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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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子供の夏休み真っ盛りでしょうか。もう8月になりますね。

子供さんと一緒に、アウトドアやプールや海などに行かれる患者さんも増えてきました。

10歳までのお子さんがいらっしゃる方々は、お子さんの紫外線対策ってどうされていますか?

帽子のつばとか、気にして選んでますか?

服装は?日焼け止めは縫ってあげていますか?

どこまでやったらいいのか、目安はご存知ですか?

 

ていうか、まず自分自身の紫外線対策できていないのに、子供の分までやってられませんよね?

ご自分にするにも、紫外線対策の知識が必要です。

どこまでやっていくのか。やったほうがいいのか(できるかどうかが別にして)。

 

で、まず、自分にもやっていて、子供にもやっていきたいと思っていらっしゃる方、あるいは、知らなかったけど、やれるかどうかわからないけど、まずは知識として知っておきたい、という方に、ひとつの目安のご提案です。

 

日本臨床皮膚科医会http://www.jocd.org/ という学会がありまして、申し訳ありません、私、入っていません。。

いや、もちろん私が入っていないのがおかしいのであって、素晴らしい学会です。

そちらのHPのトップに、素晴らしい情報が載っています。どなたでも見れるところがすごい!

 

「学校生活における紫外線対策に関する統一見解」http://www.jocd.org/pdf/20150929_01.pdf

「保育所・幼稚園での集団生活における紫外線対策に関する統一見解」http://www.jocd.org/pdf/20150929_02.pdf

この「統一見解」というのは、日本臨床皮膚科医会と日本小児皮膚科学会の統一見解、ということです。

 

これは、もちろん、医者から紫外線に当たってはいけないと診断を受けているような特殊な子供は、全然別の話ですよ。

普通に、他の子たちと同様に、みなさんが子供のころと同様に、普通に紫外線に当たっても、とりあえず今すぐ命に関わることがない場合の話です。

 

ここに載っている紫外線対策の方法は、とても具体的でわかりやすく、お子さんのいらっしゃる方には、とても参考になるのではないでしょうか。

自分自身にも、ここまでやっていないのに、と思われた方もいらっしゃることはないですか?

 

こういうのを読むと、小学校。幼稚園・保育園に、ここに書いてあることを、要求される親御さんがいらっしゃいます。

気になる方は、要望は出されたらいいと思いますが、全部のことを学校や園にしてください!とさせるのは、なかなか難しいと思いますよ。

要望を聞いてもらえたら、ものすごくラッキー!と思われたほうがいいです。

 

まず、運動場やプールなどにテントですが、テントがあればいいですが、なければ買わなければいけません。

そのお金、どこから出ますか? 簡単に予算が下りればいいですが、下りなかったら買えません。

保護者会で出してくれますか? 出す、寄付する、というなら、すぐに用意してくれるかもしれませんが、そう簡単に、お金がわいてでてきませんしね。

 

また、テントがあったとしても、テント張って、ほっておくわけにいきませんから、毎回片付けないといけませんよね。

(そのまま、ほっておいて、強風が吹いて、倒れたり、飛ばされたり、それで子供がケガでもしたら、安全対策がなっていない!とまた大問題になるでしょう。学校側は、毎回片付けることになると思います。)

その手間暇、誰がしますか? 学校の先生方ですか? 今でも仕事いっぱいなのに、これ以上、残業を増やせと? 下手したら残業代も出ていないかもしれないところに、サービス残業してくださいって?それとも、保護者会で毎回設置片付けしてくれますか?

 

体育やプールの時間の前に、日焼け止めを塗りたい子に、塗る時間を用意してあげる(自分で塗らす)というのはいいと思いますが、全身一人で塗れないので、ラッシュガード上下着用となると思います。あるいは、ラッシュガード着たい子は着たらいいですよ、と許可制になるかも。

こういう全員が揃っていない場合、どちらかが少数派だったら、今の時代、いじめにならないんでしょうか。 少数派は、多数派から、いじめられるのは昔からでしょうけど。。。

ラッシュガードが買えないおうちがあったら? あるいは、親に、そういう理解がなければ、買わないので、着れませんよね。(給食代すら払わない親もいるというのに、ラッシュガード、全員買いますかね?

学校側が無料配布も無理でしょうし、貸出にしても、予算が必要です。着用するということは、誰かが買わないといけません。

 

また、日焼け止めを塗るにしろ、ラッシュガードを着るにしろ、今までよりも時間を取るわけですから、その分、体育やプールの時間を短くするのか、それとも全体の終わる時間をあとにずれこませるのか?

あとにずれ込んだら、塾だのお稽古に遅れると、クレームにならないんでしょうか?

 

日焼け止めが自分で塗れる子(上下ラッシュガード着用であれば、顔・首・うなじ・ひじ下・ひざ下くらいとかなり塗る面積も減ります)はまだいいですが、塗れないくらい小さい子は? ラッシュがード着ないとなったら、全身塗らなきゃいけないわけです。

誰が塗りますか?

学校や園の先生ですか? その時間はどうしますか?

 

ここに書いてあったことを、休みの日に、お子さんを海やプールに連れていって、同じことやれ!って言われたら、こんなの、わかっているけど、忙しくてやってられないっ!!と思いませんか? そう思いながらもやれたらいいですが、無理な時は無理でしょう?

それを同じなのに、学校や園の先生に、強制させるとか、どうしてやってくれないんですか?!と責めるのは、そりゃ向こうにも事情がいろいろあるでしょう、と思います。

 

日焼け止めを塗らせてほしい、ラッシュガードを着たいんですが、という希望を却下された場合は、それは、堂々と、どうしてですか?!と詰め寄ったらいいと思いますが、仮にクラス全員が希望しても、いきなりできない事情もあるわけです。

 

全部を学校や園に求めるのは、そりゃ無理です。

先生一人で、大勢の子供をみていて、今でもかなり大変なわけですし、なにかあったら、すぐにクレームになる時代ですから、もう学校側はかなりキャパオーバーだと思います。

 

そもそも、そういうお母さん方が子供の時に、プール行こうが体育しようが、真っ黒に焼いていたでしょ?貴女のお母さんは、貴女にそういうことしてこなかったでしょ?

当時は、まだそこまで紫外線の害のこともわかっていなかったし、言われていなかったので、時代が違う、と言われたらそれまでですが、でも、それで、何か困りましたか? 今、皮膚癌になっていますか? 皮膚癌になったとして、子供の時に浴びた紫外線だけが問題ですか? 大人になってからは紫外線対策をやっていたんですか?他の刺激はなかったんですか?癌に強い免疫力があるくらい、そもそも肉や魚を食べていたんですか?って、話です。

 

医学が進歩して、確かに子供のころからの紫外線対策は大事です。

でも、だからって、全部、365日学校でもどこまで実践は無理です。だって、子供の場合、誰かがしてあげないといけませんから。

 

そこまで気になるなら、家で、学校から帰ってから、遊びに行く前に、紫外線対策するとか、学校に行く前の朝に、たっぷり塗ってあげるとか、休みの日に、家族で遊びに行く前にちゃんと対策してあげるとか、そちらが先です。

それだけでも、かなり違いますよ。

それができないなら、学校や園だけ、やってくれない!って責めてもダメですよ。

 

プールに授業で、学校側が日焼け止めを嫌がる原因のひとつに、日焼け止めが溶けて、水が汚染されることです。

子供用で、なかなか耐水性のものって、売っていませんから、プールだと溶けて流れてしまいます。(なので、結局、紫外線対策にもなっていないんですが。。)

こんなことを、大勢の子供にされると、あっという間に水を全部変えなきゃいけないし、プールの掃除も大変です。

そのお金はどうしますか?

