プロフィール

  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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アイプチって、もう、女性にとっては当たり前のようですね。

電車の中でも、平気で、アイプチをする若い女性(20代前半)を何人も見ました。

友達としゃべりながら、一人でも、もうなんでもOKなんですね。アイメイクの一部なんですね。。。

 

私が中高生の時は、「アイプチをしている」というのは、絶対恥ずかしいことで、人前でするなんて、考えられないことで、している子は、陰口を言われてました。

「あの子、アイプチしてんねんえ~。」

 

。。。?

最初、言われた時、何のことか全然意味がわからなくて、話についていけませんでした。

しばらくして二重にしているんだと、わかりました。

それくらい、一重の人が、二重にするのは、まさに「整形」と呼ばれることであり、手術ではなくても、同じことでした。

 

まあ、簡単に言うと、一人だけ、ズルして、ズルい、という妬みもあるんでしょうね。

日本人というのは、少数派は、嫌われますからね。

(当時、アイプチをしている人は、少数派でしたから。。。もっといたのかもしれませんが、絶対秘密の行為でしたから、内緒でしていた人はたくさんいたのかも。。)

 

でも、今では、女性の必須アイテムですかね。

ちょっと前に、朝、「おはよう朝日」で、ティーンの女の子に、一番大事な化粧品て、何?と聞くアンケートで、TVだというのに、平気で、「アイプチ」と言っている子が、何人かいて、ギョーテン!です。

。。。TVで言えることなんだ。。。顔出ししてんのに。。。

 

若い子だけでなく、30代、40代も、それ以上にも、当たり前なんでしょうか。

一度、一重の人が、手術もしないで、アイプチに手を出したら、それこそ止められませんよね。

一生やり続けるんでしょうね。。

 

皮膚科には、アイプチのノリでかぶれる个も、結構来ます。

かぶれが治るまで、アイプチはもちろんできないし、かぶれが治っても、またやったら同じことの繰り返しなので、再開を勧める皮膚科医は、まあいないでしょう。

そんなにのに、ステロイドを塗り続けて、かぶれとアイプチを繰り返しても、まぶたはどんどんおかしくなるだけですからね。

 

かぶれてまでやる人も、かぶれなくても、やり続ける人も、私は、そこまでずっとするなら、それは、もう整形と同じですから、そんなに二重になりたいんだったら、さっさと、二重の手術をすればいいのに、と思います。

格安クリニックは、ダメですが、ちゃんとしたクリニックで手術してもらう分には、それほど危ない手術でもないし、すぐに終わります。

(腫れますけどね。内出血も、少し出るでしょう。)

あそこまで毎日アイプチしてるのに、手術をしない理由は、私には、わかりません。怖いから?整形だから?

 

整形の概念も、もう違うのかもしれませんね。

 

手術は怖いからしたくない、という方へ。

毎日毎日、上まぶたをいじっているわけで、場合によっては、何回もまぶたを押したり、やり直したりしてるわけですよね?

その後も、ノリを剥がしたり、またいじるんですよね?

 

まぶたは、触れば触るほど、老化が早くなるんです。

アレルギーでまぶたを擦っちゃう人、アイメイクで、まぶたを擦る人(アイメイクをするときも、落とす時も)、コンタクトで上まぶたをひっぱたりする人、などなど、毎日毎日、上まぶたに、摩擦と刺激があると、老化が早くなります。

アイプチも、やり方にもよるかもしれませんけど、あの変な二股の棒で、まぶたを押すという行為を毎日していたら、擦っていることと同じじゃないのかな?

 

「眼瞼下垂」って、ご存知ですか?

 

年をとっていくと、上まぶたがどんどん、下に下がってきて、垂れ目っぽくなってきますよね。

ああなると、老けて見えますよね。

女優さんとかは、50代60代でも、上まぶたは、弛んでなくて、皆さん、キレイな二重で、ぱっちりしている目元なので、若々しく見えますよね。

 

この「眼瞼下垂」も、完全に、まぶたを持ち上げる筋肉が伸びちゃって、これは加齢によるもので、誰でも遅かれ早かれ、なるわけです。

こうなると、もう手術をするしかないんです。

しかも、皮膚だけ切り取っても、筋肉の手術をしないと、意味ないんです。

「眼瞼下垂症」専門の形成外科医(眼科でもしてくれるところはありますが)に、「加齢性の眼瞼下垂症」と診断されれば、保険でやっているところであれば、保険でしてくれます。

(自費でされているところもあるので、ちゃんと確認しましょうね。)

 

筋肉の問題ではなくて、皮膚だけが上から下がってきているのであれば、筋肉は触らなくていいので、皮膚だけ、切り取ればいいわけです。

 

もしくは、うちであれば、タイタンをおでこにしっかりあてるとか、眉毛周りの皮膚にしっかりあてて、皮膚を引き締めるとかすれば、ある程度、まぶたがパッチリします。

https://www.aiko-hifuka-clinic.net/2010/08/post-40.html

↑  この時のブログでも書いているので、よろしければ、どうぞご参考に。

これなら、ダウンタイムも一切なしで、すぐにメイクもできるし、痛くないし、人にばれないし、とてもオススメです。

どこまで上がるのかは、やってみないとわかりませんが、最初、手術で皮膚を切り取らないと、と言っていた患者さんで、続けてやっておられて、手術がいらなくなった方もいらっしゃいます。(かなりの回数、、いりましたけどね。

 

ところが、本当の「眼瞼下垂症」だと、筋肉の問題がありますから、タイタンだけではやっぱり無理だと思います。

最終的には、手術がいるんじゃないのかな。。?

 

手術は誰でも、そりゃやりたくないと思います。

特に、眼瞼下垂症の手術は、上まぶたを絶対切りますから、腫れが引くのはかなりかかるので、長いお休みが取れないと、人には、ちょっとばれるかなと。。

 

そうならないために、「加齢性」の変化なんて、遅いにこしたことありません。

 

とにかく、上まぶたは、絶対こすらないこと!(まぶた以外もそうですが、上まぶたは、一番擦ったらダメなところです。)

目の周りのマッサージなんて、もってのほか!

そんなことを勧める美容皮膚科医・美容外科医は、勉強不足です。あるいは、下垂させておいて、手術してお金を儲ける気かもしれません。

アイメイクは専用のリムーバーで、ちゃんと擦らず、落としましょう。

 

それでもアイプチをしたい方は、悪いことは言わないので、下垂する前に、二重の手術をしたほうがいいんじゃないですか?

整形を推奨しているわけではありませんが、やっている結果は、同じだし、眼瞼下垂になったら、手術はしないと、視界が見えづらくなって、危ないんです。

(だから、保険が通るんですけどね。)

筋肉を触る手術は、皮膚だけ触るよりも腫れるし、内出血も出やすいので、どうせ手術するなら、簡単なほうが絶対いいですよ。

 

とりあえず、アイプチは止めませんか?

