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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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今、京都のど真ん中、四条通りは、ず~っと工事をしています。

なんと!車道を潰して、歩道にしているのですっ!!

四条烏丸から四条川端までの区間を、となるので、そりゃもう、エライこっちゃです。

この間には、四条河原町といわゆる京都の繁華街のメインなわけです。

東京で言えば、丸の内から銀座?みたいな? 大阪の梅田~淀屋橋?みたいな?

(実際は、似ているような全く違う例えです。京都は人口も街としてもかなり小っちゃいので、東京や大阪だったら、という話になると、規模が全然合わないのです。)

府外の方のためにご説明しますと、京都市内の中心部は、碁盤の目に道路がなっていまして、いわゆるメインストリートの広い通りから、一方通行の狭い通りまでピンキリです。

四条通りと烏丸通り、河原町通り、川端通りというのは、メインストリートです。

この烏丸~川端通りまでは、以前からとても混んでいて、京都一の繁華街の烏丸(正確には高倉通り)には、大丸があるし、四条河原町は、高島屋があります。

そして、川端通りと越していくと、東大路通りの突き当りに八坂神社と、(途中に衹園ですね)いわゆる観光地と地元の商店街とが混ざるので、観光シーズンはスゴイ人です。

ただでさえ、京都は道路が少なく、いくら人口はそれほど多くないと言っても、車の数と道路の集中具合が合っていない、というか、一か所集中です。

前のクリニック(四条高倉の大丸前です)の時も、バスで来られる患者さんが、四条堀川過ぎたら、バスが全く動かなくなって、もう途中で降りて走ってきました、とおっしゃるくらい、四条通りは、ムチャクチャ混雑します。月末や五十日なんかは、大渋滞です。

なので、うちでは車で来られる方は、渋滞しやすいのでお時間に余裕を持って、とお伝えするわけですが、普段あまり四条界隈に車で来られない方は、結構なめていらっしゃるというか、この一極集中をご存知ないので、エライ目に遭われています。。。

その混んでいる四条通りの、車線を潰すですってっ?!

もともと、四条通りは、片側2車線ですが、端側は、一時停車を勝手にしている車が結構あり、配送業者の車もよく停まるし、完全に置きっぱなしにしている駐車している車もありました。

バス停もあるし、タクシーが勝手に待っていることもあるし、タクシー乗り場もあるし、と、まあまともに働いているのは、1車線でしょ、と言われれば、確かにその通りです。

その機能していない車道を潰して、歩道にしましょう、という意見も、まあわかります。

でも、タクシー乗り場以外のところでタクシーに乗りたい時や、配送のトラックなど、一体じゃあどうするわけ?と思っていたところ、車道を潰すとは言っても、車寄せというか、一時停車できるスペースが、ところどころに設けられています。

ふ~ん、そういうことか、逆に、堂々と一時停車しやすくて、これもありかもしれない、と思っていました。

でも、工事がどんどん進むにつれ、エライことに。。。

今まで、例えば四条通りなら、交差点を挟んで、バス停が何か所もあって、観光客どころか地元民でも、どのバス停から、どこ行きのバスが出ているのか、慣れていないととてもわかりにくく、あのバスでも行けるのに!と思っていたら、違うバス停に行っちゃって、乗れなかった、ということも。。

で、散らばっていたバス停を1か所に固められたのです。まあ、そりゃ便利ですよね。わかりやすいです。

ところが、道路ができてくると、バス停の人が待つところがあるけど、これ、バス、どこに停まるね?と思っていたら!

なんと、残りの1車線そのまま、バスが駐停車しています。もちろん、車線は塞いだまま。後ろは、ぜ~んぶ止まったままです。

しかも大丸前は、向かい合って、バス停があり、その後ろにはタクシー乗り場があり、対向車線にちょっとはみ出せるスペースがありますが、お互いバスが止まっていると、後ろの車は、ず~っとバスが動くのを待っているしかありません。

大丸前以外のバス停は、まだちょっと駐停車しやすいように残りの車線を潰さないようにしてあるようですが、四条高倉~東洞院間のバス停両側が、バスで塞がれたら、四条通りは全部繋がっているわけですから、その後ろは、河原町通りくらいまで渋滞の影響が出てきます。

しかも、1か所に固めたもんだから、市バス・京都バス・京阪バス(まだあるかも、夜バスだったけ?)などが、全部その大丸前にバス停に停まるので、バスの授受つなぎで、そこに、四条通りと交差する細かい通りは、1本1本にご丁寧にも信号があるので、赤以外でも、バスでひっかかって、ますます大渋滞に。。。

朝のラッシュ時よりも、昼間のほうが、地元民と観光客のバスやタクシー(バスはどうも増便されたんでしたっけ?)で溢れかえり、そりゃ昼間はもう動けません。

で、その細い通りからも、四条通りに入ってくる車もたくさんあって、(四条通りが混むから、四条のどこかに行きたかったから、裏通って、どこかの細い道から四条に入る、という形になることも多く、余計に細い通りも渋滞気味です。。)、四条通りが混むし、すぐに信号も変わるから、横断歩道や交差する側の道路のことは考えずに、もう車をツッコんできて、道を塞いでいる車も目立ってきて、おまけにタクシー乗り場には、数台待てるスペースがあるんですが、残っている1車線にかなりはみ出る形で、割り込んでいるタクシーもあったりして、ますますマナーが悪くなり、そのせいで余計に渋滞して、と、まあ、大変です。

1車線を潰してまで、バス停にしないといけませんかね?

後ろ、大渋滞なのに?

京都市は、観光客や地元民にも四条界隈は公共交通機関で行ってほしいようで、バスが便利になるようにと増便もされたようですが、地元民がバスが渋滞に巻き込まれたら全く動かないのを知っているので、時間帯によったら、使いません。地下鉄か自転車か、やはり車でしょう。

車だと狭い通りに逃げることもできますが、バスは大通りしか無理なので、余計に時間がかかるし、大通りが混む分、一般車両がタクシーも含めて、狭い通りを抜けるので、結局そっちも混んで、周り回って、周りの道も全部渋滞して、とどんどん悪循環に。。。

こないだも、タクシーにのったら、運転手さんが川端から四条通りを西に行くという、渋滞ど真ん中を選ばれ、まあ、うちのクリニックが富小路通りと、これまた烏丸と河原町の真ん中よりちょい大丸側となので、この経路はある程度仕方ないかと思いましたが、やっはり麩屋町か柳馬場くらいから上がってもらったらよかったってことか、というくらいの大渋滞でした。これぞ、京都の醍醐味ですか!

運賃もかさんだため、恐縮されていましたが、わざとだったりして。。。(笑)

歩道を拡げたはいいけど、アーケードの屋根の工事はまだなので、その部分だけ、青空市場みたいに、ガーンと抜けていて、(京都のビルはどこも低いのです)

なんか不思議な気分です。

もちろん、1車線分のバス停にも屋根はほとんどありません。

どうも観光シーズンのおびただしい人が歩道に溢れかえらないように、という配慮のようですが、「この方向でお並びください」と親切に絵でかいてありますが、停まるバスの数が多すぎて、どの列?どのバス?と地元民は、並ぶというよりちょっと離れて立って、様子を見ている、という感じです。

青空市場のバス停なので、雨が降ると最悪で(屋根がないから)、一か所集中したせいで、バス停で待っている人がかなり固まって多くなったんですが、雨時は、屋根のある、元の歩道側に避難してこられます。

雨降ると、バス停のところだけ、エライ人でだらけで、下手すると、通行人がバスのお客さんで通れなく、傘をさして、新しい歩道側を歩く、という始末になることも。。

なにやってんだか。。早く屋根を付けてほしいものです。。。

患者さんから聞いた話によると、高島屋の駐車場の出口は、四条通りに出るようになっていて、もともと渋滞気味で大変だったそうで、それが、この歩道拡張のため、四条通り大渋滞ですから、もっと待たないといけなくなり、高島屋に行かずい大丸に行くそうな。(大丸の駐車場は、四条通りではなく、烏丸通りに出るのも多いので)

地元民で、混むのがイヤだから、高島屋から大丸に変わってきている方もいると聞きました。

もし本当だったら、高島屋、ふんだりけったりですね。

今はまだ河原町通りまでの工事なので、衹園や八坂さんに行くときは、河原町を越すと、ふ~、これで進むわ、と思っちゃいます。

(以前は、衹園~八坂さんへも、河原町超えても混んでいました)

今は、烏丸~河原町がエライことになっているので、河原町~東大路の混んでいるくらい、なんとも思わなくなってきちゃいましたね。

でも、今の計画では、川端通りまで広げるそうで。。。

ものすごい税金投入ですね。。。

そんな大渋滞をつくってまで、歩道を拡げないといけないのか、よくわかりません。

確かにバス停のところは混んでいましたが、それ以外のところは、観光シーズンじゃなかったら、そこまで混んでいませんし。。。そりゃ、歩道は広いほうがいいですが、この道路のない京都で車道を潰してまでもいる?と思っちゃいますね。

実は、歩道には、烏丸~河原町まで、地下に道があります。

いわゆる地下道なんですが、なにもお店も出ていません。広告もほとんどありません。

阪急のご厚意で作ってくれたんでしたっけ?

