すみません、すっかりブログ放ったらかしに。。。
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さて、かなり前に取材を受けたと言っていた、女性セブンの「アンチエジングにいい最強食品ランキング」。
私の考え方によるランキングです。
担当者の方にお渡しした原稿をそのままコピペしておきます。
糖質のみの食材は、なかなかおすすめすることが難しいですが(用途が限られてくるので。栄養というよりは、やはり嗜好品色が強くなるから)、それぞれの食材は、それぞれのメリットを持っています。
なので、何に対して選ぶのか、ランキングの順位をつけるのか、となると、やはり中身が変わってきますね。
なので、いろんな食材を摂らないと、いわゆる「栄養のバランス」ってやつでしょうか。(糖質は含まれませんよ。タンパク質を構成しているアミノ酸の種類や量、ビタミン、ミネラルなど)
以下、その時の私の原稿です。
一部、わかりやすいように書き足したりしました。。
アンチエジングにいい食べ物
- 牛肉(赤身)
- レバー
- イワシ(サバ、サンマなどの他の青魚でもOK)
- 糀(塩麹、こうじ甘酒、こうじ水、味噌もOK)
- 山芋
- 健康で長生きできるかどうか、血液検査で診る場合、
血中のアルブミン、ヘモグロビン、コレステロールの数値で、差が出ることが統計として出ています。
この3つ、どれも体内で合成されますが、必ず、タンパク質が必要です。
アルブミンとヘモグロビンの合成には、ビタミンBが必要。
コレステロールは、肉や卵を食べたほうがよりスムーズに作られます。
(今は、低すぎる女性や痩せている男女とも低い人も多い。
そういう意味では卵もおススメですが、中高年の女性の中には、LDLコレステロールが上がりやすい方も多く、卵をガンガン食べると、レスポンダーで、コレステロールがガンガンン上がってしまう方もおられるので、ややこしいのではずしました。
アルブミンは、肝臓で合成されます。
タンパク質をちゃんとしっかり食べていて、肝臓が元気に働いているかの指標が、アルブミンの値です。
(肝臓がやられると、アルコールや薬剤、添加物などの解毒ができなくなります)
アルブミンは、血液の中にある、栄養や水、薬を運ぶ、タンパク質でできたトラックです。
アルブミンがないと、全身に、栄養も水も運べません。
薬を飲んでも、運べないから、とても効きが悪い。その分、薬を多めにいかれます。(でも、副作用は飲んだ分、倍。肝臓が解毒するのも飲んだ分の倍、解毒しないといけない)
ヘモグロビンは、赤血球の濃さを表しているタンパク質です。
ヘモグロビンの合成には、タンパク質・ヘム鉄・ビタミンB(6)が必要です。
(ビタミンAや亜鉛、ビタミンEなども必要ですが)
この3つを効率よく一番摂れるのが、レバー、ついで赤身肉(赤身牛肉)だと思います。
(ビタミンAや亜鉛も豊富)
若返りのビタミンと言われるビタミンAは、レバーにダントツに多く、赤身牛肉にも多いです。
亜鉛は、男性の場合、前立腺に多く含まれ、40歳過ぎたら、前立腺のトラブルがなにかしら出てくるようです。
セックスミネラルと呼ばれるくらい、男性機能によく効きます。
(精子も増やして、精子の活動性を上げます)
皮膚の場合、老化が進むと、シミ・しわ・たるみがひどくなります。
シミを防いでくれるのに、肉やレバーのヘム鉄が必ず必要です。
しわ・たるみの予防の元となるコラーゲンを作るのに、ヘム鉄が必ず必要です。
お肌のアンチエジングにとてもいい。
全身をくまなく走っている血管(毛細血管も含めて)は、コラーゲンでできているため、タンパク質・ヘム鉄・ビタミンCのうち、タンパク質とヘム鉄が豊富に含まれている赤身牛肉とレバーは、全身の血管のアンチエイジングになります。
- イワシ(青魚)は、タンパク質が豊富ですが、コレステロールは含まれておらず、鉄やビタミンBは、肉やレバーにはかなり負けます。青魚には、EPA・DHAが含まれていて、EPAは、年々ドロドロになってくる血液をさらさらにして、体内のどこかで起こっている炎症を抑えてくれる働きがあります。(年をとると、認知症だけではなく、うつも多くなってきます)イワシだと小さいので、丸干しやちりめんじゃこ、シラスにすると、1匹まるまる、内臓も頭も骨も食べられるので、栄養価が非常に高く、カルシウムも満点です。