毎月、「STORY」と「Precious」の雑誌は購入して、待合室に置いています。

他の雑誌は、どの時々によります。

「美ST」は、買う時もあるし、買わない時もあるし、といったところでしょうか。大体、買いますけどね。

 

女性誌を読むのは、もちろん自分が読みたいから、というのもありますが、世の中、どんなことが流行っていて、患者さんが、どんなおかしなことに騙されているのか、はまらされているか、ということを把握しておくから、ということもあります。

あちゃちゃ~の記事が、どんどん増えている中、ホントに、自分でちゃんと考えるようにしないと、お金も時間も体も持ちませんからね、賢くなりましょう。

再三言っていますが、TVや雑誌の言っていることを、そのまま鵜呑みにするのは、止めましょう。(基本、ウソばっかり、と思っておくに越したことありません。)

あくまでも、一つの情報でしかありません、いいか悪いかは、別として。。

自分にとって、いいか悪いかを判断するのは、自分だけですから。

 

さて、街中を歩いている女性、特に40代以上の大人の女性は、昔に比べたら、若くなりましたね。

全体の年齢が、若くなってますよね。

 

昔は、30代なんて、大人~って思ってましたが、今、自分がとっくに40を過ぎたからせいかもしれませんが、30歳なんて、まだまだ若いし、子供っぽいな、と思う方も結構いらっしゃいます。

まだまだ可愛らしい~、というか。。。

分別がついているかどうか、良識があるかどうか、という知性の差、というのが大きいでしょうか。

もちろん、知性も良識もある女性で、いつまでも少女のような笑顔で魅了される大人な女性(40代~60代)もいらっしゃるので、これは性格なんでしょうね。。

そういう方は、服の恰好が、少女趣味とかではなく、ちゃんと大人の女性の恰好をされているんですが、とても若々しく、ホントに年齢不詳です。

ショートパンツも格好よく、少女らしい服装をされている方も、年齢なんて、わからないくらい、可愛らしく、見えます。

 

そして、そういう方々は、全員が幸せそうで、いつも笑顔でいらっしゃいます。

性格も前向きで、その明るくて柔らかい雰囲気がオーラとして、滲み出ているんですね~。また、とてもパワフルでいらっしゃることも多いです。

お仕事されている方が多いです。

キャリアを積んでおられる方もいれば、専業主婦ではあるけれど、ご主人の事業を少し(でも、要として)手伝っておられたり、全くの専業主婦の方もいらっしゃいますが、全員、雰囲気は、一瞬で、とてもいい大人の女性のオーラが出ています。

眉間にシワを寄せている方はいらっしゃいません。ニコニコ微笑んでいらっしゃいます。

年齢や見た目をある程度、気にはされていますが、こだわりすぎないというか、固執していないというか、人生を受け入れて、うまく老化と付き合っていらっしゃる方々です。

「アンチエイジング(抗老化)」と言いつつ、抗っておられるわけではなく、老化をゆっくり、まったりと自然にしている感じです。

とてもいいんですよね~。

お会いするたびに、憧れます。

こういう仕事をしていると、そういう方々に、たくさんお会いできて、私にもパワーと元気をいただけることに、感謝ですね~。

こちらまで、キレイになれるような気がしてきます。

 

美人とつるめ!と聞かれたことはないですが?

美人の定義が難しいかもしれませんが、憧れの女性と友達になって、身近にいるだけで、幸せオーラを分けてもらえますし、そういう方って、たいていとても感じのいいオシャレをされていますから、ソバにいて、マネをするだけで、自分もオシャレでキレイに、ホント、なりますよ。

 

つるんだらいけないのが、陰で悪口を言い合うような、そんな集団の中にいることですね~。

お互い、足の引っ張り合いというか、妬みとヒガミだらけ、というか。。。恰好も、流行の恰好をしていても、あまり好きになれない(素敵ではない)恰好をしているとか。。。

ブランドや値段ばかり、気にするとか。。。

そういう方は、「負」のオーラをばらまきますからね、会うだけで、疲れますよね。

毒を吹き付けられたような。。。1日中、イヤな気分です。。。関わっちゃ、いけません。絶対、つるんではいけません。

女性は、つるむのが好きですが、それなら、ホントに一人のほうがずっといいですよ。もう大人なんだから、いつもいつもつるまなくても、いいでしょう~。

学校や仕事の関係で、どうしても仕方ない時って、あると思いますが、毎回つるまなくても、いいんじゃないですか。

そこから出たら、違うものが見えてくるし、同じことを思っている人って、絶対いますから、それこそ、友達になれるチャンスですよ。

価値観が同じ人と一緒にいないと、つらいですよね。

 

何が言いたいかというと。。。

今月号(だけでなく、最近ずっと)の「STORY」を見てて、「若々しい」というよりも、「若作りで、イタイ」と思いました。。みなさん、どう思いますか?

例えば、「Precious」だと、別にイタくないです。

決定的な違いは、オシャレが、カジュアルかコンサバか、の違いかなと。。。

 

素敵な方が、コンサバな恰好をすると、絶対若々しく見えます。より一層、大人の女性の落ち着きと知性とが際立って、とっても素敵♡、と私は思います。

それに引き替え、大人の女性のカジュアルって、実はとっても難しいですよね。。

 

前に、小泉今日子さんのドラマで、会社に行く時の、コンサバな恰好だと、「キョンキョンって、相変わらずカッコいい~。キレイ~。若い~。」と思って、観てました。

ところが、かなり年下の恋人ができて、同じような、チェックのシャツとジーンズの恰好の時があったんですが、ヘアスタイルのせいもあるとは思うんですが、その瞬間、すっごい老けたな~、と感じてしまいました。

その恰好で、くわえたばこをするシーンがあったんですが、「みっともないし、なんか汚らしい。。」と感じました。

 

あのキョンキョンで、そう思ってしまったんだから、素人が同じことマネしたら、完全にアウトですよ~。

若い時なら、勢いで、とか、若さゆえ、大目に、みたいに許されるところがありますが、40過ぎて、ダメですよ~。

分別のない、知性のかけらもない、おバカな女性に見えてしまいます。

 

カジュアルって、ほんと難しい。。。

例えば、ユニクロのTシャツとジーンズだけ、となると、そりゃ若い子のほうが恰好いいですが、別におかしくはないですよね。若作りとも思わないし。。

でも、雑誌に載っているカジュアルって、その同じ格好、そのまま、20代の雑誌で、モデルの个が着てても、おかしくないですよね。。

それがとてもイタイ!、と感じるのは、私だけでしょうか。。。

でも、きっと若い子が、「STORY」とか見たら、オバサンが頑張っちゃって~、と同情するような気がします。。

実際、若い(20代)スタッフも見て、イタイ、と言っていました。

 

雑誌に載っているのは、プロのモデルさん(中には、40代ではない人もいるはず)や、一応読者モデルって、やつですか。。。

どこまでが読モで、プロなのか、「STORY」を見てる分には、私にはわかりません。

(あの系列の雑誌は、「STORY」に限らず、どの世代もそうですけどね。「HERS」までいくと、プロと読者との違いは、際立って、わかりますけどね。かなり、イタイから。。。)

 

富岡靖子さんでしたっけ?今の表紙。40歳は、越えていらっしゃいましたよね、確か。

プロですから、ショートパンツを履こうが、20代と同じ格好をしようが、どんな服も着こなされていて、素敵です。

だって、プロだもん。

 

でも、雑誌に、ショーパン特集しているからって、素人の40代、みんながみんな、マネしたら、エライ目に遭いますよ。

誰も、面と向かって、言ってくれませんからね。陰で若い子(年上にも)に、イタイと言われるだけです。

同じような「若作り」仲間でつるんでると、みんなして、褒めあいますから、そのアリ地獄から抜け出せません。。

みんなして、イタイわけで。。。イタイ集団です。

そこまで、若い子と、同じ格好をしないといけませんかね。。

 

最初に言ったような、私が憧れている患者さんで、50代でもショートパンツを颯爽と、キレイで、しかも可愛らしく履きこなす方もいらっしゃいます。

もちろん、素足にサンダルです。

とても恰好がいい!

