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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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ボトックスの続きです。

学会や雑誌でも話題のボトックスリフト、好きな先生は好きだと思います。

ボトックスを筋肉に注射すると、そこの筋肉が弛緩して、動かそうと思っても、あまり動いてくれなくなります。

顔の筋肉というのは、かなり複雑で、ものすごくたくさんの筋肉が、それぞれくっついていたり、反対側同士で、ひっぱりあったりと、からみあっているようなイメージと思っていただければいいかと思います。

体とは、筋肉の構造って、いっても、全然違うわけです。

ボトックスリフトは、お互い、引っ張り合っている筋肉の、一部に注射すると、注射したところは、引っ張れなくなるわけですから、その反対側は引っ張りつづけるので、リフトする仕組みです。

どこをどう上げたいのか、リフトしたいのかで、打つ場所が変わったりします。

適当に打てばいい、というものではなく、解剖を熟知していないと、思わぬ方向に引っ張られたりするわけです。

これをすると、数日で効果が出て来ますので(個人差はありますよ)、フェイスリフトの手術のことを思えば、お手軽で簡単だから、注目されているんでしょう。

また、手術ができない医師でも、解剖がわかっていれば、どこのクリニックでも、始めることは可能ですから、医師免許があれば、手に入れることは可能です。

今回の勉強会でも、症例写真が出てましたが、ボトックスリフト、当たり前ですが、たくさん注射します。

何十か所と針をさしていくわけです。

(これは、メソボトックスも同じです。Tゾーンの皮脂を抑えるとかで使います。)

もちろん、痛いし、(塗る麻酔をしてもらう方法もありますが、ちょっとマシかな。。?)その後、出血や腫れは、多少出ます。全くゼロではありません。

で、ここで最大の注意点ですが、ボトックスリフトは、本当に原理が理解されている医師でないと、絶対勧めません!

その場ですぐに効果を確認できないことがほとんどだし、マニュアルが教科書とかで、すごく出回っているわけではないです。

ドクターによって、全くやり方が違うこともあるので、本当にちゃんとしたところでないと、エライことになると思います。

(エライことにならなくても、全然効果ないとかね。。)

基本、私は、ダウンタイムのある治療がキライです。

でも、ホクロを炭酸ガスレーザーで削るからテープを貼るとか、ボトックス(シワや汗やエラ治療で)やレディエッセを注入する時の、腫れ内出血の可能性とか、これはもう仕方のないことだし、他に代わる治療がないので、これは当院でも行います。

レディエッセやヒアルロン酸・ボトックス(顔のシワやエラの場合)は、そんなに、何十か所も針を刺すわけではないんで、腫れ・内出血が出たとしても、たかが知れてますからね。

(すっごい大事な用事の前には、あまり勧めてませんけどね。)

ボトックスリフトのビフォーアフターの写真を、いろんなところで見ましたが、もちろん、むちゃくちゃ上がるわけではないです。

一部分とかなら、ありだと思います。

タルミ具合や、施術方法でも、差はあるんでしょうけどね。

でも、たまたま見たモノにもよるのかもしれませんが、ホホのそんなものくらいのリフトアップでよければ、うちのタイタンのほうが、ずっといいやん、と思ったのが正直な気持ちです。

うちのタイタンは、むくんでいない方は、即座にはわかりにくいですが、たいていの方は、個人差はありますが、むくんでます。(病気のむくみではないです。生理的なモノで、誰にでも多かれ少なかれあります。)

タイタンをすると、むくみは即座に取れますから、直後に、スッとした小顔効果があります。

まあ、これはタイタンのホントのコラーゲンの引き締めとコラーゲンの増生ではないので、ホントのタイタンの効果は、これからゆっくりと本領発揮なんですが。

タイタンは、私のキライなダウンタイムも起こさないし、お化粧もすぐできて全く問題ないし、それになによりたるんだ皮膚のタイトニングと自分のコラーゲンを増やしてくれるわけですから、少し前の自分に若返るような印象です。しかも自然です。(手術や注射じゃないので。)

ボトックスを注射しても、性質上、必ず効果が切れる日が来ます。早い方で、2~3か月、持っても半年でしょう。その間、コラーゲンが増えて、根本的な若返りができるわけでもなく、まさに、プチ整形と言われるわけです。

光・レーザー治療は、プチ整形ではなく、医療で行うスキンケアですから、根本的な治療だと私は思ってます。

そして、何より、ボトックスリフトは、できるクリニックがまだまだ限られているため、とても高額です。。。ボトックスもわりと量使いますし、施術に時間もかかりますからね。

同じ金額で、タイタンが何回できますか?というくらいのお値段は、普通すると思います。

(うちのタイタンは、1回¥52,500ですが、お値段はクリニックによって違います。もちろん、やり方も効果も。)

美容外科系のドクターは、わりとボトックスリフト、お好きだと思います。

一度どんなのか試してみたい方は、長所と欠点を、よく確認された上で、やってみる、というのはアリだと思います。

でも、ボトックスリフトを繰り返すくらいなら、光・レーザー治療に、お金をかけるほうが、私はいいと思いますけどね~。

たるみが気になる方は、タルミ具合にもよりますが、一度当院のタイタンをお試しください。

カウンセの時に、詳しくは説明しますが、私は、いいと思って、自信のある治療です。

 

うちには、あまりそういう患者さんは来られませんが、美容手術とプチ整形の注射ばかりされている方で、スキンケアや光・レーザー治療は、全く興味のない方、というのがいらっしゃいます。

まあ、お肌の汚いこと、汚いこと。肌のツヤはなくて、シミだらけで、手術や注射で、シワやタルミのよくなるところは決まってますから、できないところはチリメンジワと小ジワだらけで、すっごい変!です。

タルミやシワは、全然ないのに、なんか老けて見える(肌が汚いから)、という方の中に、そういう方が混ざってることが多いと思いますよ。

(いちいちそう感じた方全て、ご本人に確認したわけではありませんから、確かではありませんが、患者として受診されると、今までの経過をお聞きするので、やっぱり。。と思うことがとても多いです。)

ホントの美肌や若返りを求めておられるなら、手術や注射もいいんですが、スキンケアと光・レーザー治療は、必須項目です!!

併用ですね~。

まあ、こればっかりは、個人の価値観なので、どうしようもありませんけれど。

レーザー治療、やったところで、手術。プチ整形派の方は、スキンケアを続けることも、始めることもされませんからね。

スキンケアや光・レーザー治療に向いていない、他力本願派、という方は、もう仕方ないです。

その方の人生ですから、ご自分で決めるしかありませんが、ダイエットと同じで、頑張った方ほど、いい結果が待っているということです。

(もちろん、間違っダイエット法は、ダメですよ。こういうところも、スキンケアと全く同じですね。)

 

ボトックス®って、これはアラガン社の製剤だけを言うので、もう一般的に、ボツリヌストキシンの治療を、なんでもかんでもボトックス®って、呼んだらいけないんですけどね。

まあ、うちは、アラガン社を使っているので、よし、とされてください。

当院は、施術メニューに加えませんでしたが、他院で、今年の春、花粉症のボトックス®治療をしているクリニックが、いくつかあったと思います。

患者さん数人からも聞かれました。

私も、やり方は知っていますし、やろうと思えばできますが、メニューには加えませんでした。

何故かというと、一体料金をいくらにしていいか、わからなかったからです。

ボトックス®を使う以上、量もそれなりには要りますし、結構なお値段を使わないといけません。

保険から考えたら、ビックリするようなお値段です。

毎日忘れずに飲む煩わしさからは解放されますが、はたしてそれだけのお金をかけてまでやりたいのか?と、私は思います。

薬は眠くなるから、という方、保険も新しい薬が出てますから、昔よりは、かなりいろんな面で、マシになったと思います。

(新しい薬は、保険でも、ちょっと高くなりますけどね。)

高額でもいいからやって欲しい!という方が出てきたら、まあ、考えようか、くらいで、当院では取り扱いなしにしてました。

先日の日曜日、東京で、キュテラ社の勉強会があったんです。

東京日帰りです。ちょっと疲れました。

大阪でもされるんですが、内容は変わるし、(規模も違う?)やっぱり大阪にはいらっしゃらない先生の御講演や新製品の案内など、東京のほうが、大事なんですよね~。

せっかくクリニックも休みなので、行って参りました。

日本医科大学の佐藤先生のボツリヌストキシンのご発表があり、大変タメになりました。

(全然時間が足りず、もっとお話を聞きたかったです)

その中で、花粉症のボトックス®治療の注意をおっしゃってました。

(ボトックス®だけの注意ではなく、ボツリヌストキシン全てについての注意です)

花粉症に治療に使う場合、鼻の奥に、この薬剤を垂らします。

やはり、いくらかは、喉の奥に流れていきます(患者さんが感じなくても)。

喉の奥(喉の後ろ側の壁側)には、リンパ濾胞という、免疫の塊があります。

このリンパ濾胞に、薬剤がついちゃうと、抗体ができてしまう確率を上げてしまうわけです。

抗体というのは、耐性と思っていただければ。

一度できてしまった抗体は、一生消えないと言われてます。

(昔に、2~3年で消える、と聞いたこともありましたが、ホントかどうかもわからない、と言われてました。消えない、と思っておくほうがいいと思います。)

この抗体ができちゃうと、どこに注射しようが、全く効きません。

シワもエラも汗も、全滅です。

「花粉症は治っても、その後、ボトックス®効かなくなっちゃいますよ。」とおっしゃってました。

このブログを読まれた方は、とりあえず花粉症に使うのは、お止めください。

ボツリヌストキシンは、それでないと無理!っていうところにだけ、私は、使ったほうがいいと思ってます。

花粉症は、保険の薬で、いいでしょう~。

花粉症ボトックス®を取り扱っているクリニックの大半が知らずにやっていることと思います。

知ってても、お金もらえるなら、と副作用は黙っていて、やるクリニックもあるかもしれません。

患者さんに、抗体が出来てても、そうところは自分たちには関係ないですからね。

ボツリヌストキシンって、うまく使えば、いろんな可能性を秘めている素晴らしい薬剤なんですが、他ので充分いけるなら、わざわざ使わなくても、と思ってます。(たくさんやって、抗体できても、困りますからね。)

最近のメソボトックス(ボトックスリフト)もそうなんですが、うちでは多分やりません。

だって、タイタンでいいやん、そっちのほうがいいやん、と思っているからです。

詳しいお話は、次回に。→

 