学校のプールなんて、大きすぎて、予算のことがなによりありますから、季節前に掃除して、水入れて、その1回でいくことがほとんどじゃないでしょうか。

だから、嫌がられるんです。

 

昔に来られた患者さんの話ですが、小学生低学年ぐらいだったと思いますが、買われた日焼け止めがお子さんにも使えますよ、と声をかけたところ、子供にはドラッグストアの安物でいい、こんないいのは塗らせない、とおっっしゃってました。

1回レーザーするのを止めれば、日焼け止め10本くらい買えるのに、お金をかける優先順位は、自分の顔なわけです。

その家庭の問題ですし、価値観はひとそれぞれですが、もし私だったら、こんな母親嫌いだろうな(こういう人の場合、日焼け止めだけでなく、一時が万事だろうし)、子供があとから知ったら、すっごい悲しいと思いますけどね。。。

子供にこそ、まだ皮膚が弱いですから、少しでも質のいいものを塗ってあげてほしいものです。

 

うちの患者さにも結構多いですが、自分の漬かっている日焼け止めが、ウォータープルーフかどうかすら把握していない方って、結構いらっしゃいます。

きっと強いと思います、って、かなりてきと~。(商品名を聞いたら、どこがウォータープルーフやねんっ!!ということ多数。。)

 

ということは、子供に日焼け止めをもたせたとしても、それ自体がウォータープルーフじゃなければ、なんの意味もないし、これまた水が汚れますから、学校側は、泳ぐ許可を出さなかったり、あるいは、そういう子が増えてくると、再び、日焼け止め禁止、ということになったり。。

全員の親が、同じように、準備してくれるわけではありません。

 

また、ご自身の塗っている量も、無茶苦茶少ないのに、子供にどうやって教えるんでしょう。

まず、自分がちゃんと紫外線対策が必要なことがわかりますか?

 

日焼け止めを的確に塗る、というのは、本人の意識だけでなく、知識も必要です。

自分にできない場合は、学校や園にお願いするのも、してくれたら、感謝しないいけませんよね。要望はしても、クレームは止めましょう。

どこまでの紫外線対策をするのかも、個人によって違います。

ご自宅でそこそこできていれば、学校側がしてくれない!と、そんな怒ることでもないと思います。ほんと、してくれたら、ラッキーです。

ちゃんと栄養が摂れていれば、学校の体育やプールの時間くらいの紫外線であれば、そんなに負けない体になると思いますよ。

この世の中、できることとできないことがあるんですから、できることから始めていきましょう。

それだけでも、だいぶ変わります。

紫外線を100%カットすることもできませんし、する必要もありません。

ある程度の適度な量の紫外線は必要です。

それでも神経質になったり、過敏になっているとしたら、貴女がまず紫外線に当たらなければいけないのと、栄養療法をお勧めします。栄養で、バランスを取りましょう。

 

H28年6月30日、「小顔矯正」をうたっている整体院などに、消費者庁が、表示を改めるように措置命令を出しました。

ニュースで観ましたか?

残念ながら、私は観れなかったんです。全然知らなくて、打ち合わせの時に、偶然教えていただいたわけです。

ちょっとブログに書くのが遅くなってしまいましたが、きっと知らない方も大勢まだまだいらっしゃるでしょうから、一旦落ち着いたころに、また知っていただくためにブログに上げておく、というのも大事ですね~。

今回のブログは(というか、いつも)拡散希望です!どんどん広めてくださいね。被害者をこれ以上出さないために。

 

さて、つい先日まで見れたんですが、さきほどからリンク先をクリックしても、エラーばかり出て、ファイルを開くことができません。

厚生労働省のも、消費者庁のも、両方です。なぜでしょう。。。私のパソコンが悪いだけでしょうか。。

「小顔矯正 措置命令」とか「小顔矯正 消費者庁」「小顔矯正 厚生労働省」などで検索をかけてみてください。

http://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/#public_information

上のは、消費者庁の景品表示法関連の報道関連資料のリンク先です。このページの真ん中下あたりくらいでしょうか。

もちろん行政からの措置命令ですから、業者は全て名指しです。

簡単に言うと、小顔になんかできないし(矯正うんぬんの問題ではない)、一瞬むくみを取るなとして、ちょっとすっきりしても、矯正できたわけでもないし、しかも維持なんてできるわけがない(むくみ取っただけだから)のに、さもできるように宣伝広告していたことが大問題なわけです。

科学的根拠もあるはずありません。

(消費者庁は科学的根拠を示す資料の提出を求めたらしいですが、そんなものはあるはずがないので、実際、なかったとのことです。それで今回の措置命令です。)

 

こうやって、措置命令が出されたにも関わらず、まだネットで「小顔矯正」をうたっているあやしいサロン・整体院は山ほどあって、ほんと、こういう詐欺行為が横行していますね。。なくなりません。。

 

普通に考えて、頭蓋骨動かしたら、ヤバい!って思いませんか?

だって、脳みそ入っているんですよね。

頭蓋骨だけでなく、体の骨だって、そんな数ミリもいきなり動かしたら、、大変ですよ。

 

テレビで、タレントさん使って、すっごく痛くして、顔潰しまくって、「痛い~っ!!」て叫ばせて、「ほら、小顔になったでしょっ?!」と番組もひっくるめて、グルか?!と疑いたくなるような構成だったりすることも多いです。

番組作っている人は、それとも本気で、「小顔矯正」されていると思っているんでしょうか。。

まあ、スポンサーは大事ですし、視聴率も大事ですから。。

(だったら、「痛い~!!」ってだけで、効果を言わなきゃ別にいいと思うんですけど。。取材された整体院は、あるわけもない「効果」をもらわないと、そりゃ困りますよね。)

 

あんなことしてたら、女性だと、そのうち頬骨骨折する人、いるんじゃないのかな~と思っていました。

もちろん、顔は擦られまくるので(ガーゼかタオルを置いて、顔ぐいぐい潰してたいたところも多いようです。タオルなど置いておいなくても、あんだけ顔潰されたらねえ。。。)、皮膚は最悪です。真っ赤に炎症を起こしたり、そのせいで肝斑の悪化やシミになった方もいるかもしれません。

私から言わせれば、よくそんなことを自分の顔(顔ですよ!顔!)にさせるな~と、ある意味感心しますが。。

 

ほんとに無茶苦茶するところもあるでしょうから、頭蓋骨の中の脳は大丈夫か?!とそちらも心配です。

脳挫傷とかならないのかね。頭も潰されてたでしょ。もう傷害罪ですよね。

(実際、痛みが消えない、アザができた、真っ赤になった、などなど健康被害があったら、警察に行ってください。傷害罪になると思いますよ。)

 

あと、首もぽきぽきならすでしょ。首もぐいぐい向きいきなり変えるでしょ。

危ないわ~。

以前にも、厚労省が首ならすな、って、注意勧告を出したような気がしますが。。

(マッサージで、関節ボキボキ鳴らす、マッサージ師の人、いるでしょ。あれ、最悪です。

ああいう人に当たると、うわ~っと思って我慢することもありますが、止めてください、と止めることもあります。

ボキっ!と鳴らされた瞬間に、関節の軟骨がはじけ飛んでいます。

昔、NHKで、整形外科のドクターが止めてくださいと言っている主旨の番組で、整形外科医立ち合いのもとに、それを証明する実験を見せておられて、レントゲンで、見事、軟骨、飛んでましたね!