今は結構なボロボロですが。。。何もないので、急ぐ人は地下道を歩いていらっしゃいます。

地下にお店を作ると、上の商店街を見てくれないから、商店街の反対で、地下道が使えない、と聞いたことがあります。

どこまで本当かわかりませんが、それだったら、上のお店の方が、地下道に出店する権利があるとか、なにか商店街の迷惑にならないような特権を上げるとか。

もっと地下道も使えばいいのに、と思います。

そんなに上を歩かせたいなら、足りなくて困っている車道のために、これこそ地下道を、トンネルを掘るか、なんですが。。。

車道を潰すのは、もう仕方ないとして、バス停で残っている車道まで塞ぐのは止めてほしいものです。

そこまでするなら、対向車同士、すれ違えるようにしないと。それくらいのスペースは、歩道のために明け渡さなくていいと思いますけどね~。

まあ、エライ渋滞ですので、ホントにお気を付けください。

うちに来られる際も、タクシーでもバスでも自分のお車でも、お時間に余裕を持ってお越しください。

早目についても、クリニックの周りにはたくさん時間を潰すところもあるので、四条観光をお楽しみくださいませ。

今日は、眠いので簡単に。

今年のソメイヨシノは、散るのが早かったですね~。

急に気温が上がって、桜が一気に咲いたかと思ったら、雨ばっかりで、アッという間に散ってしまいました。

DSC_0291.jpg 衹園白川.jpg これは、衹園白川の桜です。

「ラ ファミーユ モリナガ」さんに伺った後、タクシー飛ばして見に行きました。

白川のライトアップは、9時だったか10時だったかで終わるんですが、周りのお店のライトなどで十分楽しめるのと、ここは道があまり広くないけど、両端に桜が植わっていて、上を見ると、左右の桜が折り重なって、桜の天井のようになっていて、とても綺麗です。

毎年、白川の桜は見るようにしています。

ちょっでも観れて良かったです。

ソメイヨシノの次は、しだれ桜、そして、八重桜(ぼたん桜)ですね。

北上してみました。

で、上賀茂神社です。正式名称「賀茂別雷神社」です。世界文化遺産だそうで、京都で一番古い神社と言われているそうな。

私、来たのは初めてのような気がします。

026.jpg  有名な、細殿・立砂

ここは、下鴨神社同様、森がいいですね~。とても気持ちいい神社です。

025.jpg 川が流れています。とても綺麗。

019.jpg 神馬です。お心持ちで、ニンジンを上げられます。アッという間に食べられてしまいました。。

神馬なので、話しかけてはいけないそうです。なんでも見抜かれているのかもしれませんね。

011.jpg 012.jpg 入ってすぐのしだれ桜。

ソメイヨシノは、かなり散っていました。ソメイヨシノの時もすっごい綺麗だったでしょうね~。タンポポもたくさん咲いていました。

ホントに桜がたくさんあって、いい神社ですね~。いいわ~。ここ。とっても気持ちいい空気が流れていて、癒されているのがわかります。

ありがとうございます。

葵祭ももうすぐですね。楽しみですね。

特別拝観で、国宝の、「権殿」を拝ませていただきました。今は、権殿に神様がいらっしゃるそうです。

午前中はま空いていましたが、お昼に近づくにつれ、どんどん人が増えてきました。スゴイです。。

京都のお寺って、大体拝観料があって、ぼろ儲けというイメージがあるんですが、逆に神社は、どこも無料で、お賽銭もお心持です。お守りとかお札にしても、そんなべらぼうな金額でもないし、買わない場合は、まあ無料ですから、神社はホントに管理維持費が大変ですね。式年遷宮はさぞ大変でしょう。

(下鴨神社がマンション作るくらいですから。。。)

昨日の水曜日は、東大路や鴨川沿いは、しだれ桜と、八重桜(ボタン桜)がたくさん咲いていて、八重桜は満開で、とても綺麗でした。

いいな~、庭に桜が欲しいです。

京都って、桜多い気もしますけど、子供の頃って、もっと多かった気がします。気のせい? 学校も減っちゃいましたしね。 公園の桜の木も花びらの散るのがゴミになるからと近所から苦情が来て、切られてしまうんですってね。

せちがらいですね。。。

しだれ桜はちょっと散りかけですが、八重桜はまだいけますね。

まだ見ていらっしゃらない方は、ぜひどうぞ。

 

今日は、人間ドッグでひっかかったのを検査しに病院に行って来ました。

幸い、なんでもなく、また1年に1回人間ドッグを受けるだけで済みました。良かったです~。

大きな総合病院に足を踏み入れたのは久しぶりかもしれません。大きな病院ですから、予約をしていても待ち時間は絶対出るし、結構長くなることもあるので、たくさん本や資料を持って、準備万端で出かけました。

待っている間、大勢の患者さんがもちろん待合室にいらっしゃるわけですが、病気でしんどそうな方が大勢いらっしゃいます。

健康であることに感謝しないといけませんね。

まず、生きていること、毎日ごはんが食べられて、ぐっすり眠れて、元気に仕事ができることのありがたさ。

自分が病気になって、初めて、健康であること、健康ではなくても病気ではないことのありがたさがわかります。

事故と同じで、大概の病気は(生活習慣病など原因のわかるものを除きますが)、その方が何か悪いことをしたからではなく、ホントにたまたまだったりします。

自分がならなかったら、誰か隣の人がなったのかもしれませんし、誰かが病気になったんだったら、自分には別の病気があたるのかもしれませんし、誰にもわからないし、誰でも、どんな病気でもなるわけです。

避けられることがあるなら、やっぱり避けて通りたいし。。体は大事にしないといけませんね。それと同時に、毎日頑張ってくれている体に感謝です。

(栄養解析で、検査されたみなさん、私も含めて、結果ボロボロでしたから、ホントによく頑張ってますよ)

さて、そんな健康な中、おいしいモノが食べられるのも、おいしいものがおいしいと感じるのも健康のありがたさ、ということで、おいしいもののご紹介です。

今日、病院での待ち時間で、一旦食事に出てもいいことになり、実は狙っていたお店があります。

糖質制限中ではありますが、ジャーンっ!

「ギャルソン クレープ」さんです。

DSC_0314.jpg 移転されたのは、前のお店の前を通って知っていたんですが、新しい場所でオープンされました。

東大路松原上がる です。西側です。ファミリーマートのちょっと横です。

タクシーだったら、東山安井の交差点下がってください、というか、東大路松原下がる(って、そのままやん)っていうかです。お店のななめ前に、大きな鳥居があります。

八坂神社からも、清水五条駅からも散歩して十分いける範囲です。

木曜日定休で、11:30~19:30(LO)だそうです。

こちらは、ガレットとクレープのお店で、最近、クレープやガレットのお店、増えましたよね。

それぞれ、おいしいでしょうけど、こういうお店って、雰囲気とクレープやガレットの中身というか、どんな種類があるのか、大事ですよね。

私、ここは、とても好きで、シェフの方が、「クレープ王子」いや、「ガレット王子」とお呼びしたいくらいです。

(前にもブログで書いていますから、よろしければ、検索されてみてください)

前の店舗より、ちょっと広くなりました。

多分お父様が接客を手伝っておられます。

残念なのが、前はカウンターだったので、オニーサンが作っておられるところが見れたので、楽しみでしたが、新しいお店は、完全に別になっていて、見られません。残念!

クレープも大好きですが、ランチだし、糖質制限だし、とガレットを頼みました。

(前もガレットでした。その後、クレープも食べたかったんですが、さすがに止めたんですよね。あの時、食べておけばよかった~。あの時だったら、食べても今ほど罪悪感がなかったから。今は、まだダメです。。。)

DSC_0313.jpg 卵とチーズと生ハムのガレット、サラダとラタテュイユをトッピングで追加しています。

あと、紅茶と。

相変わらず、おいしかったです~。もうちょっと痩せるなり、食後の高血糖がコントロールできるようになったら、ぜひデザートクレープもいただきたいな~。バニラアイス、のっけて。

時間があまりなかったので、急いで食べて、出てきましたが、今度はちょっとゆっくりしたいです。シードルも飲んで。

ごちそう様でした。

DSC_0315.jpg こちら、患者さんからいただいた「黄金柑」という柑橘です。例にもれず、写真の前に、食べてしまいました。。。

今の時期限定だそうで、ひとつひとつ手作りだそうです。

これぞの日本の果物っ!という感じの愛情籠った、高級果物です。

上品な香りと甘みと酸味がほどよく、とてもバランスがよく、でしゃばることなく、でも存在感があり、高級な懐石料理のコースの最後に出てくる、水菓子みたいな感じとでもいいましょうか、でこぽんみたいな、すごい甘い!というのではないのに、癒されるんですね~。デコポンも大好きですが、これはこれでいいっ!

