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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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アトピーの方のスキンケア・ヘアケアをちょっとお伝えします。

ブログでも今まで何度か書いていますが、かなり前だとお忘れの方もいらっしゃいますしね。

 

まず、「アトピー」と一口に言っても、ピンキリです。

正確には、「アトピー性皮膚炎」なんですが、ちゃんとした皮膚科医から、「アトピー性皮膚炎」と診断を受けた方から、皮膚科医以外の医師から、ただの湿疹を「アトピー」と言われていて、ずっと自分はアトピーだと信じてしまっている方、ちょっと肌が弱いだけなのに(しかもスキンケア・ヘアケアが間違っていたりするだけなのに)、自称「アトピー」と言っている方まで、ホント様々です。

 

今は、ややこしいので、自称アトピーの方は、ちょっと置いておきます。

で、本当のアトピー性皮膚炎の方です。

アトピーでなくても、湿疹皮膚炎がずっとある方も同様と思っていただいてもいいですが、アトピー性皮膚炎は、ベースにアレルギー体質があるので、アトピー以外の湿疹皮膚炎の方とは、一見似ていても全然違ったりします。

 

ちょっとした肌荒れといいますか、乾燥している・保湿がおいつかないくらいであれば、スキンケアと使っている化粧品がおかしいだけですから、それを止めれば、ほとんど良くなります。

(それでもダメなら、かなりの栄養失調ですが、まあ、スキンケアのみ直しだけでかなり良くなります。)

ちょっと軽い赤みがある場合、素人からしたら、気付かないくらいの赤みですが、こちらもスキンケアとおかしな化粧品を止めるだけで、かなり良くなります。

この赤みがあるかないかで、あと、患者さんの自覚症状にもよりますが、それによって、お勧めする化粧品が変わってきます。

 

でも、皮膚科医(うちでも他院でも)からステロイド(ホルモン剤)の塗り薬を出されているような方は、いわゆる「化粧品」はダメですよ。

 

一時的なかぶれ(原因がはっきりしているモノ)で、数日~1週間もしないうちに治るなら、ステロイドを使いながら、一部の化粧品は許可、と言いますか、まあ、そこは避けるように私は言いますが、それを守っているかどうかは患者さんのみぞ知る。。まあ、いけることが多いです。

原因さえ止めれば、ステロイドを使わなくても、体が自然に治してくれるんですが、女性は、やはり早く化粧をしたいし、止めるように言ったところで止めずに、こじらせてしまうことも多いので、原因さえ止めさせて、さっさとステロイドで落ち着かせてしまうほうが、メリットデメリットからすると、メリットが勝つかな、と判断されることが多いです。

私もそうです。

 

ところが、アトピーの場合は、「完治」するわけではなく、コントロールすると言いますか、うまく付き合っていかないといけないものですから、ある意味、終わりがないです。

落ち着いたと思っていたら、すぐまた次の波が襲ってくるといいますから、自分の力でどうこうなるものではないこともあります。

落ち着いたら化粧しましょうね、と言っていたら、いつまでたっても、化粧ができない(この場合の化粧は、基礎化粧ではなくて、ファンデやメイクと思ってください)んですね。

それで開発されたのが、野本先生考案の「ビューティフルスキン」のミネラルファンデやチークや日焼け止めパウダーやグロスなどのメイク用品です。

アトピーの方が、すぐにメイクできるようにと、これ以上はないところまで添加物を抑え、必要最低限にされています。

私も、アトピーに関わらず、顔にひどい炎症があって、ステロイドを使わざるを得ない時に、患者さんがどうしても出かけるのにメイクをしたい、隠したい、と言われたら、ビューティフルスキンだったら、いけるかもしれません、と許可しています。

 

このミネラルファンデのシリーズは、全て粉ですから(グロスは、ワセリンにミネラルの粉が入っているだけです)、クリームや乳液・固形の固めてあるパウダーと違って、おかしな添加物がホントにありません。

 

でも、ほとんどの「化粧品」が、添加物が入っています。

病院でもらう塗り薬でさえ、ワセリン基剤ではなく、クリームや乳液状のモノには添加物が入っています。

でないと、水と油は混ざりません。

病院の薬は、市販のものよりは刺激の少ないモノが選ばれていますが、絶対誰でにでも合う薬なんてのは存在しませんから、合わない方・かぶれる方は、薬であっても、いらっしゃいます。

 

アトピーの方の場合、基本、皮膚のバリア機能の破壊があります。

皮膚のよろいが穴だらけみたいなもんです。

おかしな化粧品と間違ったスキンケアをず~っと繰り返してきた方も、自分でバリア機能を壊してしまって(壊し続けて)、アトピ似たような状態にしてしまっている方もいます。

アトピーない湿疹皮膚炎も、こじらせて、慢性化している間に、バリア機能が壊れてしまっていることもあります。

 

このバリア機能が壊れて、よろいに穴だらけになっていると、この穴から、いろんな異物が入ってきます。

なので、化粧品の添加物なんて、バンバン入っちゃいます。

薬の添加物ですら、さすがにバンバン入られると、合わない・痒くなる・痛い・ヒリヒリするなど何かイヤなことが起こります。

体が「止めて」と言ってくるわけです。

まして、化粧品なんて~っ!!

 

どんなに「低刺激」と証明されているものであっても、添加物は入っているわけですから、バリア機能がある程度保たれていれば大丈夫なのに、バリア機能が壊れているせいで、ダメ!ということが多々あります。

やはり「刺激」になってしまうわけです。

 

冷静に考えてみましょう。

顔が赤くなって、ヒリヒリとか、痒いとか、痛いとか、何か違和感もあって、医者からステロイドまで処方されているわけですよ。

化粧品使って、いいと思います?

 

ダメですよ、使ったら。

せっかく、ステロイドまで使って、皮膚を騙くらかせてでも治そうとしているのに、邪魔しているでしょ。

で、ほとんどの方が、皮膚科医から、「化粧品を使わないように」と言われているはずです。

それを無視して、ステロイド塗っていたらいいや、前よりマシだし、薬よりも化粧品のほうが使いやすいしね、日焼け止めもこの美容液も塗っとかないとね、お肌のお手入れだもんね~、としていること全部が、皮膚も体も怒らせることに。。。

一旦、怒らせたら、そうそう機嫌は直りませんよ~。

皮膚と体の復讐は、根深いですよ~。

 

みなさん、かなり勘違いしていらっしゃる方が多いんですが、「薬」ではない「化粧品」というものは、基本、皮膚が健康な方のためのものです。

ちゃんとしたメーカー・化粧品は、パッケージに、「肌に異常がある場合は、使わないでください」と表示されています。

ステロイドまで処方されている、その状態は、「異常」であって、「健康」ではないですよね。

 

もちろん、日焼け止めもそうです。

これは、薬ではありません。化粧品です。

クリニック用のものであってもそうです。

皮膚炎のきつい時、真っ最中に、日焼け止めは、私も許可しません。

どうしても塗りたい、という場合、「ビューティフルスキンだったらいけるかも」となるわけですが、もうできたら、顔を触る回数も減らしてほしいことも多いので、いろいろ工夫を提案します。

 

で、スキンケアと顔に塗る化粧品と、ヘアケア・ボディケアも同じです。

だって、同じ自分の体ですから。

髪の毛だからいい、手だからいい、というものではありません。

シャンプー・リンス・トリートメント・ハンドクリームなど自分の体につけるモノ全て、固形でないなら、全て、皮膚に反応が出ます。

量の問題もありますし、質の問題もありますが、とにかく早く治すコツは、いらんことをしないことです。

体の機嫌を直してあげないと。

 