整形外科医で、ボキボキ鳴らすのを勧めるドクターは、知っているはずですから、いないと思いますよ。

飛ばされた軟骨は、また作ればいいわけですが、ちゃんと動物性たんぱく質を食べていない人は、そうそう作れません。。

だから、年とると、だんだん関節痛くなって、言うこと聞かなくなるでしょ。再生がうまくいっていないから、壊されたままだったりするわけです。

 

「小顔矯正」に話を戻します。

厚労省の注意勧告だったか、「小顔矯正」で重傷被害報告、って書いてあったと思いましたが、リンクが見れなかったので、みなさんも検索して確認していただけますか?

 

あまりにも、美容・健康・サプリなども詐欺まがいや健康被害が出たりと、ひどくなっていて、取り締まりもしてもしてもキリがないのが実態なんでしょうけど、あまりに悪質で被害者が多すぎとなると、かなり厚労省と消費者庁が動いてくれるようになったような気がします。特に、消費者庁ができてからかな。

担当の方々が大変なのはわかっておりますが、どんどん頑張って、摘発お願いいたします!!

こういうのに、飛ぶつく人は、また違うものに飛びつくことも多いんですが、こういう時代だから、行政がある程度、消費者に注意喚起をどんどん促すのを増やしてあげるしかないですよね。。

どうして、そう簡単に、信じるかな~。冷静に考えたら、そんなもので、小顔になんかなるわけないのにね。

欲が深いとろくなことになりませんね。。

 

 

アトピーで、皮膚科や皮膚科以外のクリニックに通院している患者さんって、すっごくたくさんいらっしゃると思います。

もちろん、保険診療で。

 

でも、残念ながら、今の保険診療では、根本的な治療ではなく、炎症(赤み)があるからステロイドやタクロリムスを使う、乾燥しているから、保湿剤を使う、かゆみがあるから飲み薬を使う、まあ、似たりよったりだと思います。

基本は、コントロールしていくものであって、今言った治療で、解決ができるわけではありません。

 

それは、アトピーに限らず、ほんとの病気の治療が対症療法です。

だって、医学がまだそこまで進歩していないから、仕方ないです。

しかも保険適応となると、最新の医療がみなさんに提供できるわけではありません。それは、日本の健康保険のシステムとしてもうどうしようもないことです。

 

でも、アトピーにしても、悪化させる原因をなるべく避ける、スキンケアをしっかりしる、飲み薬なども使って、悪化させないようにコントロールする、って、たったこれだけでも、結構いい状態(アトピーにしては、という意味ですが)を維持できることもあります。

ケースバイケースですが。。

 

ただ、保険診療の皮膚科では、皮膚科だけでなく、他の科でも、お一人の保険点数は低い(お一人からもらえるお代金のこと)、患者さんは大勢待っている、となると、薄利多売と言いますか、一人一人に時間をかけていたら、診察は終わらないし、下手したら赤字だし、待合室は殺気だってくるし、と、「時間をかける」というのは、かなり難しいと思います。

 

基本、どこに行っても、保険診療はそういうものだと思っておいてください。

そうでないところが見つかって、通うことができたら、とてもラッキーなことです。それくらい、なかなか見つからないと思っておいてください。

 

さて、アトピーですが。。

よくうちに来られる患者さんも、うちが初めてではなく、もうすでに、他のクリニックに通って、ステロイド三昧になっている方も多いですし、皮膚炎がバンバン顔に出ているのに、誰からも化粧品を止められることなく、余計に悪化させている方、無茶苦茶多いです。。 あ、ちなにみ、こういう方は、自費治療(美容だったり、スキンケア相談だったり、栄養療法だったり)で来られた方です。

 

そういう方の大半が、これまたびっくりすることに、皮膚科ではないんですよね~。

 

どうして、皮膚科じゃないところに行ったんです?とお聞きすると、「アトピーやアレルギーで有名だったから」とのこと。

確かに、HPを観ると、「ステロイドをなるべく使いたくない」「食事療法」などなど、いろんな誘惑の言葉が並んでおりますが、実際、患者さんがもらっているのは、結構強いステロイドで、普通の皮膚科医の感覚では、それ出すか?!というようなことも。。。すっごいひどいところになると、保湿剤が一切出されていない。。。ステロイドのみ。。

食事療法をうたっているところでも、食事指導をされた方はほとんどいなくて、まして、皮膚もちゃんと診てもらったことない、と言われる方も多いです。

顔なんて、洗顔したことないし、どうですかと聞かれて、いつもと同じ薬(ステロイド)が出されるだけ。。。

 

なんじゃあそりゃ~っ!!

 

おかしいなと思っているけど、薬だけもらいに行っています。。。

 

もう、これ、最悪です。

ステロイドの副作用が起こりかけたり、起こっていたら、一体誰が気づいてくれるんでしょう。。

薬局で、アトピーや慢性湿疹皮膚炎の方が、ステロイドを買い続けるのもどうかと思いますが、薬局で買える薬の強さには限度がありますから、医者が処方するとなると、いくらでも強いのが出せるわけです。

ああ。。。恐ろしい。。。

 

皮膚科に行ったから、適切なステロイドかと言うと、それは、わかりません。。。

同じ皮膚炎でも、どの強さのステロイドを使うかは、医者の好みというか考えが違っていて、正解はあってないようなものです。

概して、開業医さんのほうがちょっと強めかなと思っています。(私の独断と偏見ですが)

でないと、すぐに落ち着かないと、「あそこはヤブだ」と言われてしまいますから、わざと強めにステロイドを処方されていることも。。

その時を診ていないからわかりませんが、薬の強さを診て、「これもらった時は、そんなにひどかったんですか?」と聞いていますが、う~ん??みたいなことも、多いのも事実です。

すっごい評判の皮膚科で、なんでも効く万能薬を出してくれる!と言う評判の蓋をあけてみると、えげつない強さのステロイドが出されていた。。。というのも、あるある話です。

さらに、さらに、ひどいところは、「ステロイドは使っていない、漢方の塗り薬」とか言って、ほんとにこれまたえげつないステロイドこてこて軟膏だったり。。

 

らった薬が、秘密のベールのような、何の薬かもわからないようなtあやしさ満点のところは、まず止めておきましょうね。

 

かといって、公的病院や準公的病院の皮膚科だから、強すぎはしない、ということもない。。こればっかりは、ほんとに医者の好みです。。。

ほんとに、その強さがいるのかもしれないし、それは、やっぱり患者さんにはわかりません。その時を診察した医者にしか、わからないことです。

 

さて、これらを全~部踏まえた上での話です。

どこに行っても、似たりよったりだったら、せめて、皮膚科に行きませんか?

皮膚科で看板を上げているところ。

皮膚科に内科や小児科、泌尿器科、外科など、一体ここの専門はなに?というのは、皮膚科ではありません。

皮膚科医は、他の科の病気は診ません。ちょっとなんか話のついでに診てくれても、看板上げるほとには診ません。

たくさんの科があっても、先生が一人一人いるなら、また話は別ですが。。。

 

うちでも、保険で来られた場合、スキンケア相談や肌荒れ相談の方みたいに、時間を取ることはないですよ。

保険診療で、1時間に1人しか診なかったら、そんなクリニック、絶対につぶれます。。。

家賃すら出せません。。

 

保険で来られて、スキンケア指導もしませんし、化粧品の相談ものりません。化粧品は止めてもらうだけです。炎症のあるところに、化粧品は使わせません。

保湿を全身に、あるいはその場所に、擦らないように伸ばして塗ってください、保湿は続けてください、ステロイドはそこだけに塗るように、などと説明して終わりです。経過は聴きますけどね。

保険診療は、基本対症療法ですから、「症状を抑える」というのが、とりあえずの第一目標になります。落ち着いたら、また次にできることが出てくるのかもしれませんが。。

 

そりゃ無理ですよ。保険診療で、一人に1時間も取っていたら、クリ二ックはつぶれます。。家賃も出せません。。

ちゃんと時間を取ってほしい、スキンケアや肌の状態も細かく知りたい、などの方は、ちゃんとスキンケア相談や肌荒れ相談で予約を取ってください。

それくらい、アトピーや慢性湿疹皮膚炎の場合、普段のスキンケアの注意事項なんて、ほんとキリがないくらい、いくら時間があっても足りないくらいなので、保険診療も大事ですが、自費でないとできないこともたくさんあります。

栄養療法もとてもいいですよ。

とりあえず、食事は変えなきゃいけないし、サプリをどこまで買うのかは、お財布と相談ですが、まずは、食事ですね。

食事指導をそれだけみっちり受けるには、保険診療では、なかなか難しい、というか、保険でお金がもらえる項目自体がないでの、そのクリニックの赤字になります。

毎月の薬代にしたって、保険診療であっても、全身となると結構高くないですか。。。?

