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    柴 亜伊子
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皮膚科医もすすめる体にいい洗濯洗剤

  6月6日発売の女性セブンです。読んでいただけましたか?

もちろん私だけの記事ではないので、何人か(私合わせて、4,5人いらっしゃいましたね。医者は私だけでしたが。。)から取材されて、記事にされております。

担当の方に、お渡しした原稿を解説として載せておきます。

電話でのやりとりがあって、メールでのやり取りがあっての、この原稿ですから、わかりやすいように一部書き加えておきます。

 

記事、おもしろかったですね!

 

私の他にも、石けん洗剤勧めておられる方がほとんどで、お一人だけ、考え方が全然違う方がおられましたね。

おススメされている洗剤も、他のものと根本的に違うような。。。考え方の違いってやつでしょうか。

 

こういう雑誌でも、先日溝口先生の出演されたテレビ番組でもそうですが、複数の医者や医療関係者など、大勢からの取材で成り立っている内容は、それが全部、私や溝口先生の考え方ではないですよ?

 

雑誌や番組というのは、ある程度、構成が決まっていて(おそらく)、その中に、ここはこの人、ここはあの人、みたいに、パズルみたいにはめていくものです。

 

なので、私のコメントは、確かに私の意志、考えですが、それ以外はチェックはしてませんし、できません。

私だけの記事ではないので。

私一人の記事の場合は、全部もちろんチェックして考えと違うところは、私の名前で出すわけですから、訂正していただきます。

でも、コメントとして名前が出ていない分は、ライターさんやその雑誌の編集部、出版社のものですから、私がどうこうできるものではありません。

当たり前のことなんですけど、出ていたら、その記事の内容全部、番組の内容全部が、私が推奨しているかのように勝手に思って、全然違うことをやっている方がおられるので、念のため、書いておきます。

 

今回の記事も、おススメの洗剤の横に、誰が推薦したか、名前がちゃんと書いてあったでしょう?

同じ考え方の方の洗剤を試してみるのはいいと思いますが、考え方の違うものが混ざっていますから、まあ、見たら一目でわかりますけど、これも念のため書いておきます。

 

 

 

皆さんは、よりシンプルなものにしていってほしいと思っています。。

 

 

究極は、石けん素地の粉石けんですが、とても使いづらいので、液体のもので私は十分だと思っています。

 

手間暇かかっても、粉せっけんにしたい方はされたらいいですが、まあ大変です。

万が一、洗濯機の調子が悪くなっても困りますし。。

(全自動洗濯機の中には、粉石けん不可のものがあります。条件付きとか)

 

 

「抗菌」「消臭」「(きつい)香料(香りをメインにしている商品)」「蛍光漂白剤」「シワを防ぐ」

とりあえず、この5つは、避ける!

というところからスタートするのが、一番まず楽かと思います。

(となると、大昔からある、ロングセラー・ベストセラーの地味な、今では、ひっそりと売られている洗剤だったりします。)

 

 

ちなみに、私が使っているのは、

サラヤさんの、「アラウ」「ヤシノミ」

P&Gの「さらさ」

イオンスーパーの「Free From 衣料用液体洗剤」です。合成香料合成色素・パラベン・鉱物油・蛍光漂白剤が無添加です。

https://www.topvalu.net/items/detail/4549741196468

を、使いわけています。

 

「アラウ」を使う時は、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウムのみのもの)を入れています。

(液体石けん洗剤の時は、入れたほうがいいです。もしくはセスキか)。

 

酸素系漂白剤で、「抗菌」「除菌」と書いてあるのは、添加物が入っているのではなく、

そのものの成分が菌を殺すので、安全です。

洗濯機クリーナーにもなって、洗濯槽の黒カビを抑えます。以前に、NHKのガッテン!でも特集されました。

https://www.naturalcleaning.jp/cleaner/katansan/

 

どこでもいつでも買えて、毎日の洗濯が楽なものを使っています。

 

その時の気分や洗濯ものの種類や在庫の関係で使いわけたりしていますが、

さらさは、もうあまり使っていません。

 

今ある在庫を使いきれば、次は買わないかなと思っています。

よりシンプルにしていくほうが好きなので。

 

ちなみに、イオンのもアラウも、天然香料のいい香りがして、

個人的には好きです。

(あまり香りは残留しません。特に、アラウは。)

 

 

 

さて、先程、私も参考にしたサイトをご紹介します。

 

 

