから、その分の効果もないけど、副作用もありません。

単純な施術です。

結構、こういう単純な処置って、それなりにいいものです。

1回で、ググッとよくなることもありますが(針の長さというか、処置する深さにもよります)、なんでもそうですが、ある程度するには、回数がかかってきます。

2週間空いていれば、かまいません。

回数は、普通いるだろうなと思いますので、1回の価格を値段下げ気味にしてしまいました。

レーザーなどとの同じ日に併用などは可能ですが、詳細はお聞くください。

処置するにしても、必ず診察・カウンセは必要ですので。

(あるいは、処置中に聞いていただくか)

穴を開けて塗る薬ですが、注射薬のプラセンタを塗ります。

成長因子はややこしいので、うちでは使いません。

まあ、刺しますから、多少の腫れ・内出血もあるでしょうけど、あまり気にしなくてもいいかも~と思っています。

週末にやるパターンですかね。

 

気になる方は、一度ご相談を。