こんな素人は、そうそういません。

砂場で、ダイヤを探すようなもんです。

 

最近、電車や街中で、ショーパン・ミニスカートの女性を見ます。

そばまでよって、ギョッ!とするわけです。

脚はツヤがないし、シミも多いし、縮緬ジワもあったり、なにより、膝が汚い!シワがよっていたり。。。

みなさん、お手入れできていない脚を、よくもまあ、平気で出しますね~。

私は、ようしません。。。。いつもストッキング履いています。

そしたら、とりあえず均一に見えますから。膝もカバーしてくれるし。

 

セレブやミラノマダムというのは、キレイいお手入れされていたり、と全然内容が違うわけです。

オシャレと思って出していないミラノマダムは、単に、素足でいるだけでしょうけど。。美意識も、日本人ほど、お肌に気を使っているわけではないので。。

 

40過ぎて、素足を思いっきり出すなら、せめて、お肌のお手入れ、しましょうよ~。ギョッ!としないくらいに。。。

 

ノースリーブも、肘で年齢が出ますけど、暑いんだから、ノースリーブは、仕方ないでしょう。

おばあさんでも、ノースリーブは着ますから。

でも、ショーパン・ミニスカートは、オシャレとして、選んで履いておられるわけで。。。

 

一体、何がオシャレ?雑誌に載っていたから?周りのママ友がしてるから?

「若作り」は、どんなにやっても若作りです。

「若々しい」のとは、違います。

 

また、生脚は、なんとか一見若い子のように見える方、たまにいらっしゃいます。

ところが、顔は、昔のメイクのままで、しかもシワとシミとタルミだらけ!

顔を見て、ギョッ!とするパターンです。

 

ホントに、40代以上で、若い子でも着れるような、カジュアルをするなら、脚だけでなく、顔(というか、露出する肌は全部)も、何かお手入れ(正しいお手入れですよ。雑誌で言っているお手入れではありません。)と、美容医療をやっていないと、全然いけていませんよ。

みんな心の中で、思っていて、言わないだけで、コンサバにしていたら、目立たなかったものを。。。若い子と同じような恰好をするから、悪目立ちしてます。

 

あと、眉間のシワは、絶対取っておくほうがいいです。

不幸そうか、怒っている、もしくはいつも不満と思われるし、眉間のシワがあるのに、幸せそうに見せる、というのは、かなり高等な技術がいりますよ。

眉間のシワって、それだけで老けて見えます。

 

客観的判断って、難しいし、一体どこまでのオシャレならしていいのか、私にもよくわかりませんが、モードやカジュアルは、同世代の雑誌も、参考にされたほうがいいとおもいます。それが、常識ではないし、いけてるわけでは、必ずしもないので。。。

雑誌に書いてあるほど、年下の男性が、若作りのオバサンに憧れているわけでもないと思いますよ。

意識してのやり過ぎは、「あ~あ~」という感じです。。。

どうですか?

 

 

先日、55歳の方が、食欲抑制剤が欲しいと、受診されました。

 

大体、食欲抑制剤を欲しがられるのは、ぽっちゃり目からおデブの方か、痩せているのに、薬依存になっているちょっとおかしな人か、まあ大体どちらかで、普通の人は、あまり詳しく知らなくて、ものすごく簡単に考えて来院されることも、たまにあります。

「欲しい」と言って、初診料を払われたから、全員の方に、処方するわけではありません。

薬の適応がありますから、適応のない方には、いくら自費だからと言っても、どんなに欲しがられても出しません。

診察により、処方できませんよ、とお伝えして予約は取っているんですが、来れば薬をもらえると思っている方がたまにいらっしゃいます。

人の話は聞かないタイプというか。。。

 

今回の55歳の方は、太っているのかと思いきや、私よりも痩せていて、身長154センチ、体重51キロです。

食べ過ぎて、太ったそうです。5キロほど。短期間で。

 

でも、今の状態は、皮膚はブルドッグのようにダルダルで(顔は、ブルドッグをしぼませたような感じです)、これ以上痩せたら、もう醜いなんてもんではありません。

しわくちゃのおばあさんに老けて見えるだけなんです。

まあ、温泉なんか、みんなでいけませんよ。裸が恥ずかしくて。。。

全身、しわくちゃですからね。。体がものすごく老けて見える。。。

 

脂肪というのは、ある程度は、若さの象徴ですから。

50代以上で、温泉に行ったら、ちょっとぽっちゃり目の人が、一番裸はキレイじゃないですか?

ある程度、脂肪がないとね。

モードな服を着こなす、というなら、痩せてないと無理ですが、そこまでモードな服を着るなら、スタイルだけじゃなくて、顔も肌も若々しくないと、「若作り」の行けてないオバサンになるだけです。

(50歳過ぎて、顔も肌も若々しい、ということは、かなりお金をかけてないと無理だと思います)

普通のコンサバな服なら、ちょっとくらいぽっちゃりしていても、サイズはありますし、むしろ若々しく見えると思います。

 

はっきり言って、50歳を過ぎて、急なダイエットで痩せていいのは、よほどのおデブさんくらいです。

おデブをぽっちゃりくらいに時間をかけてしていくわけです。

それでも、皮膚は余るので、ダルダルはある程度は避けられないです。。若い子でも余った皮膚は難しいので、50歳過ぎたら、まあ、縮みません。

運動や筋トレを組み合わせれば、多少の皮膚の縮みは、可能ですけれど、食事制限だけでは痩せても、服はキレイには着れません。

まあ、どれだけ短期間に痩せるか、にもよりますけどね、皮膚の余り具合は。

でも、50歳を過ぎてのホントの肥満というのは、健康のためにも良くないですから、多少のダルダルは我慢しないといけないかもしれません。

 

出産後のおなかの余った皮膚、大抵の方が、脂肪ではなくて、皮膚なんですよね。

ガードル履いても、うまくいかないでしょ?

ただでさえ、皮膚の張りが無くなって、ふにゃふにゃになっていますから。折りたためちゃうくらい。。。ガードル履いても、おさまり悪いですよね。

太っているわけではなく、余っている皮膚なので、例えばタイタンとかで引き締めるしかないです。

余りの皮膚があんまり多いと、手術で切るしかないですね、どうにかしたいなら。

よくTVのダイエット番組で、100キロ超えてた方が、急激に痩せて、ブルドッグ状態の体になっているでしょ?あれと同じようなことです。程度の問題ですね。

 

この患者さんは、今、別に太っていなくて、これ以上痩せて、一体どうしようと思っているのか、私にはまったくわかりません。

(失礼ですが、モード系の服を着こなすタイプの方には見えませんでした。

仮に、痩せて、そういうのを着ようと思っていらっしゃるのかもしれませんが、あのダルダルで着ても、きまりません。大きなお世話ですが、痛いオバサンになるだけです。

私の考える、「女性の、その人なりの綺麗さ」というのとかけ離れていますから、賛同できませんね。

そういうおかしなことに、私を巻き込むのは、止めてほしい。。)

 

友達が、食欲抑制剤を飲んで10キロ痩せた、という話を聞いて、今回受診されたんですが、その友達が一体何キロから何キロになったのかも聞いていませんが、自分の今の状態をわからず、「痩せたら、キレイになる!」と盲信をしているような方には、基本処方はしません。

キレイとは、ほど遠いところに行きますからね~。

 

全員の方に、食用抑制剤の副作用を説明して、(基本、うちでは勧めていません。一部、適応のある方には少量処方します。)なるべく飲まないほうがいい話をします。

こんな薬に頼ったら、依存性が出るだけで、薬に頼る人は、自堕落な暴飲暴食は止めない方がほとんどです。

またすぐリバウンドして、薬を飲んで、無理矢理痩せて、また太って、の繰り返しで、体は、くらげおばけみたいに、どんどんおかしく、痩せにくくなるんです。

 

50歳を過ぎたら、食生活だけで痩せるのは、無理で、(まあ、普段どれだけ食べていたか、にもよりますが)、代謝がものすごく悪いので、無理ない範囲の食事(そういう意味では、糖質制限食がいいです。タンパク質はしっかり摂ると。適度な油分と。野菜たっぷりと。あくまで、健康な方の話です。)と、無理のない範囲の適度な運動・筋トレ・ストレッチで、(その運動を、ちゃんと続けることが大切)、ゆっくり痩せる、というのが一番キレイに痩せていく方法です。

急に、キレイに痩せる、なんて、存在しません。

脂肪吸引しても、すぐには、キレイにはなりません。

 

