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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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今日は、東京であった、栄養療法のセミナーに行って来ました。

場所は、品川。

なんか、警察もたくさんいて、街宣車?っていうんでしょうか、ものものしいな~と思っていたら、なんと!プリンスホテルで自民党の党大会かをやるそうで。。。。そりゃ、ものものしいわな!

講義中、何度かザワザワと音が聞こえてきてました。

さて、今日の内容もものすごく濃くて、もう頭、知恵熱でそうです。

でも、いろいろな謎が解けて、すごくよかったです!!

すぐに、患者さんへの実際の治療に生かすことができます。

栄養療法だけでなく、漢方でも、美容医療でも、なにか情報を得ると、「これ、○○さんに合うんじゃないかな」「○○さんの困っていた症状に効くんじゃないかな」とパッと顔を浮かぶことが多いです。パパッと数人浮かぶこともあるし、ドンピシャで浮かぶこともあります。

○○さんの言ってはったん、これか~、と後から納得することもしばしば。。。

ホントに日々、勉強ですね。

ドンピシャ!と思った治療で、患者さんの症状が良くなった場合、患者さんにも喜んでいただけますが、私もすごく嬉しい!

で、栄養療法の場合は、大勢の方の症状やお顔が浮かびました。

うちにもアトピーで美容医療をされている方って、結構いらっしゃいます。

ひどい方も今は落ち着いているという方もピンキリです。

ただ、みなさんの共通しているのは、忙しくなると、なかなか塗り薬が塗れない、ということです。

顔くらいはまだ頑張って塗るけど(普通のスキンケアと同じですから)、体全体にとか広範囲は、時間があるときじゃないと無理!ということです。

塗る時間があったら、早く寝たい、ご飯食べたい、ですよね。。

漢方も追加して、かなり楽になった方もいらっしゃいますが、それでも忙しくなると、やはり食事の内容が乱れがち。。もちろん、睡眠時間も。。

そんな時に、栄養療法は、とりあえず飲むだけですから(食事も頑張ってほしいものですが。。。)、続けやすいのです。

ちゃんと数が飲めなくても、とりあえず続けているだけで、なんか調子がいいかも、というのがいいところですね。

本当に中から元気に、強く、あらゆるストレスに負けないように、体自体を作っていっていただこうと。

栄養療法のセミナーに行くのは、これで2回目ですが、何人かのドクターや管理栄養士の方やスタッフの方とお話しをさせていただいたんですが、溝口先生をはじめ、ご講演されている先生方みなさん、「患者さんを元気にしよう!もっと健康になれるんだから、もっと健康になってもらおう!」「今、なにかで苦しんだり困ったりされているのを、軽くできないかな、もっとよくできないかな」というお気持ちが、バシバシ伝わってくるんです。

一般の方からしたら、そんなの、当たり前やん?と思われるかもしれませんが、これがそうでもないんですね~。

美容系以外の学会は、どちらかというと、学術的というか、あまり臨床(一般外来診療)っぽくないというか、いえ、やっていることはあくまでも臨床に基づいて、なんですが、データーの羅列というか、なんか、「患者」という個人ではなく、「症例」というデーターっぽい、というか、なんかわかります?ちょっと冷たい感じ。。(そればっかりでも、もちろんないんですが。)

美容系の学会は、どちらかと言えば、商売的というか。。。。

人によったら、「次は何で儲けてやろうか」「コスト安くて、バ=っと儲かるの、ないかな」みたいな。。極端に言えば、ですが。。そんな先生ばっかりではもちろんないんですが、どうしても、お金の話に絡んでいくというか。。

会場も、華やかで綺麗な女医さんだらけで、ビックリするような美魔女率?ですが、そばでみると、みんなとても似ていて(雰囲気とか格好とかメイクとか髪型とか。。雑誌から抜けてきたようか方も多いです)、あまりにもあまりで、気持ち悪いというか、眼をそらしたくなることも。。。

独特な世界観が出来上がっていることも。。。

男性のあまりかまっていない先生とのギャップがすごすぎる。。

美容系の場合、極め付けは、ドクターの知識格差がこれまたスゴイ!

医者として、まだまともに働いてもいないのに、美容医療の世界いすぐ入りました!というドクターも結構いて、それでも勉強を続けていればいいんでしょうけど。。う~ん。。みたいなこともあるし、皮膚科・形成外科出身でもなく、またそういう科に入局しても、ろくに勉強もしないうちに、止めて、開業しちゃいました、てへっ!というドクターも。。だって、美容っててきと~にやったら、儲かるんでしょ?みたいな。。。(てきと~にやっても、儲かりません。勉強もせずにやったら、エライ目に遭うだけです。そのドクターがエライ目に遭うのは自業自得ですが、関わった患者さんが一番大変です。。。なんとかして、患者さんも見抜かないとね。。難しいでしょうけど。。)

まともにされているドクターと、いろいろな思惑のドクターが混沌として、会場の雰囲気は、独特です。。。年々、そういう傾向が強いような。。

いい意味でも悪い意味でも、学会ぽくないというか、医者っぽくないというか。。

まだまだ美容医療が、医者の世界の中で、「あやしい集団」「楽してぼろ儲けしやがって」みたいに見られてしまう所以でしょうか。。。実際、美容医療のトラブルって、ものすご~く増えていますしね。。

(先日も、うちの地区の保健所の方とお話しした時に、すごく増えているとおっしゃってました。)

話を戻します。

栄養療法のセミナーの雰囲気って、なんかあったかくて、ほんわかしてていいです。

前回もそうでしたが、(いつもみたいですが)、午前中、2時間講義はぶっとおしです。午後も1時間半くらいぶっ通しで、10分トイレ休憩があり、また1時間半ほどぶっとおしです。

聴くほうも大変ですが、一番大変なのは、2時間しゃべりっぱなしの先生方で、ホントに頭が下がります。

ホントに、トイレ休憩が1時間以上ないので、サプリを飲むのにたくさんの水で飲まないと呑み込めない私は(子供の時から、飲み込むのが苦手なのです。食べ物は、あまり噛まずにガンガン飲み込むように食べるくせに。精神的なものでしょうね。)、トイレに行ったのに、またすぐトイレに行きたくなって、途中困ってしまいました。

(いえ、行けばいいんですが、せっかくなので、聞き逃したくなかったので)

そうそう、今日のお昼のお弁当が、なんと!糖質制限の和食のお弁当でした!

小さいおにぎりを食べたら、糖質27gだったかな、食べなかったら、16gだったか。忘れてしまいましたが、全部いただきました。

甘めの煮物もはいっていましたが、おそらくラカントなどを使われているのかと推測しました。(確かめてはいませんが)

おいしかったです~♡

お店は、「神田明神下 みやび」さんというそうです。MSS(栄養療法のサプリメントなどを販売していて、栄養療法のサポートをされている会社です)さんとの共同開発だそうで。嬉しいです!

糖質制限で、しかも蛋白質たっぷり!野菜もね。

(かなりお高くなっているんじゃないでしょうか。。ありがとうございます。)

多分、こちらでしょうか。

http://www.miyabi.org/bento/

京都にも、糖質制限の和食のお店、できないかな~。リッツカールトンあたりでやってくれないかしらん。。いいと思うんですけど。。

すみません、なんか一度に新しいことなどが始まって、HPや説明書やブログが追い付いていません。。。

毎日の仕事も終わらず、患者さんからご質問をいただいことは、他にも疑問に思っている方がいるはず!とブログに書かねば!と思いながらも、時間がなく、そうしている間に、また新しいことが出てきて、全てが追い付いていません。。。

ああ!!もっとビタミンBとナイアシンを飲まなければ~!!(笑)

(いえ、もうすでに結構飲んでいます。。。)

アラガン社の「しわのしわざ」、笑ける~と思っている間に、グラッシュビスタのモニターも始まり、あ~れ~と、トーニングと栄養療法と、新しい化粧品も増えたり切り替わったりと、もうなにがなんだか。

こういう時は、落ち着くに限りますね。

1個ずつ、確実に。とりあえず、順番に片づけていく。

。。。って、終わらないよ~っ!!

そうそう、先日、大阪の地下鉄御堂筋線に乗ったら、「しわのしわざ」のポスターがわたしの目の前に!

笑ける~!!