 

肝斑やシミでお悩みの方って、皆さんが思われるより、かなりたくさんいらっしゃいます。

エステや他院で、わけわからんことされて悪化して、駆け込んでこられる方、自己流でやっていてもどんどんひどくなるから心配になってきました、と言う方、来られるきっかけは、人様々です。

皆さん、ものすごく悩んでこられるので、良くなるなら頑張ります!と、適応があって、カウンセに納得されれば、その日から治療を開始される方がほとんどです。

ほとんどの方が、1回で顔は少し明るくなって肝斑が薄くなります。

この「少し」というのは、かなり個人差があります。

あれ?良くなってませんか?やっぱり?!そうですよね~!というレベルの方もいらっしゃれば、むっちゃ効いている~!という方まで。

何故これほど差が出るかというと、肌質や薬や光との相性というのもありますが、それよりも患者さんご自身がどこまでスキンケアを頑張るか、にかかっているわけです。

(今までが、あまりにもひどかった方の場合、お肌に悪いことを止めるだけでも、良くなる方もいらっしゃいますが。)

ブログでも、もちろんカウンセでも何度も言っていることですが、早く良くしたければ、スキンケアを頑張ることです。

このスキンケアは、エステにいけ、とかマッサージしろとかパックや高い化粧品を買え、とかそんなことではありません。

当院に来られた肝斑の方には、TV・雑誌・エステから得たスキンケアの情報やお手入れのやり方を、一切止めるように申し上げてます。(「ためしてガッテン!」は、今のところ、信じていいですよ

おうちでやっていただくことは、「こすらない」(具体的なことはカウンセリングで申し上げている通りです)「日焼け止めを塗る(塗り直しをする)」「保湿」の3点です。

初診時に、「日焼け止めを頑張る!」と言って帰られた方も、まあ、人間そんなにすぐに変われるものではないので、少しずつでも塗る回数を増やされたらいいと思うんですが、そうしている間に、少しシミが薄くなってきますから、メンドクサイことはあまりやらなくなる方がいらっしゃいます。

肝斑治療もシミ治療も、ずっと続けないといけなわけではなく、その方によって目標地点が違うわけですから、お好きなところで、お休みされればいいと思うんです。

可能な限り、しみゼロの完璧を目指される方から、化粧で少しでいいから隠しやすくなればいい、という方まで、ホントに様々です。これは、価値観の違いですから、違って当たり前です。

実際、みなさん、お好きなところでお休みされます。

お休みされる前に、ご相談される方、あるいは、肝斑落ち着いたから、違う治療(シミ以外に、これも気になると最初に言われ、次にやります、と言われていた場合など)を私の方からお勧めする方、 突然来られなくなってお休みされている方、様々です。

最初のカウンセで、ライムライトはお休みしても、薬は、いきなり止めるのではなく、ゆっくり減量してくださいね、最終ゼロを目指していきます、とお話してます。

クリニックでの治療を全て止めても、スキンケアを頑張っていたら、効果の持ちと老化のスピードが全然違うから、次に気になってくるまでの時間がかなり稼げます。だから、スキンケアは、ずっと続けてくださいね、というようなお話は、何故そういうことが大事なのか、ということまで含めて、全員の方にお話しているんですが、やはり来なくなると、そういうことは忘れる方がいらっしゃるようで。。。

休止をご相談された方や、こちらからお伝えした方は、その時に、もう一度注意点をお伝えするので、ほとんどの方が大丈夫だし、違う治療に変更される方は、クリニックには来られているわけなので、経過も、ちょっとした変化も、私も気付くので、より大丈夫なんですが、問題は、ご自分で急に止められる場合です。

ちゃんと覚えておられてて、(カウンセリングだけでなく、治療の注意事項は、ご自宅でも見れるように、もちろんお渡ししています。)それを守っておられる方は、まあ大丈夫です。ご心配いりません。

ただ、そういう方は、薬は切れてしまいますので、お薬だけまだしばらく続けるために、診察に来られるから、全くクリニックに来られていないわけではないわけです。

でも、いきなり薬も止める(切れたまま放っておく)、日焼け止めも塗っていない、(ひどい人で、マッサージや擦ることをまた始める方がいます)となると、肝斑やシミがすぐに出てくるのは当たり前です。

肌を明るくするには、新しくできるシミを少しでも減らす(INを減らす)、出来たシミを少しでも追い出す(OUTを増やす)、これがどんどん進めば、どんどん白くなるわけです。

トラネキサム酸は、肝斑のシミを抑えるだけでなく、日焼けでできるシミ・そばかすを少し抑えてくれますから、紫外線の強い季節だけ飲む、という方もいらっしゃるくらいで、良くなってきたからトラネキサム酸、そろそろ減らそうかな~、と思っても、紫外線の強い夏の間やこれから強くなっていく春とかは、私もかなり慎重になります。秋まで待つこともよくあります。

それなのに、いきなり夏真っ盛りで、薬を止めて、日焼け止めもサボっていたら、追い出してくれるライムライトもしていないわけで、ひどくなるのは当たり前なんですね~。

忙しくて行く暇のない方が、薬が切れてしまうのは仕方ありませんが、その間、スキンケア(特に日焼け止めの塗り直し)を頑張っていれば、間が空いてしまったわりに、それほどひどくはなっておられません。

前回と全く同じ状態ではないでしょうが、まあまあそんなに変わらないことも、肌質によってはあります。

薬が、すごく効く方って、中にはいらっしゃいますが、私の印象としては、薬だけで劇的に効く方というのは、1割もいるかな、という感じです。

肝斑治療をする上で、トラネキサム酸は、とても大事な役割を果たしているとは思いますが、薬にだけ頼ったところで、それほどの効果は上がりません。

スキンケアをちゃんとやっているのであれば、少々薬が切れても、(いずれゼロにするわけですから)、肝斑のコントロールが効いていれば、少々なら大丈夫なことのほうが多いんですが、やはり中には、薬が切れて(いきなり止めて)、肝斑がぶり返した、という方がいらっしゃいます。

その中には、スキンケアはちゃんとやっている方(と、ご本人はおっしゃいますが、真実は確認できないので、わかりません)と、全然やっていない方と、分かれてくるんですね。

本当に、スキンケアをちゃんとやっているのに、薬が切れて、しばらくすると悪化する、と言う方は、早目にクリニックに来ていただいて、今後どうするか一緒に考えましょう。

(再発するからと言って、ずっと薬だけ飲み続ける、というのは、私は、勧めていません。)

でも、スキンケアも何もしていない、という方、肝斑をなめてはいけません。

クリニックも自分の努力も全て止める、というのは、やめておきましょう。

せめて、何かは続けて、様子を見て、ゆっくり減らすとか。。

薬を取りに来られても、診察はあるわけなので、その時に、スキンケアの確認も、お肌の調子も確認させていただけます。

もう、そういうのがメンドクサイし、うっとうしい、という方、肝斑治療(シミや他の美容皮膚科の治療全般ですが)そのものが向いていません。

肝斑治療をされている方で、ごくたまに、3~4か月経っても日焼け止めを1日1回しか(よくて、2回。真夏の話です。ひどい方で、家の中では塗らないという方もいました。)塗らない方がいらっしゃって、毎回日焼け止めの塗り直しをするように言いますが、あまり実行されていません。

そのため、良くなるペースが遅いのは当たり前です。

(時々、とてもお金持ちで、自分でできるペースでいいから、やれる範囲でいいので、のんびりやる、という方がいらっしゃって、日焼け止めもマイペースです。その分、早くには良くなりませんし、回数がいる分、お金もかかってきます。その方がそれでいいなら、しないよりはマシですから、まあ、少しずつでもヤル気があるなら、治療も継続させていただいています。)

私は、その方のことを、お金持ちなんだな~、と思ってました。

3回されたら、肝斑治療は、¥94.500です。

私は、もったいないとすごく思いますが、お金の価値感は人それぞれですから、ご本人がそれでいいなら、それでいいけど・・、と思ってました。

まあ、それでも一番最初よりは、良くなっているわけですから。

4回目か5回目の後に、2か月ちょっと来られませんでした。

皆さん、お忙しかったりされるので、そういうこともあります。

薬が切れてるのは気になりましたが、受診は強制ではありませんから、どうもできません。

で、来られた時に、案の定、肝斑やシミがやや濃くなってるわけです。(そりゃ、そうです。)

でも、ご本人が選ばれたことですから、仕方ありません。

「ちょっと濃くなっちゃいましたね~。」(私)

そしたら、「肝斑って、時間かかるんですね。お金もかかるし。」と。

??? なんじゃそりゃ~??ですっ!!

あれほど、言ってたんや~ん!!

こういう方って、何度説明しても、確かに無駄なんですけどね。

でも、かといって、説明しないわけにはいきませんので、また、いつもと同じ説明を一からするわけです。

わかってやってるなら、ご本人の心がけ次第で、いくらでも良くなりますが、理解せずやっておられる方は、なんで治療受けたの??という感じです。

もちろん、初診カウンセリングの時、1時間以上もかけて説明して、頑張る、と言われたので、お引き受けしたんですけどね。。(言われた以上、疑うわけにもいきませんからね。)

時々、すっごい虚しくなることもありますが、まあ、こういう方は、ごくごく一部で、お一人お二人って、ところでしょうか。。

ホントに日焼け止めを塗らずに、いつまで経っても他力本願を夢見ている方は、私のほうからお断わりしてますからね~。

当院の治療が、よく効いているのは、患者さんご自身が頑張っておられるからです。

魔法みたいなことなんて、ないんですよ~。

クリニックの力で、ほんの一時(ホントの一時です!)良くなっても、そんな魔法は、すぐに醒めてしまいます。

とりあえずは、カウンセでの注意事項・お渡ししている説明書を、ちょっと読み返して、守ってみましょう。

それが、お金をかけずに、早く良くする方法です。

苦労もせずに肝斑が良くなるのであれば、誰も苦労はしません。

学会でも、肝斑治療は、話題にもならないわけだし、そんな簡単なら、どこのクリニックでもやるでしょう。

ホントにダイエットの同じですね。

話を聞いて、効いた気がするんですよね~。

実践しないと、結局効きませんよね。それと同じです。

 

 

 

 

 

当院は、ホームページでもお電話のご予約の時にもお伝えしていますように、完全予約制です。

うちだけではなく、ほとんどの美容皮膚科・美容外科が、完全予約制だと思います。

美容に定期的にお金をかけておられる方のほとんどは、同じ日に歯医者さんに行ったり、美容院やネイル・エステに行ったりと予定が決まっているわけです。

そういう予定でなくても、その後買い物やランチ・お茶をしたりと、のんびり優雅に皆さん、お時間使われます。

予約制でない、美容クリニックが、ごくたまにありますが、時間の読めないクリニックでの待ち時間、イヤなことないですか?

