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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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このブログを読んでいらっしゃる方や、市販や医薬品のサプリメントを飲んでいらっしゃる方、結構いらっしゃいますか?

ブログで何度も書いていますが、栄養療法(オーソモレキュラー)で処方するサプリメントと、市販品・医薬品のビタミン剤等とは、全く違います。

医薬品のビタミン剤ですら、栄養療法の治療として使えません。

正確に言うと、全然足りない。栄養素自体が足りなかったり、入っている量が足りなかったり。たくさん飲んだら、今度は、添加物の問題がありますから、医薬品のビタミン剤と言えども、たくさんは飲めません。勝手に飲むと、害が出てしまい、体にとって、マイナスです。

また、医薬品では対応できない、要は、必要な栄養素が入っていないモノもあります。

医薬品をどこかで処方されていらっしゃる方は、なにか病気に対して処方してもらっているわけでしょうから、とりあえずは飲み続けるしかないかも。勝手に中止するのではなく、処方してもらっている主治医のドクターとよく相談してから中止してくださいね。

本当にそれが必要なら、中止した分、なにで補うのか、となりますから、そのことを相談なしに、止めてもダメでしょ。

ドクターが必要と思っていないのに、勝手に無理やりもらっているような方は、さっさと止めましょう。そういう場合は、えてして、全然必要ないモノを飲んでいらっしゃることがほとんどです。必要でないモノは飲まないのが、体にとって一番大事です。

まあ、そうは言っても医薬品ですから、いくら必要ないと言っても、わざわざドクターが処方までされているので、毒ではないでしょうし(わかりませんが)、ある分は飲んでしまうのは仕方ないかな、と思います。

さて、一番最悪なのが、市販のモノです。

市販のモノというのは、診察なしで誰でも買えるもの、ドラッグストア・ネット・わけわからんサロン・知り合いから(これはかなり怪しい)、という経路で買えるものです。

何度も言いますが、市販のサプリメントを買うお金があるくらいなら、食費に回しましょう。

牛肉を全然食べない方は、牛肉代に、お昼にどんぶりや単品で済ましてしまう方は、一品を追加で足すお金に回すとか、コンビニでおにぎりやパンだけ買っていた方は、お惣菜を足しましょう。

糖質制限をする分、というか、必要な栄養素を摂ろうと思ったら、要は簡単に言うと、おかずを2倍3倍食べないといけないので、食費にお金がかかります。

そんなわけわからんサプリメントを買っている場合ではないです。

「だってそんなに高くないし。」と言う方に、お値段を聞くと、大体2000~3000円くらい。

かといって、すぐに止めてください、もう捨ててください、と言っても、そのたかが2,3000円がもったいなくて、飲みつづけるという。。。

そういう質の悪いモノを、貴女の周りに置くと、類は友を呼ぶで、またどんどん質の悪いモノ・質の悪い情報が貴女の周りに寄ってきます。

まあ、カモにされてしまうわけですね。なるべく、良いモノを周りにはべらせておくことがとても大事です。

市販のサプリと栄養療法オーソモレキュラーで使うサプリメントの違いを、ご説明しますね。

まず、最大の違いは、サプリメントを作っている工場の違い。

栄養療法(オーソモレキュラー)のサプリメントは、全てGMP工場で作られています。

GMP工場

私も、栄養療法(オーソモレキュラー)を始めるまで全く知りませんでした。

公益最大法人日本健康・栄養食品協会(平成4年厚生大臣認可)認定の工場で、原料の受け入れから最終製品の出荷に至るまで、ちゃんと品質と安全性が確保され管理されている工場のことです。

そんなの当たり前やん?とお思いの方、違うんですね~。

市販で売っている、その安っいサプリ、まずGMP工場でなんか作れません。コストがかかりすぎます。

品質なんか、どうでもいいんですよ。儲かったら。

品質を求めると、どうしても高くなるのは当たり前で、マクドナルドと、ちゃんとしたレストランで出される食べ物の質が、全く同じと思っている方は、まずいませんよね。

安いからには、コストを下げるための、「何か」をしないと、安くなるわけがありません。

さて、まず根本的に違うのが、入っている成分量なんですが、みなさんの飲んでいるサプリは、いわゆる「食品」です。

サプリメントは、「健康補助食品」ですので、「医薬品」ではなく、「食べ物」です。

例えば、野菜ジュースや、他のいろんな加工食品のパッケージの裏や横を見たら、ビタミンがどれくらい、とか細かく書いてあったりしますよね。

でも、実際、みなさんがそれを飲んだり食べたりしても、そのパッケージに入っている量なんか、入っていません。

これは詐欺でもなんでもなく、「食品」ですから、そんなの、当たり前なんです。

一応、それぞれの商品を作る際に、「これくらい入れておこう」というつもりで、一応材料から、適当~に割り出した栄養素が書かれています。

適当~と書いたのは、実際野菜が材料になっていても、そんなの収穫の状態によって、同じニンジン1本とっても、同じ栄養素ではありません。

栄養の濃さは、それぞれ1本ずつ、状態によって違います。ホントだったら、ちゃんとその場その場で測っていないと、本当にその材料にどれだけの栄養素が入っているかなんて、わかるはずがないんです。