でも、これ1枚でした、とりあえず目に付いたのは。

やっぱり、大阪の市営地下鉄に広告を載せるのって、お金かかりますものね。

地下鉄だけじゃないし。。

女性車両、全部に、「しわのしわざ」で埋め尽くされたら、もっとおもしろかったのに。って、どんだけ、お金かかるんねん。。

その代り、院内ポスターをもっと貼ろうかしらん。。って、もう貼り過ぎ~。

レーザートーニングは、初診の患者さんに、いきなりやるわけではないので、肝斑やシミ・アザをお持ちの通ていらっしゃる患者さんに、個別に説明していますから、まあ、HPに急いで載せないと、というわけではありませんが、いや、急がないといけないやろ。

トーニングはしなくても、Qスイッチレーザーは、肝斑がなければ、やるわけですから。(患者さんが副作用などご理解の上)

先日、トゥルースカルプをふくらはぎにされた患者さんが、1~2週間後にお会いした時に、(この方は、とても勘のいい方で、第6感というか、感覚の鋭い方です)、ふくらはぎのほうから、「さよなら」って小さい声が聞こえる、っておっしゃってました!

大きな声じゃなくて、小さいんだけどね、「さよなら」って言ってる、って。

まあ、私に、その声が聞こえるわけではないのですが、トゥルースカルプは、脂肪細胞が自殺していくんです~っ!!と大笑いしました。

いいな~、私も脂肪細胞にさよならしたいです。

別の患者さんは、ふとももにトゥルスカをされて、その後、AC BODYをされたんですが、終わって着替える時に、履いてきたパンツがゆるくなった、とおっしゃってました。

(これは、脂肪が減ったわけではなく、むくみが取れて、血行が良くなったのです)

羨ましい=っ!!

ちなみに、私はそこまでなりません。。。

自分で自分にやるのって、やっぱり難しい。。

トゥルスカと言えば、私のダイエットはどうなったというと、まだ言うほど、体重と体脂肪は、数字としては動いていません。

日々変動って感じです。

でも、見た目が、ちょっと違う。。ちょっとつまめる脂肪が減っているような。。

う~ん。。どうして、数字に出ないかな。。体重計が壊れているのでは?!

。。。まだもうちょっとかかるようです。

でも、体が栄養療法でなんか進化というか、変わってきているのがわかります。

全然違う!

今、頑張っている今、トゥルスカをしたら、効きが全然違うはず~!と確信を持っているんですが、トゥルスカをする時間がないっ!!

ううう。。。やりたい。。。やりたい。。。おなか。。

そうだっ!!忘れてました!

「エクオール」です!

先日のNHKの「腸内フローラ」観ました?

私、まだです。時間見つけて、録画を見ます。

以前から、「エクオール」のことは知っていて、大塚製薬が、それのサプリを発売したのも知っていました。

うちは、更年期障害には、主に漢方薬とヒトプラセンタ(ラエンネック®)のサプリメントを使っています。大体の方が、漢方薬で結構楽になられます。

これからだったら、栄養療法も取れ入れていくんですが、うちもサプリだらけなので、さらに、「エクオール」のサプリか、どうしようかな、と思って、でも必要性をすごく感じたわけではなかったので、先延ばしにしていました。

でも、エクオールが作れる体かどうかは検査したいな、私も患者さんも、と思っていました。

(イソフラボンが更年期障害にいいと言われていて、それは、イソフラボンが女性ホルモン様の働きをすると言われているからです。

ただ、イソフラボンが直接効くわけではなく、「エクオール」という物質に変換されて、初めて効くようです。

それが作れるのが、日本人で約半分くらい。

半分の人は、大豆製品を食べても、イソフラボンを摂っても、女性ホルモン様としては働かないわけです。

で、検査キットを取り寄せました。

ご希望の方は、一度検査をどうぞ。

エクオールを自分で作れるなら、大豆食品を食べていれば、あるいは、イソフラボンのサプリを摂っていれば、そのサプリは一応いらないことになります。

(安定して作れている、というわけでもないすですが。日によって違うそうです。)

もし、作れたら、とりあえずラッキーですよね。

作れなかったら、大豆が更年期障害にいい!と爆喰いしなくても、普通のたんぱく質の1種として、摂取してください。

1回 ¥3.800+消費税です。尿検査になります。

(キットをお渡しして、家で尿を摂ってもアリです。)

明日もセミナーです。

なので、今日は早く寝ます。お休みなさいZZZZZ

以前にもヘム鉄の摂取の仕方など、ちょっとブログに書いたと思いますが、患者さんから質問を受けましたので、書き直しておきます。

前に書いた時に、「ヘム鉄を飲むなら、血液検査をしてからのほうがいい」と書きましたね。過剰に摂ると、副作用が出て、危ないから、と。

基本的には、考え方は同じです。

ただ、前に書いた時(2014年9月)と今扱っているものと、メーカーが違います。

そして、この頃は、まだ栄養療法(オーソモレキュラー)は本格的にはやっていませんでしたので(溝口先生や栄養療法の本はいろいろ読んでおりましたが)、ちょっと勉強不足でした。すみません。

前にも書きましたが、ブログで書いている化粧品やサプリメント・医療や様々ことって、その時その時でアップグレードされますので、

(私も勉強したり、新しいデーターが出たり、いろいろ変わっていきます。

これはいいかも、と思って始めたけど、しばらくしたら、そこまででもなかったか、というモノもこともあります。

そういうモノは、もうあまりブログ内にも出て来なくなったり、うちでの取扱いを止めたりしています。

来られている患者さんで関係していらっしゃる方には、直接アップグレードしていますが、昔のブログだけ、ポンッと見た方は、その時点の話ですから、古いままだったりしますね。

なので、なんでも新しい情報から、お願いします。

食べ物屋さんの口コミでもそうでしょう。あんまり昔過ぎるのって、見ませんよね。

話を戻します。

さて、口から摂ったヘム鉄は、その時使われなかった過剰な分は、腸の粘膜の外側の細胞の中に取り込まれ、そのうち、外側の細胞がターンオーバーで剥がれる時に、一緒に剥がれて、ウンちゃんになって出ていってしまいます。

なので、心配は通常はいりません。

(持病も内服も何もない場合です)

ただ、市販のサプリメントなどは、何が入っているのか、責任も持てませんし、

(ホントに飲んでいいものかどうか、というところから話が始まります。)

医薬品の鉄剤も中身が違うため、1日飲む限度の量ももちろん決められています。

薬なので、用法用量は守らないといけません。

うちでの取扱いサプリメントは、なるべく天然のものを材料に使われていて、吸収率にもこだわって、作られています。

症状やデーターによったら、栄養療法(オーソモレキュラー)は、足りない場合、結構な量をいきますから、いらん添加物は少なく、しかも吸収率は良く、天然のものが使える場合はなるべく天然のもので、体に負担がなるべくないものを目指して作られたものです。

ただ、結構な量をいくことが多いです。

だって、医薬品ではないとはいえ、治療のために使うものですから。

血液検査をする時間がないとか、もう少し考えてから血液検査はしたい、料金の問題などがあって、鉄剤を飲んだほうがいいという方でも、検査もしていないのに、大量に飲ませることはありません。

(臨床症状で貧血と診断できるレベルであれば、飲ませるかもしれませんが)

通常量(前後)くらいであれば、症状に合わせて、お勧めしています。

検査を待っていたら、いつまでたっても、体調が悪化する一方とか、そういう場合は特に、先にちょっとでもいいので飲み始めていただいています。

でも、そのいわゆる通常量が、その人に足りているかどうか、というのは、また別の話です。

なので、血液検査です。

で、足りたのかどうかを確認するんです。

一生、その量でいくのか?という話にもなりますし、しかも大量に、となるので、飲み始めたら、1日量が少なくても、どこかの時点で血液検査をして確認しておきましょう、と申し上げています。

まあ、市販のもので、ここまで血液検査上の変化が出るのか、副作用はどうなのか、などなど、いろいろな無駄使いになることもあるので、「これは、ちゃんとしている」と確認した上でもないのに、市販のモノを買って飲むのは、勧めていません。

そんなお金があるなら、それこと、お肉やレバーを買って食べるお金に回してください。

→続く

→続く

さっき、「ホンマでっか?!TV」を見ていたら、フレンチトーストをプロの方がスタジオで作って、出演者の方が召し上がる、というのをやってました。

その時に、どなたか出演者の、栄養の評論家?かなんか知りませんが、「脳の唯一の栄養源はブドウ糖です」と言っていました。

はあ~っ?!

