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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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TVドラマの「DOCTORS 最強の名医」、ご覧になっていらっしゃいますか? 

実は、私も1回目は見ていなくて、たまたま2回目の途中から見て、あまりに、沢村一樹さんのドクターがカッコよすぎたのと、話の内容がおもしろかったので、途中からでしたが、はまってしまいました。

医者を題材にしたドラマは数多くあり、医療現場の実際にかなり近いモノもあれば、ヒーローマンガのような、こんなことできる医者、世界中探してもいないし、みたいなドラマまでピンキリです。

番組のタイトルからして、非現実的なヒーローマンガ系かと思ってました。

沢村一樹さんは、やっぱり演技がとてもお上手ですね~。おもわず引きこまれます。

あの笑顔!たまりません。。。あの笑顔でお願いされてしまうと、何でも無理聞いちゃいますね。以前、バラエティで、エロ王子とかでしゃべっていらっしゃったイメージも強かったので、おちゃめな印象もありましたが、ドラマ中は、ホントに引き込まれてしまいました。

また、高嶋政伸さんが、子供っぽい自分が一番でないと気がすまないイヤな医者の役を演じられていますが、あの方も演技がうまいので、これまた天下一品ですね。むちゃくちゃイヤなヤツ全開です。

高嶋政伸さんの叔母役で、病院の院長を、野際陽子さんがされており、結構な演技派を固めたしっかりしたドラマになっています。

内容も、沢村さん演じるどんな手術でもこなす外科医というのは、かなり無理はありますが、ドラマの中心になっているのが、沢村さんが腐った病院を、患者さんのためになる病院にするために、戦うのではなく、さりげな~く根回しをしつつ、うまく病院改革をしていく、という夢のような話です。

でも、その根回しや人をうまく動かしていく様が、ほほ~、ととても見ていて面白いです。

今の医療は、医療訴訟が以前よりも格段に増えているので、今まで医者の善意で「してあげていた」と医者側が認識していたことが、患者さんから訴えられたりしているので、善意を昔みたいにバンバン使う医師というのは、かなり減っています。

「医者の善意」というのは、一般の方からしたら、わかりにくいと思いますが、ほとんどの勤務医は、残業手当も休日出勤もほとんどついていません。休みの日や夜遅くまで残って、患者さんの容態を診ているのも、ほとんど無償の行為なわけです。

夜間当直を一晩して働いても、翌日は、普通に朝から勤務です。一晩寝ていなくても、です。

それじゃあ、基本給が高いのかと言われれば、一部高い病院もありますが、ほとんどの病院は、患者さんが思っていらっしゃるほどの高い給料はもらえず、多分時給にしたら、マクドナルド以下です。(以前、大学にいた時、後輩が計算して、悲しくなってました。計算したら、ダメですよね。。)患者さんの体のことを思って、本当のいい医療をする医師が、高い給料をもらえるわけではありません。

それだけ、自分の時間を犠牲にして、患者さんを診るのも、みんな「医者はそういうもの」という使命感があればこそで、自己犠牲の世界なんです。患者さんの病気が良くなって、喜んでいただいた笑顔であったり、言葉であったり、そういうのが報酬代わりというか、それで今までの医者は、勤務医を続けてきたわけです。

もちろん、患者さんは、医者は何でも診てくれる、と思っておられる節がありますから、内科に行って、湿疹や腰痛(整形外科領域の)・目のアレルギーとかも一緒に診て、薬が欲しいと言って来られます。

それは、自分の専門外で、、それぞれの専門の医師にみてもらわないと、場合により正しい薬が出せるかどうかもわからず困ってしまうわけですが、患者さんも、わざわざ別のクリニックを探して、また待ち時間があって、大変だろうな~、と「これでダメなら、ちゃんと専門に行ってくださいね。」と、とりあえず処方されることがあります。自分は、あまり処方したくなくても。患者さんに説明したところで、他に受診する時間がないとか、いろいろ言われて、ここで出してほしい、と言われるわけなので。こういうのも、「善意」と言えば、「善意」なわけです。処方した以上、それは全て処方した医師の全責任となるのは、わかっていて出すわけです。

ところが、最近は、こういう「善意」でした行為について、「治らない」と訴えられたり(治らなければ、ちゃんと受診するように言っているにも関わらず)、休日や夜間の、「どうしてもとりあえずの薬だけほしい」と言われて、(専門外であっても)簡単に診察だけして、薬だけ出して、その後何かがあった場合に、訴えられたりしているわけです。

(ちなみに、休日や夜間の時間外は、ほとんどの病院がロクな検査ができません。また、スタッフの数も全然少ないため、時間内と同じ医療の提供は、不可能と言っていいでしょう。

最近は、休日や夜間に、わざと受診する患者さんも増えていて、「空いてるから」とか「待たずに済むから」とか、「仕事をしていた」「晩御飯食べて、お風呂に入って、今なら手が空いたから」とか、コンビニ感覚で、受診されて、とりあえず薬をほしい、という方が実際大勢いらっしゃいます。(ドラッグストア代わりですね。)

そういう方々が、夜間・時間外のかなりの割合を占めるため、本当の重症な方が、なかなか診てもらえない、ものすごく待たされている間に悪化する、ひどい場合は、いっぱいだからと断れる、ということが多々あり、以前より、深刻な問題になっています。

タクシー代わりに、救急車を使われる方もいらっしゃいますから、重症の方を運べないこともあります。一部の患者さん側のモラルが落ちていると、かなり問題になっています。

また、診察して、これは専門外となれば、緊急を要する場合、どこか受け入れてくれる病院を即刻探さないといけないわけですが、そんな時間外に受け入れてくれる病院というのは限られています。また、その病院のベッドが空いていないと、医師などの時間が空いていても、入院させるベッドがないので、受け入れ(診察も)を断られます。探しても見つからない場合、見つかるまで、自分が診ないといけないわけですが、専門外ですから、対処できません。もし、その間に、急変されれば、命を落とされる可能性も出て来ます。そういう場合でも、ご遺族が訴えられることが、事例としてあります。)

給料がもらえるわけでもなく、無償で患者さんのために、と思ってやったことが、ちょっとした行き違いや治らないという理由で、(全ての病気が治るわけではありません)、誤診だと訴えられる時代になってしまったので、「善意」を使う医師も、減ってきたと思います。

だって、やればやるほど、訴えられるリスクをしょい込むわけですから。

だから、今の時代、時間外や自分の専門以外に、手を出す医師は、かなり減りました。そんなことしたら、訴訟のリスク一気に増えますからね。

当直明けのしんどくて、眠たい時に、時間外の患者さんは、判断力が鈍ってる可能性もありますから、無理して診ようと思わない医師もいるでしょう。だって、自分の勤務時間、終わってますからね。それで、残業代が仮に出たとしても、お金もよりも、とにかく一刻も早く眠りたいわけです。

それだったら、その時間に空いている病院を探してもらって、そこに行ってください、となるわけです。「善意」で診て、もし誤診したら、訴えられます。そして、勤務医は、しんどいことが多すぎますから(うつ病も増えているそうです)、みんなどんどん止めていくわけです。ますます、救急・時間外をみてくる医者と病院が減って行くわけです。医療崩壊ですね。)

命に関わらないことなら、まだ取り返しがつきますが、医療の恐いところは、命に本当に関わってくることがあるので、特に、大きな手術だと、リスクはなるべく避ける傾向にあります。

このドラマの中で、消化器外科専門の医師が、卵巣などの婦人科疾患やそれ以外を扱う、というのは、普通はないと思います。もしされていたら、ホントに、無謀です。

まして、大きな手術を、麻酔科医のいない病院でやるなんて、今の医療では、なかなかないと思います。

(ドラマではされてるようですが、そこは目をつぶって。。。麻酔科医というのは、術中の患者さんの全身状態を管理するドクターです。血圧から尿・呼吸・心臓・体温など全て管理されます。外科医が手術をやりながら、全身管理もするというのは、見逃しが出てきて、そのため死亡することもありますから、麻酔科医が必要なわけです。でも、麻酔科医の人数が少ないため、また麻酔科に支払うお金もこともありますから、麻酔科を確保していていない・できない病院も、まだまだあります。)

もし卵巣などにまで病巣がいっていると予想されるのであれば、最初から婦人科のある大きな病院で手術しないとダメですし、術前にそこまでディスカッションする必要がありますし、予想外の範囲まで、病巣が広がっていたなら、出来るところまで手術をして、一旦おなかを閉じて、後日手術を追加することも、あります。

そりゃ、患者さんの体のことを思えば、1回で手術は済むほうがいいし、再手術というのは、癒着といって、すごくやりにくくなりますから、しないにこしたことはないです。

でも、専門外の臓器の摘出が、正しくできないのであれば、絶対触ってはいけないですよね。

(ドラマの中では、沢村さん・高嶋さんどちらも、その知識と技術があったので、されていましたが、普通はないでしょう。)

ドラマの中で、高嶋さん率いる外科のドクター達が、かなりイヤな医者という設定にはなっています。観ておられる方も、なんでひどい医者だ!と思われるかもしれません。

でもね、今の医療の現場の中では、当たり前と言えば当たり前で、こういう医者は、実際大勢います。みんな自分で責任の取れない、範囲外のことは、タッチしません。

(勤務時間中に、株をやっているのは、むろん論外ですが。)

むしろ、沢村さんの役の医者のほうが、まさに異端児で、今の時代に珍しい医者です。(まあ、こんな医者、いないでしょうけどね。)