自費診療の場合、どこまでするのかにもよりますが、栄養解析の採血など最初にちょっといりますが、結果が出た後は、そんな無茶苦茶かからないと思いますよ。

 

 

 

ところで、Facebookの「シェア」というやり方がわかりません。。。

もう1回、本読まなきゃね。

大勢の方に、たくさんのいいことを知っていただくために。

いい情報というのは、多いほうがいいのでは?と思っています。

だって、選択肢が広がるから。

選択肢がたくさんあると、違う道に行ったとしても、それはそれでいい道です。どれもいい選択なんですよ。

どの道に行っても、きっと楽しい!

 

さて、前回の補足ですが、菌=病原菌ではないってこと。

病原菌は、健康被害をいろいろ起こすので、やはり治療の対象になります。

でも、悪さをせずに、じ~っとしていたら。。。それでも退治するのかな?

それは、その病原菌の性質や状況によっても、全然違うと思います。

それくらい、抗生物質や殺菌消毒剤というのは、本来乱用するものではありません。

菌だけ殺しませんからね。

 

いい菌の代表は、ビフィズス菌や乳酸菌でしょうか。

そういわれると、なるほど!って思います?

 

赤ちゃんや子供って、いろんなものをなめたり、口にするでしょ。

そうやって、その辺のどこにでもいる常在菌を取り込んで、免疫力をつけているんですよ。

こういうことをしていないと、ほんとに、簡単な免疫力もついていなくて、その子は将来(というか、今現状でも)、大変でしょう。。

 

あと、免疫力を強化させるのに、そういう普段からの訓練も大事ですが、もちろん、免疫細胞に栄養が行ってないと、戦えません。

電池切れというか、バテバテか、すぐに負けちゃう~。ろくな武器も用意できないし、間違って、味方(自分の体)を攻撃しちゃうかもよ。逆切れされたりして。。。

 

免疫力は、バランスが大事だそうで。

 

味方(自分)は攻撃しない!

敵(外界からの侵入者で、健康被害を起こすもの)は攻撃する!

常在菌には、悪さをしないように、悪い仲間に染まらないように、適度に脅して、見張っておく!それだけの体力が免疫細胞にも必要です。

 

よくわからない~、という方は、「はたらく細胞」というマンガがおススメです。

細胞が、人間の形をしていて、体の中で働いてくれているマンガです。

すっごくおもしろいです。

患者さん数人の方から聞かれましたので、今回は、ココナッツオイルの自主回収があったことについて。

 

ココナッツオイルを患者さんに勧めていたところ、カビが出たんでしょ?心配です、と何人かから聞かれました。

 

ああ!それで止めておられたんですか!!

 

はっきり言って、あまり心配いりません。

(患者さんには、以下のことを説明して、安心されていました。また、始めると言っておられました。)

 

見つかったのは、コウジカビと言って、常在菌(どこにでもいる菌で、みなさんが知らないだけで、普通に口の中に入ってますよ。普段は、仲良く一緒に暮らしているカビです)で、健康被害を起こさないものです。

このカビの一部は、麹として、お酒やお味噌に使われているものです。

 

みなさんが見られたニュース(私は見れなかったんですが)、カビが製品の中にいて、メーカーが自主回収をしている、というニュースだったんでしょうか。

 

私が勧めていたメーカーも、カビが発生して商品を自主回収したメーカーのが、全部スリランカ産だったんでしたっけ?

タイやフィリピン産のは、今のところ報告がないようですね。

 

私は、このことを初めて知った時に、また余計に殺菌消毒剤が使われる~っ!!とそのことのほうが恐怖でした。

たかがコウジカビです。心配しなくていいです。

(コウジカビでも種類がいろいろあるでしょうし、それ以外のカビもあるのかもしれませんが、健康被害を起こすものである報告は今のところなく、実際の健康被害も、おそらくどのメーカーからも出ていません。

だって、常在菌だから。)

 

でも、殺菌消毒剤になってくると、それを、例えば入れる瓶などにふりかけて、どれだけすすいでくれるんですかね。。?  瓶に殺菌消毒剤、残っているんじゃないですか?ほんとに残っていませんか?こうやって、日本人が騒ぐから、もっときついのを使って、きついから余計に残存するってことないですか?

 

もし、殺菌消毒剤が残っていたら、それを口から食べたり飲んだりすると、口の中のいい菌も、腸内細菌のいい菌も皆殺しです。。悪い菌だけ死にません。。皆殺しです。

皆殺しになった時、復活してくるのは、悪い菌のほうが早かったりして、ろくでもないのです。

菌の世界は、みんな仲良く暮らしているわけですから、人間の都合で(しかも理由が、体に悪いとかそんな医学的な問題ではなくて、気持ち悪いからとか、菌なんていないほうがいいんでしょ!なんでも除菌が必要!とかわけわからん、そういう理由で)、なんでもかんでも除菌したらいいってもんでもないですよ。

 

 

私も遅ればせながら、カビ混入の話を聞いた時、家にあるココナッツオイルの瓶のそこをみました。

結構、うちの家では、ココナッツオイルの回転が速いのですが、近所で買った、エキストラバージン・低温圧縮・オーガニックの、セシルのものでした。

底を見たら、小さい、白いマリモのようなものが確かに、3~5個ほどありました。米粒くらい?

ああ、これか、と思いましたが、そのまま、使い切りました。そこをわざわざすくって舐めたりはしませんでしたが。

ココナッツオイルの保存状態によっても、菌の増殖のスピードは違うと思います。

高温のところに置いておいたら、増殖しやすいでしょうし、当たり前ですが、口にいれた(唾液のついた)スプーンや指を突っ込んだら、口の中や指にいる菌が移りますから、コウジカビ以外のカビが居ついて、増えますよ。(これは、する人に問題が。。)

 

こういう自主回収もあって、ココナツオイルは手に入りにくくなっているんでしょうか。

それだったら、非常~に残念です。。。そんなカビよりも、手に入りにくくなったことのほうが、よほど問題。。

 

患者さんにも勧めていたのは、セシルじゃなくてもいいんですが、同じ買うなら、エキストラバージンで、オーガニックで、低温圧縮のもの、で、日清オイリオの中鎖脂肪酸でもいいんですが(こちらはおそらく無味無臭。ココナッツオイルの香りがダメ、という方もいらっしゃるので)、口から食べるなら、食べられるなら、なるべく天然に近い形をお勧めしていました。

 

オイルを採取して、ほんとに絞っただけで、加熱殺菌していませんから、まあ、いろんな菌が付いたままというのはあるでしょう。

でも、問題にするような菌じゃないし。

瓶の殺菌消毒が足りなかった可能性もあるんでしょうけど、今回スリランカ産だけがカビが見つかったのであれば、スリランカでは、必要最低限の殺菌消毒をされているのかなと思いましたけど。(環境にも優しいのでは。。?)