この言った人の職業を存じ上げませんが、もし、食品や栄養関係のお仕事されている人なら、勉強不足にもほどがあります。

それとも、何かの陰謀。。。?

「ホンマでっか?!TV」、好きですけどね。時間があったら、毎週見てますけどね、評論家によったら、ウソっぱちをもっともらしく言うことがあるので、知らない視聴者からしたら、信じますよね。

大したことがなければ、まあ、それほど害はありませんが、医学的に完全に間違っていることは、さすがにテロップを画面いっぱいに流すとかしないといけないんじゃないですかね。

例えば、いろんな論文って、あるんですが、ひとつのデーターがあっても、その結果をどうとらえるのか、という考察が一番大事で、これは、その論文を書いている人の、どう話をもっていきたいのか、どう考えるのか、によって、結論が変わってきます。

捉え方は、人それぞれになりますから、同じデーターでも結論が違う、ということは、科学者同士であっても、あり得ると思います。

誰も反論ができないほどのデーターであったり、事実であれば、意見が分かれることもないですけど。

でも、医学的に絶対におかしいことを平気で流して、最後に、「あくまでひとつの意見ですから、」と流して終わりって、信じた人が悪いってこと。。?

それだったら、番組最初に、ちゃんと声に出して言うとか、ホント画面いっぱいにテロップ流してほしいです。

画面いっぱにテロップ流したら、結構おもしろいんじゃない?と思うんですけど。。

それぞれの評論家のコメントにツッコみ入れて、全部笑いにしてしまうとか。

番組としての姿勢とか話の持って行き方もあるんでしょうけど、視聴者が間違ったことを刷り込まれるのはイヤですね~。

そんな情報を流すから、「受験生にブドウ糖!」みたいな商品が出て、受験生は血糖値が上がって、すぐに眠くなります。

寝かしてくれてるってこと?緊張して眠れないといけないから?

以前にも、同じようなCMがTVで流れて、どっかからクレームがついて、放送停止かなっていたような気がしますが、ちょっと前にも、また懲りずに流れていました。

どうして、そういうことができるのか。。また、するのか。。

脳は、ケトン体が使えるので、ブドウ糖だけが「唯一」の栄養源ではありません。

今、ココナッツオイル、流行っているでしょ。

流行っているというか、アンチエイジングご高名な白澤卓二先生が、日本で広めた第一人者でしょうか。

雑誌の「クロワッサン」で特集も組まれ、私もその雑誌も買ったし、ココナッツオイルは買いました。

買ったものの、ずっと使っていなかったんですが、栄養解析をした結果、ココナッツオイルを勧められ先日からちょっと料理に取り入れたり、そのままちょっとだけ舐めたりしています。

ココナッツオイルがなぜいいのか、今、認知症にもいいと言われていますよね。

アメリカでしたっけ?そういう本が出て、注目されたの。

何が認知症にいいのか、ということですが、ココナッツオイルはケトン体が豊富に含まれていて、ケトン体が脳のエネルギー源になるし、ケトン体を脳に使わせるのがいいんじゃないか、など言われていますが、まだエビデンス(証拠)までは出ていなかったような。。

糖質制限をすれば、脳だけでなく、ケトン体が全身のエネルギー源としても使われるようになるので、糖質制限をしていたら、ココナッツオイルいらないんじゃない?となるかもしれませんが、糖質制限もどこまでの制限をするのかにもよりますし、みんながみんな、すぐにケトン体に切り替わるものでもありませんから、そういう場合に補助として、あるいは、自分で作ったケトン体にプラスして、という意味でもとてもいいようです。

食用油をココナッツオイルに変えるくらいであれば、害もないですしね。

(欠点は、わりと高いのと、どこも品薄なのと、料理によったら、甘い香りが邪魔になることもあるとか、気温が低いと固形で白くなってしまうことくらいですかね。)

もともと、子供の重度のてんかんに、治療の一環として、「低ケトン体食」として、糖質制限は昔からされていました。

脳の活動と、認知症同様、関係はあるんでしょうね。

(その辺は専門ではないので、詳細は省きます)

じゃあ、みんながみんな、いきなり糖質制限をしていいのか、というと、これまたいろいろあって、今まで、結構な糖質を摂ってきた人は、いきなりかなりの糖質制限をすると、インスリンのコントロールも悪いし、下手すると糖新生もうまくいっていない場合もあるし、慣れるまで、結構しんどい人もいらっしゃいます(持病がなくても)。

持病のある方は、必ず主治医のドクターと相談してやってくださいね。

持病や健康に全く問題のない方は、ちゃんとした本を読んで、正しく理解した上でされないと、てきと=に自己流でしても、ダメだったりします。

(うちの患者さんでご興味のある方は、処置中、あるいはメールでご相談ください。資料などもお渡しして、説明させていただきますね。)

砂糖も炭水化物の米・小麦・イモ類など、絶対食べちゃいけないわけではありません。特に、糖尿病や特殊な病気のない人の場合。

問題は食べ方ですね。

血糖値が急に上がるような食べ方をするのと、急に上がったのが、今度はそのせいで急に下がる(これをグルコーススパイクと言います)、これがいけないんです。

ネットでもTVでも雑誌でもなんでも情報過多の時代で、しかも大半が無料でダダ漏れ状態で入って来たりしますよね。

それらにそのまま流されて、全部信じてたら、ホントに体がもちません。お金も時間もムダにして、挙句の果てに、体も皮膚もボロボロ、なんてことにならないように。

別に医療関係の仕事についていなくても、そういう情報に出くわした時に、そのままなんの疑いもなく信じる人と、ちゃんと自分の頭で考えて、なんかおかしくない?それって、ホントのこと?とちゃんと立ち止まる人と。

知識の格差というか、今の時代、かなりの差がありますね。。

答えはも出なくていいので、わからないなら、わからないなりでいいですから、もっと考えるクセをつけないと。

考えることに意味があるんですよ。

考えて疑問に思ったことは、それこそネットを使って、調べるとかね。

ネットの情報も怪しいのも多いですが、どっかに正解がちゃんと載っていたりもします。(全部ではないですけど)

たくさんの情報の中から、見つけてこないといけませんが。

(たくさん見てたら、そのうち、全部信じたらいけない、ということが見えてくるはずです。。

それがいつまでたっても、わからないのであれば、とりあえず、栄養療法をしましょうか。→どうしてかは、処置中に聞いてください。

でないと、もろに被害者になっちゃいますよ。

と書いていたら、さっき、ニュースで、「ズンズン運動」の理事が逮捕されたと報道されていました。

私は、小児科医でもないし、子供もうちにはいませんので、どこまで赤ちゃんを揺らしたりしていいのかわかりませんが、施術風景を見て、「あんなに揺らしていいの?首、あんなにぐらぐらさせていいの?」とすごく怖くなりましたけど。。

子供をお持ち方って、みなさん、あんなに揺らすんでしょうか。。。

私には、あんまり見ない光景でした。。

逮捕された人は、医師でもナースでも医療従事者ではないんですよね。。。?

なのに、なんで、その「ズンズン運動」で「免疫力が上がる」と言えるんでしょう。

誰が発見したの?どうやって、それ、データー取ったの?

「これで免疫力がアップするんですよ」、と言われたら、「ああそうですか」と納得したんですかね。なにか証拠でも見せてもらったんでしょうか。。

先日の赤ら顔のネット情報もそうですけどね、一体、どこの誰が言っているのか、最低、情報源の元くらい、確認しないと。

なにかあってからでは遅いですよ。

若い時は、若気の至りで済みますし、それが社会勉強ってヤツでしょうけど、いくつになっても、学習せずに、って、人生も体ももたないんじゃないですか?

