プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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毎日の生活の中で、全くストレスなく生きていくって、無理ですよね。

患者さんで、よく何か湿疹やニキビ・抜け毛など、まあ、状態は皮膚科に関わらず、内科でも何でも何か異常が出ると、「ストレスが原因でしょうか?」と聞かれることがあります。

親しい方が亡くなるとか、仕事が変わるとか、環境が急に変わったとか、はっきりした環境の変化は、体も心もな慣れるまで、これは結構なストレスだと思います。

もう、これは、時間が解決してくれるのを待つしかない時がありますよね。

小学生や子供でも、ストレスはあるので、ストレスのない方って、いないと思うんです。

何か病気になった時に、ストレスのせいにするのは、最後にして、先に他の原因がないか、確認する・調べる、というのが優先ですが、ほとんどの病気は、原因なんてわからないことが多いです。

検査したから、病院に行ったから、全てが解決することではないんですよね。

皮膚であれば、たまたま、そこの皮膚の機嫌が悪かったのかな、という感じです。

突然病気になったように、これまた突然良くなることもありますし、薬で抑えてる間に、機嫌が戻ったのか、なんか治っちゃった、ということもしばしば。。人間の体って、機械ではないので、中々うまくいかないこともあるし、うまくくこともあるし、理屈だけでは割り切れないこともたくさんあります。

ようは、その後、どうその病気と向き合っていくか、そのほうが重要です。

原因がわかれば、それにこしたことありませんが、わからないんだったら、それを考えるよりも、早く良くする方法に専念することのほうが大切ですよね。良くなれば、それでいいわけなので。

良くなるのが難しい時や、時間がかかる時は、うまく付き合っていくしかないですよね~。これがなかなか難しいところかもしれません。

仕事も日常もそうですが、いろいろストレスの大なり小なりありますが、なんか誰でも出てきますよね。

私は、最近、銀行がストレスになっていて、クリニックそばの銀行(都市銀行ならどこでもよかったんです)をほとんど毎日使ってます。手続きも、ついでにそこですることが多いんですが、手続きの際、そこの銀行は、人によって、いう事が違うんですよね。9:1の割合で、真逆のことを言われます。

その1割にひっかかった時は、時間も手間もかかるので、電話で確認したところ、「(1割のほうで)、統一しているところでして、」とのお返事でした。

はあ~?という感じです。じゃあ、9割の人がおかしいわけ??そんな指導って、ある?と思い、こんなところと付き合っていると、時間無駄だわ。。と思い、銀行を変えることにしました(どこでも、よかったわけなので。)

幸い、四条烏丸には、都市銀が3つあります。残り2つのどこかに変えればいいわけです。

特に決め手もなかったんですが、とりあえず、なんとなくイメージがいいほうに、診療開設届(役所からクリニックを開業します、していいですよ、という許可をもらった用紙です。市役所のハンコが押されてます)を持って、そこの銀行に行きました。

そしたら!法人扱いになるとのことで(ちなみに、うちは、個人事業主であって、医療法人ではありません)、口座開設に、4・5日~1週間かかる(!)と言われ、またなんか、書類を出して、審査されるそうです。びっくりしました。

前任の銀行は、開設届を出したら、個人の口座を開くのと全く同様、すぐに簡単に口座が作れたので、そういうもんだと思ってました。(書いた書類は、1枚だったような?ホントに簡単でした)

こちらの銀行は、管理がしっかりしているというか、慎重というか、(最近、不正口座やマネーロンダリングやいろいろ危ないことに使われたりするからでしょうね。銀行によっては、すごく厳しいそうです)、それは大変結構なことですが、今日、口座と通帳が欲しいんですけど。。。と思い、じゃあ、個人の口座でいいので、屋号(「あいこ皮フ科クリニック」)をつけたいんですけど、と言うと、それも法人扱いで、すぐにはダメ、とのお返事でした。

考えます、と言って、次の銀行へ行って見ると、今日、口座も通帳も作ってくれる、というので、手続きをお願いしました。(そこでも、法人扱いです)

そしたら、何枚もの書類に、サインと住所・連絡先・個人の住所・連絡先などたくさん書かされ、あげくのはてに、「反社会勢力ではありません」という書類にまでサインさせられました。

これまた、手続きの多さにびっくりです。

全部手続きが終わって、通帳もらうのに、40分くらいかかりましたかね~。

あまりにも前任の銀行がゆるゆるだったので、そういうものなのか、と思っていたので、よそは違うんだ、ということを初めて知りました。

(ゆるゆるだから、人によって、いう事が違うという、おかしな事態になっているんでしょうか。。?)

銀行を利用する用事の一つに、お札を新札に変える、ということを時々するんですが

(患者さんのおつりでお渡しするお札は、できる範囲で、新札をご用意しておく、というちょっとした自分なりのこだわりを開業してからずっとしてます。できないときもありますが。。どういうでもいいことかもしれませんが、新札って、もらったら嬉しいですよね。そういう単純な理由で、新札をできるだけご用意してます)、

家のそばの、前任の銀行は、両替機に新札が入っているので、窓口に並ばなくていいんです。

ところが、クリニックのそばは、やはり都会なので、窓口に行かないと、新札がもらえません。

都会だからな~、と思っていたんですが、この新しい銀行では、両替機に新札が入っているんです!素晴らしい!!

いや~、変えてみるもんですね!

時間の短縮にもなり、便利になって、今まで以上にいいことづくめになりました。

法人の手続きがいかに大変か(めんどくさいか)という社会勉強にもなって、都市銀はみな同じと思っていたら、それぞれ全く違って、とても参考になりました。

これは、個人利用の時には、わからなかったことです。

生活の中で、どうしても避けて通れないことは向き合うしかありませんが、避けて通れるなら、いっそ変えてみる、というのは、新しい発見とストレス解消にもなって、いいですね!

いや~、もっと早くに変えてたら、もっと良かったのかな。

でも、変えるっていうのは、ちょっとパワーを使いますから、なにかきっかけが出てくるまで、そこまで中々しませんよね。

でも、他のモノやお店で、代わりができるなら、ストレスをかかえているくらいなら、ちょっとの行動力で、いい方向に変えれますね!

行動あるべし!(やり過ぎ注意でしょうか。。。どうなんでしょう。。)

ストレスとうまく付き合うのや、考え方の方向を変えてみるとか、もちろん、そういうことも大事ですが、

変えてもいいことなら、変えてみる! 

一番簡単ですね。

変えることで、自分にどれだけ、負担が出るのか、手間暇はどうか?も大事なことですから、そのストレスの大きさと測りにかけるしかありませんが、今回は、ホントに良かったです~♪

皆さんも、ストレスを感じさせる人・モノ・店などには、近寄らない・関わらない、ということができるなら、それが一番簡単かも。

(人の場合は、さりげなく距離を置く、っていう感じでしょうか。。)

うちの患者さんは、圧倒的にお仕事されている方が多いんですが、ある程度キャリアを積んでくると、責任ある役職についている方も大勢いらっしゃって、処置中に、お仕事のお話などお聞きするんですが(処置は、ナースではなく、全部私が行いますので)、みなさん、結構大変です。

でも、みなさん、とても前向きで、パワフルです!人生を楽しんでおられますね。何事にも一生懸命だし。

女性はこうでなくっちゃ!

お会いしていると、私も元気をいただきます♪

先日も、お仕事で、部下の中に、どうでもいいことを言ってくる人がいて、(優先順位がむちゃくちゃなので)、とても困る(大事な仕事が、中断されたり、忙しい時に、時間を取られるので)、とおっしゃってる患者さんがいらっしゃいました。

いつもは、明るくて、ホントにお元気な方なんですが、ちょっとお疲れのようでした。大きなプロジェクトをかかえていらっしゃるんですね。

職場の中、となると、避けては通れませんよね。

教育・指導とかは、それはそれでするとしても(でも、そういう人って、指導したからといって、直しませんよね。山崎将志さんの「残念な人」圏外の方というのか。。)、今、その状態が、その方にとって、ストレスなわけです。

特に、大きなお仕事前の準備期間中なら、なおさらです。

正しいかどうかは別として、とりあえず、できるところまで、その人の意見は放っておいて、それでもまだくだらないことを言って来たら、「ごめん、すっかり忘れてた。今、忙しいから、後回しにしていいかな?」とか言ってみては?とアドバス(?)して、二人で笑い飛ばしました。

(実際、できるかどうかは、ちょっと難しいところですが)

私に、おっしゃっていただいて、ストレスが軽くなるなら、どうぞドンドンおっしゃってくださいね。

処置中は、おしゃべり全然OKです。

患者さんからもいろいろな違う世界のお話を聞かせていだいて、情報交換会ですね。

(レストラン・スイーツ情報も多いですが。。)

確かに、ストレスは、睡眠不足の原因になりますし、睡眠不足は、体もしんどくなります。質の悪い皮脂や汗も出たりすることもあるし。そのせいで、湿疹やニキビも出ることもあります。

また、体の調子が悪い時は、お肌の調子も悪くなりますから、そういう意味でいえば、避けて通れないストレスは、笑い飛ばしてやってください。

心で泣いていても、顔が笑っていたら、ストレスのほうが、逃げて行ってしまいますから!

ホントですよ。

一度お試しください。

 

 

 

HAフィルパッチの補足です。

学会でメモしたのを、ちゃんと見て、発表された効果を書きますね。

「ハリが少し出た」と言われた方が10人中9人、「肌がしっとりした」が8人、「キメが細かくなった」7人、

「ふっくらした」「シワがなくなった・目立たなくなった」が7人、「乾燥しにくくなった」が7人と、私が思っていたよりもいい結果が出てました。

また、目尻のところって、赤茶色っぽく色素がついていませんか?