また、こういう薬って、脳に作用するから、効くんであって、脳に作用する薬で、ロクな薬はありません。

絶対、副作用が山ほどあるわけです。そのリスクは、承知の上で飲まないと。

病気で、こういう薬しかないから、というなら、仕方ありませんが、健康な方が、わざわざ手を出すなんて、ホントにリスクは高いわけです。

長期飲むなら、必ず血液検査が必要です。

もちろん、自費で、1万円くらいかかるかもしれません。

肝臓にも負担をかけるわけです。

 

食欲って、すべてのやる気ですからね。食欲を抑えるということは、全てのやる気を、奪うことと同じです。

うつ状態みたいなもんです。

普通の人は、ちょっと気持ち悪くなったり、もうそのまま横になって、何もしたくないと思います。

(ちょっとおかしな人は、もともとおかしいから、ずっと飲んでいても、おかしいのがわからないんですね。もういっちゃってますから。すっごく痩せているのに、飲み続けるという、状態です。

そんな人に出す医者が悪いんですけどね。患者さんには、もう、そんなまとまな判断できませんから。

それくらい、脳に作用する薬といのは、恐ろしいわけです。依存しますし、中毒みたいになることがあります。)

 

普通の人はね、副作用の話をすると、たいてい怖いと言って、止めるか、生理前の爆発的な食欲を抑えるために、1~数錠買われるくらいです。

(衛生用品なので、返品は効きません。)

たま~に処方してもらいに来る方がいらっしゃいますが、一度に5錠以上買われる方は、うちにはいません。

それを飲まないとやっていけない、という状態もおかしいし、ダイエットって、そこまで他力本願にならないといけない人って、かなりの肥満の場合のみです。

根本的に、健康も美肌もダイエットも、他力本願は、無理です。自分で、普段から努力している人だけが、「キレイで若々しく」を手に入れるわけです。

どこで、妥協するかですが、依存症の人は、何をしてもダメだと私は思います。

 

ちなみに、サノレックス®という、食欲抑制剤の保険での適応は、肥満度70%以上、あるいは、BMI値35以上なので、どれだけのおデブか、想像できると思います。

(身長が154センチだったら、BMI35というのは、体重が83キロくらいの人になります。)

 

保険ではなくて、自費ですから、美容目的に、多少、そういう薬を飲んでみたい、という女性の気持ちもわかります。だから、うちでも、一応取扱いはしてるわけで。。

生理前の食欲を抑えるというのは、結構大変で、これさえなければ、ということもあるでしょうし、今、巷で売っている服のほとんどが7~9号で(しかも細み)、特に若い子は、ダイエットして細くないと、なかなかオシャレができない、ということもあるでしょう。

私もおデブですから、気持ちはよくわかります。

いわゆる、ぽっちゃり目~おデブの人が、今、自分でもダイエットを頑張っていて、それでもなかなか難しくて、生理前の時の数日間、という感じで、処方することが多いです。

(自分も、ちゃんと頑張っているというのがポイントです。)

 

痩せている人には、まず処方しません。若い子でも。

 

痩せている人の場合は、ほとんどが部分痩せで、それは食欲抑制剤飲んでも、体を壊したり、負担かけるだけですからね。部分痩せの治療をお勧めしています。

 

それぞれの人の体調や体重・体脂肪率・肌の状態・年齢・どこまで痩せたいのか、自分でどこまで努力するのか、で、どういう治療がいいのか、って美容医療ではわかれるわけです。

なんでもかんでも、薬を飲めばいいものではありません。

 

この55歳の方は、副作用を説明しても、「でも、ください」。それ以上痩せたら、しわくちゃのブルドッグで、すっごい汚いですよ。」と言っても、「でも、ください。」

 

若い子が、もう思い込んでいて、やみくもに、「ください、ください」といのは、まあ、若いから仕方ないか、と思いますが、

(だからって、処方しませんけどね。美容医療の場合、若い子の暴走は、とんでもない方向にいきますから、うちでは、そういうのは一切お断りです。)

55歳で、盲信している客観性のない人には絶対、脳に作用する薬は出したら、ダメですね。医者として。

結局、お断りしましたけどね。

 

分別って、ある程度年齢でついてくるものだと思っていましたが、年齢は関係ないようです。よくわかりました。

 

そこまで欲しいなら、うち以外の美容クリニックにいったら、いくらでも出してくれるというのに。。なんで、うちに来られたのか、わかりませんが。。

(出せば出すほど、儲かりますからね。患者さんの健康や余った皮膚なんて、考えていません。欲しいって言っているんだから、いくらでも出すでしょう。)

どっかのクリニックで、ばらまいているんでしょうか。

じゃあ、そういうクリニックに行けばいいのに、と正直思います。

その友達が処方してもらったクリニックへ。

食欲抑制剤以外で、ダイエットを一緒に考えてほしい、という方は、うちに来られたらいいですが、とりあえず薬飲みたい!なんて人は、そういうクリニックに行かれてください。

そういうクリニックで、喰いものにされて、ひどい目に遭うしか、そういう方はわからないのかもしれません。

ひどい目に遭っても、まだわからない方もいますけど。。。

盲信している方は、うちに来られても、どうせ処方しませんから、時間と初診料のムダですよ。

 

 

 

 

お盆前後から、頭の抜け毛が気になってきていませんか?

私は、ちょっと気になってきましたね~。

秋は、一番髪の毛が抜ける季節です。

だから、少々普段よりも、抜け毛が多くても、気にしなくていいんですが、春にかけてまだ戻ってきますから。

でも、特に、40歳を過ぎると、年々、髪の毛は細くなるし、頭頂部や生え際が寂しくなってきます。

これは、もうある程度は仕方ないです。

 

でも、少しでも薄くなるのは、遅いほうがいいし、髪の毛もより太いほうがいいですよね。

 

以前より、パントガール®の女性専用サプリhttp://www.aiko-hifuka-clinic.com/mt/info/2011/05/post-35.htmlと、女性用のロゲイン®の塗り薬で、様子を見てもらっていましたが、ホームケアだけでは、足りないと感じる方、ホームケアは続かないから、クリニックで何かしてほしい、という方のために、育毛メソセラピーを始めました。

http://www.aiko-hifuka-clinic.com/mt/info/2012/09/post-104.html

 

「メソセラピー」というのは、直訳すると、薬剤を使って治療をすることを本来は言うんですが、注射針など針を使って、薬剤を注入する治療のことを、こういうふうに呼ばれています。

 

うちのやり方は、医療用の剣山のような、細~い針がついたスタンプのようなもので、頭の気になるところに、サクサクと刺して、穴を開けて、そこに薬剤を塗ります。

そのまま頭に塗るよりも、穴が開いた分、より毛根に吸収されやすくなるというわけです。

 

このスタンプは、使い捨てですので(針がすぐにダメになりますし、衛生上の問題もあります。そのせいで、ちょっと施術料金が高くなります。

 

私もやってみましたが、血は出ませんでした。

血がちょっとは出るかな~、と思いましたが、その場所場所によったり、体調などによっても違うでしょう。

血が出たとしても、すぐに止まりますけどね。

痛みは、サクサク、チクチク、確かに刺されているのはわかりますし、痛みは多少ありますが、まあ、たいした痛みではありません。

もちろん、麻酔もいりません。

 

血があまり出ないということは、そこまで針が長くない(深く穴を開けたわけではない)ということなので、(だから、そこまで痛くないんだと思うんですけど)、もっと奥に薬を確実に入れてほしい、という方には、直接、注射の針で、1回ずつ注射していきます。

これはね、多分、痛いんじゃないかな。。。。

もし、これで薬を入れるなら、針は、別料金で、極細新にしたほうがいいと思います。これは、血が出てもおかしくないと思いますよ。まあ、すぐに止まりますけどね。

 