特に、アトピーの方の場合、体にはずっと機嫌よくしておいてほしいので、考えられる限りの「低刺激」がお勧めですが、確かに落ち着いたら、「化粧品」を使いたくなりますよね。薬よりも塗り心地がいいから。

 

使える時もあると思います。

でも、使って、また痒くなったり、赤くなったり、ヒリヒリしたらステロイドを使いながら「化粧品」を塗るのではなく、その「化粧品」を一旦止める、ということがとても大切です。

 

 

みなさんステロイドの副作用を診たことがほとんどないでしょうし、実際使っている方も、他人事と言いますか、自分は大丈夫、と思っている節がありますが、これは誰にでも起こりえます。

適切な止め方で、すぐに戻れることもありますが、こじれてしまって、他にも栄養が足りないとか、まだスキンケア・ヘアケアが間違っているとか、おかしな化粧品を使っているなど、ご本人は、おかしいことに全く気付いていないんですが、ず=っと続いていて、どんどんこじれる、ということもとても多いです。

 

今、ステロイドを処方されている方、特にアトピーの方は、どうしてその化粧品を使わないといけないのか、その理由をきちんと考えてください。

ほとんどの方は、ただの思い込みです。

塗らなきゃいけない理由なんて、おそらくほとんどありません。

多少のメリットはあっても、デメリットのほうがかなり大きはずです。

昨日の続きの副作用を書くつもりでしたが、ちょっと時間がないので、今日は簡単に。

 

前々回に書いた栄養と性格の話の続きです。

 

女性の方で(男性でもそうかもしれませんが)、イライラばっかりしている方、あるいは、生理前には性格が変わったようにイライラする方、しかもそのイライラがひどいなと自分で思う方、世の中に悪態を付き過ぎる方、妬んだりひがんだり、愚痴ばかり多くて、マイナス思考の方、自分に全然自信がない方、暗い考え方ばかりしてしまう方、なんにもヤル気がなくて、自分のことばかりせめてしまう方、逆に、人のことばかりが気になって、周りに合わせないと不安で仕方ない方などなど。

自分のことがイヤになっている方、もしかしたら、自分はとても性格が悪いんじゃないか、としょっちゅう悩んでいる方、なんとかして変えたいと思っている方。

 

ご安心ください。

貴女が悪いんじゃありません。

貴女が性格が悪いわけではありません。

栄養が足りないんです。ええ、きっと、多分。

 

栄養療法をされている患者さんにも時々申し上げていますが、いわゆる自己啓発本で、性格を変えるような本、ありますよね。

考え方を変えましょうとか、こういう風にしましょうとかこういう風に思いましょうとか、いろいろ。

読まれたこと、あります?

私も読んだことありますけど、たくさん読んだわけではありませんが、わかっているけど、できないっちゅーねんっ!っていう内容が多いことないですか?

こういう風に視点を変えてみる、という考え方は、とても役に立ちますが、だからって、イライラしなくなるとか、性格が良くなるとか、そういうわけでもないですよね。

そんな本で済んだら、そりゃ~、楽でいいんですが。

 

栄養がね、足りていないから、いくら本を読んでも、無理なモノは無理です。

だって、栄養がないせいで、脳が酸欠だし、酸素が足りなくて、アップアップしていますから、まともに考えろ、って言われても、できないんですよ。

だって、酸欠ですよ?!

細胞も大変ですよ~。酸素足りないんだから~。

酸素だけでなく、ビタミン・ミネラルなど、大事なモノが全部足りませんから、酸素だけ足りたとしても、ダメなんです。

神経の伝達もうまくいくわけがありません。

 

自己啓発本もいいですが、そんなの読んで、できない私が悪い、とまた責めてしまう前に、栄養を摂ってください。

栄養がちゃんと足りると、自分に余裕ができますから、全くイライラしなくなるわけではないと思いますが、多分、日常生活がかなり平和に、幸せになります。きっと。

 

栄養が足りてますよ、と検査でもちゃんと出ているのに、それでも性格が悪い、と思うなら、そういう本をたくさん読んでください。

同じ本でも、栄養が足りていると、意味の捉え方が変わってきます。

理解力も想像力もアップしますから、なんせ、酸欠が治るわけですから、細胞も神経もなんでも元気です。

幸せを感じるホルモンもたくんさん出ているので、世の中に悪態をつくこともきっと減ります。

 

そうやって、悩んでいること自体、性格がいい証拠です。

貴女のせいじゃないです。

生まれつき、性格の悪い方というのは、いるのかもしれません。

生まれつき、性格のいい、聖人君子みたいな、神様か仏様なのか、マザーテレサの生まれかわりか、みたいな方、いらっしゃいますよね。

でも、どっちの人も、そうそういませんよね。

物心ついた時から、性格が悪いと思う、と悩んでいるなら、それも栄養が足りないんです。

お母さんが栄養不足だと、赤ちゃんの脳にも栄養が足りません。

栄養が足りないお母さんのオッパイでは、赤ちゃんの成長にも栄養が足りません。

なので、物心ついた時には、もう栄養のバランスが悪い可能性があります。

悩んでいる時点で、大丈夫ですよ。

わかっていらっしゃるから。

 

悩んでいるくらいなら、お肉、食べましょう。

卵も魚も貝もね。

糖質は少な目に。

そのついでに、血液検査も受けて、栄養解析をされてみてください。

きっと、良くなるから。

別人みたいに変わります。

他人からわかることもあれば、自分のこころの中の葛藤が減るので、ストレスも減って、精神的にとても楽になります。

自己嫌悪が減りますよ、ホントに。

 

それでもダメだったら、それは、ゴメンナサイ。

栄養の問題ではありませんでした。

 

 

今日は、東京の東銀座で、抗加齢美容医療学会の秋のセミナーがあり、それに参加してきました。

ホントは、今日、栄養療法のセミナーもあったんですが、そちらも参加したかったんですが、そちらは、あとで勉強するとして、今回は美容医療のほうに。

ちなみに、昨日泊まったのは、「ミレニアム三井ガーデンホテル東京」でした。

外資のホテルから直前でこちらに変えました。

やっぱり、日本のホテル好きです~。

三井ガーデンホテルは、いろんなところで泊まっていますが、どこもはずれがありませんね。

どうしても、立地条件のいいところに建っていることが多いので、部屋は決して広いとは言えませんが、過ごしやすい工夫がところどころに施してあって、わかってる~!て感じです。

見た目、オシャレなだけで、過ごしにくいホテル、しかも中途半端に高い、というのが、私は一番苦手かも。。

こちらのホテル、正解でした!

朝ごはんも、結構凝っていて、丁寧に作ってあるのがわかります。

おいしそうなパンや朝粥やデザートまでありましたが、食べてないですが、見てるだけで楽しそうでした。

小松菜のスムージーがあって、バナナが入っていましたが(血糖値がすごく上がるはず。。)、ちょっとだけグラスに入れて、途中でちびちび飲みました。

おいしかったです。

 

さて、今日の学会は、野本先生の漢方の講演もあり、またこれがいつもながら大変勉強になりました。

以前に聴いた時には、私がまだ勉強していなかったんですが、日本の漢方と栄養療法で、考え方がとても良く似ていますね。

そう思って聴いていると、とてもさらによくわかりました。

人間も自然の一部として考えると、同じような考えに行きつくのかもしれませんね。

例えば、皮膚炎・湿疹などのアトピーにしても、皮膚だけを診て、ステロイドやプロトピックをすぐに塗るのではなくて(もちろん、必要な時もありますが)、一体体の中で何が起こっていて、皮膚がこんなことになっているのか、それを探っていかない限り、対処療法の薬漬けになってしまいます。

薬は確かに必要ですが、ずっと続けていい薬というのは、そうそうないので、副作用のことも考えて使わないといけません。

必要最低限に使いたいな~、と漢方を勉強した時、栄養療法を勉強した時、どっちの時も思いました。

つながりましたね~。

なので、栄養療法と漢方は、とても相性がいいです。

一緒に出していても、漢方を飲むのも忘れるくらい、体調が良くなる方もいらっしゃるし(私もそうです。でも、時々飲みます)、栄養療法だけでは(サプリをたくさん飲むのも、お金の問題もあって大変ですしね)改善に時間がかかる時など、漢方足しましょうか!と試してもらうことも多いです。

また、新しく使いたい漢方や、別の使い方が勉強になりました。

 

あと、副作用や医療事故といいますか、医療過誤といいますか、そういう内容の講演があったんですが、ヒアルロン酸を注射して、プチ豊胸するのって、フリーペーパー紙とか、あやしな広告で見たことないですか?