私だったら、イヤですね~。

たまの病気(病気の時ほど、待つのはしんどいし、イヤですけどね)や検査・検診だから、待つと思って、本とか持っていきますが、毎月定期的に通うなら、アテもない待ち時間って、苦痛でしかないと思います。時間、読めませんよね。

また、予約制でないところは、多少流れ作業的になっていて、ゆっくり時間も取ってもらえず、忙しいそうにされているから(大勢の方が待合にいて、待っておられるわけなので)、聞きたいことも聞きにくい状態で、安売りクリニックだと、ホントに適当にチャチャっとされて、おしまい、みたいな。

予約制とは名ばかりで、予約していないよりは、待ち時間がマシ、みたいなクリニックは、キャンセルが出たところで、予約なしでずっと待っている方が、大勢いらっしゃるから、結局順番に診るだけ、みたいなところは、キャンセルがあっても気にされていないでしょう。

ひどいところだと、キャンセルされたことにすら、気付いていないんじゃないでしょうか。

でも、私は、そういうの、絶対にイヤだったんです。

まず、診察・カウンセにちゃんと時間を取りたかったのと、焦って、せわしないバタバタした外来もできれば避けたいし、早くしなくちゃ、という待たす時間というのが落ち着かないし、そういうセカセカは、必ず患者さんに伝わります。

ちゃんとした医療を提供したかったら、どうしても時間をその方ためだけに確保する、ということが必ず必要だと思いました。

まして、保険ではなく、全額自費で支払われるわけですから、充分な説明と医療を受けるという、当然の権利だと思います。

保険診療だと、完全予約制というのは、ほとんどないと思います。(「完全」ではない、予約制はありますよ。)

お一人の時間が、全然読めませんからね~。

昔勤めていた皮膚科の病院もそうですが、患者さんは、2~3時間待ちは当たり前で、やっと診察と思ったら、1~2分もしないうちに、終了、みたいな。

皮膚科に限らず、ほとんどの科がそうだと思います。

皆さんも、経験されたことがあると思います。

大勢の方が何時間も待たれているわけなので、ややこしくない病気だと時間をゆっくり割くことができないんですね。ややこしい検査や説明に時間が絶対必要な病気の方というのは、外来に何人もいらっしゃって、そういう方の順番になると、外来がしばらくストップしますから、それ以外の方のところで、早く回さないと、外来がいつまでたっても終わらないわけです。

昔勤めていた美容クリニックは、一応予約制なんですが、流れ作業の典型的なところで、でも、いい加減な医療はイヤだったので、イヤでも早く的確に処置する、というのに慣れていきますが、どうしても患者さんとのお話(新しく聞かれたことや他愛もないおしゃべり)に割く時間がありません。処置中しか、話す時間はないわけです。

患者さんが急にカウンセ希望となった場合は、今日は時間がないから今度予約を別にとってください、ということになります。

患者さんからしたら、がっかりですよね。せっかく来たのに。

(予約の時に、カウンセ希望と言っておかれたら良かったんですが、言わないとダメとも思っていらっしゃらなかったんでしょうね。急に、聞きたくなられたのかもしれないし。

処置中に話してはいけない、と思っておられる方もいらっしゃったみたいです。処置中は、話しかけても、あまり話されず、終わってから急にいろいろたくさん聞きたい!感じで、お話を始められたりされました。)

そこは、キャンセル料も取らなかったので、いい加減な方は、気が変わったからとかでその場でキャンセルされたり、無断キャンセルされる方というのも、とても多かったです。

予約が一杯のせいで、いつも通っておられる方の予約が入らなかったりしたのに、直前キャンセルは、ご連絡をしても来ていただくこともできません。

給料制だったので、忙しくても暇でも、私の給料は変わらないわけですが、その時間は、全部私の休憩時間になるわけです。

それでも、直前キャンセルした方・予約一杯でお断りした方のことを思うと、イヤなモノでした。

保険の病院で、完全予約制のところが、ほとんどないため、保険診療しか行かれたことのない方は、「キャンセル料」にあまりご縁がないかもしれませんね。

ご存知ないかもしれませんが、ほとんどの美容皮膚科・美容外科が、キャンセル料は設けておられると思います。

保険診療の場合は、キャンセル料を取るというのが難しく、やっているところがあるかもしれませんが、まあ、あまりないでしょう。

(うちも、保険診療のみの方は、キャンセル料はいただいていません。)

その場合、病院にもよりますが、次回の予約をとってくれない、とか、予約なしでずっと待っててくださいとか、キャンセル後の対応は、いろいろでしょうが、保険でもなんらかのペナルティはあると思います。

キャンセル料にしろ、ペナルティにしろ、要は、少しでも早くご連絡がいただけるように、直前や無断キャンセルをされないための、抑止力なわけですから。

美容院や歯医者さんは、キャンセル料を取られないことがほとんどだと思いますが、高級エステやマンツーマンで人材と時間(と場所)を取るような習い事(英会話や教習所とか)・旅行・ホテルなど、全てキャンセル料がかかってきます。

いつキャンセルしたかによっても、値段もまちまちでしょう。

もちろん、飲食店でも予約した時点で、仕入れがありますから、キャンセル料を取るところもありますね。飲食店だと気軽に無断キャンセルしたり、変更したりされやすいので、超人気店で、高級な食材も入れておいて、座席数も少ないとなると、キャンセル料が出るのは当たり前だと思います。

マンツーマンで対応するところ全てそうですが、その時間を、その方のためだけにあてているわけです。

(その点、美容院・歯医者さんは、予約を結構かぶせてるところもあるし、飛び込みの方も途中で入れたりするので、キャンセル料もとらないでしょう。

でも、超高級カリスマ美容師にしてもらうとか、審美歯科や特殊な治療になると、キャンセル料、発生するんじゃないですか?)

予約が入ると、その時点で、他の方が同じ時間を希望されても、お断りしているわけです。

座席にしろ、部屋の数にしろ、対応するスタッフにしろ、余っていないわけですから、予約をかぶせることはできません。

当院も、私一人で、診療・カウンセ・処置にあたります。

医療関係の後片付けは、全て私一人でやりますし、また初診のカウンセにはかなりの時間を割きますから、1日で診れる・処置できる人数に限りがあります。

(それは、ハンドを使った高級エステも同じだと思います。だから、ホントにいいエステって、かなりのお値段しますよね?同じことです。技術だけを買っておられるわけではなく、エステティシャンを拘束している時間も買っているわけです。)

私がカウンセしている間は、レーザーの機械が空いていても、やる人間がいないので、予約は受けられません。

予約直前になればなるほど、キャンセルされた後に、どなたかが都合よく入ることは難しくなり、キャンセル待ちの方が運よく、時間があえば良いですが、そうはなかなか難しいところでしょう。

初診の方は、まず適応があるかどうかがわかりませんから、キャンセル料は、発生しませんが、無断キャンセルをされた場合、もう二度とご予約はお取りしません。

直前で、キャンセルされる初診の方も、稀にいらっしゃいますが、(理由はわかりません。ご本人が言われない限り、こちらからはお聞きしませんから)お仕事が終わらなくて、とか、ホントに体調が急にくずして、とかの方は、お時間ができたら、またご予約を取られて、ちゃんと来られます。

理由はどうあれ、ご連絡をくださっても、何度も直前キャンセルされる方は、ちょっとこちらもさすがに予約は慎重になります。予約制限を設けさせていただくこともあります。

初診で、適応があれば処置もご希望となると、何をされたいかにも依りますが、かなりの時間を割きますから、直前キャンセルは、困るわけです。

その初診の方に取った時間内で、再診の方が何人も処置できるわけで、それを全部お断りしていますから、変更・キャンセルはお早めにご連絡いただきたいわけです。

再診の方の場合、ご予約内容がはっきりしているわけなので、お取りする時間枠もはっきりしてますから、初診の方ほど長時間お取りするわけではないので、ご予約は取られやすいかと思います。

(でないと、定期的にやれませんからね)

でも、直前でキャンセルされますと、その処置で使う薬剤とかあった場合、それも無駄になってしまうわけです。

例えば注射・点滴系、麻酔薬・ボトックスもそうですし、脂肪溶解注射もそうです。イオン導入も、お時間までに準備しておきます。

高額な薬剤は、直前でないと開けませんが、その手前まで準備しているので、キャンセルされたら、その分全て廃棄です。都合よくその日のどなたかに、使えればいいですが、点滴なんて、皆さん内容違いますから、まあ、使えません。

そういう準備を、来られてお支払いが済むまで、やらなければいいのかもしれませんが、完全予約制なのに、その準備の時間、お待たせするわけです。

完全予約制の意味ないですよね。

いつキャンセルされるかにもよりますが、理由の如何に関わらず、他業種同様、抑止力も兼ねて、キャンセル料は頂戴いたします。

とりあえず、予定変更などあれば、早目にお電話くださるのが一番です。

キャンセル料を払いたくないから予約を取らない、という方がたまにおられて(キャンセルすることを前提とされておられるわけです)、それでも処置してほしいと言われるので、それだったら、当日予約されるしか仕方ないんじゃないですか、とお伝えしました。

お電話の時点で、予約が空いていても、「予約」されない限り、その枠をその方のために、空けておくことはいたしません。

来られるかどうかすら、わからないわけですから。

ただ、当日予約でも、それからキャンセルされますと、キャンセル料はかかりますし、当日のいきなりで、自分と都合のいい時間が空いている保障はないわけで、その方は、結局全然当日予約が取れず、処置ができないから、予約を前もって取られました。

(一度突然来られて、他の方の予約にもろかぶりで、お帰り願いました。)

こういう方は、定期的にする美容医療は、向いていないと思いますし、どうしてもやりたかったら、キャンセル料も取らない、詰め込み過ぎの流れ作業のクリニックで、処置されるのが一番です。

もし再診の方が、2か月待ちとかになってしまって、初診の方にいきなり長い時間割くことが難しいとなったら、(初診の方でも、処置を希望されたけれど適応がなくて、処置ができずに、時間が空いてしまった、ということはあるので)、初診の方は、初回はカウンセのみ、予約がもし当日あいていたら処置できます、みたいにすることも将来あるかもしれません。