ナースが、「絶対大丈夫ですよ」とは言っていいと思いますが、医者が言うと、言葉の重みが変わってきますから、医者で、そうそう「絶対大丈夫ですよ」なんて、軽々しく言いません。

まして、手術ならなおのことです。「絶対」なんて、あり得ませんからね。

でも、患者さんは、安心したいから、「絶対」を欲しがります。

安心させたいだけのための、お守り代わりでいいなら、いくらでも言えますが、言われた患者さんは、その言葉にすがってしまわれるので、ダメだったときのショックの大きさを考えると、担当医は、まあ、言わないでしょう。

沢村さんのように、あれだけ自信を持って、患者さんに、「大丈夫」と言えれば、どれだけいいでしょうね~。

(時々、「絶対治る」とかいう医者がいます。一部の患者さんから、新興宗教の教祖なみに、熱狂的に慕われ、評判になります。でも、「絶対」なんて、あり得ないので、もちろん治らない患者さんが出て来ます。当たり前ですよね。あるいは、ステロイドのホルモン剤(しかもむちゃくちゃ強いやつ)をバンバン使っているだけ、ということもあるので、処方される薬にも注意が必要です。そのうち、副作用が出てきて、大変なことになりますから。)

言葉の魔力で、プラセボ効果と言って、大切なんですが、これだけ訴訟が多いと、普通の医者は、あまり使いませんね。。

普通ではいないような医者が、患者さんのために、病院改革とスタッフ教育をしていく、このドラマは、結構観ていて、終わった後、私は、少し幸せな気持ちになって、元気をもらいます。なにより、沢村さんが男前ですしね。

もし、よろしければ、皆さんも一度ご覧になってください。毎週木曜日、午後9時から、朝日放送です。

 

今日も、お楽しみいただけましたか?「ホンマでっか?!TV」。

さて、今日もおかしなことがいろいろ放送されていましたね。

まあ、いつものことですが。。。

ハリウッドセレブ評論家の方は、ああいういい加減な情報を一体どこから仕入れてこられるんでしょう。。。

デミ・ムーアと友達ではないでしょうから、直接本人から聞いたわけでもないのに。。。

あちらの、マスコミと親しくされていらっしゃる方なんですかね。

(どういう方かは、全く知りません。調べるつもりもありませんが。。)

週刊誌のゴシップ記事と同じと思って、絶対信用しないでくださいね!

TVを見ていても、あまり信じてはいらっしゃらないとは思いますが、ちょっと試してみたくなるのが女心というヤツですね。

今日の、とんでも大賞は、「ハリウッドセレブは、顔を小さくするのに、痔の薬を塗っている」という発表に決定です!

この評論家の方の言い分によりますと、痔の薬は、腫れを抑えたり、組織を収縮させる働きがあるので、そのため、顔が小さなくなるみたいで、とかいうものです。

それは、ステロイドホルモンだっちゅーねんっ!

ボラギノール(番組の中で、顔や目元に塗ってみたら!とさんまさんが笑いを取っておられました)の成分が何かは知りませんが、病院で処方する痔の薬の一番有名なのは、ポステリザン軟膏といって、弱いですが、ステロイドホルモン剤が入っています。

皮膚科や形成外科で使うエキザルベという軟膏も、ほとんどポステリザン軟膏と同じ成分です。

ちょっとした擦り傷とかにも、このエキザルベは使いますので、それほどきついステロイドホルモンではありませんが、何も炎症が起こっていない正常な皮膚に塗るものではありません。

ごくたまに塗るだけなら、副作用は出ないとは思いますが、美容液みたいに、毎日塗っていたら、もちろんステロイドの副作用が出てきます。当たり前ですよね。

で、もちろん、こんなもので、小顔になんかなりません。

炎症は抑えますから、擦ってまぶたが腫れてしまった、とかの時に、確かに塗ると、症状や薬の強さにもよりますが、腫れは、マシになります。

長期塗ることで、皮膚は委縮し、脆弱になり、いわゆるペラペラの皮膚になります。

ちょっとした刺激に弱くなるため、内出血もしやすくなるし、トラブル続きです。

毛細血管もどんどん増えてくるため、顔はおかしな赤みが出てきます。

そこまで長期に行ってしまうと、ステロイドを止めさせていくのも大変で、かなりの時間をかけないと、元の肌には戻せません。

ハリウッドセレブが、そんなバカなことをするわけがありません。

だって、彼女達は、見た目というのは商売道具ですから、それで、何億と稼いで来られるわけで、商売道具の顔や体を、わけわからんものを塗って、何かあったら、一大事です。

美容のプロである、美容外科医・美容皮膚科医に任せているに決まっています。

欧米ではセレブは専属ドクターがいるのは、普通に考えて、当たり前だと思いますよ。

どの女優さんも、堂々と、美容外科や美容皮膚科に通っているなんて、あまり言わないでしょう。

でも、クリームを塗ったとか、エステに行った、とかは言いやすいわけです。

これは、美容医療に通っている大半の患者さんも、同様だと思います。

ホントのごく親しい友達や家族には、何か施術していることを打ち明けているでしょうが、マスコミにそんなことを言うわけありませんよね。

番組を見た方が、明日、薬局にボラギノールを買いに行ったら、と思うと、ホントにゾッとします。

以前にも、蛇の毒かなんか、言われてましたっけ?

蛇の毒って、神経を麻痺させる働きがあります。

そういう意味で言えば、ボトックス®(ボツリヌストキシン)と同じですね。

そんなものをクリームに混ぜて、皮膚から塗ったところで、筋肉まで届くわけがありません。

そんなものが筋肉まで届いたら、エライことです。

胸に塗ったら、息はできなくなるし、心臓も止まるかもしれません。

そう考えたら、おかしいでしょう?

ボツリヌストキシンで、顔の筋肉を止めていく時って、必ず注射です。

注射でないと、成分を届かすことはできません。

ああいう非科学的なことを言って、得のするのは、そういうわけわからん化粧品を作ってる業者だけであって、そういう業者から、もしかして、番組で言うように頼まれているのかもしれませんね。

一時期、「塗るボトックス」とか言って、わけわからんアイクリームが、市場に出回ったりしましたが、もちろんもちろん、ボトックス®と同じ効果が出るわけがありません。

よそのブランドネームを、よくも勝手に、自分のところのあやしいクリームの宣伝文句に使うな~と思いますが、そういうアイクリームには、他の美容成分や保湿成分が入っていて、まあ、ちょっと高めのアイクリームを思って使う分には構いませんが、そんなものでは、シワは取れません。

保湿たっぷりで、乾燥ジワのうちのいくつかはよくなると思いますよ、一時的ですが。

レチノール系が混ざっていれば、もう少し確かにマシですが、蛇毒とか言わずに、最初からレチノールと言って、売ればいいのに、話題になると、パッケージを変えるだけで売れますからね、業者もウハウハです。

市販のもので、得体のしれないものは、塗らないことです。

あと、鮭を食べるといい、みたいな話がありましたが、それは、アスタキサンチンのことで、何をいまさら言っているのか、と思いました。

ビタミンCの6000倍の抗酸化作用があると言われているものです。

だからと言って、鮭ばっかり食べるのは止めてくださいね。

食べ物だけでは、摂取に限界がありますから、アスタキサンチンを摂りたい方は、富士科学工業(注:富士フィルムではありません。似て非なるものです。)のアスタリール®を飲んでください。

(クリニック限定サプリです。私も飲んでます。阪神の選手も皆さん飲んでるそうです。)

男性だけが飲んだらいいものでなく、性別は関係ありません。

老化を気にされている方なら、どなたでも大丈夫なはずです。クリニックで、ご相談くださいね。

あと、今日は、とんでも大賞が、もうお一人いらっしゃいました。

おおたわさんです。

この方は、ホントにいつも、インパクトのあることだけ言って、医学的にどうとか、誤解されたらどうとか、全く考えておられませんね(私には、少なくとそう見えます)。

インパクトのあることを言えば、今は、コメンテーターとして、番組で引っ張りだこになりますから、ウハウハなんでしょうね~。

今日、言っておられたことは、「見た目が若いと、かえって体の中身の老化が早い」みたいなことを言っておられました。

これは、去年の、日本抗加齢医学会の総会でも発表がありましたが、有名なおサルのお話です。

カロリーを3割減らした食事で、ずっと飼育されてきたら、見た目年齢が全然違って、かなり若々しいまま維持ができていて、調べてみたら、体の中もより健康で若かった、というデーターのお話です。

それで、今、アンチエイジングでは、カロリーを減らすこと(肥満はよくない)が注目されています。

(痩せすぎも、ダメですよ。日本の肥満と欧米の肥満では、差があり過ぎますから、どれくらいというのは、人種によっても違いますし、日本の若い女性は、特にダイエットのやり過ぎで、痩せすぎが多いので、今以上に、痩せるのは止めておいてくださいね。いわゆるBMI値や体脂肪率や内臓脂肪率が正常範囲で、肥満の範囲でなければ、よしとされてください。)