DSC_0317.jpg 手作りの話が書いてありました。

DSC_0318.jpgDSC_0319.jpg レモンみたいな綺麗なイエローなのに、レモンか?とおもいきや、甘い!

皮も手で剥けます。香りがとてもいいです~。

京都大丸で買われたそうで、まだ売っているかと思います。きっとデパートだったら、あると思うんですが。

柑橘好きの方はぜひどうぞ!取り寄せもできるのかな?この時期限定だそうです。

ありがとうございます。一度に食べずに、ゆっくり血糖値を上げないようにいただきますね。

先日、平安神宮の「しだれ桜コンサート」に行くつもりが予定が変更になり、(きっと庭園内の足元が泥だらけだから、イヤだと一緒に行く予定の人が言いだし。その代り、上賀茂神社に行って来ました。また載せますね。)平安神宮の代わりに、川端四条にある、「うずら屋」さんへ。

こちらも、3回以上は伺っているかなと。。はっきりした数を覚えていないんですが。

炭火焼焼き鳥とワインのお店です。カウンターのみです。

ご兄弟でされていて、鳥を焼くのもワインの説明もお一人でされますので、混んでいる時は、ちょっと時間がかかります。

急いで、がつがつ食べたい!という時には向かないお店ですが、1品1品がとても丁寧に作られていて、素材もいいし、とてもおいしいです。

2軒目使いにもいいですよ。お一人でもOKです。一人でのんびり、というお客さんも多いようです。

待てる方は、ぜひどうぞ!

ワインもとてもリーズナブルです。(お会計全般リーズナブルです)

銘柄は私はよくわかりませんが、いつもおいしいのを出してくださいます。

焼き鳥以外もちょっとした1品があって、どれもおいしいです。

なんどかお伺いしているといっても、すごい間隔は空いているんですが、今回もまた名前を言う前から覚えていらっしゃいました!すごい!すごすぎる!!接客の鏡ですね~。

ごちそう様でした。

今、スムージー、流行っていますよね。

家庭用のジューサーも発売されて、数年前からでしたっけ?野菜の酵素を壊さずに、ゆっくりとすり潰す、値段がべらぼうに高いジューサーだったか、ミキサーだったか売り出されたのって。

私もカタログとか見てて、野菜のポタージュスープが簡単にできるのはいいな、と思っていましたが、デカいし、高いし、と買わないままです。

スムージー屋さんにまでわざわざ行くことはないですが、大丸やデパ地下で売っているフレッシュジュースありますよね。

通りかかって時間があったら、以前はよく飲んでいたし、野菜不足かなと思う時は、野菜たっぷりのヤツで、一番大きいサイズを頼んだり、果物のジュースは、おやつ代わりに飲むこともありました。

氷入りは体が冷えるので、氷抜きにしていましたが、ミキサーにかける時に氷は入っているし、野菜ジュースと言っても、なにかで甘味も足されてて、う~ん。。とは思っていました。

糖質制限にしろ、栄養療法にしろ、いろんなセミナーに行きましたが、みなさん、スムージーや、そういう野菜や果物のジュースは全く勧めておられません。むしろ、飲まないように、とおっしゃる先生もいらっしゃいます。

さて、どうしてだと思います?

まず、果物入りの場合。

果物に含まれている果糖という甘みは、ほとんど血糖値は上げないそうです。

血糖値を上げないのであれば、一見体にいいのかな、と思っちゃいますよね。

ところが、果物は品種や種類によっても様々ですが、果糖以外にもショ糖という甘味が入っていて、このショ糖は血糖値を上げてしまいます。

果物はヘルシーと思って、ばかばか食べていると、これ、実はすごい不健康。。ということに。

糖度にもよるでしょうし、種類によっても違うので、一概には言えないのかもしれませんが、日本の果物って、とても甘いですよね。素晴らしい日本の文化であり、技術だと思いますが、果物は実は太ります。

ショ糖があまり入っていない種類にすればいいんじゃない?と思われるでしょうけど、実は果糖は、食べた後に消費されなければ、とても皮下脂肪になりやすい糖類だそうで。。

昔、晩御飯の後、毎日果物を大量に食べていた時期があって、日本の果物はおいしいし、大丸が7時を過ぎるとダンピングをするのでデパートで果物を買って食べたら、そうそうスーパーの果物で満足できなくなってしまう体になってしまいます。

だって、ものすごくおいしいんですもの!

果物に入っている酵素が消化をよくしてくれる、と(まあ、よくはしてくれると思いますが)結構な量食べてましたね~。その結果、ますます太りましたね~。

夜に、大量に、晩御飯の後(糖質制限をまだしていない頃なので、普通に炭水化物を食べた後でした)に、と3重苦攻め。

そりゃ、太るだろう~。

糖質制限の世界では、果物を大量に食べることは勧められていません。

旬の果物を少量、そして、必ずジュースなどですり潰したものでなく、塊で食べましょう、という風に推奨されています。

ジュースに一番の欠点は、一度に、ものすごい量の果物を摂っていることになっているってわかります?

塊で食べたら、さすがに食べるスピードは、ジュースを飲むほどには早くはできないので、そこで時間がかかります。

時間がかかると、血糖値の上昇もややおだやかに。

ところが、ジュースになると、2個でも3個分でも、すり潰して、一気に胃の中に流し込むことができるので、(実際、スムージーなどは時間がない時に、みなさん一気に飲んでいませんか?)、ショ糖も一気に入ってきます。すごいスピードです。

1個1個は、それほど大したショ糖量じゃなくても、2個も3個もまとめて、となると、すごい量になってしまいます。

じゃあ、果物なしで、野菜だけでスムージー作ってみれば?となりますが、野菜も同じことです。

スムージーやジュースの場合、どこかでなにか甘味のあるものを入れないと、なかなか飲めませんよね。

野菜のみで作ったとしても、野菜にしては甘めのモノで作ってしまいませんか?

例えば、ニンジンとか。。

小松菜やホウレンソウだけのジュースって、まあ、飲めませんよね。

果物同様、野菜も品種改良されたものもありますが、ニンジンやカボチャ、トマト(トマトは一応フルーツでしたね)、玉葱、レンコンなど、甘味の多い野菜も数多くあります。(イモ類はカボチャもそうですが、炭水化物です)

糖尿病ではない方は、ニンジンやカボチャ、時にはじゃがいもなどのいも類、もちろんトマトも、食べたらダメではありません。

メインディッシュの付け合わせにちょっとついているとか、サラダにちょっと乗っかったてきたとか、そういうのは食べる順番が気を付けたほうがいいですが、まあ食べたらいいやん、と私は思います。

でも、ポテトサラダ、ニンジンサラダ、かぼちゃサラダなど、甘目の野菜ばっかりで作った料理は、糖質の多いお皿となってしまいます。

野菜は、まんべんなく。

じゃあ、甘味のない野菜だけで作る!となるかもしれません。

この場合も果物と同じで、そんな大量の野菜をいきなり胃の中に流し込むのって、自然ですか?