最初、簡単に消毒もしますし、薬も塗りますし、血が出たら拭き取りますから、施術の後の髪の毛は、ちょっとベタベタすると思います。

その後、くくって帰られるか、帽子とかかぶって帰られるか。。。シャンプーしたての髪とは違います。

ホントは、その後、シャンプーするなりして、きちんと整えて差し上げられないんだったら、育毛メソセラピーはやめておこう、とずっと思っていたんですが、私も含めて、そんなことくらいは我慢するからしてほしい、という方が多くて、それで、今回、洗髪施設はありませんが、始めることにしました。

 

それでやったからと言って、いきなり毛がぼうぼうにはえてくるわけではありません。

いい栄養素をバンバン毛根に送りこみますが、それでも、3か月・6か月という単位では考えてください。

できれば、パントガールとロゲインのホームケアも一緒に。

(できれば、ビオチンと亜鉛のサプリも一緒に。)

 

使う薬剤は、メソラインヘア®という、育毛専用の薬剤です。

今注目されている、「成長因子」というのが、たっぷり入っています。

これに、プラセンタとビオチンを足します。

プラセンタは、「成長因子」の元祖ですね。

ビオチンは、髪の毛の成長を助けてくれます。

このメソラインヘア®が、個人輸入でいれる薬で、ちょっと高いので、全体のお値段が上がります。

私は、最初、プラセンタだけでもいいやん、と思っていたんですが、やっぱり髪の毛専用の成長因子を入れてあげたほうが、もっといいみたいなので、薬剤セットを2種類用意しました。

手軽にされてみたい方は、とりあえずプラセンタとビオチンだけでもいいかもしれません。

 

やっていく間隔は、最初は、ちょっとこまめに、1週間~2週間くらいで、したほうがいいようです。

できれば、3回くらいは。

そのあと、もう少しそのペースで続けてもいいし、間を空けて様子を見るのも、ありはありです。

最初から、間を空けても、ダメではないですが、毛が伸びるのって、時間かかりますし、1回で刺激できる分って、ほんの少しでしょうから、あまり間を空けると、効果はよけいわかりづらいような気はします。

ホームケア中心で、できる時だけ、メソセラピーをする、という御希望でも、OKはOKです。

様子を見て、適宜間隔を変えてみてください。

 

とりあえずは、ご相談・カウンセリングにお越しください。

現在、病気のせいで、脱毛になっている方の場合、その病気を治すほうが先決です。

でないと、病気が原因の場合、やっても効きません。

また、病気が長引くから治るのを待っていられない場合、されるのは構いませんが、すべて自費治療となります。

保険でいろいろ治療したけど効かないから、やってみたい、というなら、構いませんが。。。

あくまで、加齢に伴う薄毛治療用ですから、病気の分には、一切のデーターがありませんから、効くかどうかもわかりません。

それだけは、ご了承ください。

 

 

平安神宮の庭の話の続きでしたが、サーバーの調子が悪いのか、ちょっと途中で中断しました。

庭の続きなんですが、来られる患者さんの、エステや、○○サロンとかによる被害が依然として減らないので、注意喚起を先にしておきます。

 

先日も、まつ毛エクステが、美容師の資格もないのに営業していて、お客さんがかぶれて、逮捕されていましたよね。

 

私が、以前、美容師さんにお話しを聞いたときに、まつ毛エクステをするのに、資格(美容師の)がいるわけじゃないけど、(法律で決まっているわけではないから)、業界全体として、暗黙の了解で、資格がある人だけが、エクステをやっていい、ということになっている、とのことでした。

美容師・理容師は、国が認めた国家資格です。エステティシャンに、国家資格なんて存在しません。適当~の言ったもの勝ちです。それぞれに協会があり、どういう判定基準になっているのかも知りませんが、ゆるゆるの誰でももらえる級から、結構大変なものまで、さまざまで、協会全体として統一されているわけでもなく、もちろんそういう資格がないと、働けないわけでないので、エステティシャンによって、技術に、むちゃくちゃ差があるわけです。)

その以前にも、エクステの接着剤で、失明した方が出たり、無資格のところだと、質の悪い接着剤を使っているし、もちろん、そんなところだから、スタッフの教育もなっているわけがなく、技術も接客も最低、という。。。でも、安いから、お客さんは行っちゃうんでしょうね。。

安いところにいくほうが悪いのか、質の悪いエクステを提供しているほうが悪いのか。。。

普通だったら、質の悪いところというのは、なんでもそうですが、誰も行かなくなりますから、自然淘汰されて、潰れちゃうんですけど、今の時代、ちょっと宣伝して、格安と、誇大広告で、お客さんが行くんですね。評判が悪くなったら、そこいったん潰して、また別のところで、名前を変えて、また同じことをやるわけです。

向こうのほうが、一枚上手ですから、私たちが賢くなって、そういうのに引っかからないようにしないと、お金も時間も体も持ちません。

 

さて、今回、警察が動いたのが、「無資格だから」、ということが報道されていました。

エクステについての、実際の法律がどうなっているのか知りませんが、エステやサロンなんて、医療じゃありませんからね、ある程度のかぶれは仕方ないかもしれないし、化粧品でも合う・合わないがありますから、やる以上、かぶれくらいは覚悟しないといけませんが、かぶれの程度があまりにひどすぎると、やっぱりおかしいし、その後、シミになった・赤みが取れないなどは、行き過ぎでしょう。

(そもそも、接着剤の、ちゃんとした安全性って、一体、どこのメーカーが確認しているんでしょうね。ちゃんと検査しているのかしら。。)

今、エステやサロンのトラブルは、警察が動いてくれる時代です。

悪徳エステと悪徳サロンは、根絶してくれれば、と私は、願います。

 

悪徳クリニックもそうですが、医療となると、これまた、副作用が起こってもややこしく、(医療だから、副作用なり合併症なり、起こるのは当たり前ですから)、先日の脂肪吸引の事件のように、患者さんが亡くなるとか、よほどのことがない限り、医療で、警察は動きにくいです。

何をもって、「悪徳」というのか、難しい問題ですね。見解の相違もありますし、そんな悪徳でも、喜んで通っている患者さんがいるかもしれないわけで。。知りませんけどね。。

 

エステとサロンの場合は、もちろん医者じゃないので、医療のまねしをするとか(育毛サロンに多いですね。これは完全な医師法違反です。)、資格の問題が、完全に法律に違反するわけなので、警察も動きやすいというわけです。確実に起訴できますからね。

 

まつ毛をなんとかしたいと思っていらっしゃる方。

ちゃんとしたエクステのサロンでやってもらっても、接着剤がその業界でどんないいものを使ったとしても、皮膚科医から言わしてもらうと、皮膚にもまつ毛にもいいわけないです。そして、そんなものが、まして目の中に入っていいわけないので、そうそうに止めましょう。

(いつも、エクステしてもらうとき、目が沁みませんか?それは、体が止めて!と言っているサインです。止めてあげましょう。)

そのうち、まつ毛、ホントに抜けちゃって、全部無くなりますよ。だから、つけまつ毛が、一方で流行るわけですが。。。

 

なんとかしたい方は、悪いことは言わないので、クリニックのまつ毛育毛剤を使ってください。

市販のどんなものよりも、確実なのと(医療論文などで、データーがちゃんと取られていますから)、クリニックですから、もしかぶれても安心です。

(ルミガンでかぶれても、止めれば、治ります。あんまりひどい時は、ステロイド塗ってもらいますけどね。)

ルミガンは、完全に医薬品ですから、かぶれなどの副作用が心配な方は、オバジメディカル(アメリカ本国の、本物のオバジです。医療機関限定で扱えます。ドラッグストアのオバジとは違うわけです。)が出している、エラスティラッシュ®なら、副作用はないので安心して使えます。

(合う・合わないはあるかもしれませんが、ルミガンのような副作用は、ないです。)