いろんな美容系の学会がありますが、分化会としてできたのが、「見た目のアンチエイジング学会」です。

学会名だけ聞くと、なんかあやしそうですが、見た目が若いほうが、老化が実際遅くなっている、ということを追及している学会です。

見た目=中身、なわけです。

何事にも、反対意見というのはありますが、極論やある種の偏った場合を、誇張して、一般の方にいうのは、ダメでしょう~。

ここで、私が言っている「見た目の若さ」というのは、手術やプチ整形のみやって、一見若そうにられる方のことではありません。

普段の生活習慣(食事内容も含めて)・スキンケアや美容皮膚科でのメンテナンス・定期的な健診などをちゃんとされていて、その結果、見た目が若い方のことです。

こういうことをされている方というのは、肌だけでなく、ちゃんと体のことも考えていますから(肌も体の一部ですから、体が不健康なのに、肌だけキレイで、若い、というのはあり得ないわけです)、だから、中身も若いわけです。

その一方手術とプチ整形にのみ頼る方というのは、私の知っている限り、他力本願なので、体に悪いこともたくさんされています。

タバコ・不摂生・日焼け止めなどは全くせず、エステや美容外科などの他人にしてもらうことだけをする、などなど。。。

こういう方はね、遠目には、一見若く見えますが、肌が汚く、ツヤもキメもないので、タルミがないのに肌が老けている、というものすごい不自然さが、ぷんぷんします。

また、体も不健康なので、顔色が悪く、老化はとても早いです。

こういう方のことを、おおたわさんは、言いたかったんでしょうが、それはまた次元の違う話で、番組のあの流れで、それを持ち出すのは、誤解を招くし、ダメでしょう~。

アンドリュー・ウォンさん(東京で、かなり前から美容外科で開業されてりいるドクターのはずですが。。)の質問に、タレントのテレンス・リーさんが、答えているのには、少し笑いました。

医者なら、調べてこいよ。。。そういう台本なのかもしれませんが。。

アンチエイジングのファイトケミカルの話や栄養学の話になると、必ず出てくる内容です。

ま、教育番組ではないので、バラエティですから、ホントに、聞き流してくださいね。

川田先生のお話は、普通に聞いていただいて大丈夫と思います。

貧血の重症例をおっしゃってましたが、若い女性のダイエットやり過ぎで、貧血の方が多いのは多いので、心配な方は、内科を受診されてください。

番組でもおっしゃってましたが、鉄剤を飲む時は、必ずドクターと相談して、定期的な検査と受診が必要です。自己判断は、禁物です。

貧血に関しては、ちゃんと保険が効きますから、内科に行きましょう。

(美容外科とかでは、いくら保険が効いても、ちゃんと診てくれているのか、わかりませんから、内科をおススメします。)

 

 

 

 

スキンケアや肝斑・シミのご相談でいらっしゃった患者さん全員の方に、家でする美顔器は、一切おススメしておりません。

特に、皮膚に直接器具をあてて、行うモノ全てです。

皮膚にさえ、触らなければやっていいのかというと、まあ、よほどおかしなものでなければ、害はないと思いますが、効果が出るようなものはないと思いますので、時間とお金の無駄ですよ、とお伝えしています。

そういうモノがどうしてもほしい場合は、必ずその器具の説明書やパッケージに、「効果・効能」が書いてあるのか(書いているわけないと思いますが)確認して、もし書いてあった場合、どうやってそれを言い切っているのか、証拠をちゃんと問い合わせるなり、調べてから、購入されてください。

そのお金が無駄になってもいいという方は、やってみないとわからないでしょうし、どうぞどんどん経験を詰積まれてみてください。

さて、皮膚に直接あてて、家で行う美顔器で、私はロクなモノがないと思ってます.

中には、正しく使えば、それほど悪いものでもなく、そうまでして家でやりたいなら、やっても構わないと思いますけど的なモノもありますが、原理を正しく理解していないで使用すると、皆さん、やり過ぎるんですよね。

また、メーカーも、危険なことは表示したくないから、「使用上の注意をお守りください」くらいの書き方しかしてなくて、「こういう風に使ったら、こんなひどい副作用が出ますよ」とちゃんと親切に書いてくれれば、まだいいんですが、書いてくれないわけです。

そうなると、一般の方の場合、やっぱり守らないことが多くて、「やればやるほど良くなる」と思い込んでおられることがほとんどです。

「ほどよく」「ほどほどに」というのが、いかに難しいのかを実感させられます。

家でまで、美顔器を使って肌にいいことをしたい!と思っていらっしゃる方というのは、かなり美意識の高い方々です。

だから、どうしてもやり過ぎる傾向になるのは、ある程度仕方ないのかもしれません。

特に、のめりこむ方の場合、ホームケア用の美顔器というのは、私は、メリット・デメリットと考えると、デメリットのほうが大きすぎると思います。

ホントに正しく使ったとして、一体どれだけの効果があるというのでしょう。

ゼロとは言いませんが、それにかかる時間と、ご自身の手間暇と、維持費(薬剤とか)・」もともとの器具を買うお金などを考えると、多分、最初に期待されてる効果は、出ないと思います。

購入されるほとんどの方が、広告に踊らされ、ものすごくキレイに若返った自分を想像して、思わず買っちゃったんでしょうが、誇大広告でしょうから、その効果は、ホントの期待外れに終わると思います。

そんなことをしているくらいなら、たっぷり睡眠を取るとか、ゆっくりお風呂につかるとか、日焼け止めの塗り直しを頑張る・保湿をちゃんとする・擦らない・いじらない・引っ張らないようにする、とかのほうが、よほど大事ですし、長い目で見れば、そのほうがアンチエイジングにとっては、かなり重要な位置を占めます。

私が、おススメしているスキンケアは、それだけされいたら、本当にそれだけで充分です。

でも、何かおうちでしてみたくなるわけですよね。

今、世の中で売られている美顔器で、私が、一番マシと思っているのが、イオン導入器です。

クリニック用のモノと、エステや家庭用で、それほどの大差がありません。

確かに医療用のほうが、強い電流を流すことはできますが、イオン導入にそこまでの強い電気は必要ないですし、どんどん強くすれば、それこぞ火傷の危険がありますから、そんな強くする必要はありません。

それよりも、導入された成分なんて、皮膚にとどまってるのは、半日~1日くらいでしょうから、頻繁に、定期的にできれば、そりゃ~いいと思います。

そうなったら、やはり家でイオン導入をする、という発想はとてもいいことなんです。

やり方が正しければ、おうちでするイオン導入は、めんどくさくなければ、ホントにいいと思います。

1回の効果は、目では見えにくいですが、こういうのって、塵も積もれば山となる、なので、継続が大切です。

ところが!ここで大きな落とし穴が!!

。。。。やっぱり、皆さん、やり過ぎるんですよね。。。

イオン導入は、電気の力で、皮膚の奥に成分を染み込ませるケアになります。

届く深さや量は、そのまま塗った時とは、全然違うと思います。

電気は、水分があって、一点でも接していれば、それで電気が流れますから、導入したい液体をたっぷり取って、肌と器具が接触さえしていれば、いいわけです。

でも、皆さん、ご存知ない場合、絶対、押し付けるんですよね。ひどい方で、ぐいぐいと押しこみ、引っ張りあげるような感じといいますか、力任せに押すといいますか、力を入れれば入れるほど、どんどん成分が入っていくと思っちゃうようです。

エステや、ひどい時は、クリニックでも、イオン導入で、ぐいぐい押しているところがあって、理解してないな。。と思います。

そりゃあ、押したほうが、器具と皮膚との接触面積は増えますから、たくさん入るかもしれません。

でも、押さなくても、普通に接触しているだけでも、結構な面積が触れていると思います。

ぐいぐい押して、擦っていることのデメリットを考えると、接触面積が若干増えるかも、くらいにメリットと、どちらが大事か考えたら、デメリットのほうが大きすぎます。

以前務めたいたクリニックでも、ナースに研修をちゃんとしても、しばらくしたら、勝手にぐいぐい押しだして、全然違うことをしていることがあります。

皆さんも経験されたことがあると思いますが、美容皮膚科や美容外科の大半が、いろんな処置って、ナースにされていますよね。

毎回、担当ナースも違っていたりして、しかも、人それぞれ、やり方が全然違う!と実感されたことはありませんか?

それくらい、クリニック内で、ナースや施術者のレベルを一定に保つ、ということは難しいです。

定期的にチェックすることはもちろんのこと、全員の仕事に対する意識レベルが、一定以上でないと、レベルが保てないんですよね。

毎日クリニックで働いているナースですら、定期的にチェックされないと、おかしな風になっていくのに、素人の方が、正しいやり方で、続けていく、というのは、かなり難しくなると思います。

もし、どんどん逸れてしまった間違ったやり方で、毎日毎日施術していたら、悪影響のほうが目立ってきて、それこそ顔中肝斑とか、赤ら顔になった、ツヤやキメがなくなった、どんどん肌が汚くなる、などなど。

結局何をしているのか、何のためにやっていたのか、わからなくなってしまいます。

それだから、私は、家でするイオン導入器も勧めていません。他の、それほど悪くない美顔器も、同じ理由です。

ご自分で巻き起こす副作用や合併症のほうが、大きすぎます。

初診時に、美顔器ダメですよ~、と申し上げたにも関わらず、当院での光・レーザー治療中に、美顔器を新たに購入する方が、ごくたま~に、いらっしゃいます。。。ちょっと虚しくなりますけどね。。

先日、購入された患者さんは、イオン導入器でした。

イオン導入器自体は、確かに悪くないんですが。。。。正しく使えますか。。?