豊胸のプチ整形は、かなりの量を入れますし、顔のシワやタルミや鼻アゴに入れるのとは全然量もやり方も違うので、あれはどちらかというと、やはり外科だな、と思うので、私はやったことがありません。

豊胸のプチ整形は、格安チェーンクリニックなどが大々的に宣伝してますかね。

そういうクリニックじゃなくても、やっているところもあるんでしょうけど、やはりトラブルが多いです。

シリコンバッグだけでなく、ヒアルロン酸を入れちゃうと、乳がん検診のマンモグラフィーはしてもらえません。

また、しこりみたいに触ることも多く、石灰化することもあり、もうそうなったら、ガンかどうかの区別がつかなくなります。

(そうなったら、全て、生検と言って、切り取って調べるしか、ガンかどうか調べる方法は、おそらくないはずです。)

 

この、おっぱいのプチ整形で使われるのが、レスチレンで有名な、Q-Med社のマクロレーンという種類を使われていることが多いと思いますが、

なんと!

フランスでは、2011年に、豊胸にヒアルロン酸を使用するのは、禁止されたそうですね。

翌2012年、Q-Med社のほうでも、マクロレーンを、豊胸に使わないように、使用中止を発表しているそうです。

豊胸のプチ整形は、もともと患者さんにも勧めていなかったので(他院でやってみようと思うけど、どう思う?と相談されることも多かったんですが)、全然知りませんでしたっ!!

 

それなのに、いまだに、日本では、バンバン宣伝されて、当たり前のように使っているクリニックがある、とおっしゃってました。。

 

いくら個人輸入でも、代理店から連絡とか行っているんじゃないのかな、と思うんですけど。。

どうなんでしょう。。

うちは、取り扱っていないので、関係ないから連絡は来ないでしょうけど、仕入れいたクリニックには?

でも、代理店から連絡なくても、個人輸入して使うのも、医師個人の責任なので、代理店に責任があるわけではありませんから、あくまで仲介業者ですからね、個人輸入の。

在庫があるクリニックは、続けているのかもしれませんね。。

 

患者のみなさんは、誇大広告にひっかからないように、心の隙をつかれないように、あんな広告のような、キレイなおっぱいにはなりませんから。

一瞬くらいは、腫れるのでなるでしょうけど、どんどん吸収が始まりますから、ぼこぼこしてきます。しこりがあちこちに出てきて、見た目も触り心地も、「キレイなおっぱい」ではありません。

うまい言葉に騙されないように。。

鵜呑みにされませんように。

 

まだまだ副作用の話は続きます。

栄養療法を始めてから、栄養療法のみで来られる方が増えました。

その中には、いわゆる「自律神経失調症」と診断を受けておられる方が

いらっしゃいます。

(なんでも「更年期障害」と言われる方は、もっと多いですが。。。)

病院には行っていないけど、おそらくいろいろな病院を回っても、「異常なし」「気のせい」「年のせい」「更年期障害」「自律神経失調症」「うつ症状」などなどと診断と言うか、言われてしまうんだろうな~、という方も。

実際、こういう方もいらっしゃいます。

たまたま行った病院が専門ではなかったため、運が悪くと言うんでしょうか、実際は、栄養うんぬんではなく、本当の病気が隠れていることもあるでしょうけど、大した検査(血液検査さえも)もされていない方もいらっしゃいます。

 

うちで問診して、栄養解析はそれはそれでされたらいいんですが、この病気は調べておかないと!と私が気付いた分は、解析とは別に、ちゃんと受診するように申し上げています。

 

栄養が足りていないと、足りていないレベルにもよるんでしょうけど、またどの部分がひどく足りていないのかで、実際に患者さんの症状がどう出てくるのかも微妙に違うようです。

 

まず、栄養が足りていないと、酸素があらゆる細胞に運べなくて、脳も酸欠です。

酸欠の脳に、うまく体を運用してもらおうと思っても、そう簡単にはいきません。

また、いろんなホルモンや酵素を作るのも、口から食べた栄養ですから、酵素のサプリが流行っていますが、自分で作らないと意味がありません。

自分で作ってこその酵素です。

脳=神経、と思ってもらっていいんですが、神経が全てを動かしたり、感じるのも神経ですから、そういうことなんでもうまくはいきません。

脳=感情でもありますから、性格や情動を支配しているのも、口から摂った栄養によるところが大きいのかも。

特に、情動を支配しているのは、栄養がかなり関係しています。あるいは、栄養の摂り方といいますか。

栄養が足りないと、まず集中力がなくなります。

難しい本どころか、仕事などのちょっとした会議にもついていけなくなったり、本や資料を何度読んでも、頭にちっとも入っていきません。

そのうち、人とコミュニケーションも取りにくくなったり、自分の考えをまとめて相手に伝えることや、相手の言っていることをなかなか理解できなくなったり、と人間関係が難しくなります。

すぐに疲れたり、動きづらくなったり、仕事中はまだなんとかなっていたのに、そのうち、仕事にも支障が出て、働き続けるのが不可能になったり。。。

かといって、結婚や家庭に逃げ込んでも、家族が一緒に心配してくれているうちはいいですが、家族もいい加減疲れてきてしまったら、自分ひとりでは、ますます疎外感を感じてしまったり、ひどくなると、周りはそんなことはないのに、被害者意識が強くなったり。。。

そうなってしまうと、ますます人間関係が大変ですよね。

まあ、ストレスに負けやすいと言いますか。。

 

本来、人間の体というのは、ある程度のストレスには、ちゃんと勝てるようにできているそうです。

なので、あの氷河期を生き残り、ここまで文明を発達させて、繁栄してこれたわけで。

本当の能力というのは、スゴイそうです。

でも、栄養が足りていないと、ストレスに勝てるホルモンが作れない。

本当だったら、体で勝手に解決してくれるための酵素やホルモンその他もろもろが、全然作れていない。

そりゃ、もう大変です。

 

先日来られた患者さんが、初診時で、こりゃ大変だ!という方で、患者さんご自身も、このままではいけない!というので、来てくださったんですが、栄養解析の問診票が1時間かかっても完成できなくて、栄養の足りなさがすぐにわかりました。

1週間くらいの食事日記をつけてきてもらったんですが、糖質三昧で、動物性蛋白質の絶対的な欠如。

でも、症状のひどさからいって、もうかなり長いこと、栄養不足なんだろうな、と推測が簡単にできてしまう状態。。

 

早速、食事指導と、血液検査の結果はまだ出ませんが、他院で検査された分(ちょっとの項目ですが)もいくつか持ってきてくださって、症状から判断して、ちょっとだけ、先にサプリを始めてくださいました。

解析レポートが返ってくるまで1か月。

先日来院されましたが、もうドアから入って来られた瞬間から、もう別人のようでした!