- 魚の内臓には、鉄やBだけではなく、亜鉛やビタミンDとビタミンAも豊富で、ビタミンDも、うつや認知症にも効きます。DHAは、脳にとてもよく、認知症やうつにとてもいいです。
年々薄くなってくる髪の毛にもとてもいいです。
女性の場合、骨粗しょう症や骨折が年々気になりますが、骨は、カルシムとコラーゲンでできていて、カルシウムの吸収をビタミンDが助けてくれます。
コラーゲンは、タンパク質・鉄・ビタミンCでできています。
(合成時に必ず亜鉛も必要)
イワシをまるごと食べることで、カルシム、タンパク質、ビタミンD、鉄(ヘム鉄)、亜鉛がしっかり摂れます。
- 逆に、腸が悪いと、長生きできない。。。 また、腸の炎症をグリコシルセラミドが抑えてくれます。
- 糀に含まれる麹菌だけではなく、グリコシルセラミド、麹菌によって産生されるオリゴ糖が、腸内細菌に働きかけ、腸内環境を改善したという報告があります。
- 86歳でエベレスト登頂した三浦雄一郎さんは、とても腸内環境が良かったそうです。
- 腸内環境がいいと、長生きできるそうです。
・米糀に含まれている「グリコシルセラミド」は皮膚のバリア機能を改善し、米糀に含まれている「N-アセチルグルコサミン」は、コラーゲンやヒアルロン酸合成促進。角層水分増加に効果があるとされています。
・糀の脂肪燃焼効果 中性脂肪を減らす
ペルオキシゾーム増殖剤応答性受容体(PPAR)は肝臓に高発現している受容体で、PPARαが活性化されると、脂質代謝が亢進することが知られていて、中性脂肪の燃焼が期待される。
麹に含まれる脂肪酸(リノール酸、リノレン酸、リノール酸酸化物)などがPPARαを活性化。中性脂肪を減少させる働きがあることが示唆。
マウスの実験で、肝臓の中性脂肪を減らすことが示されました。
・味噌汁を飲むと、皮膚の角質におけるセラミドを増加させる
→肌の保湿状態が良くなり、キメが整う。
1日2杯 糀の割合の高い味噌汁を飲んだ20~40代の女性
飲んでいたほうが、シミの減少頬のメラニン量の減少、化粧ノリが良くなる、 毛穴の目立ちが改善する、肌の水分保持がアップした。
・米糀中の成分が、肌のセラミド合成を活性化。
ヒト表皮角化細胞を使った実験により、
米糀(のリン脂質)がセラミド合成酵素(βGCase)を活性化
→表皮の顆粒層のグルコシルセラミド(セラミドの前駆物質)からグルコースを外す
→肌のセラミド量増加
→肌のバリア機能アップ
・麹菌が作るペプチドが血圧上昇を抑制
血圧上昇に関わるホルモンは朝活発になるので、米麹甘酒を朝に飲むと良い
・麹菌が多くの酵素を産生するため、食事で一緒に摂ると、食べ物の消化吸収を助けてくれるため、年々弱ってくる胃腸を助けます。
糀は、胃腸のアンチエジングには、とてもいいです。
昔ながらの日本の発酵食品は、とても日本人の腸に合っています。
- 若返りホルモンと呼ばれているDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)というホルモンが副腎でつくられています。
このホルモンから、女性ホルモンも男性ホルモンもつくられていて、年々減ってきます。
高齢で元気な方ほど、DHEAが高く維持されているそうです。
DHEAの働きは、
やる気の向上
認知症の予防
不妊症の改善
性欲アップ
免疫力アップ(ガン対策)
炎症を抑える
糖尿病の予防
筋力増強 代謝アップ 体脂肪減少
動脈硬化の予防
脂質異常症を予防
山芋【自然薯や長いもなど】にDHEAが含まれています。
山芋に含まれている食物繊維が腸内環境を良くします。
アンチエイジングと言えば、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化作用のあるものも人気です。
ブロッコリーやアボガド、アーモンド、鮭(のオレンジのアスタキサンチン)などもいいですが、先に①~⑤かと私は思いました。
ココナッツオイルもいいですが、「アンチエイジング」ということではずしました。