これって、目尻のシワのところに、涙や化粧品が溜まって、かぶれを起こしているせいで起こることがあるそうで、HAフィルパッチを使って、目尻のシワが改善されたら、赤みも改善されたそうです。

ちょっとこれは、目からウロコでした。なるほど。なるほど。

また、これは貼る時に、プチプチというか、サクサクというか、チクチクとヒアルロン酸のトゲを刺していくんですが(そんな強い力は要りません。上から、まんべんなく押さえる程度です)、その刺さってる感の痛みは、30分~1時間の間に感じて、その後は、ほとんど感じない方が多いようです。

2回目以降は、慣れてくるせいか、そんな痛みはあまり感じないというか、気にならないようです。

痛い!と言っても、縫針で刺されるような痛みとは全然違って、「おおっ?まさに何かが刺さってる!」というチクチク感とでも言いましょうか。。こればっかりは、体験された方でないとわかりづらいかも。。

目元は、表情豊かで、動くところですから、昼間とかの活動してる時間に貼ると、貼っている違和感が、気になって仕方ないと思います。

特に、目元のギリギリのシワが気になって、貼った時は、瞬きや目を動かす度に気になって、さっさと寝てしまったほうがいいです。

やはり、寝ている間の、集中ケアですね~。寝ている間に、ヒアルロン酸の刺が溶けて、翌朝には、ふっくら目元になっていると思いますよ~♪

ちょっと前のことなんですが、たまたま東洞院通りを、高辻も越えて下がって行っていたところ、猫の看板のお店を見つけました。

これは、ひょっとして、猫カフェ?と思い、その時は、おつかいの途中だったので、そのまま前を通っただけでした。(説明の看板はなく、猫の形の看板と「ねこうあん」という名前だけだったので)

後日、ネットで調べてみると、やはり猫カフェでした。http://www.nekouan.com/

猫カフェは、実はずっと行きたくて、クリニックのそばにないかな~?と思っていたところだったので、ドンピシャです。

先日、クリニックが終わってから、お伺いしました。(最後は、8時入室だったかな?ご確認ください。)

マンションの一室を、猫部屋にしているような感じです。

猫がたくさんいます♪

こちらで飼われている猫は、全部野良猫や捨て猫や保護された猫たちばかりで、お客さんの中で、もらっていってくださる方もいらっしゃるそうです。

人間にひどい目にあわされた猫もいて、おやつを持ってる時は、少し遠巻きによってきますが、近づくと怖がって、逃げていく猫もいます。

無邪気によってきて、おやつをねだったり、足の間でじゃれて遊ぶ子猫たちもいます。

みんないい子たちばかりなんですが、最初1時間居たんですね。その日は半袖でした。

猫をだっこしたりして、ひじ下の皮膚がむき出しのところに猫の毛がついて、しばらくするとちょっとかゆいな、と思ってました。

猫の毛が、きっと首とかにもついているから、家に帰ったら、すぐにシャワーーを浴びたほうがいいな、と思い、帰ってすぐにシャワーを浴びました。

私も猫を飼っていたこともありますし、実家には、犬も猫もいます。猫も多い時で、3~4匹

いたような気がします。

自分ちも実家も、あまり掃除は得意ではないので、家中、猫の毛とホコリだらけだったと思います。

(動物の毛は、毎日たくさん抜けますからね。特に、生え変わりの季節は、おそろしいほど、毛が抜けてます。撫でるだけで、毛だらけになります。)

ホコリとかのアレルギーはありますが、猫のアレルギーは今までなかったんです。

久しぶりに、たくさんの猫に触って、毛がたくさんついたから、汗もかいていたし、刺激したかな、くらいに思ってました。

また、しばらくして、猫カフェに行って、1時間たつ少し前に、くしゃみが出ました。

ちょうどブタクサのアレルギーーを持っているし、最近冷えてきたしな~、と思っていたら、猫番のおばあさんが、「猫アレルギー?」と聞いてこられ、「違います」と言っていたら、お客さんで猫アレルギーの方がいて、ちょうど1時間くらいすると、くしゃみが出だすそうです。

「そういう人がいるの~」とおっしゃっていたので、その方は、1時間くらいで、反応が表に出だすんだな~、と思って聞いていました。

その後すぐくらいから、右手(猫を触るのは、ほとんど右手です)の手の平が痒くなりだし、「あれっ?ちょっとおかしい。。。」と思っていると、赤~くなりだし、ちょっと腫れてきました。

ゲゲゲっ?!アレルギーやん?!!ものの5分もしないうちに、曲げるのもちょっとツライくらい、ギンギンに腫れだし、ヤバイっ!と思い、ちょうど帰る時間(1時間)だったので、すぐに地下鉄のトイレ(駅近です)で、手を洗ったところ、かなり腫れと痒みがおさまりました。

完全に、猫アレルギーですね。。。猫大好きなのに。。

感作されてしまいました。。。

ややこしい話になりますが、かなりおおまかに言いますと、アレルギーというのは、初めて接触したときには出ません。(アレルギーもいろんなタイプがありますが、一般的にみなさんがアレルギーと思われている話をします)

2回目以降に出ます。

初回に、体の中に入った時に、こんな敵(異物)があるんだ、と体を覚えるわけです。体が次の侵入(攻撃)に備えます。

備える準備が整えって、次の侵入があった時に、総攻撃をそれにかけます。(炎症=ひどいと、赤み・熱などが起こります)

この時に、攻撃をやりすぎてしまって、反応が過敏・過剰になるのがアレルギーです。

特に、皮膚の場合、乾燥していたり、バリア機能が破壊されていたりすると、いろんな異物がバリアを突破して、体の中に入りやすくなります。そうすると、異物の侵入は困るので、そこで攻撃が始まるわけです。

敏感肌やアトピーなどがわかりやすいかと思います。

私の場合、もう猫の毛は十分、体の中に入っていますから、準備万端だったわけです。

そこで、久しぶりに猫カフェに行って、猫を触りまくったものだから、(手も乾燥してたんでしょうね)、体が戦闘態勢に入ってしまいました。

体のいろんな反応というのは、「やめとけって!」「やめて!」っていう、体からのメッセージだと思うんです。

アレルギー反応も、最初は大したことなくても、いつも軽いから、となめてかかっていると、ある日突然(ホントに突然です)、えげつない強い反応が出ることがあります。

完全に、体から怒られてる状態ですね~。

「やめとけって、言ってるやん!まだ、言う事聞かへんなら、こうしてやる~!」という体の復讐というか、仕返しだと思うんです。

ただ、いつ、その強い反応が出るか、っていうのはわからないんですね~。

ホントに、ず~っと軽い症状しか出ないこともあるし、体調によって、強いのと弱いのが、その時々によって、バラバラに出ることもあるし、体の中は覗けません。

疲れてると、アレルギー反応は強くでやすいとは思います。

アレルギーって、防御反応のやりすぎた愛情の形みたいなものですから、「避けて!」と強く訴えているわけですね。

私の場合、1回目でちょっと反応が出ていたのに、2回目にまた行って、さらに触りまくったので、体に怒られちゃいました。

洗って、すぐに落ち着いたからよかったものの、(薬は何も使っていません)、人によったり、アレルギーの原因の種類によれば、命に関わるような、強い反応が出てしまいます。

ちょっと前に、ニュースになった「茶のしずく」の石けんもそうですね。

痒みや赤みだけなら、命に関わりませんが、これは、ショック状態になった方が出たので、大問題となりました。

おそばのアレルギーやナッツとか、食品のアレルギーって、ご本人もある程度気を付けるし、初めてアレルギーになったら、わかりやすい(診断しやすい)ことが多いので、以後気を付けることができます。

今回は、誰も(患者さんも医者も)、まさか、石けんで、ショック状態になるとは思っていないので、発見が遅れたのかもしれません。

いきなり、ショック症状を起こした方がいて、アレルギーを疑った内科の先生が、皮膚科に紹介して、発覚したんだったと聞きました。

ただこれも、原因を突き止めるのに、最初の先生は、かなり時間をかけて、何度も問診されたことでしょう。尊敬しますね。

1例、報告があると、実はこれもじゃないか?とどんどん報告が出てきて、検討されて、原因がはっきりした、というのが、今回の経緯だったはずです。

消費者センターのHPや皮膚科学会のHPにも、詳細が載っていたと思います。

今、被害者の会ができて、話合いの途中だったかと思います。(消費者センターのHPに書いてあったと思いましたが)

話がそれましたが、私の体は、もう完全に反応が出てるので、次回行くと、どんな反応がでるのかわかりませんが、かなりきつい反応が出ると予想します。

実験のつもりで行ってみたい気もするんですが、前回以上ひどいのが出ると、薬がすぐに必要かも。。(クリニックにすぐに戻ればいいんでしょうが。。)

たくさんの猫がいて(抜け毛が多いということです。もちろん、きちんと掃除されていますが、動物を飼っていらっしゃる方はご存知でしょうが、追いつきませんよね)、時間が長いと、それだけ、大量に摂取している機会を増やしているので、よけい注意が必要です。

ああ・・・。せっかく猫カフェ見つけたのに。。

猫好きな方がいらっしゃれば、私の代わりに猫カフェに行って、可愛がってあげてください。

動物を保護するのにも、お金がかかりますから、援助もかねて、覗いてみてくださいね。(去勢手術などにもお金がかかります)

一度アレルギーは発症してしまうと、減感作療法と言って、ゆっくり慣らして、アレルギーを出なくしていくとい治療もありますが、かならず減感作専門の医師の元で、指示に従ってください。

恐ろしく気が遠くなるような治療になることもありますし、いきなり摂る、というのは、症状によったら、とても危ないです。自分や医師以外に指導してもらってやるのは止めましょう。

シャレにならんくらい、強い反応が出ると、ホントにステロイドの注射とかがいる時もありますし、息ができなくなることもありますから、医療機関でないと、ホントに危ないです。

ショック状態になるくらい、強い反応が出る方は、入院の上、されることもあるくらいです。

自分に減感作するのも、かなりめんどくさいので、やらないと思いますが、猫カフェには行きたいな~、と秘かに狙ってます。

まあ、当分忙しいので、行けませんけどね。

その間に、体は忘れてくれないかしら。。?