イメージで、健康そう、ってだけですよね。

いきなり、ホウレンソウ何束分も胃の中に一気に入ってきたら、胃はビックリしませんかね。極めて不自然かも。。

いろいろな考え方がありますが、栄養療法では、食事はなるべく天然の自然の形に近いモノを、できるだけ摂りましょう、味付けもなるべくシンプルに、というのが勧められています。

たまの外食や、ほんのたまに、というのはいいと思いますが、毎朝、ジューサー大活躍という患者さんも多く、人によったら、はちみつも足されるし、果物は市販のリンゴ100%のジュースを足す方も。。。

最近は、食物繊維と搾り汁を分けるタイプがあるんでしょうか。

カスも戻して一緒に飲んでいる方もいれば、搾り汁だけ(食物繊維は捨てている)もいらっしゃいます。。。

野菜や果物から、食物繊維を抜いたら、なんのためやねんっ!というくらい、役他立たずかも。。

だって、ビタミンC以外のビタミンは、おそらくお肉食べているほうがよほど栄養価が高いです。

でも、食物繊維はお肉からは摂れないので、野菜の出番となります。

食物繊維は必ず摂りましょう。

腸の掃除もしてくれるし、血糖値の上昇を押さえてくれます。

じゃあ、野菜のポタージュスープは?同じやん?となるかもしれませんが、それはあまり話題に出てきませんね。

私が思うに、スープになると、いくらすり潰してあっても、熱いから、一気に流し込むこともないでしょうし、食べるスピードが違うからいいのでは?と思っています。

なので、ポタージュスープでも、一気に流し込むんだったら、アウトだと思いますよ。

だって、血糖値上がりますから。

一気に大量取れば、血糖値の上がり方は、急激になってしまいます。

特に、そういうことをやってしまう方というのは、私と同じで、今までそういうこともたくさんしてきて、血糖値が上がりやすくなっていて、やってしまうクセがついちゃっている方が多いんじゃないかな。。

私も今でも、いいホテルに泊まった朝食とか、いいレストランで、スムージーやフレッシュジュースを出されると、飲んじゃいます。

でも、一気飲みは止めました。

私は血糖値が上がりやすいので。

アンチエイジングで有名な白澤先生は、昔の本ではスムージーを勧めていらっしゃいましたね。(最新刊を読んでいないので、今は知りません。)

白澤先生は、食品添加物は勧めていらっしゃらないし、サプリメントもあまり推奨派ではいらっしゃいません。

各ドクターの好みと考え方もバラバラです。またどういう患者さんに勧めるのか、どうしていきたいのか、などで、食事やサプリの考え方も変わるし、正解はその個人によって違います。

だからこそ、いろんな先生の考え方を、ちょっとずつ、自分に都合のいいように組合わせてもダメですよ。

根底のところは同じでも、詳細が違ったりします。

(根底は、血糖値の乱高下を起こさせない、というのは、みなさん一致されているはずです。)

セレブやモデルの間で流行ってるという代物は、ろくでもないことが多く、医学的に完全におかしなものまで、流行ったりするから、WHO(世界保健機関)からコメントが出たりするんですよね。

そういう流行りもんって、誰かが仕掛けている時もあるし、たまたま(わかっていないけど、気に入っているなどで)流行っちゃうこともあるでしょう。

影響力の強さまで考慮してもらえるといいんですが。。

ほとんどの患者さんが、血糖の代謝に乱れが生じています。

そういう方が、フレッシュジュースやスムージーは、一応中身はお聞きしていますが、私は勧めていません。その分、他のものに変えましょう。

果物が食べたい時は、なるべく朝~昼間、必ず塊で食べる、量はほどほどに。なるんじゃないかしらん。。

もちろん、果物はなしでもいい、という方は、ビタミンCが足りていれば、とりあえずは足さなくてもいいんでしょうか。

どうしても飲みたいのは、ご本人の体調のことですから、お好きにされればいいですが、少なくとも血糖値を上げることにはなっているんだろうな~、くらいは思って、摂ってくださいね。

結果的に、同じことをしているようでも、やっていることは全然違います。

この「違い」に気付いているかどうか、が、一番重要になるんでしょうね。

栄養療法にしろ、血液検査をしなくても栄養のお話しをした方には、「お食事ガイド」という、こういう食事内容がお勧めですよ、という簡単ではありますが、大事なことはしっかり書いてあるという冊子をお渡ししています。

それ以外の資料も必要だと思った方にはお渡ししています。

それをどこまで読むのかは、その方次第になりますが。。

持病をお持ちの方の場合は、個々にお勧めの食事内容がまた変わりますし、万人に合う食事法というのはありません。

「糖質制限」と一口に言っても、「全く糖質を摂取しない」という意味ではありません。

糖質を全く摂取しない、ということ自体、不可能とは言いませんが、かなり難かしい。。。。。

だって、野菜にも糖質って入っていますから。みなさんが、何気なく使っている調味料や加工食品も、結構糖質って、入っていたりします。

どこまでの糖質を制限するのかは、人それぞれで、性別や年齢、現状の体の状態と、目標地点と本気度と言いますか、急いでいるのか、のんびりしたいのか、などなど、個人個人違うので、食事内容が違います。

元気になりたいのか、若々しく健康でいたいのか、ボケたくないないのか、ダイエットしたいのか、肌を綺麗にしたいのか、などなども、目標ですね。

私も、糖質制限と言いながら、徹底しているわけではありません。

食べる時は食べるし、まあ、昔ほどムチャクチャ食べていることはなくなったし、一応食べる時は、食べ方(順番など)や糖質の種類などを気にしているつもりです。

糖尿病ではないので、そこまでカットしなくてもいいわけですが、私の場合、糖代謝がかなりおかしくなっていたので、ちょっと徹底気味にすることで、この2か月ほどで、ちょっと改善しました。

インスリン抵抗性は正常に戻ってきたようです。良かった、良かった。

私なりに、今までの人生の中では、かなりの糖質制限をしているつもりですが(私調べ)、体重と体脂肪が言うほど数値としての変化が見られず、どうも筋肉が増えてはいるようで、体重と体脂肪からしたら、昔と同じでも、ラインがちょっと違うか。。(着られる服からしたら)とは思いますが、もうちょっと動いてもいいんじゃない。。?

(どうもカロリー摂り過ぎでは。。?まだスイッチが入るのを邪魔しちゃっているんでしょうね。。あと、運動不足はありますね~。

まだ食後の高血糖になる時もあるのかもしれません。)

まだダイエットには時間がかかるようですが、体が楽になってきたので、良かったです。

本当の健康にもっていくには、狂っていた時間が長ければ長かったほど、時間がかかる場合があります。

因果応報ですね。

さて、今の体調をなんとかしたい、と思っていらっしゃるなら、グダグダ考える前に、なにか行動を起こしましょう。

糖質制限は、中途半端な知識でやっていらっしゃる方も多く、それ、全然違いますよ、と間違っているレベルが圏外なこともあって、全然糖質制限になっていないのに、ご本人はすごくやっているつもりで、その結果、栄養が足りていないところに、必要な糖質分まで制限しているから、カロリー不足になって、余計体調が悪くなったり、あるいは、何が糖質かわかっていないから、糖質をすごく摂っていたり、ということがあります。

とりあえず、現状を把握しましょう。

お食事ガイドを素直に実行されているような場合はいいですが、それもあまり見ずに、今までの刷り込まれている情報でやっちゃうと、栄養状態はどんどん悪くなる一方です。

糖質制限にしろ、栄養療法にしろ、おそらく今までの、食事の概念(カロリー制限とか、お肉が悪いとか卵が悪いとか)と全然考え方が違って、下手したら真逆の場合もあります。

お食事ガイドには、どうしてそうなのか、どうしてダメなのか、簡単には書いてあっても、その背景まで詳しくは書かれていません。

そこまでの情報が欲しかったら、やっぱりちゃんとした本を買ってください。

そうすれば、わかりやすく書いてあるし、一度聴いて忘れてしまっても、何度でも読み返しできるし、きっちりと理解できると思います。

食事の説明だけに、1時間も2時間もお取りしているわけではないので、時間内の説明でわかる方はいいですが、理解できていない場合は、ご自分でも本を買って勉強していただくしかありません。

だって、自分の体のことなんだから。

まずは、現状の把握です。

食事ノートを付けるというも大事ではありますが、何が糖質で、何が蛋白質なのか、ということはわかっていないと、ノートをつけても意味がない。。。

「自覚」ですね。

自覚しないと、改善はできません。

だって、ダメなことって思っていないことを直せませんよね。

よくあるのが、「ごはんは食べていないのに~」と、毎日ラーメンとか、春雨スープとか、もしくはパンやおかしを変わりに食べている。。。

炭水化物をかなり摂っていることには変わりませんよね。

同じ、ラーメンを食べるにしても、自覚があれば、ラーメン食べたから、その分、節制しようとか、ラーメンの選ぶ種類に気を遣うとか、どうしても食べたかったら、食べ方や時間など工夫するとか、食べたいがための努力をします。

努力ができなくても反省はするので、反省していれば(そして、改善したいのなら)、いつかは改善します。

ところが、ラーメンを食べている自覚がない、ラーメンは食べていい、みたいな自分ルールを作ってしまうと、改善は不可能でしょう。

よくあるパターン2が、「ひき肉」です。

お肉食べてます、とおっしゃる方の中には、ひき肉ばっかりという方が時々いらっしゃいます。

これ、ダメなの、わかりますよね?

ひき肉って、お店によったら、何が入っているのか、どれだけの脂が入っているのか、なんて、わかりませんよね。だって、店によって色も味も違うし、出てくる脂の量も全然違う。。。

100gのひき肉を食べたとしても、もし半分脂身だったら、たった50gです。

(ちなみに、100gお肉を食べても、100gのたんぱく質ではありません。)

ひき肉は私も時々食べますが、何がどれだけ入っているのかわからない以上、肉としてのカウントは、かなり厳しめにしておかないと。

しかも、肉料理=ひき肉、ってしていたら、それ、全然肉食べていませんよ?