人を疑うって、イヤな作業ですけどね、世の中悪い人も大勢いますから。

でも、いい人も大勢います。

そういう情報だけ取って来ないとね。

だから、疑うんじゃなくて、「確認」です。

「確認」ができたんだったら、それをやってみたいんだったら、仕方ないですよね、とりあえず、やらなきゃわからないこともあるでしょうし(やる前に、わかることもあるでしょうけど)、やってみて、ダメだったら、次からその経験を活かせばいいので、次はもっと確認しましょう。

確認ができない、わからない、という人のために、次回は、情報の見分け方を書きますね。あくまで予定ですが。

今日は、時間も遅いので、簡単に。。

しわのしわざバナー (5).jpg

http://shiwachiryo.com/  アラガン社の公式サイトです。

アラガン・ジャパンの方から、バナーをいただきました。

まだ準備ができていないのですが。。。

モデルさんの落書きの顔をおもしろくて、またキャンペーンコピーも素晴らしく、さすがですね~。

よろしければ、モデルさんの顔のアップを、公式サイトでご堪能ください。

告知が遅くなって、申し訳ありません。

なんかバタバタしちゃって。

トーニングが、思っていたよりも早く入ることになって、嬉しい限りです。

そこにナビジョンDRから新しい日焼け止めの発売、栄養療法(オーソモレキュラー)の本格的始動と、トゥルスカの論文は全く進まず。。うう。。どうしよう。。

昨日は、オーソモレキュラーの大阪でのセミナーがあって、1日中栄養三昧でした!」素晴らしい!

勉強会のあと、懇親会があり、憧れの溝口先生が横に座ってくださって、気になっていたことが全~部聞けて、良かったです~♪

参加されていた先生方からも、いろいろなお話しが聞けて、とても素晴らしい1日でした。

同日に、東京で、キュテラ社のピコレーザーの発表会がありましたが、うちでは刺青を取り扱うわけではないので、直接は今のところ、関係ありません。

確かに、ピコレーザー、皮膚への負担がかなり少なく、しかも1回の効果がスゴイらしく、刺青だけでなく、シミ(肝斑含む)にもいいんじゃないか、と超~期待されているはず、です。

これで、ピコレーザーが3機種揃ったわけですかね。

お値段は、私の高いんだろうな~、という予想をまだはるかに超え、ひええ~っというお値段です、、どのメーカーも。。。

白人にいい治療だから、アジア人、特に日本人にいいとはならず、日本人にもいいけど、設定などの治療方法が全然変わることがあり、日本人のデーターは、まだもちろんないです。

これから、どこかのクリニックや大学病院が購入されて、データーを取られて、学会発表なり、企業セミナーなりで、発表されるのは、まだまだ先の話。。。

特に、肝斑への治療、となると、3年後でもデーターが出ているのかどうか。。

シミ治療は、経過が大事なので、あててすぐに、効果がわかる・判断できる、というものではありませんから、特に肝斑の場合、トーニングでもあったように、前評判がよくても、エライことになって、お勧めの設定までたどり着くのに、何年もかかったりします。

シミ治療(肝斑も)治療の先発隊をきる、というのは、ものすご~く大変だと思います。とりあえずの適切な設定を探していかないといけませんしね。

学会のすごい先生方に、頑張っていただきたいものです。

なので、まだまだ私には関係ない世界で、遠巻きに、様子だけ見させていただきます。

さて、3月のキャンペーンです。

ホワイトデーも関係ないと言えば関係ないんですが、なんでキャンペーンの名前にしているかというと、オーレリーのギモーブ(マシュマロ)が食べられるからです。

ギモーブ.jpg この色は、天然果汁による色です。香りも。果汁です。

マシュマロか~、とあなどるなかれ!

これが、ホントのマシュマロっ!てやつです。

本物はおいしいのです。

高いお菓子屋さんでも、今、マシュマロが売っていると思いますが、成分表をご覧ください。「ゲル化剤」うんぬん、というものが大抵入っているかと。。。

最近は、ゼリーは全部そうですよね。ゲル化剤って。。。

(化学的に固めたわけですね。)

ゼラチンを使え!ゼラチンを~!!

(ゼラチンは、魚のコラーゲンが材料のはずです。だから、プルプルして、本物のゼリーはおいしいんです。)

人工的な添加物なく、マシュマロを作るなら、ゼラチンのみで、この柔らかさを作らないとね!(大量生産では、コストがかかりすぎて、無理みたいですね。)

ご興味のある方は、一度お召し上がりくださいませ♡ 舌の上で、とろけますよ~。

さて、キャンペーンの内容ですが、ちょっと気温の高い日も出てきましたね。

鼻の毛穴の汚れやツマリが気になりだした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

全員の方ができるわけではありませんが、毛穴掃除をしたほうがいい方に、ピーリングの石けんをさしあげます。

まず、適応のある方、適応のある方も、どんな強さを使うのか、使う頻度やアフターケアの仕方なども一緒に説明させていただきます。

ご興味のある方は、ご予約時に、お伝えください。

毛穴の皮脂つながりで、イオン導入のビタミンCで、引き締めを狙います。

まず、鼻のヤグレーザーの適応があるかどうか、ですが。

各社、いい日焼け止めがどんどん出てきたので、紫外線もちょっと強くなってきた今日この頃、日も長くなったし、お花見などで外に出かける機会が増えてきますね。

冬だったときよりも、ちょっと気を付けないといけません。

(もちろん、日焼け止めは年中ですが。)

梅雨が始まるまで、湿度は結構低いので、乾燥にはお気を付け下さい。

そこで、いろいろな日焼け止めを、この機会に何種類かお試し感覚で購入されてはどうでしょう。

パウダールームで、ぜひお試しください。

ナビジョンDRのは、紫外線吸収剤がダメな方には、朗報で、これはスゴイですよ。

個人の合う合わないの問題は、何にでもありますが、吸収剤が入っていないのに、白くもならず、汗・皮脂に強く、しかもしっとりで、SPF40でPA+++で、というのは、ホントにありません。

しかも、クレンジング不要。(アルコールも入っていないのに。どうなっているんだか。)

これ、ちなみに、トラネキサム酸がものすご~く多い量、入っています。成分表の一番最初に書いてあります。う~ん、スゴイ。。

いつも資生堂ナビジョンに感心する最大のポイントは、塗りやすいんですよね。

クリニックぽくないというか。塗り心地自体は、一般の化粧品とかなり近いため、す~っと難なく切り替われるんです。

女心、わかってんな~、ていうクリニック専売化粧品です。

どんないい商品であっても、塗り心地、最悪=!!というものは、やはり普段使えません。。。女性の場合、塗って、ブルーにするような化粧品は、誰だって使いたくないです。女性目線って、大事なんですよね~。

さあ、顔ときたら、次は、体!

体と言えば、部分痩せ!部分痩せと言えば、トゥルースカルプ!トゥルースカルプと言えば、AC BODY!って、どんな連想ゲームやねんっ!!

まあ、セットでされる方が多いので。

先日、トゥルスカされた方が、(トゥルスカをしたのは、ふとももなんですが)、AC BODYは、脚・おなか~インナーマッスル、やったせいか、終わって着替えたら、ウエスト、ゆるゆるだったそうで。。。羨ましい。。。私、そこまでゆるゆるならない。。。

土曜日、ものすごく久しぶりに、AC BODYをしたんですが、昨日はなんともなかったのに、今朝から、えげつない筋肉痛で。。。バキバキでした。。笑ってしまうくらい。。動くの、ツライ。。うう。。運動不足がたたっています。

最初、スタイリフト(家庭用EMS。クリニック専売品)をした時は、よくできてる~、とビックリしましたが、やはりAC BODYには勝てませんね。(当たり前か。)

ここまでバキバキの筋肉痛は来ませんからね。

夕方になって、だいぶ動くのもつらく無くなりましたけど。ふう~。。

なので、そろそろ薄着にもなってくる季節、むくみぐらいは取っていただこうかと、せっかくトゥルスカで脂肪細胞、死んでもらうことだし。

で、AC BODY無料でおつけします。まだの方は、この機会にぜひお試しを。

体とくれば、次は、栄養で中から、ですが、で、栄養療法のキャンペーンです。

患者さんにも、自分もそうですが、糖質制限を勧めておいて、お菓子を配るという、この矛盾!

だって、お菓子、好きなんだもの。おいしいものは、分かち合わないと!