これが忘れないんですよね~、なかなか。

落ち着いたら、体も元気で、手も乾燥してない時にリベンジです!(のつもりです。。)

 

目元のシワに使う化粧品は、うちでは、エラスチダーム­®をおススメするんですが、これは、保湿剤ではありません。

エラスチダーム®は、もう定着してしまったシワや、キメが粗いのかチリメンジワかどうか迷うような時には、予防も含めて少し始めてみる、というのもアリかもしれませんが、乾燥ジワ対策ではありません。

季節が変わって、湿度も低い日が増えるようになって、脂性の私ですら乾燥する日が増えてきましたから、乾燥肌の方は、いよいよ本格的な乾燥シーズン突入ですね。

乾燥ジワに、レチノール系の化粧品は有名ですが、私もレチノール系は、一つの選択肢としていいと思います。

保湿メインのアイクリームか、レチノール系か、と大きく二つに分かれるのかもしれませんね。

当院には、目元専用の保湿のアイクリームというものがありません。

ナビジョンのWシリーズが、かなりの保湿作用があるので(特に、夜用のクリーム。これで十分じゃないかな、と思ってるんですが。)、これでもまだ乾燥するという方には、レチノールは試す価値はあると思います。

でも、レチノールは合う合わないが、かなり分かれるところです。

合う方は良いんですが、合わない方は、赤くなったり、少しヒリヒリしたり、皮がめくれたりと、いろいろ副作用(というか、まあ、起こっても当たりまえと言えばそうなんですが、)が出ることがあります。

レチノールの作用のうち、そういう面だけが強調されて出てしまうんですね。

気にせず使っている、という方と、やっぱり使えないという方に、またこれも分かれます。

ナビジョンから、HAフィルパッチ®という商品があるんですが、ヒアルロン酸が棘状になっている商品です。

その棘が、皮膚に直接刺さって、ヒアルロン酸が溶けて、ホントに皮膚の中に入れることができるわけです。

刺さる化粧品というか、注射の化粧品バージョンですね。

これは、シンデレラ効果と言われるくらい即効性があり、何かのイベントの前とかにすると、おススメです。

ただ、これ、維持がしない、というのが欠点だったんですね。ヒアルロン酸を一時的に入れてるだけですから。私もそう思ってました。

ところが!

今回の学会で発表があったんですが、週2回これをを目元にして、8週間経過を見てみたら、結構いいい結果が出てました。

目元の乾燥ジワでお悩みの方であれば、ちょっと高いですが(3回分で、¥5,800)、これも一つの選択肢になりますね。

発表の結果の中には、患者さんから、「ハリが出た」と答えた方が10人中7人だったか、8人だったか、写真でも変化が認められていたので、たかがこんな化粧品ですが、おおっ?!と思いました。

レチノールがダメな方・いろいろ乾燥ジワにやってみたい方、一度どうぞお試しください。

ただし、貼る形が決まってますから(のりしろがあります)、気にされているところに、うまく貼れるかは、やってみないとわからないかと。。ほとんどの形はカバーするはずあんですが、なにしろのりしろあ3ミリありますから、ホントの目の際は無理です。

いきなり、3回セット1パックを買うのが、ご心配な方には、9月のキャンペーンで、レチノールのマスク1回分とセットになったのや、エラスチダーム®現品1個とセットになった分がありますから、よろしければ、それでお試しください。

試して、よかったら、現品をご購入くださいね。

明日明後日と、山口県下関で、美容皮膚科学会総会が開かれます。

そのため、今日は、少し早目に、明日は完全休診で、学会に行かせていただきます。

美容皮膚科医にとって、一番のメインの学会が、この美容皮膚科学会だと私は思っているんですが、

最近は、新しい分科会みたいなのもいっぱい出てきて、美容皮膚科学会よりも活発に活動されているかもしれません。

今年は、震災の影響で、横浜で予定されていた、日本皮膚科学会が中止となりました。

皮膚科系の中では、一番大きなメインの学会になるので、商業展示と言って、業者さんがいろいろ出展して、商品を展示・説明されるんです。

化粧品系は、皮膚科学会が一番たくさんの業者さんが参加されます。クリニークまで出てますからね。

(出てるからどやねん、て感じですが、華やかなブースが、普通の学会だと少ないので、スゴク目立ちます。もちろん、サンプルとかくれるわけではありません。)

美容皮膚科学会は、皮膚科学会ほどには出ないんですよね~。

だから、新しいクリニック専用化粧品の開拓は、絶対皮膚科学会に行かないとダメだと思っているんです(講演は一切聴かないとしても)。

美容皮膚科学会は、商業展示も講演やセミナーなど、とても楽しみにしているんですが、今年は、下関で開催ということで、遠っ!!

学会の総会となると、全国から医師や業者さんも含めて、大勢の人間が一気にその街に入りますから、小さな街だと泊るホテルがなくなってしまって、大変だったりするので、親しい業者さんから、早目にホテル押さえたほうがいいですよ、と言っていただき、むっちゃ早く押さえました。

金曜から前泊です。遠いから、クリニックが完全に終わってから、移動するのは、ちょっと大変なので、早じまいしないといけません。

下関があまりに遠いです。

福岡の小倉まで、のぞみで行って、門司から下関に戻るパターンです。京都~小倉まで、のぞみで2時間35分かかります。そこから、戻るんですよね~、運賃払って。

新山口から新下関と、順当に行くより、小倉まで行く方が早いんです。

ところが、この小倉から下関まで、スムーズに行けば、15分かからないくらいなんですが、乗り継ぎが悪い時は全然ダメ!乗り継ぎがうまくいくような、のぞみに乗らないとね、いけません。

業者さんで、山口空港まで行って、そこからバスで、下関まで、1時間半かかるルートで行く、とおっしゃってました。

ちょっと場所が中途半端なんでしょうか。

そしたら、今回のプログラムを見て、「しょぼっ。。。」(申し訳ありません。山口大学の先生方)と思ってしまいました。

演題、こんだけ?って、感じです。

前に、新潟で美容皮膚科学あった時も、行きましたけど、もっといろいろもりだくさんだったような。。気のせいでしょうか。。?

せっかくクリニック休んで行くのに、こんだけ?って感じで、まあ、ありすぎても、同じ時間に講演されて、いつも聴けないから、時間をずらしてくれ!って思うから、ありすぎよりはいいんでしょうか。。

でも、もうちょっと選びたいな。。

学会では、臨床と言って、要は現場のことの発表と、基礎と言って、研究中心の発表とに、おおまかに分かれます。

基礎の話の中に、結構、おおっ!そうだったのか!と目からうろこのこともあるので、時間があるなら基礎のお話も聞いておきたいところなんですが。。

前泊、止めようかな。。土曜日、朝一で行こうかしら。。

時間を逆算しました。やっぱり早すぎかな。。。早起きは苦手です。そういうパターンで行った時は、いつも前泊すればよかった、と後悔することが多いので、予定通り前泊のままとしました。

うわさでは、今回あまりに遠いので、東京とかの先生で、行くのを止めるとおっしゃってる方もいるそうで、参加人数が例年よりも少ないのでしょうか。。

学会や出張で、泊る時は、ノートPCを持って行くんですが、今回重大なことに気付きました。

東京に行く時は、新幹線の中で、PCでネット使えるんですよね。

でも、実はこれ、N700系の東京~大阪間だけみたいなんです。

昨日気付きました。。

新幹線が、あまりに長いと、本を読むのも途中で、あきてくることがあるので、ネットできるにこしたことありません。

持っていくの止めようかな。。重いし。。(軽めのヤツなんですけど)カバンは、パンパンで、他のモノを合わせると、カバン、ちぎれそうです。

でも、ホテルであったほうがいいしな。。

結局、持って来てしまいました。

iPadお使いの方は、Macにすれば軽いのに、とお思いでしょう。。

私、Macと相性悪いようです。。研修医の時は、Macだったんですけどね。。カード会社のポイントでもらった、iPodもうまく使いこなせないんです。。。ううっ。。だから、多分、iPad、無理かも。。

結局、新幹線の中では、ネットができるかは試しませんでした。本を読んでいたら、そのうち着いてしまいました。

いよいよ小倉に乗り換えです。

乗り変え時間が10分しかないので、間違わないようにしないと!と勢い込んで、見事間違えました。。。

鹿児島本線って、ちゃんと見たのにな・・・。

かなりの方向音痴で、いつも、なんか違うような気がする。。。と思いながら、行ってしまうんですね~。それで、しばらくして、やっと人に聞いて、戻ってくるパターン。。。

今回は、ホームに着いた瞬間に、絶対違う!と思ったので、駅員さんに、走っていて聞いて、また違うホームに。。ううっ。。。また、やってしもた。。危なかったです。

まあ、無事にホテルに着きました。よかった、よかった♪

リモワの中くらいのスーツケース(重いほう)をもって、走り回ったので、ちょっと疲れました。

明日もクリニックは、お休みをいただきますから、患者さんの中で、処置後のご心配なことなどございましたら、メールを送ってくださいね。

すぐにお返事はできませんが、休診中でも、お返事できると思います。パソコン持ってきてるので。

どうぞご遠慮なく。次回来られた時に、「実は、こうだったんです。。」とお聞きすることがあると、お知らせしてくださったら、よかったのに、と思いますので、お電話はされにくいかもしれませんが、メールはホントにお気軽にどうぞ。

ナビジョンの新しい日焼け止めが届きまして、早速患者さんのお化粧直しの時に、試していただいたところ、大好評で、買って帰られたので、あっ!という間に、無くなってしまい、追加発注をかけました。

明日の午前中には届きますから、気になっておられる方も、ご購入いただけます。

初めてお使いの方は、必ずテスターで感じを見ていただいてからのご購入をお勧めしていますから、まずは、テスターをどうぞ。

前のブログで、スキンケアプロテクトUV(透明タイプ)は、汗・皮脂にはそこまで強くないかも。。と申し上げてましたが、パッケージの表示に、ちゃんと汗・皮脂に強いと書いてありました。

書いてあるということは、信用して大丈夫です。

(書いていない場合は、信用してはダメということです。一般の化粧品カウンターで多いのが、売るために、美容部員の人が勝手に(企業ぐるみの指導で?)、効果などを誇張して言います。よくある話です。話がうますぎたら、パッケージを必ず見せてもらって確認してから、買ってくださいね。)

いただいた資料には、表示がなかったので、あれっ?と思っていたんですが、資料には保湿効果に関してのデーターが載っていたので、スペースの関係で、足りなくなったんでしょうか。。

まあ、よかったです♪

お肌に優しいタイプの日焼け止めで、SPF50で、しっとりタイプで、汗・皮脂に強い、というのが、なかなかないので、患者さんで、合う日焼け止めが見つからなかった時、他にないかな~と時々困ってました。