クリニックで相談するのが一番です。

(処方できない方ももちろんいます。病状・肌の状態などです。欲しいからって、嘘ついて困るのは、自分の体ですから、ちゃんと申告しましょう。エラスティラッシュ®は、皮膚に問題ない限り、(今、すっごいかぶれているとか。先にかぶれを治してからですね。)処方できますから、持病をお持ちの方でも安心です。)

 

さて、もうひとつ、エステで売られている美白クリームの話です。

うちに通っている患者さんで、毎月来られているわけではないんですが、ついついホームケアに熱中してしまって、反ってお肌を痛める、ということを繰り返してしまう方なので、毎回毎回、いらんことしていないか、確認しないといけないことが多い方です。

美顔器もダメですよ~、と初診で言ったにもかかわらず、2回目か3回目の時に、家庭用のイオン導入器を買っていて、あ~あ~、ということがあったり、

(イオン導入器自体は、悪いものではないんですが、家庭用であっても、やり方がみなさん、むちゃくちゃで、それで結局、お肌ボロボロになるので、私は、一切の美顔器を使うのを、うちの患者さんには、止めるように言っています。)

毛穴掃除で出した、ピーリングの石けん、(家でするのって、誰も止めませんから、自分ではまらないように、注意して使わないと、こんなものでも、鼻ボロボロになるから、はまっちゃダメですよ~、とコンコンと言って、適応のある方にだけ、処方するやつです。)で、止められなくなって、次来られた時、鼻の皮がめくれて、赤くなっていて。。。

こういう方は、ホントは、ホームケアしたら、ダメなんですけどね。

何回か痛い目に合われて、ピーリングの石けんは、なんとかうまく、使えるようになっていた矢先、先日来られた時、鼻全体が、灰色と赤みの混じった色で覆われていて。。。

「また、なにか、いらんことしましたね。。。。」

 

友達から、エステで売っているハイドロキノンのクリーム(美白クリーム)を、よく効くから、ともらって、それを鼻に塗っていたそうで。。。

(鼻の毛穴の色が気になったそうで。。。はっきり言って、クリニック用のハイドロキノンを使ったところで、効きません。鼻の毛穴の色には、フォトなどのライムライトを使っていきます。それでも完全に消すことはできません。)

そしてら、あっという間に、こんなことになってしまったそうです。。。

もう二度と使わないことと、医療用のエクイタンス®(アトピーの黒ずみにも使います。市販のものとは違います。これは、クリニック専用の美白クリームです。)を使うようにしてもらいました。

ようは、ハイドロキノンでかぶれて、その後、かぶれや紫外線の影響で、シミ(色素沈着)を起こしたわけです。

 

後日来られて、まだ色は残っていましたが、かなりマシになってました。

その患者さんが、友達から聞いた話によると、その美白剤は、ドクターズコスメとして、売られていて、よく効く、と評判だそうです。

 

ホントに、ドクターズコスメと言うなら、クリニックでもないエステで売っていることもおかしいし、(注:クリニック併設エステではありません。「クリニック提携サロン」と書いてあっても、そんなの、なんの関係もありません。その場に、医者はいないんですから。火傷とかよっぽど困ったら、そのクリニックに連れて行って、自分たちに都合のいいように話をつけてもらう、というためのものです。

だから、どのエステも、クリニックと提携したいわけで、そしたら、何か起こっても、都合よく処理できますからね。

ごく一部に、ちゃんとしたエステで、お客さんのことを考えて、クリニックと提携しているところがあるかもしれませんが、たいていは、お互いの都合が折り合ったから。エステから、クリニックには、患者さんを紹介してもらって、エステでなにかあったら、面倒みてやる、という、ギブアンドテイクな関係なわけです。

しかも、そんなあやしいところと提携しているのって、どこかは知りませんが、きっとロクなクリニックではないと思います。

だって、違法行為の片棒を担いでいるようなクリニックですからね~。

おかしなことをやっているエステを助けようとすること自体、そのおかしなことを認めてるわけですから。どっちも、おかしいですよ。

 

ものすごい低い濃度のハイドロキノンであれば、かぶれなかったかもしれません。濃度はもちろんわかりません。

使い方の説明も、まともに受けていないようで、ハイドロキノンは、使い方を間違えると、副作用がひどく出て、あるいは出やすくなって、よけいにかぶれて、ひどくなるだけです。

クリニックでも、ちゃんと説明して出していないところも多く、エステなんかで、そんなこと、してるわけないでしょ。

濃度が低くても、使い方を間違えば、副作用は出ます。

 

そもそも、ハイドロキノンをエステで売っていいのかな、と思いました。

その辺の法律がちょっとわかりませんが、「ドクターズコスメ」で、「よく効く」となったら、おそらく、クリニックで作って、エステで売っているのか、エステで作らせているのか、わかりませんが、クリニックで扱うのと同等の濃度だったんじゃないかな、と推測します。

 

この患者さんが直接、このエステから買ったんだったら、警察に被害届を出してもらいますが、友達からもらったのであれば、どうなるんでしょう~。

 

エステやサロンで、なにか困ったことが起こったのなら、迷わず、警察に相談してください。違法行為をしていたのかどうか、警察が調べてくれます。

他にも被害者はたくさんいうはずで、「あなただけ、特殊体質で、かぶれやすい」とか、「火傷しやすいようでした」とか、そんなの、嘘ですよ。

どんな体質やねん!って。医者でも、そんな体質です、って、診断書書いてくれ、って頼まれても、よう書きません。

そこが、なんか違法行為をして、被害に遭ったわけですから、体質とか関係ないです。

資格もないのに、「お医者さんごっこ」をするからダメなんですよ。

そんなエステやサロンは、つぶれたらいいんです。

普通に、アロマとかのマッサージしている分いは、なにも問題がないわけで、せいぜいアロマオイルでかぶれるくらいで、こんなことで警察は動きません。

ちゃんとしたエステやサロンって、ハンドで行う施術だけで、変な機械やあやしい薬は使いませんからね。

悩んでいるなら、警察に行って、相談してください。他の被害者を出さないために。

俵屋さんに泊まった後、タクシーで、みなさんで平安神宮へ。

特別なところを見せていただけるそうです。

 

平安神宮なんて、高校生の時以来です。

ちょっと懐かしい。。。

 

日曜日の朝10時過ぎ、この残暑も厳しい、観光シーズンでもない平安神宮なんて、人が全然いません。

いや、全くいないわけではないんですが。。。でも、ほとんど貸切状態です。

木立で日陰になっているところは、少しだけ涼しかったですが、やっぱりむちゃくちゃ暑い。。。

やっぱり京都の観光は、春・秋ですね~。冬も人がいなくて、いいですけどね~。

この祇園祭りも終わって、もみじが見頃になるまでは、きついですね~。

でも、観光客がいないから、空いていて、京都をうろうろするには、とてもいいと思います。

 

さて、平安神宮の神苑です。

神苑の案内をしていただけるのは、平安神宮の禰宜であられる本多さんです。

京都と平安神宮とこのお庭をとても愛していらっしゃいます。

その愛がね、お話を聞いていると、すぐに伝わってきます。

ものすごい愛です。

そのお話を聞くだけで、京都と平安神宮が好きになっちゃうかも~。

 

平安神宮が、平安時代に建てられたわけじゃないことと明治時代に建てられたことは知っていましたが、建てられた理由までは知りませんでした。

江戸時代まで天皇は、京都の御所にいらっしゃったのに、明治になり、東京に行ってしまわれて、京都の人口がだいぶ減ってしまったそうです。

その京都を元気づけて、立て直すために、建てたそうで、国からの援助は全くなく、京都だけで造ったそうです。

そう聞くと、京都の方は、愛着が湧きませんか?