おそらく、現地ではそれが今まで問題になったこともないのかと思います。

海外旅行行ったら、結構どこの国も、日本みたいな、そんな衛生的なところないでしょう?

今回、日本人が騒いだから、今後、スリランカで、日本に輸出するものは、殺菌消毒が強化されてしまったことでしょう。。

(タイやフィリピンは、もうすでに強化していたのかもしれませんね。

昔、東南アジアのどっかの国から、お米を輸入して、コンテナの中に、お米と一緒に虫が入っていて、大問題になったことがあり、このせいで、現地で、日本用のには、農薬が強化されたことは言うまでもないです。。)

 

女性のみなさんが好きな、「オーガニック」というのは、農薬さえ使っていなければ、殺菌消毒剤をどんなに使っていてもいいんですかね。。それで環境を壊したり、自分の体の中の菌のバランスを壊すことになるかもしれなくても、いいんですかね。。

天然に近ければ近いほど、いろんなものが入っています。同じ生き物ですから。

 

そもそも、日本人、菌にうるさすぎ。 一体、どんな問題の菌がいるのかっつーの。

そんなに、スポンジやまな板やテーブルとか、除菌しなきゃいけませんか? アルコールばんばん使って、そのアルコールまみれのだい布巾を持っている貴女の手指がボロボロになりますけど。。

アルコールだけならまだしも、それ以外の除菌成分が入った、質の悪い合成界面活性剤まみれの台所洗剤。。

手袋しなかったら、手指、バシバシで、接触性皮膚炎をアッという間に起こすというのに、一体、何から守ろうとしているんですかね。

常在菌の一体何が悪いんですか。滅菌ルームで暮らしていくつもりですか?

常在菌と共存もできないって、一体どんな免疫力やねん。そんな人間は、すぐに感染症にかかって、ほんとに死にますよ。

CMに踊らされたらいけませんよ。

 

ちなみに、そんな合成界面活性剤の洗剤は、泡が切れても、お皿やコップには洗剤成分が残留していますよ。その次の使った時に、その洗剤成分ごと、食べているのと同じです。

そういう洗剤は、環境に優しい石鹸成分(微生物が分解してくれます)と違って、無茶苦茶すすがないと、ほんとはいけません。

なので、私は、家でもクリニックでも、台所洗剤は、環境に優しい洗剤を使うようにしています。

石鹸に関しては、やっぱり、環境にいいものが、手指にも優しいと思います。

 

今、主婦の方々は、自分が子供の時に、そんな除菌なんて、貴女のお母さんはしていないでしょ?

それで、何か健康被害が出ましたか? 何か困りましたか?

外から帰ったら、手を洗う、うがいする、食べる前には手を洗う、調理をする前(場合により調理中でも)に手を洗う、その石鹸が除菌(殺菌)成分の入ったものである必要は全くありません。むしろ、そんなものは使うな!と手荒れ、アトピー、接触性皮膚炎の患者さんには、こんこんと言い続けます。だって、余計にひどくなるから。

 

医療関係者や介護でなど排泄物を触らないといけない方の場合は、また話が全然違います。言っときますけど、医療関係者だって、自分の手に、殺菌消毒剤なんて、使いたくないんです、だって、手指、ボロボロになるから。

でも、使わないといけないから、仕方なく、仕事中は使います。

 

ちなみに、誰の皮膚にでも、年齢問わず、皮膚の上には、菌がたくさんいます。いい菌もいれば、ちょっと悪い菌もいます。

普段は仲良く暮らしています。それなりに秩序が保たれて、平和なのです。

それを、人間がいらんことをして、その秩序を壊すと、皮膚は大変なことになり、一気にバランスを崩して、そうなると、平和はなくなり、悪玉菌がうじゃうじゃと悪い世界に変わってしまうのです。

これは、口の中も、腸の中も同じです。

 

世界一、衛生的な日本。

キレイでいいと思いますが、どこにでも菌はいるし、ていう自分の体も菌だらけで、そんな菌すらもダメ!徹底除菌!なんてしていたら、ほんとにいざっていう時に、体の免疫は、普段のどうでもいい菌にすら慣れていなくて戦ったこともないのに、ほんとに悪い菌が入ってきたら、太刀打ちできませんよ。いいんですかね。。

(だから、海外ですぐにおなかを壊しやすい。ま、常在菌の種類が違うってのもありますが)

 

外から帰ったら、手を洗う、うがいする、食べる前には手を洗う、調理をする前(場合により調理中でも)に手を洗う。

一般家庭であれば、それで十分です。

 

あ、ココナッツオイルですが、どうしても気になると言う方は、別に摂らなくていいです。気にしてまで、我慢してまで摂る必要はありません。貴女の人生ですから、どうぞお好きに。無菌の人生、どこまでいけるか、頑張ってみて。

 

 

今日も1日、セミナーで、おしり痛くなっちゃいました。。

東京大学の伊藤国際学術センターというところで開催され、私は東京大学に行くのはこれが初めて!

あ! 赤門の写真を撮るのを忘れた!

ところで、この学術センター、すっごい新しいし、むっちゃキレイですね~。東大はお金持ちですね。やっぱり東大だから?

 

今日のセミナーは、2会場に分かれて、違う内容が講演されていて、どっちも聴きたい場合、学会の時もそうですが、いつも困ります~。

フェイスブックでもコメントをいただきましたが、「幸せホルモンとエイジング」、私も聴きたかったです~。

でも、この時間、ちょうど宮田先生のヒアルロン酸注入セミナーでして。。宮田先生のほうを聴きに行きました。

 

終わってから、すぐにホルモンのほうに戻りましたが、大半はもちろん終わっていて、最後のところがちょっとだけ聴けました。

 

ちゃんと聴いていないのでわかりませんが、ハグをしたり、見つめあったりすると、オキシトシンというホルモンが出るようですね。これが出ていると、幸せを感じるようです。(多分。。全部効いていないので、わかりません。。)

なかなか日本人には難しい課題ですね。。

 

ちなみに、ホルモンは、基本、自分の体の中で、自分で作らせるように、栄養をちゃんと摂らないと意味ないですよ。

医師の判断で、医療用のホルモン剤を投与される場合は、医師が管理しているのでかまいませんが、ネットで勝手に買ってもダメですよ。

薬局で買える、一部のホルモン剤(ちゃんとした医薬品)は、医薬品ですから、ホルモン剤が入っていますが、ネットで買うあやしいものは、入っていたら、勝手に売るのは、薬事法違反になると思いますから、入っているわけありません。そんなものを買って、飲んで、おなか壊すくらいだったらいいですが。。。それだけで済まないかも。。。

市販のあやしいもの(特にネット!)に、手を出したら、ダメですよ。

 

さて、やっと「ガッテン!」の話題に。

7月6日放送の「ガッテン!」http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20160706/index.html

「糖質制限ダイエットの落とし穴」なんて、テーマになっていたので、羽鳥慎一モーニングショーみたいになったら、二度とガッテン!は観ないと心に誓って、観ましたね~。

(ちょっと前に放送された、羽鳥慎一モーニングショーの「糖質制限」のやつ、ひどかったですね。。江部先生のブログで知ったんですが、動画で観ることができまして、もう途中でイヤになって(時間の無駄だから)、最後まで観ませんでした。あれだけ時間を取るってことは、誰かの差し金でしょうか。。鳩山邦夫議員の死因まで、「糖質制限」にされていて、なんじゃそりゃ?!