(汗・皮脂に強いと言っても、ウォータープルーフまではいきませんよ。

例えば、アネッサの海・プール用は、「耐水テスト80分」というふうに、ちゃんと表示があります。

アネッサの海用で、たった80分しか持たないというのも、結構衝撃ですけどね。海やプールは、それだけ塗り直しが必要なわけです。まあ、水の中に80分以上いることって、かなり少ないとおもうんですけどね。遊びに行ったくらいだと。そんなにいたら、体へとへとですよね。)

ビューティープロテクトUV(BBクリームタイプ)は、ホントに評判が良く、便利です。

結構なカバー力なので、ファンデは必要ないんですが、ファンデと違って、1種類しか色がないので、色黒の方にも大丈夫か心配でした。

色黒具合にもよるんでしょうが、色黒目の患者さんが塗られても自然で、いい感じで、ご購入されました。(正直、ちょっとびっくりしました。ホントに自然だったので。)

 資生堂のことなので、また患者さんのご意見を参考にして、違う色のタイプが出てくると睨んでます。

今まで、他の商品もそうでしたから。

やっぱ、こういうことができるのは、資金力と豊富なデーターのある大手・資生堂ならではです。

資生堂のすべてを全面的に支持するわけではありませんが、皮膚科医として、こういう頑張っている企業がいて、開発がすすむと、大変ありがあたいです。

その資生堂にお願いしたいんですが、日焼け止めの塗り直しの必要性を、CMや雑誌やパッケージで、訴えてほしいですね~。

お肌に優しいタイプの化粧品を作っているブランドの日焼け止めには、「2~3時間毎に塗り直してください」とか、同じような内容の表示があります(SPF50であっても、ウォータープルーフであっても)。

まあ、逆に言えば、そういうことを表示しているってことも、「売り」なわけでしょう。

資生堂の表示は、「○○(量です)を塗って、SPFを測定したものです」(○○塗らないと、SPFの表示になっていませんよ、ということです)や、ふき取ったりしたら、適宜塗り直してください、とかなんですよね~。2~3時間毎の表示ではないんです。

みなさん、SPFを誤解されていると思うんですが、これは、何も塗らずに赤くなるまでの時間をどれくらい遅らせることができるのか、という紫外線B波による日焼けの赤みに対しての数値なんです。

赤くなっていないからと言って、シミが出来ていない、とは限らないんですね~。

SPF1を20分として、SPF30なら、20分×30倍=600分(10時間)という単純計算で、いろんなメーカーは、何時間もつ、と言いたいんでしょう。

ウソではないです。そう言いたいメーカーの気持ち、わからないわけではないです。

 

でも、こんな単純計算でいけるわけないんです。

そもそも、環境によって、紫外線の強さって全然違うわけで、もちろん、肌質によっても全く違います。

まして、SPFの実験でされている時に塗られている量と、みなさんが普段塗っている日焼け止めの量って、全然違います。

実験では、多分普段塗る量からしたら、てんこ盛りものイメージと思っていただいたら、わかりやすいかも。

少なくとも、伸ばしても、白いままで、(薄付きとは、ほど遠い)、べとべとを通りこして、まだクリームをのばす前の状態やん、って感じです。

もちろん、ちゃんと塗っても、拭いたら取れますし、汗かいたら(汗に強いタイプでないと)、すぐに終わりでしょう。

そこまで、何時間もつ、というなら、買う前に、「これだけ塗ってくださいね。でないと効きませんから」と消費者に見せるべきでしょうし、「汗かいたり、ふき取ったら、効果ないですよ」とか、ちゃんと知らせてから、売れ!!と言いたい。(そこまで、やっていないでしょう?)

実験の現場ではなく、実際の日常生活で、いろんな条件でデーターを取った上で、「○○時間もつ」と言われるなら、おおっ!このメーカーはスゴイ!と思うんですけどね。それなら、実際、言っても構わないと思います。

一番大事なのは、自分の普段の環境で、日焼け止めって、ちゃんと効いているの?ということですから。

前にも書きましたが、シミがイヤなら(80歳までシミを作らないなら、で計算されています)、1日に何もつけずに直射日光に当たっていいのは、3分です。SPF50で2時間です。

それだけしないと、シミができるのは当たり前なんです。(シミが出る、ということは、シワもタルミも出る、ということです。紫外線は、皮膚の老化を早めますからね=)

どこまで塗るのかは、どこまでシミやシワがイヤなのか、患者さん次第ですから、その方のお好きにされればいいんですが、化粧品会社が、日焼け止めを塗ったら、10時間もつとか、12時間もつとか、50倍もつんですよ、とか言うから、塗り直しをされない方が大勢います。

だって、買う時に、そう言われたら、塗り直しなんて、メンドクサイのに、するわけないですよね。

お店の人が言うんですもん。

まして、デパートで、そんなこと言われたら、ウソとは思って、普通買いませんよね。

今年は、そんな表示をしている大手は、目に入りませんでしたが、大丸に新しい(のかな?今年の夏まで、気づきませんでした)化粧品ブースができたんですね。

そこのブースに思いっきり、「○○時間もつ日焼け止め」とデカデカ書いてありました。

あ~あ~、と思って、日焼け止めのカタログをもらおうとブースに立ち寄りましたが、日焼け止めのカタログが見当たらず、それっきり近寄っていません。

担当者の方がわかってないのか、あるいは、本当に「○○時間もつ」というデーターをお持ちで、自信を持って表示されているのか、それはわかりません。カタログを見てないから。

でも、データーがないなら、消費者に誤解を招くので、アウトではないでしょうか。

大丈夫なんでしょか、このメーカーは。。

おととしでしたっけ?「9時間ブロック!」とか言って、CMされてたの?他のメーカーも、こぞってそういう宣伝されていたような気がします。

今年も、外資系メーカーで参考までに、BBクリームと日焼け止めを買いに行ったら、「12時間もつんですよ」と平気で、美容部員の方、言いますからね。(パッケージ内の説明書には、日本語では一切そんな表示はありません。日本語以外の、英語・中国語・アラビア語?他多数の言語では、「12」という数字が表示されていました。日本だけ、アウトだったんでしょう。不自然ですからね。)

資生堂のラボの方なんて、絶対学会の市橋先生(紫外線研究の権威の先生です)のご講演は、聴いておられると思うんですよ~。

マイナーな学会や研究会ならいざしらず、抗加齢学会の総会で、おっしゃってますから。

まして、演題が、シミを作らないために、みたいな紫外線とドンピシャのが、プログラムに載っているので、あらかじめ目は通されていると思うんです。あの演題名、見たら、シミや日焼け止めを取り扱っている医療関係者は、聴きたいと思います。

開業医で、自分一人しかいないから、クリニック休んで行けない、というならともかく、ラボの誰かお一人くらい、いけると思うんですよね~。

資生堂だって、塗り直ししなきゃ、いけないことくらい、ホントはわかっていると思います。

でも、他のメーカーがこぞって、「何時間ももつ」って、宣伝したら、資生堂だけが「塗り直しが必要なです」なんて、言えませんよね。

消費者というのは、やはり、塗りやすいもの・簡単なもの・便利なものに、つい動いてしまいますから、いくら国内最大手とはいえ、売上にひびくかもしれません。

売上にひびくと、お金のかかる研究とかもしてもらえないわけで、お肌に優しい化粧品シリーズやクリニック専用化粧品や、アザ用のファンデなど、採算の取れにくい(と勝手に思ってますが)部門・購買者の少ない部門などは、規模が縮小されるかもしれません。

もし、そうなったら、美容皮膚科医としては、困りますね~。

消費者が欲しい商品は、ニーズに合わせて、どんどん売ってもらったらいいと思うんです。いろんなニーズがありますから、それぞれに合わせて、いろんなブランドが細かくわかれてますものね。

 

日焼け止めの塗り直しがいらないと言われるから、塗り直しをしてないだけで、知っていたら塗り直ししてたのに、という患者さん、大勢いらっしゃいます。

今も、うちに通われているほとんどの患者さんが、ご自分のできる範囲で、塗り直しされています。

私も含めて、日焼け止めの消費量は、ひと夏だけでも、すごいと思います。

(私は、この夏だけでも、自分のために日焼け止めを何本買ったのか忘れるくらいです。)

化粧品会社は、お客さんにたくさん使ってもらったほうが、売上も上がっていいと思うんですけどね。

乳液にしたって美容液にしたって、昼間、お肌が乾燥してたら、何回でも塗ったらいいんです。

ファンデの上からでも塗っていいんですよ~。どこにもダメ!って、書いていませんから。

私も、乾燥するときは、ファンデの上から、日焼け止めの上からでも塗ってます。

所詮、化粧品なんて、保湿が目的ですから、吸収させる必要なんてありません。(もともと、そんな吸収するものではありませんけどね。所詮、角質までですから。薬ではありませんから。)

お肌の表面に、のっかって、蒸発しなかったら、それでいいんです。保湿=保護と思ってください。

1日2回朝晩、と言わず、乾燥したら、何回でもどうぞ!って、表示するほうが、早く消費もしてくれるし、お肌も乾燥しないし、利用者もメーカーも両方嬉しいと思うんです。

化粧水や乳液をコットンで塗らせて、早く無くそうとするんでなく、(そんなの手指で、塗ったら、十分です。コットンを使う理由は、「均一に塗れるから」というだけの回答でした、メーカーは。コットン使うと、手指の2~3倍の量いりますからね。)、回数を増やせば、それだけ早く減りますけどね。

業界最大手の資生堂にこそ、日焼け止めの塗り直しの重要性を、CMや雑誌などで、大々的に宣伝してもらって、業界を変えていってほしいです。先陣を切ってほしいですね~。

そういうことができるのは、資生堂だけだと思うんですけどね。

小さいメーカーとかが塗り直しを表示はしていても、学会や美容皮膚科医が塗り直しの重要性を説いたところで、知ってもらう範囲って、限られてしまいます。

資生堂さん、頑張ってください!お願いします!!全ての女性が、美しくあるために!