あれだけ、初診カウンセに時間をとっても、一度にたくさんのカルチャーショックが起こるからかもしれませんが、患者さんも、いろいろ忘れてしまわれるんでしょうね。

でも、美顔器一切ダメ!って、結構インパクトがあるから、大体の患者さんは覚えていらっしゃるんですが。。

それだけ、日常生活の中で、悪魔の誘惑がいかに多いのか、実感してしまう出来事でした。。

誘惑されちゃいましたか。。。

「買っちゃいましたか?!」

「ダメでしたか?」

。。アカンって、言ったや~ン。。。

でも、仕方ないです。買ってしまったものは。。

とりあえず、絶対、擦らないこと・導入する液体はたっぷり使って摩擦を減らすこと、時間を守ること、力をいれないことなどなど、申し上げました。

今は、正しく使っておられますように、と祈るばかりです。

家庭用のイオン導入器を使っていらっしゃった方に、当院のイオン導入を受けられた時に、これくらいの力でいいんですよ、とお伝えしたら、「もっと力を入れて、擦ってました」とおっしゃってました。

別のある時は、別の患者さんから、「ここのイオン導入は、ふわふわしてて、柔らかいですが、何が違うんですか?」と聞かれました。

ポイントは、やり方です。

電気が流れさえすればいいわけなので、力を入れる必要は全くありません。

力がいるなら、男性に押してもらえ!って、ことですからね。

イオン導入以外の、もっとひどい誘惑も、かなり多いことと思います。

スキンケアや美容皮膚科特集を組んだら、視聴率や雑誌の売り上げが伸びるため、今まで以上に、おかしな情報も氾濫してます。

くれぐれも、マスコミに踊らされませんように、ご注意ください。お肌は、大切に、いらんことはせず、優しく見守ってあげましょう。

うちに来られる患者さんを診ていたら、皆さんには、毎日、ものすごい悪魔の誘惑がこれでもか!というほどあるんだな~、と実感する今日この頃です。

肝斑やシミなどのスキンケアのカウンセリングの方には、全員、一切のお肌のいらんことをするのを止めてもらうように、初診時にお伝えしているんです。

「こすらない」ようにと、お伝えしても、ご本人がこすっている意識がなければ、例えこすっていても自覚がないので、直らないんですよね。

具体的に、刷り込みことやコットン・ふき取り・パッティング・美顔器は、全て止めていただくうように申し上げています。

特に、肝斑の患者さんは、人一倍、要らんことはsてはいけないと私は思っているんですが、途中でお休みをされて、しばらく来られなかった時に、悪魔の誘惑が始まるようです。

 

うちの治療は、その方が満足された時点で、いくらでもお休みされればいいわけなんですが、その場合、スキンケアは、ちゃんと続けるように初診時に申しあげています。

私が勧めるスキンケアさえ、されていれば、そんな高いお金を出されることもないですし、それだけできていれば、基本ホームケアとしては十分で、それ以下でも以上でもない(「以上」に関しては、クリニック専用化粧品を使うとか、良いモノを追加する方法はありますが)と思っています。

肝斑の方は、薬をゆっくり減らしていれば、フォトやイオン導入は、お休みされていいと思うんです。

そのお休みされている間に、TVや雑誌・はたま化粧品のカウンターなどで、いらん情報というおが山ほどは入ってくるんですよね。

先日来られた患者さんがおっしゃってたんですが、「化粧水って、コットンで塗ったほうがいいんですか?」と。

これは、初診時に、コットンを使うのは一切止めてもらってます。

コットンで何でも塗らせるのは、化粧品会社の陰謀で、早く化粧品を減らすための戦略です。

コットンで塗っても、2倍3倍の量が必要になるだけで、メリットは一切ありません。

自分の手で、パシャパシャ塗れば、それであっという間に終わりです。

手でペチャペチャ塗る分だと、コットンの半分以下でも十分に顔はべたべたになりますから、塗り残しがあることはまずありません。

皆さんは、お気づきじゃないかもしれませんが、コットンで塗る時にどうしてもお肌をこすっているわけです。雑巾がけと同じですね。

極端に言うと、金属タワシでフローリングに雑巾がけしてると思っていただいたらいいと思います。

そのうえ、さらにパッティングをするとなると最悪です。

まだ、コットンでこするか!みたいなモノです。

うちのクリニックの洗面所にもパウダールームにも、コットンは一切置いていません。

初診時の洗顔の時などに、コットンを欲しがる患者さんが、ごくまれにいらっしゃるんですが、スタッフにどうして必要なのか聞きに行ってもらいます。

理由をお聞きすると、手で十分なので、(コットンが必要だったことは今だかってありません)、使わないでください、と簡単に申し上げて、カウンセ時に私がどうしていらないのか、説明しております。

さて、その聞かれた患者さんですが、手で塗ってくださいと最初にも申し上げましたが、みたいな話になって、どうしていきなりそんなことを言われたのかなんですが、先日化粧品を買いに、化粧品屋さんに行ったら、そこの販売員の人が、「コットンで塗らないと、お肌に入りませんよ~!」と断言されたそうです。。。

あああ。。。、一体どこのメーカーでしょう。。そんなバカなことを言うのは。。

たかがコットンです。ただの綿花の塊です。それで塗ったとして、一体手と何が変わるというんでしょう。

コットンに何か仕込まれているんでしょうか。

そこで売られているコットンは、CIAが秘密裏に開発している特殊な皮膚から吸収させる薬品が仕込まれているんでしょうか。その販売員の人は宇宙人だったのかもしれませんね。地球の文明では理解できません。。

コットンでたたいたら、吸収されていくのだとしたら、人間の皮膚のバリア機能は、一体どうなっているんでしょう。。

皮膚を突破されて、奥に吸収されれば、血管や神経・筋肉だけでなく、心臓も脳みそもいrんな内臓があるわけです。そんな大事なモノがあるところに、簡単に外から侵入されれば、体は困るわけです。

皮膚というのは、体にとっては、最大で、重要な「よろい」になっているわけです。

皮膚のバリア機能が、そんな簡単に突破されれば、お風呂もプールも海も川も、汚くて入ることなんてできません。

「コットンでないと入らない」なんて、おかしなことを堂々と言い切るわけです。

買うほうにしても、あまりにも相手が自信を持って言い切るので、一瞬自分が間違っているのかな。。?と不安になってしまいますね。

私がこんなことを言われたら、若い時ならくってかかったかもしれませんが、今となっては、時間の無駄でしかありませんから、そんなおかしな人は相手にせず、そこのお店では買わないでしょうね。

あまりに悪質なら、消費者センターに注意してもらうかもしれませんが。

化粧品なんて、一番の目的は「保湿」です。皮膚の奥に入る必要は全くありません。

表面に、蒸発せずにいてくれればそれでいいわけですから。

その患者さんには、もう一度説明したら、「そうですよね~。あまりにも言い切られたから。」と不安にやはりなられたようです。

こういうおかしな誘惑は毎日山ほどあるんでしょうね~。

どうしてそういうことが言えるのか?という理屈というか、原理というか、冷静になって考えれば、真実が見えてくることが多いんですが、ついつい冷静になることを忘れて、その話に引き込まれてしまうんですよね。

ショップチャンネルとかも、ごくたまに覗いてみると、ものすご~く、うまく買ってもらうワナがいたるところに仕込んでありますよね。

私も、一瞬、「おっ?!」と引き込まれる時もありますが、そんなわけないじゃん、とすぐにチャンネルを変えます。

でも、一般の方、特に、ああいう通販がお好きな方は、最初からね、ああいう番組を見てはいけませんね。

あちらも売ることのプロですから、人の心の隙間に、うま~く入り込んできますね。

先日もたまたま見たTVで、はるな愛さんが、郷ひろみさんに教えてもらった顔のマッサージサロンがあるそうで、芸能人がこぞっていっていると、顔がすぐに小さくなるから、と。

ああ~、またか、と思って聞いていると、なんとそこのサロン、「してもらったら、半永久的なんです~」と、生放送で言うんですよ。

「半永久」の意味、わかって言ってらっしゃるんでしょうか。

例え、フェイスリフトの手術をしても、やった瞬間からも老化は始まっています。重力で下がろう、下がろうとしているわけです。

老化は止まりませんし、手術は何も老化を止めているのではなく、単に、余っている皮膚を切って、引っ張って、上のほうに止めているだけですから、どうせまたたるんできます。

手術をしても半永久なんて有り得ないのに、なんでマッサージ(その時むくみを取るだけです)で、有り得るねんっ?!