オーレリーのお菓子も、お店にいって、好きな時に買えるわけではないので、せめてうちに来ていただいた時に、お楽しみにしていただこうと思って、始めました。

初志貫徹!ってか。

でも、おいしいお菓子、手作りの愛情のこもった、丁寧に作られたお菓子って、幸せと平和の象徴だと思いませんか。お菓子って、大事です。

(食べ過ぎはいけませんよね~)

でも、患者さんによったら、他のものが食べたい方もいらっしゃるでしょうし、甘いモノが苦手、という方もいらっしゃいますよね。

なにより、糖質制限自体は、これはこれでものすごく大事です。

なので、栄養療法で使う、たんぱく質のビスケットとビタミックスの試食をしていただくための栄養療法キャンペーンです。

これで、栄養の塊?と疑うくらい、おいしいんですよ、健康食品とは思えません。

これで、砂糖ゼロ、小麦粉ゼロ。マーガリンゼロだなんて!スゴイっ!!

こちらもぜひ一度!

さて、今のおススメの治療ですが、イベントも多いし、もうちょっとしたら、いろいろデビューですよね。

年度も替わるというか、新しいことを始めるには、いい季節ですね。どんどん明るくなってくるから、新しいことにもワクワクしませんか?

こういう時は、気になっていたことを始めてみる、というのがお勧めです。

だからといって、ヒアルロン酸やボトックスをどんどんやれ、と言っているわけではありません、そりゃ、もちろん、気になっていた方は、適応があれば、どんどんやってみてください。ちょこっと変えるだけで、結構変わるので、(この辺は、個人の感じ方も大きいでしょうけど。でも、初心者の方は、プチ整形は、絶対に欲張らず!)、早くしておけばよかった、とほとんどの方に言われます。

まあ、そんな初心者がいきなり飛び越えなくても、スキンケアが先延ばしになっていた方は、紫外線が本格的になる前に、そろそろちゃんと始めてみては?

先に伸ばせば伸ばすほど、老化が進むだけですよ~。1日でも早く始めてくださいね~。

おかしな化粧品も、もういい加減、縁を切りましょうね~。

そういう意味では、栄養療法を始めるのにも、春って、スタートにいいですね。

体もお肌も心ももっと健康に、元気いっぱいに!

栄養療法は、全ての女性にしてほしいと思うくらい、してほしいです。

絶対に、元気になれると思うから!

なんか不調なのに、病院で検査してもなにもひっかからないし、どこにいっても相手にされない、とか、もっと元気に若々しくなりたい!という方には、これはおススメです!

肌にしろ、体にしろ、髪の毛にしろ、栄養さえ足りていれば、同じ治療しても、効きが全然違うと思います。だって、ベース自体が変わってくるから。

気になる方は、一度、ご相談ください。メールアドレスをお持ちの方は、簡単ですが、メールでまず聞いてくださってもいいですよ。

お待ちしています。

みんなで、もっと元気になりましょう!

今日、うちにやっと、レーザートーニングの機械が入りました!

003.jpg004.jpg キュテラ社の「myQ dual」です。

厚生労働省の承認機ですので、日本人のデーターが多くあります。

そういう意味では、安心して受けていただくことができると思います。

(もちろん適応のある方のみ)

ホントだったら、とっくにトーニングを導入するべきだったんでしょうが、私の大好きなトゥルースカルプを先に買ってしまったことと(すみません、私利私欲にかられました。。)、前のクリニックでは、狭くて、トーニングを置けないこともなかったですが、きつきつで大変になってしまうので、引っ越してからでないと、これ以上、レーザーは増やせないな、と思っていました。

やっと少し落ち着いてからの導入です。

もともと、肝斑にトーニングを使うつもりもなく、メインはADM(遅発性太田母斑様色素斑)です。他にも使っていますが、肝斑の治療には、私は、トーニングではなく、フォト系を使って(うちではライムライト)の治療のほうがいいと思っているので、

(ライムライトだと、1週間毎に来なくてもいいので。肝斑のトーニングは基本1週間毎です。無理なら、2週間毎。それも無理なら、もっと空けるクリニックもあるんでしょうけど、トーニングだったら、うちではあまり勧めません。。)

ライムライトを使って、肝斑は結構良くなります、と言っても、メインは患者さんがスキンケアを頑張っておられるからであって、クリニックでする治療は、ちょっと手助けするだけです。

でも、最後に深いところのアザが残ってきます。

設定をいろいろ変えて、ちょっと薄くはできるので(全員ではないです)、わざわざQスイッチしなくていいや、という方も多かったんですが、やはりなんとかしたいな~、と思っていました。

いくつかのトーニングの機械をお借りして、使ってみましたが、ADMをお持ちの方は、全員の方が私の予想以上にいい結果が出たので、モニターの患者さん方から、早く導入してほしい、とお声をいただき、今日やっと入りました!

お待たせしました~っ!!

続きは、また明日。かなり眠くなったので、もう寝ます。。

さて、ビタミンKの続きですが。。。

「赤ら顔に効く!」と思って、ビタミンK、飲まないでくださいね。例え医療用のを飲んでも効かないです。副作用が出て、終わりです。

市販のは、何の目的で販売されているのかは、知りません。

一体、どういう方が、市販(医療用は、ビタミンKが必要な病気であったり、状態があるので)のモノを購入されるのかも、私には謎です。

で、その患者さんが、ネットで見つけられた、ビタミンK配合(?)クリームですが。。。

ちゃんとした製薬会社が出しているならともかく、医薬品でもないわけですよね。

ドラッグストアにすら、置いてなさそうですかね。ネット販売のみですか。。

私もちらっといくつかのサイトを見ました、「ビタミンKが赤ら顔に効く」と効能をうたっているサイトです。

赤ら顔で悩んでいる個人の方のブログのようになっていて、結局は、それを販売するところにリンクしているものばかりでした。

あるいは、話を引っ張っておいて、これまた別の何かを売っていて、そこに誘導していくモノでした。

見るからに、あやしいし、やらせというか、ただの宣伝ですよね。

こんなクリームに関わらず、なんでもそうですが、その会社なり、その人は、その商品が売りたいわけですから(自分の利益のために)、そりゃ、いいことばっかり書くでしょう。

医薬品でもないのに(効くわけがない、という意味で)、副作用のことばっかり言ったら、一体、誰が買ってくれるというんでしょう。

そりゃ、いいことしか、言わないんじゃないですか。

正しい営業姿勢と言えば、そりゃそうだ、ですが、そんなことは、どこのお店でも、何の業種でもあるでしょう。

服を見に行っても、自分で似合わないな~と思っていても、店員さんがベタ褒めにしていることって、今まで1度くらいはあったでしょう?

それを真に受けるかどうか、ですよね。

化粧品だから、薬だから、特別、というわけではありません。

世の中、そういう、誇大広告をしてでも売る人というのが必ずいて、本当にまっとうに商売している人があまりに少人数過ぎて、埋もれてしまって、わかる人にはわかるんですけどね、わからない人には、砂漠でダイヤモンド探すような感じ。。?

自分の売っている商品の悪口をいう、営業マンはいませんよ。

それをどこまで信じて買うのかは、消費者側の問題です。

全部信じて買っていたら、破産ですよ~。

こういうクリームを作って、一体、どこの誰が「効く」ことを確認したのかわかるはずもないサイトで売られているようですが、昔から、こういう、人の弱みにつけこむ商品は、売られています。

一番有名なのは、「アトピービジネス」と言われた頃でしょうか。

その後も、おかしなモノは後を絶ちません。

「顔が赤いからなんとかしてほしい。赤いのがイヤ。」と、アトピーでも、普通の湿疹皮膚炎でもかぶれであっても、多くのクリニックを受診すると、ステロイドのホルモン剤が処方されることが多いです。

ステロイドが悪いわけではなく、他の薬同様、効くものには必ず副作用があります。

診察もせずにバカバカと強いステロイドを出す医者がいて、塗ったら、すぐによくなるから、ステロイドが欲しい(しかも大量に、とか)とダダをこねる患者さんもいて、それを説得して、あの時は使ってよかったけど、今回がダメですよ、今回はそこまで強いのを使ったらダメですよ、と説明する時間もムダだと考える医者もいて、また説得したところで、話も聞かず、ステロイド欲しさにケンカを吹っ掛けてくる患者さんもいて、全てが悪循環なんでしょうけど、そのうち、多くの医師が、サッサと、(とりあえず)落ち着かせるために、ステロイド、しかも、本当は思っているよりも、ちょっと強めを、ちょっと多めに処方して、サッサと次の患者さんを診る、となってしまっているクリニックも結構あります。