台風のせいで、すっかり涼しくなりました。

京都市内付近は、あまり被害はなかったようで、土曜日もあれっ?台風はどこに?くらいの感じでしたが、滋賀から来られる患者さんがJRが運休してるから、車で来たとおっしゃったので、ビックリしました。

台風に近いほうが被害がひどいわけでもないところが台風の恐ろしいところですね。

皆さんのところは大丈夫でしたか?

甚大な被害をこ被った所や行方不明の方もたくさんいらっしゃって、早く何もかもが元通りになることをお祈りいたします。

さて、涼しくなってくると、皆さん、サボりだすのが日焼け止めです。

初診のカウンセリングでも散々言うのに、何回も通っていても、まだ、冬でも日焼け止めがいりますか?という方がいらっしゃるので、ビックリします。(こういう方は、塗る気がないんですけどね、何回言っても。シミ治療には向かない方です。お金と時間がかかるだけです。)

9月は、8月よりは紫外線がマシはマシですが、紫外線は年中ありますから、ちゃんと塗っておかれるほうがいいと思います、シミやシワなどがイヤなら。

どこまでするのかは、その方次第ですけれど。

ただし、日焼け止めを塗る際、空気の乾燥は進んでいますから、保湿はしっかりされてください。

乾燥するタイプの日焼け止めは、夏であっても、お勧めできませんよ。

夏の間は、大丈夫だった日焼け止めも、私もお盆を過ぎたあたりから、少し乾燥する感じが出てきたので、ちゃんと乳液を塗るようになりました(それまで、乾燥してなかったので、よく塗り忘れることが多かったんです。)

9~11月は、気候も良くなって、お天気がいいと1日中、外にいたくなるような日がたくさん出て来ますね。

真夏は、暑すぎて、海やプールでもない限り、1日中炎天下にいらっしゃる方は、かなりの少数派だと思います。

でも、秋や春って、かなりの方が、1日中外にいる日が以前よりも増えて来ます。

9月はまだしっかり日焼け止めをしていた方でも、10~11月は油断してるうちに、お子さんの運動会やアウトドアで、結構焼けてしまった!ということもわりとあります。

真夏ほど紫外線が強いわけではありませんが、1日中外にいるなら、春や秋でも塗り直しは必要です。

(汗をかかないなら、ウォータープルーフはいりませんけどね。何回塗り直しするのかとか、日焼け止めの強さは、環境によって違います)

さて、そんな中、やっとナビジョンから、BBクリームの登場です!

正確には、BBクリームとは言わず、「ビューティープロテクトUV」と言います。

以前より、多くの方から、お肌に優しい日焼け止めでBBみたいに色のついたのや、クリニック専用化粧品の、塗りやすいクリームファンデーションみたいなのはないですか?と聞かれてました。

そういう商品って、すっごい難しいらしんです。開発は、絶対されてるところだと思うんですけど、とずっとお答えしてきました。

ナビジョンにしても、ホントは、夏前に発売したかったと思うんですが、間に合わなかったくらい、難しかったんだと思います。

市販でも、評判のいいBBクリームは売っていますし、わりといいかも、というBBも探せばあると思います。

でも、水・汗に強いのや、ウォータープルーフがなかったんですね~(私が探した範囲では。)

このナビジョンのBBは、汗・皮脂に強く、処置後の赤みや色ムラをカバーすることにこだわって作られており、BBというより、これは日焼け止めのファンデーションですね~。

しかも、スキンケア成分も入っていて、美容施術後の敏感な肌に塗っても大丈夫、というテストもされています。(誰にでも絶対大丈夫!ではないですよ。)

私もモニターで、使わせていただきましたが、8月から始めて、全くファンデいらずでした。

アネッサみたいな海用ほどのウォータープルーフではありませんが、夏場、買い物くらいの汗なら、大丈夫そうです。(庭仕事やアウトドアは保証しませんよ。かく汗の量で、耐水性は変わってきますから。)

もうひとつ、うるおい日焼け止め、ということで、「スキンケアプロテクトUV」が出ました。

これは、透明タイプで、白くなりません。SPF50のわりに、しっとりしてます。塗ることによって、お肌に保湿効果がある、というデーターがあります。

今までのナビジョンの日焼け止めや他の日焼け止めで、乾燥が気になっていた方、試す価値ありです。

ただ、こっちは、ウォータープルーフではありません。汗・皮脂に強い、という表示もありません。

(表示がなくても、わりと強い、ということはありますが、表示できるほどには、強くない、ということです)

そういう意味では、汗をかく時には、別のをお勧めします。

ま、今からの季節、汗い強いというのは、そんなにもう必要ないかもしれませんが。

こちらも、スキンケア成分配合です。

どちらの日焼け止めも、従来のどのクリニック用からも比べて、ちょっと高いです。

でも、BBのほうだと、ファンデも合わせて買うことを思えば、これだけでいけます。結果、安くなるとおもいます。

今まで、合う日焼け止めがない~、とお困りだった方も、一度お試しください。

絶対合う!保障はしませんが、選択肢が広がるのは、いいことです

またナビジョンシリーズの、フェイスパウダー、やっとレフィルが出ました♪

いつも使っていただいていた患者さんから、ケースや鏡がもったいなから、レフィルが欲しい、とおっしゃっていたのが、やっと商品化です。

このフェイスパウダー、さすが資生堂と思わせる優秀さで、フェイスパウダーなのに、パウダリーファンデ並みのカバー力で、なのに、スルスルと塗りやすくて、気持ちいいんです♪(パフも、お肌に優しい♪)

クリニック専用化粧品のファンデって、女心をわかるヤツがすっごい少ないんですよね~。

スキンケア成分たっぷりなので、今ミネラルファンデで注目されている、シリカやマイカ・酸化亜鉛・酸化チタン・酸鉄も入っています(というより、昔から、お肌に優しいパウダーには入っている成分なんですが。特に、目新しいわけではありません)

ヒアルロン酸も入っていますから、かなり乾燥肌の方でも使いやすいとは思います。

でも、毛穴やチリメンジワに、パウダーが入り込むのが気になる、という方は、クリームファンデやBBをお勧めします。

クリームタイプ・リキッドファンデは、かぶれるので、ダメという方には、お試しされる価値があります。

私は、パウダーファンデは使いませんが、もし買うなら、これはお勧めです。これは、塗ってみたら、感じがすぐにわかりますから、一度どうぞお試しください。

 今日、発注をかけたので、明日の午前中には、届くはず。。。だと思います。

午後以降に、いらした方には、お試しいただけると思いますよ。テスターをご準備しておきます。

(すみません、患者さん用のパンフレットをオーダーするのを忘れました。。資料は、院内でご覧ください。。)

脂肪溶解注射って、ご存知ですか?

ネーミングからして、魔法みたいに注射したら、脂肪が減って、どんどん痩せて細くなって、みたいなイメージかと思います。

そのイメージ、全くウソではありませんが、そんな都合よくにはいかないです。

脂肪を無理やり減らすには、脂肪吸引という手術が有名ですね。某格安チェーン展開クリニックで、脂肪吸引の手術後に無くなった方が3名(いや、もっとかな?)いらっしゃいます。医師が逮捕されましたね。手術が脂肪原因なのか、まだ捜査中のもあるでしょうし、原因がわからなかったのもあるでしょう。でも、マスコミが、脂肪吸引で死亡!みたいに報道するから、すっかり脂肪吸引は怖い!というイメージがついてしまいました。

もちろん、安易にやるものではありません。

ちゃんとした美容外科で、手術される分には、死ぬことはまずないと思いますが、体から無理やり脂肪を剥がしてくるわけですから、ダメージの大きなものに変わりはないです。する範囲・部位や取る量・元の体重や健康状態によっても、大きく作用されます。

でも、ちょっとここだけ部分痩せしい、とか、痛いのも恐いのも手術もイヤだ、とか会社を休まずなんとかしたい(脂肪吸引は、どこをするのかによっても違いますが、普通、1週間くらい会社は休むことが多いと思います)という場合に、美容医療で行われているのが、脂肪溶解注射です。

正確には、リポ(脂肪)メソ(薬)せラピー(治療)というのが正式名称ですが、日本では、脂肪溶解注射の名前が先行して有名になっちゃって、料金表のところに、「リポメソセラピー」と表記しても、患者さんがわかりにくいだろうな、とうちでも「脂肪溶解注射」としました。

メジャーな方法としては、薬剤(クリニックによって色々です)を、気になるところに入れて、脂肪細胞の膜を破壊して、脂肪が流れて、体が吸収して、減っていく、みたいな感じです。

薬を入れるだけですから、破壊できる脂肪量には限界があり、例えば80キロの人に注射しても、あまり意味ないかも。。60キロくらいまでの人の部分痩せや、もう少しだけ、というのはアリですが、もちろん回数も要るし、サイズ変更まで行うことはできません。回数をかけて、いつものスカートがキレイにラインが出るようになった、とかパンツに余裕が出た、みたいな感じです。

痩せにく腰(ローライズを履いた時に、乗っかる脂肪とか)や内股・二の腕・おなか・おしり・太ももの裏側などがよくする部分です。セルライトも改善することができるので(普通の脂肪吸引だと難しいです)、太ももやおしりは人気です。

会社帰りや昼休みなどに処置されることも多く、日常生活には、普通はそんなに支障はありません。

もちろん、腫れ・内出血・かゆみ・熱感・赤み・刺激感など副作用はありますが、痛み止めの飲み薬を出したことはないです。

脂肪溶解注射は、私も大好きで、自分にも昔やったことあります。おなかに結構打ちました。

タイトスカートをブラウジングせずに履きたかったんですね~。3~4回やって(かなりついていたので)、おおっ!となりましたが、その後3キロ太ったら、戻ってしまいました。

脂肪吸引ではありませんから、3キロくらいなら、すぐに戻りますね~。

それからは、もったいないので、元の3キロ前の体重になるまでは、やらないでおこうと決心してます。

(時々、誘惑に負けて、やりたいな~、ちょっと減らしたいな~、と思うことはありますが、キリないので、3キロ痩せるまで、我慢我慢と言い聞かせてます。)