私のほうがびっくり!

とにかく、ずっと笑顔で、もう聞かなくても、体の調子がかなり良くなっているのがわかりました。

サプリを飲み始めてから3週間くらいの時にした他院でされた血液検査の結果ももってきてくださり(高脂血症で他院でフォロー中でした)、検査結果が良くなったから、もうそちらの病院も、もう来なくていいと終了になったそうです。

まだいろいろ問題点は残っていますが、前回から1か月と思ったら、sうごい快進撃です。

食事もとても頑張られたのが、その血液検査から、すぐにわかりました。

すごいです~。

笑顔もなによりでしたが、コミュニケーションがとても摂りやすいというか、話が早いので、話もスイスイ進んでいきます。本当に、見た目の笑顔だけでなく、脳も別人のように、動き出したというか、本来の働きを取り戻したと言いますか、生まれかわられたように感じるくらい。

 

初診時は、どうなることかと心配しましたが、やはり症状がひどすぎると、食事の改善もなかなか難しく、(糖質の呪いもハンパないでしょうから)、サプリもキリがないのか?!とどっから飲んだらいいねん、という場合もあり、(この方の場合は、必要なサプリが比較的シンプルだったというのもあるのかもしれません。)、お金もかかるわ、時間もかかるわ、と大変なイバラの道のこともあります。

 

だからこそ、食事を劇的に改善された場合、全てがいい方向に回り出すスイッチが入ることがありまして、まさにドンピシャだったわけです。

 

本当に良かったです~。

まだ問題点はありますが、もうきっといい方向にどんどん、加速度的に周り出すでしょうから、時間がかかっても、どんどん良くなると思います。

患者さんの努力の賜物ですね~。

 

栄養がものすごく足りていない場合、いろいろ指示されても、なかなか理解できないようで、またやる気のホルモンも作られていないようで、実践もできないということもあるようです。

栄養が足りていなくても、ホルモンが出ていなくても、大人の場合、誰かが24時間看てくれるわけではありませんから、もうご本人の、なんとかしたい!という強い意思と気力次第ですね。

あとは、聞く耳を持つ、ということでしょうか。

せっかく、お金と時間を割いて、受診されたわけですから、やる気や気力など、栄養が足りていないから、考えることもできなくて、実行にも映せなくて、食事の改善も難しい。。。

となっているんだったら、お金はかかりますが、ちょっと考えられるくらいの栄養が脳に届くように、行動に移せるくらい、脳が判断してくれるように、サプリに助けてもらうしかないと、私は思います。

症状がそれほど深刻でない方の場合は、サプリも食事ものんびり、てきと~というのもありでしょうけど(患者さんさえよければ)、深刻な方の場合は、何かはさっさと始めたほうがいいと思います。考える前に、行動ですね。

時間だけは、お金で買えませんからね~。

でないと、悪循環か抜け出せないことが。。出られたら、いいんですが。。

 

個々によって、症状によって、食事の改善速度とサプリをどれだけ摂ったほうがいいのかが、ホントに全然変わります。

同じやるなら、効率よく、科学的に、がお勧めです。

 

昨日の続きですが、

うちでビタミンDのサプリメントを処方する際は、血液検査をするわけですが、もうすでにサプリを飲んでいて、2回目や3回目の血液検査をされる方は、すでに基準値を超えているので、検査会社のほうで、再検査がかかります。

これは、どの項目でもされているそうで、ビタミンDの検査はかなり特殊なので、普通の値でも結構時間がかかりますし、基準値超えの方は、倍、下手したらもっと時間がかかる場合があります。

なので、昨日の患者さんのビタミンDの結果がいつも以上に遅かった時点で、「ああ、基準値超えだな(高濃度)。。」と。

 

幸い、見かけ倒しのサプリだったので、患者さんの健康は守れていたわけですが、これが、ある程度の本物だったら、と思うと、ゾッとします。。

 

ビタミンDだけではありません。

他のビタミン剤にしたって、合成の安いものだと、もう何が入っているのかわかりませんから、裏の成分表の、量を見た、と言っても、アテにならないどころか、入っている添加物で肝臓に障害が起きた例は、報告されています。

 

以前に、資生堂の研究員の方とお話ししていた時に教えていただいたんですが、その時にヤフーニュースでも載っていたそうですね。

母親の8%「乳幼児にサプリ」=3割が製品詳細知らず-厚労省研究班

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201505/2015052400074&g=soc

 

もういい年した大人が、調べずに、いろんなサプリを飲んだり、おかしな化粧品を使ったりと、もうそれは自己責任ですから、ご本人の問題です。

化粧品と違って、サプリは、害もなかったけど効果もなかった、お金のムダだった、というレベルならいいんですが、体に入ってしまったものは取り出せないので、合成の質の悪いモノや添加物の山ほど入ったものが、肝臓は余分に働くわ、その時に栄養を余計に使うわけですから、いいことなしなので、いくらご本人の問題と言っても、止めていただきたいわけですが。。。

 

でも、子供が親から飲まされる分には、子供に拒否はできませんから、安易に情報に飛びつくのではなく、止めてあげてほしいです。

サプリよりも、まず食事ですから、食事を頑張ってあげてほしいです。

サプリは二の次で、成分とか添加物とか、どうしていいかとか、理解していないなら、子供には飲ませない!

 

子供は、年齢にもよりますが、大人と違って、腸・肝臓・腎臓、あらゆるモノがまだ成長段階で、免疫力もそうですし、解毒する力などの処理する力も全然足りていないわけです。

食べ物や飲み物であっても、同じモノを食べるのは、まだダメとか、量の問題もあります。

 

それでも、国産の食べ物・飲み物で、いわゆる常識の範囲内での食事で、すぐに健康被害は普通出ないので、やる順番は、まず食事の改善です。

 

でも、サプリとなると、食事ではとうてい摂れない量がほとんどのモノに入っているわけですから、いくら「健康食品」と言っても、裏の注意事項はちゃんと見ないといけません。

例え、国産のサプリであっても。

 

国産の、いわゆる大手の場合、誰でも知っているような、ドラッグストアに行ったら、どこでも買えるような、そういうサプリは、安全をかなり重視されているので、摂取過剰にはなかなかならないようにはしてあると思います。

(どうせ、多めに入れたところで、全部吸収していませんし、まして、工場で完成した商品で、量の確認をしていないモノがほとんどなので、完成品は、表示通りには入っていないことがほとんどです。)

でも、商品によったら、添加物ばかりムチャクチャ多い、質の悪いモノも多いのも事実ですから、あんまり安いモノは飲まないほうがマシと思いますが、表示を無視して勝手に、「多めがいい」とたくさん飲んだ場合に健康被害が出ても、これをメーカーの責任としたら、メーカーもたまんないと思います。

 

一番怖いのが、ネットで買うとか、怪しい広告で買う場合でしょうか。

広告は、新聞広告だったから、有名な雑誌だったから、安心な企業、というわけでもないと思いますよ。

薬事法すれすれの広告が山ほどあって、あまり規制を厳しくしたら、スポンサーがなくなってしまいますから、違法でない限りは、新聞や雑誌も載せざるを得ないと思います。

自分で確認する、という作業が、何にでも必要です。

まだ、新聞や有名雑誌の場合は、大勢の人の目に触れますから、まだマシからもしれません。

でも、ネット広告って、店舗もないわ、返品には応じないわ(返品可能で売っているくせに、電話が繋がらない・たらいまわしなど)、一体、どこにある会社で、売っているのは誰ですか?というところからは、買わない、少なくとも、安全が確認できるまで。

 

だって、買わなきゃいけないものではないでしょう。しかも、数あるメーカーの中から、どうしてそこを選ぶんでしょう?