私は、湧きましたね~。

 

学生の時にも、神苑は回っているんですが、池のほてりで、鯉におふを上げたことくらいしか覚えてないな~。

 

こうして、改めてお庭を回ってみると、忘れていたことや、知らなかったことなど、へ~、ということばかり。

やっぱり、お庭に、こういう愛をお持ちの方から聞くうんちくというのは、とてもいいです。

 

お庭の木々や草花、鳥(カワセミがいました)や鯉や小さな魚やすっぽんなど、全部の植物と生物のお話をしてくださって、とてもよかったです。

機会があれば、ぜひ本多さんとのお庭歩きに参加されてみてください。

 

さて、本日の特別拝観は、尚美館(通称 貴賓館)です。一番大きな池のほてりに建っている建物です。

一般には入れません。

3つだったか、お部屋があり、(もちろんクーラーはないです。)一番奥のお部屋は、なんと昭和天皇がお休みになられたという御寝所でした。

天井の細工がとても凝ってました。

 

一番手前の部屋には、楠正成(その時代のモノではなく、時代祭りの時に、楠正成役の方が着る、という意味です)の鎧と、十二単の着物が飾ってありました。

 

→続く

 

 

さて、宴会なんですが、宮川町から舞妓さん・芸妓さんを呼んでいる、というのは聞いていましたが、なんと!

舞妓さんおひとり、芸妓さん5人、置屋のお母さんおひとりというメンツです。

俵屋さんの広間(普段は泊まれるお部屋でしょうか?)を宴会場にされていたので、狭くはないですが、せいぜい20畳くらいのところに、キレイどころがわんさかいらっしゃるので、壮観です~。

 

うちの地区の医師会だと、大半が男性のドクターで、年配の方も多く、他のドクターともあまり話されない方もいらっしゃるので、話し相手として(お酌も。)、コンパニオンをお願いされたり、新年会は、舞妓さん・芸妓さんを呼ばれたり、というのが習わしのようで。

でないと、私ら女医に、そのお酌や話し相手をしろ、と強要されても困りますしね。

たいがいお茶屋さんは、どなたかの先生のお知り合い(とういうか、いきつけ?)から来られます。

今回は、ある先生が、長唄とお三味線を習っておられて、その筋から、とお聞きしました。

 

宴会が始まったら、それぞれのお膳について、お酌と話相手をしてくださいます。

みんな(置屋のお母さん以外)、私よりも年下ですが、うっとりするほど綺麗で、これぞ、まさに女性の鏡、というか、男性から見た女性美の集大成、という感じ。「美」そのものですね。

ある程度、ご飯も進んだところで、踊りが始まりました。

P9010014.JPGP9010015.JPGP9010012.JPG

カメラの調子が悪く、うまく撮れません。また、踊っていらっしゃるので、動いていらっしゃいますから、私では、撮れません。

すみません、ブレまくりです。。。

舞妓さんは、なんと、16歳!一生懸命、踊って、お酌もお話も、頑張ってる感じです。

みんな、心境は、親の気持ちです。

芸妓さんのお姉さん方の色っぽいこと!流し目なんか、女の私から見てても、ゾクゾクします。

こういうメイクって、絶対切れ長の涼しい目元に、赤と黒の色を使って、濃淡で表現されているのが、非日常で、妖艶ですね~。

踊りの手の動きの色っぽさも、たまらんです。

踊りの後に、一緒に写真を撮ってくださいました。

NEC_0119.JPG

私、スッピンに、ゆかたやっちゅーの!このキレイどころと、こんな姿で、しかも真ん中で、写真を撮るなんて。。。ううう。。恥知らず。。。

その後、他の先生方も撮っていらっしゃいましたが。

 

踊りが終わって、もうお帰りかな、と思っていたら、まだ遊んでいただけるようで、お遊びが始まりました。お茶屋遊びっていうやつでしょうか。

P9010016.JPG「金毘羅船船」です。

「金毘羅船船、追風(おいて)に帆かけて、シュラシュシュシュ~」という、歌に合わせて、お互い、交互に、手を出していくお遊びです。

パーで出さないといけないときと、グーで出すときとがあり、間違ってだしたほうが、負けです。

負けたほうが、お酒を飲みます。

コップに、ビールとかつがれて、お姉さん方のお囃子が始まります。手拍子と。(ホストクラブとかのお囃子のもっと上品で、可愛らしいものと思ってください。)

いろんなバージョンがあって、その場を盛り上げる様には、尊敬しますね。とっても楽しい!

 

私もやったのは、初めてで、16歳の舞妓ちゃんと勝負です。

なんと、初回戦は、私が勝ったんですが、相手は、16歳の舞妓ちゃん。お酒を飲むのは、「勝利の祝杯」とか言って私がいただくことに。。。

お囃子に合わせて、飲んだ後、お姉さん方、一斉に、手の平で指して、

「先生は~、お強い♡」と、可愛らしく言ってくれます。

。。。。これは、男性なら、たまらんのじゃないでしょうか。。いくらでも、飲んじゃいますね。

2回戦は、負けてしまい、勝っても負けても、飲むことに。。。

 

その後は、何人か金毘羅をやって、次は、「虎虎」とお遊びでした。初めて見ました。

このお遊びのために、俵屋さんがふすまをはずしてくださり、大盛り上がりでした。

 

宴会が済んだ後、お風呂入って寝るだけと思いきや、二次会に行く!となり、(他のお客さんもいらっしゃいますから、俵屋さんで騒げるのは、9時くらいまでだったかな。。)、特別に、ゆかたのまま、(下駄までお借りして)、タクシーに乗って、みんなで、そのお茶屋さんへ。

男性の先生はよくても、私、ゆかたなんですけど。。。しかも、ちゃんとしたお祭りに行く浴衣じゃなくて、旅館のゆかたですけど。。。

大丈夫、大丈夫、と言われ、(もう、みんなお酒が入っているので、わかりません)、宮川町の、「しげ森」さんへ。

豪華で広いカラオケルームの個室で、二次会です。(門限が12時だったので、12時にタクシーが来て、12時過ぎに、俵屋さんへ。。遅くなりました。。番頭さん、ごめんなさい。。。)

カラオケルームだと、お姉さん方も隣に座られるので、まじかでは見られますが、少し離れて見たほうが、「美」を鑑賞しやすいですね。

隣で話していると、普通の女性と、話している感覚は同じになってしまいます。

(花街の京ことばですから、もっとたおやかで、女性らしいですけど)

一緒にカラオケも歌っていただきました。

(ちなみに、お姉さん方は、みなさん、20代でした。)

 

途中で、どなたかが、「お好み焼きが食べたい」と言い出され、出前で届けてくださいました。

お茶屋さんには、なんでも届けてくれますものね。

 

こんな夜中に、お好みなんて。。。(糖質制限ダイエット中ですので。。一応。。。宴会のご飯は、しっかり食べましたが。)と思いつつ、お皿に取り分けていただいた分は、全部ペロリと平らげてしまいました。

だって、おいしかったんだもの!

お姉さん方に、お店の名前を聞いても、「近所のところ。多分。」と、あまりどなたも店名をご存知ないようで、あまり有名なお店じゃないようです。

これは、発掘しないとね。有名になる前に。

ご近所の方、御用達、ってやつですね。

 

宴会ばかりで、せっかくの俵屋さんで過ごす時間は、むちゃくちゃ短くなってしまったんですが、お茶屋遊びは、たいそう楽しかったです。

(えらいお金がかかっているかと。。。全て、私たちが医師会に入った時の入会金や普段の会費の一部が、交際費として出ているんだと思いますが。。。みんなでお金を出し合えば、こういう豪遊もできるということで。それと、コネと。)

社会勉強というよりも、純粋に楽しみました。

 

 

医師会の親睦旅行で、先週の土曜日、あの有名な、俵屋旅館に泊まってきました。

旅行のお知らせが来たときに、泊まるところが、あの俵屋さんだと知り、これは、絶対行かなくては!とすぐさま申込みました。

 

泊まったお部屋は、私たち女性陣は、2回の孔雀の間です。

男性の先生方は、4部屋に3人ずつ、いろいろなお部屋(泉・翠・冨士・栄)に分かれてお泊りです。俵屋さんは、各お部屋は、すべて趣きが違って、それぞれの個性があります。毎年、一部屋ずつ、改装されているそうです。

P9010002.JPG

こちら、孔雀のお座敷から見える窓の風景なんですが、2階でもちゃんとお庭が見えるんです。

1階の屋根の上に土を持って、草がいい感じで、植栽されていて、毎日、俵屋の男衆さんがお手入れされているそうです。スゴイ!