もし、そうなったら、突然キャンセルが出ても、その方をそこで処置しますから、キャンセル料はいただきません、となるかもしれません。

でも、できれば、それはあんまりやりたくないんですね~。

遠方から来られている方も多いですし、適応がないのは仕方ないですが(診察しないとわかりませんから)、やはり皆さん、適応があるなら、やって帰りたいと言ってくださるし、できれば避けたい予約方法です。

それに、初診の方も何時間待ったらいいのかわかりませんし、待ったとしても、キャンセルが出るかどうかなんて、わからないわけですから。(出ないことのほうが圧倒的に多いわけです)

全ての患者さんのご予約が、円滑にお取りできるために、ご協力をお願いいたします。

 

先日も、またしても「ホンマでっか?!TV」で、ダイエットのところで、いろいろ言われてましたね。

食欲を抑える方法のところで、「1日3回、食事の前に、20分ガムを噛む」というのを言われてました。

「噛む」というのは、脳に働きかけ、活性化もするので、どんどん噛みましょう、みたいな発表はよくあります。

また、噛むことで、唾液が刺激でたくさん出ますから、食事の吸収を手助けしてくれるし、唾液には、口腔内を洗浄するという働きがありますから、口腔内もいい環境が保てるわけです。

歯医者さんは、必ずよく噛みましょう、と推奨されますよね。ごもっともな話です。

特に、子供の場合、アゴの発達も変わってきますから、子供のうちから、ファストフードやハンバーグ・スパゲッティなどの柔らかいモノしか食べていないと、噛まないから、アゴの小さい子供が増えて、問題になってるとTVで報道されたこともあります。

大きすぎるアゴも困りますが、小さすぎると、歯が生える場所が無くなってしまうので、適度なアゴの成長は、必要なんですよね。

「噛む」ということ自体は、ホントにとっても体にいいことなんです。

ただ、大人の場合、1日3回、食事の前に、ガムを20分も噛んでいると、間違いなく、エラの筋肉は発達します。

いわゆる筋トレです。毎日。しかも1日3回も!各20分ですよ~。普通の体の筋トレに当てはめて考えると、結構な筋トレです。

頻繁に筋トレすると、エラはどんどん大きくなって、顔はでかく見えるようになります。

(エラ張り顔がお好きな方は、いいと思います。欧米では、意思表示のしっかりした顔に見えるので、いいみたいです。)

うちにも、エラのボトックスで、小顔治療に来られる方がいらっしゃいます。

そういう方は、エラが張って、美容上、困っておられるわけです。(その方の好みに合わないわけです)

ボトックスをエラに打つことで、筋トレを止めさせて、筋肉は使わなくなると、萎縮して細くなっていきます。それで、小顔を目指すわけです。

(歯ぎしりの治療にも使います。筋肉の動きを抑えるため、歯ぎしりが止まる、というわけです)

たま~に、「何日で効くか言ってくれたら、行く日を計算するから、教えて」みたいな問い合わせがあり、よそのクリニックでは、「何日で効く」みたいないい加減なことを言ってるんだな~、と思ってます。

どれくらいで、ボトックスが効いてくるのかは個人差です。

また、クリニックによっても、打つ量も違いますし、考え方も違います。

(一度に大量に打つと、さすがに早く細くなりますが、一気に皮膚がたるむ(余る)ので、私はススメていません。)

また、その方の筋肉の大きさによっても違うし、普段からどれくらい筋肉を使っているのかによっても、効いてくる早さなんて、 初診でわかるわけありません。

早い方で、1週間目で、なにか違う、と気づかれることもありますが、大体2週間~2か月にわたって、徐々に細くなっていく感じです。

1か月目で、2回目をしてほしいといわれても、2か月間は必ず待ってもらいます。

だって、まだ細くなるから。

待てるなら、3か月待ったほうがいいですけどね。

また、エラが小さいと、筋トレは止まっても、見た目の変化(その方にとっての効果)がわかりにくいこともあります。

診察・カウンセリングに来られた方は、エラの筋肉を触った上で、以上のことをお話してます。

お電話でのカウンセはしてませんしどちらにしろ、診察もしてないのに言えることではないので、「何日目と約束もできませんし、診察に来られても、はっきりと断定できるものではありません」と、断言してほしい方は、治療をお断りしてます。

人間の体を機械か何かみたいに思ってる方や、美容医療を魔法みたいにコントロールできると思ってる方は、基本治療はお断りしてます。

そんなことできませんし、カウンセで説明して、「そうですよね」とわかっていただければ、もちろん治療をお受けしますが、何度説明しても過大な期待をお持ちの方は、理解できないようで、そういう方に、適当なことを言ってお金を巻き上げても、結果その方の満足するような日にちでできるわけがないんです。

うちでは、詐欺まがいなことはしませんので、そういう方は、どんなに遠方から来られても、お断りしてます。

(うちのHPを見て、なんでそういう方が来られたのか、たまに不思議に思いますけどね。見てないんですかね?わざわざ遠方から来るのに?)

話が逸れましたが、エラボトックスのお話です。

エラボトックスをするにしろ、しないにしろ、エラの大きさで悩んでおられる方には、カウンセ時に、ガムとスルメは止めるよう、申し上げてます。

ガムもスルメも、生きていく上で、いりませんからね。おしゃぶり昆布をかじるのも、いりませんね~。

ボトックスで、筋トレを止めさせようとしてるのに、ご本人が普段筋トレしてどうする!  ということです。

食事の時に、ごぼうや大根はどんどん噛んだらいいと思いますよ。根菜類は、体に必要な栄養素です。

NHKの「ためしてガッテン!」のダイエット特集でもやっていましたが、「食事の時に、よく噛む」というのは、脳の満腹中枢を刺激して、早くに満足感・満腹感を促してくれるので、ダイエットの食事制限にはうってつけなんです。

(何分噛むんだったか、何回噛むんだったかは、忘れました。「ためしてガッテン!」のHPの過去放送分を見たら、書いてあると思います。)

これは、ホントに正しいことです。

痩せてる方って、よく噛んで食べてるし、量も少しで、満足されていませんか?

(お酒を飲んでる時は、別にして)

前にTVで、芸人の矢部太郎さん(細くてガリガリです)と、太った女の芸人を一緒に生活させて、同じ生活をしたら、痩せるだろう、みたいな企画だったと思います。

そこで、矢部太郎さんの食事が、ほとんど肉がなかったんですが、大量のキャベツと少しのベーコンだったかを煮たお鍋みたいな晩御飯で、ヤギのように、キャベツを召し上がっておられました。

その時、100回だったか忘れましたが、恐ろしく一口を噛んでおられたんですね~。

1日の食事量は、すっごい少なく、また運動などの活動量は、とても多いのに、全然おなかは空かないそうです。

食事中に、すっごくエラが大活躍で、ものすごくエラが動いていたのを覚えてます。

矢部さんの顔は、もちろんエラが張っていて、そりゃ、こんだけエラ使えば、大きくなるわな~、と思って見てました。

私って、すっごい早食いなんです。

お店に行くと、時々お店の方が、たいらげるペースが速すぎて(お酒飲んでるのに)、コースの時とか困っていらっしゃることがあります。

熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに食べたいだけなんですけど。。

お皿の上に、ず~っと放ってある、というのは、おいしい食事に失礼じゃない?と思うんですが、常識を超える早さみたいです。。

一皿一皿の間隔を空けてもらって、いいんですけどね。

でも、さすがに自分でも、いいお店にいくと、これはかなり恥ずかしいので、ゆっくり食べるようにしてるんですが、それでもやっぱり早目みたいです。

何故かっていうと、やっぱり噛んでないんですね、あんまり。

ちょっと噛んで、飲み込んでるから、いつまで経っても満腹感が来なくて、またその間に食べてしまう、という悪循環。。

よく噛んで、ゆっくり食べたら、きっと痩せる(もう少し)、と思ってるんですけど~。

働くようになって、ますます早食いに拍車がかかり、クセになってるみたいで、また前世で餓死したのか?というくらい食い意地が張ってるのも、余計悪いようです。。

まあ、私は置いておいて、エラを気にされている患者さんに、食事中の噛む回数までは制限してません。

でもできれば、なるべく前歯で噛むほうがエラを使う回数減るんですけど、前歯ばかりで噛めませんからね~。

今まで、よく噛んでいた方が、噛む回数を減らしたら、消化も悪くなるし、それはよくないし、止めたらダメだと思います。

食欲を抑えたかったら、ホントに食事中によく噛むことです。ガムなんて、要りませんよ~。

TVを信じるのは、止めましょう~。

特に、大人の女性が人前でガムを噛んでるのって、あまり見た目も印象もよくないので、私は、2重に勧めません。

ちなみに、私はあまりエラは張っているほうではないんですが、寝ている間に、片方の奥歯を噛みしめていることが続いて、朝起きたら、アゴが疲れてる時があったので、片方だけなんですがボトックスをやりました。2~3か月くらい前だったかな~。

自分でもすっかり忘れてたんですが、全然痩せてないのに、顔を小さくなって、「痩せた?」と聞かれるので、タイタンのおかげだと思っていたんですが、あまりにも久しぶりの方から、「痩せた?」と言われるので、(タイタンは、ずっとしてますから)、不思議に思って、鏡をよく見たら、エラか~、ということに気付きました。

確かに、エラにかけてのラインがシュッとしたので、顔が以前よりちょっと小さく、ちょっと痩せて見えます。

変わると思ってなかったので、ちょっとビックリです。(劇的に変わったわけではないので、余計気付きにくいです。本人が忘れてたくらいですから。)

エラは張ってないけど、顔を小さく見せたい、というのであれば、どこまで細く見えるかわかりませんが、やる価値はやっぱりあるんですね~。

そりゃ、韓国で流行るわけだわ、と実感しました。

でも、エラボトックス = 絶対顔が小さくなる!では、ありませんよ!絶対なんて、存在しませんから!