安かったから? ポイントがつくから?

何が入っているのかもわからないのに?

 

化粧品もサプリもそうだと思いますけど、こういうマイナーなところの表示って、そんな小さな会社がどうやって調べているんだろう、といつも不思議に思います。

ちゃんと第3者機関に、お金を出して依頼しているわけですか?

ちょっと信用できないな~。

そんなことをすると経費がかかりますよね。

てきと~に作って、成分表示は、どっかのパクって、そのままコピペしていてもわかりませんよね。

あるいは、作る時に、どっかの表示を基本にして、でもちゃんと作るとお金がかかるから、お金がかかりそうなところは、はしょってなんちゃってで、マネしているだけとか。

 

そんなことを言い出すと、もうそりゃなにもかも自分で調べないとわからない、となりますが、いちいちそんなことをしてられないですよね。

普通に考えて、有名な大手メーカーで、そんな詐欺みたいなことをやって、発覚しようもんなら、エライことになるわけですから、下手したら倒産に追い込まれるわけで、まあ、あんまりやらないだろう、やっていないだろう、という消去法ですね。

 

もう何を飲んでいいのかわからないー!っとなった方は、とりあえず、サプリ飲むのは止めておきましょう。

自分で確認できないなら、誰かに確認してもらうかですが。。そんなに、それが飲み続けたいなら、ですが。。

 

それよりも、その予算を、食費に回してください。

動物性蛋白質を増やすと、食費はかかってしまいますし、なるべく添加物のないものを、となると、また余計にかかります。

でも、長~い目でみたら、体にはとてもいいと思います。

どこまでやるかですが。。

 

 

先日、栄養療法をご希望の方が来られたんですが、アメリカのあるサプリを飲まれていまして、初めて聞いたメーカーだったんですが、お友達から、「いいよ」と紹介されたそうです。

約半年、飲まれていたそうで、このまま続けていてもいいのか、と心配されて、途中から飲むのも止めて、うちに来られました。

 

初診の方は、どんなご相談であれ、飲んでいるモノは薬だけでなく、サプリメントも持ってきていただいて、確認するんですが、予約の時にお聞きしても言わない方には、持ってきてくださいと言わないので、持ってこられません。

治療内容によったら、市販のモノや薬も邪魔になることがあるので(あるいは、薬であれば、うちの治療や薬が邪魔になる)、確認するわけですが、確認ができないと、市販のサプリなら確認できるまで止めてくださいと一旦止めたり、医薬品の場合は、うちの治療が変更(薬のいらないモノとか)になったり、患者さんの希望する治療ができなかったりします。

 

それで、持ってきてくださったので、確認しましたら、アメリカのモノを、そのサイトで取り扱っている(個人輸入?)ので、成分表示や注意事項は、全て英語です。

サイトで、一応確認できるようになっているようですが、日本で販売されているサプリのように、全部載っているのかは、よくわかりません。

 

ところで、外国製のサプリや化粧品を購入される方って、この英語表記など、全部読んでるですかね?

私だったら、イヤだな~、たかがサプリや化粧品で英語読むの。

メンドクサイもの。。

仕事柄、どうしても取り扱わないといけないモノとか頑張って読みますが(仕方ないので)、できたら英語は勘弁~、って感じです。

 

さて、その持ってこられた中に、ビタミンDがありました。

多分、お電話でも聞いていましたが、単位まではこちらも電話では聞きません。

なので、現物で確認するわけですが。。

 

なんと!そのビタミンD!

5000IU!!

この会社、アホちゃうかっ!

誰でも買えるサプリで、5000IU!!

 

患者さんには、すぐに止めるように言いました。

これを半年も飲んでいた?!

ビタミンD過剰症やん、エライこっちゃ!!

 

栄養療法オーソモレキュラーでは、ビタミンDに関しては、必ず血液検査をして、患者さんのビタミンDを調べます。

その上で、どれくらい飲んでいただくか決めますし、しばらくしたら、また採血して、どれくらい上がったか確認します。

5000IUの単位のモノも、もちろん使いますが、ビフォーアフターで確認を必ずしているので、過剰症になることはないし、もちろん中身も安全だし、まして勝手に患者さんが買うこともできませんから、何重にも安全なわけです。

 

血液検査の結果が出るまで、かなりドキドキしてまして、結果によったら、消費者庁や厚労省に連絡せなあかんやん、こんなん、危ないやん、野放しかっ!と思いつつ、患者さんの症状から、あまり過剰症を疑うような所見はなく、う~ん?と思っていたら、血液検査が返ってきました。

 

。。。え? 。。 。。こんだけ?

 

表紙抜けするくらいの値でした。。

 

なんや、これ。ほんまに5000IU?

 

そこのサイトを見ると、「5000IU 480日分」となっていて、

480日って。。。

えーっと、16か月?1年と4か月分?

なんで、5000IUを、16か月も飲まなアカんねん。。

なんじゃ、そりゃ~!

16か月分が1瓶に入っていて、湿気ないのん? そもそもいいの、それ?

しかも、極め付けが、16か月分だと言うのに、すっごい安い!!

 

結論は、「5000IU」と表示があっても、全然入っていないわけです。

だから、480日分てかっ?!

お金と時間のムダ!!

 

そんなところのサプリだから、添加物にしたって、何が入っているのか、わかりません。

まして、海外からのは、日本とルールが違いますから、日本の厚労省は使用を禁止している成分や添加物が入っていることもありますから、ちゃんと確認していないなら、買わない・使わない、というのが、トラブルなく過ごすコツです。

 

欧米のサプリや食品には、ビタミンD強化のモノがあるそうで、緯度の問題などもあるんでしょうけど、サプリ自体も、特にアメリカと日本でサプリ事情は確かに全然違います。

用量とか特に。

日本のは、厚労省の推奨摂取量が、大体の目安になっていることが多いのと、お客さんが勝手に買うわけですから、バカスカ飲まれても困りますので、一度に大量に摂れるようなものは安全の観点から、市販では売られていません。普通のメーカーは、まず売りません。

栄養療法オーソモレキュラーのサプリは、医師の診察が必ず必要で、患者さんが勝手に買うこともできませんし、サプリと言えど、治療として使うわけですから、症状改善に耐えうる濃度になっているわけで、市販のものと全然違います。

表示のウソもないので、ちゃんと計算ができるわけです。

 

なにはともあれ、その患者さんが気付かれてよかったです。

効かないくらいだったら、お金の問題だけなので、社会勉強代で仕方ありませんが、肝臓は余分に働かないといけないし、その時にまた栄養素を使うし、下手したら添加物だらけで、肝臓は大変な目に遭うし、とふんだりけったりです。

お金だけの問題じゃない。。

 

ちなみに、アメリカなどのサプリ、化粧品の個人輸入もですが、サイトにも「自己責任でお願いします」と必ず書いてあります。

日本の企業のように、なにか責任を取ってくれるわけでも、電話対応してくれるわけでもありません。

わからないなら、とりあえず買わない、その分、食費にかける!というのが、一番安全です。しかもそのほうがよほど体のためです。

わけわからんサプリ(特に海外のもの)を飲んでいる方は、今一度見直しましょう。

 

さて、お盆前後から、みなさん、頭の毛、抜けてきてませんか?

まあ、抜けるのはいいんですが、抜ける量、増えていませんか?