あと、肉料理=鶏肉、っていう方もいらっしゃいます。

アレルギーなどがあると、また話は変わりますから、ないものとしての話ですが、いろんな種類をまんべんなく食べる、というのがとても大事です。

なんでもそうですが、ひとつの食材ばから食べていたら、食物アレルギーも呼んできやすくなりますし、栄養も偏ります。

そして、鶏肉よりも牛肉や豚肉のほうが、いろいろな栄養素から見たら、栄養価は高く、鶏肉だけでは、たんぱく質はとりあえず摂れますが、他の肉を食べた時と摂れる栄養が違ってきます。

かといって、牛や豚ばっかり、というのも、良くないので、まんべんなく、いろいろな物を食べるんです。

調理の具体例がわからない、という方は、栄養療法や糖質制限の料理本も、江部先生や溝口先生監修のものがたくさん出ていますから、写真付ですので、とてもわかりやすいです。

そういうのを見れば、どんなものが栄養価が高いのか、一目瞭然です。

よくあるパターン3が、調味料や加工食品の味付けです。

なんでもそうですが、裏の成分表を見るクセをつけましょう。

「見てもわからないから」と言うまえに、じゃあ、見たことありますか?

見たうえで、わからないと言っていますか?

そうおっしゃる方の大半が、見もしていません。

食品の場合は、化粧品と違って、そんな化学薬品ばかりが並んでいるわけではないし、むしろ、並んでいたら、おかしいですよね。それは、食品添加物、ということになります。

添加物の全部が悪いわけではありませんが、聞いたこともないような化学薬品の名前がずら~っと並んでいたら、これ、食品ですか?と疑いたくもなるし、そういうことも自分で確認して、理解しないと。

ちゃんとした商品だと、ホントに、いわゆる添加物はありませんから、例えば、味噌だったら、「大豆 塩 」とか他に「麹」くらいですかね。

化学薬品の添加物なしの生活なんて、今の世の中、まあ、できません。

山奥で自給自足でもするなら、別ですが。。都会でするにしても、できるかもしれませんが、ものすごいお金はかかるし、探してくる手間も大変なことでしょう。。

だからこそ、把握です。

これだけ、添加物摂ったな、とか、こんなに糖分入っていたわ、とか。

そしたら、次から気を付けるようになりますよね。自覚があるから、次回、なるべく食べないように努力したり、食べた分、栄養摂っておかないと、となるわけです。改善していくわけです。

食品の裏の成分表を見るのに、とりあえず考える必要はありません。

まず、「見る」という行動です。

行動を起こせば、「なんだ、こんな簡単なことだったのか」となります。

本によったら、そういうことをこと細かく書いてくれている本もあるし、もっと具体的に教えてほしい、という方は、今、食品添加物は食べてはいけない、みたいな本がたくさん売っています。

かなり極端な本もありますが、少なくとも、どこを見ましょう、とチェックポイントは書いてくれています。

(ああいう本は、確かに読むのはいいんですが、全部実行するとなると、ホントに全部手作りになるし、食材から調味料まで徹底しないと、実現できないので、まあ、難しいです。。こういうことだったんだ、という把握のために、お使いください。内容は、把握はしていただきたいですが、ちょっと軽めに流してくださいね。でないと、食べるもの、なくなりますよ。)

なんでも、知っているのと知らないのとで大違いです。

だって、時間もお金ももったいないでしょ。なにより、体の負担を考えれば、知ってしまったのなら、改善の方向に、ゆるやかでもいいから行かないと。

40も半ばを過ぎてくると、美容も大事ではありますが、健康がなにより大切です。

現状をなんとかしたいのなら、まず行動を!

食事がむちゃくちゃなのに、しかも改善の余地は山ほどあるのに改善もするつもりもないのに、サプリだけ飲んでも効きません。焼石に水です。

双方が合わさってこその、栄養療法であり、健康です。

一旦取扱いを中止しておりました、ナビジョンDRの新しい日焼け止め「ナビジョンDR TAマイルドプロテクションUV」、再開しました。

商品はいいものですが、ちょっと気になることがあって、資生堂の方に調べていただいていました。

納得できた上で、自信を持って、患者さんにお勧めできると思ったので、取扱いを再開しました。

自分がちょっと気になっているのに、それをほっておいて、患者さんに買わせる、というのはどうもできないタチで。。。

(私自身が、気付かないとか、気にしていない場合は、どうしようもできませんので、ご容赦ください。)

どんな化粧品でも、どんな美容医療でもそうですが、先にどんなものかと把握はしておかないといけませんが、導入を考えるなら、その後は実践あるのみ!

まず自分がやってみて、自分なりの長所と欠点を体験します。

その上で、自分だったら欲しいかどうか(うちの場合、私が欲しくないモノは、あまり導入しませんね~。自分に全く関係のないものって、なにかあったかな。。?)

どう使っていくか、どんな患者さんだったら使えるのか、喜んでもらえるのか、値段や回数との費用対効果はどうか、などなど考えて、導入します。

やっぱり、その商品なり、治療が欠点を含めた上で好きで(長所が欠点を大幅に上回るというか)、自信を持って、患者さんにお勧めできるものでないとね。

でも、何でも「使い方」と「向き不向き」、もちろん「好み」もありますから、特に化粧品の場合は、試していただける場合は、必ず試していただくようにしていただいています。

日焼け止めの場合は、保湿化粧品もそうですが、用途によっても変わりますが、その中でも、かなり好みが分かれますから、うちでは、結構な数の日焼け止めを揃えています。

私が日焼け止めフェチということもあるのかもしれませんが、いろいろなメーカーから、さらにいろいろな日焼け止めが発売されている中で、実際の塗り心地を試して、これなら塗ってもいいな、と集めたモノです。

*市販品の話ではなく、クリニック用の化粧品の話ですよ。

クリニック用のものだと、メーカーによる、安全性と言いますか、「低刺激性」となると、どれもあまり大きな差はないかもしれません。

それぞれのメーカーが相違工夫をされたもので、それぞれのファンの方がいらっしゃいます。

パウダールームで、「お勧めはどれですか?」とたまにお聞きになる方がいらっしゃいますが、答えは、「全部です!」。

うちに置いている、化粧品や治療で、お勧めでないモノはありません。

後は、用途と好みの使い分けです。

肌荒れの方でも、日焼け止めを塗りたい時に塗っていただけるように、ビューティフルスキンを入れましたし、そういう意味では幅が広がりましたね~。

紫外線吸収剤の入っていないモノもかなり増えました。

クリニック専売品のいいところは、吸収剤が入っていないのに、これだけ使いやすいとは!というのが、市販品と違うところです。

(万能ではないですよ。)

化粧品は、(食べ物もそうですが)、添加物との戦いですね。

どこまで妥協するのか、どこまで求めるのか。

添加物がいろいろ入っていることでの、いろいろな恩恵があります。

塗りやすいとか、綺麗に見えるとか、白くならないとか、ごわごわしないとか。

今までの、散々市販品のひどいのを使っていた方だと、いきなり、添加物を極力なしで!なんて、スキンケア生活、結構慣れなくて難しいと思います。できる方はいいんですが。。

お肌さえ許すのであれば、最初は、使いやすいモノ(多少添加物が入っていても)を使って、お肌を馴らしておいて、できる方・やりたい方は、ちょっとずつ添加物の少ない世界に入っていくとか。段階ですね。

あまり極端な変更は、お肌も心もついて行かないこともあり、特に、「塗る」という触感は、ギャップに悩まれる方も。。その挙句、、市販のひどいのをまた買っちゃいました。。となったら、せっかく落ち着いてきていたのに。。と逆戻りになってしまいますから、その辺は無理のない範囲です。

だからこそ、少しでも質のいい日焼け止めをお勧めします。

同じ添加物でもマシなものをね。

これ1本で、一生いける!みたいな、魔法の化粧品はありません。

季節によっても変わりますし、環境によっても変わります。

それぞれに方にとっての、「いいもの」を見つけてくださいね。

2回目の血液検査をして、溝口先生に解析をお願いして、結果が返ってきました。

血液検査の結果だけであれば、2,3日もあればすぐに出ますが、解析を依頼すると、ちょっとかかります。

今回は血液検査に追加して、ビタミンDも測ったんですが、結果が全然帰って来なくて(ビタミンDはちょっと時間がただでさえかかります)、おかしいなと思って、検査会社に問い合わせたら、なんと!再検にかかっているとのこと。どして?と思っていたら、結果が返ってきて、理由がわかりました。