(エラボトックスがよく効いていると、奥歯で噛むのが、ダルい時(噛みたいのに、噛みにくい感じ)が最初慣れるまで、出ることがありますから、ご注意ください。どの筋肉で普段噛んでいたか、で、感じ方は、個人差があります。やってみないとわかりません。)

 

私は、手術は今は一切やっておりませんが、ボトックスや注入系は、美容医療において、ある程度必要だと思っているので、当院でも取り扱っております。

美容外科を全否定するつもりはありませんし、美容整形をされたい患者さんはされたらいいと思います。

自分が形成外科医の時にも感じたことですが、医師として手術のできが100%以上だとしても、患者さんの満足度が100%にいっていないことがあるということです。

これは、外科系に限らず、医療であれば、何科であろうと、医師と患者さんの間には、埋めても埋まらない深い溝があり、お互いの感じる満足度が違う、ということはよくあることです。

ただ、美容外科に関しては、それがとても顕著に表れると思います。

病気の場合は、病気が治れば、あるいは落ち着いたり、改善すれば、一旦はOKだと思うんですが、美容外科の場合、健康な肌にメスを入れて、いらないキズをつけていくわけなので、生きていく上で、必要かそうでないかと言われたら、必要ないほうに入ってしまうと思います。

美容外科で変えることができるのは、その方にとってのQOLというか、精神的安定であったり、コンプレックス解消というか、病気ではないので、ご本人にしかわからない満足感というのがあります。

手術後のアフターがこうなります、みたいに、示せるわけではないので、手術後、全体のバランスを見ると、とってもおかしい、みたいなこともあります(それでも、ご本人は満足されていることもありますが)。

(ビフォーアフターを、術前にパソコンで見えてくれるクリニックがあるみたいですが、こんな機械でやったみたいに、なるわけがなく、術後、アフターと違う!ともめるほうが多かったそうで、今ではほとんどのクリニックがやっていないと思います。)

私は、手術よりも、光やレーザーで、毛穴やシミ・シワが少しずつ良くなっていくのを観るのが大好きで、自分で患者さんに照射しながら、「ああ~、良くなってる♪」と感じるのが幸せなんですね~。

(ちょっと変わってますか?)

特に、ジェネシスで毛穴縮小みたい時は、開いた毛穴に、集中して、「このっ!このっ!この毛穴め~!」と退治する気持ちで(毛穴は、悪者ではないので、退治してるわけではないんですが)、ついついやってしまうため、患者さんから、「ちょっと熱いです。。」と言われてしまうことがあります。

光・レーザーの場合は、正しく照射していれば(患者さんの正しいスキンケアも含めて)、やればやるほど、良くなるわけです。

でも、手術や注入系の場合、必ずしもやればやるほど良くなるわけではありません。

美容の手術の場合は、同じところばかり何度も手術をしたら、皮膚も持ちませんし、どんどんおかしくなっていくことのほうがほとんどです。

注入系(ボトックス・ヒアルロン酸・レディエッセ)は、適切な間隔が空いてるとか、適切な量や部位が適切であれば、それほど問題になることはありませんが、時々患者さんの中には、入れれば入れるほど良くなる、と勘違いされている方がおられます。

ホホ(ゴルゴラインとか)を膨らます場合は、あまりのもむちゃくちゃな量を一度に入れなければ、まあ、大丈夫だと思いますが、それでも、もっともっと入れてほしい!という患者さんには、これ以上は、少しずつ足して、様子を見ますよ、と必ずお伝えしています。

他院でしたことがあって、うちに何度目かで来られる方の中に多いんですが、法令線に、もっと入れてほしい、という方の場合、困ることがあります。

前に入れたのが、もう全然無くなってるなら構わないんですが、まだ残っていて(患者さんが触って分かることもありますし、わからないこともあります。わからないことのほうが多いかもしれません。)、これ以上足すにしても、あまり入れれませんよ、それでもいいですか?となってしまいます。

特に、法令線の小鼻の横の付け根の段差のところ、この三角形の部分の下には、大事な血管がありますから、ここに大量に入れる、というのは、私もしませんし、学会もで危ない、と言われています。

もし、この血管が圧迫されて、血行が悪くなると、最悪、鼻の皮膚が壊死(黒くなる・赤黒くなる・腐る・小鼻が無くなる、などなど)してしまいます。

他院でどれだけどれくらい入っているのか・残っているのかがわかりませんから、初めてする方よりも少なく入れるのは当たり前です。(だって、まだ残ってますからね)

ヒアルロン酸もメーカーや種類・入れた場所などによって、吸収のスピードは違いますが、明らかにまだ、残ってるでしょう~、というのでも足しに来られます。

もちろん、、どこまで膨らませるのかは、個人の好みですから、皮膚さえ安全であれば、鼻でもアゴでも、私は、高くしすぎ、とか思っていても、患者さんがそうしたいなら、いいと思いますし、実際入れます。

でも、法令線は、例え皮膚が大丈夫でも、ここは入れすぎると、ホントにおかしな顔になるんです。

法令線というのは、子供でも必ず段差があります。筋肉の向きが変わりますから、当たり前なんですね。

骨格にもよりますが、法令線の全然目立たない平面的な顔の方もいらっしゃいますし、逆に少しサル顔というのでしょうか、年齢に関係なく法令線が目立っている方もいらっしゃいます。

みなさん、顔立ちって、お一人お一人違うわけです。

その方に合わせて、不自然じゃないように、入れていくんですが、頬に脂肪がわりとついていたりすると、法令線に入れ過ぎると、全体にパンパンの印象をさらに強調することになり、私はおかしい、と思うんですよね。

左右差を改善する、(人間誰でも普通、左右差があります。程度に差はありますが)というくらいであれば、いいと思いますが、やはり何でも限度って、あるんです。

バランスを崩して、さらに入れるとなると、もう自分の感覚では理解できない世界なので、皮膚が大丈夫であっても、どこが終着点なのかわかりません。

明らかにおかしなバランスは、法令線に関して言えば、いくら患者さんがしてほしいと言っても、お断りしています。

すっごくバランスは悪いし、他にこっちをなんとかしたほうが、というところがあっても、そういう患者さんは、法令線のことしか頭にないので、全体を客観視することができません。

鏡を見るにしても、すごく近くでしか見ないわけです。

近くを見ることは悪いことではないんですが、鏡を少し離して、全体のバランスを見てほしいモノです。

他人は、そこまで近くからは見ませんから。

ほっぺたに脂肪が割とついている方・つき過ぎている方に、法令線のヒアルロン酸とかを入れ過ぎて膨らんでしまったら、フグみたいになって、目も当てられません。余計、顔の脂肪太りを目立たせることになると思うんです。

私は経験ありませんが、法令線・口元・ゴルゴラインに、入れ過ぎた場合、重さで、下がってくるこtもありますから、多くいれるほど、いいというわけでは決してありません。

また、そういう全体のバランスを見れない方に限って、「笑った時の法令線が気になるから、ちょっとでいいからいれてください」と言われます。

まさに、「?」なんですが、これは、前のクリニックで、ちゃんと説明されていないせいだと思います。

ヒアルロン酸・レディエッセは、静止時のシワ用といって、顔の表情を全く動かさずにいる時に、できているシワや凹み(法令線やホホなど)・あるいはボリュームアップのための鼻・アゴに入れるものです。

動作時のシワ、表情ジワと言いますが、顔が動いて(笑ったり、顔の筋肉を使ったりして)できるシワや凹みには、ヒアルロン酸は入れてはいけません。

動いた時用に、入れちゃうと、顔を戻した時に、変なところが膨れたりしますから、それこそ滑稽なくらい、おかしくなります。

じっとしている時に入れて、良くなった結果、表情を動かしても、ちょっとマシになった、ということはあります。

それは、おまけみたいな効果であって、もともと、動いているところにいれるモノではないわけです。

だから、いろんなクリニックのHPや広告で、法令線のビフォーアフターが載っていても、普通は、口元を動かしていない写真しか載っていないはずです。

ごく一部で、口角を上げた時の写真が載っていることもありますが、必ず上げていない時の写真も隣に載せているはずです。

患者さんから、お金さえもらえるのであれば、何でもする、というクリニックがあります。

他院で断られて(常識で考えると、適応ではないため)、引きうけてくれるところを探して、そういうクリニックに行かれる患者さんもいらっしゃいます。

それは、その方の人生なので、ご自由になさってください。

でも、うちでは、絶対受けませんし、また、他院で間違った知識を入れられてて(というか、何も訂正してくれなかった場合もあるでしょうね。説明するのって、時間かかりますからね。説明してもお金が別にもらえるわけではないので、説明をほとんどしないクリニックもあります。)、その知識のまま、うちに来られても、できないものはできません、とはっきりお断りしてます。

どんな遠方から来られても、です。(距離と医学的な適応って、全く関係ありませんからね。)

お金さえ払えば、何でもしてくれる、という患者さんが、ごくたま~に、いらっしゃいます。

お話して理解された場合、処置しますが、理解されていない場合(こういう場合は、理解していないので、要求はむちゃくちゃです。)は、絶対にやりません。

ちょっとヒアルロン酸の価格を低めにしているから、こういう方も混ざってくるみたいです。

もともと、うちは、光・レーザー治療専門のクリニックなので、そういう患者さんが、注入を追加したいとなった時に、足しやすいように、低めの価格設定にしました。(サービスの一環と思っていただいたら)

だから、注入だけで来られると、ほとんと儲けはありません。

でも、レーザーされてる方と、違う価格設定を設けるのもややこしいので、今のままにしています。

あんまりそういう方が増えると、価格を見直さないといけなくなるのかな。。。?

まあ、何事にもほどほどに。

医師から、ダメ!と言われたら、素直に引き下がりましょう。

断られても、どうしてもしたかったら、何軒か回っていろんな医師の意見を聞きましょう。

ほとんどのクリニックで断られてたら、その治療自体、貴女にまずい、ということです。

それを受けてくれるクリニックって、相当あやしいことがありますから、ご注意を!

 

当院も、開院して1年4か月が過ぎました。

だんだん、皆さんに認知もされてきて、嬉しい限りです。

そうなってくると、他院で処置された方っていうのが、結構うちにもいらっしゃいます。

まあ、患者さんは、いろいろなクリニックを回られて、一番自分に合うクリニックが見つかるまで、探し続けるものです。

その時の肌の状態や、やりたいことによったら、専門が分かれてきますから、一つのクリニックだけで、一生いける、ということのほうが少ないかもしれませんね。

とあるクリニックがあるんですが、そこからは、かなりの数の患者さんが流れてこられます。

「なんかイヤになったから、変えてみようと思った」という方や、「ちっとも良くならない」「説明がなかった」「お金のことばかり」「流れ作業だった」などなど、合わないから変えられみたわけなんですが、以前に来られた方が、そこが、私のしているスキンケアのやり方をそっくりそのまま、マネをしていますよ、と教えてくれた方がいらっしゃって、文言が全く同じだから、気付いた、とのことです。

でも、私のブログとかを見られて、カウンセを受けてみられて、マネされましたよ、と言ってくださったわけです。

どの業界ではよくある話ですが、気になる商売敵(?)は、偵察に行って、何か盗んでモノにする、ということって、ありますよね?