お前は、魔法使いか?!と、ツッコミたくなりますね。

しかも、そのサロン、1回20万(!)だそうで、(ウォンでもルピーでもないですよ、円ですよ)、アホちゃう~。

20万円って、タイタン、うちで何回できるわけ?それならタイタンでしょう~。

郷ひろみさんが、時々TVで、顔筋マッサージを褒めていて、通っていらっしゃることとか言われていますが、なんでタイタンをされていないのか不思議でなりません。

東京なら、タイタンをされている有名なクリニックなんて、山ほどあるのに。

誰か教えてあげないのかな~、と思って、TVを見ています。

そんなして、引っ張るから、顔の皮膚がシワシワにたるむのでは?と私は思いますね。

(あのマッサージのせいで、どれだけの肝斑の悪化と肝斑患者さんを生み出したのか、私は、ゾッとします)

一般の方も、TVで芸能人がそんなことを言うと、おなじこと、やりたくなりますよね。

あ~あ~、です。

「ためしてガッテン!」以外は、今はホントに、TVや雑誌のいう事は信用してはいけませんね。

危ない世の中です。

そこら中に、悪魔の誘惑がありますから、自分でちゃんと考えないと、ホントに自分の身は守れません。

うまい話なんて、ないんですよね、何でも。

医療でも、すごく良く効く治療があっても、何かしら欠点が必ずあります。

欠点の種類は様々ですが、ダウンタイムがあるとか、値段が高いとか、効果が出るのに時間がかかるとか、肌質により向き不向きがあるとか。。

調子のいいことだけ、なんて、医療はありません(効果の薄いことでよければ、ありますけどね)。

何でも自分で確かに経験しないと、ホントはどうか、ということはわかりませんから、経験することも大切ですが、スキンケアで、間違ったことを長期すると、その分、お肌は、エライことになって、復讐されます。

キレイになんて、なってくれないわけです。

それを取り戻すのに、何倍もの時間とお金がかかってくるので、うまい話に乗る時は、何事もほどほどに。。

11月のキャンペーンのネタが尽きたと言えば尽きたんですが、乾燥のシーズン本格到来のため、まだまだ目元にとっては過酷な環境が続きますので、目元のケアのセットは、引き続きキャンペーンにいたします。

そしてまだまだ皆さんが、困っていらっしゃるのが、毛穴の開きですね。

夏に比べて、皮脂はだいぶ減ってきたと思いますが、鼻~ホホにかけての毛穴の開きの悩みは、つきないようで、ナビジョンのGGシリーズは、とても評判がいいのですが、いきなりマスクセットを買われるのがためらわれる方もいらっしゃって、夏だったら、キャンペーンしてたから、お試しで1枚でも買えたんですけどね~、とお話すると、残念そうにされます。

そういう方が、けっこういらっしゃったので、GGシリーズキャンペーンの復活です。

(秋にするとは思いませんでしたが)

小じわも気になる季節になってきたので、より毛穴を縮めるために今回は特別にジェネシスとセットになったキャンペーンもご用意しました。

レーザー自体がキャンペーンに混じるのは、久しぶりですね。

ジェネシスとGGのイオン導入をセットですれば、けっこういいと思います♪

毛穴コンプレックスの方は、この機会に一度お試しください。

特に、GGのイオン導入をきにされていた方には、お試ししやすくしました。

ホームケアも、充実のキャンペーンです。

それと、とても大切な日焼け止め!

この季節、油断されている方が、そろそろ増えてきましたので、秋でも油断されずに、日焼け止めはしかき塗って、塗り直しもされてくださいね。

それで、今回、日焼け止めキャンペーンです。

どの日焼け止めを購入されても、ただいま大評判の、ナビジョンの新製品の日焼け止めのミニチューブをおひとつプレゼントです。

このミニチューブ、持ち歩くのに便利なんですよね♪

今月のお菓子のテーマは、マロンにしてみました。

栗、好きなんですよね~。

でも、時間がなくて、お菓子を探している時間がなくて、(種類が)少ししか買えませんでした。

時間を見つけて、お菓子、探しますね!

光・レーザー治療をキャンペーンにしてほしい!という方も多いと思いますが、元々お値段低めに割と設定させていただいておりますのと、継続お値引システムがあるため、あまりそうそうレーザーはキャンペーンにしておりません。

肝斑セットスペシャルやライムライトスペシャルなど、お得なメニューも定番化させてしまったので、レーザーのキャンペーンメニューは、正直言って、ネタ切れです。

う~ん、、考えておきますね。何か思いついたら、途中でもキャンペーンを追加するかもしれませんが、12月のキャンペーンもありますしね。。。どうしましょうか。。

キャンペーンの基本は、その季節やイベントごとに、「皆さんのお役に立てそうなモノ」です。

だから、乾燥の秋冬は、目元対策のセットのキャンペーンは続くかもしれませんね。

目の周りのシワは、加速度的に気になっていませんか?

レーザーも大事ですが、ホームケアもとても大切です。

キャンペーン期間中は、何度でもキャンペーンを使われても大丈夫ですので、この機会に、目元の乾燥ジワ、信仰ストップさせてくださいね。

(初診の方には、必ず診察・カウンセリングが必要です。カウンセの結果、希望されましても、お断りする場合もございますので、ご了承ください。)

 

当院のホクロ治療は、炭酸ガスレーザーを使います。

当然のことながら、保険は使えませんので、自費治療となります。(保険を使って処置をすることは、違法になります)

医師によって、これも、全くやり方が違います。

「レーザー治療」と聞くと、手術よりも怖くない、と思って、気軽にレーザー治療を考える方が大勢いらっしゃいます。

「手術」と聞くと、なんかたいそうに、思われますが、私たち医師からすれば、小さなホクロであれば、(ややこしい場所になければ)、形成外科や皮膚科の研修の時に、一番に臨む手術です。

手技としては、キレイにちゃんと治るかは別として、それほどの大手術ではなく、基本中の基本と言えます。

何でも確かに基本って、一番大切ですが、「日本で数人の医師しかできない」ような手術ではないわけです。

手術を扱う皮膚科や形成外科からすれば、一番数としたら多いモノになってきます。

でも、患者さんからしたら、「切って、縫われる」というのが、かなり抵抗があるようですね。

確かに、医療者にとっても、レーザーでホクロを取るとなると、まあスグできて、終わります。後片付けも簡単です。

でも、手術となると、小さいモノでも、滅菌した布や手術器具も用意して、滅菌の手袋もはめて、と準備も後片付けも、ちょっと手間暇かかります。

もちろん、手術時間も、慣れている医師なら、1個の小さなホクロを取るのに、何もなければ、10分かからないかもしれません。

でも、慣れていなかったり、途中で、思わず出血が止まりにくとか、何かあると、30分や1時間があっと言う間に過ぎてしまって、時間が読めないないこともあります。

切って、縫う以上、術前に血液検査をしておくほうが無難です。(どんな小さなものでも、切る深さは、決まってます。脂肪のところまで、普通は取り切ります。)

(それだけの手間暇がかかるわけですから、処置自体は簡単なレーザー処置を、手術を同じ処置として、手術をしたことにして、保険請求したら、いけないわけです。)

炭酸ガスレーザーで、削ることは、とても簡単です。

まず、麻酔の注射をその部分にして、削っていくわけです。削れば削るほど、ホクロはどんどんなくなっていきます。

途中で、肉眼でホクロの確認は不可能になります。でも、まだホクロの細胞が残っている可能性があります。顕微鏡レベルの話ですが。残っていると、また再発してくるわけです。

再発がイヤだからと、患者さんも深く削ってほしいでしょうし、やる医師にしたって、再発して、またお金を払う這わないで患者さんともめたり、また処置することがめんどくさくて、わざと深く削ろうとする医師がいます。

「再発」という面だけから見たら、わざと深く削る、というのは、いいことですよね。

でも、「削る」ということは、えぐっていることと同じで、手術と炭酸ガスレーザーとの最大の違いは、縫うか縫わないかなんです。

再発しない以上に深く削って、後を縫わなければ、キズの治りは遅いです。

健康な方であれば、放っておいても、いつかキズは治りますが、キズ跡が問題なわけです。

縫わないキズというのは、自然に盛り上がるのを待たないといけません。

深く削ることで、凹みが残ったり、赤みが残ったり、ひどい時は、ケロイドみたいに赤く盛り上がります。茶色くシミに残ることもあります。

浅く削っても、キズをつけていること自体は同じなので、少し凹みが残ったり、赤みや茶色みが少し残ることはあります。その場合、赤や茶色は、3か月~半年~1年も経てば、たいてい目立たなくなることがほとんどです。

でも、凹みは、なかなか戻らずに、そのまま残ってしまうことが多いです。

深く削ると、なおさらで、凹みは、水ぼうそうの痕みたいだったり、赤みが1年たっても、全然消えない、しかも盛り上がったまま、というのは、深く削られた場合に、圧倒的に多いです。

深く削った場合のデメリット、浅く削るにしても、炭酸ガスレーザーで削る、という行為自体、なんらかの傷跡は残すわけで、患者さんが思っておられる、レーザーなら簡単だから、という「簡単さ」とは、かけ離れているわけです。

そもそも、そんな魔法みたいなことはないわけです。

説明をちゃんと受けて、処置を受けた結果、ホクロの大きさや深さ、取った場所によって、キズ跡がどこかわからなくなるくらい、目立たないことはあります。

でも、これって、ラッキーだったわけで、「絶対」ではないわけです。

美容外科や美容皮膚科にしても、誇大広告をしているほうがもちろん悪いわけですが、被害者にならないためにも、そんな都合のいいことだけの医療なんて、あるわけないですから、そういうのに乗らないようにしましょう。

よく他院で、むちゃくちゃ削られて、ひどいキズ跡になって、「治りませんか?」と来られる方がけっこういらっしゃいます。

まだ処置されて、1か月未満なら、もう少し落ち着く可能性も残っているので、処置を待ってもらいます。

(やってすぐなのに、どうして、やってもらったクリニックに、相談にいかないのか、疑問です。まあ、信用できない何かがあったんでしょうが、そんなすぐに信用できないところで、処置を受けてしまったなんて。。。)

1か月以上経っていた場合、その状況により、もしできることがあれば、ご提案しますが、なにもまだできない時もあります。ケースバイケースですね。

でも、半年・1年経って、赤みや茶色みなら何かできるんですが、凹みだけは、うちの機械では、ちょっと無理です。

炭酸ガスレーザーによる凹みって、ニキビ跡よりもまだ深いことが多く、しかも、ピンポイントです。

ある程度、そこを盛り上げるのには、かなり強いレーザーが必要です。(通常、ダウンタイムはかなり出ると思います)