かなり基準値より超えていたため(正常値ではありません。検査会社のあくまで基準値です)、ビックリされて、再検されたのかな、と思いました。

それは、栄養療法専用のサプリを飲んで、濃度を上げていただからです。

目標は達成したので、今はビタミンDは飲んでいません。維持だけします。

定期的にチェックはしていくつもりです。

何度も言いますが、栄養療法用のサプリは、市販のものでも医薬品のビタミン剤とも全然違って、治療目的に使えるくらいの特殊なものです。

マネして、血液検査をせずに、市販のものを飲んでも、お金のムダと栄養の無駄使いか、下手したら、害が出るだけですので、私がブログが書いた栄養素をマネして飲んでも、効きません、というか、むしろ毒と思ってください。

市販のサプリメント(誰でも買えるもの)は、私は一切勧めていません。

そんなお金があるなら、食費に回してください。添加物を分解するのに、肝臓などに負担を余分にかけて、大事な栄養素を使わないと分解もできず、栄養素を摂っているつもりかもしれませんが、むしろ飲むこと自体がマイナスです。

うちのクリニックでも、血液検査をせずに、今までの経過や病気の有無(今まで全ての既往を含めて)、健康診断は受けているか、いつ受けたか、結果はどうだったか、今の困っている症状や他の所見などを合わせた上で、このサプリでこれくらいなら飲んでもいいですよ、むしろ飲んだほうがいいですよ、と検査前に処方することがあります。

それは、全部確認した上で、早く始めたほうが、その方のためになると思っているからです。

でも、時間があるなら、次回にでも、血液検査をしてもらうようにお願いしています。

検査をすることで、今の体の状態の把握と、必要な栄養素の種類、そして必要な優先順位と必要量ですね。それがわかります。

検査前に、説明する時間のある方には、食事の改善を言っていますが、検査結果が出たら、より具体的にお話ししています。

その上で、サプリメントの出番です。

食事で摂れる量は絶対に限界があるし、サプリメントはお金の問題もあります。

必要な栄養をしっかりと、ちょっとでも口から摂れるように心がけて実践するだけでも、食費は余分にまずかかるでしょう。

炭水化物は肉や魚などのたんぱく質よりも安いですし、良質の油は高いですからね。なるべく添加物の少ないものを食べられるなら、それに越したことはありません。

サプリメントですが、お金の問題に関係なく、現時点での必要な栄養素と量がお勧めとして、出てきますが、どこまで飲むのかは、その方次第です。

食事で頑張る、という方もいらっしゃいますし、フルで食事もサプリもフルで行く方もいらっしゃるし、サプリはちょっとだけ、という方もいらっしゃいます。

食事は頑張っていただかないとダメですが、サプリは、質が言い分、結構な量を飲むと、結構なお値段にもなりますから、ご自身にとって無理のない範囲で頑張るのが私はいいと思います。美容医療と同じですね。

私は結構飲める分は、ガンガン飲んでいます。時間的に無理な分は難しいですが、しっかりガンガン摂ったおかげで、恩恵は早く訪れたし、ビタミンDみたいに、補充されると、飲むリストからはずれていきます。血液検査の結果が変われば、必要な栄養素も変わるし、自分の体調いよっても変わるし、不足分が補われれば、飲まなくてもいいわけです。維持分は、食事でまかなえれば、サプリ自体もいらないわけです。食事で難しければ、マルチに入ったサプリもあって、そんなに量も要らない場合は、それでも十分です。

どこまでご本人が目指すのか、ですね~。

かなりの患者さんが、うちで栄養解析をされて、結果が返って来ていますが、今のtころ、全員、総合判定D!です。

先に、血液検査の結果を診ていますから、そりゃ、そうだろうな~と思います。

すごく元気そうに振舞っていた患者さんが、実は体調のなんとなく不信やストレスで悩んでいらっしゃったことを知ったり、血液検査で、ビックリするような(かといって、検診などでひっかかる病的レベルではないので、検診自体は問題なし、となってしまいます)結果が返って来ていて、これはかなりしんどかろうっ!!

私も含めて、患者さんみなさん、こんな値なのに、毎日よく頑張っているな~と褒めてあげたいです。

頑張らないといけないことも多いでしょうから、ちょっとでもそれがもっと楽になれば、体も心も負担が減ればいいなと思って、栄養療法(オーソモレキュラー)を始めました。

私は、この1か月半くらい、かなり頑張ってサプリを飲んでいるので、体調は1ランク、上の階に行ったみたいな感じです。

こんな世界があったんだ!って。

そうなると、この上って、どうなんだろうとさらに上の階に行ってみたくなります。

今、体調で悩んでいる方、なんでこんなにしんどいだろう、疲れやすいだろう、すぐに風邪をひくな、やる気が出ないな、イライラするな、もっと頑張りたいのに、などなど、そういう場合は、まずは食生活から見直してください。

溝口先生の新刊が出たところなので、まずは本を読んでみる、というのもいかがでしょう。

健康に元気に若々しく生きていきたい、と思っていらっしゃるなら、本で読んで、実践あるのみ!

とりあえず、炭水化物の呪いを解きましょうか。

呪いが解けない、あるいは、解きたいけど、どうしていいかわからない時は、どうぞご相談ください。

今、病気でないなら、焦る必要はありません。

でも、今後の健康と美容のために、一歩踏み出さないと、いつまで経っても、進みません。

一歩踏み出される前に、もう一度言っておきますが、糖質制限にしろ、栄養療法(オーソモレキュラー)にしろ、今までテレビや雑誌や、なんとなく常識?みたいに思っていた、栄養にまつわる、都市伝説は、一切、捨ててくださいね。

ヘタしたら、真逆だったりしますから。

その思い込みは、邪魔こそすれ、いい方向には導いてくれません。

そのためにも、ちゃんと本を買って、一連の流れを読んだほうが絶対にいいと思います。

今日は、京都のウェスティン都ホテルで開催された、日本形成外科学会総会に行って来ました。

聞きたい内容のほぼ全てが、休診日である今日でよかったです~。

ホントは、明日のランチョンセミナーも行きたいし、豊胸術(乳ガン術後再建など)も何かあった時の、私と患者さんの今後のためにも聴いておきたかったんですが、ちょっと無理そうです。

さすがに、そのために休診にしてまで、とまでは、さすがに今豊胸術が必要なわけではないので、聴きにはいきません。残念です。別の学会で、またぜひ聴きたいですね。

レーザーの講演が今日の固まっていてホントによかったです~。

さて、今回の目玉は、というか、毎回形成外科学会での目玉(私にとっての)は、肝斑治療についてです。

美容医療の世界で、いわゆる「レーザー」などの手術以外を治療に使っているドクターで、しかも学会などで中心となって講演をよくされているドクターというのは、大半が形成外科医です。

皮膚科のドクターもいらっしゃいますが、圧倒的に形成外科の先生が多いです。

そのためなのか、形成外科学会や美容外科学会(形成外科主体の)では、肝斑治療についてのシンポジウムが必ずあります。

何年も前から、肝斑治療というと、「レーザートーニング」一色で、私はトーニングを肝斑にしないので、「ふーむ」と思って、聴いていました。

(今までも、トーニングのことは書いてきているので、よろしければブログ内を検索してみてください。)

徐々に、レーザートーニングの副作用の報告も上がってきて、学会でも、トーニングをやる場合の注意点などは必ず肝斑のセッションではどなたかがおっしゃっていますが、実際、そういうことを守らずに利益優先に走るクリニックが大勢あり、もちろんう、うちにもそういう被害者の肝斑が悪化した方がたくさん来られました。

やるなら、ちゃんとやれよなっ!!と(大体名前の挙がるところは決まっていて。。。)一体どこに言えばいいのか、なんでも安易に安かったから(高いところも、いわゆる「有名クリニック」「老舗(?)クリニック」もありました。。。一番最悪でしょうか。。)、とやってしまう患者さんにも責任もあるんでしょうけど、一番悪いのは、やる医者なので、「うまい話はない」ということを患者さんご自身で身を犠牲にして実感されてしまったわけで。。そういうことがわかるのに、他に方法もあったでしょうに。。。

トーニングの副作用が言われても、ホントにちゃんとやっていらっしゃるところでは、トラブルも少ないためか、そこまで学会で警鐘を鳴らすということはなかったんですが、いや~、世間では、結構、ひどい目に遭っている患者さんがいるけどな~、と思っていたところ、一昨年でしたか、大阪の葛西先生が、「否っ!!」と総会で発言され、それから一転と言いますか、流れが変わりました。

(その時のこともブログでアップしてますよ。)

それ以来、ず~っと葛西先生は、「やってはいけない」と(細かく言えば、全否定ではないんですが、厳しい条件があります)言い続けていらっしゃって、あまりにも商業的になり過ぎて、大勢の患者さんが被害に遭っておられる実体を、世間に知らしめる活動をされていらっしゃいます。

素晴らしいことです。

葛西先生が、ネットで、ブログ?に、トーニングの全否定について書いていらっしゃるというウワサを聞いていたんですが、どこに書いていらっしゃるのかわかりませんでした。

(私は、フェイスブックもラインもツイッターも一切のSNSをやっていないので、世間についていっていません。)

そして、今日、また肝斑治療のシンポジウムがあり、トーニング反対派(トーニングだけではないわけですが。葛西先生は、保存療法派でいらっしゃいます)の代表として(というか、こういう場で、反対をおっしゃるのは、葛西先生だけなので)、講演されました。

いや~、おもしろかった!