秋は、抜け毛の季節です。

抜ける量が一番多いのが秋です。

毛が抜けないと、次の新しい毛も生えてこないわけで、この儀式といいますか、毛の周期の定められた運命なので、「抜ける」ことも大事なわけです。

 

でも、抜けた以上、次の新しい毛が生えてきてくれないと困りますよね。

 

私もお盆前後から、結構抜けています。

特に、毛の長い方は、数本抜けても集まっているとすっごい抜けたように感じますよね。

決して、抜けた毛の数は数えちゃダメですよ。

そんなことをしている暇があったら、お肉食べてください。

数えたところで、何も解決しないところが、気になって気になって仕方ないところに追い打ちをかけますし、そういうストレスが余計に毛が抜けます。

余計なストレスは良くないですからね~。

 

私は、栄養療法オーソモレキュラーをする前から、育毛の薬(医薬品など)をいろいろしていましたが、この秋の季節はさすがにちょっといつもより薄くなったかな?と思っていましたし、ホントは注射でメソセラピーをしたいんですが、自分の頭にさすがにできないので、されている患者さんを羨んでいました。

でも、栄養療法オーソモレキュラーを始めてから、普段の抜け毛は減っていて、この秋の抜け毛シーズンは抜けてはいるんですが、新しい毛が生えてきているおかげで、例年ほど気になっていません。

栄養って、素晴らしい~っ!!

 

毛が抜けてしまうのは仕方ないんですが、早く次の毛が生えてきてくれるように、他の休んでいた毛が早く活動してきてくれるように、休止期の時間を短くし、生えてきた毛が早く太くコシのある毛に育ってくれるようにしていけばいいんです。

 

医薬品も大事な役割をしてくれるので、この辺はさすがに薬だな~、医学だな~、と思いますが、髪の毛にとっての、毛髪を再生成長させる栄養が足りていないと、効果も弱いようです。

 

って、当たり前と言えば当たり前の話なんですが、自分の目で目の当りに、その様を診ていると、ははーっ!と実感ですね~。

 

育毛治療を本格的に始めて、しかも続けていく、というのは、結構お金がかかります。

外用(医薬品含む)やパントガール®くらいであれば、市販のわけわからん、効きもせず、かぶれるような育毛剤とメーカーが勝手に言っている代物を買ってしていることを思えば、ちょっと高いかな、くらいです。

あやしい、医師もいないような育毛サロンなるものに行くくらいなら、10分の1以下のお金で済みますよ、きっと。

 

外用やパントガール®くらいで良くなる方もいらっしゃいます。

 

ドンピシャ!で、はまった方や、元々の薄毛の程度がそれほどひどくなく、ちょっと悪循環にはまっていたのかな、という場合でしょうか。

 

ほとんどの方が、スキンケア同様、ヘアケアも間違っていらっしゃるので、ヘアケアって、肌と違って、ちょっと間違っていても、なんか髪の毛、調子悪くないかな、と気付くのに時間がかかりますから、たかがヘアケアが間違っているとは思っていらっしゃらないようです。

ヘアケアをちょっと気を付けるだけで、今ある毛もコシが出たりすることもあり、やはり頭皮も髪の毛も、いじめちゃダメですね。

(みなさんのしているヘアケアも、いじめているつもりでされているわけではないんですが、間違っていることが多いので、結果、「いじめ」ていることになってしまっているんです。)

 

でも、そういうレベルではないくらい、毛が薄くなってしまっている場合は、そういうことは基本ではありますが、メソセラピーもできたら、お金の許す限り、早くしたほうがいいと思います。

毛の細胞が、完全に弱りきる前に、早く復活させたほうが。。。

 

最新の研究で、いわゆる「禿げ」の状態は、毛母細胞なりが完全に死んでしまっているのでははなく、眠っているだけ、という報告があります。

全部の毛がそうなのかはわかりませんが。

 

でも、完全に、「死んでいる」と思われるくらいの細胞をどうやったら、復活させることができるのか、までは、まだ見つかってはいないようです。

 

今の治療でも、復活してくる毛もあれば、なかなか反応してこない毛もあり、1個ずつ、切り取って、顕微鏡でそう簡単に見れるわけではないので、なかなか研究も大変だと思うんですが、あきらかに、同年齢よりも、薄毛の方は、早く始めたほうがいいと思います。

毛が仮に復活しても、伸びてくるのに時間がかかるので、数日でどうこうなるものではないです。

 

メソセラピーを続けていらっしゃる患者さんから、「ちゃんと毛って、生えてくるんですね。」と言われたことがあるんですが、「お金をかければね、その分は生えるんですけどね。」とお答えしたことがあります。

でも、だからといって、1万円=何本、とか言える世界でもないんですよね。

メソセラピーは、確かに、良くなるんですが、何回か続けていくと、効果に頭打ちがきたように思うことがあり、ああ、ここまでなのか?ここからは、維持になるのか?と思うことがあります。

それは経過を診ていく過程でわかることで、やっている処置中の瞬間にわかるわけではないんですが、増えている毛の数や太さで、「前ほどの勢いがない。。?」と気付くわけです。

 

そんな時に、栄養療法オーソモレキュラーに出会ったわけですが、毛にとっての栄養を、しかもその方に取っての足りない栄養を、効率よく足すわけですから、毛が嬉しそうにしているのがよくわかります。

材料がちゃんと、中から補充されるっていうのは、当たり前なんですが、いいですね。

栄養療法オーソモレキュラーをやりながら、メソセラピーをすると、頭打ちか?と思っていた壁を突破できるというか、次の段階にまた進めるので、とてもいいです。

両方をするというのは、お金がとてもかかりますから、どこまで本格的にやるのか、治療間隔などにもよりますが、いい循環にはまるようにもっていってあげるきっかけになればいいですね。

もちろん、食事は一番に頑張っていただかないといけませんが。

 

以前よりも、女性の抜け毛を気にする年齢が早くなりました。

女性誌での、なんちゃっベジタリアン礼賛や、肉は悪者、のような記事が出続けたために、今女性の体は、ボロボロです。

体の中がボロボロなのに、肌や髪の毛が綺麗で若々しく、なんて、あり得ません。

ちゃんとした栄養を、正しい知識で、一刻も早くつけてほしいです。

 

私の大事なサプリケースをクリニックに置いてきちゃいました。。。うう。。。ショック。。

まあ、いいや、ストックはあるので、そこから飲みます。

 

いや~、すっかり間空いちゃいましたね。

あれを書かなきゃ、これを書かなきゃ、とその場で思っていても、メモしていないから、すぐに忘れちゃうんですね~。

で、今日はこれ!と思っていたのが何かあったはずなんですが。。。

忘れちゃいました。。

で、戻ります。

「よくある食事の間違いシリーズ」です。

 

次なんでしたっけ?

 

そうそう!

豆乳ね!

 

私は、ずっと無調整の豆乳を飲んでいて、って言っても、ほぼ毎日飲みだしたのは、ここ1年くらい?2年?ちょこちょこ買うのは5年前くらいでしょうか。

一時は、おなかが空いたら、あるいは、お菓子を食べる前など、豆乳を

ガン飲みしてました。

まるでなかったことにしてしまおうかという勢いくらいで。。ええ。。ホントに。。

なかったことになんて、なるわけないのに。。

でも、そのおかげで、エクオールが、日本人に貴重な4%でしたっけ?