 今流行りの柔軟剤の、国民生活センターに寄せられた、苦情と相談です。

(日本人は、香水あまり好きでないくせに、どうして、洗濯柔軟剤のニオイは好きなんですかね~。合成香料丸出しなのに。香り全部が邪魔、というならわかりますが、洗濯用の香水みたいな粒まで売り出されて、香水でいいんじゃないの?と思います。服に、そんなしこたまニオイつけなくても。香りが欲しいなら、)

 

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20130919_1.html

国民生活センター 柔軟剤の被害

 

 

 

石鹸百科   石けん生活の基本のサイトです。とても勉強になるし、わかりやすいし、以前からなにかあったら必ず読んでいます。

https://www.live-science.com/

 

このサイトは、かなりしっかりと科学的なことが、わりと中立的な立ち場で書いてあって、

とてもいいサイトだと思っています。

とてもわかりやすいし、良いことがたくさん載っています。

(液体石けん洗剤をうまく使うコツをもう少し書いたらいいのに、と思いますが、こちらのおすすめは、粉石けんなので。よりシンプルに、ということでしょう)

 

 

すごく良かったのが、「石鹸百科」の中の

https://www.live-science.com/honkan/jissen/laundry/qalaundry/laundry24.html

すすぎ1回は、ウソのことを実証されてくれています。

後半では、「抗菌」「香り」「消臭」の問題が書かれています。

 

蛍光増白剤

https://www.live-science.com/bekkan/intro/builder3.html

 

石鹸は合成洗剤より汚れ落ちが悪い気がしますか?

https://www.live-science.com/honkan/qanda/qabasic02.html

 

 

サラヤ

http://family-stg.saraya.com/products/laundry.html

ここで紹介されているものは、サラヤさんが大手というのもありますが、結構ドラッグストアやスーパーでも売られています。

よくある洗剤ほど、安いわけではないのですが。。。

粉石けんは、ほんとに全自動洗濯機は使うのが大変ですから、

こういう商品(ヤシノミでもハッピーエレファントでもアラウでも)は、とても使いやすいと思います。ヤシノミ→ハッピーエレファント→アラウの順番で、より無添加の石けん洗剤になっています。

 

液体の石けん洗剤のデメリットは、量がたくさんいることなので、一緒に使うのをおすすめされている酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)やセスキ炭酸ソーダを一緒に入れるのがより落ちが良くなって、液体洗剤の量も減らせるようです。

 

 

サラヤさんのものよりも、もっといろいろなものが入ってくるのが、、

P&Gの「さらさ」

こちらだと、蛍光剤・漂白剤・着色料無添加です。これらのみが、無添加、というだけで、これは、石けん洗剤では全くありません。

一応、皮膚科医監修のもと、肌テスト済みという商品です。

https://www.myrepi.com/family/kids/sarasa-senzai

 

「さらさ」のほうが、ヤシノミよりも、細かいことを言うと、刺激があると思います。

 

だから、ヤシノミよりも安い!

 

でも、他のいろいろ入っている商品に比べると、まだまし、という感じです。

どこのスーパーでもドラッグストアでも売っています。

 

「さらさ」は、天然とかオーガニックとか書いていますが、これだけ合成のものを混ぜていますから、天然成分だからいい、植物性だからいい、とは言えません。

 

 

 

この方のブログで、他の無添加洗剤を紹介されていました。

ヤシノミのステマかもしれませんが。。

https://www.hibineta.com/laundry-detergent-yashinomi3/

 

やしのみ洗剤と他の洗剤の比較

https://www.hibineta.com/laundry-detergent-yashinomi/

https://www.hibineta.com/laundry-detergent-yashinomi2/

 

LAS直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)のほうが刺激が強いので、

入っていないにこしたことはないと思いますが、

そうすると、ほとんどの商品(ドラッグストアやスーパ―で売っている、石けん洗剤でもなく、サラヤさんのものでもなく)が使えなくなるかと。。

 

刺激があるものでも、濃度が薄いと、なんでもOKとなります。

(でないと、業界全体が困るから)

 

どこまで妥協するのかしないのかが、個人の価値観ではありますが、敏感肌、赤ちゃん、乾燥肌、アトピーや湿疹皮膚炎など、肌のバリア機能の弱い方は、ほんとに、シンプルなものにしていただきたいです。

(服に洗剤が残留しているから。それがまた、こういう方々には、刺激になります)

 

なにがどこで影響してくるのかがわからないので、あやしいものは、避けておく、わざわざ取り入れない、というのが、一番かと私は思います。

 

 

カテゴリ:

スキンケア, 医療