いえ、おもしろいというと語弊があるかもしれませんが、ますますパワーアップされ、素晴らしい!

微力ながら応援しております。

そして、トーニング反対の例のサイトをご紹介くださいました。

「レーザートーニングの真実」 http://anti-lasertoning.com/


ぜひ、ご覧ください!!

私も今日知ったところなので、まだ全部読めていませんが、素晴らしい内容だと私は思います。

医療関係者用のサイトで、一般の患者さん向けに書かれたものではないようですが、トーニングを考えてる方は、私はぜひこれを読んでから、もう一度よく考えたほうがいいと思います。あとで、泣かないためにも。

美STの取材のやりとり(結局、断られてましたが)が載せてあって、笑っちゃいました。まあ、そういう雑誌って、知っていましたが。

こちらのサイトでは、葛西先生が、(あまりにも被害者が多いので)厚労省や警察にまでも相談・報告をされている話も載っていて、いや~、ホントに大変ですね。ご苦労様です。お忙しいのに、どうぞご自愛ください。

JMEC社(レーザートーニングを最初に売って、広めた企業)が、「レーザートーニング」の日本公式サイトを閉めて、JMECのHPから、「トーニング」がなくなった(機械は載っていても、適応疾患から肝斑を消したというのは、ウワサで聞いていましたが、その経過がとてもよくわかりました。

美容医療は、今、情報がネット上でも氾濫しているんでしょうし、テレビや雑誌では、そりゃもうムチャクチャです。

最近は、一部の雑誌で、「こんな記事ばかり載せたらいけない、でも載せないとスポンサーから言われる、雑誌を売るためには仕方ない、その代わり、ちょっとでもいい記事も別のページに載せておこう」と思っているのかな?と編集者の人の苦悩が垣間見れることがあり(あくまでも、私の勝手な解釈です。)、でないと、雑誌も潰れちゃうしな~、こういう時代だから仕方ないんだろうな~、とも思いますが、何も知らない患者さんからしたら、困りますよね。

今、患者さん側の「知識格差」がすごくて、ちゃんとご自分の頭で、「なんかおかしくないか?」と考えられる方と、すぐにうまい話に何も考えずに乗る方と。。。

(いや、「知識」の格差ではなく、「考える力」の格差というほうが正しい?)

だからこそ、正しい知識が得られる環境に、自分を置いておかないと、ホント大変な目に遭いますね。。

ドクターによって、同じ事柄でも、捉え方は違います。物事をどの角度から見るかで、考え方は千差万別です。

それは患者さんももちろんそうで、肌質も目標もかける予算も時間も違うわけですから、ご自分に合ったクリニックやドクターを選べばいいわけです。

正解はひとつではなく、最後に(いつを最後と取るかにもよりますが)患者さんが「やって良かった(やらなくて良かった)」と思えたらそれが、正解です。

でも、その選択肢が、最初っから、全部が間違っていたら、それはもう、どんな悲惨な目に遭っても、仕方ありません。

間違えた、と思ったら、間違えたと思った時点で、引き返すなり、やり直せばいいわけですが、体にダメージが残ってしまってからでは、大変でしょう。

医療なので、「副作用ゼロ」のものは存在しません。

でも、「絶対にやってはダメなこと」をやっての、副作用(というか、当たり前の反応)は、避けられたことです。

葛西先生のご意見は、極論だし、誇張している、みたいに言う人もいるかもしれませんが、私は、どれも本当のことだと思っていますし、まさに、これが「真実」ですよ、と思います。

逆の「真実」もあるのかもしれませんが、実際お金を払って、体を提供する患者さん自身は、両方の話を聞いて、理解して納得した上でやらないと。

そういうことをやらない人は、美容医療はやってはいけないと思います。

ニキビ治療薬で、べピオゲル®発売が開始されましたね~。

今まで、BPO(過酸化ベンゾイル)の薬が厚労省承認薬がなかったから、そういう意味では素晴らしいことですが、ニキビについては保険適応がありますので、ニキビ患者さんにとっては、ありがたい話でしょうけど、国全体の医療費からすると、全体の枠は決まっているわけで、その財源はどっから出ているのか。。。医療費の供給源が湧いて出ているわけではないので、その分、また何かが減らされるなり、切られたりした、ということでしょう。。。一体、何の医療費が削られたんでしょうね。。

美容医療をやっていく上で、本当は、厚労省が承認してくれた薬であったり、医療機器であったり、治療を、世界と同じような速さやレベルで、日本国内に広まったら、もっと日本の美容医療のレベルも上がって、正しい情報もある程度一般に浸透できるようになって、怪しいクリニックは減っていくことと思いますが、現状、厚労省の認可が難しく、時間がかかり過ぎているのが現状です。

国内で、ある程度広く浸透するには、やはり、厚労省認可だけではなく、「保険適用」という、ハードルが必要なんですかね。

美容皮膚科医としては、嬉しい反面、難病や命に関わる方の医療費を削減してまで、そんなの通していいのかな、と思ってしまいます。。。認可だけではダメだったんですね。

まあ、余談です。

さて、このBPO配合の塗り薬は、アメリカでは以前からドラッグストアで普通に売っていて、アメリカでは誰でも買えるそうです。

あまりに刺激が強すぎて、日本ではなかなか認可がおりなかったようなことを訊いています。

以前のオバジニューダームシリーズの時から、ドクターオバジの化粧品の中には、このBPOの入ったクリームが売られていました。

実は、このオバジのBPOは優れもので、BPOの結晶が均一で、しかも毛穴よりも結晶が小さいので、ちゃんと毛穴の中まで入っていって、毛穴の中も殺菌してくれるのです。

アメリカで売っている他のBPOは、結晶が不均一で、しかも毛穴よりも大きい!

ということは、毛穴の中には入らない、入っていけない、ということになります。

そこがオバジのスゴイところらしいです。

うちでも、この薬は、個人輸入して取り扱っていますが、めったに使うことはありません。

使い方を間違えなければ、とてもいい薬で、即効性もあっていいんですが(絶対全部に即効性があるわけではありません)、やはり刺激が強いのと、アメリカでは、顔全体に塗るものなので、薬の量が多く、そのため、値段も高いので、どうしても、という患者さん以外には紹介もしませんし、めったに使っていません。ここまで使うことがあまりなかったというか。

で、この承認されたBPOですが、発売元のマルホに結晶の大きさを聞いたところ、企業秘密だそうな。。結晶の均一性なども含めて。

ま、仕方ないですね。

こちらは、顔全体というか、広範囲に塗るのが使用方法になっていますから、濃度から言っても、オバジよりは弱めかな、と。

(でないと、承認や保険適応は無理だったのかもしれませんね。そこまで強い薬が、どれほどの人に(日本人の場合)必要なのか、ということもあるのかもしれませんが。

うちでは、ニキビはほとんど自費です。100%とは言いませんが、混合診療をしてはいけないので、自費になります。

うちでは、ダラシンTゲルもディフェリンも、一応置いていましたが、ほとんど使いません。

年々、ニキビに限らず、抗生物質(化膿止め)を使うことが減っている気がします。

どうしても使わないといけない時は使いますが、セットでとりあえず出すとか、バンバン抗生剤を使うということはしません。

今は、スキンケア(高い化粧品はいりませんよ)と

(スキンケアだけでマシになる方も多いです。おかしな化粧品や若いのにアンチエイジング用とか濃いものを使って、毛穴が詰まったり、炎症を起こしたりして起こっている方も多いです。)

レーザーと医薬部外品の塗り薬(薬とは言わないですが)と漢方薬と。

今なら栄養療法と。これだけ揃えば、完璧ですっ!!(かね?)