飲食店なんか典型的だと思うんですけど、他に行くと、客観視できて、相手のアラもわかりやすくて、学ぶことも多い、みたいな。特に、流行っているお店に行くと、何故流行っているのか、勉強になることって、多いですよね。

美容医療業界でも、他院を偵察に行くことはあると思います。

むか~しに勤めていた美容皮膚科も、スタッフが偵察に行ってましたし、(行ったら、レポートを書いて、ミーティングで勉強したりするんです)、他院から偵察に来られこともありました。

(何故わかったかというと、2人組みで来られ、お互いよそよそしく、敬語で話しされていて、初診料がかかるとわかったら、どこかに電話して、許可をとっておられたんです。結局、領収書がもらえないから(クリニック名がわかるから)、カウンセを止めて帰られました。スタッフが後で調べたら、連絡先がよそのクリニックの電話番号そのままだったそうです。お粗末な偵察でした。)

私もカウンセしていて、プロ(同業者)かな~?と思うことはたまにありますが、本当の同業者(エステ・化粧品会社関係者・医師・看護師などの医療関係者)の方のご来院が多いので、偵察なのかと勝手に思って、気を抜くわけにもいきませんから、私の治療方針に賛同していただける場合、みっちりスキンケアから、お肌にいいことを吸収して帰っていただくつもりで、皆さんにお話してます。

どうも、その中に、そこのクリニックのスタッフが混ざっていたんでしょうね~。

私が患者さんにお勧めしているスキンケアは、もちろんどなたでもマネしてくださってよくて、むしろどんどんやってほしいくらいです。

私一人で、正しい(と私が思っている)スキンケアを広めるのには、限界があります。

だから、そこのクリニックに来られる患者さんにも、正しく(?)広められているのであれば、それはそれで、いいんですが。

先日、またまたそこから流れてきた患者さんが教えてくださったんですが、そこの肝斑治療のことなんです。

そこは、もともとレーザートーニングを肝斑にされていました。

うちとは、全然治療が違います。うちは、光治療のフォト(ライムライト)を使った肝斑治療です。

でも、フォトだけあてるということは絶対しませんので、もちろんスキンケアと飲み薬・塗り薬・イオン導入とセットになっています。スキンケアをされない方は、よくなるわけがないので、治療をお断りしています。

それを、また中途半端にマネたらしいんです・・・・。

うちは、光・レーザーは全部私が照射しますが、そこはもちろん看護師さん(多分。医師ではないです。エステティシャンではないでしょう、違法ですから。)が照射されます。

そこには、ライムライトはなくて、フォトRF(オーロラだったと思います)なんですね~。

皆さんは、「フォト」と聞くと、どこのメーカー(もちろん、医療機器の話です)でも、同じと思っておられるかもしれませんが、メーカーによって、機械の能力自体にも、とても差があります。

また、「フォト」と一言で言っても、光の種類が違うんですよね~。

ライムライトやフォトフェイシャルを使って、うちみたいに肝斑治療をされているクリニックが、日本にはいくつかあります。でも、ほとんどのクリニック(全部と言ってもいいかも)が、フォトRFの種類の光は、肝斑治療には使いません。落ち着いてからなら、される場合もあるかもしれませんが、全然光が違うんですよね~。

ライムライトやフォトフェイシャルのいいところは、光の種類が変えられるところです。特に、ライムライトは、ボタン一つで簡単に設定を変えられるので、施行する側からしたら簡単なので、マメに設定を変えてあげられる、というのが、患者さんにとってのメリットです。

極端な話、ここは肝斑用・ここは色白用・ここは色黒用、赤み用、などなど、必要であれば、1発ずつ変えることができるんです。

研究会でも、フォトを使って、肝斑治療をされている先生方の発表でも、フォトRFの種類の光は、悪化の可能性があるので、お勧めされいてませんでした。

ちゃんとそういうことをわかった上で、されている先生は、もしかしたらいるかもしれません。

ただ、その場合、途中で悪化することがあるので、そういうことまで、説明をちゃんとされているんだと思います。

そういうこともわからずに、うちのマネをして、フォトRFを肝斑にあてたら、ダメですよ~。

その患者さんは、最初は、肝斑だからとトーニングを勧められいたのに(患者さんがフォトがしたっかったそうです)、次にいったら、いきなりフォトRFになったそうです。???

しかも、最悪なのが、そこはコースがあるんですが、(コースなので、最初にお金を払います)、しかも薬代は別なので(しかも高額)、患者さんは、途中から飲むのと塗るのを止めたそうです。

飲んでいないのを看護師は知っているのに、(もうコースのお金は払っているから)そのままフォトRFをあてたそうです。

飲まなくても、やってくれるなら、誰も薬買いませんよね?なんで、じゃあ、いるの?となりますよね。

そのうち悪化して、やっぱりおかしい、と思って、うちに来られました。。。

薬を飲んでないのに、フォトRFをあてるなんて。。。考えられません。。。

きっとそこは、フォトを弱くあてればいいんだろう、くらいにしか思っていないんだと思うんですよね~。

弱くすれば、いいってものではないんですけどね。

(ちゃんとした先生で、薬を飲まさずに、フォトを肝斑にあてている方を知っています。ただ、それだけでは治療に限界があるんです。もちろん、その先生は、そういうことも全部わかった上で、患者さんにきちんと説明されて、施行しておられます。)

それに、フォトを使った肝斑治療というのは、知識と経験だけでなく、設定ひとつ・あて方ひとつで、悪化する危険もあるわけですから、私は、医師があてないとダメだと思うし、看護師では無理だと思います。

薬なしであてられた患者さんは、飲まないと悪化すると知っていたら、ちゃんと飲んだのに、とおっしゃっていて、そこでは、そういう説明は全くなかったそうです。

(もう、お金払っちゃってるから、そこのクリニックから、同じですものね。もめずに、時間もかけずに、早くコースを終わらしたかったのかもしれません。)

あちゃちゃ~、な話です。

中途半端にマネするなよ~!と思います。

結局、そんなことしてると、キレイには患者さんもならないので、どんどん、そこから離れていくだけなんですけどね。

また、ひとつおかしいのが、うちのスキンケアのやり方を盗んだ、という割に、そこから流れて来られる患者さん、皆さん、お肌、いけてません。。。結構なお金を、そこのクリニックで使われたというのに。。。ああ~、もったいない。もったいないお化けが出ますよ~。

最初に言って、そのままほったらかしなんですね。患者さんが正しいスキンケアを続けておられるのか、ちゃんとチェックしないと。

患者さんが守ってやってます、と言われても(実際、言われるんですが)、お肌が、その割にキレイになっていかない時は、まだ何か、患者さんがおかしなこと(ご本人は、肌にいいと思ってやっておられるので、止めないわけです。自分のしていることが、ダメとは夢にも思っていないので)をされている場合があるので、とことん、日常使う化粧品・塗り方などの徹底解明になります。

すると、いくつも出てくることもあるし、決定的なダメなことが見つかることもあるんです。

ホントに、正しくスキンケアしてもらって、続けてもらうのって、時間も手間もかかるわけです。

もちろん、患者さんだけでなく、こちら側の熱意と情熱も。

同じマネをするなら、そこまでマネをしてもらいたいものです。

脂性で、毛穴の汚れ・つまりを気にされている方、皮脂を抑えたいと思っていらっしゃる方の多くが、一度は、ピーリング系をなにかしらされていることがあります。

本当の脂性の方はいいんですが、脂を取ることばかりしてしまって、そのせいで、乾燥する→お肌はよけいに脂を出す→また、脂をもっと取りたくなる→もっと乾燥する→・・・・と、どんどん悪循環にはまっていく話は、前回しました。

そういう方の場合、どんなにピーリング系がしたくて、お肌が元気になるまで、グッと我慢です。

でも、皮脂は、まだまだ出てきますよね。

皮脂の中の、オレイン酸という酸が、毛穴のところの角化異常というのを起こします。

そのせいで、毛穴はすり鉢状に、凹んでしまうわけです。

皮脂は、確かにお肌にとても大切なものですが、出過ぎた皮脂は、たくさんのオレイン酸を含んでます。

脂性の方のほうが、毛穴の開きが目立つのは、そのせいなんです。

と、エラそうなことを書きましたが、これは全て、資生堂の研究所が発見され、学会発表されたことです。

「皮脂を取る」「皮脂を減らす」という考え方ではなく、皮脂が悪いのではないので、悪いのはオレイン酸ですから、オレイン酸をやっつければいいわけです。

そこで!資生堂研究所が見つけたのが、グリシルグリシンです。

これは、特許を取られたはずです。

このグリシルグリシンを毛穴の目立っているところに塗ると、このすり鉢状になっていくのを抑えてくれる働きがあります。

まあ、早い話が、毛穴の開きの救世主なわけです。

これだと、お肌が乾燥していても、このグリシルグリシン(以下、GGと呼びます)を塗ってあげると、皮脂を減らすことなく、よって乾燥をひどうさせることなく、毛穴の開きを改善してくれるという優れものです。

乾燥肌がベースにない、本当の脂性の方には、私も、ピーリング系をして、毛穴掃除・大掃除などやってもらいます。

ピーリングの石けんで、ある程度、続けて、皮脂を抑える・減らす、ということも必要な方も、いらっしゃいます。

でも、乾燥肌の方は、同じことしちゃ、ダメです。

夏場の、汗も皮脂も多い時なら、乾燥肌の方にもピーリング系(状況に合わせて、強さ・頻度を選びます)をしてもらいますが、今からの季節、ほとんどいらない可能性大です。

これからの時期、脂の取り過ぎ・ピーリングは、お肌をどんどん傷めることがありますからね。

それでも、皮脂は毎日出るので、出る限り、オレイン酸で毛穴は開きます。

そんな時は、資生堂ナビジョンのGGシリーズだけは、必ず勧めています。

乾燥の邪魔しませんからね。

1日2回、化粧水の後に、GGエッセンス(ジェル状です。1本¥3,150です)を塗って、その後は普段通り。

週1回(気になるなら、2回してもOKです。)GGマスクを足す、という形が理想です。

ついでに、クリニックで、GGのイオン導入ができれば、もってこい!ですが、当院で、GGのイオン導入は、1回¥5,250です。GGマスクも5枚入って、¥5,250 です。