かぶれとか、ホントい一時的なものであれば、少々強いのを、その部分だけに使うのは構わないんですけどね(診察の上で)、アトピーとか慢性湿疹皮膚炎などの長い付き合いをうまくしていかないといけない病気なのに、どううまくステロイドと付き合っていくか、が最も重要で、どんなに親身になってくれる皮膚科医と巡り会えたとしても、なかなか難しいこともあります。

多くは、皮膚科医以外から処方された適切じゃないステロイドを大量に、しかも強いのを塗っていたり、あるいは、皮膚科医なのに、そういうことをしていることも多々あって、その結果、ステロイドの副作用がバンバン出て、それがまた問題になって、ステロイドが悪いわけではありませんが、使う側。処方する側の問題なのに、「ステロイド全面拒否!」という患者さんが多数出ました。

今でもそういう方はいらっしゃると思います。

「ステロイド=悪」みたいな、新興宗教に洗脳されたかのように、「ステロイドは絶対使わないでください!!」という患者さんが出てしまいました。

その結果、皮膚科にいくと(皮膚科でなくても)、「ステロイドを処方される!」と行かない人も出てきて、その挙句、「ステロイドじゃない、アトピーに効く塗り薬」「漢方のアトピー用塗り薬」など、中身が何かも全くわからないものが、クリニック・薬局・ネット・会員制サロンのようなところで、様々なものが販売されました。

その中でも、「アトピーがウソのように治った!すぐに治った!すごいっ!!」となって注目されたものがいくつかあって、ネット販売のこともありますし、クリニックで医者が患者さんに処方していたこともあります。

あまに効くから、おかしい、と思って、調べてみると、これ以上強いものはない、というくらいの最強レベルのステロイドが入っていて、大問題となりました。

そんなもの、そりゃ塗ったら、すぐに症状は治まります。

ただ、ホントひと時で、そこまで強いのを使ったせいで、副作用がエライことになります。

患者さんも、中毒みたいに、なくなったら、また出てくるから!と絶えず塗り続けることにもなり、そりゃもうエライ騒ぎで。。。

止めたくても、患者さん側も副作用で止められない。。。

(不適切なステロイドの使用をしてしまった場合、それが長期であればあるほど、また強ければ強いほど、元に戻すのは、ムチャクチャ大変です。。。

その中でも、毛細血管拡張が全部自然消滅する、というのは、あまり期待しないほうがいいです。。)

「赤みを抑えるクリーム・薬」に、ステロイドが混じっているのは、ホントに今までにいくつも事例があって、ステロイドが入っているのに、「入っていないのに、効く」と言って売るわけですから、そりゃ、多くの人が買うでしょう。ボロ儲けってヤツですね。

(ちなみに、そんな業者には、必ず天罰が下ります)

昔から、こういう、人の隙をついて、付け入る商売というのは、山ほどあるでしょう。

ステロイドが入っていないのに、誰でもネットで買えて、誰でも効く、しかもすぐに、って、おかしいに決まっているでしょう。

なので、「赤ら顔に効くクリーム」と最初聞いた時に、「ステロイド混ぜて、売られてんのかな」と正直思いました。

赤ら顔でもアトピーでも、それ以外の方でも、わけわからんものだったら、顔に塗るのは止めましょう。

ホントにステロイド入っていたら、どうするんですか。副作用でもますます赤く、ひどく、しかもその後、黒ずんで、ホントに大変なことになります。

元に戻すのに、どれだけの莫大なお金と時間がいるか。。場合によったら、元には戻せないかもしれません。。。

・いらんことはしない

・でどころのわからないモノ、中身のわからないモノは使わない・飲まない

・あやしいモノには、近付かない。

・信頼して、なんでもとりあえず相談できるドクターを、かかりつけで見つけておく、というのがいいんですけどね。。

あやしいかどうか、自分で判断できない時に、なにか助言してくれると思います。

一人で、どの科でも見られるドクターというのは、まあいませんが、かかりつけの自分の患者さんから、いろいろ相談されて、自分の守備範囲じゃなかったら、あの先生がいいんじゃない?○○病院に行ってみる?こんな検査をしてみたら?などなど、どうしたらいいのかを教えてくれると思いますよ。

自分の家族同然、親身になってくれると思います。

(一般病院では、なかなか難しいですよ。1日に対応する患者さんの数も重症度も違ったりしますから。開業医のドクターでないと、なかなか、お一人に時間を取るのは、すごく難しいと思います)

そういう意味でも、かかりつけ医はあったほうがいいですよ。元気なうちに探しておきましょう。

今日は、京大の二次試験の日だったんですね。 私は、人間ドッグに行っていたんですが、いつもよりもタクシーがつかまらなくて、おかしいな、と思っていたら、その時間帯、タクシーがかなり出払って、特に京大周りは、バスとタクシーと自家用車で、溢れかえっているそうな。。。受験でタクシーとは、今時の受験生は、リッチですね。確かに、京大は地下鉄だけではいけない場所なので、車が必要です。。

頑張れ、受験生!ラストスパート~っ!!

さて、赤ら顔の治療の本題です。

どうして、だらだらと赤ら顔の話をしているのかというと、今回のことを書きたかったからです。

肝斑の患者さんで、初診時は、擦り倒しの刺激しまくりの、おかしな化粧品を使いまくりの、挙句のはてに、大阪の悪徳で有名な美容クリニックで、肝斑にレーザートーニングを受け、しかま飲み薬も何もなし、もちろん、スキンケアの話なしで、お金を巻き上げられた挙句、肝斑の見事な悪化、体の色素沈着(昔、アトピーみたいになって、かなりの広範囲、色素沈着が起きってしまった)にも効くからと、体の広範囲に、そこでトーニングをされ、これまた見事に悪化、悪化したことを言ったら、続けたらよくなるからと、またまたお金を巻き上げられ、ますますひどくなって、さすがにこれはおかしいとうちに来られた方です。。。 安いからと、韓国で、ボツリヌストキシン(注:ボトックス®ではないでしょう)だったか、ヒアルロン酸(どこのメーカーなのかも詳細は一切不明)だったか、もわざわざやりに行ったことがある方です。。。

(雑誌に、美容医療は韓国が安くて、しかも素晴らしい!みたいなことが書いてあったから、そのまま信じちゃったパターン。。。)

次から次へと、あ~あ~という典型的な、おかしなことはおかしなことを呼んでくる、類友状態だったんですが、長時間に渡り、何度も何度も説明して、患者さんも頑張って実践されて、時々、またおかしなことにフラフラ~といきそうになるのを、行く前に、私に聞いてからにしようと、とりあえず「止まって考える、考えてもわからない時は聞く」ということができるようになった方です。

最初は、お肌はボロボロで、顔全体にドス黒い、まだらの色素沈着(顔中、肝斑と思ってください。)の中に、さらに濃い肝斑があり、そして全体を覆い尽くすように、顔も赤く、正確には、赤黒く。。。

そういう方の場合は、まずは、スキンケアとおかしな化粧品は使わないことと、早くよくするのに、うちではジェネシスを使います。

こういう方って、実はこの方だけでなく、とても多いんです。

使っている化粧品の名前が違うとか、やっていたおかしなスキンケアが違うとか、引っかかったクリニックが違うという、名前の違いくらいで、韓国に行って美容治療を受けていなくても、韓国製の化粧品を使っている方も多いですし、エステでの施術もそうですし、TVと雑誌の影響ですね

そのまま、視聴率・購買獲得のための戦略に、まんまとはまってしまった方々。。

みなさん、肌ボロボロです。。ええ、そりゃもう、ひどいんです。。パッと見ただけで、どれだけアカンことをやってきたのか、推測できるくらい。。。

一刻も早く治すコツは、さっさと、そういうおかしなことから、一刻も早く逃げ去ることです。もう、関わらないっ!!