全部される方もいますし、一部だけという方もいますし、みなさんそれぞれです。

まあ、いらんことはせんことですね。おかしな化粧品を使わない!まず、これです。

ディフェリンの時もそうでしたが、何の説明もなく、「これ、塗っておいてください」とだけ言われて、塗って、エライ目にあった患者さんが、結構来られました。

どんな薬でも治療でも、「効く」ということは、「副作用」なり欠点があります。

だからこそ、患者さんのまず適応と、使用方法の説明が大事です。

こういうことが起こったら、こうしてくださいね、という説明も必要です。

私はあまり使いませんが、ディフェリンはディフェリンでいい薬なのに、使い方(処方する側の患者さんへの)がまずくて、結果、「きつい薬(イヤな意味での)」「使いたくない薬」となってしまいました。

説明するのがメンドクサイ、というなら、処方するな、と言いたいです。

(ステロイドしかり。)

実際、説明しようと思っているドクターも多いですが、現場ではなかなか時間が足りなくて説明不十分、ということも起こってしまっているのが事実でもあります。

(皮膚科は保険点数が全体に低めなので、薄利多売と言いますか、大勢の患者さんを診ないと、儲からないのです。説明している時間はないのかも?大病院の場合は、仕事が終わらない、ということがあります。どうしようもない悪循環ですね。)

今回のBPO、承認薬でオバジよりも弱めと言っても、今までのちょっとした薬とは違います。

合わない方は合わないし、刺激感を感じる方は結構感じるかも。。

最初はディフェリンの時同様、患者さんも現場も混乱するかも。。BPOに慣れているドクターはいいでしょうけど。

まあ、患者さんの選択肢が増えたことはいいことなので、自分に合った治療を選んでください。

ただし、何をされてもいいんですが、ちゃんと説明を受けてくださいね。

効く治療であれば、都合のいいことばっかり、なんて治療はありません。

他力本願はなんでもダメですよ。保険の薬に全てを求めるのも止めておきましょうね。なんでも限界がありますから、だからこそ、複合治療が美容医療では勧められているわけです。

今日は、ちょっと簡単に。

日本語って、特に敬語は難しいですよね。普段から使い慣れていないと、スッと出て来なかったり、パッと間違えちゃったりと、まだ若い間は世間も許してくれますが、大人になると、残念な人だな、と思われちゃったりしていて、誰も注意してくれませんよね。

私も日々勉強です。

英語の勉強はあきらめましたが、日本語くらいは、少しでも綺麗に使おうと一応

思っております。できる限り。だって、頭良さそうに見えるでしょ。ちょっとでも、賢そうに見られたいもの(笑)。

なかなか、そうもいきませんけど。。

最近は、居酒屋敬語やコンビニ敬語みたいな間違った敬語が氾濫し、またテレビでタレントさんらが、間違った敬語をバンバン使うので、聞いていても気持ち悪いし、これ、若い人が、「これ、いいよね」って、マネしちゃうのかね?と、イヤだな~と思う毎日です。

居酒屋、コンビニでは、仕方ないのか、と思いますが、最近は、デパートで買い物しても、「よろしかったですか?」と今のことなのに、過去形で言うという、この気持ち悪さ。

スーパーで、今レジ袋は有料のところも増えたり、持って行ったら、袋代を引いてくれたりしてくれますが、うちの近所のスーパーで、レジの会計の時に、「お袋はご利用になられますか?」と。

。。一瞬、何を言われたのかわかりませんでした。

お袋って、うちのオカンがどうかしましたか?オカンが何を利用するって?

って、レジ袋のことですか?!お袋って?!

もうどっからツッコんでいいのかわかりませんが、少なくとも、「お」をつけるということは、私がマイバッグを持ってきているかどうか、レジ袋は使わずに、自分の袋を使うかどうかを聞いているんだな、と思って、(実際、持ってきていたので、レジ袋は使うつもりはありませんでした)、「はい、使います」と言ったら、レジ袋をたくさん入れられました。。。

いや、いらないから、って。????

そしたら、この人、毎回このいい方をされて、意味、わかんないです。そのたびに、もう気持ち悪くて。

何度か目に、「そのお袋って、一体誰の袋のことですか?」と聞きました。

「レジ袋ですが。。」と答えられました。。

なんで、自分のことのレジ袋に、そこまで敬語を使うのか理解できませんが、根本的に敬語の意味を理解していないから、こうなっちゃうんでしょう。

シンプルに、「レジ袋は、お入れしますか?」「レジ袋はご利用ですか?」でいいと思うんですけど。誰が聞いてもわかりやすいです。

なんにでも、「お」をつける人、いますよね。

「お紅茶」は、私は、ちょっと気持ち悪いです。

でも、「お茶」は言いますよね。昔から日本にあるもので、元々は高貴な方が飲むものだったから、その名残なんでしょうか。

確かに、どこまで「お」をつけるのか、地域によっても違うのかもしれないし、ケースバイケースな部分も多いのかもしれません。

「お受験」は、なんか揶揄されていて、イヤな感じですね。

だって、大学受験や高校受験は、「お受験」って言わないですものね。。

関西の方にしかわからない話ですが、毎朝、朝日放送系列で、「おはよう朝日」という情報番組があるんですが、そこで、よく食べ物屋さんの紹介があります。

レポーターが行って、そこで食べて、メニューなどの紹介をするコーナーがあるんですが、レポーター全員が、「○○がいただけます」と紹介するんです。

もう聞くたびに、一体、誰が主語で話している?と気持ち悪いです。

(言っている意味、わからない人、いますか?

「いただく」というのは、謙譲語なので、自分の動作をへりくだって表現する時に使う言葉なので、視聴者に向かって言っているのは、どういうつもり?と私は思っているわけです。)

丁寧に言っているつもり。。? 視聴者に、「いただけ」と。。?レポーター自身がいただいてきたから、「いただけます」?第三者に向けてであれば、普通に、「食べられます」でいいんじゃない?

(「食べることができます」というかどうかは、ちょっと置いておいてください。今なら「食べれます」となるかもしれませんね。)

もう~、毎回毎回気持ち悪くて、「どうして、浦川さん(メインMCで、アナウンサーの方です)は注意しないのかな?」といつも不思議でした。

浦川さんが注意しなくても、番組の誰も注意しないってことは、これ、普通ってこと?

と心配になって、ちょっと調べました。

どの辞典だったか忘れましたが、有名な辞書でした。

尊敬語・丁寧語・謙譲語と、各動詞で載っていって、その中に、「いただく」があって、謙譲語に載っているのは、当たり前ですが、丁寧語にも載っていて、その例文に、「さあ、みなさんでお茶をいただきましょう」みたいな文でした。。。

。。。これ、その場にいる集団の中で、一番目上の人が言ったらなにも問題ないですが、一番下の人が言ったら、「この人、非常識だな、こんなことも知らないんだな」と思われると、私は思いますね!

職場や習い事に行っている場で、上司か先生が言うことでしょう。。。

でも、言葉って、どんどん時代とともに変わっていきますよね。

新しい言葉もどんどん出てきて、違う意味でもう広く使われるようになって、それがもはや一般的になってしまった、だから、辞書にも載っていたりする、みたいな。。

とうとう、「いただく」もそうなってしまったのか。。

時代の流れで仕方ないの?でも、日本語の、この敬語の美しさって、守らないといけないんじゃないの?特に、テレビ局には、守ってほしいんだけど。。。

気持ち悪い~!!と思っていたら!!

素晴らしいサイトを見つけましたっ!!

「好感をもたれる敬語入門」

http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100930/246962/

野口恵子さんが書かれた記事全12回です。

素晴らしい~!!

私の謎が全て解けましたっ!!

「いただく」も載っているし、芸能人がよく「舞台に出させていただいて」「出演させていただいて」とか言っているじゃないですか。あれもかなり気持ち悪かったんですけど、何が気持ち悪いかって、一体誰の許可で「出演」さえていただいたと言いたいのか?ファンの許可?世間の許可ってこと?じゃあ、どういうの?って、昔は、普通にインタビューで、「舞台をやったんですけど」「出演したんですけど」と言っていなかったか?どういっていたっけ? とわからなくなっていたのが、ス~っとしました。

このサイトは、とてもわかりやすく、しかも重要なポイントは全て押さえてあるので、すぐに全部読めるし、新社会人だけでなく、学生さんも、ベテランさんも、みなさん読んだ方がいいと思います。

美しい日本語について、簡単に書いてくださっています。しかも無料ですよ!

ちょっと日常動作のマナーについても書いてあって、とても役立ちますね。

このことを書こう書こうと思っていて、なかなか機会がなかったんですが、昨日本屋さんで、これまた、とてもいい本を見つけて、買いました。

DSC_0287.jpgのサムネイル画像 敬語とマナーの本です。

マンガで具体例が載っていて、とてもわかりやすく、すぐに読み終わります。

でも中身はともて濃く、全て網羅していると言ったら、言い過ぎかもしれませんが、これ一冊でかなりカバーできちゃいます。

素晴らしい~!!

新社会人だけでなく、主婦の方、学生さん、もうすでに社会人の大人な方も復習も兼ねて、とてもいい本ですよ。おススメです。