ダウンタイム(副作用みたいなもんです)が長く出る治療は、もともと好きではないでの、今のところ、うちにはおいていません。

仮に、他院で、そういう治療をしてもらっても、完全に平らになるわけではありません。ある程度は、ちゃんとしたところで、されれば、盛り上がると思いますが、完全に治すなんて、できないわけです。医療は、万能ではありませんからね。

私は、なにより、あの炭酸ガスレーザーでできた凹みが、大っ嫌いなんです。

ニキビ跡は、誰が悪いわけでもなく、避けられないことだったと思います。

自分に合う治療に早く巡り会っていれば、防げたかもしれませんが、そうそうめぐりあえるわけではないので、無理はことがほとんどです。

でも、ホクロ治療は、違いますよね。お金を払って、跡かたをつけているわけですから。しかも、医師が。

できるだけ、凹む可能性(他のキズ跡も含めてですが)を減らしいわけです。

その結果、当院の炭酸ガスレーザーは、浅~く浅~く削っていきます。

わざと、分けて、浅く取るわけです。長期計画ですね。

3か月以上空けて、赤みがないのを確認して、また削るわけです。

そのため、1年間無料保証にしています。1年間、何回削っても、料金はいただきません。

1回で確実に取りたいという方には他院での手術をおススメしています。

また、レーザー治療でも、浅目ではなく、深く削ってほしい、という方も、お断りしています。

(他院にいけば、ほっておいても、深く削ってくれると思います。浅く削って、また無料で削るなんて、時間もったないですからね。料金が発生するなら、喜んで削ってくれるでしょうが。)

当院のキズ跡は、なるべく最小限に(その代り、時間がかかります)、というやり方に同意できる方のみ、治療をお受けしております。

「もっと簡単に取れると思っていた」とよく言われます。

ホクロを取るだけでいいなら、簡単です。深く削ればいいわけですから。キズ跡のことは一切おかまいなしで。

患者さんも、簡単に考え過ぎだと思います。

もちろん、私のやり方でも、ホクロの大きさや浅さによったら、1回で取れるのもあります。

でも、それはやってみないとわかりません。皮膚の上から見えても、ホクロの深さなんて、わかりませんからね。

最初の説明の時に、3か月以上空けて、赤みが消えたらですよ、とお伝えしてますし、書いてある説明書もお渡ししてるんですが、忘れてしまったり、説明書を見返していない患者さんも、中にはおられます。

1か月とかで、再処置の予約を取られても、肉眼で見ても、もちろん赤いですし、肉眼でわかりにくくても、ダーマスコピー(50倍で見れる器械があります)で見ても、赤みが普通あります。

ダーマスコピーで赤みがなくても、皮膚の下に赤み(炎症)がないという証拠にはなりませんけれどね。

2か月経っていて、赤みも確認できなくて、患者さんが希望されるのであれば、3か月経っていなくて、処置する場合があります。

これもケースバイケースです。

赤みは、通常のホクロの色ではないので、わかりやすいんですが、副作用として、茶色になっている場合ですね。

ホクロの細胞の数が減って薄くなってるのか、あるいはレーザーをしたせいの色素沈着(茶色のシミ)なのか、判断が難しいところです。

3か月以上経っていれば、そんなに深く削っていないので、肌質や日焼け止めをちゃんと塗っているかどうかにもよりますが、色素沈着なら、たいてい消えてわからなくなります。

でも、1~2か月で受診されると、ダーマスコピーで見ても、明らかなホクロの色素は診られず、薄い茶色の色素しかないわけです。

その場合は、色素沈着を考え、しばらく様子を見てもらうわけですが、炭酸ガスレーザーをやれやれとせかす方が、ごくたまにいらっしゃって、最初にも説明しているのに、なんで??となるわけです。(3か月経っていないわけですから)

普通のシミに、炭酸ガスレーザーは使いません。ダメージのほうが強すぎるんです。

炭酸ガスレーザーの副作用で、シミになることがあるわけですから、その後シミになっても、最初のシミの再発なら構わないんですが、副作用のシミであれば、またレーザーで削れば、またレーザーで削れば、シミになるわけです。

負のサイクルを回るわけです。処置の度に、痛い目をして、テープを貼って我慢して、シミを作る、というなにしてるんだか。。

だから、普通のシミは、シミ用のレーザー(削らない)や光治療を使います。

(根っこのあるシミ・分厚いシミは、イボの一種なので、炭酸ガスレーザーを使うことがあります)

そこまでして、1か月とかで、その茶色をなんとかしたいなら、アキュチップ(別料金)を弱~くあてていくことくらいはできます。(強くはダメです。かえって、またシミになります)

最初から長期計画で、分けて取っていく説明をしてるわけですから、わざわざお金を追加して払って、アキュチップまでしなくていいと思いますけれどね。

そんなに、ホクロを毛嫌いしなくても、と思いますが、こればっかりは、個人の価値観ですからね。

でも、いくらお金を払われても、適応のないことはしませんし、処置してはいけない時は、きちんと待ってもらいます。

もちろん、大きさに関わらず、手術で切って、細胞の確認をしてもらわないといけないようなものは、絶対にレーザーは行いません。

レーザーで、削ってしまったら、細胞の確認ができなくなってしまいますからね。

ガンを疑っていなくても、安心のために、細胞を確認してもらってください、ということももちろんあります。

皮膚表面のモノは、どうしても気になって触ってしまって、刺激がまた良くない影響をすることも多いので、手術を言われた時は、本当に早く大きな病院に行って、手術をしてもらってください。

放っておくと、どんどん大きくなって、ますます手術はたいそうになってしまいますから。

医療である以上、何でも甘く考えず、命に関わらないことは、話をちゃんと聞いてゆっくり考えましょう。

命に万が一にも関わることは、早めに指示に従いましょう。

ホクロひとつでも、皮膚も含めて自分の体の一部ですから、大切にされてください。

炭酸ガスレーザーでも、手術でも、一度つけたしまったキズ跡は、完全に消すことはできませんので。

 

 

 

先日の朝の、「おはよう朝日です」(でしたっけ?)をご覧になった方いらっしゃいますか?

関西ローカルの話になりますが、「おはよう朝日」で、時々IKKOさんが出てきて、メイクやスキンケアのおススメを教えてくれたり、メイクレッスンされたりしてますよね。

私も、毎日「おはよう朝日」を見ているわけではないので、IKKOさんが、定期のレギュラーかどうかもわかっていないんですけど。

IKKOさん、お好きですか?

私は、結構好きなんですけどね。 もう50歳でしたっけ?

以前、IKKOさんのヌード写真(女性誌で、ありましたよね)を見たことがあって、かなりボディファンデーションも塗っておられるだろうし、、ライトもすごく調節されていると予想はされますが、とても綺麗な写真でしたね。

男性からは、評判は悪かったようですが、冷静に考えると、50歳のオッサンのヌード写真と思って観ると、こんなキレイなオッサン、いませんよ!

もちろん、ご本人は、オッサンとは思っていらっしゃらないだろうし、心は乙女なので、仕草や雰囲気で出てくるんだと思います。

俳優さんの演技と同じで、本人が強く思いこんで信じていたら、本当に乙女になるものです。

そういう意味では、DNA上、女性である私たちよりも、IKKOさんのほうが、より女性らしいのかもしれません。

誰よりも、キレイに見せることを考えておられると思うので、メイクアップアーティストとして、有名になられたのも、最もですよね。

IKKOさんの、メイク指導とかやり方は、「ほほ~」ということも多く、とてもタメになりますね。

でも、スキンケアはいただけません。

この日も、「固形石けんがお肌にいい」みたいな特集で、まさか、うちでも売っている150円の無添加石けんなんかは紹介しないだろうけど、と思って観てました。

(もちろん、紹介されていません。。。)

一番安くて、580円か480円の蜂蜜かなんかの石けんだったような。。。固形の石けんの高~いのを、いろいろご紹介されていました。

例えば、4200円だったか。。。(高っ!)これを、「けっこう、安いでしょう~?」って、おっしゃってました。

極めつけが、韓国製の毛穴掃除用の石けんで、毛穴掃除用と聞いただけで、韓国化粧品大好きのピーリング石けんか、と思って見ていたら、モデルさんの顔・首・デコルテに、泡をのせて、10分でしたっけ?15分でしたっけ?そのまま、泡パックされてました。。。。

「こうするのが、おススメなの~!」って、感じです。

ピーリング石けんを、そんなに長い時間のせておくなんて。。。(もちろん、顔全部です。)

その石けんの強さもわかりませんが、もちろん、これからの乾燥の季節、こんなの毎日やったら、絶対ダメです。

月1回くらいなら、大丈夫かもしれませんが、その方の肌質にもよりますから、一概に言えません。。

また、TVで、いいことだけ言って、煽ってるよ。。。。TVを見た方が、マネをされませんように。。。。

泡をしばらくのせて、やっと洗い流すのかと思いきや、なんと!!「毛穴専用ブラシ」とかいうものを取り出し、鼻だけでなく、ホホやおでこをそのブラシで、擦りだしました。。。。