そんな脂肪溶解注射好きの私でも、やらない部分があります。

それは、顔です。

顔は結構腫れます。というより、体ほど脂肪はないし、すぐに見えるところなので、腫れたり赤くなると、わかりやすいのは当たり前ですね。

脂肪溶解注射は、ごくまれに、わけわからん状態が出ることがあり(腫れは赤みが後からぶり返して、落ち着くのにすごく時間がかかるとか)、そういう意味では、顔はあまりやりたくありません。

大事な神経や血管が細かく密集していますから、思ってもいない副作用が出るかもしれません。

濃度を薄くすれば、副作用も軽くなりますが、この注射、やっぱり腫れたり赤みが出たりと、副作用というか反応が強く出ないと、効きが悪いと思います。

脂肪が流れ出たり、脂肪細胞の膜が破壊されるための炎症が起こってこその、「脂肪溶解」なので、反応が少ないと、効き悪いのかな?と予想することがあります。

クリニックによったら、顔の場合は、薬の内容を変えたり、ステロイドのホルモン剤を混ぜて、腫れを抑えるようにしているクリニックもあります。

ステロイド注射してまで、顔には打ちたくないですね、私は。

顔、特にホホは、注射だと回数が必要で、その度に腫れますから、私は、脂肪吸引の手術を勧めてます。手術だと1回で済みますからね。

昔勤務していたクリニックは、顔の脂肪溶解注射もメニューにあり、やらざるを得ない時がありました。

脂肪はどこにでもあります。無いと、骨の形が露出して、ものすっごくおかしくなるので、脂肪は絶対必要です。

脂肪の少ない方は、適応なし、ということで、そこでも断れましたが、脂肪がつき過ぎてる場合は、断れませんので、何回かやったことありますが、顔の脂肪溶解注射は、ものすごく神経を使うのでやりたくないです。

(この神経の使い方は、ヒアルロン酸・レディエッセ・ボトックス以上です。脂肪溶解注射は、腫れた時の状態をある程度予想して、バランスも診て、注射しますから、ボトックスの解剖がわかっているか、とか、ヒアルロン酸のボリュームアップとは、ちょっと違います。もちろん、、ボリュームアップもボトックスもただ入れればいいというものではありませんが。)

顔の場合は、やはり腫れが一番怖いので、神経や大事な血管を必要以上に圧迫し続けたら、皮膚壊死などエライことになりますからね。

だから、顔に打つ場合は、薬の濃度を調節したり、打ち方を変えたり、経過を診たり、というのが、他の場所以上に必要です。甘くみていると、医療っていうのは、思ってもいないことが稀に起こりますからね。

打ち方を変えたり、濃度が薄くなる分、体みたいには減りませんから(顔の場合は、そこまで減らさなくてもいいんですが)、患者さんによったら、満足度というか、コストパフォーマンスは悪いな、と思うかもしれません。処置前に、ちゃんと説明を聞いていたとしても。

そういうこともあって、開業したら、顔は止めておこうと、決めてました。メリットって、勝ってるのかな~?と悩むような治療は、他のことでもそうですが、治療メニューから除外してます。

ご予約の時にも、お勧めしません、と言っても、どうしても診察・カウンセだけでも、という患者さんがいらっしゃるので、カウンセはお受けしてました(もちろん、初診料かかりますよ)。

うちのクリニックで、今までは全員の方が、説明に納得され、腫れは困るな~とか、回数がかかるのはな~、とかで、注射をあきらめたり、考え直します、となったり、むくみを取るタイタンを変わりにして、気に入ってしまう方とかいらっしゃいました。

ところが、そうやってお受けした方で、お勧めしません、と予約の時に言ったにも関わらず、やってもらえる、と思い込んで(希望的観測ですか?)来られた方がいらっしゃって、また気にされてるというホホには、全然脂肪はついてなくて、どちらにしろ、元々適応のない方です。

(これでやるのは、悪徳だと私は思います)

説明しても、どうしてもやってほしい、と一点張りで、帰ろうとされません。

お金さえ払えば、絶対やってくれると思っておられたようで。。。

申し訳ありませんが、うちはお金をいただいても、おかしなことは絶対しません。

「どうしてもやりたいんです」→「じゃあ、他でやってください。うちでは絶対しません。」

リポスタビル®で注射しているクリニックを探しておられたようで、うちしかない、みたいなことをず~っと言われます。

リポスタビルは、一番メジャーな薬なので(脂肪溶解注射では)うち以外でも扱っているところなんて、山ほどあると思うんですけどね~。それも言いましたが、あきらめはりません。

「100万もらっても、しません」とまで、言いました。(ここまで言わせるというのも、結構スゴイですよ)

(そんなクリニックと思われていたことも、ちょっとショックですが。。そういう患者さんが来ないように、HPやブログを書いてきたつもりでしたが。。まだ足りませんかね。。)

最後には、「絶対何か副作用があっても、文句も何も言わないから、やってほしい」と言われました。

(美容外科とかに、たまにこういう患者さんがいらっしゃいます。ほとんどの方は、醜形恐怖症と言って、おかしくないのに、それさえやれば人生良くなる、みたいに思い込んでいる方のことで、1種の病気です。

こういう方は、精神科での治療が必要です。カウンセだけでいけるのか、投薬も必要なのかは、わかりませんが、ひどい患者さんになると、不必要な手術や処置を繰り返して、どんどんおかしくなる、みたいな。TVでやっていた韓国の風船オバサンが、わかりやすい例ですね。

もう、思い込んでいるから、常識的な話は一切通じません。

やることだけが目的みたいに変わってますから、やるまで気が済まないし、副作用の話をどんなにしたところで、「構わないです」とおかしな目つきできっぱり言われます。

昔、形成外科の出張先で、腕の血管(うでの内側に浮いている)を抜いてくれ、と外来でごねられました。

最初に、血管の必要性を説明して、やったら体に悪い、とか遠回しに断りましたが、「やってください」としか言わないんですね~。

こりゃ、ダメだわ、と「うちではやりません。」「やってください」「やりません」の押し問答で、「うちではしません」と言ったら、「じゃあ、紹介してください。やってくれるところを教えろ」「知りません。自分で探してください」とず~と繰り返して、帰ってもらえました。

(この時も、同じフロアのとなりに何でもやる美容外科があったんですが、なんで隣に行かないかな~。そしたら、絶対やってくれるのに。。と思いました。患者さんには教えませんけどね。一応、医学的に悪い方向への道なので。紹介する、ということは、信頼して患者さんをまかせる、ということですから。適応がないものを紹介すること自体、おかしいですよね。)

こういう方は、自分には、副作用は出ないし、出ても全然大したことない、と信じてるのか全く考えていないんでしょうね。人の話すら聞いていないのかもしれません。

そんな人の話を信用する医者なんて、普通いません。

悪徳美容外科なら、何でも喜んでしてくれるでしょう。そんなおいしいカモはいませんからね。

仮に、患者さんが、誓約書みたいに、「文句は言いません」と書いたところで、医療に関しては、全くの無効です。もし、裁判になったら、素人の患者さんには、最悪の事態を想像するのは無理なので(能力的に)、どんなに懇願しても、それを止めずに、引き受けた医者が100%悪い、と判断されます。全部、やった医者の責任です。当たり前です。

普通の話が通じない方から、「何があっても文句いいません」と言われて、誰が信じますかね?

信じちゃダメでしょう~。信じるほうが悪いですよ~。

何があっても構わないって、じゃあ、顔がぐちゃぐちゃになって、一生、人前に出られなくなったら?そんなことなんて、考えていないわけで(そういう可能性もあるということです)、それでもいい、と言ったら、それはそれでおかしな話で、お金払って、ぐちゃぐちゃにするなら、ただの自傷行為、いや、自傷とは言いませんね、他人がするから。まあ、そんな自傷行為の片棒を担がされるのは、ご免です。自傷幇助?っていうんでしょうか。

最悪の事態まで考えるのが、医者の役目なんですが、全ての治療に、そこまで考えていたら、ビタミン剤すら出せなくなるので、一般的な副作用の確率とメリットとを比べて、ほとんどの医者は治療しているわけです。

ただ、自費治療となると、その敷居を医者側が上げないといけません。

何でもやればいいってわけではないので、やっていいこととダメなことがあります。

それでも、やれというなら、そういうあやしいクリニックに行ってください。

うちで、やれやれ、と無理難題を言わないでほしいです。そういうクリニックではないので。

最初から、やらない、と言っているのに、何でそうなるわけ??不思議すぎます。。

それで、もう顔の脂肪溶解注射のカウンセは取らないことにしました。

カウンセだけでいいなら、と患者さんに言うこと自体、そういう方には、期待を持たせるのかもしれません。

(脂肪溶解注射よりも、こっちの治療のほうがいいですよ、とお勧めできる場合もあるのはあるんですけどね

行って、その場で、ごねれば、なんとかなる、と狙われるのかもしれません。

それだけ悩んでいらっしゃるととらえることもできますが、もし醜形恐怖症だとすると、病気なので、外来で、説得したからとすぐに納得されるものではありません。話が通じないので、時間をかけても平行線です。

適応のない場合なのにやるなんて、医者の倫理に反することは絶対しませんし、申し訳ありませんが、そういう方には、毅然とお断りします。

カウンセしてほしい方には、診察してから断るほうがいいのかな、と思ってきましたが、私の勝手な思い込みだったようです。

断られにくるために、わざわざ時間を割かれるわけで、それはそれで患者さんにとっても、時間もお金も無駄かと。。

アゴ下の脂肪溶解注射は、顔ほどのリスクはないので(あるのはありますよ)、カウンセのみでよろしければ、お取りします。

でも、やっぱり腫れて、その間、首が無くなっちゃうこともあるので、勧めてはいません。

それでもいいから、話だけ、という方だけご予約をお取りください。

少し前に、大阪で、エステが、刺青を消すレーザーをお客さんにあてて、医師法違反で、逮捕されていましたね。売った業者と。

刺青を消す(薄く)するレーザー治療はクリニックでも、トラブルが多いです。

まず、パワーがかなりいるんですね。でないと、色素が破壊できません。

その時に、かなりの熱量が出ますから、火傷みたいに、やってる最中の痛みやその後のただれ、かさぶた・赤み・シミなどの色素沈着などなど、トラブルだらけです。

強くやればやるほど、たくさん反応してくれますが、それだけ副作用が増えるので、せっかくタトゥーの色が薄くなっても、副作用の赤みや茶色で、タトゥーと同じ形に彩れば、違うタトゥーになるだけですよね。そうはならないように、強さを決めていかないとダメなんですが、いろいろ工夫しても、多少のダメージは、絶対残ります。それだけ、きつい治療なんです。