同じ¥5,250なら、マスクのほうがお得です。

そりゃ、濃くて、効果的なのは、イオン導入ですが、お金もかかるし、クリニックに来ないといけないし、とメリットもあれば、デメリットもあります。

どう組み合わせされるのかは、患者さん次第ですが、低予算で、というなら、まずはホームケア中心で。イオン導入は、とっておきにおいておきましょう。

だって、皮脂は、おばあさんになって、皮脂が出なくなるまで、続きますから、毎日のお手入れが大事です。

ごくたまーに、濃いのを導入してあげるのは、いいことですが、良い状態を維持したければ、続けることが大切です。

 GGマスクは、保湿のヒアルロン酸も入っているので、とても気持ちいいです~♪

そのうち、乾燥肌も落ち着いてきますから、GGだけで物足りなかったら、また、その時点で、他の治療を考えましょう。

お肌は、一刻一刻変わっていきますからね。

「毛穴」だけに、注目しちゃうと、他のことが見えなくなってしまいます。

一番大切なのは、バランスなので、少し離れて、様子を見てあげましょう。

化粧品のCMのモデルさんの肌みたいには絶対なれませんから(CGで修正入ってますから。あんな人間の肌はありません)、完璧を目指すのは止めましょう。苦しいだけです。

「自分なりの、機嫌のよいお肌」を目指して、(あまり気にし過ぎないのも、大事ですけどね。)長~く、うまく付き合っていってあげましょう。まだまだ、皮脂は出ますからね~。

(決して、皮脂腺を破壊するような治療を受けるのは絶対ダメですよ!脂腺肥大とか増殖症とか診断されたら、話は別ですが、普通の方の脂腺は、壊したら、もう戻りません。年々、皮脂は放っておいても、減っていきますから、今から減らしちゃったら、早く老けてしまいますよ~。)

脂性・毛穴の開き・つまり・角栓でお悩みの、かなりの割合の患者さんが、洗顔や化粧水に、ピーリング系のものをお使いでした。

毛穴角栓や汚れ・脂が気になるから、そういう毛穴掃除用の、クレンジングや洗顔フォームで、洗顔されています。

ひどいエステや化粧品メーカー(というより、担当者?)になると、それで、マッサージ(!)までさせるんです。

クレンジングは、ピーリング剤が入っていなくても、お肌に一番悪いモノです。洗剤と同じくらい、肌に悪いと思ってください。

そんなものを、5分も10分も顔にのせたままで、マッサージしてる方も、結構いらっしゃって、しかも、エステでそう言われたから、とか。。。

そんなエステ、もう最悪です~。

お肌は、ボロボロです。。。キズ口に塩を塗り込むようなものです。クレンジングで、角質のバリア機能が弱くなっているところに、さらに、その悪いクレンジングを擦り込むわけですから。考えただけで、ぞっとしちゃいます。

そりゃ、乾燥もしちゃいますよ~。

(悪いのは、そんなやり方を勧めるエステや化粧品の販売員なんですけどね)

じゃあ、どうすればいいのか、です。

とりあえずは、そんなアドバイスをした人の言うことは、一旦キレイに全部忘れてしまいましょう。

さて、そこで次、です。

化粧品カウンターで言われた、「脂を取るから、よけい脂が出るので、取っちゃダメですよ」というのは、これは、ある意味正しいんです。

皮脂というのは、分解されて、保湿成分に変わります。天然の保湿剤で、自分のためだけに、体が開発というか、出してくれたものです。

よく、スクワラン(サメのオイル)や椿オイルがお肌にいい、と言われるのは、人間の皮脂に近い物質だといわれているからなんです。

自分で、皮脂が出せなくて、あるいは量が少ない方は、他のモノ(自分の皮脂以外のモノ)で補ってやらないといけません。

いわゆる、保湿ですね。

だから、本当の脂性の方や普通肌の方って、洗顔後も、(普通の石けんだったら)つっぱらないし、昼間も乾燥してるな~、と実感されることって、少ないと思います。よほど、湿度が下がっていたら、そういう方も(私もそうですが)、乾燥感を感じることもあるでしょうが。

(中学の時、もちろん脂性バリバリの時です。夏に乗鞍岳に登った時に、一泊した山小屋で、肌がサラサラになっていて、山ってスゴイ!ずっとここで暮らしたい!とのんきに考えたのを、思い出しました)

きついクレンジングや、毛穴掃除用のクレンジングで、脂を必要以上に取ってしまっているんです。

ごくたまにだったら、大丈夫な方もいますが、それを毎日するから、皮脂掃除・皮脂除去とバリア機能破壊という結果のため、ガサガサになって乾燥して、お肌は悲鳴を上げているわけです。

それでも、体は、なんとかしなくちゃ!と思っているので、必死になって、脂を出す、という悪循環にハマっているわけなんです。。

そういう方の場合、Tゾーンや鼻のところの毛穴の開きは、そうでもないんですが、頬の毛穴が結構すり鉢状に、すり減っていて、開きが目立っていることがあります。

皮脂の中には、オレイン酸という酸があって、これが、資生堂の研究で、すり鉢状の毛穴の原因になっている、ということがわかりました。

(改善するための商品が、ナビジョンのGGシリーズです。詳しい話は、過去ログか、次回に。)

皮脂がどんどん出てくるので、毛穴はオレイン酸のせいで、余計に大きくなって、目立ってしまい、気にされて、ますますきついクレンジングやピーリングに走るという悪循環。。。恐ろしいです。。

そこまでして、ピーリングをするくらいなら、脂取り紙のほうが、どれだけマシなことか!

出た脂だけ、オレイン酸が毛穴を開かせるまでに、吸ってしまえば、いいわけですから。

(吸い過ぎは、もちろんダメですよ~。何事も、ホドホドに。)

ピーリングは使ってない、という方、かなり多くいらっしゃいます。

ですが、お肌は、ピーリング系をやり過ぎた方と同じような、バリア機能の破壊された、混合肌で、赤みがあって、おかしな光り方をしていて、キレイなツヤのない方々です。

何か、お肌に、絶えず刺激があるな、と私は考えます。

「ピーリング」と書いてなくても、ピーリング系の化粧品というのは、山ほど売られています。

少し前は、「ピーリング」と書いてあれば、売れたようですが、今は、「ピーリングは恐い、良くない」と思う方もいらっしゃって、わざと(?)書いていない商品も、とても多いです。

「毛穴掃除」「くすみを取る」「白くさせる」「生まれ変わらせる」などなど、こういう表示は、必ずと言っていいほど、なんらかのピーリング剤が入っています。

レチノール系も、ピーリングと同じと考えてください。

(一部、ピーリングではなく、美白成分のおかげで、「白くさせる」という表示があるものもあるとは思いますが、混ざってることもあるので、必ず購入前に確認してください。お店の人に聞いても、ウソをつく(あるいは、ホントにわかっていない)こともあるので、メーカーに直接聞くのが、一番だと思います)

私は、絶対ピーリングなんて、弱いモノでも、毎日やったらダメ!だと思っています。

(レチノール系は、濃度や種類にもよるので、必ず用法用量はりましょう。

ちゃんとしたメーカーーのモノは、「1か月の集中ケア」とか必ず書いてあります。

低めの濃度で、ず~っと使わせるエステや化粧品もありますが、1か月を超えてまで使う場合は、かなりの注意が必要です。

知らない間に、肌の赤みが出てきたり、トラブルが増えたりしますから、ちゃんとレチノールのことをわかっているところから、購入するのが一番です。

何かあったら、専門の医師に、お肌を診てもらってくださいね。)

まあ、続けてできるとしたら、かなりの脂性の方でしょうし、大人の女性では、ものすごく少ないと思います。

昔、私も、毎日ピーリング石けんを使っても、全然乾燥もなく、へっちゃらだった頃もありますが、その代わり、キメは荒れていただろうな~、と思います。

(その頃に、キメのチェックをしていないので、わかりませんが)

ニセモノの脂性とは言いませんが、ホントは、そこまで脂性ではなかったのおに、脂を出さざるを得なくなって、脂性が混ざってしまったという方は、洗顔後の乾燥感が、ものすごくひどいと思います。すぐに、保湿かなにかつけないと、いられないくらい。

そういう方は、どんなに毛穴が気になっても、まずピーリング系を一切止めましょう。

そして、まず、健康な肌に戻してあげましょう。

湿疹とか乾燥肌のひどい方の場合、クレンジング(ピーリングじゃなくても)も止めるように、お勧めしています。

ファンデーションなどの化粧まで、女性に止めさせるといのは、酷な話であり、反ってストレスにもなる場合もあるし、止めてくださいと言ったところで、その方が守るかどうかなんて、まあ、無理でしょう。

(それでも、かなりひどい場合(ヒリヒリやかゆみ・赤み・湿疹など)は、私でも、ファンデーションなどの化粧品(基礎も含めて)は、止めてくださいと言う時があります)

でも、クレンジングだけ止めるのって、簡単なんですよね♪

(アイメイクは、専用のリムーバーがいりますよ)

一般でよく売られているクレンジングは止めて、石けん成分100%の石けん(牛乳石鹸の無添加シリーズ・玉の肌・ミヨシ・シャボンなどが、油脂の石けんをよく売っている有名メーカーでしょうか。そのほかにも、松山油脂(今、クリニックの洗顔で使っていただいている分です)など、エコなメーカーが探せば色々あります。松山油脂は添加物を少しでも減らして、優しくおはだの汚れを落とすことを目的にした、メーカーです。普通に、イオンのコスメコーナーに売ってました。)や、界面活性剤が無添加の(乳化剤になってることも多いですが、その中でも優しいモノ)クレンジングや洗顔フォームで、洗いましょう。

(うちにも、2種類ほどおいてますが、うちのも、ご紹介したメーカーの石けんは、そこまで高い値段はしません。高いから、いいって、わけでもないですしね。)

そしたら、とりあえず、少しマシになるはずです。

とにかく、それで2週間、待てるなら、1か月、ピーリング系は、お休みです。

その後は、ほとんどの方が、健康な肌に戻ってると思いますよ~。

それでも、まだ戻らなければ、まだ何か刺激するモノが隠れているということです。

刺激がある限り、お肌は、ずっと機嫌の悪いままです。そのうち、拗ねて、あまりひどいと、家出してしまうかもしれません。

「赤ちゃんにしないことは、自分の肌にもしない」

これは、いつも患者さんに、私が言っていることです。

赤ちゃんのお肌を扱うように、自分のお肌も優しく、丁寧に扱ってあげましょう。

女性のお肌は、(男性もですが)、とてもデリケートです。

テフロン加工のお鍋でも、優しく洗いますよね?