それにつきます。

医療は、あくまで、その補助です。ちょっと助けてくれて、早くよくしてくれる手助けをしてくれるもので、優先順位が一番になるものではありません。

さて、その患者さんもかなり頑張って、赤みが落ち着いたところで、ジェネシスから肝斑セット(ライムライト使用)に変更になり、今ではまだら感もなく、色白ではないですが、均一の綺麗な肌になり、キメも整って見えているし、ほっぺたのトップの位置には赤みがあるものの、チークを引いているように見える、という、とてもお得な肌になっています。

日焼け止めを塗ったら、ファンデいらないんじゃない?というレベルになり、前回から、肝斑やくすみはそれほど目立たないので、肌が明るくなって、赤みが見えやすくなってきたから、ジェネシスに変えましょうか、と戻したところでした。

いろいろ気になることもある方で、

(おかしなことに引っかかりやすい方は、みなさん、欲張りな方が多いです。

欲張りは、悪いことじゃないんですが、欲張りの方向が、いい方向に向かっていないというか、他力本願というか、棚から牡丹餅というか、簡単に飛びつき過ぎというか、そんなうまい話、あるわけないやん、という欲張りです。

欲しいモノは、自分が一番頑張る!そういう欲張りだったら、すっごいいい方向に行くんですけどね=。)

お近くの方ではないので、そうしょっちゅう来れるわけでもないし、冷えのぼせもあり、漢方もいろいろ試していたところで、そこに花粉症も合わさって、真冬で湿度が下がって、お肌も乾燥してバリア機能が落ちていたところに、花粉のアレルギーもあって、ちょっとお肌がピリピリしちゃっていたところに、エビーゼの日焼け止めを塗って、さらにその上にナビジョンの日焼け止め(SPF50 PA++++)を塗って、さらにその上からビューティフルスキンの日焼け止めパウダーをはたくということをされていました。。。

一体、どの地域で、紫外線にさらされるというんでしょう。。。

真冬は、アウトドアや雪山登山、南の島への旅行時などを除いて、日焼け止めは、なるべく刺激にないものを最低限に、乾燥させないようにをメインに、塗るように、シミ・肝斑の方には申し上げています。

紫外線の強い季節であれば、日焼け止めはかなり重要ですが、肌が荒れている時、調子の悪い時には、順位が下がります。

調子の悪い時には、肌に触るのは最低限にしないと。触ることでの刺激というのもありますから。

どの程度まで触るのか、保湿はどこまでのモノなら塗っていいのか、化粧はどうするのか、洗顔は?と考えないといけないこともたくさんあって、冬であれば、ホントに後回しにしていることが多いです。

使われた日焼け止めは、どれもその方には合っていたものですし、商品自体も質のいいものですが、調子の悪い時に、なんで、日焼け止めだけのために3回も触るねん、って話で、直接の赤みも原因ではないですが、「触る」という刺激が、赤みを増強させた原因にはなっていると思います。

そのことは、患者さんもご存知のはずなんですが。。。

だって、そういう経過を一緒に歩いてきたから。。

花粉症が皮膚のほうにも出てきていたので、少し赤みが増えていましたが見た目は全然おかしくもないし、私は、その割にいい状態を保てているな、と思っていたんですが、患者さんからしたら、顔色が明るくなった分、余計に気になるようで。。。

気になるから、、また触る、触るから、また赤くなる、という、鶏が先か卵が先か、と同じですね。

やっと落ち着いてきたかな、と思うと、新しい刺激がなにか起こるんですね。

患者さんが意図してやったことでなくても。

花粉症の時期は気を付けないとね。

その新しい刺激を最初の一撃を受けてしまうのは、これは誰であったとしても、一生避けて過ごせるものではありませんが、その一撃を受けた後ですね、大事なのは。

おかしい、と思って、逃げ切れるか、そのまま、刺激の攻撃を受け続けるのか。。。

ご自身で、受診するまでの期間の間に、どこまで気付くかどうか、にかかっているわけですが。。。

おかしなことをまたやってしまうと、類友なので、またおかしなことを呼んでくるようで。。。

その方が、「赤ら顔に、ビタミンKが効くらしい」と言い出されました。。

また、エライところに飛んでいったな。。。

う~ん。。。。

医薬品で、ビタミンK剤というのは確かにありますが、赤ら顔で使うものではありませんし、もちろん、飲んでも効きません。

めったにない病気ですが、ビタミンK欠乏症という病気で使うものです。

他の病気でも使うこともありますが、かなり特殊な場合だし、そうめったに使う薬ではありません。

一般に飲むビタミン剤(BとかCとか)とは、全然違うものです。

市販で売っていたとしても、はあ?と思います、副作用をどう考えているつもりなのか、と思いましたが、市販のもので副作用が出るほどのモノが売れるわけがないので、ということは効果も出るわけありませんから、一体どういう目的で、市販で、「ビタミンK」を売っているのかは、知りませんし、わかりません。

で、患者さんがネットから得られた情報によると、ビタミンKのクリームを塗ったら、赤ら顔が治ると。。。。

私の勉強不足かもしれませんが、私は、そんな治療法は知りません。

ホントに勉強不足だったら、申し訳ありませんが、う~ん、聞いたことがありません。。すみません。。。

まず、ビタミンK配合の医薬品の塗り薬というものがありません。

(勉強不足だったら、すみません。。大学で皮膚科を勉強した間、一度も名前を聞いた記憶もないです。。。)

もし、あるとすれば、医師が自分で、クリーム基剤などに、ビタミンKの薬物を混ぜて作るか、どこかの専門の会社に個人的に作らせるか、になると思うんですが。。。

昔は、いい化粧品も医薬品の塗り薬もなかったですから、飲み薬や注射薬を、なにかに混ぜて、皮膚に塗るようなことがありました。ないものは仕方ないから、自分で作るしかなく、患者さんをなんとかよくしようと考えた、昔のドクターたちの努力であり、苦悩です。それが効いたかどうかが別として、悪化がなければ、使っておられたと思いますよ。

でも、これだけ化粧品の科学が進歩して、いろんなことがわかってくると、ただ混ぜただけでは、肝心の効かせたい深さまで(場所まで)全然届いていなかった、ということも、薬の種類によっては、わかってきました。

製薬会社や大学などの研究施設などがちゃんと実験で確認して、データーを提出して、厚労省が認可した薬とは別物で、医師が勝手に作った自家調剤の薬は、その作った医師の全責任として、患者さんに処方はしてもいいのはいいんですが、だからと言って、それが効いているのかどうかは別問題です。

どこかのドクターが、ご自分なりの理論で効くと考えて、自家調合して、実際、自分の患者さんに試してもらったら、大勢の方が効いて、やっぱり効くんだ!と思ってやっている分には、学会発表なり、医学論文なりにならないと、表には出てきません。

で、その治療法も、ある程度メジャーにならないと(多くの医師に受け入れられないと)、知っている医師は全然いない、ということにもなります。

まあ、知らしめるのが目的ではなく、患者さんさえ満足してくれたらいいや、という場合は、大体的にされているわけでもなく、目立たずに、処方されているわけですが。

ビタミンK剤のクリームを塗って、赤ら顔に効くとは、私はちょっと考えにくいです。

理論上、やりたいことはわかりますが、果たして、毛細血管の深さまで、入っていって(皮膚から)、しかも毛細血管を破壊するところまで血栓を形成するとは、ちょっと考えにくい。。。

もし、ホントに、これが効いたら、大量に、広範囲に塗ったら、血栓だらけになる可能性があるわけで、効く=副作用がある、ということですから、大変なことになりますよ。効くような薬は危なくて、処方は、ようしません。

ビタミンK剤の塗り薬の使い道がなければ、製薬会社も儲かりませんし、需要もなければ、売りもしないし、開発もしません。

医学的な使い道が、果たして外用にあるのか。副作用の問題もあるのに。

今後、もしデーターを取って、発売までこぎつければ、使う機会もあるのかもしれませんが。。

美容医療では、レーザー等を使います。

うちでは、毛細血管拡張には、ジェネシスの設定を変えて、ロングパルスヤグレーザーを、血管1本1本に照射して、血管を潰していきます。

うまくいけば、1回で血管は消失しますし、回数や時間のかかることもありますが、効果はいいです。

どの大きさの血管までやっつけられるのかは、レーザーの設定によります。

大きい血管を破壊できればできるほど、副作用(血栓の形成・血管の破綻による内出血・内出血による紫斑)などのリスクも増えます。

あと、強いレーザーなので(1回で血管が消えることも多いですから)、痛いです。

(麻酔はしませんが、うちでは、たくさんあてるのは、勧めていません。最初は、2~3発で様子をみたら?と言っています。慣れてきたら、患者さん次第ではありますが、大量にあてるものでは、私はないとおもっています。)

うちのは、1発が直径3ミリですから、届く深さも、範囲も、限定できるわけです。

塗り薬(がもしあったとして)で、広範囲に塗った時に出るだろうと予想される副作用とは違います。

治療範囲が小さいということは、安全性をより高くしている、ということです。

(あくまで、塗り薬が本当に効くと仮定した場合の話で、そんなものは多分ないので、あくまで架空の話です)

さあ、その架空の話だと思っていたら、なんと!ネットで売っているらしい。。。医薬品でもないと思いますが。。。

医薬品でないなら、どうして効くんでしょう。血栓ができるものをネットで売るんですか?血栓ができなかったら、なんで毛細血管が減るんですか?どういう機序で赤ら顔に効くんですか?誰でも買えるんですか?