クリニックだと、麻酔されることがほとんどだと思います。注射や塗るのや、両方やったり、ごく小さいものだと冷やすだけでいいかもしれませんが。

麻酔してもかなり痛いようです。(私はやったことがないので、わかりません。今うちでは刺青は扱っていませんが、昔施術した時の患者さんは、ほとんどの方が麻酔の注射をしても、「焼けるように痛い」とおっしゃってました。範囲の小さい方は、充分に麻酔できますが、範囲が広いと、麻酔薬も薄めて使わないと、中毒を起こすので、濃く麻酔はできないんですね。薄い時は必ず痛いようでした。)

範囲がひろくなれば、それだけ、時間もかかるので、金額も高くなります。3回や5回では、まだまだ取れませんから、お金も回数・年月もかかります。

患者さんは、強くしてほしいと、やる前にはおっしゃいますが、いざ始まると、痛みと副作用で、パワーを下げてほしいと言われることも多いです。

それだけ、強い治療になるものを、医学知識もない人が他人にあてるなんて、なんて恐ろしいでしょう。。

でも、そういうところって、ヤミ治療みたいに、クリニックより安かったりするんでしょうね~。医師免許ないから、そりゃ安いかもしれませんね~。

逆に、クりニック行ったら、もっと高いよ、と言って、法外な値段をぼったくるサロンもあるかもしれません。

(脱毛なんて、クリニックより高いエステ、たくさんありますからね。)

ニュースになっていない分も含めれればわかりませんが、ニュースだけでも、以前よりはちょっとずつ取り締まりが増えてきてる印象です。

エステ業界で働いておられる方は、ご存知ないかもしれませんが、他人の体に、針を刺す、電気で焼く、レーザーや光をあてる、と言ったことの大半が違法です。

ちなみに、アートメイクも医師法違法です。

お客さんは、警察に訴えたら、すぐに警察は動きます。違法ですから。

昔からよくあることですが、エステの違法広告や違法行為。。でも、多すぎて、取り締まるにもキリがない状態で、被害者が出ない限り、黙認されているのかな、と思ってました。

エステの脱毛で、火傷したとか、被害者が出て、警察に被害届を出したら、警察が動いて逮捕する、というのは、以前からも時々ニュースで報道されていました。

ところが、ここ数年、被害者が出ていなくても、エステの機器(恐らくパワーの強いものだと思いますが)を販売しただけで、逮捕された業者が出てきたり、その機器を取り扱って営業していたサロン側にも逮捕者が出たり、と何もなくても警察も動くようになったんだな、と思いました。

消費者庁との関係とかはわかりませんが、危ないことをしているエステは山ほどあるので、警察にももっと頑張ってほしいところです。

ホクロやシミを電気みたいなので焼いているエステもあって、あんなのガンだったら、どうするん?!と思います。初期の小さすぎるモノは、専門の皮膚科医でも診察だけではわかりません。疑いすらしない場合もあると思います。

でも、そのままにしておいたり、何か刺激が加わったりして、変化してくると、ちょっとおかしいな、ということで、検査を勧められるはずです。

ごくたまに、整形外科や外科で、ただのホクロだと思っていた、と簡単な手術をしてしまって、実は、悪性黒色腫(ホクロのガンです)で、皮膚科に急遽紹介があることもあります。

再発してくるので、おかしいな、とすぐに他科の先生でも気付かれるわけです。

医師でも、気づかないかもしれないガンに、素人の方が気付くというのは、普通無理でしょう。

(そういう意味でも、皮膚科・形成外科でもない美容外科で、ホクロを取ってもらう、というのも勧めません。)

一般の方が、おかしいな、と思って皮膚科に受診されて、診てもらって、早期発見できれば、ものすごく運が良かった、というくらい、難しいと思います。

まして、エステは、取らないとお金にならないわけですから、そんなこと考えていませんよね。

エステに行って、おかしいと思って(説明されたことも、内容も営業も全て)、うちに来られる患者さんて、結構多いんですが、そういう方のお話を聞いているだけで、よくぞご無事に帰って来れましたね、何事もなくてラッキーでしたね、と喜びを分かち合います。

逮捕されると、エステの人のコメントは、必ず、「医師法違反とは知らなかった。業者から大丈夫と言われていた」とあります。

どこの業界でも同じですが、悪い業者なんて、いっぱいいます。もちろん、医療界にも。

売ることしか、自分の売上のことしか考えていない、いい加減な業者もいっぱいいますから、近づかないないか、どうしても取引するなら、利用することはあっても、飲み込まれないようにしないといけませんよね。

エステで、マッサージとか器械を使われずに、施術する分は全く違法ではありませんが、エステにお勤めで、何か器械を使った施術をさせられているのであれば、ちゃんと調べたほうがいいですよ、違法でないかどうか。

きっと、店長や先輩に聞いたところで、違法とは言われないと思います。(言ったら、スゴイサロンですけどね。わかってて、させているという)

店長や先輩も、医療行為ではないと信じ切っている場合も多々あります。

医療機器でも、調子の悪い時って、あると思うんです。動いているけど、パワーが安定していないとか、急に、パワーが上がるとか、メーカーによっても色々です。

(うちのキュテラのXEOは、絶対大丈夫!と言っておきましょう。少なくとも私はそう信じてます。

この機械は、かなりお利口で、調子が悪いと、立ち上がらないんです。そう、電源入れても、動かないんです。動いている限り、正常に作動している、ということだそうです。業者さんのメンテナンスも、アフターケアもきっちりしてますし、(もちろん高額なメンテ費用もお支払いしてます)今、販売されている、光・レーザー機器メーカーの中で、ダントツぴか一のメンテ充実だと思いますので、ご安心ください。)

質の劣る医療機器でも、機械による事故や副作用ってあるのに、エステの器械って、安全基準とか正確に作動しているのかとか、誰が確認しているといんでしょう。

エステに勤めてて、自分はそんなに強くしないから関係ないと思っていらしても、器械の不安定さのせいで、火傷が起これば(お客さんが警察に行けば)、当事者になってしまいます。

必ず、ご自分で、調べて確認されてから、施術にあたってくださいね。

今後の流れからいくと、エステへの取り締まりは、きつくなっていくと思います。

エステのトラブルが、後を絶たないからだと思います。消費者センターの相談事例は、どなたでも閲覧できるようになっていますから、どうぞご確認ください。下記は、美容に関するトラブルです。

http://www.kokusen.go.jp/jirei/j-top_biyou.html

 

不況になって、エステで、脱毛・痩身なんて意味がない、という認識が広がってきて、昔みたいにエステも儲からなくなってきたんです。そうなると、やはりおかしなことに手を出す業者や、ひどい営業をする店が増えてきて、大変です。火傷やキズ跡の被害って、後を絶ちません。

このブログでも、エステはリラクゼーションだけにしておいてください、と何度も警告していますが、まだご存知ない方で、あやしい広告は毎日のように出てるし、もし引っかかってしまったら、社会勉強と思って、あきらめすしかないですよ。安さを売りにしているところに、のっかってしまって、わけわからん営業をかけられたら、自分で戦うしかありません。下手すると、帰してもらえませんからね~。

服を着替えるようなお試しは、要注意です。裸のまま、営業されるかもしれません。

わめいて、訴えてやる!くらいの言い換えしができないと、敵も手ごわいです。

(まあ、あちらも相手を見てますから、この人ならいけそう!と狙ってきます。)

でも、ホントに純な方を騙して、脅して、みたいな悪徳商法的なのは、やっぱり許せません!

広告にしたって、わかっていたら、こんなのおかしい!となりますけど、ご存知ない方で、「あ~、そうなんだ。」という方もいらっしゃいますから、やっぱり騙すほうが一番悪いですよね。

とにかく、おかしかったら、消費者センターに言いましょう!昔よりも、ちょっと消費者庁、頑張ってるぽいので。

京都の市バスにも、消費者センターに相談しましょう、の宣伝ありますよね。

うちに来られた患者さんが、よく、「こんなことなら、早く来ればよかった。」とおっしゃいます。

やっぱり、美容皮膚科に初めて受診するのに、勇気が要ったそうです。

(ちなみに、美容外科には、絶対行きたくない!という方が、半分くらいです。もうちょっと多いかな。。?)

エステって、やっぱりそんなに安心ですかね?

私は、実態を知っているので、また限界も知っていますから、自分の顔を、よくあんなところに任せるな!と思います。何を顔にあててるの?心配じゃないの?何かあったら、どうするの?と思います。

(マッサージで、火傷とかはしませんが、マッサージは、私は基本勧めていません。

自分がエステに行っても、顔はめったに触ってもらいません。旅行先で、エステを受ける時、体のセットが顔込みしかない、とかいう特別な時しか、顔は触らせません。だって、恐いですよ!

ちゃんとしたところじゃないと、むちゃくちゃに触りますからね~。擦られて、キメが荒れたり、赤みが出たり、肝斑になったら、とか思うと、そんなに何かメリットがあるわけではないので、ホントにいりませんね~。リラクゼーションは、体だけで十分です。)

どうしたら、エステで治そうと思うんじゃなく、もっと皮膚科に相談に行こうと思ってもらえるでしょう?