「そのつもり」で材料がまず使われています。状態などによる考慮はなしです。

だって、「食品」であって、「医薬品」じゃないから。

じゃあ、まず、「そのつもり」の材料から、サプリメントを作り始めたとしましょう。

サプリメントを作る途中で、いろいろな工程があります。加熱しないといけない場合もあるでしょうし、途中で出るカスなど捨てたり、いろいろしていくうちに、最初の「そのつもり」だった栄養素は、どんどん失われていって、最後のできあがりには、栄養素はどこへやら、全然栄養なんか入っていません。添加物だらけです。

最後に、調べてはいないんです。だって、入っていないのは、わかりきっているので。

調べるなんて、コストがかかるし、入っていなかったら、その分足すのか、表示を変えるのかしないとダメで、表示を変えたら、全然栄養なんか入っていないことが丸バレですから、書き換えることもしないし、そりゃ、調べないですよ。

そういうもんです。

でも、「食品」なので、調べないといけない法律はありません。

ホウレンソウに入っている栄養素は、教科書などを見たら、載っていますよね。

でも、その時の収穫と、今回自分の買ってきたホウレンソウが同じだけ栄養素が入っているかどうかわかりません。多いかもしれないし、少ないかもしれないし。

それを、煮たり茹でたりして、栄養素は減るのはわかりますよね。

でも、気にしませんよね。だって、生ばっかりで食べるわけにもいかないし、そんなことを気にして食べていたら、キリもないし、どちらにしろ食べないといけないわけですから、その分、量を摂るしかありません。

みなさんが飲んでいるサプリメントは、「食品」です。「医薬品」ではありません。

そういう、「いい加減」なものなわけです。

でも、「医薬品」は違います。

最初はそのつもりでつくっていましたけで、最後には減っちゃってたみたいですね~、で済む問題ではありません。

人によって、もらった薬で、中身の成分が違うなんて、そんなの困りますよね。

ネットで買う個人輸入の、偽物の薬じゃないんだから。(だから、効くどころか重篤な副作用が出たり、死人が出るんですよ。)

少なくとも、日本で製造販売されている「医薬品」においては、最初の計画通りに、薬が作られたのかどうか、最終確認がされています。でないと、どれだけの成分が入っているかなんて、確認できませんからね。

だから、薬なんです。

栄養療法オーソモレキュラーで使うサプリメントは、GMP工場で作られているだけでなく、さらに厳重な管理の元、作られています。

だって、治療で使うわけで、それこそ効かないと意味がないし、儲けるために作っているんじゃないんです。

儲けも大事ですが、効かないモノ・栄養素の入っていないサプリを作っても仕方ありません。

栄養療法オーソモレキュラーをするために作られたサプリメントなわけですから。最初の目的が違うんです。

サプリメントですから、厚労省が認めた「医薬品」ではありませんが、栄養療法オーソモレキュラーをする際には、薬として、治療として使うサプリメントです。レバー10人前とか、食べさせられませんからね。

市販のサプリで、治療として使えるものなんて、ありません。

それだけの品質を保とうと思ったら、どうしても値段が上がります。

市販では、まあ売れません。

市場原理として、大勢の人に買ってもらう方法のひとつに、「コストを抑える」「手に取りやすい価格設定」というのがあります。

もちろん、それ相応の量も必要でしょう。

そうなったら、品質を落とすしかありません。

洋服などの衣料品であれば、それはそれでいいでしょう。

需要と供給がうまくはまれば、H&Mとか、ZARAとか、いろいろありますよね。

でも、口から入れるもの、ましてサプリメントって、みなさん、もっと健康になれる・なりたいと思って、「効く」と思って(「効く」なんて、どこにも書いていないのに)飲んでるんですよね?

品質の悪いサプリメントを売るなんて、これが金儲け主義以外のなんだというんでしょう。

今は、サプリメントというだけで、何でも売れてしまう時代です。

宣伝と広告で、よくわかってもいないのに、買ってしまう消費者が一番悪いんですが、そういう時代なので、企業はバンバン売り出します。だって、売れるんだから。

「知らなかった」といつまでも言っていても、自分が損をしたり、逆に、体に負担になったり、全部自分に返ってきます。

情報を知っているかどうか、正しい情報を取捨選択できるのか、ということもとても大事ですが、そんな安い値段で、そんな都合のいい魔法みたいなことができるわけがない、ということをまず考えましょう。

いらん欲が出すぎで、そういうところを、つけ込まれるわけです。

いくら言ってもわからない人は、まあ、その人の人生ですから、お好きにされたらいいんですが、私のお金でもないし、私の体が悪くなるわけでもないので。

でも、いつか気付けるといいですね。

→続く

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