恐ろしいですね~。厚労省や警察は知っているんでしょうか。。。効くなら、医師法違反では?薬事法違反では?製薬会社だったらいいの?薬なの、それ?

本物だったら、そりゃ大変ですよ!すぐに通報しないと!(笑)危ないんじゃない?

→続く

赤みのこと、どこまで書きましたっけ?

「透けて見える」ってことに話をちょっと戻しますが、例えば、顔のシミ、シミの茶色が見えたからって、「透けて見えてる」って思います?

シミだって、皮膚の一番外側にのっているんじゃなくて、皮膚の中に埋まっているわけですよ。毛細血管がある場所よりは、上ですが。

だからと言って、「透けて見えてる」って思いませんよね。

じゃあ、アザは?赤ちゃんの時の蒙古斑、覚えていますか?

おしりの青アザです。

青アザも顕微鏡でみると、黒っぽい色素が皮膚の中に埋まっているだけです。

その黒っぽい色が、皮膚の中でも、深めにあるのか、浅目にあるのかで、茶色く見えたり、グレイっぽく見えたり、青っぽく見えたりするわけです。

(ベージュなのか、焦げ茶なのかは、色素の多さの違いです)

青アザも、「皮膚が透けている」って思います?おしりだけ、皮膚が薄いんですか? ってね。

エステや化粧品を売っている人って、人にもよりますが、なんかもっともらしく言って、自分たちの売りたい商品がさも、それに都合よく合うように、素晴らしいように誘導していこうとしているだけですから、まともに話聞いていたら、お金も顔ももちません。

特に、エステでは、毛細血管拡張を見かけると、「お客様の肌は薄いので、施術をすると赤くなりやすいので、ご了承ください」とか言って、お金払わせるんですよ。

「肌が薄いから、赤くなりやすい」と事前に言うなら、お金取って施術するな!と言いたいっ!皮膚科への受診を勧める、っていうのが、先ではないですか~。

そんな赤い皮膚に、医者でもないのに、わかわからんことして、責任取れるんですか~っ!!

挙句の果てに、わけわからんことを、そんな赤い肌にするから、赤みがひどくなるのは当たり前なのに、「赤くなったのは、貴女の肌が薄いからだ」と言われるわけです。

(ちなみに、まともで良心的なエステであれば、何かあったら困るから、施術はしないはずです。そして、皮膚科に行くように言うはずですよ。)

ちなみに、ちなみに、エステやサロンで、なにかされて、赤みなど皮膚がトラぶったら、すぐに皮膚科に行って、診断書をもらいましょう。そして、警察に相談に行ってください。当たり前ですが、エステやサロンは、何かを治すところではありません。悪化することはあっても。

顔が赤いのって、茶色のシミもそうですが、皮膚(体)が、何かに気付いてほしくて、信号を出しているわけです。

なにかイヤなこととか、困っていることが、皮膚(体)にあるんだと思います。

気付いて~!!って。

生まれつきのアザとか、あとから出てくる後天性のアザは、もう決められた運命みたいなものですから、何かに対しての皮膚(体)の抗議でも叫びでもありません。

なにかの刺激によって、皮膚(体)は必要だと思って、赤くなったり、拡張したり、場合によっては、増えたりします。

その刺激が一時的なものであれば、そのまま消えていくこともあるし、増やしたり、拡張したものの、もう必要ないかな、と判断されれば、体のほうで元に戻す場合もあります。

実際、おかしなことを止めるだけで、赤ら顔はかなり落ち着くことも多いです。

ただ、その刺激が続いた時間経過があまりに長いと、あるいは、そんなに長くはなかったけど、刺激が強すぎた場合など

(この期間の長さや刺激の強さは、数字で平均などがわかるものではありません。

ホントに千差万別なので、これだけは、どこまでやったから、赤くなる、赤みが取れなくなる、とわかるものではありません。今の医学では。)

ビタミンも漢方も栄養療法もレーザーも大事ですが、どれが大事なのかは、個々の状態によって、全く違います。

そして、何より大事なのは、皮膚の機嫌を良くしてあげること、です。

労わるというか、優しくするというか、過保護ではなく、いらんことやおかしなことは止めてあげる、というのが最優先課題です。

コンプレックスって、人によったら、もう気になって気になって、気が気じゃない時って、ありますよね。

そういう時こそ、少しでも冷静にならないと、折り込みチラシやネットやTV雑誌の誇大広告など、どこにでも、そういうのはあって、冷静でない時であればあるほど、そういのに心の隙を突かれて、引っかかったりします。

ものすごく気になって、悩んで悩んで、というなら、まずは、自分を冷静に見て、いらんことを全部、きっぱりと止めましょう。

一瞬で消えるわけはありませんが、日一日と、ボワーッとした赤みは徐々に薄くなるはずです。(限界はありますよ)

ただ、毛細血管拡張は、なかなか難しい。。。

いらんことを止めてあげて、時間をかければ、体が、「必要ないのね」と消してくれたらいいんですが。。。

今まで散々、いらんことを続けていたのであれば、体も、もう、自然には消してくれないかも。。いえ、ものすごく時間をかければ、消える可能性はあるのかもしれませんが、いつまで待ちます?1年?2年?5年?10年?

待てる方はいいですが、気にしている方は、待てないですよね。

待てないんだったら、サッサといらんことを止めるっ!!

1分1秒でも早く止めたんだったら、ちょっとでも早く良くなります。

イメージとして、足し算ではなく、掛け算、あるいは、二乗くらいに思ってください。

拡張してしまった毛細血管は、基本レーザーや光でやっつけて、消していくしか、なかなか効果のある治療はないと思います。

この拡張した原因は、種類のよらないです。

どんな原因だとしても、拡張してしまったら、なかなか難しい。。。

拡張する瞬間を見たわけではありませんから、あくまで患者さん方の話を聞いての経験による私の考えですが、

血管が拡張する前に、ボワ~っと赤くなるとか、繰り返すとか、なにか「前触れ」があったはずです。

それを無視するから、どんどんひどくなったのではありませんか?

また、そういう経過に限って、ほんのちょっとだけ、マシになる期間があって、それでまた、いらんことを再開して、と繰り返している方がとても多いです。

マシになった後でぶり返した時って、以前よりももっとひどくなってなかったですか?

どんどんレベルアップしているような。。

マシになった時って、ちょっと皮膚の機嫌が戻りかけたのか、回復しようとはしていたんでしょうね。でも、またいらんことをするから、皮膚が本気で怒ってしまったんでしょう。。

気が付いたら、とんでもないところまで来てしまった。。。という感じなんですかね。

でも、着実に、その階段を上っていた原因が、なにかあるはずです。貴女がわざとしたことでなくても。

気が付いたら、突然、拡張していた!ということがあるかもしれませんが、じつはずっとあって、目立たなかっただけ、とか気付かなかっただけ、という場合も多いと思います。

その経過を診ていないので、確信ではないですが。。

ホントに、いらんことをさっさと止めた方は、レーザーするにしても、早く良くなります。良く効く、というか。

それは、シミも肝斑でも、なんでもそうです。

機嫌のいい皮膚というのは、治療がよく効きます。一緒に、綺麗になるのに、協力してくれますよ。

→続く