そんなに敷居が高いんでしょうか。。。そのほうがよほど安全なのにね。

エステで、シミやシワ・タルミ・ホクロなどを相談する限り、こういったトラブルは無くなりませんね。

とりあえず、美容皮膚科で相談する・いくつかのクリニックを回って話を聞いてみる、というのが一番なんですけどねえ。

(でも、クリニックでも怪しいところ、いっぱいありますから、そういうウワサが先行すると、やっぱり偏見持ちますよね。)

ちゃんとしたエステもあるのに、いっしょくたにされると、困っておられることと思います。

リラクゼーションに特化しているエステは、とてもいいと思います。コースやチケットを買わせないところっていうのも大事です。(合うかどうかなんて、やらないとわかりませんからね。)

1回ずつ払いのところで、体のマッサージや、温める系をされるなら、とってもいいと思います。

 

視聴率のためか、インパクトのあることを言ったもん勝ち!の世界が繰り広げられている「ホンマでっか?!TV」です。娯楽番組として、見る分には、構わないんですが。。

私も、池田先生や武田先生・植木先生とか大好きです。

武田先生は、時々暴走されますけどね。。

でも、昨日の金子さんはひどかったので、ここで一言申し上げておきます。

金子さんの言う、抜け毛予防なんて、絶対信じないでくださいね。デタラメですから。

そもそも、あの方は、お買いもののお得情報とかを発信されている方で、科学者でも何でもありませんよね。 素人ならではの言い切りですね。せめて、知り合いの医者から聞いた、くらいのこと言われたらいいと思いますが、きっと教えてもらったのも、医師ではないのかもしれませんね。

(バストのカップが大きいと貯金率が高い、とか、ご自分で取材(?)して、わけわからんデーター(と呼んでいいんでしょうか。。)を、TVで言われたりしてますが、どうやってそのデーターを集めたのかもわからないのは、データーとは言いませんから、ホントに信じちゃダメですよ。家電の買い方とか、そういうあまり害のないことは、一つの考えとして、参考にされたらいいと思いますけど。)

昨日、抜け毛の話で、いきなり乱入されて、「髪の毛は、1日55本抜ける。秋には、100本抜ける」「脂を取るのに、2回シャンプーしろ」とか、「家電量販店で、マッサージ機(頭の)を買え」とか、

どっかからお金もらってるの?と突っ込みたくなりました。

この「55本」という中途半端な数字が、一見信憑性のあるような気がされるかもしれませんが、 人間の体のことが、そんな単純にキレイな数字で済むわけありません。別に100本抜けたって、異常ではないですよ~。

人間の頭髪には、約10万本あると言われていますから、「100本」抜けたって、どうってことありません。あそこまで、不安にさせるなら、10万本あるって、先に言わないと、煽るだけですよね。

10万円持っていて、100円使ったところで、全体として、そんなに金額変わりませんよね(確かに、99.900円では、10万円のものは買えませんけど。)

毎日毎日100円使っていたら、いつかはなくなりますけど(1000日で、無くなります。約3年ですか

)、その間に、新しく、いくらかまた貯金しますよね。

髪の毛もそれと同じです。

1日200本抜けたって、新しい毛がドンドン生えているなら、何も問題ありません。

何か理由があって、いきなり抜けたとしても、理由が無くなれば、また2~3か月で、だいぶ元通りになるはずです。

皮膚科の教科書によっても、若干の違いはありますが、50~100本くらいは、1日に抜けると言われています。150本まで書いてある教科書も、探せばあるかも。。200本は抜け過ぎかな、毎日続くと、さすがに。普通の倍以上になってきますから。

でも、誰も真剣に数えないですよね?知らない間に抜けてるのもありますから、全部数えるのは、普通の生活では無理です。

教科書に載せる場合は、そういう昔ちゃんと集められたデーターを元に書かれていたり、計算で出したり、などです。

確かに、この晩夏・初秋から抜け毛が目立つ気は、多少どなたでもされると思います。

(動物でも、夏毛から冬毛に変わるのに、抜けますね。生え変わるというか。)

人間の場合、冬毛になるわけではありませんが、夏の間、冷たいモノを摂りすぎたりして、血行が頭の先まで回りにくくなり、抜けやすい、というのはあると思います。朝晩、冷えますしね~。

抜け毛が多い気がして、少し気をつけて、冬くらいには気にならなくなって、春を迎え、元に戻ったと喜んで、、夏になって、また忘れて、冷たいモノをたくさん取る、みたいなサイクルになっていませんか?

毛には、周期と言って、成長している時と、退行と言って、まあ成長が終わって、老年期みたいな感じでしょうか。その後は、休止期と言って、完全にお休みしゃってます。その次に、また成長期が始まって生まれ変わって、と繰り返していくわけです。

人間の頭髪の場合、成長期は2~6年と言われています。休止期が3~4か月。また、毛周期の割合いが約85~95%、休止期が10%前後とされています。

成長期の比率も、季節によって違うと言われていて、春に高く、秋に低いそうです。

(メディカルレビュー社 「スキンケア最前線」 編集 宮地良樹 から抜粋いたしました)

だから、誰でも秋には、抜け毛や薄毛が気になるのは、当たり前なんです。

そういうのを聞いても、恐くて、ブラッシングできない方、たまにいらっしゃいます。

ブラッシングしようとしまいと、抜ける毛は抜けるんです。

例えば、指で、ちょっとひっぱっただけで、何の抵抗もなく何本も抜けるなら、皮膚科に診察に行きましょう。

ドラマで、毒をもられた人が、髪の毛触ったら、ゴソっと抜けるシーンとかありますよね。そんなんみたいに束で抜けるなら、早く皮膚科にいったほうがいいです。他の病気も隠れている場合もありますから。

体が信号を送っているわけです。気づいて!って。

でも、シャンプーしたら抜けるのは、誰でもあります。束で抜けない限り、大丈夫です。

ブラッシングしないで、何日も過ごして、もつれちゃったら、それこそ引っかかって、抜けちゃいますし、ブラッシングもしてあげないと、ツヤ無くなっちゃいませんか?

お手入れは、普段通り、しましょう。

ブラッシングで、摩擦が気になる方は、椿オイルを塗ってから、ブラシをあてると、櫛通りが良くなります。(適量ですよ。つけすぎは、ベタベタになりますよ~)

ドライヤーも恐がってされない方がいらっしゃいますが、ちゃんと乾かさないと、自然乾燥する時に、水分が蒸発するときに、頭の皮膚から熱を奪ってしまうんです(気化熱と言います)。

そうすると、ますます血行が悪くなります。

頭、冷やさないためにも、ドライヤーでちゃんと乾かしましょう。

金子さんが、シャンプー2度洗い、言ってましたけど、全く要りません。

それよりは、洗剤の成分の刺激のほうが私は恐いです。

その前に、オイルマッサージや毛染めでもしたなら、2回洗えばいいですが、普段は全く要りません。

薄毛の原因は、前にも書きましたが、皮脂ではないので、頭の脂を取っても、毛が生えるのには関係ありません。ただの、都市伝説と、化粧品メーカーが脂取りシャンプーを売りたいからだ思います。

(皮脂が酸化すると、ニオイの原因になりますから、ニオイが気になる方で、本当に脂っぽいのであれば、そういうシャンプーを使われればいいですが、それでも2度洗う必要はありません。

脂も取り過ぎると、地肌が乾燥して、傷んで、痒くなったり、赤くなったり、トラブルが増えるだけです。

血行を良くするのにも、頭の皮膚のマッサージは、ある程度大事ですが、自分の指で、充分です。

シャンプーする時に、一緒に地肌を指の腹で、動かしてやればそれでいいです。

私は、ロゲイン塗る時も少し軽くマッサージをします(というより、地肌が凝り固まっていないか、確認してる感じでしょうか)。

むか~し、薄毛を気にしてる男性用の育毛剤で、なんかブラシで頭をたたく、という商品がありました。

10年以上も前だったと思います。商品名も忘れました。

血行が悪いから、刺激して、血行を良くしよう、というコンセプトは間違っていないんですが、みなさん、コンプレックスと、一刻も早く生えてきてほしい!というので、血が出るまで、たたき続けられ、頭がカサブタだらけで、皮膚科に来られたりされました。そしたら、炎症がひどいので、その炎症で、皮膚も毛根やられちゃって、毛もカサブタと一緒に抜けちゃってました。何をしてるんだか。。。とりあえず、皮膚、落ち着かせないと。。。

そういう商品って、買わせるのが目的なので、やればやるほどいい!みたいに、結構煽ってることが多いです。煽ってなくても、やりすぎ注意とか、注意事項の書き方が不親切なことも多いです。

消費者センターの取り締まりをもっとちゃんとしてほしいです。

頭のマッサージ機、ハンディタイプのヤツでしょうか。広告で見たような気がします。

パナソニックとかのなら、悪いモノではないでしょうが、器械だと疲れにくので、みなさん、延々やっちゃうんですよね~、TV見ながらとか。何時間でも。。

説明書を読まずにされる方は、特に要注意です。

必ず説明書は、よく読んでください。

それ以外のやり方は、されませんように。

でも、わざわざ高いお金を払って、買ってやったからと言って、毛が生えてくるわけでなし、自分の指で充分です。力を入れ過ぎる、ということも、あまりないでしょうし。

そんなお金があるなら、育毛治療の薬(あくまで、薬ですよ!サロンとかではなくて。クリニックの薬や専用サプリのほうが、よほど効くというデーターが出てます)にかけるほうが、効率的だと思うんですけどね~。

何でも、やりすぎはダメですけどね。あと、医療ではないので、期待してはいけません。

(家電や化粧品のどこにも、「効く」って表示ないと思うんですけど。もしあれば、消費者センターに相談してください。ホントかどうか。)

金子さんは、化粧品会社と家電メーカーから、お金もらって、さりげなく宣伝する、というお仕事でもされているんでしょうか。思わず、そう思っちゃいました。あまりにも、唐突だし、畑違いの分野で、言い切るわけですから、不自然ですね~。お買い得情報なんかで、言い切るのは、いつもされてますけどね。

(業界では、よくあることです。モデルさん愛用の化粧品ご紹介コーナーでは、裏でスポンサー契約していたり、これ使ってます、と言ってください、みたいに。使ってなくてもね。女優さんとかのCMになると、スポンサーはわかりやすいですけどね。TVのCMとかでなければ、見抜くのは、中々むずかしい。。)

薄毛治療とかワキガとか、アトピーとか、水虫とか、他人には相談しにくくて、ご本人のコンプレックスが強いようなことって、業者の格好の餌食にされますから、ご注意を。

こんな放送があるたびに、わけわからん育毛サロンなんかに行かれませんように、とお祈りしてしまいます。

ホントに、マスコミは、流したら流しっ放しですね~。後って、責任取ってくれないですよね~。

自分の身は、自分で守らないと!

あやしいところ(何十万もふっかけること自体、かなりおかしいです。)に行く前に、一般の皮膚科でいいので、まず行って、ご相談ください。