(俵屋さんのスゴイところは、プロの集団である、職人さんが大勢いて、支えておられるところなんでしょうか。)

すっごく明るい!

1階のお部屋も見せていただきました。1階の分、2階よりも、少し暗いですが、お庭に直接出られるようになっていて、土間がそれぞれあり、今度泊まるなら、絶対1階がいいな~。

(川端康成が座って小説を書いた椅子、というのに、座らせていただきました。いい感じの空間でした。これは、フデ、進むわ~。というか、ここで昼寝したい)

着いた時に、お茶とわらびもちを出してくださり、このわらびもちが絶品でした。

このわらびもちは、ギャラリー遊形(俵屋さんプロデュースのカフェです。雑貨の販売とイートインカフェがあるそうで、まだ行ったことないです。)さんで出しておられる、わらびもち・お煎茶のセット(しめて2000円なり~)という代物ではないでしょうか。。。おかわり、ほしい。。。

 

P9010003.JPGこちらは、部屋のお風呂です。いわゆる大浴場というものが、ないはず。。(お宿の方に確認したわけではありませんが。。)

チェックインの時間に合わせて、お風呂のお湯がナミナミと張られて、ちょうどいいお湯加減にしてくださってました。スバラシイ!

ヒノキでしたか?なんだかとてもいい匂い。。。

お湯の沸かし直しはできませんが、同じ素材で、フタがあり、これでピッチリフタをすると、全然冷めないんです。

夏だから、というのもあるでしょうが、翌朝でも全然温かくて、ぬるくないんです。熱いお湯を少し足せば、それで十分でした。スバラシイ!

また、俵屋さんの、あの有名な石けんがいい香りがして、それだけでも、お風呂場はいい香りに包まれます。幸せ~♡

浴槽は、一人も入れば、もういっぱいですが、お湯がもったいないくらい、なみなみとあるところに、体を沈めると、なんだかとても、いい感じ~。

お部屋もそうですが、なんだかとってもほっこりします。

日本旅館は時々泊まりますが、空間がいい、というか、日本人に生まれて良かった、という感じを甦らせてくれる感覚です。

広くないお風呂ですが、なんかいいんですよね~。

P9020020.JPG床の間には、掛け軸が飾ってあるんですが、江戸初期のものだそうで、掛け軸、調度品、ふすまや欄干など、節々に時代を感じさせるものがあり、懐かしいような中に、きっと恐ろしく高い調度品(値段のつかないものもあるのかも。。。)に囲まれていると、「ザ・京都」という感じで、落ち着きます~。

(子連れは、絶対ダメだと思いますよ。私の個人的感想ですけど。。)

その床の間の反対側に、飾り棚があって、下に扉があるので、開けてみると、中からTVが出てきました!ビックリ!

また、この戸には、祇園祭の絵が描いてあって、素敵です~。細かいわ~。

江戸時代を思わせるものの中に、要所要所近代的で、あの大きな窓の外側には、布のロールカーテンが、電動で、上げ下げできるようになっていて、ビックリしました。

P9010008.JPG夕食です。他の写真はぼけてしまい、途中から、バッテリーがなくなり、ダメダメでした。。。

(実は、宴会に、宮川町から、舞妓さんと芸妓さんがいらっしゃって、延々と続いたのでした。その様子は、次回に。)

すごく印象に残るとか、すっごい御馳走!という感じではなく、いい素材を、調理されているという感じです。淡々と、お料理は、進んでいきます。

一見、どこにでもある日本料理に見えますが、このでしゃばらなさ、というのが、多分、俵屋さんの魅力では。。?

お出しがとてもおいしく、もちろん、すべてのお料理がおいしくて、安心して、優しい、リラックスできるお料理です。非日常の中の、おもいっきり手のかかったお料理ですね~。素晴らしい!

京都の人は、「京料理」という、料理ジャンルを嫌いますよね。だって、京都で食べるものは、なんでも京料理でしょう~。

でも、確かに、和食は、京都が一番かなあ~、と思わせてくれるお料理でした。

(京都人には、慣れ親しんだ塩の量とか、一番合うんでしょうね。お出しと素材の味勝負!っていう感じですか。)

 

朝、朝食前の、いい時間に、お目覚めのジュース(しぼりたて。むちゃくちゃおいしい!)を、キレイなグラスで持ってきてくださり、その後、お煎茶と梅干を持ってきてくださいました。いいですね~。朝の梅干、とってもおいしい~。

P9020022.JPGこちら、朝ご飯です。

これに、湯豆腐が、ヒノキかしら、木の桶で温められながら、前に置いてあります。

そこに、温かいおつゆもセットされていて、好きなだけいただきます。

このおつゆのお出しが、また絶品で、お豆腐は、平野のお豆腐です。

隣に座ってらしたグルメの先生が、「この豆腐、平野の?」と言われたのに、ビックリ!

(女将さんが、そうです、とおっしゃってました。東京のお客さんは、平野のお豆腐を買って帰るそうです、東京まで。。確かに、京都のお豆腐って、他府県に行くと、あまり食べられないかも。。同じような味がなかなかないような。。。)

いわゆる、日本旅館によくある、品数の多い朝ご飯ではなく、シンプルな、朝ご飯なんですが、魚がぐじの半身が出たのには、ビックリ!

ぐじで、しかも半身!京都ですね~。なんて、贅沢なのかしら。。。そんな贅沢したことないわ~。

浅漬けがたっぷりついているんですが、いくらでも入ります。

せっかく糖質制限しているのに、ご飯食べちゃったやん~。

(おかわりは、さすがに止めました)

 

実は、夜の宴会が結構長くて、そのあと、二次会(俵屋さんは、他のお客さんもいらっしゃるので、騒げるのは、9時まで(だったかな。。)だそうで)、に、特別に、ゆかたのまま、タクシーに乗って、みんなで、行ってしまい、12時過ぎに帰ってきて、もう翌朝なので、あまりお部屋を堪能する時間がありませんでした。ライブラリーも。

ここはね、同性や友人と来るのではなく、恋人や夫婦で、しっぽり、静かに、のんびりと過ごすお宿ですね。ホントに、静かで、京都の街中とは思えません。別の空間でした。

お忍びの方も多いようですし。

際立って、どう、ということではなく、さりげなく、でしゃばらず、素晴らしい!という印象でしょうか。

確かにお値段は、結構しますが、この特別な空間を間借りするなら、仕方ないな、と思いました。

このさりげなさ、を感じるには、お料理も含めて、泊まったほうがいいと思います。

主役は、お客さん、という感じでしょうか。

(できれば、お昼は、俵屋さんのお弁当(天むす、食べたかった。。。)か、点邑さん(俵屋さんプロデュースの天ぷら屋さんです)で、いただくのが、理想ですよね。トータルで、思いっきり、お金かかりますが。。。)

スタッフの方、みなさん、笑顔が素晴らしいです!万全の態勢で、おもてなしをされているのがわかります。宿中に、いい雰囲気がね、漂ってました。

サービスもすべてさりげなく、あら、いつの間に?みたいな。。。こちらも、気を遣わなくていいので、とても楽~。

日本旅館って、仲居さんとかに、気を使うことってないですか?それがないんですね~。

ああ~、もっと堪能したかった!→続く