「エクオールをちゃんと作っているので、エクエルは必要ないです。今の食生活を続けてください」ってところに入ったのかな?と思っています。

 

豆乳って、最近コンビニでも売っていますよね。

でも、コンビニで売っているのは、「調整豆乳」ばっかり。。

売れ筋しかおきませんものね。場所ないもんね。

 

今は、ほぼ糖質制限が出来ているので、糖質をある程度の量を食べない限り、血糖値の乱高下がありませんから、外出しても、仕事中でも、朝から夕方6時くらいでも、水だけで平気です。

まあ、ちょっとヘロヘロですが、まあ平気です。

でも、ここまで来るのに大変で、特に外出時など、糖質以外でランチを探すとなると大変で、どうしても仕方ない時ように、無調整豆乳の200ml のパックあるじゃないですか。

必ずカバンの中に、1個入れていって、おなかが空いたり、サンドイッチなど糖質になっちゃうかな、という前に、その辺で飲んでから、食べてました。

実際の血糖値を測っていないので、これが功を奏したのかどうかがわかりません。

まあ、いきなり糖質を食べるよりは良かったのかもしれません。

 

これを読んでいただいている方は、食品・飲料などの裏の成分表を見るクセはつきましたか?

昨日の講演でも、桑島先生が食品添加物のお話しをとてもわかりやすくしてくださいました。

添加物との戦いは、化粧品も食べ物・飲み物も同じで、どこで妥協するか、難しいところで、個人の考え方によって全然変わってきます。

でも、化粧品と食品・飲料は、ちょっと違いますね。

 

例えば、化粧品は、基礎化粧品は、モノによったら、市販でもそんな高くないけど、質はまあまあいい、とまではいかなくても、肌トラブルがなければ、私から止めてください、とは止めないモノもあります。

逆に、いわゆるデパートのアンチエジングラインや美白ラインの、たっかい化粧品は、止めてもらっています。

いいお値段で、そのままとりあえず使っておきましょうか、と言うものはほとんどありません。

ま、肌にトラブルがある・あるいは、ずっと調子が悪いという方が来られるわけで、いらんものは全部止める、というのが鉄則になることが多いせいかもしれませんけど。

まあ、いりませんよね。

 

ところが、食品・飲料の場合は、安いほうが、添加物も多いし、また同じ添加物でも、ムッチャ質が悪いとか、調理全体がダメ、とか、値段と質が結構相関しています。

高いから、絶対安全、ってことはないけど、食の安全は、値段では買えないところがかなりあって、安全ってことは、手間暇がかなりかかっていないとできないので、特に人件費がかかるし、それがまた国産であれば、バカ高い人件費なので、値段が下がるわけがない。

この辺が根本的に化粧品と違うところです。

 

例えば、スーパーやデパートの食料品売り場にいって、同じ食品(例えば、醤油なら醤油、味噌なら味噌、お惣菜ならお惣菜)をいくつか裏を見てください。

全然違うのがわかると思います。

 

食品の裏の表示は、すっごいわかりやすいでしょ。

だって、食べ物だもの。

そこに、なんか化学的なカタカナがずら~っと並んでいたら、おかしいでしょ。

それ、食べ物?薬じゃなくて?って思いませんか?

 

今日、セブンイレブンで、塩サバ(レトルト)の裏を見たら、なんと!

「サバ 塩 」のみでしたっ!!

コンビニであり得ない!

ちょっと感動して、買っちゃいましたね~。

コンビニのお惣菜って、サラダですらも、裏の表示みたら、もうなにもかも食べるのがイヤになることがあって、すぐに飽きるし、こんなの続けたら、栄養が足りるわけがありませんから、絶対に体調が悪くなるって思って、何も買わずに出てくる日もたまにあります。

でも、仕方ない日もあるし、どこで妥協するか、なんですが。。

 

 

話を戻します。

 

豆乳。

そうそう、豆乳。

私は、できれば国産の大豆で、できれば、有機豆乳がいいです。

そこが無理な時もありますが、絶対に死守するのは、「無調整」!!

 

無調整でなければ、全部と言ってもいいくらい、「果糖ぶどう糖液」「ブドウ糖果糖液」などが入っています。

間違っても、「はちみつ」「砂糖」とか、いわゆる自然な形のモノではない。

(あったとしても、勧めませんよ。)

 

この人工的な果糖ブドウ糖液などは、普通の砂糖以上に、血糖値をムチャクチャ上げるそうで。。

こんなの絶対に子供に飲ましたら、ダメですよね。あっ!という間に、糖質の呪いにかかります。

大人もそうです。

「うま~っ!」と感じるのは、豆乳ではなく、その甘さにやられているだけです。

 

どうしても甘味が欲しい方は、ラカントSの液状シロップを入れてください。

(うちでひとつ、¥450(税込)だったと思います。市販より安めにしています。)

 

糖質制限を結構しているのに、体脂肪が全然減らない時があって、原因は果物だったことが後から気づきましたが、無調整の豆乳でも、血糖値が上がる人がいると聞き、(私は、結構な耐糖能異常だったので。。今も、多少引きずっていると思います。なので、結構な糖質制限をしていないと、私は糖尿病まっしぐらです。)、豆乳で?!と思いましたが、糖質制限していて、豆乳を飲んでいると、ちょっと甘さがわかるというか。。。

もしかして、血糖値が上がっている人なのかも。。と思い、検査しなくては!検査が済むまで豆乳は飲まない、としていたんですが、結局再開しちゃいました。

でも、前ほどが飲んでいませんね。。

飲む時も、飲み方を気を付けていますが、ごくごく飲んじゃう時があって(プロテインは入れているんですが。)、ヤバいヤバいと、気を付けています。

 

間違っても、調整豆乳で、ごくごくなんて、牛乳もいわゆるジュースもスムージーもなんでもそうですが、絶対にやったらダメですよ。

ものすごい血糖値が一気に上がりますから。

 

なにが調整か無調整かわからない、と言う方。

コンビニではなく、ちゃんと大きなスーパーにいって、豆乳コーナーに行ってほしんですが、「無調整」と書いていなければ、絶対に甘みの添加物が入っています。

「甘さを何も調整してない」ということだと思うんですけど。

逆に、「調整」と書いていなくても、「コーヒー味」「紅茶味」「抹茶味」「苺味」などなど、なんかで味がついていたら、それはえげつない糖質が入っています。

そういう味にしたかったら、せめて家で、自分で、コーヒーや紅茶や苺を潰して入れるとか、してください。

スタバとか最近のカフェ系(なんて言うんでしょう?)であれば、ミルクの代わりに豆乳にできるところ、かなり増えましたね。便利です。

 

甘味が欲しかったら、ラカントSを持ち歩くしかないです。

(くれぐれも、他の甘味料は止めてくださいね。

また、甘味料については、書きますね。もう書いたっけ?)

 

豆乳は、大豆アレルギーがなければ、とても便利でいいんですが、載んdな豆乳がどこまで筋肉になっているかは、よくわかりません。

大豆は、吸収率が悪いから。

その辺は、また処置中などに聞いてください。

 

 

 

スウェーデンのQ-Med社のレスチレンが、製薬会社のガルデルマがQ-Med社を吸収合併したおかげで(というんでしょうか)、ガルデルマの努力によって、厚労省承認のヒアルロン酸製剤になりました。

これで、アラガン社のジュビダームに続いて、日本で2番目のヒアルロン酸製剤ですね。

DSC_0466

私が最初に使ったヒアルロン酸も、レスチレンで、ずっとレスチレンでした。

開業当初もレスチレンで、しばらくして、他のヒアルロン酸を使ったりもしましたが、うーん。。と思うところもあり、どうしようかな、と思っていたら、ジュビダームが承認を取ったので、ジュビダームを導入しました。

で、今回、レスチレンを眺めるのは久しぶりかも?