タワシでゴシゴシ擦ったりしないし、クリームクレンザーや柔らかいスポンジを使いますよね?

汚れもこびりついていたら、お湯でふやかしませんか?

女性のお肌は鉄ではありません。

お鍋でもキズがいくんですから、優しく優しくしてあげましょう。

マイルドなクレンジングや石けんだけで顔を洗って、万が一化粧が残っていたら?

そんなもの、ほっといてください。ほっといて、構わないと私は思います。

そりゃ、ちゃんと落とせるにこしたことありませんよ。

落とせるなら、それが一番です。

でも、躍起になって、きついのを使ったり、何度も洗ったり、ふき取りしたり、クレンジングでマッサージしてるくらいなら、残ってるほうが、よっぽどマシです。

そんなことをしているから、お肌がボロボロになるんです。

雑誌やTVで、「化粧は、絶対、キレイに落とさないと、大変なことになる」みたいな、呪いをかけるから、へとへとに疲れて帰ってきて、一刻も早く眠りたいのに、クレンジンぐしてお手入れして、と30分も1時間もされている方が、たまにいらっしゃいます。

もう、そんな時は、さっさと寝てください。化粧を落とすより、そのほうがよほど体にもお肌にもいいと私は思います。

洗顔するな、と言ってるんではないですよ。

ただ、そこまで犠牲にしてまで、使ってるクレンジングは、果たしてお肌にいいものなのか?ということです。

呪いから、早く大勢の女性が目覚めてくれますように。

目が覚めたら、美肌美女になっているはずです。。

 

みなさん、ご自分の肌質って、ご存知ですか?

脂が割と多めに出る脂性

乾燥してお困りの乾燥肌

両方ある(あるいは、部分によって違う)混合肌

化粧品のカウンターなんかに行くと、この3種類に、分けられて、化粧品を勧められることが多いと思います。

乾燥肌や混合肌って、言ったら、(自己申告で決めるところも多いです)、保湿剤をいろいろ勧められるし、脂性と言えば、(Tゾーンだけとか、アゴだけと言っても)、脂浮きを抑える化粧品を、一緒に勧められるだけです。

だから、混合肌の方の場合、両方、勧められてしまうわけです。

私は、昔っから、本物の脂性で、そういう脂性用の化粧品はかなり使ったほうだと思います。

雑誌に、魔法のような商品として(毛穴が消える?!みたいに)紹介されたら、購入して試してみる感じでした。

たいてい、アルコールとかが入っているので、塗った瞬間は、スッと脂浮きは消えますが、数時間もすると、またすぐ出て来ます。昼間も何度か塗り重ねていると、そのうち、そのジェルみたいなので、ギトギトになったり、アルコール入りの化粧水みたいなのだと、ヒリヒリ・ガサガサしてきたり、と、雑誌に載ってるような、いいことは何一つありませんでした。

私は、昔から、ものすごい脂取り紙を消費するんですが(最近は、かなり減って、普通肌に近くなりました)、化粧品のカウンターに行くと、脂を取るから、よけいに脂が出るので、取らないように、よく言われました(20年ほど前の話ですが)。

それで、グッと我慢して、取らずにいてたら、顔はサラダ油を塗ったみたいに(いや、以上かも)、ギトギトで、そのうちニキビも出てくるようになって、なにやってんだか・・・。

それでいて、効かない脂浮き用の化粧品は勧めてくるし、絶対おかしい!と思い、(だって、言うこと聞いても、ひどくなるばかりで、全然良くならないから)、そういう類いの化粧品は全て止めて、脂取り紙は、ポケットに常備するくらい、ガンガン使ってました。それで、困ったことは一度もありません、と思います。

(35歳を過ぎたあたりから、冬に脂を取ると、乾燥するようになり、脂を取った後、美容液を足して保湿をしてました。40歳を過ぎてからは、冬に脂を取ると、乾燥だけでなく、かゆくなるようになり、さらに保湿を足してました。

去年は、めっきり脂を取る回数自体が減ってしまいました。その後の春や夏でも、エアコンのところにいると、脂を取ったら、乾燥を感じることも出てくるようになりました。

遠いところまで、来てしまいましたね~。でも、自分として、まあ、コントロールしやすくなって、いい感じかも、と思っているんですが。。

そこまでして取らなきゃいいやん、と思われると思いますが、出過ぎて、テカテカになっている脂は、油物を揚げた時の調理油と同じで、空気に触れて酸化してると思いおます。

酸化した脂って、それはそれで良くないのでは?と思い、多すぎる脂が、時間が立ち過ぎてしまっている場合は、取って、保湿を足しています。)

本物の脂性の人って、結構皮脂がお肌を守ってくれるので、割と何しても平気みたいなところがある印象です(油断は禁物です!)。乾燥肌の人に比べて、ってことですよ、もちろん。

脂取り紙が良くないから、とティッシュを使う方がいらっしゃいますが、ティッシュだと、やり方によったら、こすったり、(これは、脂取り紙でも同じです)、水分まで奪ってしまうので、私は、ティッシュやハンカチとかで脂を抑えるのは、あまり勧めていません。(人前で使うのに、仕方ないことはあると思いますけど)

(紙類は、皮膚の水分を結構奪いますね~。ダンボール作業続けてると、指がバシバシになったり、銀行や紙類を扱う方に、手荒れが多かったり、と個人差もありますが、知らないうちに、水分を奪っているものなのです。)

今、というかかなり前から、脂取りフィルムが発売されていますよね。

コンビニでも、ドラッグストアでも、どこにでも売っています。

メンズ用もあり、私の愛用は、ギャッツビーの脂取りフィルムです(安くて、たくさん入っていて、どこにでも売っているので)。

どのメーカーもそうですが、このフィルム、一応、水分は吸わない、という表示があります。

ホントかどうかわかりませんが、汗をかいた時に、フィルムをあてても、そんなに吸わないから、信用してもいいのかもしれません。

こういうフィルムだと、肌に、ちょっとのせるだけで、脂をグッと吸ってくれるので、擦らなくて良いんです♪

脂性で、お悩みの方は、脂取りフィルム、どんどん使えばいいと私は思います。

ただね、ホントは脂を取っちゃいけない方まで、脂性だと思い込んでおられてて使ってる方、というのもいらっしゃるんです。

たまに、「アトピーでも使える脂取り紙」なんて書いているお店を見ますが、こんなアトピーがどういうものかも、わかっていないお店で、商品を買うのは止めましょう。

なんで、アトピーの方が脂を取らないといけないのか、私には全くわかりません。

取ったら、ダメでしょ。

脂が出ないから、保湿剤をどんどん補って上げて、それでも足りなくて、キリがなくて、困っていらっしゃるというのに。

取るくらいの(取ってもいいくらい)脂があれば、多分、アトピーではないと思いますよ。

(昔は、アトピーだったけど、今はTゾーンくらいなら、脂が浮く、というのなら、わかりますが。)

ちなみに、湿疹 = アトピーではありませんから。

当院にも、「脂性なんです」とお悩みの方がたくさんいらっしゃいますが、ホントの脂性の方って、ほとんどいません。

みなさん、乾燥はスゴクする、という、いわゆる混合肌なんです。

Tゾーンだけ、脂が多いとか、アゴだけ脂が多いとか、生理前に脂ぽくなる、とか、そういう方は全然大丈夫なんですが、洗顔後、診察室で、スッピンでしばらくいてもらうと、ヒリヒリしてくる、ツッパって、ツッパって仕方ない、とか、バシバシでつらい、なのに、頬っぺたの毛穴が開いていて、時間が経つと、脂ぎって、困ってます、という方、ものすご~く、多いです。

また、そういう方に限って、全員と言っていいくらい、脂取り紙(フィルム)をされていないんですよね~。

特に、若い方は、マットに憧れるあまり、脂を徹底的に排除しようとされることもありますが、そこまでされるのに脂取りされてないんですよね。

脂の全く出ない人って、そうそういません。

(写真のマットな肌、というのは、無理です。写真でマットでも、モデルさんの肌自体が輝いてて、ツヤがあるため、マットにしても、老けて見えないんです。

肌自体に、ツヤがないと、マットにしても、パサついた、老けた肌に見えるだけで、ダメなんですよね~。)

アトピーとかで、炎症がずっとあって、そのせいで、皮脂線がやられちゃった、とか、年を経って、かなり脂が減った、とかいうのでなければ、脂は、毎日必ず出てきます。

Tゾーンの脂などは、貴女にとって、必要な脂なんです。

脂がないと、お肌を守ってくれるモノもなくなって、ガサガサの敏感肌と同じような状態になります。

痛くて、かゆくてたまらない、という感じです。

もうそうなってしまったら、いつもの化粧品も使えなくなるし、キレイなお肌も保てません。

でも、出過ぎた分は、いらないんだったら、取ってやればいいと思います。

ただし、取ることで、反ってお肌を傷めないように。優しく優しく取りましょう。

取って、少し乾燥が気になるなら、乳液や美容液など、私みたいに足してあげるのも一つの方法です。

酸化しきった脂ではなく、新しい保湿剤で、保湿するワケです。

でも、取った後に、あんまり乾燥がひどいなら、保湿をしても追いつかないので、そういう場合は、やっぱり取ったらダメだと思います。

化粧品のカウンターで、脂取り(フィルムや紙)をやらないようにと言われた方の、なんと多いことか!

(脂取り紙を使われたら、化粧品売れませんからね)

また、そういうところでは、必ず、自社製品の、毛穴用・脂浮き用の化粧品を、買うように勧められます。

あちらも、売ることがお仕事ですから、サンプルはもらわれたらいいと思いますが、話半分に聞いておきましょう。

口では、誇大広告も甚だしいこと、てんこもりで言う方もいらっしゃいますから。必ず表示を見てくださいね。

人間試してみないと、確かにわかりませんから、表示を見た上で、どうしても買いたいとおっしゃるのを、止めるまではしませんが、私は、脂取りフィルムのほうが、安くて、よほど優秀だと思います。