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  • 院長
    柴 亜伊子
  • 京都四条 あいこ皮フ科クリニック

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昨日の夜から東京に移動して、今日も朝からみっちり栄養療法オーソモレキュラーのセミナーに行って来ました。

今日の内容は、これまた濃い内容でした。

すご~く濃かった。。

医師であれば、誰でもみんな学生時代や国試の時、その他もろもろ習ってきたこと・勉強してきたことではありますが、それが人間の体に全然結びついていなかったというか、まさに机上の空論のような。。

いえ、内科のドクターで専門の方であれば、ご存知の内容も今日はあったと思いますが、そこは分子整合栄養医学からの切り口で、はは~っ!とちょっした感動と衝撃~。

そうなっていたのか!

いや、ホントに、学生時代、何を勉強したんだか。。

いえ、医師になってからも、一体何を勉強してきたのか、という感じです。

ひとつ言えるのは、体調で気になることがあれば、何であったとしても、基本は糖質制限ですね。

これ、全ての基本です。

これにつきます。

蛋白質をいくら食べようが、良質の油を摂ろうが、高級なサプリをたくさん摂ろうが、糖質制限で血糖値のコントロールがついていなかったら、症状にもよりますが、なかなか大変です。。

症状によったら、根本的な原因が、まさに糖質にあったりするので、糖質制限をしない限り、ホントに難しいことがあります。

どこまでの糖質制限をするのか、というのは、まさに症状と個人の体の状態によって全然違いますから、それは、やはり診察と栄養解析が必要です。

でも、食事内容を見直すくらいなら、溝口先生の本を買って読んで、ご自分である程度のところまではやれますよね。

(持病や検診で異常を指摘されたなど、なにかある方は、勝手に判断せず、主治医に相談してからにしてください。病気によっては、自己判断をしてはいけない場合があります。

また、自己流にアレンジしすぎて、本に書いてあることとは似ても似つかないことをされている方がいて、その自己流が持病に影響する場合もあり、そこまでは誰も責任はもてません。

ご心配な方は、専門のクリニックに受診してくださいね。)

うちで栄養解析をされた方に、解析結果の説明をする場合、大体の方がレーザーなどの処置中に聞かれるわけですが(解析結果だけで時間枠を押さえるなら、別途診察・カウンセ委料金がかかるので)、レーザーの処置内によったら、説明時間は足りません。

解析のためだけに来られている方も、1時間枠をお取りしても、全然時間が足りていません。

解析する前から、食事の改善は言っているわけですが、ほとんどの方が自分には関係ない(自分はできていると思っているので)と、あまり本気にされていなかったり、聞き流していたり、関係もないし、やりたくないから、自己流にアレンジして全然違うことをされていたり、と、その再確認から始まりますから、時間が足りるわけはないんです。

最初の現状把握がなかなかできない方が半分くらいでしょうか。いらっしゃいます。

「結構食べているのに~」とおっしゃるので、全員の方に、例えば普段の食事、ここ数日の食事内容を聞いていますが、「そうですね、食べてるのにね」と答えたことは一度もありません。

よくあるのが、何度も書いていますが、たんぱく質がほとんど何も入っていない食事が何度もある、普通の食事内容(いわゆる定食屋さんみたいな感じ)からごはんを抜いただけ、とか。

ご飯を抜いでいるんだから、いいんじゃないの?とお思いでしょうが、糖質を減らす分、エネルギーの確保も必要ですし、たんぱく質・良質の油、もちろんビタミン・ミネラルと必要なわけです。

ただでさえ、今までの食事で栄養失調だったのに、そこからさらにごはん類を一切抜くわけですから(おかずが増えることなく)、カロリー不足の栄養不足となります。

余分な脂肪がついていた方は、これはカロリーも減りますから、まあ痩せますが、カロリーは足らんわ、栄養は足らんわ、となると、脳から猛烈に、「もっと食え~!」という命令がおります。

このままだと、危機的な栄養失調になると脳は思っているので。

そこでリバウンドですね。

こんなのを繰り返していると、ホントに体を壊すかもしれませんよ。

もちろん、今の糖質三昧・肉なし生活の食生活も、体を壊しますが。。。

1時間時間を取ったところで、まず認めることをされないので、ますます話が進まないことがありますが、他にも説明しないといけないこともたくさんあって(改善が急務なのは、糖質の問題だけではありませんから。。。基本、みなさん栄養失調なので、大事な栄養素が欠落しているわけです。。。)、話は終わるわけがありません。まして、お一人に、2時間も3時間もカウンセだけではお取りできません。

(日にちを変えて、来られるか、ですが。。)

話しを聞いて、ちょっとご自分でも思い当たるところが出てくるはずです。

まあ出てこないと困るんですが。。(十分、ひどい食事内容ですから。。)

それをちょっと認めた頃には、私がした他の話はかなり忘れておられるようです。

食事内容を見直す、思い出す、というのも、ご本人にはストレスなんでしょうね。

そこで、ちょっと落ち着いたところで、お渡しした資料を読まれると、わかりやすいと思います。

読まない、というのは、もうその方の勝手ですが。。栄養療法オーソモレキュラーの主役は、サプリではなく、ご本人の食事の内容と摂り方ですから、お金を少しでもかけずに、早く良くなるコツは、どれだけ食事内容を変更できるかにかかっていると言っても過言ではありません。

まあ、この落ち着いたところで、一番いいのは、溝口先生の本を、とりあえず1冊買って、読んでください。

どうして糖質制限しないといけないのか、他はどうなのか、などなど、いろんなことが具体例と合わせて、書いてあります。

本のいいところは、何度でも読み返せるし、前後の流れや必要性がとてもわかりやすく書いてあるので、とても便利です。

(このブログでもだいぶ書いてきましたが、形としてまとまっていないので、読み返す時がメンドクサイでしょう。)

ネットではダメですよ。無料の情報なんて、有益性は限られていますから。

ちゃんとお金を出して、本を買ってください。

それも、お金をかえずに、栄養療法オーソモレキュラーをする方法です。

(もちろん、実践しないと効果が出ませんよ。)