今日は、ちょっと簡単に。
日本語って、特に敬語は難しいですよね。普段から使い慣れていないと、スッと出て来なかったり、パッと間違えちゃったりと、まだ若い間は世間も許してくれますが、大人になると、残念な人だな、と思われちゃったりしていて、誰も注意してくれませんよね。
私も日々勉強です。
英語の勉強はあきらめましたが、日本語くらいは、少しでも綺麗に使おうと一応
思っております。できる限り。だって、頭良さそうに見えるでしょ。ちょっとでも、賢そうに見られたいもの(笑)。
なかなか、そうもいきませんけど。。
最近は、居酒屋敬語やコンビニ敬語みたいな間違った敬語が氾濫し、またテレビでタレントさんらが、間違った敬語をバンバン使うので、聞いていても気持ち悪いし、これ、若い人が、「これ、いいよね」って、マネしちゃうのかね?と、イヤだな~と思う毎日です。
居酒屋、コンビニでは、仕方ないのか、と思いますが、最近は、デパートで買い物しても、「よろしかったですか?」と今のことなのに、過去形で言うという、この気持ち悪さ。
スーパーで、今レジ袋は有料のところも増えたり、持って行ったら、袋代を引いてくれたりしてくれますが、うちの近所のスーパーで、レジの会計の時に、「お袋はご利用になられますか?」と。
。。一瞬、何を言われたのかわかりませんでした。
お袋って、うちのオカンがどうかしましたか?オカンが何を利用するって?
って、レジ袋のことですか?!お袋って?!
もうどっからツッコんでいいのかわかりませんが、少なくとも、「お」をつけるということは、私がマイバッグを持ってきているかどうか、レジ袋は使わずに、自分の袋を使うかどうかを聞いているんだな、と思って、(実際、持ってきていたので、レジ袋は使うつもりはありませんでした)、「はい、使います」と言ったら、レジ袋をたくさん入れられました。。。
いや、いらないから、って。????
そしたら、この人、毎回このいい方をされて、意味、わかんないです。そのたびに、もう気持ち悪くて。
何度か目に、「そのお袋って、一体誰の袋のことですか?」と聞きました。
「レジ袋ですが。。」と答えられました。。
なんで、自分のことのレジ袋に、そこまで敬語を使うのか理解できませんが、根本的に敬語の意味を理解していないから、こうなっちゃうんでしょう。
シンプルに、「レジ袋は、お入れしますか?」「レジ袋はご利用ですか?」でいいと思うんですけど。誰が聞いてもわかりやすいです。
なんにでも、「お」をつける人、いますよね。
「お紅茶」は、私は、ちょっと気持ち悪いです。
でも、「お茶」は言いますよね。昔から日本にあるもので、元々は高貴な方が飲むものだったから、その名残なんでしょうか。
確かに、どこまで「お」をつけるのか、地域によっても違うのかもしれないし、ケースバイケースな部分も多いのかもしれません。
「お受験」は、なんか揶揄されていて、イヤな感じですね。
だって、大学受験や高校受験は、「お受験」って言わないですものね。。
関西の方にしかわからない話ですが、毎朝、朝日放送系列で、「おはよう朝日」という情報番組があるんですが、そこで、よく食べ物屋さんの紹介があります。
レポーターが行って、そこで食べて、メニューなどの紹介をするコーナーがあるんですが、レポーター全員が、「○○がいただけます」と紹介するんです。
もう聞くたびに、一体、誰が主語で話している?と気持ち悪いです。
(言っている意味、わからない人、いますか?
「いただく」というのは、謙譲語なので、自分の動作をへりくだって表現する時に使う言葉なので、視聴者に向かって言っているのは、どういうつもり?と私は思っているわけです。)
丁寧に言っているつもり。。? 視聴者に、「いただけ」と。。?レポーター自身がいただいてきたから、「いただけます」?第三者に向けてであれば、普通に、「食べられます」でいいんじゃない?
(「食べることができます」というかどうかは、ちょっと置いておいてください。今なら「食べれます」となるかもしれませんね。)
もう~、毎回毎回気持ち悪くて、「どうして、浦川さん(メインMCで、アナウンサーの方です)は注意しないのかな?」といつも不思議でした。
浦川さんが注意しなくても、番組の誰も注意しないってことは、これ、普通ってこと?
と心配になって、ちょっと調べました。
どの辞典だったか忘れましたが、有名な辞書でした。
尊敬語・丁寧語・謙譲語と、各動詞で載っていって、その中に、「いただく」があって、謙譲語に載っているのは、当たり前ですが、丁寧語にも載っていて、その例文に、「さあ、みなさんでお茶をいただきましょう」みたいな文でした。。。
。。。これ、その場にいる集団の中で、一番目上の人が言ったらなにも問題ないですが、一番下の人が言ったら、「この人、非常識だな、こんなことも知らないんだな」と思われると、私は思いますね!
職場や習い事に行っている場で、上司か先生が言うことでしょう。。。
でも、言葉って、どんどん時代とともに変わっていきますよね。
新しい言葉もどんどん出てきて、違う意味でもう広く使われるようになって、それがもはや一般的になってしまった、だから、辞書にも載っていたりする、みたいな。。
とうとう、「いただく」もそうなってしまったのか。。
時代の流れで仕方ないの?でも、日本語の、この敬語の美しさって、守らないといけないんじゃないの?特に、テレビ局には、守ってほしいんだけど。。。
気持ち悪い~!!と思っていたら!!
素晴らしいサイトを見つけましたっ!!
「好感をもたれる敬語入門」
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100930/246962/
野口恵子さんが書かれた記事全12回です。
素晴らしい~!!
私の謎が全て解けましたっ!!
「いただく」も載っているし、芸能人がよく「舞台に出させていただいて」「出演させていただいて」とか言っているじゃないですか。あれもかなり気持ち悪かったんですけど、何が気持ち悪いかって、一体誰の許可で「出演」さえていただいたと言いたいのか?ファンの許可?世間の許可ってこと?じゃあ、どういうの?って、昔は、普通にインタビューで、「舞台をやったんですけど」「出演したんですけど」と言っていなかったか?どういっていたっけ? とわからなくなっていたのが、ス~っとしました。
このサイトは、とてもわかりやすく、しかも重要なポイントは全て押さえてあるので、すぐに全部読めるし、新社会人だけでなく、学生さんも、ベテランさんも、みなさん読んだ方がいいと思います。
美しい日本語について、簡単に書いてくださっています。しかも無料ですよ!
ちょっと日常動作のマナーについても書いてあって、とても役立ちますね。
このことを書こう書こうと思っていて、なかなか機会がなかったんですが、昨日本屋さんで、これまた、とてもいい本を見つけて、買いました。
マンガで具体例が載っていて、とてもわかりやすく、すぐに読み終わります。
でも中身はともて濃く、全て網羅していると言ったら、言い過ぎかもしれませんが、これ一冊でかなりカバーできちゃいます。
素晴らしい~!!
新社会人だけでなく、主婦の方、学生さん、もうすでに社会人の大人な方も復習も兼ねて、とてもいい本ですよ。おススメです。