ここは、洗車場か。。。

あ~あ~。。。どうか、皆さんがマネしませんように。。。

その後!洗い流すのかと思いきや!次なる必殺技は、「専用クロス」なるものを取り出し、その布で!顔を拭きはじめました。。。。まさに、洗車場です。。。

なんで、布で、拭く必要があるのでしょう。。

それは、その布を売りたいからでしょう。。それしか考えられない。。

ピーリングで、弱らせた肌をブラシと布で、擦り取る、という、私が一番患者さんにしてほしくないことの、オンパレードでした。。

そんだけしたら、そのピーリング石けんが、弱めでも、角質はがし取りまくりです。そりゃ、そんだけ角質無理やりめくったら、くすみは取れて、顔は明るくなるでしょう。。

(でも、TVですからね。照明で、いくらでも白くできます。また、すっぴん用にみせかけたメイクをされている場合もありますから、基本、TVは信じてはいけません。)

そのあと、イブサンローランのナイトクリームでしたっけ?皮膚に塗りこんでおられてました。。

塗りこむのも、止めてほしい。。。そこまで高いクリームなら、すっと塗るだけで、多分角質くらいには十分に浸透するでしょうに。塗りこむ必要はないでしょう。。

それに、このモデルさん、10代、せいぜい20歳前後では?サンローランのナイトクリーム、いらんし。。

若い子が、アンチエイジングラインの化粧品(40歳前後以上を前提に作られていると思うんですけど。。)を、背伸びして使うと、リッチ過ぎて、ニキビみたいなの、出てきますよ。

年齢に合ったものを使いましょうね。

またまた、それで終わりと思いきや!「アイスコロコロローラー」!ドラえもんの、悪バージョンかっていうの!

このとんでもない代物は、コロコロローラーの、ローラー部分に、水を入れるのか、もともと何か入っているのか、冷蔵庫(冷凍庫?)で冷やしておいて、そのナイトクリームを塗った上から、コロコロすると、冷たさに毛穴がキュっ!と閉じ込めてくれる代物だとか。。。

んな訳、あるかいっ!

湖の上に、氷が張って、閉じ込められるんじゃないんだから。。。

普通に考えましょうよ。。

冷たさに、毛穴が、一瞬キュッとなっても、どうせ、すぐに開くじゃないですか。だって、ずっと冷たいままのわけないんだから。。

何をしようと、たかが化粧品なんですから、薬じゃないんだから、本当の奥までいくわけないんですよ。

また、届く成分もあるかもしれませんが、化粧品の役割は、保湿なんですから、表面をカバーして、守ってくれればそれでいいんです。

そんなことより、顔をわけわからんことで、いじりまわさずに、さっさと保湿をして、寝てください。

そのほうが、よほど、お肌にも体にも、いいことづくめです。

関西ローカルで、まだされたから視聴者はそれほど多くはありませんが、これがゴールデンタイムの全国ネットだと思ったら、ゾッとします。

IKKOさんは、今の女性に影響力が強いんだから、こんな肝斑を引き起こすオンパレードを、勧めるようなことは止めてほしいです。

これを、本気で、TVで勧めていたら、肝斑製造マシーンみたいですね。いや、肝斑促進委員長ですか。

私は、自称、肝斑撲滅委員長なので、対立しますね!

もう~、こするなっちゅーのっ!

紹介された商品、全部、ホントにいいと思って、紹介されているんですかね?

ナイトクリームは、確かに悪いモノではないでしょうが(値段と、効果が見合ってるかは、別の話ですよ。もちろん、化粧品に、効果なんて、ありませんけどね。医薬部外品であれば、何か効果が書いてあるかもしれません。それでも、そんな大した効果ではありませんけどね。)、布にしろ、アイスローラーにしろ。。。

美容業界、お金をもらって、宣伝するという、広告契約というのは、山ほどあります。

医療の世界になってくると、化粧品ほどのはっきりした、お金のやり取りは、目立ってはないかもしれませんが、研究費とか、名目が代わって、というのはあるでしょう。その場合でも、化粧品の広告とは、ちょっと違うとは思うんですけどね。

でも、新聞の折り込み広告やあやしい雑誌の後ろの広告で、「医学博士」「医師 ○○ ○○」みたいについていて、開発に関わりました、みたいなあやしい広告もありますから、どの業界も、大差ないかもしれません。

まあ、何でも使ってみないと、長所も欠点もわかりませんが、肝斑作ってしまうと、後が大変ですから、何を買うにしても、こすったり、刺激したりするのは、止めておいてください。

肝斑撲滅委員長からのお願いです。

 

前に6月のジューンブライドキャンペーンを行った時に、ブライダル用のプランは、定期メニューに加えたほうがいいかな、ということを申し上げておりました。

確かに、ジューンブライドって、結婚式シーズンかもしれませんが、日本は梅雨真っ盛りで、6月に結婚式を挙げることにこだわる方も、昔ほどは多くないような印象です。

季節問わず、結婚式はもちろんありますし、結婚式前に、受診されて、式までにキレイになりたい方って、毎月いらっしゃいます。

そこで、今回、正式に、定期メニューに組み込むことにしました。

内容は、6月のキャンペーンとほぼ同様です。

決定的に違うのは、式を挙げられるご本人のみで、ご家族やお友達は、対象外です。

顔中心で治療される方と、顔・デコルテ・背中・首(アゴ下も)などのケアもされたい方って、結構多いです。

結婚式前は、何かと物入りだと思います。

新しい生活のことも考えると、お金はいくらあっても足りませんね。

かといって、結婚式は、一生に1回のことですから(最近は、違うこともありますが)、写真やビデオになって一生残るため、キレイに残しておきたいのも、女心ですよね。

式のどれくらい前に来られるかでも違いますが、早ければ早いほど、いいと思います。

何をするにしても、しないにしても、計画をたてること(お金も含めて)が一番大切です。

どこまでキレイになりたいかにもよりますが、例えばボトックスやヒアルロン酸・レディエッセの注入系は、式1週間前とかにはススメマセンし、せめて1か月以上空けてるほうが、自然でいいと思います。

光・レーザー治療も、1回で劇的に効くわけではありませんので、どうしても回数はいるでしょう。

1か月前に、とりあえずできることをする、というのも一つの手ですが、エステ受けてるよりは、光レーザー治療のほうが、そりゃ効果はありますが、シミがあるとか、肝斑があるとか、シワ・タルミをある程度改善したい、というのも、時間と回数がかかります。

(もちろん、お金も。)

お肌が健康な方であれば、注入の注射以外は、1か月切っても、何かできることがあります。

(それでも、全く初めての治療を、1週間前にする、というのは、勧めませんけどね。タイタンくらいなら、いいと思います。

以前に、ライムライトやジェネシスをやったことがあれば、1週間前でも大丈夫だとは思います。

でも、2週間前までに、済ませておくほうが無難でしょうね~、万が一のことがあれば、困りますから。)

でも、アトピーがベースにあるとか、アトピーまでいかなくても、敏感肌や合う化粧品がなかなか見つからない、という方、直前にエステや新しい化粧品を使う、というのはおススメしません。

実際、直前にそういうことがあって、かぶれることがあるからです。絶対かぶれない!なんて、保障ありませんからね。病院でもうらう薬でさえも、合う合わない、はあります

かぶれても、すぐに皮膚科に受診できればいいほうですが、(受診したからといって、一瞬で治るわけではありません。)式直前って、どんどん忙しくなることが多いと思います。

そんな時に、かぶれて皮膚科に行ってる時間が、なかなか見つからなかったり、また直前にかぶれたことへの、ストレスって、結構キツイと思います。

そういう意味では、お肌の弱めの方が、肌に塗る系のことを新しくされるなら、最低もで、式の1か月前でないと、難しいと思います。

何をどうされたいのかによっても、全然違いますから、何かされておきたい方は、早めにご相談ください。

慌てて、くれぐれも悪徳な美容外科・美容皮膚科に騙されませんように。

口でうまくいわれても、口だけのことも圧倒的に多いです。

また、こういう美容医療を、魔法かなにかみたいに思っている方もまだまだいらっしゃって、シンデレラにはいきなりなれません。

過度な期待は、詐欺まがいの医療に、それこそひっかかりますから、自分でちゃんと見極めないと!

あと、直前であっても、バランスの良い食事・睡眠・スキンケアなどもとても重要です。

他力本願はいつであっても、あとでしっぺ返しをくらうだけです。

努力をご自分でもされた方には、素晴らしいお肌が待っていますよ~。

ボトックスの続きです。

学会や雑誌でも話題のボトックスリフト、好きな先生は好きだと思います。

ボトックスを筋肉に注射すると、そこの筋肉が弛緩して、動かそうと思っても、あまり動いてくれなくなります。

顔の筋肉というのは、かなり複雑で、ものすごくたくさんの筋肉が、それぞれくっついていたり、反対側同士で、ひっぱりあったりと、からみあっているようなイメージと思っていただければいいかと思います。

体とは、筋肉の構造って、いっても、全然違うわけです。

ボトックスリフトは、お互い、引っ張り合っている筋肉の、一部に注射すると、注射したところは、引っ張れなくなるわけですから、その反対側は引っ張りつづけるので、リフトする仕組みです。

どこをどう上げたいのか、リフトしたいのかで、打つ場所が変わったりします。

適当に打てばいい、というものではなく、解剖を熟知していないと、思わぬ方向に引っ張られたりするわけです。

これをすると、数日で効果が出て来ますので(個人差はありますよ)、フェイスリフトの手術のことを思えば、お手軽で簡単だから、注目されているんでしょう。

また、手術ができない医師でも、解剖がわかっていれば、どこのクリニックでも、始めることは可能ですから、医師免許があれば、手に入れることは可能です。

今回の勉強会でも、症例写真が出てましたが、ボトックスリフト、当たり前ですが、たくさん注射します。

何十か所と針をさしていくわけです。

(これは、メソボトックスも同じです。Tゾーンの皮脂を抑えるとかで使います。)

もちろん、痛いし、(塗る麻酔をしてもらう方法もありますが、ちょっとマシかな。。?)その後、出血や腫れは、多少出ます。全くゼロではありません。

で、ここで最大の注意点ですが、ボトックスリフトは、本当に原理が理解されている医師でないと、絶対勧めません!