 

今までずっと英語表記だったので、カタカナで、「レスチレン」「レスチレン パーレーン」とか書かれると、なんか可愛らしいですね。

 

お互いのメーカーが、ライバル同士と言いますか、お互いに対して、それぞれここが優れている!とデーターを出してこられますが、レスチレンとジュビダームを同時に使ったことがないので、自分の実感として、どっちが好みか、おお!あのデーターは正しい!と思えるのかは、使ってみないとわかりませんよね。

 

ただ、ガルデルマのほうが後から承認申請をされているからなのか、承認を取った適応がひとつ多かったです。

(えっと、なんでしたっけ。。?)

承認の適応が取れていようがいまいが、実際臨床の場では、医学的に適応があれば使うわけで(医師の責任において)、医師側からしたら、あまり関係ないのかも。

でも、患者さんからしたら、厚労省の承認を取ったことで、万が一何かあったら、国が助けてくれる場合があるかな。

心配性の方には、「厚労省承認」というのは、ひとつ安心材料ですかね。

しかも、もともとがQ-Med社ですから、品質はもちろん世界トップレベルの一つだと思います。

 

レスチレンがもともと好きなので、試しに仕入れてみました。

 

先日の美容皮膚科学会の後に、ガルデルマの方に連絡して、手配してくださったんですが、薬の卸し屋さんと新しく契約することになり、お盆もはさんだせいか、なんかすっごい手間取りまして、やっと昨日、入ってきました。ふう~。。

 

レスチレン

 

大好きなんですが、こちら、ジュビダームやレディエッセの0.8ccが、0.8ccなのに対して、1.0ccと多めに入っています。

ちょっと前に、アラガン社のジュビダームも、リドカイン入り(麻酔入り)が出たんですが(承認を取って)、このレスチレンも麻酔入りなんですが。。。

ちと高い。。。

ジュビダーム リド(麻酔入り)よりも、ちと高い。。

ジュビダームの麻酔なしと比べると、だいぶ高い。。。

 

。。。値段、どうしましょうか。。

ヘタしたら、レディエッセよりも高いか?!

 

う~ん。。

 

今、ヒアルロン酸は、ほとんど鈍針(先の丸い針)で入れているため、痛みは、最初の入り口を作る時の麻酔の注射くらいで、その後は、ほとんど痛くありません(と思います。患者さんみなさん、痛くない、と言われるので)

なので、リドカイン(麻酔薬)が入っていようがいまいが、直接は関係ないと言えば関係ないんですが、やっぱりちょっと入っていたほうが(麻酔薬のアレルギーがなければ)、患者さんは、ちょっと楽かな、と思います。

ただ、その分、お値段が。。

 

量も増えているので、ジュビダーム(リドなし)よりも高くしました。

とりあえずの値段設定なので、今後変わるかもしれません。

 

ジュビダームとの比較モニターを募集したいところですが、比較となると、例えば、右はジュビダーム、左はレスチレン、と入れて、リフトアップ効果や持ちを比較、となるので、料金が2本分かかってきますから、高くなります。

もし、万が一、左右差が出てきたら、患者さんも困るでしょうし。。。

(そんな出ないかなとは思っていますが)

 

う=ん。

ヒアルロン酸製剤って、かなりドクターの好みになるので、優劣が簡単につくものではありません。

患者さんの好みもあるかもしれませんが。

 

レスチレン リドは、それほどたくさん仕入れていませんから、ご希望の方は、ご予約の時に必ずおっしゃっておいてくださいね。

仕入れておきますので。

 

 

 

 

今日は、仕事の後に、初めていく焼き鳥屋さんに行くことになったんですが、まあ焼き鳥がメインの居酒屋、という感じでしょうか。。

客層が若いっ!!

客層がこんな若い店に来たのは久しぶりかも。

私がいつも行く焼き鳥屋さんは、若い方もいますが(と言っても、30代かと)、メインはもっと大人で、オッサン率も高い。

お客さんで、オッサンが多いお店にはずれなし!ってね。

オジサンは、安くておいしいお店をよくご存知ですよね~。

そういうお店に入って、オッサンが多いと嬉しくなりますね。期待度マックスですね~。

まあ、どんなお店も行ってみないとわかりませんから、今日のお店は逆の意味で、とても勉強になりました。

こちらのお店はタバコOK!のお店で、普通の居酒屋さんとか焼き鳥屋さんとか、夜のお店は喫煙率高いことも多いですよね。

そういうお店に行く時は仕方ないとあきらめていますが、お店の空調のおかげなのか、お客さんの配慮なのか、吸われていても、あまり気にならないことも多いです。

 

さて、隣の席の女性二人組(20代半ば~30歳くらいでしょうか。もっと若かったりして。。。)が、すっごい肌がキタナイんですね~。

厚めの化粧の下に、さらにキタナイ肌が見えています。

あ~あ~。。シミもニキビも色ムラもすっごいキタナイないな~、と思っていると、タバコを吸い始めました。

 

あ=、だからキタナイのね。。

ま、原因はタバコだけではないでしょうけど。。。

 

仕事柄、肌の荒れている方はよく診ますが、皮膚炎とか湿疹があるとか化粧品やスキンケアが間違っていて、とか、そういう感じの肌の状態で、タバコを吸っている方って、うちに来られる患者さんでは少ないです。

タバコを吸っている方も時々いらっしゃいますが、美容皮膚科に来られるくらいですから、美意識も高く、タバコは止めないけど、それなりに努力されていたりします。

それなりに、肌にお金をかけるとかになります。

 

タバコを吸っているのに、肌が綺麗、という場合は、まだ若い、のか、化粧がとてもうまい(ものすごい厚化粧でも一見綺麗に見えるとか)のか、アラフォー前後、もしくはそれ以上で肌がそれほどひどくない場合というのは、かなり美容皮膚科の治療にお金はかけていらっしゃると思います。

 

タバコの最大のよくなり理由に、活性酸素の大量発生、というのがありまして、これは、全ての老化をムチャクチャ早めます。

タバコが健康にも若返りにも全てにとって悪いので、抗加齢医学会でも、今更タバコの害については、あまり話題になりません。

悪いことは決まり切っているので、「タバコは吸わない」ことが前提で、それ以外のことで、どうしたら、より健康で長生きできるのか、より若々しくいられるのか、がテーマになります。

 

今、湿疹皮膚炎などホントのトラブルがある方は一刻も早く止めたほうがいいですが、湿疹皮膚炎がない方も、タバコを吸いながら美肌治療というのも、お金がかかりすぎます。。。効率悪いです。。

で、そのうち、どうしようもなくなりますから、やはり1本でもいいから減らしていって、止めてしまってください。

肌だけではなく、なにより体のためです。

 

本気で止めるつもりの方は、まずは禁煙外来へ。

(製薬会社の回しものではありませんよ)

禁煙外来に行きたくない・行く気がない方というのは、タバコに精神的に依存されていて、タバコを止めたくない方、でしょうね。

そういう方は、ストレスが多くて、どうしても依存しちゃうんでしょうけど、このままでは良くない、とは思っていらっしゃるわけですよね?

(思っていないなら、ま、貴女の人生ですから。)

なんとかしたい!でも、タバコを止めれそうにない、というか止めたら、ストレスをどうやって発散したらいのか?!とお悩みの方は、ぜひ栄養療法をされてください。

ストレスに勝てる体と脳に変えましょう。

少なくとも、ストレスに強くなれるように。

栄養療法で禁煙ができるわけではありませんが、ストレスに強くなったら、少なくとも、タバコへの精神依存が減りますよね。

そしたら、禁煙外来に行こうと思えるかもしれません。

禁煙するタバコの薬も、それなりの副作用が場合のよったらあるでしょうけど、それでも私はタバコは止めるほうが、長い人生で見たら、絶対にメリットが大きいと思いますよ。