ちなみに、死亡診断書の死因の欄に、「糖質制限」なんて書いたら、果たして受理されるんでしょうか。。医者失格ですよ。

そもそも、鳩山議員の死因のNHKの発表は、確か「十二指腸潰瘍」でした。「糖質制限」なんて、一言もいっていませんし、まして、仮にご家族が死因を公で発表されても、それがほんとかどうかなんて、わかりません。だって、そんな個人情報、いくら公人でも言う義務ありませんから。公式発表の死因なんて、なんでもいいんです。なにか言わないと、マスコミが聞いてくるから、何かおっしゃるだけで、ほんとのことはご家族やすごく近い関係者にしかわかりません。

ああまで決めつけて放送するってことは、朝日放送は、マジで、死因が「糖質制限」だと思っているってことでしょうか?

そもそも、カロリー制限をして、亡くなっている方は大勢いるののに、その死因は、カロリー制限のせいとは思わないところがおかしい。もし、平等に考えるなら、「糖質制限」が悪いと言われるなら、「カロリー制限」も悪い、と並ばないといけないと思います。

「糖質制限」している方も、いつかそりゃ人間ですから、亡くなります。亡くなる理由は、さまざまです。だって、人間ですから。

その死因が、全部、「糖質制限」かっつーのっ!!)

 

 

ちなみに、今年の抗加齢医学会総会でも、ケトン体をテーマにした講演がたくさんあり、食事も含めて聴きたかったんですが、さすがにそこまでクリニックも休めないので、残念ながら聴けませんでした。

 

東大病院では、入院食(全部かどうかまではすみません、忘れました)、低糖質食(全カロリーの40%が糖質)に切り替えたそうで。

(今、厚労省の推奨は、糖質量は、全カロリーの55%だったと思います。先進国で、こんな糖質の占める割合の高い国は、まずないでしょう。欧米で、約3割くらいだったと思います。糖質よりも動物性たんぱく質のほうが、食べるのにお金がかかりますから、先進国では、動物性たんぱく質の割合が自然と高くなるのです。糖質でおなかいっぱいにするほうが、安くて済むわけです。)

 

先月だったか、日医ニュース(日本医師会からの学会誌と一緒に送ってくるお便りみたいな)だったか、最近のトピックだったか忘れましたが、東大病院のドクターが、低糖質を勧めていらっしゃるコメントでした。

まさか、日本医師会のお便りの中に、そんな話題が堂々と載るとは!超~びっくり! やるな!医師会!でないと、世界から、日本だけ置いて行かれますからね~。

(糖尿病学会は、どうなっているんでしょうね。。。少しずつ、変わってはきたようですが。。)

 

ガッテン!がスタジオに呼ばれた先生も北里大学の山田先生で糖質制限で有名なドクターでいらっしゃいます。

こういう先生をちゃんと呼んでくるところが素晴らしい!

ただ、私は聞き逃したんですが、この放送の中で、ケトン体が血管を傷めるとか言われたそうですね。(これも、江部先生のブログで知りました) 確かに、なんで?と思いましたが。)

 

マスコミやネットで、糖質制限の間違った知識ばかりが横行して、栄養はないくせに、糖質だけカットして、そのくせ、他はそのままですから、栄養はないわ、カロリーは足りないわ、となると、そりゃ、脳も体も止まるでしょ。調子悪くなるでしょ。やり方が間違っとるやわ~!!

今回は、ちゃんと初めて、「糖質は減らす。たんぱく質・脂肪は増やす。」とちゃんと放送してくれたので、本当に良かったです。

NHKで放送すると、認知度一気に上がりますからね~。

いきなり糖質かなり減らすなんて、無理ですから、でも、食事の内容を見直すだけでも全然違うので、みなさんに、ぜひともやっていただきたいです!!

 

ただし、お肉は赤みで!天然の脂は摂ってもいいですが、質の悪い脂で、カロリーを上げてはいけません。良質のたんぱく質と良質の油、というのが絶対条件です。

肉系・魚介類は1:1か、もしくは、魚多めが無難かな。肉多めはダメですよ、どんなに多くても、1:1までにしておいてくださいね。

血液サラサラにするEPAは、肉には入っていませんからね~。

 

たんぱく質も、必ず動物性のものを混ぜないと、全然うまくいきません。大豆やマメは、それはそれで大事ですが、植物性だけでは、ダメです。

糖質を摂るなら、私は、白米がおススメです。そこに、あわ・キビ・ひえなど、昔から日本人が食べてきたものを混ぜると、さらにおススメです。

どうしても小麦が食べたかったら、国産小麦にしてください!!国産ね、国産!!

(私も、家で、てんぷらやフライにする時は、国産小麦を使っています。)

 

 

食べ物は、日本のものが、やっぱり一番安全だと思う今日この頃です。

 

さて、一体どこのクリニックでしょうね。。。

 

手術って、1回したら、基本戻せないので、やる患者さんも慎重にならないといけないし、安易に考えて飛びつくのはダメですが、そこを本来冷静にさせて止めるのも医師の役目だと思います(本来)。

でも、そこを利用する医師もいて、しかも副作用合併症などほとんど説明せずに、お金さえもらえば何でもいい!というクリニックもあるのも、これまた事実です。。。

 

前にも金の糸、ブログで書いたんですけどね。https://www.aiko-hifuka-clinic.net/2013/09/post-728.html

もう一度。トピックなようですから。

 

MRIが可能かどうかで争うようですが。。。

MRIをオーダーするドクターも放射線科医にしても、「金の糸」で実験なんかしていませんからね。

もちろん厚労省も認可していないし、まして学会も認めていないし。。そんなことは、とっくの昔から止めるように言われているわけで。。。

実験がされていない以上、たまたまMRI撮ったけど、火傷もトラブルも何もなかった、という場合もあれば、いつか何かが誰かに起こる可能性はあるわけで。。。だからこそ、大勢の方で実験する必要があるんでしょうけど、誰もそんな実験参加したくないわな。。やる医者だって、いやでしょ。

 

アートメイクにしろ、タトゥーにしろ、MRIを断る病院は多いし、オーダーを出さないドクターも多いでしょう。

でも、例えば、患者さんの病気によったら、絶対にMRIが必要と主治医が判断したら、MRIの撮影の設定を変えて、オーダーされる場合はあると思います。患者さんに、万が一の副作用は説明されて、了承のうえだと思いますが。

 

ただ、通常と違う設定で、正しく撮れている補償って、あるんでしょうか。。。

どうなんでしょうね。。こればっかりは、誰もわからないんじゃないですか。だって、そういう事例が多くないでしょうし、誰かが、そういう症例全部集めて、データ取っているならともかく、そんな人はなかなかいないでしょう。。

(わけわからん金属の異物が入っていて、万が一が起これば、オーダーした医師の責任になりますから、そんな危険を冒してまでするのって、オーダーする医師の側に結構な覚悟がいるのでは。。?今の時代、危ない橋は渡らないご時世でしょうし、。。)

 

ちゃんと撮影されているかどうかは、金の糸で、通常の設定で撮影した場合と、違う設定で撮影した場合の誤差のデータを出してこないとわからないと思います。

 

こういうデータを出すのに、いったい、どれくらいの人数がいると思います?