その場ですぐに効果を確認できないことがほとんどだし、マニュアルが教科書とかで、すごく出回っているわけではないです。

ドクターによって、全くやり方が違うこともあるので、本当にちゃんとしたところでないと、エライことになると思います。

(エライことにならなくても、全然効果ないとかね。。)

基本、私は、ダウンタイムのある治療がキライです。

でも、ホクロを炭酸ガスレーザーで削るからテープを貼るとか、ボトックス(シワや汗やエラ治療で)やレディエッセを注入する時の、腫れ内出血の可能性とか、これはもう仕方のないことだし、他に代わる治療がないので、これは当院でも行います。

レディエッセやヒアルロン酸・ボトックス(顔のシワやエラの場合)は、そんなに、何十か所も針を刺すわけではないんで、腫れ・内出血が出たとしても、たかが知れてますからね。

(すっごい大事な用事の前には、あまり勧めてませんけどね。)

ボトックスリフトのビフォーアフターの写真を、いろんなところで見ましたが、もちろん、むちゃくちゃ上がるわけではないです。

一部分とかなら、ありだと思います。

タルミ具合や、施術方法でも、差はあるんでしょうけどね。

でも、たまたま見たモノにもよるのかもしれませんが、ホホのそんなものくらいのリフトアップでよければ、うちのタイタンのほうが、ずっといいやん、と思ったのが正直な気持ちです。

うちのタイタンは、むくんでいない方は、即座にはわかりにくいですが、たいていの方は、個人差はありますが、むくんでます。(病気のむくみではないです。生理的なモノで、誰にでも多かれ少なかれあります。)

タイタンをすると、むくみは即座に取れますから、直後に、スッとした小顔効果があります。

まあ、これはタイタンのホントのコラーゲンの引き締めとコラーゲンの増生ではないので、ホントのタイタンの効果は、これからゆっくりと本領発揮なんですが。

タイタンは、私のキライなダウンタイムも起こさないし、お化粧もすぐできて全く問題ないし、それになによりたるんだ皮膚のタイトニングと自分のコラーゲンを増やしてくれるわけですから、少し前の自分に若返るような印象です。しかも自然です。(手術や注射じゃないので。)

ボトックスを注射しても、性質上、必ず効果が切れる日が来ます。早い方で、2~3か月、持っても半年でしょう。その間、コラーゲンが増えて、根本的な若返りができるわけでもなく、まさに、プチ整形と言われるわけです。

光・レーザー治療は、プチ整形ではなく、医療で行うスキンケアですから、根本的な治療だと私は思ってます。

そして、何より、ボトックスリフトは、できるクリニックがまだまだ限られているため、とても高額です。。。ボトックスもわりと量使いますし、施術に時間もかかりますからね。

同じ金額で、タイタンが何回できますか?というくらいのお値段は、普通すると思います。

(うちのタイタンは、1回¥52,500ですが、お値段はクリニックによって違います。もちろん、やり方も効果も。)

美容外科系のドクターは、わりとボトックスリフト、お好きだと思います。

一度どんなのか試してみたい方は、長所と欠点を、よく確認された上で、やってみる、というのはアリだと思います。

でも、ボトックスリフトを繰り返すくらいなら、光・レーザー治療に、お金をかけるほうが、私はいいと思いますけどね~。

たるみが気になる方は、タルミ具合にもよりますが、一度当院のタイタンをお試しください。

カウンセの時に、詳しくは説明しますが、私は、いいと思って、自信のある治療です。

 

うちには、あまりそういう患者さんは来られませんが、美容手術とプチ整形の注射ばかりされている方で、スキンケアや光・レーザー治療は、全く興味のない方、というのがいらっしゃいます。

まあ、お肌の汚いこと、汚いこと。肌のツヤはなくて、シミだらけで、手術や注射で、シワやタルミのよくなるところは決まってますから、できないところはチリメンジワと小ジワだらけで、すっごい変!です。

タルミやシワは、全然ないのに、なんか老けて見える(肌が汚いから)、という方の中に、そういう方が混ざってることが多いと思いますよ。

(いちいちそう感じた方全て、ご本人に確認したわけではありませんから、確かではありませんが、患者として受診されると、今までの経過をお聞きするので、やっぱり。。と思うことがとても多いです。)

ホントの美肌や若返りを求めておられるなら、手術や注射もいいんですが、スキンケアと光・レーザー治療は、必須項目です!!

併用ですね~。

まあ、こればっかりは、個人の価値観なので、どうしようもありませんけれど。

レーザー治療、やったところで、手術。プチ整形派の方は、スキンケアを続けることも、始めることもされませんからね。

スキンケアや光・レーザー治療に向いていない、他力本願派、という方は、もう仕方ないです。

その方の人生ですから、ご自分で決めるしかありませんが、ダイエットと同じで、頑張った方ほど、いい結果が待っているということです。

(もちろん、間違っダイエット法は、ダメですよ。こういうところも、スキンケアと全く同じですね。)

 

ボトックス®って、これはアラガン社の製剤だけを言うので、もう一般的に、ボツリヌストキシンの治療を、なんでもかんでもボトックス®って、呼んだらいけないんですけどね。

まあ、うちは、アラガン社を使っているので、よし、とされてください。

当院は、施術メニューに加えませんでしたが、他院で、今年の春、花粉症のボトックス®治療をしているクリニックが、いくつかあったと思います。

患者さん数人からも聞かれました。

私も、やり方は知っていますし、やろうと思えばできますが、メニューには加えませんでした。

何故かというと、一体料金をいくらにしていいか、わからなかったからです。

ボトックス®を使う以上、量もそれなりには要りますし、結構なお値段を使わないといけません。

保険から考えたら、ビックリするようなお値段です。

毎日忘れずに飲む煩わしさからは解放されますが、はたしてそれだけのお金をかけてまでやりたいのか?と、私は思います。

薬は眠くなるから、という方、保険も新しい薬が出てますから、昔よりは、かなりいろんな面で、マシになったと思います。

(新しい薬は、保険でも、ちょっと高くなりますけどね。)

高額でもいいからやって欲しい!という方が出てきたら、まあ、考えようか、くらいで、当院では取り扱いなしにしてました。

先日の日曜日、東京で、キュテラ社の勉強会があったんです。

東京日帰りです。ちょっと疲れました。

大阪でもされるんですが、内容は変わるし、(規模も違う?)やっぱり大阪にはいらっしゃらない先生の御講演や新製品の案内など、東京のほうが、大事なんですよね~。

せっかくクリニックも休みなので、行って参りました。

日本医科大学の佐藤先生のボツリヌストキシンのご発表があり、大変タメになりました。

(全然時間が足りず、もっとお話を聞きたかったです)

その中で、花粉症のボトックス®治療の注意をおっしゃってました。

(ボトックス®だけの注意ではなく、ボツリヌストキシン全てについての注意です)

花粉症に治療に使う場合、鼻の奥に、この薬剤を垂らします。

やはり、いくらかは、喉の奥に流れていきます(患者さんが感じなくても)。

喉の奥(喉の後ろ側の壁側)には、リンパ濾胞という、免疫の塊があります。

このリンパ濾胞に、薬剤がついちゃうと、抗体ができてしまう確率を上げてしまうわけです。

抗体というのは、耐性と思っていただければ。

一度できてしまった抗体は、一生消えないと言われてます。

(昔に、2~3年で消える、と聞いたこともありましたが、ホントかどうかもわからない、と言われてました。消えない、と思っておくほうがいいと思います。)

この抗体ができちゃうと、どこに注射しようが、全く効きません。

シワもエラも汗も、全滅です。

「花粉症は治っても、その後、ボトックス®効かなくなっちゃいますよ。」とおっしゃってました。

このブログを読まれた方は、とりあえず花粉症に使うのは、お止めください。

ボツリヌストキシンは、それでないと無理!っていうところにだけ、私は、使ったほうがいいと思ってます。

花粉症は、保険の薬で、いいでしょう~。

花粉症ボトックス®を取り扱っているクリニックの大半が知らずにやっていることと思います。

知ってても、お金もらえるなら、と副作用は黙っていて、やるクリニックもあるかもしれません。

患者さんに、抗体が出来てても、そうところは自分たちには関係ないですからね。

ボツリヌストキシンって、うまく使えば、いろんな可能性を秘めている素晴らしい薬剤なんですが、他ので充分いけるなら、わざわざ使わなくても、と思ってます。(たくさんやって、抗体できても、困りますからね。)

最近のメソボトックス(ボトックスリフト)もそうなんですが、うちでは多分やりません。

だって、タイタンでいいやん、そっちのほうがいいやん、と思っているからです。

詳しいお話は、次回に。→