 

美容医療に限らず、新しい薬や治療ってなんでもそうだと思うんですが、最初はやっている人数も少なくて、大した副作用がなくても、多く広まっていくにつれ、やる人数も増えてくると、やり方もいろいろなやり方も出てきたりして、そうなると、最初はわからなかった問題点が見えてくることがあります。

 

レーザートーニングなんかいい例ですね。

最初は、結構バンバン宣伝されて、学会でもトーニング礼賛でした。

5年もたてば、いろいろな副作用が集まって、データとして整理されて、合併症の学会発表もあったりと、最初のころみたいに、簡単に飛びついていいものでも、宣伝のような魔法みたいなものでも何でもないです。

やり方を間違えたら、むしろ合併症副作用がムチャクチャ多い治療法のひとつです。

 

重篤な合併症が一人でも出たら、医療の場合は、結構な大問題で、因果関係はもちろん必要ですが、こうなると確率だけの問題ではなくなります。

その一人に自分がなったら、最悪ですよね。

医療なので、なんでも副作用合併症はありますが、その程度が問題で、その問題も、ある程度の人数が集まらないと、副作用が出たけど、すぐに治るのか、かなり長引くのか、一生残るのか、なども大勢の方の経過を診ないとわからないと思います。

 

訴えられたクリニックは、金の糸の安全性って、どうやって証明されるんでしょうね。。。

 

ほとんどの美容医療が厚労省未承認ですが、最低、FDAの承認が取れているもので、日本の美容系学会(皮膚科・形成外科の正式な分科会のほうね)は認めているのか、なおかつ、クリニック選びも大事だし、どこでやっても同じではありませんから。。

手術の場合は、最低それくらいは確認しましょう。

世の中には悪い人が大勢いますから、自分の身は自分で守らないと!

 

今日、東京から帰ってきて、京都駅の新幹線ホームからエスカレーターで降りてくる時に、急いでいて、ビジネストローリー(スーツケースの小さいやつ)がくるっと回った時に回りきらずに、倒れて、それがエスカレーターのベルトの下に入り込んで、それに引っ張られて、思いっきりこけました。

その際、顔面の右側全部を、これまた思いっきり、エスカレーターの側面ぬぶつけ、一瞬の出来事に頭が真っ白に!

目から火花が!とはなりませんでしたが、わけがわからず、あと、あまりの痛さに、「痛~っ!!」と思いっきり声を出して倒れていたようで。。。

どこかのオジサマが、「大丈夫ですか?!」と助けてくださいました。。ありがとうございます。。

こういうトローリーで、車輪が片方だけのやつ、特に危ないですね。まさに、実感。。。

みなさんもお気を付けください。。

 

私は運動神経が致命的に悪いので、昔から、いくつになっても、こういう派手なこけ方を、人のいる公衆の場で思いっきりやることがあります。。

ああ。。まだ、やっちゃうんだ。。とかなりあきれてしまいました。。

毎回、これ、年いってからやると、そのうち、大怪我するんだろうな、、と毎回反省。。

ま、今回無事でよかったですが、しばらく右顔面が、じ~んとしていて、家族から、「腫れてるで」と言われました。

痛みがなくなったから、冷やしていないんですけど。。(めんどくさかったのもあって。)

明日、笑けるほど腫れて、青あざになっていたりして。。初診の患者さん、びっくりですね!

 

以前にも、家の近所で、雨上がりい自転車に乗っていて、公園のそばだったんですが、地面にこけがうっすら生えていたようで、これも曲がろうとして、思いっきり、自転車ごとすっ転びました。

 

これまた、一瞬何が起こったのかわからないまま、自転車から放り出されて、あごから落ちるというか、思いっきりあごを打ちました。

これは、火花が出たような。。

家に帰るだけでしたが、着ていた白いコートは、苔と泥で、ぐちゃぐちゃで、あまりにあごが痛いから、鏡を見ると、パクッと皮膚が割れてましたね~。

 

皮膚というのは、ドンっ!と力を加えると、パクッとキレイ~にさけるというか、割れるというか、まるで切ったかのようなキレイな傷でできます。

 

とりあえず、水で洗って、土壌にさらされた傷だから、消毒はしたかな。

家だったので、とりあえず、テープ固定をして、キズをくっつけておいて、ガーゼで保護しときました。

翌日、クリニックで、医療用のキズ用のテープに変えて、固定しなおして、医療用のキズ用だったから、ガーゼ保護はなしにして、軟膏ちょっと塗って、治しました。

キズは癒合しましたが、横一直線の白い傷跡になって残りましたが、ちょうどあごのとがっているところだったので、影になって、あんまりわかりません。

すっかり忘れているくらいです。

 

 

みなさんが、同じような傷を負ったら、形成外科にすぐに受診してくださいね。

整形でも外科でもないですよ。形成ですよ。

皮膚科でもしてくれるところありますが、消毒されて軟膏塗られて終わりということもあります。

健康な人であれば、それでも治りますが、こういうキズの場合は、やはり傷跡ですね。

場合によったら、縫わないとダメなこともありますが、そこは、キズのある場所や、キズの状態、ドクターの考えなど様々です。

一見、大したことないような、小さなキズでも、縫わなかったら、キズ跡は結構、目立ってくることがあって。。

世の中には、縫ったほうがいい場合も多々あります。

(患者さんは、「縫う」って聞くと、嫌がられたり、「縫う」以外を希望されたりするようですが。。

患者さんのために、少しでもキレイな傷跡にしてあげようと、「縫いましょう」と言っておられることって、多いと思います。

縫わなかったら、どんなキズ跡になるか、って患者さんは知りませんものね。

そこまでの説明している時間が一般外来だとないことも多いかも。)

 

縫ったほうがいいキズでも、皮膚科で縫えない先生だったら、縫わないでしょうし、逆に外科系で縫いたい先生だったら、ワシワシ、線みたいに塗ったりされるかもしれませんし。。。それは、もうわかりません。

同じわからないなら、最初から、形成外科に行くのが、とりあえず一番いい選択だと思います。

 

私の経験から言いますと、外科や整形の先生でも、顔は自分らが縫ったらいけないと思っている先生は、テープ固定だけして、形成外科を紹介してくれたりしますが、少数派?かもしれません。。

紹介せず、縫っちゃう先生は、悪気があるわけでなく、早く手当してあげよう!という医者としての使命だと思いますが。。。

 

形成外科医と形成外科医でない外科医とで、縫い方だけでなく、皮膚の扱い方が根本的に違うんです。

キレイな傷だけでなく、汚いキズ(キレイに割れていないという意味です)でも、骨や関節や内臓に関係していないなら、皮膚~脂肪くらいまでの深さの問題であれば、キズは形成外科へ!

線路みたいに縫われたら、キズ跡修整が大変どころか、無理な場合も。。

 

大怪我しても、意識がある時の話ですよ。

意識ないくらいの大怪我は、まずは救命ですから、キズ跡がどうこう、縫い方がどうこう、言っている時間はありません。一刻一秒を争うこともあるので。

そういう場合は、落ち着いてから、形成外科を受診して、相談されてください。

保険で、修整手術ができることもあるし、ダメな時もありますが、間違っても、いきなり、美容外科だけの、保険もやっていない、格安チェーン店とか、行ったらダメですよ。

ちゃんと形成外科医がいて、場合によったら、保険もしてくれるところに行ってくださいね。

 

 

 

あいこ皮フ科クリニックのFacebookページ

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で、ご質問をいただき、話が長くなるので、ブログに書くことにしました。

 

大島椿の椿油の原材料が国産ではなく、中国産や韓国産の原材料を使っているという噂?を聞かれて、残留農薬など心配されて、またあたかも国産であるかのように販売されていると心配されてのご質問でした。

 

国産であるかのように、というのが、最初、引っかかったんですが、そんなに国産、国産って言ってはったかな?と(私も、ほぼ国産だと勝手に思ってはいましたが。単純に日本の会社だったので。)思ったときに、「あ!伊豆大島の大島ってこと?」と思いました。

実は、私、「大島椿」の「大島」は、社長さんが「大島さん」なんだとこれまた勝手に思ってまして。。。(実際は違います)、これは、ほんとに伊豆大島の大島だそうです。伊豆大島に、椿の畑と工場があるそうで、見学ツアーもあるようです。ここの畑と工場が、この会社の出発点だったかと思います。で、「大島椿」。

(私も時間があれば、行ってみたいです)

 

調剤薬局・クリニック専売品の、「アトピコスキンヘルスケア」のオイルは別として、一般のドラッグストアやスーパーで売られている安いほうは、全部国産は無理かもなと思いました。

だって、流通量が多すぎます。あれだけ全部、国産で、しかも、あの値段で、あの品質は、まかないきれません。

日本中、どこ行っても、買えるでしょ。天然のものから採っている場合、原材料の確保はほんとに大変だと思います。

 

でも、それでも、採った油から、精製して、品質管理をしているのは、どちらにしろ大島椿さんですから、たとえ中国産の椿であったとしても、私は何の心配もしていません。

だって、大島椿だから。

 

で、本当はどうなのか、担当の方に聞いてみますと、これまたすぐにお返事をいただきました。

 

今言った、スーパーやドラッグストア、日本中どこでも買える、あの黄色い椿油、

伊豆大島、長崎県の国内および中国の品質の高いヤブツバキ・ヤブツバキ近縁種の種子が材料だそうで、

「アトピコ スキンケアヘルス」の椿油は、

伊豆大島、長崎県の品質の高いヤブツバキの種子からとった原料だそうです。

 

ちなみに、あの品質の高い、金ぷら油(食用)のは、長崎県の品質の高いヤブツバキの種子が原料だそうです。

 

どうしても、国産でないと!という方は、安いほうではなく、高いほうを使われるほうがいいですが、患者さんにも言っていますが、クレンジング代わりに使うのなら、スーパーの安いほうでもいいですよ、と言っています。

でも保湿で使うなら、より酸化しにく、アトピコのにしてくださいね、と言っています。

油の欠点は、酸化ですから、クレンジング代わりであれば、肌にのせている時間も短いので、気にしなくていいですが、保湿となると、半日以上塗りっぱなしのことも多いので、酸化しにくいほうをお勧めしています。

 

国内の企業が、たとえば中国でなくても、海外で何か生産する場合、ちゃんと品質管理を徹底して、しかもまめにチェックしていないと、確かに現地で何が行われているのかわかりませんよね。

確かに、心配されるお気持ち、わかります。

こうなってくると企業を信じるしかないわけで、だからこそ、大手は、何かあったら、あのマクドナルドの時のように、えらいことになるわけですから、その辺は、本来は徹底されているはずです、と信じたいですよね。

国内よりも、海外のほうが、そりゃ、目は行き届きにくいと思いますから、そこを徹底すると経費がかかりますから、企業も大変です。

 

以前にも書きましたが、子供のピーナッツアレルギーの話で、アメリカで、ピーナッツオイルを保湿代わりに赤ちゃんに塗っていて、ピーナッツアレルギーの発症率が上がってしまった話、覚えていらっしゃいますか?

食べ物、特にタンパク質を含むものを、皮膚に塗るというのは、とてもとても危ないんです。

「茶のしずく」事件もあったでしょう?

NHKで、これが特集されたときに、気になって、大島椿にすぐに連絡しました。

タンパク質が含有しているか調べていますか?と。

 

椿油の場合、おそらく日本ではものすごく古来より使われているので、それで今まで問題になっていませんから、多分タンパク質が多少混じっていても、問題ないかもとは思っていましたし、椿油自体、いまの世の中、そう食用で流通していませんから、さらに問題もないだろうし、油の場合は、たんぱく質の含有は極めて少ないのでは?と思いましたが、あくまで希望的観測というか、ただの推測なので、食用で食べる機会もあるわけだし、それで、心配で聞いたわけです。

 

すぐに、担当者の方から、ほんとにすぐに即答です!

食品分析センター(第3者機関です)に分析をとっくに依頼されていて、アトピコのは、たんぱく質は検出されませんでした、とのことでした。

もう、とっくに調べておられたんです。

で、私が聞いた後に、そのドラッグストアの安いほうは調べていなかったそうですが(ただ、アトピコのオイルの原材料ですから、まあ同じです)、これもすぐに食品分析センターに出して、調べれて、「検出されず」でした。

素晴らしい!!

この行動力の速さ!担当の方だけでなく、検査を許可する上層部の方々の判断力の速さに脱帽です!

ここまでの会社は、ほんと、そうそうそうないですよ。

 

「アトピコスキンヘルスケア」シリーズは、すべての商品で、大学病院などをはじめとした、医療機関で、皮膚科医の元、アトピーや湿疹などが出ている患者さんで、実験がされ、安全性と効果をちゃんとデーターとして出して、医学論文で発表されているんです。

ここが、この会社のすごいところです。

老舗ですが、けして華々しさみたいな流行りの化粧品とは全然ちがって、地味~な感じかもしれませんが、やるべきことはちゃんとやっているんです。品質重視の、しかも赤ちゃんも子供まで使うものですから、徹底されています。

ここまでの会社が、厳重に品質チェックされているわけですから、かりに、全部中国製の椿油であっても、精製工場だけでなく、畑の管理もされているはずなので、私はかまいません。

 

残留農薬は、確かにないほうがいいです、そらそうだ!

、でも、化粧品レベルになってくると、詳しい検査をしたとして、どこまで引っかかるのかなと。

引っかかったとしても、怖いのは、たんぱく質の含有が一番怖いのでは。。?

 

今流行りのオーガニック化粧品ですが、大島椿ほどの検査をしている商品なんて、私の知る限り、ないですよ。

あれだけ、食べ物のエキスを混ぜているのを売りにしているくせに、調べもしない、なんちゃってオーガニックのほうがよほど恐ろしいです。。

 

オーガニック化粧品といわれるものの、裏の成分表も一度ご覧ください。

化学薬品だらけで、いったい何がオーガニックなのか、はなはだ疑問です。

(オーガニックのエキスを混ぜていれば、ふつうの化粧品に足しただけで、「オーガニック化粧品」として、売っているのもとても多いです)

 

皮膚に塗るのと、口から食べるので、安全性というのは全然違います。

食べる場合は、ものにもよりますが、なるべく天然に近いほうがいいと思っています。

でも、塗る場合は、精製度合いの高いもの、天然から、いい成分だけを抜いてきたもの、天然に近くないもののほうが、食物アレルギーは起こしにくいのかな、かぶれにくいのでは?と思っています。

また、残留農薬を心配される方は、化粧品の前に、食べ物のほうが、よほど大量に残っていますから、野菜・果物は当然のことながら、お米・小麦などの雑穀類もそうですし、それこそ無農薬にしないと、化粧品どころの量ではないです。しかも、口から大量に入ってくるので。

それを言い出すと、魚も養殖じゃなくて、天然? でも、これだけ海が昔よりも汚くなってしまって、どっちがマシ?

大型魚の水銀の問題は?

牛・豚・鶏は、放牧や放し飼いで、薬のつかわれていない動物たちですか?

加工食品は? 食品添加物まみれなのに? 

一番怖いのは、化粧品よりも、実は食べ物です。

 

肌のバリア機能がちゃんとしてれば(ちゃんとしていないとダメですが。。。)、少々の異物は入らないようにできていますよ。入ってきたら、すごい反応でますしね。皮膚はわかりやすいです。

腸は、けっこういろんなものを吸収しちゃうので、食べ物のほうがよほど心配。。。

 

話はそれましたが、それでも心配という方は、これ以上の化粧油はないと私は思うので、化粧用油は使わないでください。おすすめしません。